GAIQの勉強方法と、無料教材で合格を目指す手順


この記事のポイント
- ✓GAIQ(Googleアナリティクス認定資格)の勉強方法を
- ✓Googleの公式ヘルプに書かれている試験の仕組みから整理します
- ✓スキルショップの無料コースとデモアカウントを使った学習の手順
GAIQの勉強方法を調べると、「1週間で合格した」「数時間で取れた」といった体験談がたくさん見つかります。ただ、その多くは試験の内容が今とは違っていた時期に書かれたもので、そのまま真似をすると遠回りになることがあります。GAIQの対象は、いまはGoogleアナリティクス4(GA4)です。
GAIQは、Googleが提供している無料の学習サイト「スキルショップ」で、教材も試験もすべて無料で受けられます。お金をかけずに合格を目指せる資格ですが、その一方で、教材を選ぶ目が必要になります。この記事では、Googleの公式ヘルプに書かれている試験の仕組みをもとに、無料の教材だけで合格を目指す手順を整理します。合格したあとに、資格を仕事でどう活かすかも説明します。
GAIQとは何か、いまの正式な名前
GAIQは、「Google Analytics Individual Qualification」の頭文字をとった呼び方で、Googleアナリティクスを使いこなす知識があることをGoogleが認定する資格です。
いまの正式な名前は「Googleアナリティクス認定資格」です。アナリティクスのヘルプでは、学習の内容が「4つのトレーニングコースと1つの認定資格」として案内されていて、認定資格は「Google アナリティクス 4 認定資格」と表記されています。GAIQという呼び方は以前の名前ですが、いまも広く使われているため、この記事でもGAIQと呼びます。
Googleアナリティクスとは
Googleアナリティクスは、Webサイトやアプリに訪れた人が、どこから来て、どのページを見て、どこで離れたのかを数字で見られる無料の道具です。サイトを運営している会社やお店の多くが使っていて、Webのマーケティングの仕事ではほぼ必ず出てくる道具です。
試験の対象はGA4に変わっている
GAIQの勉強で最初に知っておきたいのは、試験の対象となるGoogleアナリティクスが、以前の「ユニバーサルアナリティクス」から「Googleアナリティクス4(GA4)」に変わっていることです。
アナリティクスのヘルプによると、ユニバーサルアナリティクスは2024年7月1日の週以降、過去のデータにもアクセスできなくなりました。ユニバーサルアナリティクスとGA4は、データの数え方や画面の作りが大きく違います。ユニバーサルアナリティクスの時代に書かれた勉強方法や問題集は、いまの試験の対策にはなりません。
試験の仕組み:公式ヘルプに書かれていること
勉強の計画を立てる前に、試験の仕組みを公式ヘルプで確かめておきます。
費用は無料
スキルショップのヘルプのよくある質問には、「スキルショップは無料でご利用いただけます」と書かれています。学習のコースも、認定試験も、合格後のデジタルバッジも無料です。
合格の基準と再受験
スキルショップのよくある質問では、受験の回数と合格の基準について次のように説明されています。
| 項目 | 公式ヘルプの説明 |
|---|---|
| 受験の回数 | 制限なし |
| 合格の基準 | テストによっては80%以上のスコアが合格基準 |
| 不合格だったとき | その後24時間は再受験できない |
受験の回数に制限はないため、1回で合格できなくても挑戦し直せます。ただし、不合格のあとは24時間待つ必要があります。何度も受け直して答えを覚えるやり方は時間がかかるうえ、実際の仕事で使える知識も身につきません。1回目から合格を目指して準備するほうが、結果的に早く終わります。
有効期限は1年
認定資格には有効期限があります。スキルショップのヘルプでは、発行された認定書に別の記載がない限り、認定資格は認定を受けた日から1年間有効と説明されています。1年を過ぎると、デジタルバッジは期限切れとして表示されます。
資格を保ち続けるには、再認定を受ける必要があります。再認定の試験を受けられるのは、有効期限の30日前から始まる期間だけです。有効期限が切れる前には通知が届くと案内されています。この期間より前に受けようとすると、試験の結果が却下されることがあるとも書かれているので、再認定の時期は通知を見てから動くのが安全です。
問題数と時間は試験の画面で確かめる
問題数と制限時間は、インターネット上の解説記事によって書かれている数字がばらばらです。試験の内容が更新されるたびに変わってきたためです。正確な数字は、スキルショップで試験を始める前の画面に表示されるので、受験の直前にそこで確かめてください。古い記事に書かれた数字をもとに時間配分を決めると、当日に慌てることになります。
無料で使える教材は3つ
GAIQの勉強に使える無料の教材は、大きく3つあります。どれもGoogleが公式に用意しているものです。
1. スキルショップの学習コース
アナリティクスのヘルプでは、スキルショップで受けられる次の4つのトレーニングコースが案内されています。
| コース | 内容 | レベル |
|---|---|---|
| 101 | Google アナリティクス 4(GA4)の使用を開始する | 初級 |
| 102 | GA4 のデータを管理して、レポートの読み方を学習する | 初級 |
| 201 | GA4 のデータとレポートをさらに詳しく読む | 中級 |
| 301 | GA4 を他のツールやデータソースと併用する | 上級 |
これらのコースは、認定試験の出題範囲に沿って作られています。動画と文章で学び、各単元の最後に理解度を確かめる問題があります。GAIQの勉強は、このコースを順番に受けることが基本になります。
2. Googleアナリティクスのデモアカウント
2つ目の教材は、Googleが用意しているデモアカウントです。デモアカウントのヘルプによると、デモアカウントはGoogleのユーザーであれば誰でも利用でき、Googleのグッズを売る通販サイト「Google Merchandise Store」と、パズルゲーム「Flood-It!」の実際のデータが入っています。
デモアカウントでは「閲覧者」の権限が与えられ、レポートを見たり、表に絞り込みをかけたり、データ探索を作ったりできます。自分のサイトを持っていない人でも、通販サイトの実際のデータで画面を操作しながら学べるのが大きな利点です。
3. アナリティクスのヘルプ
3つ目は、アナリティクスのヘルプそのものです。指標や画面の名前の意味、設定の手順は、ヘルプに最も正確に書かれています。コースの中で意味が分からない言葉が出てきたら、ヘルプで検索して確かめる習慣をつけると、理解が深まります。
勉強を始める前に押さえておきたいGA4の言葉
GAIQの勉強でつまずく人の多くは、コースの説明に出てくる言葉の意味があいまいなまま先に進んでいます。ここでは、コースと試験の両方で何度も出てくる言葉を、アナリティクスのヘルプの説明をもとに整理しておきます。
イベント
イベントは、サイトやアプリの上で起こった行動の1つひとつを記録したものです。ページが表示された、画面をスクロールした、リンクをクリックした、といった行動がそれぞれイベントとして数えられます。GA4では、データの集め方の土台がこのイベントになっています。ページの表示やスクロールなど、一部のイベントは特別な設定をしなくても自動で集められます。
セッション
セッションは、ある人がサイトやアプリを操作している間のひとまとまりのことです。同じ人が朝と夜に1回ずつサイトを訪れれば、セッションは2つと数えます。ユーザーの数とセッションの数は別の指標なので、レポートを読むときに混ぜないよう注意が必要です。
エンゲージメントのあったセッションと直帰率
アナリティクスのヘルプでは、「エンゲージメントのあったセッション」を、次のいずれかの条件を満たすセッションと定義しています。
| 条件 | 例 |
|---|---|
| 10秒以上続いた | 記事を10秒以上読んでいた |
| キーイベントが発生した | 問い合わせのフォームを送信した |
| ページの表示が2回以上あった | 記事を読んだあと、別の記事も開いた |
エンゲージメント率は、すべてのセッションのうち、エンゲージメントのあったセッションの割合です。直帰率はその反対で、エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合と説明されています。ユニバーサルアナリティクスの時代の直帰率とは定義が違うため、古い解説の説明をそのまま覚えると、試験で間違えます。
キーイベントとコンバージョン
キーイベントは、ビジネスの成果にとって特に重要な行動を記録したイベントです。購入、問い合わせ、資料の請求などが当たります。どのイベントをキーイベントにするかは、サイトの運営者が自分で決めて印を付けます。
以前は、GA4でもこうした重要な行動を「コンバージョン」と呼んでいました。アナリティクスのヘルプによると、いまは「キーイベント」という呼び方に変わり、「コンバージョン」は広告の効果を測るときの重要な行動を指す言葉として、Google広告と定義をそろえたと説明されています。古い解説で「GA4のコンバージョン」と書かれている部分は、いまの言葉では多くの場合キーイベントに当たります。
言葉は自分の言葉で言い換えてみる
これらの言葉は、定義を丸暗記するより、自分のサイトや身近なサイトに当てはめて言い換えてみると頭に残ります。「近所のパン屋のサイトなら、キーイベントは予約フォームの送信だろう」「ブログなら、10秒以上読まれた訪問がエンゲージメントのあったセッションになる」といった具合です。試験の問題も、こうした具体的な場面で出されることが多いため、言い換えの練習がそのまま試験対策になります。
合格までの手順:5つのステップ
ここからは、3つの無料の教材を使って合格を目指す手順を、5つのステップで説明します。
ステップ1:スキルショップにログインする
スキルショップにGoogleアカウントでログインし、Googleアナリティクスの学習プログラムを開きます。仕事で使っているGoogleアカウントと私用のアカウントを分けている場合は、どちらで認定を受けるかを先に決めておきます。スキルショップのヘルプでは、勤務先が変わっても修了認定や認定資格にアクセスできると説明されていますが、アカウントを途中で変えると記録の統合に問い合わせが必要になります。
ステップ2:101と102のコースを受ける
最初に、初級の101と102のコースを受けます。GA4の基本的な仕組み、データの集め方、レポートの読み方を学ぶ部分です。ここで出てくる言葉は、上のレベルのコースでも試験でも前提として使われます。
特に大切なのは、GA4のデータの数え方です。GA4では、ページを見る、ボタンを押す、動画を再生するといった、サイトの上で起こる行動を「イベント」という単位で数えます。この考え方が、ユニバーサルアナリティクスとの最も大きな違いです。
ステップ3:デモアカウントで画面を操作する
101と102を終えたら、デモアカウントを開いて、コースで学んだ画面を実際に操作します。次のような作業を自分でやってみると、言葉と画面が結びつきます。
- レポートで、どの流入元から来た人が多いかを確かめる
- 期間を変えて、先月と今月の数字を比べる
- 表に絞り込みをかけて、特定のページを見た人だけの数字を出す
- データ探索で、購入までの流れのどこで人が離れているかを確かめる
コースを動画で見ているだけでは、どのメニューがどこにあるのかが頭に残りません。画面を操作した経験があると、試験の問題文に出てくる画面の名前が具体的に思い浮かび、迷わず答えを選べるようになります。
ステップ4:201と301のコースを受ける
基本の操作に慣れたら、中級の201と上級の301のコースに進みます。201ではレポートをより詳しく読む方法、301ではGA4を広告の道具や他のデータと組み合わせて使う方法を学びます。
上級の内容は、実際に広告を運用した経験がないと想像しにくい部分です。分からないところは、ヘルプで言葉の意味を確かめ、デモアカウントで該当する画面を探してみると、理解の助けになります。
ステップ5:理解度テストを見直して認定試験を受ける
すべてのコースを終えたら、各単元の理解度テストで間違えた問題を見直します。間違えた理由が「言葉の意味を知らなかった」のか「画面の場所が分からなかった」のかを分けて、前者はヘルプで、後者はデモアカウントで確かめます。
見直しが終わったら、認定試験を受けます。試験を始める前の画面で、問題数と制限時間を必ず確かめてください。
2週間で進める学習計画の例
アナリティクスをほとんど触ったことがない人が、1日1時間ほどの勉強で合格を目指す場合の計画の例を示します。仕事や家事の合間に進める前提で、週末は少し多めに時間を取る組み方にしています。
| 日 | やること |
|---|---|
| 1日目から3日目 | 101のコースを受ける。分からない言葉はヘルプで確かめて、自分用の用語メモを作る |
| 4日目から6日目 | 102のコースを受ける。レポートの種類と、それぞれで何が分かるかをメモに加える |
| 7日目(週末) | デモアカウントを開き、101と102で学んだ画面を1つずつ操作する |
| 8日目から10日目 | 201のコースを受ける。出てきた機能を、その日のうちにデモアカウントで探す |
| 11日目から12日目 | 301のコースを受ける。広告との連携は、仕組みの流れを図に描いて整理する |
| 13日目 | 理解度テストで間違えた問題を見直し、用語メモを読み返す |
| 14日目(週末) | 試験の開始画面で問題数と時間を確かめ、認定試験を受ける |
この計画の要は、コースを受けた日のうちに、学んだ画面をデモアカウントで確かめることです。動画を見るだけの日が続くと、内容が頭に残らないまま先に進んでしまいます。1日の中で「学ぶ」と「触る」を両方入れると、少ない時間でも理解が積み上がっていきます。
すでにGA4を仕事で使っている人は、この計画のうち101と102を流し読みで済ませ、201と301、デモアカウントでの確認に時間を回すと、1週間ほどで準備を終えられます。反対に、仕事や家庭の事情で毎日の時間が取れない人は、1週間に3日だけ進めるなど、無理のない形に引き延ばしてかまいません。無料で何度でも受けられる試験なので、急ぐより、確実に理解して1回で合格するほうが結果的に早く終わります。
勉強時間の目安と、立場による違い
必要な勉強の時間は、Googleアナリティクスを普段から使っているかどうかで大きく変わります。実際に合格した人の体験談には、次のような記述があります。
無料で何度も受験できるため、さほどハードルが高くなく、気軽に挑戦できる試験かと思います。私は追い込まれないとできない人間なので、1週間という期間を決めてトータル15時間程勉強を行い、無事1回で合格することができました。実際に行ったものを含む学習方法を3つ紹介できればと思います。 出典: create.on-s.co.jp
これは、Web制作の仕事でアナリティクスに触れている人の例です。普段の仕事で使っていない人が同じ時間で合格できるとは限りません。立場ごとの進め方の目安は次のとおりです。
| 今の状態 | 進め方の目安 |
|---|---|
| GA4を仕事で毎日使っている | 201と301を中心に受け、普段使わない機能だけ重点的に学ぶ |
| ユニバーサルアナリティクスは使っていたが、GA4は慣れていない | 101から順に受け、データの数え方の違いを意識して学ぶ |
| アナリティクスをほとんど触ったことがない | 101と102の後にデモアカウントで十分に操作してから201に進む |
アナリティクスを触ったことがない人は、1日1時間ずつ、2週間から3週間ほどの計画を立てると、無理なく進められます。急いで詰め込むより、デモアカウントで操作する時間を確保するほうが、合格にも仕事にも役立ちます。
認定試験を受けるときの進め方
認定試験は、スキルショップの上で自分の好きな時間に受けられます。会場に行く必要はありませんが、自宅で受けるからこそ気をつけたい点があります。
途中で中断しない時間を選ぶ
試験には制限時間があります。家族に話しかけられたり、仕事の連絡に返事をしたりしていると、思った以上に時間を失います。受ける前に、まとまった時間を確保できる時間帯を選び、スマートフォンの通知を切っておくと安心です。スキルショップのヘルプでは、利用できるブラウザとしてMicrosoft Edge、Mozilla Firefox、Google Chrome、Safariが案内されています。普段使っているブラウザが対象に入っているかも、受ける前に確かめておきます。
問題文の状況を具体的に思い浮かべる
GAIQの問題は、「ある通販サイトの運営者が、広告から来た人の購入の割合を知りたい。どのレポートを見るべきか」といったように、具体的な場面で問われることが多くあります。問題文を読んだら、デモアカウントで操作した画面を思い出し、「この場面なら、あのメニューを開く」と頭の中で操作をたどってから選択肢を見ると、迷いが減ります。
迷った問題は印を付けて後で戻る
すぐに答えが出ない問題に時間をかけすぎると、後半の解ける問題に使う時間がなくなります。1回目は分かる問題から答え、迷った問題は後で見直すようにすると、時間配分が安定します。
不合格でも結果を次に活かす
もし不合格だった場合でも、24時間後には受け直せます。その間に、自信がなかった問題の分野をコースとヘルプで確かめ直してください。どの分野で迷ったかをメモしておくと、次の準備が短い時間で済みます。
古い情報を見分けるポイント
GAIQの勉強方法を調べると、いまの試験に合わない古い情報がたくさん出てきます。次のような特徴がある情報は、いまの試験の対策としては使わないほうが安全です。
ユニバーサルアナリティクスの言葉が出てくる
「ビュー」「目標」「直帰率を中心に見る」など、ユニバーサルアナリティクスの言葉を前提に書かれた解説は、GA4の試験には合いません。GA4ではデータの数え方が「イベント」を単位にしたものに変わっていて、画面の名前も違います。
「Analytics Academy」で学ぶと書かれている
以前は、Googleアナリティクスの学習コースが「Analytics Academy」という別のサイトで提供されていました。いまはスキルショップで提供されています。古い学習サイトを前提にした解説は、書かれた時期が古いと判断できます。
答えを集めた「解答集」
インターネット上には、試験の問題と答えをまとめたとされるページがあります。試験の内容は更新されるため答えが合っているとは限らず、答えだけを覚えても仕事で使える知識にはなりません。スキルショップのヘルプでは、認定期間中の不適切な再受験について、試験の結果の却下や受験の制限といった措置があり得ると説明されています。試験の公正さに関わる行為は避けてください。
つまずきやすい分野と対策
GAIQの勉強でつまずきやすいのは、普段の仕事で触れない機能です。
設定と管理の分野
レポートを見るだけの立場の人は、データの収集の設定や、アカウントとプロパティの管理の分野でつまずきがちです。プロパティとは、1つのサイトやアプリのデータをまとめて管理する単位のことです。誰にどの権限を与えるか、データをどのくらいの期間保存するかといった設定は、実際に触る機会が少ないため、コースの説明を読んだうえで、ヘルプで手順を確かめておくと理解が深まります。
広告との連携の分野
301のコースで学ぶ、広告の道具との連携も、広告を運用したことがない人には想像しにくい分野です。広告からサイトに来た人がその後どう行動したかを、アナリティクスで確かめる仕組みだと理解しておくと、個々の機能の意味がつかみやすくなります。
データ探索
データ探索は、表やグラフを自分で組み立てて分析する機能です。決まったレポートより自由度が高いため、操作に慣れていないと問題文の状況を想像しにくくなります。デモアカウントで、購入までの流れを確かめるファネルの分析を一度作ってみると、試験でも迷わなくなります。
合格したあとにやること
合格すると、認定資格はスキルショップの「マイ アクティビティ」のページで確認でき、ダウンロードもできます。合格の直後には、デジタルバッジの受け取り方が書かれたメールも届きます。
デジタルバッジを公開する
デジタルバッジは、資格を持っていることをインターネット上で証明できるデジタルの証明書です。スキルショップのヘルプによると、バッジの公開設定は最初は非公開になっていて、公開するにはプロフィールの公開設定を変える必要があります。仕事を探すときのプロフィールに載せたい場合は、公開の設定を忘れずに行ってください。
有効期限を管理する
認定資格は1年で有効期限が切れます。仕事のプロフィールに載せている場合、期限切れのままにしておくと、かえって印象を下げることがあります。有効期限が近づくと通知が届くので、通知を受け取ったら再認定の試験を受ける予定を立てておきます。GA4の機能は随時更新されるため、再認定の勉強は、新しい機能を知るよい機会にもなります。
学んだ内容を自分のサイトで試す
合格したら、ブログやポートフォリオのサイトなど、自分で管理しているサイトにGA4を設定してみることをすすめます。デモアカウントは閲覧者の権限なので、データの集め方の設定や、キーイベントの印付けを自分で行うことはできません。自分のサイトで設定から確認までを一通り経験しておくと、仕事で「設定もお願いできますか」と聞かれたときに、自信を持って引き受けられます。
設定した結果をもとに、1か月の数字をまとめた簡単なレポートを作っておけば、そのまま仕事を探すときの成果物のサンプルとして使えます。レポートには、訪問者の数やよく読まれたページだけでなく、「来月はこのページの導線を見直す」といった次の一手を1つ添えておくと、依頼する側が知りたい情報に近い形になります。自分のサイトの数字なので、公開しても誰にも迷惑がかからない点も、サンプルとして使いやすい理由です。
資格を仕事にどう活かすか
GAIQは、アナリティクスの知識があることを示す資格です。ただし、資格を持っていることと、依頼する側の課題を解決できることは別の話です。
数字を読んで「次に何をすべきか」まで伝える
アクセス解析の仕事で依頼する側が求めているのは、数字の一覧ではなく、その数字から何が言えて、次に何をすべきかの提案です。実際に、アクセス解析の現場の大変さについて、次のように書かれています。
もっとも、GAIQを取得してGoogleアナリティクスに詳しくなっても、データを網羅的に分析し課題を出すには時間がかかります。実際に弊社がWebコンサルを行っていた時、成果に結びつく課題を出すためには30~40時間ほど分析・集計をする必要がありました。 出典: wacul-ai.com
GAIQで身につくのは、道具を正しく使い、数字を正しく読むための知識です。その知識を使って、依頼する側のサイトの課題を見つけ、改善案を出すところまでできると、仕事としての価値が大きくなります。
アナリティクスの知識が活きる仕事
アナリティクスの知識が活きる在宅の仕事には、アクセス解析のレポートの作成、広告の効果測定、サイトの改善提案、記事やページの成果の分析などがあります。マーケティングとAI、セキュリティが組み合わさった仕事の全体像は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。生成AIを使って分析やレポートづくりを効率化する提案に関心がある人は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事も参考になります。
文章の仕事と組み合わせる
Webライターとして記事を書いている人にとっても、アナリティクスの知識は役に立ちます。自分が書いた記事がどれだけ読まれ、読んだ人がその後どう行動したかを数字で示せると、依頼する側との話が具体的になります。Webライターが文字単価を上げる方法|1円→5円にステップアップする戦略【2026年版】では、成果を示して単価を上げていく考え方を解説しています。分析の結果を伝える報告書の書き方を体系的に学びたい人には、ビジネス文書検定の資格ガイドも参考になります。
運営者の視点で見た、アクセス解析の仕事が続く人
在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、アクセス解析の仕事で長く依頼が続く人には共通点があります。それは、報告書を「数字の説明」で終わらせず、「来月はこれを試しましょう」という次の一手まで書いていることです。
たとえば、月次のレポートで「先月より訪問者が10%減りました」と書くだけでなく、「減った理由は検索からの流入が減ったことで、特にこの3ページの順位が下がっています。来月はこの3ページの内容を見直すことをすすめます」と書く。依頼する側は、数字を読む時間を省けるうえに、次に何をすればよいかが分かります。こうした報告を続けられる人は、単発の作業で終わらず、改善の実行まで任されるようになります。
仲介の手数料がかからない直接のやりとりでは、依頼する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手取りが厚くなります。アクセス解析は、数か月にわたって数字を見続けるほど価値が出る仕事です。双方に余裕のある継続の関係の中でこそ、GAIQで身につけた知識が成果につながっていきます。
仕事の報酬の目安を知っておく
アナリティクスの知識は、デザインや制作の仕事とも結びつきます。サイトのどこで人が離れているかを数字で示せるデザイナーは、見た目の提案に根拠を添えられるため、依頼する側から重宝されます。デザイナーの年収・単価相場では、デザインの仕事の報酬の目安を確かめられます。
GAIQは、無料で、何度でも挑戦でき、自分のペースで学べる資格です。まずはスキルショップで101のコースを開き、デモアカウントで実際の画面を触ってみるところから始めてみてください。画面を操作しながら学んだ知識は、試験に合格したあとも、そのまま仕事の力として残ります。
よくある質問
Q. GAIQは本当に無料で受けられますか?
受けられます。スキルショップのよくある質問には、スキルショップは無料で利用できると書かれていて、学習のコースも認定試験も、合格後のデジタルバッジも無料です。教材もGoogleが公式に用意しているコースとデモアカウント、ヘルプで十分にそろうため、有料の教材を買わなくても合格を目指せます。
Q. 不合格だったらすぐに受け直せますか?
受験の回数に制限はありませんが、不合格だった場合は、その後24時間は再受験できません。答えを覚えるために何度も受け直すより、間違えた分野をコースとヘルプで確かめ、デモアカウントで画面を操作してから受け直すほうが、合格にも仕事にも役立ちます。
Q. GAIQの有効期限はどのくらいですか?
スキルショップのヘルプでは、認定書に別の記載がない限り、認定資格は認定を受けた日から1年間有効と説明されています。再認定の試験を受けられるのは、有効期限の30日前から始まる期間です。期限が近づくと通知が届くので、それを受けてから受験の予定を立てると安全です。
Q. 昔の勉強方法の記事は参考になりますか?
ユニバーサルアナリティクスを前提に書かれた記事は、いまの試験の対策には向きません。いまの試験の対象はGoogleアナリティクス4で、データの数え方や画面の名前が大きく違います。勉強はスキルショップの101から301のコースと、アナリティクスのヘルプを中心に進めると確実です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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