スマホでChromeのサイトをアプリ化する手順と、ホーム画面に追加できないときの確認点

永井 海斗
永井 海斗
スマホでChromeのサイトをアプリ化する手順と、ホーム画面に追加できないときの確認点

この記事のポイント

  • ✓スマホのChromeでよく使うサイトをアプリ化する手順を
  • ✓AndroidとiPhoneに分けてGoogleとAppleの公式ヘルプをもとに解説します
  • ✓インストールとショートカットの違い

毎日のように開く勤怠のページ、仕事の管理画面、よく見るニュースのサイト。スマホでChromeを開いて、ブックマークや検索から探すのが面倒だと感じたことはないでしょうか。こうしたサイトは、Chromeの機能を使えば、ホーム画面のアイコンから1回のタップで開けるようにできます。いわゆる「アプリ化」です。

ただ、実際にやってみると、「メニューに『インストール』が出てこない」「iPhoneだとどこから追加するのか分からない」「アイコンから開くとChromeではなくSafariが開く」といったつまずきが起こりがちです。AndroidとiPhoneでは手順も、できることも違うからです。

この記事では、Googleの公式ヘルプとAppleのiPhoneユーザガイドの記載(2026年10月3日に確認)をもとに、スマホでChromeのサイトをアプリ化する手順をAndroidとiPhoneに分けて解説します。あわせて、ホーム画面に追加できないときの確認点、追加したアイコンの消し方、仕事で使うときの注意点も整理します。

スマホの「アプリ化」でできることは2種類ある

最初に、スマホでサイトを「アプリ化」するときに何が起きているのかを整理しておきます。ここを押さえておくと、あとでつまずいたときに原因を見つけやすくなります。

1つ目は、ウェブアプリとしてインストールする方法です。ウェブアプリとは、ウェブサイトの側がアプリのように動く準備をしているもののことで、Googleのヘルプでは次のように説明されています。

ウェブアプリを使用すると、ウェブサイトがアプリとして機能し、パソコンやモバイルデバイスのランチャーやホーム画面からアクセスできるようになります。一部のウェブアプリには、オフラインでコンテンツを閲覧するための追加のストレージ、通知、ファイルシステムへのアクセス、アイコンバッジなどの追加機能が含まれています。 出典: Google Chrome ヘルプ

ウェブアプリとしてインストールすると、ブラウザのアドレスバーなどが表示されない、普通のアプリに近い画面で開きます。ただし、この形にできるのは、サイトの側がウェブアプリに対応している場合だけです。

2つ目は、ショートカットを作る方法です。ショートカットとは、そのサイトのアドレスを開くためのアイコンをホーム画面に追加するもので、どんなサイトでも作れます。アイコンをタップするとブラウザが起動してサイトが開くので、見た目はブラウザのままですが、探す手間はなくなります。

つまり、「アプリ化」と呼ばれているものには、サイトがアプリのように動く本当の意味でのアプリ化と、ホーム画面から開けるようにするだけのショートカットの2種類があります。サイトによってはウェブアプリに対応していないので、ショートカットしか作れないこともあります。これは不具合ではなく、サイト側の作りによるものです。

ウェブアプリと、ストアから入れるアプリの違い

アプリ化したサイトは、App StoreやGoogle Playから入れる普通のアプリと見た目は似ていますが、中身は別物です。違いを知っておくと、どちらを使うか迷ったときの判断材料になります。

1つ目の違いは、入れ方です。普通のアプリはストアから探してダウンロードしますが、ウェブアプリやショートカットは、ブラウザでサイトを開いた状態から追加します。ストアにアプリがないサービスでも、ウェブサイトさえあればホーム画面から開けるようにできるのが、アプリ化の一番の利点です。

2つ目は、中身の更新です。ウェブアプリやショートカットは、開くたびにサイトの最新の内容を読み込みます。サービスの側で画面が変わると、そのまま新しい画面が表示されます。ストアのアプリのように、手元で更新の操作をする必要はありません。

3つ目は、通信がないときの動きです。Googleのヘルプには、ウェブアプリはオフラインでも動作するものの、インターネットに接続していないと完全には動作しないことがあると書かれています。地下や移動中など、電波が不安定な場所でよく使うサービスなら、ストアのアプリのほうが安定して使える場合があります。

4つ目は、使える機能の範囲です。通知、カメラ、位置情報といったスマホの機能をどこまで使えるかは、ウェブアプリとストアのアプリで違うことがあります。通知を確実に受け取りたいサービスは、公式のアプリがあるならそちらを優先するのが無難です。

まとめると、毎日開くけれど公式のアプリがないサイト、公式のアプリを入れるほどではないサイトは、アプリ化が向いています。通知やオフラインでの利用が大事なサービスは、ストアのアプリを先に検討しましょう。

Androidでアプリ化する手順

AndroidのChromeでは、メニューからインストールとショートカットの作成を選べます。Googleのヘルプに書かれている手順は次のとおりです。

ウェブアプリとしてインストールする

  1. AndroidのスマホでChromeを開く
  2. アプリ化したいウェブサイトに移動する
  3. アドレスバーの右にある「その他」のアイコン(縦に3つ並んだ点)をタップし、「インストールしてショートカットを作成」から「インストール」をタップする
  4. 画面の指示に沿って操作する

インストールが終わると、ホーム画面やアプリの一覧にアイコンが追加されます。アイコンから開くと、アドレスバーのない画面で表示されます。

ショートカットを作る

ウェブアプリに対応していないサイトや、ブラウザの画面のままで使いたいサイトは、ショートカットを作ります。

  1. AndroidのスマホでChromeを開く
  2. ショートカットを作りたいウェブサイトにアクセスする
  3. アドレスバーの右にある「その他」のアイコンをタップし、「インストールしてショートカットを作成」から「ショートカットを作成」をタップする
  4. 表示された画面で、必要ならショートカットの名前を変えて「追加」をタップする

Googleのヘルプには、「Chromeのロゴが付いたショートカットはChromeで開きます」と書かれています。アイコンの隅に小さくChromeの印が付いていれば、それはショートカットで、タップするとChromeの中でサイトが開きます。

インストールとショートカットのどちらを選ぶか

ウェブアプリに対応しているサイトなら、基本的にはインストールがおすすめです。アドレスバーがない分だけ画面を広く使え、通知やオフラインでの表示といった追加の機能が使えることもあります。

一方で、ショートカットのほうが向いている場面もあります。たとえば、同じサイトの中で別のページへ移動したり、URLを確かめたり、タブを切り替えたりすることが多いなら、ブラウザの画面のまま使えるショートカットのほうが操作しやすいはずです。

迷ったときは、まずインストールで試し、使いにくければアンインストールしてショートカットを作り直す、という順番で構いません。どちらも数回のタップで追加と削除ができるので、実際に1週間ほど使ってみて、手に合うほうを残すのが確実です。Googleのヘルプによると、アプリ名の更新をサイトの側から求められたときは、承認するかアンインストールするかを選べます。他のアプリと同じような名前への変更など、極端な更新の場合は、悪意のある変更の可能性があるのでアンインストールするよう案内されています。

iPhoneでアプリ化する手順

iPhoneのChromeでは、共有のメニューからホーム画面に追加します。Androidとはメニューの場所が違うので注意してください。Googleのヘルプに書かれている手順は次のとおりです。

  1. iPhoneでChromeを開く
  2. 追加したいウェブサイトに移動する
  3. アドレスバーの右にある共有のアイコン(四角から上向きの矢印が出ている形)をタップする
  4. 「ホーム画面に追加」までスクロールしてタップする
  5. ウェブサイトの名前などを確認または編集して、「追加」をタップする

ここで知っておきたいのが、iPhoneでChromeから追加したアイコンの動き方です。Googleのヘルプには、ヒントとして次のように書かれています。

ウェブアプリが利用可能な場合は、ショートカットでアプリが開きます。 ウェブアプリが利用可能でない場合は、ショートカットでデフォルトのブラウザが開きます。 出典: Google Chrome ヘルプ(iPhoneとiPad)

つまり、ウェブアプリに対応していないサイトをChromeからホーム画面に追加した場合、アイコンから開くのはChromeではなく、iPhoneで「デフォルトのブラウザ」に設定されているアプリです。デフォルトのブラウザがSafariのままなら、Chromeで追加したのにSafariで開く、ということが起こります。

Safariでの追加と「ウェブアプリとして開く」

iPhoneの標準のブラウザであるSafariからも、同じようにホーム画面に追加できます。AppleのiPhoneユーザガイドでは、Safariで共有のメニューを開き、オプションのリストを下にスクロールして「ホーム画面に追加」をタップする手順が案内されています。さらに、追加するときに「ウェブアプリとして開く」を選ぶと、ウェブサイトをアプリのように使えると書かれています。

Chromeにこだわらないのであれば、iPhoneではSafariから追加するほうが、アプリとして開くかどうかを自分で選べる分、分かりやすい場合があります。普段の調べものはChromeで、ホーム画面から開くアプリ化したサイトはSafariで、と使い分けるのも1つの方法です。

ホーム画面に追加できないときの確認点

ここからは、うまくいかないときに確かめたい点を、症状ごとに整理します。

Androidで「インストール」が出てこない

メニューに「インストール」が見当たらない場合、そのサイトがウェブアプリに対応していない可能性があります。前の節で書いたとおり、ウェブアプリにできるかどうかはサイト側の作りで決まります。この場合は、同じメニューの「ショートカットを作成」を使えば、ホーム画面から開けるようになります。

また、Chromeのメニューの名前や並び方は、アップデートで変わることがあります。手元のメニューにGoogleのヘルプと同じ項目が見当たらない場合は、Google PlayストアでChromeを最新の状態に更新してから、もう一度確かめてください。

iPhoneで「ホーム画面に追加」が見つからない

共有のメニューは、上に表示される連絡先やアプリのアイコンの下に、操作の一覧が縦に並ぶ作りになっています。「ホーム画面に追加」は、一覧を下までスクロールしないと出てこないことがあります。

AppleのiPhoneユーザガイドでは、Safariで「ホーム画面に追加」が表示されない場合、リストの一番下までスクロールして「アクションを編集」をタップし、「ホーム画面に追加」を加える方法が案内されています。Chromeの共有のメニューでも見当たらないときは、一覧の一番下に同じような編集の項目がないか確かめてみてください。

追加したはずのアイコンが見当たらない

Androidでは、追加したアイコンがホーム画面の空いている場所や、別のページに追加されていることがあります。ホーム画面を左右に動かして探すか、アプリの一覧を開いて確かめてください。ウェブアプリとしてインストールした場合は、アプリの一覧に表示されます。

iPhoneでは、AppleのiPhoneユーザガイドに「このアイコンは、追加したデバイスにのみ表示されます」と書かれています。同じApple Accountで使っている別のiPhoneやiPadには、自動では表示されません。機種変更をしたあとや、iPadでも使いたいときは、その端末でもう一度追加する必要があります。

アイコンから開くとChromeではなくSafariが開く

iPhoneで起こりやすい症状です。前の節で書いたとおり、ウェブアプリに対応していないサイトのアイコンは、デフォルトのブラウザで開きます。Chromeで開きたい場合は、iPhoneの設定アプリでChromeを開き、デフォルトのブラウザをChromeに変更します。ただし、この設定はメールやメッセージのリンクを開くブラウザにも影響するので、普段の使い方に合わせて決めてください。

ログインが毎回求められる

アプリ化したサイトを開くたびにログインを求められる場合は、ブラウザに保存されているログインの情報と、アプリ化したアイコンから開いたときの情報が分かれていることが考えられます。いったんアイコンから開いた画面でログインし、「ログインしたままにする」といった選択肢があれば有効にしてみてください。会社の管理画面などでは、安全のためにログインの有効期限が短く設定されていることもあり、その場合は毎回のログインが正しい動きです。

それでもうまくいかないときに試すこと

ここまでの確認点を試してもうまくいかない場合は、次の順番で切り分けてみてください。

  1. 別のサイトで同じ操作をしてみる。ほかのサイトでは追加できるなら、問題はそのサイトの側にある可能性が高い
  2. Chromeを最新の状態に更新する。Androidは Google Playストア、iPhoneはApp Storeで更新できる
  3. 同じサイトを、AndroidならChromeのショートカット、iPhoneならSafariから追加してみる。別の方法で追加できれば、少なくともホーム画面から開く目的は果たせる
  4. 会社や学校から支給されたスマホなら、管理者の設定でホーム画面への追加やブラウザの機能が制限されていないかを、管理の担当者に確かめる

特に4つ目は見落とされがちです。仕事用に配られたスマホでは、決められたアプリしか使えないように設定されていることがあります。その場合は、自分で設定を変えようとせず、担当者に相談するのが確実です。

アイコンの名前と並べ方を整える

アプリ化したアイコンが増えてきたら、名前と並べ方を整えておくと、さらに使いやすくなります。

まず、名前です。ホーム画面に追加するとき、サイトのタイトルがそのままアイコンの名前になることがあります。サイトのタイトルは長いことが多く、ホーム画面では途中で切れて表示され、どのサイトか分からなくなります。追加の画面で名前を編集できるので、「勤怠」「経費」「予約管理」のように、短く、ひと目で分かる名前に変えておきましょう。

次に、並べ方です。AndroidでもiPhoneでも、アイコンを長押しして別のアイコンに重ねると、フォルダにまとめられます。「仕事」「買い物」「学習」のように用途ごとのフォルダを作り、アプリ化したサイトもその中に入れておくと、ホーム画面の1ページ目をよく使うものだけにできます。

最後に、似たアイコンの区別です。同じサービスの中の別の画面をそれぞれアプリ化すると、アイコンがすべて同じ絵柄になります。名前で区別するか、よく使う1つだけを追加するようにすると、押し間違いを防げます。

タブレットで使うときのポイント

アプリ化は、スマホだけでなくタブレットでも使えます。Googleのヘルプでは、iPhoneとiPadの手順が同じページにまとめられており、iPadのChromeでも共有のメニューからホーム画面に追加できます。Androidのタブレットも、スマホと同じくChromeのメニューから操作します。

タブレットは画面が大きいので、ウェブアプリとしてインストールしたサイトを、アドレスバーのない広い画面で使える利点がより大きくなります。打ち合わせの資料を見る管理画面や、店舗の受付で使う予約の画面など、タブレットで開く用途が決まっているサイトは、アプリ化しておくと操作の手順を減らせます。

ただし、前の節で書いたとおり、iPhoneやiPadで追加したアイコンは、追加した端末にだけ表示されます。スマホとタブレットの両方で使いたい場合は、それぞれの端末で追加してください。

追加したアイコンを消す方法

使わなくなったアイコンは、早めに片付けておくとホーム画面がすっきりします。消し方は、AndroidとiPhoneで違います。

Androidでウェブアプリを削除する

Googleのヘルプによると、ウェブアプリとしてインストールしたものは、普通のアプリと同じ方法で削除します。

  1. Androidの「設定」から「アプリ」を開き、「アプリをすべて表示」をタップする
  2. 削除したいウェブアプリのアイコンをタップする
  3. 「アンインストール」をタップする

ショートカットとして作ったものは、ホーム画面でアイコンを長押しして、表示されるメニューから削除できます。メニューの名前はホームアプリによって違います。

iPhoneでホーム画面から削除する

Googleのヘルプによると、iPhoneでChromeから追加したアイコンは、ホーム画面でアイコンを長押しし、「ブックマークを削除」をタップして消します。同じヘルプには、ショートカットを削除すると追加の機能が使えなくなり、ウェブサイトの動作が変わる場合があること、元に戻したいときはウェブサイトに戻ってもう一度追加すればよいことも書かれています。

アプリ化しておくと便利なサイトの選び方

ホーム画面のアイコンは、増やしすぎると目的のものが見つからなくなります。アプリ化するサイトは、次の3つの基準で選ぶと失敗が少なくなります。

1つ目は、毎日、または週に何回も開くサイトかどうかです。勤怠の打刻、社内の連絡ツール、よく使う予約や管理の画面など、開く回数が多いほど、探す手間が減る効果は大きくなります。月に1回しか開かないサイトは、ブックマークで十分です。

2つ目は、公式のアプリがないかどうかです。サービスによっては、App StoreやGoogle Playで公式のアプリを配っています。公式のアプリがある場合は、通知や操作のしやすさで、そちらのほうが便利なことが多いので、先に探してみてください。公式のアプリがない、あるいは公式のアプリでは一部の機能しか使えない、というサイトこそ、アプリ化の出番です。

3つ目は、ブラウザの画面がなくても困らないかどうかです。ウェブアプリとしてインストールすると、アドレスバーが表示されません。URLを確かめたい、別のサイトと行き来したい、という使い方が多いなら、ショートカットのほうが合っています。

全国のコワーキングスペースを渡り歩きながら仕事をしていると、行く先々で入館の受付や予約の管理画面を開く場面があります。こうした場所ごとのサイトをいちいちブックマークから探すのは意外と手間で、よく使う数か所だけをホーム画面に追加しておくと、受付の前でもたつくことがなくなります。逆に、一度しか使わなかった施設のアイコンはすぐに消すようにしないと、ホーム画面が見知らぬアイコンで埋まっていきます。

アプリ化に向かないサイトもある

便利なアプリ化ですが、どんなサイトにも向いているわけではありません。次のようなサイトは、ブックマークや普段のブラウザで開くほうが安心です。

1つ目は、お金のやり取りをするサイトです。ネットバンキングやクレジットカードの会員ページは、偽のサイトに誘導される詐欺の標的になりやすい分野です。ホーム画面のアイコンからすぐ開けるのは便利ですが、追加したときのURLが本当に正しいかを確かめていないと、偽のページをアイコンにしてしまうおそれもあります。こうしたサービスは、公式のアプリをストアから入れるか、正しいURLをブックマークしておくのが安全です。

2つ目は、ページの場所がよく変わるサイトです。イベントの申し込みページや期間限定のキャンペーンページは、期間が終わるとページが消えることがあります。アイコンを追加しても、しばらくすると開けなくなります。

3つ目は、検索や比較のために複数のページを行き来するサイトです。ショッピングサイトで商品を見比べるときのように、タブを開いては閉じる使い方が中心なら、ブラウザで開くほうが操作しやすいはずです。

アプリ化するかどうか迷ったら、「同じページを、同じ目的で、繰り返し開くか」を基準に考えると判断しやすくなります。

家族や同僚に手順を伝えるときのコツ

スマホに慣れていない家族や、職場の同僚に、よく使うサイトをホーム画面に追加する方法を教える場面もあるでしょう。手順を伝えるときは、次の点を意識すると伝わりやすくなります。

まず、相手のスマホがAndroidかiPhoneかを最初に確かめることです。この記事で見てきたとおり、AndroidはChromeの「その他」のメニュー、iPhoneはChromeの共有のメニューと、操作する場所がまったく違います。自分のスマホと同じつもりで説明すると、相手の画面にない項目を探させてしまいます。

次に、追加したいサイトを先に開いてもらうことです。アプリ化は、そのサイトを開いた状態からしか操作できません。サイトのURLをメッセージで送り、開いてもらってからメニューの場所を伝えると、迷わずに進められます。

最後に、追加したあとに一度アイコンから開いてもらうことです。iPhoneでは、デフォルトのブラウザの設定によってSafariで開くことがあるため、本人が「思っていたのと違う」と戸惑わないよう、その場で確かめておくと安心です。

仕事で使うときに気をつけたいこと

会社の管理画面や、取引先のサービスをアプリ化して使う場合は、いくつか気をつけたい点があります。

まず、スマホの紛失に備えることです。ホーム画面のアイコンからすぐに仕事の画面が開けるということは、スマホを落としたときに他人がその画面を開きやすいということでもあります。スマホの画面ロックは必ず設定し、ログインしたままにする設定を使う場合は、会社の決まりで認められているかを確かめてください。

次に、会社がスマホでの利用を認めているかどうかです。会社によっては、私物のスマホで社内のシステムを開くことに決まりを設けています。アプリ化は便利ですが、決まりに反してまで使うものではありません。迷ったら、社内の情報システムの担当者に確認しましょう。

最後に、通知の設定です。ウェブアプリによっては、通知の送信の許可を求めてくることがあります。AppleのiPhoneユーザガイドにも、一部のウェブサイトでは通知の送信許可を求められることがあり、通知の設定はいつでも変更できると書かれています。仕事の通知を休日にも受け取りたくない場合は、許可する前に考えてみてください。

パソコンで同じことをしたいときの候補

スマホでサイトをアプリ化して便利さを実感すると、パソコンでも同じように、毎日開くサイトをブラウザのタブから独立させたくなることがあります。Chromeには、パソコンでもウェブアプリをインストールする機能があり、Googleのヘルプにもパソコン向けの手順が載っています。

Macを使っていて、Chromeの拡張機能をそのまま使いたい、サイトごとにログインを分けたいといった場合の選択肢の1つが、Webサイトを独立したmacOSのアプリに変えるKagemushaです。公式サイトによると、macOS 12以降に対応し、3アプリまでは無料で作れます。Gmail、Slack、ChatGPTなど300以上のサービスのプリセットから選ぶと、URLとアイコンとアプリ名が自動で設定され、任意のURLからアプリを作ることもできます。Chrome、Brave、Microsoft Edgeなど7つのブラウザエンジンから選べ、アプリごとに独立したブラウザのプロファイルが割り当てられるため、仕事用とプライベート用のアカウントを同時に使い分けられると書かれています。4つ目以降のアプリを作るには、買い切りのPro(3,980円・税込)が必要です。詳しくはKagemushaの公式サイトで確かめられます。

Kagemushaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

スマホではChromeのホーム画面への追加、パソコンではアプリ化の道具、と端末ごとに使い分けると、どこで仕事をしていても同じサイトにすぐたどり着けるようになります。

アプリ化の仕組みを作る側の仕事

スマホでサイトをアプリのように使えるかどうかは、サイトを作る側の工夫で決まります。ウェブアプリに対応したサイトを作るには、アイコンや名前、表示の仕方を決める設定や、通信がないときの表示を用意する作業が必要です。最近は、スマホのアプリを別に作らず、ウェブアプリとして提供するサービスも増えています。

こうしたサイトやアプリの画面を設計する仕事は、UI/UX・アプリデザインのお仕事で、実際に作る仕事はアプリケーション開発のお仕事で紹介しています。開発に携わる人の収入の目安はソフトウェア作成者の年収・単価相場で確かめられます。運営者として在宅ワークや業務委託の市場を長く見てきた限りでは、スマホから使いやすい業務の画面を求める会社は年々増えています。仲介の手数料が乗らない直接の取引であれば、同じ予算でも依頼する側はより多くの作業を頼め、受ける側は手取りが厚くなります。

在宅やリモートで働く環境を整えるときには、国や自治体の支援制度が使える場合もあります。制度の概要はテレワーク 助成金 2026で整理しています。スマホでのアプリ化は、AndroidならChromeのメニューから、iPhoneならChromeの共有のメニューから、数回のタップでできます。まずは毎日開いているサイトを1つ選んで、ホーム画面に追加するところから試してみてください。

よくある質問

Q. AndroidのChromeでサイトをアプリ化するにはどうすればよいですか?

Googleのヘルプによると、Chromeでサイトを開き、アドレスバーの右にある「その他」のアイコンから「インストールしてショートカットを作成」を選び、「インストール」をタップします。サイトがウェブアプリに対応していない場合は、同じメニューの「ショートカットを作成」で、ホーム画面から開けるアイコンを作れます。

Q. iPhoneのChromeでホーム画面に追加する方法を教えてください?

Googleのヘルプでは、iPhoneのChromeでサイトを開き、アドレスバーの右にある共有のアイコンをタップして、「ホーム画面に追加」までスクロールしてタップする手順が案内されています。名前などを確認して「追加」をタップすると、ホーム画面にアイコンが表示されます。

Q. iPhoneでChromeから追加したアイコンがSafariで開いてしまうのはなぜですか?

Googleのヘルプには、ウェブアプリが利用できないサイトの場合、ショートカットはデフォルトのブラウザで開くと書かれています。デフォルトのブラウザがSafariのままだと、Chromeで追加してもSafariで開きます。Chromeで開きたい場合は、iPhoneの設定アプリでデフォルトのブラウザをChromeに変更してください。

Q. アプリ化したサイトのアイコンはどうやって消せますか?

Androidでウェブアプリとしてインストールしたものは、設定の「アプリ」から「アプリをすべて表示」を開き、そのアプリを選んで「アンインストール」をタップします。iPhoneでChromeから追加したものは、ホーム画面でアイコンを長押しして「ブックマークを削除」をタップします。必要になったら、サイトを開いてもう一度追加できます。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年8月8日最終更新:2026年10月4日
永井 海斗

この記事を書いた人

永井 海斗@SOHO編集部

ノマドワーカー・オフィス環境ライター

全国100箇所以上のコワーキングスペース・レンタルオフィスを体験した国内ノマドワーカー。フリーランスの働く場所をテーマに、オフィス環境・多拠点生活系の記事を執筆しています。

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