AIRDO(エア・ドゥ)のメールアドレス流出|最大673,920件 予約・運航メール停止 確かめること 2026


この記事のポイント
- ✓エアドゥの情報漏洩について
- ✓2026年11月4日のAIRDOの発表をもとに整理
- ✓外部のメール配信システムへの不正アクセスで
エアドゥの情報漏洩について、株式会社AIRDOは2026年11月4日に「【重要】メール配信システムへの不正アクセスとメールサービスの停止について」を出しました。AIRDOが使っている外部のメール配信システムに第三者の不正アクセスがあり、そのシステムを経由して配信されたメールから、利用者のメールアドレスが最大673,920件流出したとの報告を受けたという内容です。 AIRDOは不正なアクセスを遮断し、予約や運航の知らせを含むメールの配信を止めています。 AIRDOを使っている人がまずすることは、心当たりのないメールを開かずURLを押さないこと、そして予約や運航の状況をメールではなく公式サイトの「予約確認」「発着案内・運航の見通し」で確かめることです。
この記事は、2026年11月5日時点でAIRDOのニュースのページを開き直し、その記載だけをもとに書いています。報道に出ている表現のうち、AIRDOの発表に書かれていないものは入れていません。
AIRDOの発表で何が起きたのか
「エアドゥ 情報漏洩」と検索した人の多くは、AIRDOの航空券を予約している人や、My AIRDOの会員です。知りたいのは「自分の何が漏れたのか」「予約や搭乗に影響はあるのか」「メールが来ない今、どうすればいいのか」でしょう。最初に、発表の骨子を整理します。
- AIRDOが利用している外部のメール配信システムで、第三者からの不正アクセスがあった
- そのシステムを経由して配信されたメールから、利用者のメールアドレス情報が流出したとの報告を受けている
- 流出した情報はメールアドレスで、対象件数は最大で673,920件
- AIRDOは被害拡大防止のため不正なアクセスを遮断し、メール配信サービスを停止している
- 外部のメール配信システムの提供元と連携し、事実関係の確認を続けている
- 予約内容や運航状況のメール、My AIRDOのメール、問い合わせのフォームに影響が出ている
発表の言い方は「流出したとの報告を受けております」です。AIRDOが外部の提供元から報告を受けた、という形の書き方になっています。件数には「最大で」が付いているので、実際の件数はこれより少ない可能性もあります。この記事でも、件数は「最大673,920件」と公式の表現のまま扱います。
外部のメール配信システムの提供元の名前は、AIRDOの発表には書かれていません。この記事でも、提供元の社名を当てはめて書くことはしません。
いちばん大事なのは、メールの配信が止まっているため、予約の確認や運航の知らせが普段どおりメールで届かないという点です。漏えいへの備えと同じくらい、搭乗に必要な情報を自分で取りにいくことが大切になります。
公表の経緯と分かっていること
AIRDOの発表は、2026年11月4日付でニュースのページに掲載されました。2026年11月5日時点で、この件の続報は出ていません。
発表の冒頭の部分を、原文のまま引用します。
この度、弊社が利用している外部のメール配信システムにおいて、第三者からの不正アクセスにより、当該システムを経由して配信されたメールからお客様のメールアドレス情報が流出したとの報告を受けております。 出典: 株式会社AIRDO「【重要】メール配信システムへの不正アクセスとメールサービスの停止について」
時系列で整理すると、次のとおりです。
| 日付 | 出来事 | 出典 |
|---|---|---|
| 不明(発表に記載なし) | 外部のメール配信システムで第三者からの不正アクセス | AIRDOの発表 |
| 不明(発表に記載なし) | AIRDOが、メールアドレスが流出したとの報告を受ける | AIRDOの発表 |
| 2026年11月4日 | AIRDOが発表を掲載。不正なアクセスを遮断し、メール配信サービスを停止していると説明 | AIRDOの発表 |
発表には、不正アクセスがいつ起きたか、AIRDOがいつ報告を受けたか、いつメールの配信を止めたかの日付は書かれていません。書かれているのは、発表の時点で不正なアクセスを遮断し、メール配信サービスを停止しているということです。
発表は「今後、新たな内容が判明した場合にはお知らせいたします」と結んでいます。続報が出たら、件数や対象の範囲、メールの再開の見通しが変わる可能性があります。
流出した情報と、発表に書かれていないこと
発表に書かれている情報を表にします。
| 区分 | 発表に書かれている内容 |
|---|---|
| 流出した情報 | メールアドレス |
| 対象件数 | 最大で673,920件 |
| 経路 | 外部のメール配信システムを経由して配信されたメール |
| 含まれないと書かれている情報 | 記載なし |
| 提供元の社名 | 記載なし |
ここで注意したいのは、「含まれない情報」が発表に書かれていないことです。氏名や住所、クレジットカード番号、My AIRDOのパスワードが含まれるかどうかについて、AIRDOの発表は何も書いていません。発表が流出した情報として挙げているのはメールアドレスだけですが、「それ以外は含まれない」と明記しているわけではありません。
そのため、この記事では「氏名やクレジットカード番号は流出していない」とは書きません。公式に書かれていないことを言い切ると、続報で違う内容が出たときに判断を誤るおそれがあるからです。流出した情報として発表されているのはメールアドレス、それ以外は発表に記載がない、と正確に受け止めておくのが安全です。
経路が「当該システムを経由して配信されたメール」とされている点も読み取っておきたいところです。AIRDOから予約や運航、会員の手続きのメールを受け取ったことがある人は、そのメールアドレスが対象に含まれている可能性があると考えて備えておくのが安全です。
停止しているメールと、影響が出ているサービス
AIRDOは、メール配信サービスを止めたことで、いくつかのメールとサービスに影響が出ていると説明しています。発表に書かれている内容を整理します。
| 区分 | 止まっているもの・影響 | 代わりに確かめる方法 |
|---|---|---|
| 予約内容に関するメール | 航空券の予約、購入、変更、払い戻しに関わるメール | 公式サイトの「予約確認」 |
| オンラインチェックイン | 二次元バーコードの取得メール | 「オンラインチェックイン」の画面で搭乗券を取得 |
| 予約便の運航状況に関するメール | 遅延や欠航の情報、振替案内などのメール | 「発着案内・運航の見通し」 |
| My AIRDOに関するメール | 入会手続き、氏名等の登録情報の変更、各種申請の後のメールと表示される画面 | 各種情報変更や申請は控え、改めての案内を待つ |
| その他 | ご意見・ご要望フォームをはじめとする各種問い合わせのフォームが正しく使えない | 改めての案内を待つ |
予約の手続きをしたときに予約操作の画面に表示される予約番号は、その後の手続きに必要になるので、手元に控えておくよう発表は呼びかけています。メールで予約の控えが届かない今は、画面に表示された予約番号を自分で書き留めるか、画面の写真を撮っておくと安心です。
My AIRDOについては、マイページでの各種情報の変更、証明書の各種申請、事後登録に関する搭乗記録の問い合わせなどの操作を控え、改めての案内を待つよう書かれています。マイルの事後登録などを考えている人は、急がずに続報を待ってください。
発表には、復旧に向けた対応を順次行っているが、過去の日付で配信する予定だったメールが大幅に遅れて届く場合がある、とも書かれています。数日前の予約の確認メールが突然届くことがあっても、AIRDOが知らせている遅延の可能性があります。ただし、その中に偽のメールが紛れ込むおそれもあるので、遅れて届いたメールのリンクからは手続きをしないのが安全です。
搭乗券の取り方
メールで二次元バーコードが届かない間も、スマートフォンで搭乗券を取得する方法があると、AIRDOは案内しています。発表に書かれている方法は次のとおりです。
| 端末 | 搭乗券の取り方 |
|---|---|
| iPhone | 搭乗券発行画面で「Apple Walletに追加」を選ぶ |
| Android | 搭乗券発行画面で「プリンターから印刷する」を選び、PDFを表示する |
Apple Walletとは、iPhoneに入っている、チケットやカードをまとめて保存できるアプリのことです。搭乗券を追加しておけば、空港で画面に表示して使えます。Androidの場合は、印刷の画面から搭乗券をPDFとして表示し、端末に保存しておく形です。
出発の前日や当日に慌てないよう、オンラインチェックインをしたらその場で搭乗券を取得し、端末に保存しておくのがおすすめです。空港に着いてから電波の状態が悪いと、画面を開くのに時間がかかることがあります。
搭乗券を取得するときは、メールのリンクではなく、AIRDOの公式サイトや公式アプリを自分で開いて「オンラインチェックイン」に進んでください。偽のメールに付いたリンクから進むと、偽のサイトに予約番号や個人情報を入力してしまうおそれがあります。
運航の状況を自分で確かめる
普段なら、遅延や欠航、振替の案内はメールで届きます。今はそのメールが止まっているので、運航の状況は自分で確かめにいく必要があります。AIRDOは「発着案内・運航の見通し」で確かめるよう案内しています。
特に気をつけたいのは、天候が崩れやすい季節の北海道路線です。雪や強風で欠航や遅延が出たとき、メールの知らせが無いと、空港に着いてから初めて欠航を知ることになりかねません。次のような習慣をつけておくと安心です。
- 出発の前日の夜に、「発着案内・運航の見通し」で自分の便の状況を確かめる
- 出発の当日、家を出る前にもう一度確かめる
- 空港へ向かう途中でも、天候が悪いときはこまめに確かめる
振替や払い戻しの手続きが必要になったときも、メールの案内を待つのではなく、公式サイトの「予約確認」から自分の予約を開いて状況を確かめてください。手続きの方法が分からないときは、公式サイトの「各種お問い合わせ」から窓口を探します。
家族や同行者の分もまとめて予約している人は、同行者にも「メールでは知らせが届かない」と伝えておくと、行き違いを防げます。
航空会社のメールが外部の配信システムから届く理由
航空会社は、毎日大勢の利用者に、予約の確認、搭乗の案内、遅延や欠航の知らせを送っています。こうしたメールを自社のサーバーから一通ずつ送るのではなく、メール配信を専門にするシステムを使って送ることがよくあります。大量のメールを決まった時刻に確実に届けたり、届かなかったアドレスを管理したりする仕組みを、まとめて任せられるからです。
この仕組みでは、配信のために宛先のメールアドレスが配信システムの側に記録されます。そのため、配信システムが不正アクセスを受けると、航空会社の予約システムが無事でも、配信に使ったメールアドレスが影響を受けることがあります。AIRDOの発表が「当該システムを経由して配信されたメールから」と書いているのは、この関係を表しています。
利用者の側から見ると、自分のメールアドレスが航空会社以外のどこに記録されているかを知る機会はほとんどありません。今回のように配信システムが止まると、予約の確認や運航の知らせのように生活に直結するメールまで届かなくなります。メールが届かない間の備えとして、公式サイトで自分の予約と運航の状況を確かめる方法を覚えておくと、ほかの航空会社や鉄道を使うときにも役に立ちます。
原因について発表されていること
発表に書かれている原因は、AIRDOが利用している外部のメール配信システムへの、第三者からの不正アクセスです。AIRDO自身の予約システムが不正アクセスを受けたという発表ではありません。
不正アクセスの手口、いつ侵入されたか、どれくらいの期間にわたったかは、発表には書かれていません。AIRDOは、外部のメール配信システムの提供元と連携して事実関係の確認を進めているとしています。原因の詳しいところは確認中と発表されている、というのが2026年11月5日時点で言える範囲です。
なお、AIRDOは2026年10月30日に、別の件として「【重要】Amadeus社が提供する旅客サービスシステムへの不正アクセスについて」も出しています。ANA経由で提供を受けている旅客サービスシステムで、予約から一部の個人情報が「参照された形跡がある」との報告を受け、影響範囲を特定中という内容で、件数は書かれていません。今回のメール配信システムの件とは別の事案です。2つの数字や内容を混ぜて読まないようにしてください。
AIRDOの対応
発表に書かれているAIRDOの対応は、次のとおりです。
- 被害拡大防止のため、不正なアクセスを遮断した
- メール配信サービスを停止した
- 外部のメール配信システムの提供元と連携し、事実関係の確認を進めている
- 新たな内容が判明した場合は知らせる
- 不審なメールへの注意を呼びかけている
サービスの復旧については、改めての案内まで待つよう書かれています。2026年11月5日時点で、メールの配信がいつ再開するかの見通しは示されていません。
お詫びの金品や補償について、発表には書かれていません。書かれていないことを推測して期待したり、逆に「何もない」と決めつけたりする必要はありません。続報が出たら、その中身で確かめてください。
発表の構成を見ると、漏えいの説明よりも、止まっているメールとその代わりの確かめ方に多くの分量が割かれています。航空会社にとって、予約や運航の知らせが届かないことは、利用者の移動に直接影響するからです。利用者の側も、漏えいへの備えと同時に、搭乗に必要な情報を自分で取りにいく準備を進めておくことが大切です。
AIRDOが個別に対象者へ連絡するかどうかも、発表には書かれていません。メールの配信そのものが止まっている状況なので、個別の連絡が来るとしても、その方法は続報で示されると考えられます。
自分が対象かを確かめる方法
発表に書かれている対象は、「当該システムを経由して配信されたメール」のメールアドレスです。次のどれかに当てはまる人は、自分のアドレスが含まれている可能性があると考えて備えておくのが安全です。
- AIRDOで航空券を予約し、予約や購入の確認メールを受け取ったことがある
- オンラインチェックインで、二次元バーコードのメールを受け取ったことがある
- 遅延や欠航、振替の案内のメールを受け取ったことがある
- My AIRDOに入会し、登録や変更の確認メールを受け取ったことがある
メールの受信箱で「AIRDO」と検索すると、これまでにAIRDOからメールを受け取っていたかどうかを確かめられます。ただし、受け取っていたからといって必ず対象とは限りません。件数は「最大で」とされており、どのメールが対象かの詳しい範囲は発表に書かれていないからです。
自分のメールアドレスが、ほかのサービスの過去の漏えいに含まれていないかを調べる方法もあります。Have I Been Pwnedの使い方|メールアドレスとパスワードの漏洩を確認する方法と、大手クラウドの過去の漏洩では、海外の確認サービスの使い方と結果の読み方を解説しています。今回の件がそこに反映されるかは分からないので、AIRDOの件については、続報で確かめるのが確実です。
AIRDOを使っている人がすること
流出した情報として発表されているのはメールアドレスです。それに、メールが止まっていることへの対応を合わせて、要ることを順番に整理します。
- AIRDOを名乗る心当たりのないメールは開かず、URLを押さず、削除する
- 予約の内容は「予約確認」、運航の状況は「発着案内・運航の見通し」で、自分で確かめる
- 予約番号を手元に控えておく
- 搭乗券はオンラインチェックインの画面から取得し、端末に保存しておく
- My AIRDOの登録情報の変更や各種申請は、改めての案内まで控える
- ほかのサイトと同じパスワードを使い回しているなら、この機会に見直す
1つ目は、AIRDOが発表で直接呼びかけていることです。発表には「心当たりのないメールには十分にご注意いただき、メールの開封や記載されたURLなどのクリックは行わず、メールを削除していただきますよう」と書かれています。
6つ目のパスワードは、今回の件で流出したとは書かれていません。それでも見直しを勧めるのは、メールアドレスが知られると、そのアドレスで登録しているほかのサービスに不正にログインしようとする攻撃の入口になりうるからです。変える順番の考え方は、パスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方 2026で詳しく説明しています。
すでに偽のメールのリンクを開いて何かを入力してしまった場合は、入力した内容によってすることが変わります。カード番号を入力したならカード会社へ、パスワードならそのサービスのパスワードの変更を急ぎます。フィッシング詐欺で入力してしまったら|カード番号・パスワード・住所ごとにすぐすること 2026に、入力した情報ごとの手順をまとめています。
航空会社を装う偽メールの例
メールアドレスが流出したとき、届きやすいのはその会社を名乗る偽のメールです。航空会社の利用者に向けては、予約や欠航、マイルの話題が使われやすいと考えられます。次のような件名や文面には注意してください。ここに挙げるのは一般によく見られる偽メールの型で、AIRDOの件で実際に届いたと発表されたものではありません。
| 偽メールの型 | よくある文面の例 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 欠航・振替の知らせ | 「ご予約の便が欠航しました。振替の手続きはこちら」 | 「発着案内・運航の見通し」と「予約確認」で確かめる |
| 払い戻しの案内 | 「払い戻しのため口座情報を入力してください」 | 公式サイトから自分の予約を開いて確かめる |
| 予約の確認 | 「お支払いが完了していません。24時間以内にカード情報を再入力」 | 「予約確認」で支払いの状況を見る |
| マイルの失効 | 「マイルの有効期限が迫っています。ログインして延長を」 | My AIRDOを公式サイトから開いて確かめる |
| お詫びを装う | 「お詫びのクーポンを受け取るにはログインしてください」 | 発表に無い手続きは疑う |
今はAIRDOのメール配信そのものが止まっています。そのため、「AIRDOから予約や欠航のメールが届いた」という状況自体を、まず疑ってかかるのが安全です。発表にあるように、遅れていたメールが後から届く場合もありますが、そのメールのリンクから手続きを進める必要はありません。公式サイトで同じ情報を確かめられます。
見分け方を一通り身につけたい人は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処が参考になります。
届いたメールが本物かを確かめる手順
メールが本物かどうかを、見た目だけで判断するのは難しくなっています。会社のロゴや機体の写真、言葉づかいは簡単にまねできるからです。次の4つを確かめると、判断の材料が増えます。
- 送信元のアドレスのドメイン(@より後ろの部分)が、これまで受け取っていたAIRDOのメールと同じか
- 本文のリンクにマウスを重ねたとき、表示される行き先が公式サイトのドメインか
- 便名、搭乗日、予約番号が、自分の予約と合っているか
- 同じ情報が、公式サイトの「予約確認」や「発着案内・運航の見通し」に出ているか
1と2は完全な決め手になりません。送信元の表示は偽ることができ、リンクの行き先もよく似た文字列でごまかされることがあります。いちばん確実なのは4つ目で、メールの中のリンクを使わず、自分で公式サイトを開いて確かめることです。
AIRDOの場合、今はメールの配信が止まっているので、届いたメールの多くは、配信が止まる前に送られて遅れて届いたものか、偽のメールのどちらかと考えられます。どちらであっても、公式サイトで同じ情報を確かめられるので、メールのリンクを使う必要はありません。スマートフォンでメールを読む人は、リンクの行き先が見えにくいことにも気をつけてください。
メールアドレスが流出したときに起こりうること
メールアドレスだけが流出した場合、すぐにお金を失うような被害につながるわけではありません。メールアドレスだけでは、ログインもカードの利用もできないからです。ただし、次のようなことが起こりうるので、知っておくと落ち着いて対処できます。
- 迷惑メールや広告のメールが増える
- AIRDOや航空会社、旅行会社を名乗る偽のメールが届く
- ほかのサービスのアカウントに対して、そのメールアドレスでログインを試される
- 別の経路で漏れた情報と組み合わせて、より本物らしい偽のメールが作られる
3つ目への備えとして、重要なサービスには、パスワードに加えて別の確認を求める仕組み(多要素認証)を設定しておくと、パスワードが知られても入られにくくなります。仕組みと選び方はMFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版が参考になります。
偽の連絡は、メールだけでなくSMS(携帯電話のショートメッセージ)で届くこともあります。今回の発表で流出した情報として挙げられているのはメールアドレスですが、別の経路で電話番号が知られている可能性はゼロではありません。SMSの見分け方はスミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順で解説しています。
問い合わせ窓口
AIRDOの発表には、この件の問い合わせ先として「各種お問い合わせ」と「各種ご意見・ご要望」へのリンクが載っています。2026年11月5日時点で、この件のための専用の電話番号は発表に書かれていません。
ただし、発表には、ご意見・ご要望フォームをはじめとする各種問い合わせのフォームが正しく使えないとも書かれています。フォームから送っても、普段どおりに受け付けられない可能性があります。予約や搭乗に関わる急ぎの用件は、公式サイトの「各種お問い合わせ窓口」のページから、用件に合った窓口を探してください。
問い合わせるときは、次の点に気をつけてください。
- AIRDOの公式サイトを、ブックマークや検索から自分で開く
- 届いたメールやSMSに書かれた電話番号や返信先には連絡しない
- 予約番号を手元に用意しておくと、話が早く進む
電話で問い合わせる場合も、電話番号は公式サイトの窓口のページに載っているものを使います。検索結果の広告や、まとめサイトに載っている番号は、公式のものと違う場合があるので避けてください。
今後の続報で確かめたい点
2026年11月5日時点では、まだ分かっていないことがいくつもあります。続報が出たら、次の点を確かめると、自分への影響を判断しやすくなります。
- 不正アクセスが起きた時期と、対象となったメールの期間
- 流出した情報にメールアドレス以外が含まれるかどうか
- 対象者への個別の連絡をするかどうか、するならどんな手段か
- メール配信サービスと問い合わせのフォームの再開の見通し
- My AIRDOの各種申請を再開してよい時期
件数には「最大で」が付いているので、続報で数字が変わることもありえます。最初の発表だけを覚えておくのではなく、AIRDOのニュースのページで最新の版を確かめる習慣をつけておくと安全です。
メール配信サービスへの不正アクセスに関わる発表は、2026年10月の終わりから11月にかけて、多くの会社や自治体から相次いで出ています。旅行の予約ではホテルやレンタカーの会社にも同じメールアドレスを伝えていることが多いので、複数の会社の発表の対象になっていることもありえます。どの会社からの連絡かを取り違えないよう、届いた案内は会社ごとに分けて確かめてください。
家族や同行者と共有しておきたいこと
家族旅行や帰省でまとめて予約をしている人は、予約をした本人だけがメールを受け取り、同行者はその転送で情報を得ていることが多いはずです。メールが止まっている今は、次の3点を同行者と共有しておくと、行き違いを防げます。
- AIRDOからの予約や欠航のメールは今は届かないので、運航の状況は公式サイトで確かめる
- 搭乗券は、オンラインチェックインの画面から取得して端末に保存しておく
- AIRDOを名乗るメールやSMSでも、リンクは押さずに予約をした本人に見せる
高齢の家族や、ふだんメールに慣れていない家族には、「メールのリンクからは何も入力しない」という1つの決まりだけを伝えるほうが守りやすくなります。特に、払い戻しやお詫びのクーポンを口実にした偽のメールは、つい開きたくなる文面になっています。細かい見分け方より、例外を作らない単純な決まりのほうが、慌てたときにも思い出しやすいからです。
旅行の予約に使うメールアドレスを見直す
旅行の予約では、航空会社のほかに、ホテル、レンタカー、旅行会社、観光施設などにも同じメールアドレスを伝えることがよくあります。1つの予約サイトだけでなく、いくつもの会社に情報を渡しているので、どこで漏えいが起きたかによって、どの会社を名乗る偽のメールが届くかも変わります。
今回の件をきっかけに、次のような見直しをしておくと、今後の備えになります。
- 受信箱で「予約」「搭乗」「宿泊」のような言葉を検索し、これまで使った旅行関連の会社を洗い出す
- もう使っていない会員登録があれば、公式サイトから登録の扱いを確かめる
- 旅行や出張の予約には、専用のメールアドレスを使うことも考える
専用のアドレスを使うと、日常の連絡と旅行の予約を分けられるので、見慣れない差出人からのメールに気づきやすくなります。どこかの会社で漏えいが起きたときにも、影響を受けるアドレスの範囲がはっきりします。ただし、アドレスを分けると予約の確認メールを見落としやすくなる面もあるので、専用のアドレスも定期的に確かめる習慣をつけてください。
在宅で仕事をする人が気をつけること
在宅で仕事をする人の中には、出張や打ち合わせの移動でAIRDOを使い、仕事用のメールアドレスで予約している人もいます。その場合、偽のメールは仕事用の受信箱に届きます。取引先からの請求書や発注のメールと紛れやすいので、普段より慎重に扱う必要があります。
仕事のアドレスに偽のメールが届くと、うっかりリンクを開いて端末がマルウエア(悪意のあるプログラム)に感染し、取引先から預かったファイルや顧客の連絡先まで危険にさらすことがあります。フリーランスや個人事業主も、取引先の個人情報を扱えば個人情報保護法の「個人情報取扱事業者」に当たる場合があり、漏えい等が起きたときには報告や本人への通知が求められることがあります。
個人情報保護委員会は、報告が義務になる場合として、不正の目的で行われたおそれがある漏えい等や、本人の数が1,000人を超える漏えい等を挙げ、発覚したらまずは速やかに報告するよう求めています。詳しくは個人情報保護委員会「漏えい等の対応とお役立ち資料」で確かめてください。自分の仕事がこれに当たるかどうかは、扱う情報の種類や量で変わるので、気になる人は同委員会の窓口で確かめると確実です。
出張の予約を自分で管理しているフリーランスは、領収書や搭乗証明の取り寄せにもメールを使うことが多いはずです。今はAIRDOのメールが止まり、証明書の各種申請も控えるよう案内されているので、経費の精算に搭乗の記録が必要な人は、予約番号と搭乗日を手元に控えておき、再開の案内を待ってから手続きするのが確実です。
アカウントを守る力を仕事に生かす
今回のように、外部のメール配信システムで起きた不正アクセスが、利用者のメールアドレスに影響する例は、2026年の秋に入って目立っています。自分で防げる範囲は限られていますが、偽のメールに反応しない、パスワードを使い回さない、多要素認証を設定するという基本を押さえておけば、被害の多くは避けられます。
2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた中で見えてきた傾向として、取引先から長く任される人ほど、預かった情報の扱い方や連絡の手順を最初に確かめています。セキュリティの知識は、それ自体を仕事にすることもできます。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。
よくある質問
Q. AIRDOの件で、氏名やクレジットカード番号も流出したのですか?
2026年11月4日の発表で、流出した情報として挙げられているのはメールアドレス(最大で673,920件)です。氏名やクレジットカード番号などが含まれるかどうかについて、発表には記載がありません。含まれないとも書かれていないので、続報が出たらAIRDOのニュースのページで確かめてください。
Q. 予約の確認メールが届きません。予約は取れていますか?
AIRDOは現在、予約や購入、変更、払い戻しに関わるメールの配信を止めています。予約が取れているかは、公式サイトの「予約確認」で確かめてください。予約操作の画面に表示される予約番号は、その後の手続きに必要になるので、手元に控えておくよう発表は呼びかけています。
Q. メールが届かない間、搭乗券はどう取ればいいですか?
発表によると、オンラインチェックインの搭乗券発行画面で、iPhoneは「Apple Walletに追加」を選び、Androidは「プリンターから印刷する」を選んでPDFを表示すれば、搭乗券を取得できます。公式サイトや公式アプリを自分で開いて手続きし、メールのリンクからは進まないでください。
Q. 10月30日のAmadeusの件と今回の件は同じですか?
別の事案です。10月30日の発表は、ANA経由で提供を受けている旅客サービスシステムで、予約から一部の個人情報が参照された形跡があるとの報告を受けたというもので、件数は書かれていません。今回の11月4日の発表は、外部のメール配信システムへの不正アクセスの件です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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