Googleフォームの選択式(グリッド)の作り方と、集計で困らない設問の組み方

@SOHO編集部
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Googleフォームの選択式(グリッド)の作り方と、集計で困らない設問の組み方

この記事のポイント

  • ✓Googleフォームの選択式(グリッド)の作り方を
  • ✓Googleのヘルプの手順にそって説明します
  • ✓チェックボックス(グリッド)との違い

Googleフォームで満足度のアンケートを作ろうとして、同じ5段階の評価を項目ごとに何度も並べるのは手間がかかります。こうしたときに使えるのが、選択式(グリッド)という質問の形式です。行に評価してほしい項目、列に「満足」から「不満」までの段階を並べると、回答者は表の形で1行ずつ答えられます。結論から言うと、選択式(グリッド)は「1行につき1つだけ選ぶ」質問で、複数を選ばせたいときはチェックボックス(グリッド)を使います。作り方そのものは数分で覚えられますが、行と列の組み方を誤ると、集めた後の集計で困ります。この記事では、Googleのヘルプの手順にそって作り方を説明し、集計で困らない設問の組み方、スプレッドシートでの数え方までを順に整理します。届いた回答をもとに担当を決めて返信までしたい場合の選択肢として、フォームの受付から返信までをまとめるサービスのHalictにも後半で触れます。

選択式(グリッド)とは:行と列で答える質問

選択式(グリッド)は、行と列の表の形で答えてもらう質問の形式です。行には評価や回答をしてほしい項目を、列には選んでもらう選択肢を並べます。回答者は、行ごとに列の中から1つを選びます。

たとえば、料理教室の受講後のアンケートで、次のような表を作るとします。

項目(行) とても満足 満足 ふつう 不満 とても不満
講師の説明の分かりやすさ ○
教室の設備 ○
料金 ○

この形なら、3つの項目の評価を1つの質問の中で集められます。項目ごとにラジオボタンの質問を3つ作るより、フォームが短く見え、回答者も同じ段階で比べながら答えられます。

Googleは、選択式(グリッド)の質問の決まりを次のように説明しています。

選択式(グリッド)の質問では、回答者は 1 行につき 1 列のみ選択できます。 出典: support.google.com(フォームのルールを設定する)

Googleのヘルプでは、この形式は回答のカテゴリを評価するときによく使われると案内されています。満足度、重要度、頻度のように、同じ尺度で複数の項目を比べたいときに向いています。

一方で、項目ごとに選択肢が違う質問には向きません。たとえば「年代」と「住んでいる地域」は、選ぶ選択肢がまったく違うので、1つの表にまとめられません。こうした質問は、ラジオボタンやプルダウンで1つずつ聞きます。

チェックボックス(グリッド)との違い

Googleフォームには、似た形式としてチェックボックス(グリッド)があります。2つの違いは、1行の中でいくつ選べるかです。

形式 1行で選べる数 向いている質問の例
選択式(グリッド) 1つだけ 項目ごとの満足度、重要度、利用の頻度
チェックボックス(グリッド) 複数 曜日ごとに参加できる時間帯、商品ごとに気になる点

選択式(グリッド)は、行ごとに1つの答えを求める質問に使います。満足度のように、1つの項目に2つの段階を同時に付けることがない質問です。

チェックボックス(グリッド)は、行ごとに複数の答えを許す質問に使います。たとえば、行に「月曜日」から「金曜日」、列に「午前」「午後」「夜」を並べて、参加できる時間帯をすべて選んでもらう、という使い方です。月曜日は午前も夜も参加できる、という答えをそのまま受け取れます。

どちらを使うか迷ったときは、「この行で2つ選ぶ人がいたら、その答えは意味が通るか」を考えます。満足度で「満足」と「不満」を両方選ぶのは意味が通らないので選択式(グリッド)、参加できる時間帯で「午前」と「夜」を両方選ぶのは意味が通るのでチェックボックス(グリッド)です。

形式を後から変えると、すでに集まった回答の扱いが分かりにくくなります。フォームを公開する前に、どちらの形式にするかを決めておきます。

選択式(グリッド)の作り方

Googleのヘルプの手順にそって、選択式(グリッド)の質問を作る手順を並べます。

  1. Googleフォームでフォームを開く
  2. 右側にある追加のアイコンをクリックして、質問を追加する
  3. 質問の欄に、質問の文を入力する(例:「受講した講座について、それぞれの満足度を教えてください」)
  4. 質問のタイトルの右側にある形式のメニューで、「選択式(グリッド)」を選ぶ
  5. 行の欄に、評価してほしい項目を入力する(例:講師の説明の分かりやすさ、教室の設備、料金)
  6. 列の欄に、選んでもらう選択肢を入力する(例:とても満足、満足、ふつう、不満、とても不満)
  7. 必要に応じて、右下の設定で回答を必須にするなどのオプションを選ぶ

行と列は、入力欄に1つ入力するたびに、次の入力欄が出てきます。行と列の順番は、入力した後でも並べ替えられます。

質問の文には、何について答えてほしいかを具体的に書きます。「満足度を教えてください」だけでは、何に対する満足度かが伝わりにくくなります。「受講した講座について」のように対象を書くと、回答者が迷わずに答えられます。

作り終えたら、右上のプレビューのアイコンで、回答者に見える画面を確かめます。表の形がどう見えるか、行の文が長すぎて折り返していないかを、実際に答える人の目で確かめておくと、公開した後の手直しを減らせます。

設定できるオプション:必須、1列1件、行の並べ替え

選択式(グリッド)には、回答のしかたを決めるためのオプションがいくつかあります。Googleのヘルプで案内されているものを整理します。

オプション 設定の場所 内容
各行で1つの回答を必須にする 質問の設定 すべての行に答えないと先に進めない。答えていない行があるとエラーが表示される
1列につき1件の回答に制限 右下のその他のアイコン 1つの列で選べる行を1つだけにする。同じ列で複数の行を選ぶとエラーが表示される
行を並べ替える 右下のその他のアイコン フォームを開くたびに行の順番をシャッフルする

各行で1つの回答を必須にする設定は、答えの抜けを防ぎたいときに使います。満足度のアンケートで、一部の項目だけ答えずに送られると、項目ごとに回答の数がばらばらになり、比べにくくなります。必須にしておけば、すべての項目に同じ数の回答が集まります。

ただし、必須にすると、答えにくい項目があったときに、回答者が途中でやめてしまうことがあります。全員が答えられる項目だけを並べるか、「利用していない」のような列を用意しておくと、必須にしても答えやすくなります。

1列につき1件の回答に制限する設定は、順位を付けてもらうときに使えます。たとえば、行に「価格」「品質」「デザイン」、列に「1位」「2位」「3位」を並べ、1列につき1件に制限すると、同じ順位を2つの項目に付けられなくなります。重視する順に並べてもらう質問を、表の形で作れます。

行を並べ替える設定は、並び順による答えの偏りを減らしたいときに使います。最初の行ほど丁寧に答え、後の行ほど同じ列を選びがちになる、という傾向を和らげる効果があります。ただし、項目の順番に意味がある場合(講座の回の順など)は、並べ替えないほうが答えやすくなります。

均等目盛や評価の形式との使い分け

Googleフォームには、選択式(グリッド)のほかにも、評価を聞くための形式があります。Googleのヘルプのフォームの質問の形式を選択するで案内されている内容をもとに、使い分けを整理します。

形式 内容 向いている場面
均等目盛 目盛で評価してもらう。目盛は0か1から始められ、最大値は2から10の整数で決められる。両端にラベルを付けられる 1つの項目を、細かい段階で評価してもらうとき
評価 スター、ハート、高評価のマークで評価してもらう。段階は3から10の整数で決められる 1つの項目を、直感的に評価してもらうとき
選択式(グリッド) 行の項目ごとに、列の選択肢から1つを選んでもらう 複数の項目を、同じ段階で比べて評価してもらうとき

均等目盛と評価は、1つの質問で1つの項目しか聞けません。たとえば「今回の講座の総合的な満足度を10段階で教えてください」のように、全体の評価を1つだけ聞くときに向いています。

選択式(グリッド)は、複数の項目をまとめて聞けるのが利点です。講師、設備、料金のように、項目ごとの評価を比べたいときに使います。

実際のアンケートでは、両方を組み合わせることがよくあります。最初に均等目盛で総合の満足度を聞き、次に選択式(グリッド)で項目ごとの評価を聞き、最後に段落の形式で理由を書いてもらう、という順番です。総合の評価と項目ごとの評価を並べて見ると、どの項目が総合の評価に影響していそうかの見当がつけやすくなります。

選択式(グリッド)が向いている場面の例

選択式(グリッド)は、同じ尺度で複数の項目を比べたい場面で力を発揮します。仕事でよく使う場面の例を挙げます。

  • 研修やセミナーの受講後のアンケート … 内容、講師、時間、資料などの項目ごとに満足度を聞く
  • 店やサロンの利用者のアンケート … 接客、清潔さ、待ち時間、料金などの項目ごとに評価を聞く
  • 社内のアンケート … 業務の項目ごとに、負担の大きさや改善の必要性を聞く
  • 商品の比べ方の調査 … 価格、品質、デザインなどの重視する順位を聞く

店やサロンで利用者のアンケートを取る場合は、集めた声を設備や内装の見直しにつなげることもあります。見直しに使える国の支援は、美容室・サロン向け補助金2026年版|設備投資・内装リフォームに使える制度で、制度ごとの対象と流れを説明しています。アンケートで「待ち時間」や「設備」の評価が低い項目が分かれば、どこに手を入れるかを決める根拠になります。

福祉や介護の事業所で、利用者や家族の満足度を聞くアンケートにも使えます。事業所の仕事の仕組みを整えるための支援は、福祉・介護事業所の補助金一覧2026|IT導入と処遇改善を同時に叶えるで整理しています。

反対に、向いていない場面もあります。1つの項目について詳しい理由を聞きたい場合は、表の形にせず、段落の形式で自由に書いてもらいます。選択式(グリッド)の後に「評価の理由があれば教えてください」という段落の質問を続けると、数字と理由の両方を集められます。

集計で困らない行と列の組み方

選択式(グリッド)は作るのが簡単なぶん、組み方を考えずに作ると、集めた後に集計しにくくなります。集計で困らないための組み方のこつを5つ挙げます。

1つ目は、行の数を絞ることです。行が10を超えると、回答者が疲れて、後半の行で同じ列ばかりを選ぶようになりがちです。1つの質問の行は5つから7つ程度に収め、多い場合は質問を2つに分けます。

2つ目は、列の段階の向きをそろえることです。左から「とても満足」から「とても不満」へ並べたら、フォームの中のほかのグリッドでも同じ向きにします。質問ごとに向きが違うと、回答者が読み違えて、逆の答えを選んでしまうことがあります。

3つ目は、列の数を奇数にするか偶数にするかを決めておくことです。5段階のように中央に「ふつう」を置くと、迷った人が答えやすくなります。一方で、はっきりした傾向を知りたいときは、4段階にして中央を置かない方法もあります。どちらにするかは、アンケートで何を知りたいかで決めます。

4つ目は、「利用していない」「分からない」の列を用意するかを決めることです。たとえば店のアンケートで「駐車場」の満足度を聞くとき、車で来ない人は答えられません。こうした人のための列がないと、適当な段階を選んだり、答えずに送ったりします。答えられない人がいそうな項目には、評価の段階とは別の列を用意しておきます。

5つ目は、行の文を短く、1つのことだけを聞く形にすることです。「講師の説明と資料の分かりやすさ」のように2つのことを1行で聞くと、説明は分かりやすいが資料は分かりにくい、と感じた人が答えられません。1行には1つのことだけを書きます。

スマートフォンで答えやすくする工夫

アンケートの回答者の多くは、スマートフォンから答えます。選択式(グリッド)は表の形なので、画面の幅が狭いスマートフォンでは、パソコンより見づらくなりやすい形式です。スマートフォンで答えやすくするために、次のような工夫ができます。

  • 列の数を5つ程度までに抑える。列が多いと、横に広くなり、選択肢の文字が読みにくくなる
  • 列の文字を短くする。「とても満足している」より「とても満足」のほうが、狭い画面でも収まりやすい
  • 行の文を短くする。行の文が長いと、折り返して表が縦に長くなる
  • 1つのフォームの中で、グリッドの質問を続けて並べすぎない。間に別の形式の質問をはさむと、回答者が疲れにくい

公開する前に、自分のスマートフォンでフォームを開き、実際に答えてみるのが確実です。プレビューの画面はパソコンで見ることが多いので、スマートフォンで開いたときの見え方は、実物で確かめないと分かりません。指で選びにくい、文字が切れて読めない、といった点が見つかったら、列の文字を短くするか、質問を分けます。

回答者の年代が高めのアンケートでは、文字の大きさや選びやすさにより気を配ります。グリッドの代わりに、項目ごとにラジオボタンの質問を分けて並べたほうが、画面が見やすくなる場合もあります。フォームが少し長くなっても、回答者が迷わずに答えられるほうを選びます。

公開する前に確かめること

フォームを作り終えたら、公開する前に次の点を確かめます。公開した後に設問を直すと、直す前と後で回答の意味が変わってしまうので、集計がしにくくなります。

  1. プレビューで、パソコンとスマートフォンの両方から、回答者に見える画面を確かめる
  2. 自分で一度テストの回答を送り、回答のタブとスプレッドシートにどう記録されるかを確かめる
  3. 必須の設定が意図どおりに働くか、わざと1行を空けて送って確かめる
  4. テストの回答を削除してから、本番の回答の受け付けを始める
  5. フォームを共有するリンクを、実際に回答者に送る前に、別の端末で開けるか確かめる

2つ目のテストの回答は、集計の準備にも役立ちます。スプレッドシートで、グリッドの項目がどの列に記録されるかを先に見ておけば、COUNTIFの式を回答が集まる前に用意できます。回答が集まった時点で、すぐに件数を確かめられます。

4つ目の削除を忘れると、自分のテストの回答が集計に混ざります。件数の少ないアンケートでは、1件の混入でも割合が大きく変わるので、本番を始める前に必ず削除します。

回答の確かめ方と、スプレッドシートでの数え方

集まった回答は、フォームの「回答」タブで確かめられます。Googleのヘルプでは、回答が1つ以上あると「概要」のタブが表示され、質問ごとの集計を見られると案内されています。選択式(グリッド)の質問は、行ごとに、どの列が何件選ばれたかがグラフで表示されます。

回答をもっと細かく分析したいときは、スプレッドシートに書き出します。「回答」タブにあるスプレッドシートへのリンクのアイコンから、回答をGoogleスプレッドシートで表示できます。CSVの形式でダウンロードすることもできます。

スプレッドシートでは、選択式(グリッド)の回答は、行の項目ごとに別の列に分かれて記録されます。たとえば「講師の説明の分かりやすさ」「教室の設備」「料金」の3行の質問なら、3つの列ができ、それぞれのセルに選ばれた段階の文字(「満足」など)が入ります。

項目ごとに、どの段階が何件選ばれたかを数えるには、COUNTIFという関数を使います。COUNTIFは、指定した範囲の中で、条件に合うセルの数を数える関数です。

  1. スプレッドシートの空いている場所に、段階の名前(とても満足、満足、ふつう、不満、とても不満)を縦に並べる
  2. その横のセルに、COUNTIFの式を入れる。たとえば、講師の項目がC列なら、C列の範囲の中で「とても満足」と同じセルの数を数える式にする
  3. 式を下の段階のセルにも写して、段階ごとの件数を出す
  4. 同じことを、ほかの項目の列でも行う

平均の点数を出したいときは、段階を数字に置き換えてから計算します。「とても満足」を5、「満足」を4、のように決めておき、件数に点数をかけて合計し、回答の数で割ります。段階を数字に置き換えるときは、どの段階を何点にしたかを表の横に書き残しておくと、後で見返したときに迷いません。

Googleのヘルプでは、1つのフォームで受け取れる回答は最大50万件とされています。上限に達した後も受け付けを続けるには、既存の回答をダウンロードして削除する必要があると案内されています。大量に回答が集まるアンケートでは、定期的に回答をスプレッドシートに書き出しておくと安心です。

集計の結果を報告するときのまとめ方

集計した結果を、依頼した人や社内に報告するときは、数字の並べ方で伝わり方が大きく変わります。選択式(グリッド)の結果を報告するときのまとめ方の手順を並べます。

  1. 回答の件数と、回答を集めた期間を最初に書く
  2. 項目ごとに、段階ごとの件数と割合を表にする
  3. 「とても満足」と「満足」を合わせた割合のように、読み手が比べやすい数字を1つ決めて、項目ごとに並べる
  4. 割合の低い項目と高い項目を挙げ、自由記述に書かれた理由を添える
  5. 次に何をするかの提案を、項目ごとに1行で書く

1つ目の件数は、結果の重みを読み手が判断するために欠かせません。回答が10件のアンケートと、500件のアンケートでは、同じ割合でも意味が違います。件数が少ないときは、1件の違いで割合が大きく動くので、「件数が少ないため、傾向の目安として見てください」と書き添えます。

3つ目の「比べやすい数字を1つ決める」と、報告がぐっと読みやすくなります。5段階の件数をすべて並べるだけでは、どの項目が良く、どの項目が悪いのかが一目では分かりません。満足の側の割合を項目ごとに並べれば、低い項目がすぐに目に入ります。

4つ目の自由記述の理由は、数字に意味を与えます。「料金」の満足度が低いとき、それが「高い」という理由なのか、「料金の説明が分かりにくい」という理由なのかで、打つ手が変わります。グリッドの後に理由を書いてもらう質問を置いておくと、この段階で役立ちます。

よくある失敗と直し方

選択式(グリッド)でつまずきやすい失敗と、その直し方を挙げます。どれも作る段階で気づけば、数分で直せるものです。

1つ目は、行と列を逆に入れてしまう失敗です。評価してほしい項目を列に、段階を行に入れると、表が縦に長くなり、回答者は1列ずつ上から下へ選ぶことになります。選択式(グリッド)の決まりは「1行につき1つ」なので、この形では1つの段階に1つの項目しか選べず、意図した質問になりません。項目は行、段階は列と覚えておきます。

2つ目は、列の段階が片寄っている失敗です。たとえば「とても満足」「満足」「やや満足」「不満」のように、満足の側に3つ、不満の側に1つしかないと、回答が満足の側に寄って集まります。良い結果が出たように見えても、聞き方が片寄っていたためかもしれません。満足と不満の段階の数をそろえ、中央をはさんで左右が同じになるようにします。

3つ目は、必須にしたせいで途中で回答をやめる人が増える失敗です。答えにくい項目を必須の行に入れると、回答者はそこで止まり、フォームを閉じてしまうことがあります。回答の数が思ったより少ないときは、必須の設定と、答えにくい項目がないかを見直します。

4つ目は、公開した後に行を加えたり、文を書き換えたりする失敗です。途中で行を加えると、加える前に答えた人の回答には、その項目の答えがありません。文を書き換えると、前と後で同じ項目でも聞いている内容が変わります。どうしても直す必要があるときは、直した日時を記録しておき、集計のときに前と後を分けて見ます。

回答が届いた後の対応までをまとめたいとき

Googleフォームの選択式(グリッド)は、満足度を集めて数えるだけなら、無料で十分に使えます。集計もスプレッドシートで行えるので、アンケートの多くの場面は、Googleフォームとスプレッドシートで足ります。

一方で、アンケートの回答に「不満」が付いた利用者に連絡を取る、自由記述に書かれた要望ごとに担当者を決める、回答した人にお礼や返事を送る、といった対応まで必要になると、スプレッドシートに担当や状況の列を手で加え、返信はメールソフトから送る、という作業が増えます。件数が増えると、だれがどの回答に対応したのか、返事はもう送ったのかが分かりにくくなります。

こうした「回答が届いた後の対応」までを1つの画面で行いたい場面での選択肢の1つがHalictです。公式サイトによると、テキスト、選択肢、評価、日付、メールなど12種類の項目でフォームを作れ、届いた1件ごとに担当と状況を残して、同じ画面から返信まで送れます。作りたいフォームを一言で伝えるとAIが質問の構成まで組み立てる機能や、回答者に1画面に1問だけを見せる表示もあり、集まった回答はCSVに書き出せます。料金は人数で決まり、1人で使うフリープランは0円で、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限と案内されています。

Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

Googleフォームとどちらを使うかは、回答の後にどんな対応が要るかで決めます。回答を数えて報告するだけなら、Googleフォームとスプレッドシートで十分です。回答ごとに担当を決めて返事を送る作業が毎週のようにあるなら、受付から返信までをまとめる道具を比べてみる価値があります。

アンケートを作る仕事を受けるときの考え方

アンケートのフォームを作り、集計して報告する作業は、在宅の仕事として依頼されることがあります。店や教室、事業所が、自分たちでは作る時間がないので、フォームの作成から集計の報告までを外に頼む、という形です。

こうした仕事を受けるときは、フォームを作り始める前に、依頼する側と次の点を決めておきます。

  • アンケートで何を知りたいのか(満足度を上げたい項目を探す、新しいサービスの需要を確かめる、など)
  • だれに答えてもらうのか、何件くらい集めたいのか
  • 集計の結果を、どんな形で報告するのか(グラフ、表、改善の提案まで含めるか)
  • 回答に個人の情報が含まれる場合、そのデータをだれが管理し、いつ削除するのか

フォームの冒頭には、回答者に向けた説明文を書きます。アンケートの目的、答えるのにかかる時間の目安、集めた回答を何に使うのか、名前やメールアドレスを聞く場合はその扱い、を短く書いておくと、回答者は安心して答えられます。とくに、名前や連絡先を聞くアンケートでは、回答をどこまでの範囲で使い、いつまで保存するのかを、依頼する側と決めたうえで書きます。説明文があるかないかで、回答の数と、自由記述に書かれる内容の丁寧さが変わることがあります。

1つ目の「何を知りたいのか」が決まると、行と列の組み方も決まります。知りたいことがはっきりしないまま項目を並べると、集計した後に「結局どこを直せばよいのか」が分からないアンケートになります。

業務の改善の提案まで受けたい人は、アンケートの結果を読み解く力が求められます。業務の改善を手伝う仕事の種類と始め方は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で整理しています。アンケートの集計に、生成AIを使って自由記述を分類する作業を組み合わせると、提案の根拠を短い時間で整理できます。ただし、AIの分類は必ず人の目で確かめてから報告に使います。

在宅の仕事を見てきた運営者の視点と、次の一歩

在宅の仕事とフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、アンケートの仕事で信頼される人は、フォームを作る速さより「集計した後に何が分かるか」を先に考えられる人です。満足度のグリッドを作るときに、「この項目は評価が低かったら何を直すのか」を依頼する側と話してから行を決める人は、報告の段階で依頼する側が次の手を決めやすい結果を出せます。

仲介の手数料が乗らない直接のやりとりでは、同じ予算で依頼する側はより多くの作業を頼め、受ける側の手取りは厚くなります。小さな店や教室のアンケートは、予算が限られていることが多い仕事です。手数料0%で直接取引できる場では、受けた報酬がそのまま手取りとして残ります。

Googleフォームの選択式(グリッド)は、行に項目、列に段階を並べ、1行につき1つを選んでもらう質問です。複数を選ばせたいならチェックボックス(グリッド)、答えの抜けを防ぎたいなら各行で1つの回答を必須にする設定、順位を付けてもらいたいなら1列につき1件の制限を使います。まずは行を5つ程度、列を5段階で作り、プレビューで回答者の目で確かめるところから始めてください。アンケートの設計と分析を仕事の柱にしたい人は、調査や分析の仕事の相場を研究者の年収・単価相場で確かめておくと、次の一歩が決めやすくなります。

よくある質問

Q. 選択式(グリッド)とチェックボックス(グリッド)の違いは何ですか?

1行の中で選べる数が違います。選択式(グリッド)は1行につき1つだけ選べるので、項目ごとの満足度や重要度を聞くのに向いています。チェックボックス(グリッド)は1行で複数を選べるので、曜日ごとに参加できる時間帯をすべて選んでもらう、といった質問に向いています。

Q. すべての行に答えてもらうにはどうすればよいですか?

質問の設定で「各行で1つの回答を必須にする」をオンにします。答えていない行があると、エラーが表示されて先に進めなくなります。答えられない人がいそうな項目には、「利用していない」のような列を用意しておくと、必須にしても回答者が困りません。

Q. 同じ順位を2つの項目に付けられないようにできますか?

できます。右下のその他のアイコンから「1列につき1件の回答に制限」をオンにすると、1つの列で選べる行が1つだけになります。行に比べたい項目、列に「1位」「2位」「3位」を並べれば、重視する順に並べてもらう質問を作れます。

Q. グリッドの回答はスプレッドシートでどう記録されますか?

行の項目ごとに別の列に分かれて記録され、各セルには選ばれた段階の文字が入ります。項目ごとにどの段階が何件選ばれたかは、COUNTIF関数で数えられます。平均の点数を出したいときは、段階を数字に置き換えてから計算し、置き換えのルールを表の横に書き残しておきます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年6月19日最終更新:2026年10月17日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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