Macのカレンダーの表示を見やすく切り替える方法と、仕事の予定を一目で確かめる工夫

@SOHO編集部
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Macのカレンダーの表示を見やすく切り替える方法と、仕事の予定を一目で確かめる工夫

この記事のポイント

  • ✓Macのカレンダーの表示を
  • ✓日・週・月・年の切り替え
  • ✓週の日数や時間帯の設定

Macのカレンダーを開いたとき、「予定がぎっしりで何が何だか分からない」「昨日まで見えていた予定が急に見えない」と感じたことはありませんか。大丈夫です。どちらも、Macのカレンダーの表示の設定を少し変えるだけで落ち着くことがほとんどです。

在宅で働く人からは、こういう相談がよく寄せられます。「仕事の打ち合わせと家族の予定が同じ画面に混ざって、朝カレンダーを開くだけで疲れてしまう」。予定そのものが多いのではなく、見え方が整っていないことが疲れの正体になっている場合が少なくありません。

この記事では、Appleのカレンダーユーザガイドの記載を確かめながら、表示の切り替え方、表示する日数や時間帯の変え方、必要なカレンダーだけを表示する方法、色分けのコツ、予定が表示されないときの確認順を順番に説明します。最後に、仕事の予定を一目で確かめるための工夫と、標準のカレンダーで足りないときの選択肢も紹介します。

Macのカレンダーの表示でつまずく人が多い理由

最初に、なぜMacのカレンダーの表示で迷う人が多いのかを整理しておきます。理由が分かると、どこを触ればよいかが見えてきます。

Macのカレンダーは「複数のカレンダーをまとめて映す窓」

Macに最初から入っているカレンダーアプリ(以下、Macのカレンダー)は、予定をアプリの中だけに保存する道具ではありません。iCloud、Google、Yahoo、Exchangeなど、インターネット上にある複数のカレンダーをまとめて表示する窓口として働きます。

Appleの公式ガイドでも、アカウントを追加して1つの場所から予定にアクセスできると案内されています。

カレンダーアカウントのプロバイダを選択し、「続ける」をクリックして、画面に表示される指示に従って操作します。 出典: support.apple.com

便利な反面、アカウントを追加するたびに、カレンダーの数は増えていきます。iCloudの「自宅」「職場」、Googleの個人用、取引先から共有してもらったカレンダー、祝日、誕生日。気づけば10個以上のカレンダーが1つの画面に重なっている、という状態は珍しくありません。表示が見づらくなる一番の原因は、ここにあります。

働き方の変化で、カレンダーに載る予定の種類が増えた

会社員だけをしていた頃は、会社のカレンダーと私用のカレンダーの2つで足りていた人も多いはずです。ところが、副業や業務委託を始めると、取引先ごとに予定の入れ方が違ってきます。ある取引先はGoogleカレンダーで招待を送ってくる、別の取引先はメールで日時を伝えてくる、という具合です。

オンライン会議が当たり前になったことで、1日に入る予定の数そのものも増えました。移動がない分、30分刻みで会議が並ぶ日もあります。予定の数が増え、出どころも増えた結果、「見たい予定だけを見る」ための工夫が必要になっています。

表示の設定は、気持ちの負担にも関わる

カウンセリングの現場では、「カレンダーを開くのが怖い」という声を聞くことがあります。予定が詰まっていることそのものより、画面に情報が多すぎて、頭の中で整理する作業が毎回発生することが負担になっているのです。

心理学では、一度に処理しなければならない情報の量を「認知負荷」と呼びます。言い換えると、頭のメモ帳がいっぱいになっている状態のことです。カレンダーの表示を整えることは、このメモ帳に空きを作る作業だと考えてください。設定を変えるのは5分ほどですが、毎朝の小さな疲れが減るなら、十分に見合う時間です。

日・週・月・年の表示を切り替える基本操作

まずは一番よく使う、表示の単位の切り替えから始めます。Macのカレンダーには「日」「週」「月」「年」の4つの表示があり、ツールバーのボタンでもキーボードでも切り替えられます。

キーボードで切り替える

Appleのキーボードショートカットの一覧によると、表示の切り替えは次のとおりです。

操作 ショートカット
「日」表示に切り替える Command+1
「週」表示に切り替える Command+2
「月」表示に切り替える Command+3
「年」表示に切り替える Command+4
今日の日付に移動する Command+T
特定の日付に移動する Shift+Command+T
次の日・週・月・年に移動する Command+右矢印
前の日・週・月・年に移動する Command+左矢印

数字の1から4は、表示の範囲が狭い順に並んでいます。「1が一番近く、4が一番遠い」と覚えておくと迷いません。先の予定を見に行って戻れなくなったときは、Command+Tで今日に戻れます。

マウスやトラックパッドで切り替える

キーボードが苦手な人は、画面の操作だけでも移動できます。公式ガイドでは、次の操作が案内されています。

・右上の「今日」ボタンをクリックすると、今日の日付に戻る
・「今日」の横の矢印で、前後の日・週・月・年に移動する
・「日」表示と「週」表示では、トラックパッドやMagic Mouseで左右にスワイプして移動できる
・「月」表示では、上下にスワイプして移動できる
・「週」表示や「月」表示で日付をダブルクリックすると、その日の「日」表示に切り替わる
・「年」表示で月の数字をダブルクリックすると、その月の「月」表示に切り替わる

仕事の種類ごとの使い分け

どの表示を基本にするかは、仕事の性質で変わります。目安を挙げておきます。

・会議や打ち合わせが1日に3件以上入る人は「週」表示が基本。時間の重なりと空きが一目で分かる
・納期や締め切りを中心に動く人は「月」表示が基本。締め切りの間隔が見える
・年に数回の繁忙期がある人は、四半期の初めに「年」表示で全体を確かめる
・その日の段取りに集中したい朝だけ「日」表示に切り替える

在宅で原稿を書いている人から「週表示だと会議に追われる気持ちになる」という声を聞いたことがあります。その方は、朝は「日」表示で今日だけを見て、金曜日の夕方に「週」表示で翌週を確かめる、という使い方に変えてから、気持ちが楽になったそうです。表示の単位を固定せず、時間帯で切り替えるのも1つの方法です。

週の日数・1日の時間帯・文字の大きさを調整する

表示の単位を決めたら、次は画面の中身を自分に合わせて調整します。ここを変えるだけで、同じ予定でも見やすさがかなり変わります。

週を平日の5日だけにする

Macのカレンダーの「週」表示は、7日すべてを表示するか、月曜日から金曜日だけを表示するかを選べます。手順は次のとおりです。

  1. カレンダーを開く
  2. メニューの「カレンダー」から「設定」を選ぶ
  3. 「一般」をクリックする
  4. 1週間の日数のポップアップメニューから表示する日数を選ぶ

平日だけを表示すると、1日あたりの横幅が広がり、予定のタイトルが途中で切れにくくなります。土日に仕事をしない人には効果の大きい設定です。反対に、土日に副業の作業時間を確保している人は、7日表示のままのほうが全体の負荷を見渡せます。

1日の開始時刻と終了時刻を決める

同じ「一般」の設定で、「日」表示と「週」表示に表示する時間帯も選べます。公式ガイドでは、各日付の6時から24時までの予定を表示したり、1日の開始時刻と終了時刻をマークしたりできると説明されています。

仕事の時間が9時から18時と決まっている人は、その範囲を1日の開始と終了として設定しておくと、勤務時間外の予定が目立ちます。「夜に入っている打ち合わせ」に気づきやすくなり、働きすぎの歯止めにもなります。

12時間表示と24時間表示

午前と午後で表示するか、24時間で表示するかは、カレンダーの設定ではなく、Macのシステム設定の「言語と地域」で決まります。「午後3時」と「15:00」のどちらが読みやすいかは人によって違うので、迷ったら両方を1日ずつ試してみてください。海外の取引先と予定を合わせる人は、24時間表示のほうが聞き間違いが起きにくくなります。

文字の大きさを変える

予定のタイトルが小さくて読みにくいときは、Command+プラス記号(+)で文字を大きく、Command+マイナス記号(-)で小さくできます。夕方になって目が疲れてきたときに一時的に大きくする、という使い方もできます。

週番号と年表示の濃淡

「設定」の「詳細」では、さらに次の表示も変えられます。

・週番号を表示:「週」「月」「年」の各表示に、その年の何週目かを表示する
・年表示で予定を表示:「年」表示で、予定が多い日を濃い色で表示する

製造業や物流の仕事では「第40週」のように週番号で予定を話すことがあります。取引先がそういう言い方をするなら、週番号を表示しておくと確認の手間が減ります。年表示の濃淡は、忙しさの山がどこにあるかを確かめたいときに役立ちます。

必要なカレンダーだけを表示する方法

見やすさを一番大きく左右するのは、どのカレンダーを画面に出すかです。Macのカレンダーでは、カレンダーごとに表示と非表示を切り替えられます。

チェックボックスで表示を切り替える

公式ガイドの手順は次のとおりです。

  1. メニューの「表示」から「カレンダーリストを表示」を選ぶ
  2. 左側のリストで、表示したいカレンダーのチェックボックスを選ぶ
  3. 表示したくないカレンダーのチェックボックスを外す

カレンダーリストが見当たらないときは、まず「表示」メニューを確かめてください。リスト自体が閉じていて、どのカレンダーが表示されているのか分からなくなっている、という相談はとても多いです。

一度に切り替える操作

カレンダーの数が多いときは、1つずつクリックするのは手間です。キーボードショートカットの一覧には、次の操作が載っています。

・Commandキーを押しながらチェックボックスをクリックすると、すべてのカレンダーの表示をまとめて切り替えられる
・Option+Commandキーを押しながらチェックボックスをクリックすると、そのカレンダーだけを表示し、ほかのすべてを非表示にできる
・カレンダーリストが開いた状態でスペースバーを押すと、選択中のカレンダーのチェックボックスを切り替えられる

とくに2つ目は覚えておく価値があります。「いま、取引先Aの予定だけを確かめたい」というときに、1回のクリックで画面がその取引先の予定だけになります。確かめ終わったら、Commandキーを押しながらクリックしてすべてを表示に戻します。

集中モードで、時間帯に合わせて表示を変える

もう1つの方法が、macOSの集中モードと組み合わせることです。集中モードとは、作業中に通知や表示を絞り込むための機能のことです。公式ガイドでは、「仕事」の集中モードがオンのときは「職場」カレンダーだけを表示する、という使い方が例として挙げられています。

設定はシステム設定から行います。

  1. システム設定を開き、サイドバーの「集中モード」をクリックする
  2. 使う集中モードを選び、「集中モードフィルタ」の下にある「フィルタを追加」をクリックする
  3. 「カレンダー」を選び、表示したいカレンダーを選んで「追加」をクリックする

一時的に全部の予定を見たいときは、カレンダーの画面に出る「集中モードでフィルタ」の横の「オフにする」をクリックします。仕事の時間は仕事の予定だけ、夜は家族の予定だけ、と切り替えられるので、頭の切り替えにも役立ちます。

在宅で働いていると、仕事と生活の境目があいまいになりがちです。画面の上で境目を作ることは、気持ちの上で境目を作る手助けになります。

色で見分けやすくする設定と、その限界

表示するカレンダーを絞ったら、次は色の整理です。色が整っていると、細かい文字を読まなくても予定の種類が分かります。

カレンダーの色を変える手順

公式ガイドの手順は次のとおりです。

  1. カレンダーリストで、色を変えたいカレンダーの名前をControlキーを押しながらクリックする
  2. プリセットの色をクリックするか、「カスタムカラー」を選んで色を選ぶ

名前を変えたいときは、リストでカレンダー名をダブルクリックして新しい名前を入力します。取引先から共有されたカレンダーの名前が英語や略称で分かりにくいときは、自分が分かる名前に変えておくと迷いません。

予定1件ずつに色は付けられない

ここで知っておきたいのが、Macのカレンダーの色はカレンダー単位で決まるという点です。公式ガイドには次のように書かれています。

カレンダーのカラーを変更すると、そのカレンダーのすべての予定のカラーが変更されます。予定を別のカラーにしたい場合は、カレンダー全体のカラーを変更するか、別のカラーが設定されているカレンダーに予定を移動します。 出典: support.apple.com

つまり、「この打ち合わせだけ赤にしたい」と思ったら、赤いカレンダーを1つ作って、その予定をそちらへ移す必要があります。また、誕生日カレンダーや「Siriからの提案」カレンダーのように、色を変えられないカレンダーもあると明記されています。

色の決め方の例

色が多すぎると、かえって見分けにくくなります。目安は5色から6色までです。例えば次のように、意味で分けると覚えやすくなります。

色 意味 例
青 取引先との打ち合わせ 定例会議、初回面談
緑 自分の作業時間 執筆、制作、資料作成
赤 締め切り 納品日、請求書の送付日
黄 家族や生活 通院、学校行事
灰 参考の予定 祝日、共有されただけの予定

色の意味を決めたら、新しいカレンダーを作るときも同じ規則で選びます。半年ほど経って規則が崩れてきたら、1度リストを見直して整えます。

予定が表示されないときの確認順

「入れたはずの予定が見えない」というのは、表示についての相談で一番多いものです。慌ててアカウントを削除したり、予定を作り直したりする前に、上から順に確かめてください。

公式ガイドの確認項目

Appleのトラブルシューティングのページには、予定が表示されないときの確認項目が並んでいます。整理すると次のとおりです。

  1. 予定があるカレンダーの名前の横にチェックマークが付いているか
  2. カレンダーアカウントが使用中になっているか(iCloudからサインアウトしていないか)
  3. 表示している日付や時刻の範囲から外れていないか(スクロールして確かめる)
  4. 辞退した予定は「表示」から「欠席する予定を表示」を選ぶと再び表示される
  5. 終日の予定は「表示」メニューの「終日の予定を表示」にチェックがあるか
  6. 時間帯を変えていないか
  7. Mac本体の日付・時刻・時間帯が正しく設定されているか

1番目のチェックマークで解決することが一番多いので、まずはここを見ます。次に多いのが2番目で、アカウントの使用を一時的に止めていたことを忘れていた、という例です。

アカウントの使用を止めていないか

Macのカレンダーでは、アカウントを削除せずに一時的に止めることができます。

アカウントのカレンダーと予定がMacの「カレンダー」に表示されないように、アカウントの使用を一時的に停止できます。 出典: support.apple.com

「カレンダー」メニューの「設定」から「アカウント」を開き、対象のアカウントで「カレンダー」のチェックボックスが選ばれているかを確かめます。外れていたらチェックを入れると、そのアカウントの予定が再び表示されます。

Googleの共有カレンダーが表示されないとき

Googleアカウントを追加しているのに、同僚や取引先から共有されたカレンダーだけが表示されない、という相談もよくあります。Googleカレンダーのヘルプによると、自動で同期されるのは、パソコン上のGoogleカレンダーの「マイカレンダー」に表示されているカレンダーと誕生日です。それ以外のカレンダーは、Googleの「カレンダーの同期」のページで、同期したいカレンダーをオンにして保存する必要があります。

手順の詳しい流れは、Googleカレンダーのヘルプ「Google カレンダーの予定を Apple カレンダーに追加する」にまとまっています。保存したあとは、Macのカレンダーで Command+R を押して、すべてのカレンダーを更新します。

同じヘルプには、Macのカレンダーでは使えないGoogleカレンダーの機能として、予定のメール通知、新しいGoogleカレンダーの作成、会議室の予約機能が挙げられています。これらはブラウザのGoogleカレンダーで操作します。

時間帯の設定で予定がずれて見えるとき

海外とのやりとりがある人は、時間帯の設定も確かめます。「カレンダー」の「設定」の「詳細」で「時間帯のサポートを有効にする」を選ぶと、ツールバーから表示の時間帯を切り替えられるようになります。公式ガイドには、太平洋標準時で午後12時に設定した予定が、グリニッジ標準時では午後7時に表示される、という例が載っています。

出張先で時間帯を切り替えたまま戻し忘れると、予定が数時間ずれて表示され、「消えた」と勘違いしやすくなります。予定がない時間に見当たらないときは、まずツールバーの時間帯の表示を確かめてください。

祝日・誕生日・別の地域の暦を表示する

仕事の予定を見やすくするうえで、周りの情報の出し方も大切です。祝日や誕生日は、表示するかどうかを選べます。

祝日カレンダー

祝日カレンダーには、Macで設定している地域の祝日が表示されます。表示するかどうかは、「カレンダー」の「設定」の「一般」にある「祝日カレンダーを表示」で切り替えます。

海外の取引先がいる人は、相手の国の祝日カレンダーを追加しておくと便利です。メニューの「ファイル」から「新規祝日カレンダー」を選び、地域を選んで「追加」をクリックします。別の地域の祝日を追加しても、もとの地域の祝日カレンダーは置き換わりません。相手が休みの日に打ち合わせを提案してしまう、という失礼を防げます。

なお、祝日カレンダーは「照会カレンダー」です。照会カレンダーとは、提供元が公開している予定を読むだけのカレンダーのことで、自分で祝日を追加したり削除したりはできません。

誕生日カレンダー

誕生日カレンダーには、連絡先アプリに登録した誕生日が表示されます。「設定」の「一般」にある「誕生日カレンダーを表示」で切り替えます。仕事の画面では非表示にしておき、家族用の集中モードのときだけ表示する、という使い方もできます。

中国暦などの暦

公式ガイドには、中国暦、ユダヤ暦、イスラム暦の太陰暦を使う方法も載っています。アジア圏の取引先と旧正月の時期を確かめたいときなどに使えます。

予定を別のウインドウで開く

表示の工夫として意外に便利なのが、予定を別のウインドウで開く設定です。「設定」の「詳細」で「予定を別のウインドウで開く」を選ぶと、予定をダブルクリックしたときに独立したウインドウで開きます。複数の予定の詳細を並べて見比べられるので、似た名前の打ち合わせが続く週に重宝します。

仕事の予定を一目で確かめる工夫

ここまでは設定の話でした。ここからは、設定を使って仕事の予定をどう整理するか、という運用の話をします。在宅で働く人からよく聞く悩みをもとに、効果のあった工夫を挙げます。

カレンダーを「誰との予定か」で分ける

予定の分け方には、「仕事の種類で分ける」方法と「相手で分ける」方法があります。業務委託や副業で複数の取引先と仕事をしている人には、相手で分ける方法をおすすめします。

取引先ごとにカレンダーを1つ作っておくと、Option+Commandキーを押しながらクリックするだけで、その取引先の予定だけを表示できます。請求書を作るときに「今月この取引先と何回打ち合わせをしたか」を数えるのも簡単です。取引先が10社を超えるなら、似た仕事の取引先をまとめて1つのカレンダーにし、色の数を抑えます。

作業時間も予定として入れる

打ち合わせだけを入れていると、カレンダーの空いている時間がすべて「空き」に見えてしまいます。実際には、その時間に原稿を書いたり資料を作ったりしているはずです。

作業時間を「自分の作業」カレンダーに予定として入れておくと、本当に空いている時間が見えるようになります。打ち合わせの依頼が来たときに、作業時間を削って受けるかどうかを、画面を見ながら判断できます。

カウンセリングでよく聞くのは、「空いているように見えるから、つい予定を受けてしまう」という声です。作業時間が見えるようにするだけで、断る判断がしやすくなります。断ることに罪悪感を持つ必要はありません。自分の仕事を守るための、大切な判断です。

朝と週末に見る表示を決めておく

毎朝のルーティンとして、次の順で見るのがおすすめです。

  1. Command+1で「日」表示にして、今日の予定を上から確かめる
  2. Command+2で「週」表示にして、今週の残りの予定を確かめる
  3. 締め切りのカレンダーだけを表示して、今週と来週の締め切りを確かめる

金曜日の夕方には、Command+3の「月」表示で翌月までの締め切りを確かめます。毎回同じ順で見ることで、「何か見落としているかもしれない」という不安が減ります。

予定を入れるときの言葉をそろえる

予定のタイトルに、毎回同じ書き方の規則を決めておくと、表示が一気に読みやすくなります。例えば「相手の名前:内容」の順に書く、オンライン会議には「(オンライン)」を付ける、といった規則です。月表示のように1件あたりの表示が短いときでも、先頭の数文字で何の予定かが分かります。

標準のカレンダーで足りないときの候補

ここまでの設定で、多くの人はMacのカレンダーの表示に満足できるはずです。ただ、使い込むうちに、次のような点で物足りなさを感じる人もいます。

・取引先ごとのカレンダーの組み合わせを保存しておき、1回で切り替えたい
・予定を入れるたびに日時の欄をクリックするのが手間
・オンライン会議のリンクを予定から探すのに時間がかかる
・移動のある予定で、いつ出発すればよいか分からない

こうした手間を減らす目的で作られた、Googleカレンダーと同期するMac用のカレンダーアプリもあります。その1つがCaltimate(カルティメイト)です。公式サイトの記載によると、月・週・日・年・リストの5つの表示を切り替えられ、仕事用や個人用などの表示するカレンダーの組み合わせを「カレンダーセット」として保存して切り替えられます。「明日15時 商談」のように書いたり話したりするだけで予定を作れるほか、Zoom・Google Meet・Teams・Webexの会議リンクを見分けて参加ボタンを表示する機能や、メニューバーに次の予定と今日のまとめを表示する機能があります。

料金は、14日間はすべての機能を無料で試せ、そのあとも無料版として予定の作成・変更・削除や5つの表示、カレンダーセットなどを使い続けられます。ライセンスが必要になるのは、書類やWebからの予定の取り込み、日程調整の予約ページ、複数カレンダーへの同時登録の3つで、月額600円、年額4,400円、買い切り7,400円(いずれも税込)から選べます。対応はmacOS 14以降で、同期の対象はGoogleカレンダーです。詳しい機能はCaltimateの紹介ページで確かめられます。

Caltimateは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

なお、iCloudのカレンダーだけで予定を管理している人は、Googleカレンダーと同期するアプリでは予定を表示できません。いま使っているカレンダーの保存先を確かめてから選んでください。どのアプリを選ぶにしても、まずはこの記事で紹介したMacのカレンダーの設定を一通り試し、それでも残る不満が何かをはっきりさせてから検討すると、選び間違いが減ります。

在宅で働く人の予定の見え方と、仕事の選び方

最後に、カレンダーの表示から見えてくる働き方の話をします。

予定の見え方は、仕事の受け方を映す

カレンダーの表示を整えてみると、自分がどんな仕事にどれだけ時間を使っているかが見えてきます。打ち合わせの色ばかりが並ぶ週は、作業の時間が削られているサインです。締め切りの赤が1週間に3つ以上重なる月は、受ける量を見直す時期かもしれません。

フリーランスや副業の市場を長く見てきた立場から言えば、長く続く人ほど、カレンダーの空きを「埋める場所」ではなく「守る場所」として扱っています。単発の仕事を詰め込むより、「この人に任せると段取りが楽」と思ってもらえる関係づくりに時間を使っているのです。カレンダーに余白がある人のほうが、急な相談にも落ち着いて応えられ、結果として次の依頼につながっています。

もう1つ現場で感じるのは、中間の手数料が乗らない直接取引のほうが、予定の組み方に余裕が出やすいということです。同じ予算でも受け手の手取りが厚くなれば、無理に件数を詰め込まなくて済みます。依頼する側も、同じ予算でより多くの相談ができます。双方の時間に余白が生まれる構造は、金額以上に大きな意味を持っています。

職種ごとの予定の傾向と、関連する情報

予定の入り方は職種によって大きく違います。例えば、ソフトウェアの開発の仕事は、定例の打ち合わせと長い作業時間が交互に並ぶのが一般的です。職種ごとの報酬の目安はソフトウェア作成者の年収・単価相場で、仕事の内容と進め方はアプリケーション開発のお仕事で確かめられます。

文章の仕事は、取材の予定と締め切りが中心になります。取材日と締め切りを別のカレンダーに分けると、月表示で仕事の山がよく見えます。報酬の目安は著述家,記者,編集者の年収・単価相場にまとまっています。

生成AIの導入支援のように、取引先の業務に入り込む仕事では、打ち合わせが多くなりがちです。どんな依頼があるかはAIコンサル・業務活用支援のお仕事で紹介しています。経営の相談に乗る仕事に関心がある人は、中小企業診断士の資格の内容も参考になります。

カレンダーの表示を整えることは、単に画面をきれいにすることではありません。自分の時間の使い方を見えるようにし、無理のない働き方を選ぶための土台です。今日の夕方、5分だけ時間を取って、表示するカレンダーと色を見直してみてください。明日の朝の画面が、少し穏やかに見えるはずです。

よくある質問

Q. Macのカレンダーで週の表示を平日だけにできますか?

できます。メニューの「カレンダー」から「設定」を選び、「一般」で1週間に表示する日数を選ぶと、月曜日から金曜日の5日だけを表示できます。5日表示にすると1日あたりの横幅が広がり、予定のタイトルが切れにくくなります。土日に作業時間を入れている人は、7日表示のままのほうが1週間の負荷を見渡せます。

Q. Macのカレンダーで予定ごとに色を変えられますか?

予定1件ずつに色を付けることはできません。色はカレンダー単位で決まり、カレンダーの色を変えるとそのカレンダーのすべての予定の色が変わります。特定の予定だけ色を変えたいときは、別の色のカレンダーを作り、その予定を移します。誕生日カレンダーなど、色を変えられないカレンダーもあります。

Q. Googleカレンダーの共有カレンダーがMacに表示されないのはなぜですか?

Googleカレンダーのヘルプによると、自動で同期されるのは「マイカレンダー」に表示されているカレンダーと誕生日です。共有されたカレンダーは、Googleの「カレンダーの同期」のページで対象をオンにして保存する必要があります。保存後にMacのカレンダーでCommand+Rを押して更新すると表示されることが多いです。

Q. 予定が急に見えなくなったときは何から確かめればよいですか?

最初に、カレンダーリストで予定があるカレンダーのチェックマークが外れていないかを確かめます。次に「設定」の「アカウント」で、そのアカウントの使用を止めていないかを見ます。それでも見つからない場合は、終日の予定の表示、時間帯の設定、Mac本体の日付と時刻の順に確かめると、多くの場合は原因が分かります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年8月30日最終更新:2026年10月11日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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