GAIQの試験の受け方と出題範囲。取得後に在宅の解析の仕事で使うには


この記事のポイント
- ✓GAIQの試験を受けたい人に向けて
- ✓今のGoogleアナリティクス認定資格(2026年版)の受け方
- ✓スキルショップでの手順
GAIQの試験について調べると、古い記事と新しい記事で、名前も受け方も書かれていることが違い、戸惑う人が多いはずです。GAIQとは、Googleアナリティクスの使い方の知識を確かめる、Googleの認定資格の以前の呼び名です。Googleアナリティクスとは、Webサイトやアプリに来た人の数や行動を測り、集計して見せてくれる、Googleの無料の解析の道具のことです。今は「Googleアナリティクス認定資格」という名前で、Googleの学習の場であるスキルショップから受けます。2026年10月時点では、2026年版の認定が公開されています。この記事では、今の認定の受け方と出題範囲、準備のしかたを、Googleの公式の案内をもとに整理し、取得したあとに在宅の解析の仕事で活かすための進め方も説明します。
GAIQは今のGoogleアナリティクス認定資格
GAIQは、英語の Google Analytics Individual Qualification の頭文字で、「Googleアナリティクス個人認定資格」という意味です。長くこの名前で知られてきたため、今も「GAIQ」で検索する人が多くいます。
現在、この資格は「Google Analytics Certification(Googleアナリティクス認定資格)」という名前で提供されています。2026年10月17日時点で、スキルショップのGoogleアナリティクスの分野に並んでいる認定は「Google Analytics Certification (2026)」の1つです。
スキルショップとは、Google広告やGoogleアナリティクスなどのGoogleのサービスの使い方を学び、認定資格を取れる、Googleの学習の場のことです。Googleのスキルショップのヘルプによると、スキルショップは2024年5月31日から、学習の内容が2つに分けられ、別々の場所で提供されるようになりました。
2024 年 5 月 31 日より、スキルショップの学習コンテンツは、「Skillshop Google Ads/GMP/GA」と「Skillshop その他のトピック」の 2 つのメインカテゴリに分割され、コンテンツは 2 つの異なるプラットフォームでホストされるようになりました。 出典: support.google.com
Googleアナリティクスは、このうち「Skillshop Google Ads/GMP/GA」の側に入っています。同じヘルプによると、このカテゴリのコースを受けたり、認定資格を確かめたりするには、これまでと同じGoogleアカウントで skillshop.docebosaas.com にログインします。古い記事で案内されている以前のスキルショップの場所とは違うので、注意してください。
Googleアナリティクス自体も、以前のユニバーサル アナリティクスから、今のGoogleアナリティクス4(GA4)に切り替わっています。古いGAIQの対策の記事や問題集には、今はない画面や機能を前提にした内容が残っていることがあります。準備に使う資料は、今の認定とGA4に対応したものを選びます。
認定資格の費用と、基礎の認定とプロフェッショナルの認定
Googleアナリティクス認定資格は、無料で受けられます。スキルショップのヘルプでは、Google広告の分野で、試験官の監督つきで受ける「プロフェッショナル認定資格」という上級の認定を説明する中で、今後これらの試験は有料になる予定だが、基礎的な認定資格は引き続き無料で利用できる、と案内しています。
同じヘルプによると、プロフェッショナル認定資格は、概念と手順の両方の知識に重点があり、試験の公正さを高めるためにオンラインで試験官が監督します。基礎的な認定資格は、主に概念と戦略の知識に重点があり、試験官の監督はありません。2026年10月時点で、スキルショップのGoogleアナリティクスの分野に並んでいるのは、プロフェッショナルの名前が付かない「Google Analytics Certification (2026)」です。
スキルショップのヘルプによると、認定資格は、認定試験に合格すると与えられます。取得した認定資格は、ユーザーのメニューの[コース]タブにある[マイ アクティビティ]のページで確かめ、ダウンロードできます。
2026年版の認定が確かめる5つの力
スキルショップの「Google Analytics Certification (2026)」のコースの説明では、この認定は、基本的な設定にとどまらず、事業の成長につながる気づきをデータから引き出せる力を確かめるものとされています。Googleアナリティクスのデータの仕組みを深く理解し、さまざまなレポートの画面でデータを読み取り、主な測定の機能を使って、データにもとづくマーケティングの判断ができることを示す認定です。
コースの説明で挙げられている、認定で確かめる力は次の5つです。
- Googleアナリティクスのプロパティを設定し、管理する力。イベントを単位とするデータの仕組み、ユーザーの階層、プライバシーの設定の理解を含む
- レポート、探索、広告といった主な画面を行き来し、事業にとって大事なデータを見つけて分析する力
- 事業の目標を、キーイベント、コンバージョン、オーディエンスの設定によって、測れる行動に置き換える力
- アトリビューションのモデル、データのサンプリング、探索の使い方を理解し、複雑な問いに答える気づきをデータから引き出す力
- チャネルをまたいだ分析を予算の判断に使い、Google広告などのほかの道具とつなぎ、自社で集めたデータを活かす力
プロパティとは、Googleアナリティクスの中で、1つのWebサイトやアプリのデータを集めて管理する単位のことです。アトリビューションとは、購入などの成果に、どの広告や流入の経路がどれだけ貢献したかを割り振る考え方のことです。サンプリングとは、データが多すぎるときに、一部のデータから全体を推計して集計する仕組みのことです。
コースは5つのセクションで構成されています。1から4は学習のセクションで受けることが勧められ、5が合格して認定を受けるための試験のセクションで、必ず受ける必要があります。
| セクション | 内容 |
|---|---|
| 1 | Googleアナリティクスを使い始める(推奨) |
| 2 | データを管理し、レポートの読み方を学ぶ(推奨) |
| 3 | データとレポートをさらに深く読む(推奨) |
| 4 | ほかの道具やデータとGoogleアナリティクスを組み合わせる(推奨) |
| 5 | 試験に合格して認定を受ける(必須) |
試験の受け方の手順
Googleアナリティクス認定資格は、決まった試験日がなく、自分の都合のよいときにオンラインで受けられます。スキルショップのヘルプで案内されている、認定資格を取るまでの流れは次のとおりです。
- Googleアカウントでスキルショップにログインする
- 認定資格のコースにアクセスする
- 理解度テストの準備として、コースの学習の活動を受ける
- 認定資格に関係する試験をすべて受ける
- 合格すると認定資格が与えられる
ログインに使うGoogleアカウントは、取得した認定資格がひもづくアカウントになります。仕事で使う予定がある人は、個人のアカウントと仕事のアカウントのどちらで取るかを、先に決めておきます。会社の仕事で取る場合も、退職すると会社のアカウントが使えなくなることがあるので、注意が必要です。
試験の問題数、制限時間、合格の基準、受け直しの決まり、認定の有効期間は、ログインしたあとの試験の案内で示されます。ネット上には具体的な数字を紹介する記事も多くありますが、認定は版が新しくなるたびに見直されるため、記事の数字が今の版と同じとは限りません。2026年10月時点で、ログインしなくても見られる公式の公開ページでは、これらの数字を確かめられませんでした。受ける前に、試験の画面の案内で必ず確かめてください。
英語で受けるときの準備
2026年10月17日時点で、スキルショップの「Google Analytics Certification (2026)」は、学習の資料が英語と英語(イギリス)の2つの言語で提供されています。日本語で学べる状態になっているかは、受ける時点のコースの表示で確かめてください。
英語で受ける場合、難しいのは英語そのものより、Googleアナリティクスの画面の用語が英語で出てくることです。日本語の画面で使っている人は、次のような用語の対応を先に押さえておくと、問題文の意味をつかみやすくなります。
| 英語の画面 | 日本語の画面 |
|---|---|
| Reports | レポート |
| Explore | 探索 |
| Advertising | 広告 |
| Admin | 管理 |
| Property | プロパティ |
| Data stream | データストリーム |
| Event | イベント |
| Key event | キーイベント |
| Audience | オーディエンス |
| Attribution | アトリビューション |
| Dimension | ディメンション |
| Metric | 指標 |
Googleアナリティクスの画面の言語は、Googleアカウントの言語の設定で切り替えられます。準備の期間だけ英語の画面に切り替えて操作してみると、試験の問題文と画面の言葉が一致し、理解が早くなります。
出題範囲ごとに押さえる考え方
5つの力のそれぞれで、どのような考え方を押さえておけばよいかを、Googleアナリティクスの公式のヘルプをもとに説明します。
イベントを単位とするデータの仕組み
今のGoogleアナリティクスは、Webサイトやアプリの上で起きたことを、すべて「イベント」として記録します。Googleアナリティクスのヘルプは、イベントを次のように説明しています。
イベントを使用すると、ウェブサイトまたはアプリ上での特定のインタラクションや事象を測定できます。たとえばイベントを使用して、ユーザーによるページの読み込み、リンクのクリック、購入の完了、システムの動作(アプリのクラッシュ、インプレッションの発生など)を測定できます。 出典: support.google.com
ページが表示されたことも、ボタンが押されたことも、購入が完了したことも、同じイベントという形で記録されます。それぞれのイベントには、どのページか、いくらの購入か、といった詳しい情報を付けられます。この詳しい情報をイベントのパラメータと呼びます。この仕組みを理解しておくことが、ほかのすべての範囲の土台になります。
キーイベントとオーディエンス
同じヘルプでは、キーイベントを、事業の成果にとって特に重要な行動を測るイベントと説明しています。収集したどのイベントでもキーイベントにでき、キーイベントとして印を付けると、その行動をした人の数や、そこに至るまでに接したチャネルの成果を確かめられます。たとえば、問い合わせのフォームの送信や、資料のダウンロードを、キーイベントにします。
オーディエンスとは、特定の条件に当てはまる利用者のまとまりのことです。「過去30日に料金のページを見た人」のようなまとまりを作り、レポートで比べたり、Google広告で広告を出す相手に使ったりします。
事業の目標を、どのイベントをキーイベントにするか、どのオーディエンスを作るかに置き換える考え方は、試験でも実際の仕事でも中心になります。
レポートと探索
Googleアナリティクスには、あらかじめ用意された「レポート」と、自分で項目を組み合わせて分析する「探索」があります。レポートは、全体の傾向を素早くつかむための画面です。探索は、特定の問いに答えるために、ディメンションと指標を自由に組み合わせて表やグラフを作る画面です。ディメンションとは、ページの名前や流入の経路のように、データを分ける切り口のことで、指標とは、利用者の数やイベントの数のように、数えたり計算したりした値のことです。
どの問いにはレポートで答え、どの問いには探索を使うかを判断できることが、2つ目と4つ目の力にあたります。
アトリビューションとサンプリング
アトリビューションは、成果への貢献をどの経路に割り振るかの考え方です。最後に接した経路にすべてを割り振るのか、途中で接した経路にも分けるのかで、広告の評価は大きく変わります。
サンプリングは、探索などで大量のデータを扱うときに、一部のデータから全体を推計する仕組みです。サンプリングが行われていると、表示される数字は推計の値になります。数字を読むときに、推計の値かどうかに気づけることも、データを正しく読む力の一部です。
ほかの道具とのつながり
Googleアナリティクスは、Google広告などのほかの道具とつなぐことで、広告から来た人がサイトの上でどう行動したかを確かめられるようになります。5つ目の力では、こうしたつながりを使って、チャネルをまたいだ分析を予算の判断に活かす考え方が問われます。
以前のGAIQの知識で間違えやすい点
以前のGAIQを受けたことがある人や、古い教材で学んだ人が、今の認定の準備で間違えやすい点があります。以前のGoogleアナリティクスであるユニバーサル アナリティクスと、今のGA4では、データの考え方そのものが変わっているためです。
1つ目は、ユニバーサル アナリティクスがすでに使えないことです。Googleアナリティクスのヘルプによると、2024年7月1日の週以降、ユニバーサル アナリティクスの現在と過去のデータにアクセスできなくなり、ほとんどの利用者は画面とAPIにもアクセスできなくなりました。ユニバーサル アナリティクスの画面や設定を前提にした問題集の知識は、今の認定には使えません。
2つ目は、データの数え方の中心が変わったことです。ユニバーサル アナリティクスは、セッションとページビューを中心にデータを数えていました。GA4では、前の節で説明したとおり、すべての行動をイベントとして記録します。ページが表示されたことも、イベントの1つとして扱われます。
3つ目は、指標の意味が変わったものがあることです。たとえば直帰率は、GA4では意味が変わっています。Googleアナリティクスのヘルプによると、GA4のエンゲージメント率は、エンゲージメントのあったセッションの割合で、その反対が直帰率、つまりエンゲージメントが発生しなかったセッションの割合です。エンゲージメントのあったセッションとは、10秒以上続いた、キーイベントが発生した、2回以上ページやアプリの画面が表示された、のいずれかに当てはまるセッションのことです。名前が同じでも、以前と同じ意味だと思い込まないことが大切です。
4つ目は、「コンバージョン」の呼び方です。GA4では、事業の成果にとって重要な行動を測るイベントを「キーイベント」と呼びます。古い教材でコンバージョンと書かれている設定の多くは、今の画面ではキーイベントとして扱われます。
こうした違いは、試験の問題でも、実際の仕事でも、混乱のもとになります。準備の初めに、自分が持っている知識がユニバーサル アナリティクスのものか、GA4のものかを整理しておくと、つまずきが少なくなります。
デモアカウントで実際に操作して準備する
試験の準備でいちばん効き目があるのは、実際にGoogleアナリティクスを操作することです。自分のサイトがない人でも、Googleが用意しているデモアカウントで練習できます。Googleアナリティクスのデモアカウントのヘルプによると、デモアカウントはGoogleのユーザーであれば誰でも使え、Googleアナリティクスのすべての機能を使えるアカウントです。Google Merchandise Store と Flood-It! のデータを使った、2つのGoogleアナリティクス4のプロパティが含まれ、実際の事業のデータで機能を試せます。
デモアカウントで練習するときは、出題範囲の5つの力に沿って、次のような課題を自分に出してみると、準備が具体的になります。
- どのイベントがキーイベントとして設定されているかを確かめる
- 流入の経路ごとに、利用者の数とキーイベントの数を比べる
- 探索で、ページごとの利用者の数を表にまとめる
- 特定の条件のオーディエンスが、どのように定義されているかを確かめる
- アトリビューションの設定を確かめ、経路ごとの評価がどう変わるかを考える
課題に答えるたびに、どの画面のどこを見たかをノートに書き残しておくと、試験の問題で画面の場面が出たときに思い出しやすくなります。
準備の進め方と期間の目安
準備の進め方の一例を示します。
- スキルショップのコースの学習のセクション1から4を通して受ける
- 学習の中で出てきた用語を、英語と日本語の対応つきでノートにまとめる
- デモアカウントで、5つの力に沿った課題を操作して確かめる
- 分からなかった点を、Googleアナリティクスの公式のヘルプで調べる
- 試験のセクションを受ける
準備の期間は、Googleアナリティクスを使った経験によって大きく変わります。仕事でGA4を日常的に使っている人なら、学習のセクションを確かめるだけで受けられることもあります。初めて使う人は、デモアカウントでの操作に慣れる時間も含めて、1日1時間ほどの学習で2週間から1か月を見込むと、落ち着いて準備できます。
学習のセクションは推奨であって必須ではありませんが、版が新しくなった認定では、出題の考え方が以前の版と変わっていることがあります。以前の版を受けたことがある人も、学習のセクションに目を通しておくと安心です。
試験を受ける日の進め方
Googleアナリティクス認定資格は、自宅などでオンラインで受ける試験です。基礎的な認定資格には試験官の監督はありませんが、落ち着いて受けられる環境を自分で整えることが大切です。
受ける前に、通信が安定している場所と時間を選びます。試験の途中で通信が切れると、受け直しが必要になることがあります。家族がほかの機器で大きな動画を見ている時間を避ける、Wi-Fiのつながりやすい部屋で受ける、といった準備をしておきます。
試験の画面では、制限時間が表示されます。始める前に、問題の数と制限時間から、1問あたりにかけられる時間の目安を計算しておくと、時間配分を決めやすくなります。迷う問題に時間をかけすぎず、いったん答えて先に進み、時間が残れば見直す進め方が有効です。
英語で受ける場合は、問題文の中の画面の用語に気をつけます。前の節の用語の対応の表を手元に用意しておくと、問題文の意味を取り違えずに済みます。ブラウザの翻訳の機能で問題文を日本語にすると、画面の用語まで訳されて、かえって意味が分かりにくくなることがあるので、用語は英語のまま読むほうが確実です。
合格したら、スキルショップの[マイ アクティビティ]のページで、認定資格を確かめてダウンロードしておきます。取得した日と、有効期間が示されている場合はその期限を、手帳やカレンダーに書いておくと、更新を忘れずに済みます。不合格だった場合は、受け直しの決まりを試験の案内で確かめ、間違えた分野の学習のセクションを見直してから受け直します。
取得後に在宅の解析の仕事で使うには
Googleアナリティクス認定資格は、Googleアナリティクスの知識を確かめる資格です。在宅で解析の仕事を受けるときに、資格を持っていることは、依頼する側が力を判断する手がかりの1つになります。ただし、資格だけで仕事が決まるわけではありません。資格と合わせて、何ができるかを具体的に示すことが大切です。
在宅で受けられる解析の仕事には、主に次のようなものがあります。
- GA4の初期の設定と、キーイベントの設定の代行
- 月ごとのアクセスの報告書の作成
- 探索を使った、特定の問いへの分析
- Google広告とつないだ、広告の成果の確かめ
- 分析の結果をもとにした、サイトの改善の提案
仕事を受けるときは、依頼する側のGoogleアナリティクスに、必要な権限だけを付けてもらいます。Googleアナリティクスでは、プロパティごとに、閲覧だけの権限や、編集の権限を分けて付けられます。報告書を作るだけなら閲覧の権限で足り、設定を変える仕事なら編集の権限が必要です。仕事が終わったら権限を外してもらうよう、最初に取り決めておくと、依頼する側も安心できます。
力を示すには、デモアカウントのデータを使って、報告書の見本を作っておく方法があります。どの数字から何を読み取り、何を改善の提案にするかまでを1枚にまとめた見本があれば、依頼する側は仕事の質を具体的に想像できます。依頼する側の実際のデータは、許可なく見本に使わないようにします。
報告書の見本の作り方
デモアカウントで報告書の見本を作るときは、次の4つの部分で構成すると、依頼する側に伝わりやすくなります。
1つ目は、要点です。1枚目の最初に、その月に分かったことを3つほど、短い文で書きます。「先月より問い合わせのキーイベントが増えた」「スマートフォンからの利用者の割合が高まった」といった形です。忙しい依頼者は、ここだけを読むことも多いので、結論を先に書きます。
2つ目は、根拠の数字です。要点ごとに、どのレポートや探索の、どの数字から読み取ったのかを、表やグラフで示します。数字には、比べる相手(前の月、前の年の同じ月など)を必ず添えます。
3つ目は、気づきです。数字の変化の理由として考えられることを書きます。ここでは、断定せず、「この経路からの利用者が増えた時期と、広告を始めた時期が重なっている」のように、データで確かめられる事実と、考えられる理由を分けて書きます。
4つ目は、次にすることの提案です。気づきをもとに、次の月に試すことを1つか2つ挙げます。提案の効果を確かめるために、どのキーイベントやどの数字を見ればよいかまで書いておくと、翌月の報告につながります。
この4つの部分を、デモアカウントのデータで一度作っておけば、依頼する側に仕事の進め方を具体的に示せます。
解析の仕事は、Webサイトの制作や改善の仕事と組み合わさることが多くあります。サイトの作り方の知識を確かめる資格としては、Webクリエイター能力認定試験やHTML5プロフェッショナル認定試験があります。キーイベントを正しく測るには、サイトの作りを理解している必要があるため、解析と制作の両方の知識があると、引き受けられる仕事の幅が広がります。解析をはじめとするマーケティングの仕事の種類と、依頼される作業の中身は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。
解析の仕事を続ける人を見てきて分かること
在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、解析の仕事で同じ依頼者から長く頼まれ続ける人は、数字を報告するだけでなく、「この数字から、次に何をすればよいか」を依頼者の事業の言葉で伝えています。アクセスの数が増えた、減ったという報告より、「問い合わせのフォームの手前で離れる人が多いので、入力の項目を減らしてはどうか」という提案のほうが、依頼者にとって価値があるからです。
また、依頼者と直接やりとりして仕事を受けられれば、仲介の手数料が引かれない分、受ける側の手取りは厚くなり、依頼者も同じ予算で、月ごとの報告と改善の提案を続けて頼みやすくなります。解析の仕事は、1回の分析より、毎月の変化を追い続けることで価値が出る仕事です。Googleアナリティクス認定資格は、その入り口で、基礎の知識を持っていることを示す手がかりになります。
まずは、Googleアカウントでスキルショップにログインし、2026年版のコースの学習のセクションを開いてみるところから始めてください。
よくある質問
Q. GAIQと今のGoogleアナリティクス認定資格は同じものですか?
GAIQは、Googleアナリティクスの知識を確かめるGoogleの認定資格の以前の呼び名です。今は「Google Analytics Certification(Googleアナリティクス認定資格)」という名前で、Googleの学習の場であるスキルショップから受けます。2026年10月時点では、2026年版の認定がスキルショップのGoogleアナリティクスの分野に並んでいます。
Q. Googleアナリティクス認定資格の受験料はかかりますか?
基礎的な認定資格は無料で受けられます。スキルショップのヘルプでは、試験官の監督つきのプロフェッショナル認定資格は今後有料になる予定だが、基礎的な認定資格は引き続き無料と案内されています。Googleアカウントでスキルショップにログインすれば、決まった試験日はなく、自分の都合のよいときにオンラインで受けられます。
Q. 試験の問題数や合格の基準はどこで確かめられますか?
問題数、制限時間、合格の基準、受け直しの決まり、有効期間は、スキルショップにログインしたあとの試験の案内で示されます。ネット上には具体的な数字を紹介する記事もありますが、認定は版が新しくなるたびに見直されるため、今の版と同じとは限りません。受ける前に、試験の画面の案内で必ず確かめてください。
Q. 自分のサイトがなくても試験の準備はできますか?
できます。Googleアナリティクスには、Googleのユーザーなら誰でも使えるデモアカウントがあり、Google Merchandise Store と Flood-It! の実際の事業のデータで、すべての機能を試せます。キーイベントの設定の確かめ方、流入の経路ごとの比べ方、探索での表の作り方などを、出題範囲に沿って操作しておくと準備が具体的になります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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