最速で合格する資格勉強法|働きながら3ヶ月で取得した5つの方法

田中 大輝
田中 大輝
最速で合格する資格勉強法|働きながら3ヶ月で取得した5つの方法

この記事のポイント

  • 働きながら最速で資格に合格するための勉強法を5つ紹介
  • 3ヶ月でIT資格・簿記を取得した筆者が
  • 時間の作り方・教材選び・モチベーション維持のコツを実体験で解説します

「資格を取りたいけど、仕事が忙しくて勉強する時間がない」。これは、働きながら資格取得を目指すすべての人が直面する壁です。

私はフルタイムのエンジニアとして働きながら、3ヶ月でAWS SAAに合格しました。その後も基本情報技術者、簿記3級と、いずれも3ヶ月以内で取得しています。特別な才能があったわけではなく、勉強の「やり方」を工夫した結果です。

正直なところ、最初のAWS SAAの勉強では教科書を頭から読み進めるやり方を採用し、2ヶ月経っても全体の半分しか終わりませんでした。焦ってやり方を変えたところ、残り1ヶ月で合格できたのです。この記事では、私が実践してきた5つの勉強法をお伝えします。

方法1:逆算スケジュールを最初に立てる

最速合格の鍵は、最初の3日間をスケジュール立てに使うことです。いきなりテキストを開くのではなく、まず試験日から逆算して学習計画を組みます。

具体的な手順

  1. 試験日を決める(申し込む)
  2. 試験範囲の全体像を把握する(目次を読む)
  3. 範囲を週単位に分割する
  4. 1日あたりの学習時間を計算する

たとえば、AWS SAAの場合、試験範囲を大きく4分野(設計・回復性・高パフォーマンス・コスト最適化)に分け、1分野を2〜3週間で学習する計画を立てました。

重要なのは、先に試験を申し込むことです。退路を断つことで、自然と勉強に向かうようになります。受験料を払ってしまえば「もったいないから勉強しよう」という心理が働きます。これは精神論ではなく、行動経済学で「サンクコスト」と呼ばれる効果を逆手に取った戦略です。

スケジュールは紙やスプレッドシートに書き出し、毎日の進捗を記録しましょう。計画通りに進まない日があっても、週単位で帳尻を合わせれば問題ありません。

方法2:スキマ時間を「インプット」に使う

働きながらの勉強で最も重要なのが、スキマ時間の活用です。ただし、スキマ時間の使い方にはコツがあります。

スキマ時間(5〜30分)→ インプット 通勤電車、昼休み、移動時間には、テキストの読み込みや動画講義の視聴など、新しい知識のインプットを行います。

まとまった時間(1時間以上)→ アウトプット 帰宅後や休日には、問題演習や模擬試験など、知識のアウトプットに集中します。

この分け方を意識するだけで、限られた時間を最大限に活用できます。電車の中で問題を解こうとしても集中できませんが、テキストを読むだけなら十分にこなせます。

1日の学習時間の目安

時間帯 学習内容 時間
通勤(行き) テキスト読み 20分
昼休み 動画講義 15分
通勤(帰り) テキスト復習 20分
帰宅後 問題演習 45分
合計 約1時間40分

平日は約1時間40分、休日は3時間を確保できれば、3ヶ月で多くの資格に合格できる学習量を達成できます。

在宅勤務の方は通勤時間がない代わりに、仕事の前後に30分ずつ学習時間を確保するのが効果的です。朝の30分はインプット、夜の30分はアウトプットに充てましょう。

方法3:問題集を3周回す

テキストを完璧に理解してから問題集に取りかかる人がいますが、これは非効率です。テキストは1周軽く読んだら、すぐに問題集に移りましょう。

1周目:解けなくても気にしない 問題を読み、分からなければすぐに解説を読みます。この段階では「理解」が目的で、「正解」は目的ではありません。1周目の正答率が20〜30%でも全く問題ありません。「こういう問われ方をするんだ」と出題パターンを把握することが重要です。

2周目:解説を読まずに解く 1周目で間違えた問題を中心に、自力で解きます。正答率60%を目指します。2周目で正解できた問題は3周目でスキップしてOKです。この「正解した問題を外す」仕組みが、効率を大きく高めます。

3周目:スピードと正確さを上げる 時間を計りながら全問を解きます。正答率80%以上をクリアできれば、合格ラインに到達しています。3周目でも間違える問題は、次の「弱点ノート」の対象になります。

この3周メソッドは、ITパスポートでも簿記3級でも基本情報技術者でも、どの資格にも応用できます。

方法4:弱点ノートを作る

3周目まで進んでも間違える問題は、自分の「弱点」です。この弱点を集中的に潰すために、弱点ノートを作ります。

弱点ノートの作り方

スマホのメモアプリに、間違えた問題の「テーマ」と「要点」だけをメモします。たとえば、

・VPCピアリング:異なるVPC間の通信。推移的な接続は不可 ・S3のストレージクラス:Standard→IA→Glacier の順にコスト低下 ・RDSのマルチAZ:自動フェイルオーバーで高可用性を実現。読み取りレプリカとは別物

ノートの分量は画面1〜2スクロール分に収めます。多すぎると見返す気が失せるので、本当に覚えられない項目だけに絞ります。

このノートを試験当日の朝に見返すだけで、合格率が格段に上がります。試験会場への移動中にサッと確認できるのがスマホメモの利点です。

簿記3級の場合は、間違えやすい仕訳パターンをノートにまとめます。「減価償却費の仕訳」「前払費用と未払費用の違い」など、混同しやすいテーマを重点的に整理しましょう。

方法5:模擬試験で時間配分を体得する

試験の1〜2週間前からは、模擬試験を繰り返します。知識の確認だけでなく、時間配分を体に覚え込ませることが目的です。

AWS SAAは65問130分ですが、普通に解くと時間が足りなくなりがちです。模擬試験を2〜3回こなすと、「1問あたり2分以内」というペースが体に染みついてきます。

模擬試験の活用法

試験前の期間 やること
2週間前 模擬試験1回目(時間無制限で解く)
1週間前 模擬試験2回目(時間制限あり)
3日前 模擬試験3回目(本番と同じ条件で)
前日 弱点ノートの見直しのみ

前日にガッツリ勉強するのは逆効果です。弱点ノートをさっと見直して、早めに寝ましょう。睡眠不足は集中力を著しく低下させるため、前日の夜更かしは厳禁です。

模擬試験の結果が合格ラインに届かなくても、焦る必要はありません。模擬試験は本番より難しく設計されていることが多いです。模擬試験で60%取れていれば、本番では合格ラインを超える可能性が高いです。

資格別の勉強期間の目安

主な資格の、働きながらの取得にかかる勉強期間の目安をまとめます。

資格 勉強期間の目安 1日の学習時間 合計学習時間
ITパスポート 1〜2ヶ月 1時間 50〜80時間
MOS Excel 1〜2ヶ月 1時間 40〜60時間
簿記3級 2〜3ヶ月 1.5時間 80〜120時間
基本情報技術者 2〜3ヶ月 1.5時間 100〜150時間
AWS SAA 2〜3ヶ月 1.5時間 80〜120時間
TOEIC 700点 2〜4ヶ月 1時間 100〜150時間
簿記2級 3〜4ヶ月 1.5時間 150〜200時間
応用情報技術者 3〜5ヶ月 2時間 200〜300時間

あくまで目安ですが、逆算スケジュールを立てる際の参考にしてください。IT業界の実務経験がある方は、基本情報技術者やAWS SAAの学習時間を短縮できます。

モチベーション維持のコツ

3ヶ月間の学習を完走するには、モチベーション管理も大切です。

小さなゴールを設定する

「3ヶ月後に合格」だけだと遠すぎて気力が持ちません。「今週中にセクション3まで終わらせる」「今日は問題集を10問解く」といった小さなゴールを日々設定しましょう。小さなゴールを達成するたびに達成感が生まれ、次のゴールへのモチベーションになります。

合格後の自分をイメージする

資格を取得した後に受注したい案件をクラウドソーシングで探してみてください。「この案件、資格があれば応募できる」と実感すると、勉強のモチベーションが一気に上がります。具体的な案件と報酬額を見ると、「この資格を取れば月○万円の副業収入が得られる」というリアルなイメージが湧きます。

完璧を目指さない

合格ラインは多くの試験で60〜70%です。100点を目指す必要はありません。「合格すればいい」という割り切りが、最速合格の秘訣です。全範囲を均等に学ぶのではなく、出題頻度の高い範囲を確実に押さえる戦略で十分です。

仲間を見つける

SNSやオンラインコミュニティで同じ資格を目指す仲間を見つけると、孤独感が和らぎます。進捗を報告し合うだけでも、サボりにくくなる効果があります。

まとめ

働きながら最速で資格に合格するには、がむしゃらに勉強するのではなく、やり方を工夫することが大切です。逆算スケジュール、スキマ時間の活用、問題集3周、弱点ノート、模擬試験の5つの方法を実践すれば、3ヶ月あればほとんどの資格に手が届きます。資格を取得したら、クラウドソーシングで副業を始める準備は万端です。

よくある質問

Q. 残業や急な予定でスケジュール通りに勉強が進まない時はどうすればいいですか?

スケジュールを立てる際、最初から「予備日」を週に1〜2日設けておくのが最大のコツです。平日の遅れは週末の予備日でカバーするようにすれば、計画倒れによる挫折を防げます。もし順調に進んでいれば、その日はリフレッシュにあてるか、苦手分野の復習に使いましょう。週単位で勉強時間の帳尻を合わせる柔軟性が大切です。

Q. スキマ時間を活用したインプットには、どんな教材やツールがおすすめですか?

通勤電車や休憩時間には、スマホでサクサク解ける「一問一答アプリ」や「耳学できる動画・音声教材」が非常に便利です。特に暗記系の学習は、満員電車でも片手で進められるアプリが適しています。また、テキストの重要ページや自分がまとめた弱点ノートをスマホで写真に撮っておき、移動中に眺めるだけでも立派なインプットになります。

Q. 働きながらだと「問題集を3周回す」時間が確保できるか不安です。効率的な回し方はありますか?

3周すべてを全問解く必要はありません。1周目は全体を通して解き、間違えた問題や勘で正解した問題にチェックをつけます。2周目はそのチェックがついた問題のみを解き、3周目は2周目でも間違えた「本当に苦手な問題」だけに絞り込みます。回数を重ねるごとに解く問題を減らしていくことで、限られた時間でも効率よく3周できます。

Q. 弱点ノートを作るのに時間がかかってしまいそうです。手間を省く良い方法はありますか?

弱点ノートは「きれいにまとめる」必要は全くありません。間違えた問題の解説をコピーしてノートに貼るか、スマホのメモ帳アプリに箇条書きで記録するだけでも十分です。「自分がなぜ間違えたのか」「正しい解答のポイントは何か」を、自分だけが分かる言葉で1〜2行で書き残すことを意識し、作成の手間より見返す回数を増やしましょう。

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田中 大輝

この記事を書いた人

田中 大輝

クラウドインフラエンジニア

AWS認定ソリューションアーキテクト、CCNA、LPIC-1を保有。SIerからフリーランスに転身し、クラウドインフラの設計・構築を手がけています。IT資格の取得戦略と実務での活かし方を発信中。

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