Finderのタブの使い方と、複数のフォルダを行き来するときの整理の仕方

@SOHO編集部
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Finderのタブの使い方と、複数のフォルダを行き来するときの整理の仕方

この記事のポイント

  • ✓Finderのタブの開き方
  • ✓タブバーが出ないときの設定
  • ✓ファイルをタブへドラッグして移す方法

仕事でMacを使っていると、素材のフォルダ、作業中のフォルダ、納品用のフォルダを行き来することが多くなります。そのたびにFinderのウインドウを新しく開いていると、気づけば画面がウインドウだらけになり、どれがどのフォルダか分からなくなります。そこで役に立つのが、Finderのタブです。Finderのタブを使えば、1つのウインドウの中で複数のフォルダを開いたまま、ブラウザのように切り替えられます。

この記事では、Finderのタブの開き方、タブバーが表示されないときの設定、タブ間の移動、ファイルをタブにドラッグして移す方法、散らばったウインドウをタブにまとめる手順を、Appleの公式の説明をもとに順に解説します。そのうえで、複数のフォルダを行き来する仕事で、タブとサイドバーとエイリアスをどう使い分けると迷わなくなるかを整理します。

Finderのタブとは何か

Finderのタブは、1つのFinderのウインドウの中に、複数のフォルダを並べて開いておく仕組みです。ウインドウの上部にタブの帯(タブバー)が表示され、それぞれのタブの見出しをクリックすると、開いているフォルダが切り替わります。ブラウザのタブと同じ感覚で使えます。

Appleのユーザガイドでは、タブについて次のように説明されています。

多くのアプリでは、項目を個別のウインドウではなくタブで開くことで、デスクトップで開いているウインドウの数を減らすことができます。 出典: support.apple.com

Finderもこの「多くのアプリ」の1つで、特別なアプリを入れなくても、最初からタブが使えます。

ウインドウを分けるのとの違い

フォルダごとにウインドウを分けると、2つのフォルダを左右に並べて同時に見られる利点があります。一方で、5つ、10つと増えていくと、ウインドウが重なり合って、目的のフォルダを探すのに時間がかかるようになります。タブなら、ウインドウは1つのまま、見出しの名前で目的のフォルダを選べます。

動画の編集の仕事にたとえると、素材、書き出し、納品のフォルダをそれぞれ別のウインドウで開くのは、作業台の上に3つの箱を散らかしている状態です。タブにまとめると、1つの棚に見出しを付けて並べた状態になります。同時に2つを見比べたいときだけ、ウインドウを分ければ十分です。

タブを使うと楽になる場面

タブが特に役に立つのは、次のような場面です。

  1. 複数の案件のフォルダを、1日の中で何度も行き来する
  2. 素材のフォルダから作業のフォルダへ、ファイルを何度も移す
  3. ダウンロードのフォルダと、保存先のフォルダを行き来して整理する
  4. 外付けのディスクと、Macの中のフォルダを行き来する

どれも、同じ組み合わせのフォルダを繰り返し開く作業です。タブを開いたままにしておけば、毎回フォルダをたどり直す手間がなくなります。

Finderでタブを開く方法

Finderで新しいタブを開く方法はいくつかあります。よく使うものから順に紹介します。

キーボードで新しいタブを開く

Finderのウインドウを前面にした状態で、「Command+T」を押すと、新しいタブが開きます。新しいタブには、Finderの設定で決めた最初に開く場所が表示されます。そこから目的のフォルダに移動すれば、そのタブはそのフォルダのタブになります。

ウインドウそのものを新しく開きたいときは「Command+N」です。タブとウインドウのどちらを開くかを、キーで使い分けられます。

メニューから開く

メニューバーの「ファイル」から「新規タブ」を選んでも、同じように新しいタブが開きます。キーの組み合わせを覚えていなくても、メニューを開けば、項目の横にキーの組み合わせが書かれているので、使っているうちに自然に覚えられます。

フォルダを新しいタブで開く

今開いているフォルダの中にある別のフォルダを、新しいタブで開くこともできます。フォルダをControlキーを押しながらクリック(または右クリック)すると、表示されるメニューに「新規タブで開く」があります。これを選ぶと、今のタブはそのままで、そのフォルダが新しいタブで開きます。

タブバーの「+」を押す

タブバーが表示されている場合は、タブバーの右端にある「+」を押しても新しいタブが開きます。マウスやトラックパッドだけで操作したいときに便利です。

タブバーが表示されないときの設定

Finderのタブを使おうとしたのに、タブバーが見当たらない、という声はよくあります。タブが1つしか開いていないときは、タブバーが表示されないのが標準の動きだからです。

「タブバーを表示」を選ぶ

タブが1つのときでもタブバーを表示しておきたい場合は、Finderのメニューバーの「表示」から「タブバーを表示」を選びます。Appleの説明でも、タブバーが表示されていない場合は「表示」>「タブバーを表示」と選ぶように案内されています。タブバーが出ていれば、右端の「+」から新しいタブを開けるようになります。

タブバーの表示と非表示は、キーボードの「Command+Shift+T」でも切り替えられると、ライフハッカー・ジャパンの解説で紹介されています。

書類をタブで開く設定

アプリ全般で、新しい書類をウインドウではなくタブで開くようにする設定もあります。Appleのユーザガイドによると、システム設定の「デスクトップとDock」を開き、「ウインドウ」の項目にある「書類を開くときはタブで開く」で、「常に」「フルスクリーンの場合のみ」「しない」から選べます。

この設定は、テキストエディットなど書類を扱うアプリの動きに関わるもので、Finderのタブを使うだけなら、変えなくても困りません。「常に」にしておくと、多くのアプリで新しい書類がタブで開くようになるので、ウインドウを増やしたくない人には合います。

タブバーを出してもタブが増えないとき

古い解説では、タブで開く設定をしただけではFinderにタブのアイコンが出てこず、困ったという体験も書かれています。こうした場合は、設定を変えるより、「表示」メニューの「タブバーを表示」でタブバーを出し、「Command+T」か「+」で新しいタブを開く、という基本の操作を試すのが近道です。設定画面の場所はmacOSの版によって違うので、見つからないときはシステム設定の検索欄に「タブ」と入力して探します。

タブ間の移動と並べ替え

タブを増やしたら、次は素早く切り替える方法を覚えます。

キーボードで前後のタブに移る

Appleの説明では、タブをクリックするほか、「Control+Tab」で次のタブに、「Control+Shift+Tab」で前のタブに移動できるとされています。手をキーボードから離さずにタブを切り替えられるので、ファイル名を入力しながらフォルダを行き来する作業で役に立ちます。

すべてのタブを一覧で見る

開いているタブが多くなったら、すべてのタブを縮小して一覧で表示できます。ライフハッカー・ジャパンの解説では、キーボードの操作と、メニューからの操作の両方が紹介されています。

これと同じことは、任意のタブ上(開いているウインドウのどこかではなく、実際のタブの部分)で右クリックして「すべてのタブを表示する」を選択するか、「表示」メニューから「すべてのタブを表示する」を選択してもできます。 出典: lifehacker.jp

同じ解説では、「Command+Shift+\(バックスラッシュ)」で、開いているすべてのタブを一度に表示できると紹介されています。一覧から目的のタブをクリックすると、そのタブに移ります。

タブを並べ替える

Appleの説明では、タブを左右にドラッグすると並べ替えられるとされています。よく使うフォルダのタブを左端に寄せておく、案件ごとに隣どうしに並べておく、といった工夫で、目的のタブを探す時間が短くなります。

ファイルをタブへドラッグして移す・コピーする

タブを使う大きな利点の1つが、ファイルの移動です。ファイルを別のタブの見出しの上にドラッグすると、そのタブに切り替わり、そのタブのフォルダにファイルを移せます。

移動とコピーの違い

Finderでは、同じディスクの中でファイルをドラッグすると「移動」、別のディスク(外付けのディスクなど)にドラッグすると「コピー」になるのが基本の動きです。同じディスクの中でコピーしたい場合は、Optionキーを押しながらドラッグします。タブの間でファイルを移すときも、この決まりは同じです。

外付けのディスクの素材を、Macの中の作業のフォルダに持ってくる作業では、ドラッグするとコピーになり、元のファイルは外付けのディスクに残ります。反対に、Macの中で整理しているときは、ドラッグすると元の場所からは無くなります。どちらの動きになったかは、ドラッグしている間にポインタの横に緑の「+」が出るかどうかで見分けられます。「+」が出ていればコピーです。

間違えて移したときの戻し方

間違えて移してしまった場合は、すぐに「編集」メニューの「取り消す」(Command+Z)を選ぶと、元の場所に戻せます。気づくのが遅れて取り消せない場合は、移した先のフォルダで同じファイルを選び、元のタブにドラッグして戻します。大事なファイルを整理するときは、作業の前に控えを取っておくと安心です。

散らばったウインドウをタブにまとめる

気づいたらFinderのウインドウが何枚も開いていた、ということはよくあります。そんなときは、ウインドウを1枚ずつ閉じなくても、まとめて1つのウインドウのタブにできます。

「すべてのウインドウを結合」を選ぶ

Finderを前面にした状態で、メニューバーの「ウインドウ」から「すべてのウインドウを結合」を選びます。Appleの説明によると、これで開いているウインドウが1つのタブのウインドウにまとまります。それぞれのウインドウで開いていたフォルダは、そのままタブになります。

タブを別のウインドウに戻す

反対に、あるタブだけを別のウインドウにして、2つのフォルダを左右に並べて見比べたいときもあります。Appleの説明では、タブを選んで「ウインドウ」メニューから「タブを新しいウインドウに移動」を選ぶか、タブをウインドウの外にドラッグすると、個別のウインドウにできるとされています。

タブを閉じる

タブの見出しにポインタを載せると、左側に「×」が表示されるので、それを押すとタブが閉じます。キーボードなら「Command+W」です。Appleの説明では、残したいタブの見出しにポインタを載せ、Optionキーを押しながら「×」を押すと、そのタブ以外をまとめて閉じられるとされています。作業の区切りで、使い終わったタブを一度に片付けるときに便利です。

新しいタブで最初に開く場所を決める

「Command+T」で新しいタブを開いたときに、どのフォルダが表示されるかは、Finderの設定で決められます。ここを自分の作業に合わせておくと、タブを開くたびにフォルダをたどる手間が減ります。

設定の場所

Finderを前面にして、メニューバーの「Finder」から「設定」を開き、「一般」の中にある「新規Finderウインドウで次を表示」で、最初に表示する場所を選びます。書類、デスクトップ、ホームのフォルダなどの候補のほか、「その他」を選ぶと任意のフォルダを指定できます。この設定は、新しいウインドウだけでなく、新しいタブを開いたときにも使われます。

作業の起点になるフォルダを指定する

仕事のファイルを「仕事」や「案件」といった1つのフォルダの下にまとめているなら、そのフォルダを最初に開く場所にしておくと便利です。新しいタブを開くと、すぐに案件の一覧が表示されるので、そこから目的の案件を1回か2回の操作で開けます。最近使った項目を最初に表示する設定もありますが、ファイルが日々入れ替わるので、フォルダを選んで開く作業には向きません。

同じ設定画面で確かめておきたい項目

同じ「一般」の画面には、「フォルダを新規ウインドウではなくタブで開く」という項目もあります。これをオンにしておくと、Commandキーを押しながらフォルダを開いたときに、新しいウインドウではなく新しいタブで開くようになります。タブを中心に使うなら、オンにしておくのがおすすめです。

表示の形をタブごとに使い分ける

Finderには、アイコン、リスト、カラム、ギャラリーの4つの表示の形があります。Appleのユーザガイドでは、アイコン表示は写真や画像の多いフォルダに、リスト表示は詳しい情報を見ながら並べ替えたいときに、カラム表示はフォルダの階層をたどるときに向いていると説明されています。

タブごとに表示を変えて役割を分ける

表示の形はフォルダごとに覚えておけるので、タブごとに違う表示で開いておくと、役割が見た目で分かりやすくなります。たとえば、素材のフォルダはアイコン表示で中身の絵を見ながら選び、納品のフォルダはリスト表示で更新日を確かめる、という使い分けです。見た目が違うと、タブを切り替えたときに、どのフォルダにいるかを一目で判断できます。

ギャラリー表示で素材を選ぶ

画像や動画の素材を選ぶときは、ギャラリー表示が便利です。Appleの説明では、選んだファイルの大きなプレビューと、その下にほかの項目の帯が表示され、プレビューから回転やマークアップなどの操作にもすぐ移れるとされています。素材のタブだけをギャラリー表示にしておくと、ファイルを開かずに中身を確かめながら選べます。

表示の切り替えはキーで行う

表示の形は、ツールバーのボタンのほか、Finderの「表示」メニューに書かれたキーの組み合わせでも切り替えられます。タブを切り替えたあとに、そのまま表示も切り替えたいときは、キーで操作すると手を止めずに済みます。

外付けのディスクやクラウドをタブで扱うときの注意

素材を外付けのディスクやクラウドの保存場所に置いている人は、そうした場所もタブで開いておくと便利です。ただし、Macの中のフォルダとは違う点があります。

外付けのディスクを外す前にタブを閉じる

外付けのディスクのフォルダをタブで開いたまま、ディスクを取り外そうとすると、使用中で取り外せないと表示されることがあります。取り外す前に、そのディスクのタブを閉じ、ほかのアプリでもディスクの中のファイルを開いていないかを確かめてから、Finderのサイドバーの取り出しのボタンを押します。正しい手順で取り外さないと、ディスクの中のデータが壊れるおそれがあります。

クラウドの保存場所は読み込みに時間がかかることがある

iCloud Driveなどのクラウドの保存場所は、Macの中に本体を持たず、必要なときにダウンロードする設定になっているファイルがあります。タブを切り替えたときに中身の表示に時間がかかったり、ファイルを開くときにダウンロードが始まったりするのはそのためです。出先などで通信が不安定なときに使う素材は、あらかじめMacの中にダウンロードしておくと、作業が止まりません。

共有のフォルダは他の人の変更に気をつける

取引先や仲間と共有しているクラウドのフォルダをタブで開いている場合、他の人がファイルを移したり名前を変えたりすると、タブに表示されている内容も変わります。開いている間に変わることもあるので、ファイルを移す前には、表示が最新になっているかを確かめます。

複数のフォルダを行き来するときの整理の仕方

タブはとても便利ですが、タブだけで整理しようとすると、Finderを閉じるたびに開き直す手間がかかります。タブ、サイドバー、エイリアスの役割を分けて使うと、行き来の手間がさらに減ります。

サイドバーには「毎日使う場所」を登録する

Finderのサイドバーには、よく使うフォルダを登録できます。登録したいフォルダをサイドバーの「よく使う項目」の部分にドラッグするだけです。Appleのユーザガイドでも、サイドバーを使うと、よく使う場所に素早くアクセスできると案内されています。

毎日必ず開くフォルダ、たとえば進行中の案件のフォルダや、素材をまとめたフォルダは、サイドバーに登録しておきます。サイドバーの項目をCommandキーを押しながらクリックすると、新しいタブで開けるので、サイドバーとタブを組み合わせると、目的のフォルダを素早くタブにできます。

タブには「今日使う場所」を開く

タブは、その日の作業で使うフォルダを開いておく場所、と考えると整理しやすくなります。朝の作業の始めに、今日使うフォルダをサイドバーからタブで開いておき、作業が終わったらタブを閉じる、という流れにすると、タブが増えすぎて探しにくくなることを防げます。

エイリアスで離れた場所をまとめる

案件のフォルダの中から、別の場所にある素材のフォルダをすぐに開きたいときは、エイリアスを使います。エイリアスは、元のフォルダを指す小さな目印のファイルで、元のフォルダを動かさずに、別の場所から開けるようにするものです。フォルダをControlキーを押しながらクリックし、「エイリアスを作成」を選ぶと作れます。作ったエイリアスを案件のフォルダに入れておけば、案件のフォルダから素材のフォルダへ1回で移れます。

タグで横断的にまとめる

複数のフォルダにまたがる同じ種類のファイルを集めたいときは、タグも使えます。Appleのユーザガイドでは、カラータグを付けると、実際に保存されている場所に関係なく、サイドバーやSpotlightからすぐに見つけられるようになると説明されています。たとえば、「確認待ち」のタグを付けたファイルを、サイドバーのタグから一覧で開けば、案件をまたいで確認待ちのファイルを確かめられます。

仕事の種類ごとのタブの使い分けの例

具体的に、仕事の種類ごとにどのようにタブを並べると作業が楽になるかを見ていきます。

動画や画像の制作

動画の編集では、撮影した素材、音楽や効果音、書き出したファイル、納品のフォルダの4つを行き来することが多くなります。この4つをタブで開き、左から作業の順に並べておくと、素材を探す、書き出す、納品のフォルダに移す、という流れがタブを右へ進むだけで済みます。素材は外付けのディスクにあることが多いので、ドラッグするとコピーになる点に注意します。

文章の執筆や翻訳

文章の仕事では、資料のフォルダ、原稿のフォルダ、納品のフォルダの3つが中心になります。資料のフォルダには、取引先から受け取った資料や参考にした記事の控えを保存し、原稿のフォルダには版ごとのファイルを保存します。資料と原稿を左右に並べて見比べたいときだけ、タブをウインドウの外にドラッグして別のウインドウにします。

経理や事務の作業

請求書や領収書の整理では、ダウンロードのフォルダと、月ごとの保存のフォルダを行き来します。ダウンロードのフォルダのタブと、今月の保存のフォルダのタブを並べておき、届いた請求書を確かめたらタブにドラッグして移す、という流れにすると、ダウンロードのフォルダに書類がたまるのを防げます。

タブを使っても迷うときの見直し方

タブを使い始めても、まだフォルダの行き来に時間がかかるなら、フォルダの構成そのものを見直す時期かもしれません。

フォルダの階層が深すぎないか

目的のフォルダにたどり着くまでに、5回も6回もフォルダを開かなければならない構成では、タブを使っても最初に開くまでの手間が残ります。案件のフォルダは、2回か3回の操作で開ける深さに収めると、行き来が楽になります。

同じ種類のフォルダが複数の場所にないか

「素材」というフォルダが、デスクトップにも、書類にも、外付けのディスクにもある、という状態では、どの「素材」を開けばよいか迷います。同じ役割のフォルダは1か所にまとめ、別の場所から開きたいときはエイリアスを使う、と決めておくと、迷う原因が減ります。

パスバーで今いる場所を確かめる

タブを切り替えているうちに、今どのフォルダにいるのか分からなくなったときは、Finderの「表示」メニューから「パスバーを表示」を選ぶと、ウインドウの下部に、今いるフォルダまでの道筋が表示されます。パスバーの途中のフォルダをダブルクリックすると、そのフォルダに移れます。

画面共有や打ち合わせの前に整えておくこと

オンラインの打ち合わせで画面を共有すると、Finderのタブの見出しも相手に見えます。タブの名前には、取引先の名前や案件の名前が入っていることが多いので、共有の前に整えておくと安心です。

関係のないタブを閉じておく

画面を共有する前に、その打ち合わせに関係のない案件のタブを閉じておきます。別の取引先の名前がタブに出ているだけでも、守秘の面で好ましくありません。Optionキーを押しながら残したいタブの「×」を押せば、ほかのタブをまとめて閉じられるので、共有の直前でも素早く片付けられます。

共有するウインドウを分ける

打ち合わせで見せたいフォルダが決まっているなら、そのタブだけを別のウインドウにして、そのウインドウだけを共有する方法もあります。タブをウインドウの外にドラッグすれば、個別のウインドウになります。画面全体ではなく、ウインドウ単位で共有すれば、ほかのタブや通知が相手に見えることを防げます。

ファイル名にも気を配る

タブの見出しだけでなく、フォルダの中のファイル名も共有中は相手に見えます。社内向けの呼び方や、相手に見せたくない書き込みをファイル名に入れていないかも、打ち合わせの前に確かめておきます。

作業を中断したときにタブの状態を残す工夫

Finderのタブは便利ですが、Finderのウインドウを閉じると、開いていたタブも一緒に閉じます。翌日に同じフォルダの組み合わせで作業を始めたいときは、毎回タブを開き直すことになります。

サイドバーの登録を組み合わせる

毎日同じ組み合わせで使うフォルダは、サイドバーに並べて登録しておけば、Commandキーを押しながら順にクリックするだけで、数秒でタブを開き直せます。登録する順番を、タブに並べたい順番と合わせておくと、さらに手間が減ります。

Macを再起動したときの動き

Macを再起動するときに、「再ログイン時にウインドウを再度開く」を選んでおくと、再起動前に開いていたウインドウが、次にログインしたときに開き直されます。再起動の前に作業を区切りたくない日は、この選択を確かめておきます。

フォルダとターミナルを同じ画面で扱う選択肢

Finderのタブとサイドバーで多くの行き来は楽になりますが、ファイルの操作とターミナルでのコマンドの実行を交互に行う仕事では、Finderとターミナルの2つのアプリを行き来する手間が残ります。そうした使い方には、Mac用のファイル管理のアプリ Atriens も候補の1つです。

公式サイトによると、複数の場所をタブで開いたまま行き来でき、フォルダごとに1つのターミナルが結びついていて、フォルダを切り替えるとターミナルも一緒に切り替わるので、場所を移すコマンドを打ち直す必要がないと案内されています。サイドバーには、別々のディスクにあるフォルダを、実際の置き場所を動かさずに1つの案件の下にまとめて並べられ、サイドバーに出す名前をフォルダ名と別に付けることもできます。表示はアイコン・リスト・カラム・ギャラリーの4つで、スペースキーで中身を確かめるクイックルックにも対応しています。

料金は、サイドバー、ターミナル、プレビュー、Gitなど、Mac単体で使う機能が期限なく無料で、アカウントの登録も要らないと案内されています。費用がかかるのはiPhoneやiPadから使う連携の機能だけで、月額780円・年額6,800円・買い切り14,800円(いずれも税込)から選べます。対応はmacOS 14以降のApple Silicon(M1以降)のMacです。ターミナルを使わない人には、Finderのタブとサイドバーで十分なことが多いので、まずFinderの使い方を整えてから検討するのが順番です。

Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

作業環境を整える力と、仕事の広がり

最後に、Macの作業環境を整える力が仕事とどうつながるかを、仕事の種類ごとのデータから見ておきます。

ファイルの置き方やフォルダの行き来を整える作業は、会社や事務所の業務を整える仕事の一部でもあります。AIコンサル・業務活用支援のお仕事では、道具を使って業務を整える支援の仕事の内容が整理されています。アプリを作る側の仕事は、アプリケーション開発のお仕事で仕事の種類を確認でき、報酬の水準はソフトウェア作成者の年収・単価相場で、公的統計をもとにした目安が整理されています。

この記事のように道具の使い方を分かりやすく伝える仕事もあり、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で年収の水準を確認できます。事業として新しいパソコンやタブレットを導入する場合は、国の補助の制度が使えることもあり、IT導入補助金2026|PC・タブレット・レジを実質2割で購入する方法で制度の概要を確かめられます。

在宅や業務委託の仕事の市場を長く見てきた立場から言えば、長く仕事が続く人ほど、作業の手順を決めて、迷う時間を減らしています。フォルダを探す数十秒は小さく見えても、1日に何十回も繰り返せば、納期の余裕に響きます。タブとサイドバーを整えることは、作業の質を保ったまま時間を生み出す、地味ですが確かな工夫です。仲介の手数料が乗らない直接の取引では、こうして生まれた余裕が、丁寧な仕上げと次の依頼につながっていきます。

よくある質問

Q. Finderで新しいタブを開くにはどうすればよいですか?

Finderのウインドウを前面にした状態で「Command+T」を押すか、メニューバーの「ファイル」から「新規タブ」を選びます。フォルダをControlキーを押しながらクリックして「新規タブで開く」を選ぶと、そのフォルダを新しいタブで開けます。タブバーが出ていれば、右端の「+」からも開けます。

Q. Finderにタブバーが表示されません。どうすればよいですか?

タブが1つしか開いていないときは、タブバーが表示されないのが標準の動きです。Finderのメニューバーの「表示」から「タブバーを表示」を選ぶと、タブが1つのときでもタブバーが表示され、右端の「+」で新しいタブを開けるようになります。

Q. たくさん開いたFinderのウインドウを1つにまとめられますか?

Finderを前面にして、メニューバーの「ウインドウ」から「すべてのウインドウを結合」を選ぶと、開いているウインドウが1つのウインドウのタブにまとまります。あるタブだけを別のウインドウにしたいときは、そのタブをウインドウの外にドラッグします。

Q. タブ間でファイルをドラッグすると、移動とコピーのどちらになりますか?

同じディスクの中なら移動、外付けのディスクなど別のディスクへならコピーになるのが基本の動きです。同じディスクの中でコピーしたいときは、Optionキーを押しながらドラッグします。ポインタの横に緑の「+」が表示されていればコピーです。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年6月25日最終更新:2026年10月4日
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