レゴランド・ジャパン・ホテルの予約情報に不正アクセス|影響の可能性1,557件 氏名・メール・電話番号 2026


この記事のポイント
- ✓レゴランドの情報漏洩について
- ✓2026年9月25日の公式発表をもとに整理
- ✓レゴランド・ジャパン・ホテルの予約プラットフォームへの不正アクセスで
レゴランドの情報漏洩について、LEGOLAND Japan合同会社は2026年9月25日、レゴランド・ジャパン・ホテルの公式予約サイトに使っているオンライン予約プラットフォームの運営会社、Amadeus IT Group, S.A.社から、予約情報に含まれる一部の連絡先情報(氏名、メールアドレス、電話番号)が不正アクセスされたと報告を受けたと発表しました。影響を受けた可能性のある予約は1,557件です。クレジットカード情報などの決済情報、パスワード、金融情報、パスポート情報へのアクセスは確認されていないとされています。 2026年11月1日時点で、この件の続報は、レゴランド・ジャパンの公式サイトのニュース一覧にも、ホテルのお知らせにも掲載されていません。 ホテルを公式サイトで予約したことがある人がまずすることは、予約情報を引用した詐欺のメール、SMS、WhatsAppなどのメッセージに注意し、リンクを開いたり返信したりしないことです。ホテルがメッセージのリンクから追加の支払いを求めることはないと、発表は明記しています。
この記事は、2026年11月1日時点でレゴランド・ジャパンの公式発表(日本語版と英語版)を開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。
レゴランド・ジャパン・ホテルの予約で何が起きたのか
レゴランド・ジャパン・ホテルは、名古屋市港区のレゴランド・ジャパン・リゾートにあるホテルです。運営しているのはLEGOLAND Japan合同会社で、公式サイトのページの下部には、レゴランドがMerlin Entertainmentsの一部であることが書かれています。
ホテルを公式サイトから予約するとき、その予約を受け付けているのは、外部の会社が運営するオンライン予約プラットフォームです。予約プラットフォームとは、ホテルの空室の検索、予約の受け付け、予約内容の管理を行うためのシステムのことです。今回の件は、このプラットフォームを運営するAmadeus IT Group, S.A.社の側で起きた不正アクセスです。
発表の骨子は次のとおりです。
- ホテルの公式予約サイトに使っているオンライン予約プラットフォームの運営会社から、報告を受けた
- 予約情報に含まれる一部の連絡先情報(氏名、メールアドレス、電話番号)が、不正アクセスされたことが判明した
- 調査の結果、影響を受けた可能性のある予約は1,557件だと確認した
- 運営会社からの情報では、クレジットカード情報などの決済情報、パスワード、金融情報、パスポート情報へのアクセスは確認されていない
- 予約情報を引用した詐欺のメール、SMS、WhatsAppなどによる連絡が行われる場合がある
- ホテルが、メッセージのリンクなどを通じて追加の支払いを求めることはない
日本語の発表では「不正アクセスされたことが判明した」と書かれ、件数については「影響を受けた可能性のあるご予約は1,557件」とされています。不正アクセスがあったこと自体は確かめられていて、そのうえで、影響を受けた可能性がある範囲として1,557件の予約を示している、という書き方です。この記事も、件数については「影響の可能性がある」という表現で書きます。
英語版の発表には、日本語版にない一文があります。今回の件は外部の会社のシステムで起きたもので、レゴランド・ジャパン自身のシステムではない、という説明です。
The incident involved the third-party provider's system, not LEGOLAND Japan's own systems. 出典: legoland.jp
公表の経緯と2026年11月1日時点で分かっていること
公式に出ている情報を整理すると次のようになります。
| 日付 | 出来事 | 分かったこと |
|---|---|---|
| 発表に日付の記載なし | 予約プラットフォームの運営会社から報告 | 予約情報の一部の連絡先情報が不正アクセスされたことが判明 |
| 発表に日付の記載なし | 調査 | 影響を受けた可能性のある予約は1,557件 |
| 2026年9月25日 | 公式発表(日本語版と英語版) | 含まれない情報、詐欺の連絡への注意、問い合わせ先を案内 |
| 2026年11月1日時点 | 続報なし | ニュース一覧とホテルのお知らせのどちらにも続報は掲載されていない |
発表は、レゴランド・ジャパンの公式サイトのニュース一覧に、ホテルの予約プラットフォームに対する不正アクセスについてのお詫びとお知らせとして載っています。
不正アクセスがいつ起きたのか、いつ報告を受けたのかは、発表に書かれていません。どの期間に予約した人が対象になるのかも示されていません。1,557件という数字は予約の件数で、人数と同じとは限りません。同じ人が何回か予約していれば、1人で複数の件数に数えられていることも考えられます。逆に、1件の予約に同行する家族が何人いても、発表が挙げている連絡先情報は予約ごとに登録された氏名、メールアドレス、電話番号です。同行者の名前が予約に登録されていたかどうかは、発表には書かれていません。そのため、この記事では、1,557件を「影響の可能性がある予約の件数」として扱い、人数に言い換えることはしません。何度もホテルを予約している人は、どの予約が対象になったかを窓口に尋ねる際に、思い当たる宿泊日をすべて書き出しておくと話が早く進みます。
2026年11月1日時点で、公式サイトのニュース一覧には、9月25日のあとに別の件のお知らせが載っていますが、この件の続報は掲載されていません。ホテルのお知らせの一覧にも、この件についての掲載はありません。続報を確かめるときは、検索結果のニュース記事ではなく、公式サイトのニュース一覧を直接見るのが確実です。
続報が出たときに確かめる点
この件の発表は、2026年9月25日の1本だけです。不正アクセスの時期や、対象になる予約の期間など、まだ示されていないことが多くあります。続報が出た場合は、次の点が変わっていないかを確かめてください。
- 影響を受けた可能性のある予約の件数(1,557件から変わっていないか)
- 不正アクセスされた項目(氏名、メールアドレス、電話番号のほかに、予約の中身が含まれていないか)
- 決済情報、パスワード、金融情報、パスポート情報へのアクセスが、引き続き確認されていないか
- 対象になる予約の期間や、旅行会社のパッケージでの予約が含まれるか
- 個別の連絡や、補償についての案内があるか
続報は、レゴランド・ジャパンの公式サイトのニュース一覧に載ると考えられます。ホテルの利用者向けのお知らせは別の一覧にあるため、両方を見ておくと見落としを防げます。英語版の発表を読んでいる人は、英語版のニュースのページも確かめます。
不正アクセスされた情報とアクセスが確認されていない情報
発表では、不正アクセスされた情報と、アクセスが確認されていない情報が分けて書かれています。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 不正アクセスされた連絡先情報 | 氏名 |
| 不正アクセスされた連絡先情報 | メールアドレス |
| 不正アクセスされた連絡先情報 | 電話番号 |
| アクセスが確認されていない情報 | クレジットカード情報などの決済情報 |
| アクセスが確認されていない情報 | パスワード |
| アクセスが確認されていない情報 | 金融情報 |
| アクセスが確認されていない情報 | パスポート情報 |
発表の該当部分は次のとおりです。
また、上記サービス提供会社からの情報では、クレジットカード情報などの決済情報、パスワード、金融情報、およびパスポート情報へのアクセスは確認されておりません。 出典: legoland.jp
ここで気をつけたいのは、アクセスが確認されていない情報についての説明が、運営会社からの情報に基づいている点です。レゴランド・ジャパンが自分で調べた結果ではなく、プラットフォームを運営する会社から受けた情報として書かれています。今後の調査で中身が変わることがあれば、続報で示されると考えられます。
一方で、氏名、メールアドレス、電話番号の3つがそろっている点には注意が要ります。この3つは、なりすましの連絡を送る側にとって、本物らしく見せる材料になります。名前で呼びかけ、そのメールアドレスや電話番号に、ホテルの予約の話をからめて連絡してくると、本物のホテルからの連絡に見えやすくなるためです。
発表には、宿泊日、部屋の種類、同行者の人数、子どもの年齢といった、予約の中身についての情報が不正アクセスされたかどうかは書かれていません。発表は「一部の連絡先情報」とし、その中身を氏名、メールアドレス、電話番号と挙げています。この記事でも、それ以外の項目が含まれるとは書きません。
発表が名指しで警告している連絡
この発表の特徴は、どのような手口の連絡に気をつけるべきかを、具体的に書いている点です。
レゴランド・ジャパン・ホテルより、WhatsApp、SMS、メール内のリンク等を通じて追加のお支払いをお願いすることはございません。また、当社の正式な予約・決済システム以外で、クレジットカード番号、ワンタイムパスコード、アカウント情報や認証情報の提供を求めることもございません。 出典: legoland.jp
この一文を裏返すと、次のような連絡は、ホテルからのものではないと考えてよいということになります。
- WhatsApp、SMS、メールのリンクから、追加の支払いを求める連絡
- 正式な予約・決済システム以外で、クレジットカード番号を聞いてくる連絡
- ワンタイムパスコード(ログインや決済のときに一度だけ使う確認の番号)を教えるよう求める連絡
- アカウントの情報や、ログインのための認証情報を求める連絡
WhatsAppは、電話番号だけでメッセージを送り合えるアプリです。発表がわざわざWhatsAppを名指ししているのは、電話番号が分かれば、SMSと同じようにWhatsAppでもメッセージを送れるためと考えられます。ふだんWhatsAppを使っていない人のところに、WhatsAppでホテルを名乗るメッセージが届いた場合は、とくに疑ってかかるのが安全です。WhatsAppを使っている人も、知らない番号から届いたホテルを名乗るメッセージには返事をせず、その番号をブロックして、問い合わせ先に知らせます。
予約情報を引用した偽の連絡では、たとえば「予約の確認のため、24時間以内にカード情報を入力し直してください。入力がない場合は予約を取り消します」といった、急がせる文面が使われることが考えられます。予約の日が近づいている人ほど、慌てて入力してしまいやすくなります。発表のとおり、ホテルがメッセージのリンクから支払いや入力を求めることはないので、こうした連絡は開かずに無視するか、問い合わせ先に確かめます。
身に覚えのないワンタイムパスコードが届いたときの考え方は、認証コードが勝手に届くのはなぜ|放置してよいかと乗っ取りを防ぐ確認 2026で詳しく説明しています。
原因について発表で分かっていること
発表に書かれている原因は、ホテルの公式予約サイトに使っているオンライン予約プラットフォームへの不正アクセスです。不正アクセスとは、権限のない第三者が、他人のシステムに勝手に入り込むことを指します。
英語版の発表によると、今回の件は外部の会社のシステムで起きたもので、レゴランド・ジャパン自身のシステムで起きたものではないとされています。つまり、ホテルが直接管理するシステムではなく、予約の受け付けを任せている外部のプラットフォームの側で起きた件です。
不正アクセスがどのような手口で行われたのか、プラットフォームのどの部分が狙われたのかは、発表には書かれていません。プラットフォームを使っているほかのホテルにも影響があるのかどうかも、発表には書かれていません。この記事でも、書かれていないことは推測しません。
利用者から見ると、ホテルの公式サイトで予約をしていても、その裏では別の会社のシステムが動いていることがあります。今回の件は、まさにその例です。今回の件は、そうした外部のシステムで不正アクセスが起きると、ホテルの側では防ぎきれない場合があることを示しています。
レゴランド・ジャパンの対応
発表に書かれている会社の対応を整理すると次のようになります。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 実施済み | 予約プラットフォームの運営会社から報告を受け、調査を行い、影響の可能性がある予約を1,557件と確認 |
| 実施済み | 公式サイトでの発表(日本語版と英語版) |
| 実施済み | 詐欺の連絡への注意の呼びかけと、ホテルが求めないことの明示 |
| 実施済み | 問い合わせ先のメールアドレスの案内 |
発表には、影響の可能性がある予約の客に、個別に連絡するかどうかは書かれていません。英語版の発表は「Dear Guest」と呼びかける形で書かれていますが、日本語版は「お客様各位」で、どちらも公式サイトに載せた案内です。個別に通知したとは書かれていないため、この記事でも個別の連絡があるとは書きません。
補償やお詫びの品についても、発表に記載がありません。個人情報保護委員会への報告や、警察への相談についても書かれていません。発表にないことは、この記事でもあるとは書きません。
再発防止策や、予約プラットフォームの今後の扱いについても、発表には書かれていません。
自分が対象かを確かめる方法
発表が対象としているのは、レゴランド・ジャパン・ホテルの公式予約サイトでの予約のうち、影響を受けた可能性がある1,557件です。どの期間の予約が対象か、旅行会社のパッケージで予約した人が含まれるかは、発表に書かれていません。
自分が対象かを考えるときの目安は次のとおりです。
- レゴランド・ジャパン・ホテルを、ホテルの公式サイトから予約したことがある人は、対象に入る可能性がある
- 旅行会社のパッケージやほかの予約サイトで予約した人が対象かどうかは、発表には書かれていない
- 日帰りでパークに入っただけの人、チケットだけを買った人が対象とは、発表には書かれていない(発表の対象はホテルの予約)
予約したかどうかを確かめるには、メールの受信箱で、レゴランド・ジャパン・ホテルの予約確認のメールを探します。「レゴランド・ジャパン・ホテル」「予約確認」「LEGOLAND Japan Hotel」などの語で検索すると見つかることがあります。家族の誰かの名前やメールアドレスで予約していた場合は、その人の受信箱を確かめます。
公式サイトから予約していて、自分が1,557件に含まれるかを知りたい場合は、発表に載っている問い合わせ先のメールアドレスに問い合わせます。発表には、対象者を確かめるための専用のページや電話の窓口は書かれていません。
ホテルを予約した人がすること
不正アクセスされた項目に合わせて、やることを絞ると次の4つになります。決済情報、パスワード、金融情報、パスポート情報へのアクセスは確認されていないため、カードの停止やパスワードの変更は、今回の発表では求められていません。
予約を引用したメッセージのリンクを開かない
会社が真っ先に呼びかけているのが、この点です。予約の確認、追加の支払い、予約の取り消しなどを口実にしたメール、SMS、WhatsAppのメッセージが届いても、リンクは開かず、返信もしません。
メールの場合は、差出人のアドレスのドメイン(@より後ろの部分)と、本文のURLのドメインを見ます。ホテルの予約で届いた本物の確認メールと比べて、少しでも違えば疑います。偽のメールの見分け方は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処にまとめています。
SMSとWhatsAppに注意する
電話番号が不正アクセスされているため、SMSやWhatsAppでの連絡に注意が要ります。SMSの本文のURLは開かない、知らない番号からのWhatsAppのメッセージには返事をしない、という2つを基本にします。SMSでの手口の見分け方は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順で詳しく説明しています。
ワンタイムパスコードを誰にも教えない
発表のとおり、ホテルがワンタイムパスコードを求めることはありません。ワンタイムパスコードは、カードの決済やアカウントのログインのときに本人かどうかを確かめるための番号で、これを他人に教えると、その人が本人になりすまして決済やログインをできてしまいます。電話やメッセージで「確認のため」と言われても、絶対に教えないでください。
迷惑電話に備える
電話番号が出回った場合、知らない番号からの電話が増えることがあります。知らない番号には出ない、出てしまっても個人情報やお金の話には答えない、を基本にします。電話番号が出回った場合の備えは、電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026で詳しく説明しています。
しなくてよいこと
発表の内容から考えると、次のことは今回の件を理由に急いでする必要はありません。
- クレジットカードの停止や再発行(決済情報へのアクセスは確認されていない)
- パスポートの手続き(パスポート情報へのアクセスは確認されていない)
- 予約の取り消しや取り直し(発表は予約の取り消しを求めていない)
もちろん、カードの明細に身に覚えのない請求があるなど、別の理由で不安がある場合は、カード会社に確かめてください。
ホテルを装う連絡の具体例と見分け方
不正アクセスされたのは、氏名、メールアドレス、電話番号の3つです。この3つを使った連絡は、メール、SMS、WhatsApp、電話のどれでも届く可能性があります。連絡の形ごとに、見分けるときの目安をまとめます。
メールの場合
「ご予約内容の確認のお願い」「お支払い方法に問題があります」「予約が保留になっています」といった件名で、ホテルを名乗るメールが届くことが考えられます。本文に自分の名前が正しく書かれていても、名前はまさに不正アクセスされた項目なので、本物の証拠にはなりません。
見るべき点は、差出人のアドレス、返信先のアドレス、本文のURLのドメインの3つです。予約したときに届いた本物の予約確認のメールが受信箱に残っていれば、それと見比べると違いに気づきやすくなります。
SMSとWhatsAppの場合
SMSやWhatsAppでは、短い文面にURLだけを添えて、「お支払いの確認が取れません」「予約の再確認はこちら」と送ってくる手口が考えられます。スマートフォンの小さな画面では、URLのドメインの違いに気づきにくくなります。SMSやWhatsAppでホテルを名乗るメッセージが届いたら、URLは開かず、公式サイトを自分で開いて予約の内容を確かめます。
電話の場合
電話で「予約の確認のためにカード番号を教えてほしい」「SMSで届いた番号を読み上げてほしい」と言われたら、その場で答えずに切ります。発表のとおり、ホテルは正式な予約・決済システム以外でカード番号やワンタイムパスコードを求めません。
入力してしまったとき
偽のページにカード番号を入力してしまった場合は、すぐにカード会社に連絡して、カードを止めてもらいます。ワンタイムパスコードを教えてしまった場合も、そのカードやアカウントの会社にすぐ連絡します。ログインのパスワードを入力してしまった場合は、そのサービスのパスワードを変え、同じパスワードを使っているほかのサービスも変えます。お金を払ってしまった場合は、消費者ホットラインの188番に電話すると、近くの消費生活センターなどの相談窓口につながります。あわせて、問い合わせ先のメールアドレスにも状況を伝えておきます。
これから宿泊する人が気をつけること
すでにホテルを予約していて、これから泊まる人は、宿泊の日が近づくにつれて、予約に関する連絡を受け取ることが増えます。本物の連絡と偽の連絡を見分けるときは、次の点を目安にします。
- 支払いを済ませた予約について、追加の支払いを求められたら、メッセージのリンクからではなく、自分で公式サイトを開いて予約の内容を確かめる
- 予約を取り消すと脅すような急がせる文面は、まず疑う
- 予約の変更や支払いの手続きは、ホテルの正式な予約・決済システムの中でだけ行う
家族旅行でホテルを予約する人は、家族の誰が予約をして、どのメールアドレスと電話番号を登録したかを家族の中で共有しておくと、届いた連絡が本物かどうかを判断しやすくなります。予約していない家族のところにホテルを名乗る連絡が来た場合は、その時点で偽の連絡だと分かるためです。
予約の中身について確かめたいことがある場合は、発表の問い合わせ先にメールで問い合わせます。メッセージに書かれた電話番号やURLは使いません。
外部の予約プラットフォームと利用者の備え
今回の件は、ホテル自身のシステムではなく、予約の受け付けを任せている外部の会社のシステムで起きました。利用者の側で、予約の裏で動いているシステムを選ぶことはできません。それでも、ふだんから備えておけることがあります。
1つ目は、予約したときに届いた予約確認のメールを、宿泊が終わるまで受信箱に残しておくことです。本物のメールの差出人や書き方が分かっていれば、偽のメールが届いたときに見比べられます。
2つ目は、ホテルの公式サイトをブックマークに登録し、予約の内容を確かめるときはそこから開くことです。メールやメッセージのリンクから予約の画面に入る習慣をやめるだけで、偽のページに誘導される危険を大きく減らせます。
3つ目は、予約に登録した連絡先を覚えておくことです。家族旅行で誰の名前とメールアドレスで予約したかを家族で共有しておくと、予約していない人のところに届いたホテルを名乗る連絡を、すぐに偽物だと判断できます。
海外から予約した人と英語版の発表
レゴランド・ジャパン・ホテルは、海外から訪れる人にも使われています。公式サイトには英語版と中国語版のページがあり、今回の発表も英語版が公開されています。
英語版の発表は、日本語版と同じく、予約情報に含まれる氏名、メールアドレス、電話番号が不正アクセスされたこと、影響を受けた可能性のある予約が1,557件であること、決済情報、パスワード、金融情報、パスポート情報へのアクセスは確認されていないことを伝えています。問い合わせ先のメールアドレスも同じです。
海外に住む家族や友人のために予約を代わりに取った人、海外から来る知人に予約の方法を教えた人は、その人に英語版の発表があることを伝えておくと親切です。ふだんからWhatsAppで連絡を取り合っている人ほど、WhatsAppでホテルを名乗るメッセージを受け取ったときに本物だと思いやすい可能性があります。
問い合わせ窓口
公式発表に載っている、本件に関する問い合わせ先は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表した会社 | LEGOLAND Japan合同会社 |
| 問い合わせ先のメールアドレス | [email protected] |
発表には、電話番号と受付時間は書かれていません。問い合わせはメールで行うことになります。返事が届くまでに日数がかかることもあるため、宿泊の日が近い人は、早めに問い合わせておくと安心です。発表は、不審なメールやメッセージを受け取ったときも、返信やリンクのクリックをせず、この問い合わせ先に連絡するよう案内しています。
問い合わせるときは、予約したときの氏名、予約に使ったメールアドレス、宿泊日や予約番号が分かればそれも書き、確かめたいことを添えると、回答までのやり取りが少なくて済みます。不審なメッセージを受け取った場合は、届いた日時、送り主の名前やアドレス、電話番号、メッセージの内容を書き添えます。スクリーンショットを取っておくと、内容を正確に伝えられます。
問い合わせ先のメールアドレスは、必ず公式発表に載っているものを使います。届いたメールに書かれた返信先が、本物の窓口と同じとは限らないためです。送る前に、宛先のアドレスが「[email protected]」になっているかを確かめておくと安心です。
在宅で仕事をする人が気をつけること
在宅で仕事をする人の中には、仕事の連絡に使っているメールアドレスや電話番号で、家族旅行のホテルを予約した人もいるはずです。個人事業主として名刺や請求書に載せている連絡先で予約した場合、その連絡先にホテルを名乗る偽の連絡が来ると、仕事の連絡と同じ受信箱に紛れ込み、見分けにくくなることがあります。
仕事で使っているメールアドレスやスマートフォンに、ホテルを名乗る支払いのメッセージが届いたときは、私用の連絡先と同じように、リンクを開かずに公式の問い合わせ先で確かめます。仕事のメールの中で偽のリンクを開いてしまうと、仕事用のアカウントのパスワードを盗まれるなど、取引先にまで影響が及ぶおそれがあります。
もう一つの視点は、在宅で仕事をする人自身が、取引先から個人情報を預かる立場になることがある点です。予約の受付代行、顧客名簿の入力、メールの配信といった仕事を受けると、他人の氏名や連絡先を扱うことになります。今回の件のように、仕事で使うシステムそのものが外部の会社のものであることも珍しくありません。
個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページでは、事業者が委員会に報告しなければならない場合として、要配慮個人情報(病歴など、とくに慎重に扱う情報)を含む漏えい等、不正に使われるとお金の被害が出るおそれがある漏えい等、不正の目的で行われたおそれがある漏えい等、本人の数が1,000人を超える漏えい等が挙げられています。不正アクセスによる漏えいは、不正の目的で行われたおそれがある例として示されています。報告は発覚したら速やかに行い、不正の目的で行われたおそれがある場合は発覚日から60日以内とされています。
業務委託で個人情報を預かる側に立つときに押さえておきたい点は次のとおりです。
- 預かった名簿や予約の情報は、作業に必要な範囲だけを扱い、作業が終わったら依頼者の指示に沿って削除する
- 依頼者から渡された予約システムや管理画面のIDとパスワードは、ほかのサービスと使い回さず、多要素認証を設定する
- 使っているシステムの運営会社から不正アクセスの知らせが届いたら、自分で判断せずに、すぐに依頼者に伝える
3つ目は、今回の件で、レゴランド・ジャパンが予約プラットフォームの運営会社から報告を受けて発表に至ったことと重なります。外部のシステムで起きたことは、その知らせを受けた人がすぐに伝えることで、対応が早く始められます。
アカウントを守る力を仕事に生かす
今回の件では、ホテルの予約を受け付ける外部のプラットフォームで不正アクセスが起きました。利用者の側からは、どの会社のシステムが予約を受けているかは見えにくく、自分で防げることには限りがあります。だからこそ、届いた連絡の真偽を確かめる力と、自分のアカウントを守る基本が大切になります。
利用者の立場でできる守りの基本は、パスワードを使い回さないことと、多要素認証を設定することです。多要素認証とは、パスワードに加えて、スマートフォンに届くコードや認証アプリなど、もう一つの確認を組み合わせてログインする仕組みです。設定できるサービスでは、まずメールのアカウントと、お金を扱うサービスから順に設定していくと、守りの効果が大きくなります。
フリーランスや在宅ワークの市場を長く見てきた立場から言えば、長く仕事が続く人ほど、納品物の質だけでなく、預かったデータの扱い方や、異変の知らせを受けたときの伝える早さで信頼を積み上げています。情報漏えいの発表を正確に読み、何が起きて、何が分かっていないのかを切り分ける力は、セキュリティの仕事に限らず、どの職種でも役に立ちます。
セキュリティの仕事を在宅で受けたい場合、いきなり専門的な診断の仕事を目指す必要はありません。まずは自分のアカウントの管理を整え、事案の発表を正確に読む習慣をつけるところから始められます。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。
よくある質問
Q. レゴランドのパークに行っただけでも対象になりますか?
発表の対象は、レゴランド・ジャパン・ホテルの公式予約サイトに使っているオンライン予約プラットフォームでの予約のうち、影響を受けた可能性がある1,557件です。パークに入っただけの人や、チケットだけを買った人が対象だとは、発表には書かれていません。ホテルを公式サイトで予約した覚えがある場合は、問い合わせ先に確かめてください。
Q. クレジットカードを止める必要はありますか?
運営会社からの情報では、クレジットカード情報などの決済情報、パスワード、金融情報、パスポート情報へのアクセスは確認されていないとされています。カードの停止は発表では求められていません。ただ、明細に身に覚えのない請求がある場合は、カード会社に確かめてください。
Q. ホテルから追加の支払いを求めるメッセージが届きました。本物ですか?
発表は、ホテルがWhatsApp、SMS、メール内のリンクなどを通じて追加の支払いを求めることはないと明記しています。正式な予約・決済システム以外で、カード番号やワンタイムパスコードを求めることもないとしています。返信やリンクのクリックはせず、[email protected] に連絡してください。
Q. 自分の予約が1,557件に含まれるかは、どうすれば分かりますか?
発表には、対象者を確かめる専用のページや電話の窓口は書かれていません。公式発表に載っている問い合わせ先のメールアドレス([email protected])に、予約したときの氏名、予約に使ったメールアドレス、宿泊日を書いて問い合わせてください。届いたメールの返信先ではなく、公式発表のアドレスを使います。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
関連記事

情報漏洩の二次被害とは|詐欺メール・なりすまし・不正利用の例と防ぐためにすること 2026

内藤証券の利用者情報 漏えいの可能性|大和総研のシステム 最大631名 口座番号ほか 2026

全日空商事「選べるe-GIFT」への不正アクセス|担当者情報の漏えいの可能性と10月の全サービス停止 2026

集英社「HAPPY PLUS COMMUNITY」への不正アクセス|ブロガー2,835名の個人情報漏洩 2026

チューリッヒ保険のZ-Dashへの不正アクセス|最大1,668名 個人情報漏えいの可能性 2026

2りんかんの情報漏えい|2りんかんアプリなど3,179,454名分 アプリパスワード・車両情報 最終報と確かめること 2026

ユナイテッドアローズの情報漏えい|元従業員による持ち出しで広報・PRの取引先関係者 約1万人 対象と確かめること 2026

JR九州グループ会社の従業員情報の漏えいの可能性|ネットワークへの不正アクセス 14,638名の氏名とPCログインID 対象と確かめること 2026
カテゴリから探す

クラウドソーシング入門
クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド
職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

副業・在宅ワーク
副業・在宅ワークの始め方と対象者別ガイド

フリーランス
フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金
確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ
プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング
サービス比較・おすすめランキング

AI活用
職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド
市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド
クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア
転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人
看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人
薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人
介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人
保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人
医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険
生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人
無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース
バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業
契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代
シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

金融・フィンテック
暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

経営・ビジネス
経営戦略・ガバナンス・事業承継・知財

ガジェット・機材
フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方
子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金
個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却
会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド
SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方