無料のアンケート作成アプリの選び方と、スマホで回答を集めるときの確認点

@SOHO編集部
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無料のアンケート作成アプリの選び方と、スマホで回答を集めるときの確認点

この記事のポイント

  • ✓無料のアンケート作成アプリを選ぶときに確かめる点を
  • ✓個人情報の扱いの順に整理
  • ✓Googleフォームの使い方と新しい上限

無料のアンケート作成アプリを探してストアで検索すると、似た名前のアプリがいくつも並び、どれが本当に無料で使えるのか分かりにくいと感じる人は多いはずです。作ってみたら、回答を見るところで課金を求められた、という声もあります。

この記事では、無料のアンケート作成アプリを選ぶときに確かめる点を、無料で使える範囲、回答の上限、提供元、個人情報の扱いの順に整理します。あわせて、スマホで回答を集めるときの作り方と、回答が届いたあとの管理のしかたも解説します。結論を先に書くと、多くの人にとっての出発点はGoogleフォームのような、ブラウザで作って共有するフォームです。ストアのアプリを選ぶときは、提供元と、回答の閲覧や書き出しが無料の範囲に入っているかを必ず確かめます。回答が届いたあとの担当決めや返信まで1か所で済ませたい場合は、フォームと回答の管理をまとめて扱えるHalictのような選択肢もあります。

無料のアンケート作成アプリには3つの形がある

「アンケート作成アプリ」と呼ばれるものには、使い方の違う3つの形があります。

形 作る場所 回答する人の操作 代表例
ブラウザで作るフォーム パソコンやスマホのブラウザ 共有されたURLを開いて答える Googleフォーム、Microsoft Forms
スマホのアプリで作るもの スマホのアプリ URLを開いて答える、またはアプリで答える ストアで配布されている各種アプリ
回答の管理まで含むフォームのサービス ブラウザ URLを開いて答える 問い合わせや申し込みの管理を含むサービス

1つ目のブラウザで作るフォームは、作る人も答える人もアプリを入れる必要がありません。URLを送るだけで回答を集められるので、いちばん手軽な形です。

2つ目のスマホのアプリは、スマホだけで作って配りたい人に向いています。ただし、ストアには個人や小さな会社が作ったアプリも多く、無料の範囲や回答の保存先がアプリごとに大きく違います。

3つ目は、回答を集めるだけでなく、届いた回答に担当を付けたり、返信したりするところまでを1つの画面で扱うサービスです。社外からの申し込みや問い合わせを受け付ける場合に向いています。

どの形が合うかは、「誰に答えてもらうか」「集めた回答を何に使うか」で決まります。社内の簡単な意見集めならブラウザのフォーム、届いた回答に1件ずつ対応する必要があるなら管理まで含むサービス、と考えると選びやすくなります。

無料のアプリを選ぶときに確かめる5つの点

無料のアンケート作成アプリを選ぶときは、作りやすさより先に、次の5つを確かめます。

1. 回答の閲覧と書き出しが無料の範囲に入っているか

アンケートは、作ることより回答を見ることが目的です。ところが、アプリによっては、作るまでは無料で、回答を見る、または書き出すところから有料になっているものがあります。ストアのレビューにも、次のような声が寄せられています。

無料でアンケートは作れるのですが回答を閲覧することができません、閲覧しようとすると課金すすめられます 出典: App Store「Google フォーム・アンケート用のフォーム・クイズ作成アプリ」のレビュー

アプリの説明やストアの「App内課金」の欄を見て、どの機能が有料かを確かめます。分からない場合は、実際に1つ作って、自分で回答してから、その回答を見られるかを試すのが確実です。

2. 提供元はどこか

上のレビューが寄せられているアプリは、名前に「Google フォーム」と入っていますが、ストアの販売元の欄にはGoogleではなく個人の名前が書かれています。名前が似ていても、公式のサービスとは限りません。ストアのアプリを選ぶときは、販売元の欄を必ず見ます。

Googleフォームそのものは、ブラウザで forms.google.com を開いて使うサービスです。スマホでも、ブラウザから作成や編集ができます。

3. 回答の上限と、保存できる期間

無料の範囲で集められる回答の数や、保存できる期間に上限があるかを確かめます。上限を超えると、回答を受け付けなくなる、古い回答が見られなくなるといった扱いになることがあります。

4. 回答者の個人情報がどこに保存されるか

名前やメールアドレスを集める場合、その情報がどの会社のサーバーに保存されるかを確かめます。提供元のプライバシーポリシーを読み、集めた情報が広告などほかの目的に使われないかを見ます。

5. 回答する人に広告や登録を求めないか

無料のアプリの中には、回答する人の画面に広告が出るものや、回答するのにアプリのインストールや会員登録を求めるものがあります。回答する人の手間が増えると、回答の数が減ります。回答する人の画面を、自分のスマホで確かめておきます。

Googleフォームで無料のアンケートを作る流れ

無料でアンケートを作るなら、まずGoogleフォームを試すのが近道です。Googleアカウントがあれば無料で使え、作ったフォームのURLを送るだけで回答を集められます。

作って公開する

forms.google.com を開いて新しいフォームを作り、題と説明を入れて、質問を追加します。質問の形式は、記述式、ラジオボタン(1つだけ選ぶ)、チェックボックス(複数選べる)、プルダウン、日付などから選べます。作り終えたら公開し、リンクを共有します。Googleのヘルプには、公開されていないフォームでは回答を受け付けられないとあるので、公開の操作を忘れないようにします。

回答を見る

回答は、フォームの上部の[回答]から確認できます。Googleのヘルプによると、[概要]では質問ごとの集計を、[個別]では回答者ごとの回答を見られます。右上のスプレッドシートへのリンクのアイコンから、すべての回答をスプレッドシートで見ることもできます(フォームの回答を表示、管理する)。

回答が届いたら通知を受け取る

[回答]からその他のアイコンを開き、[新しい回答についてのメール通知を受け取る]を選ぶと、回答が届くたびにメールで知らせてもらえます。

締め切りを設定する

公開済みのフォームの右上の公開のアイコンから、[回答を受付中]をオフにすると、回答の受け付けを止められます。終了日や回答数の上限を設定することもできます。ヘルプでは、複数の人が同時に回答した場合は、上限に関係なく回答が受け付けられることがあるとも書かれています。先着順の申し込みに使う場合は、この点を頭に入れておきます。

回答者のメールアドレスを集める

回答した人に連絡する必要がある場合は、メールアドレスを集める設定を使います。フォームの上部の[設定]を開き、[回答]の横の下矢印から[メールアドレスを収集する]を選びます。ヘルプによると、Googleアカウントのメールアドレスを自動で記録する[確認済み]と、回答者が自分で入力する[回答者からの入力]の2つがあります。[確認済み]を選ぶと、回答者にはメールアドレスが収集されることを知らせる表示が出ます。

メールアドレスを集める設定にしておくと、[回答のコピーを回答者に送信]も選べるようになり、回答した人が自分の回答内容をメールで受け取れます。ただしヘルプでは、迷惑メールの対策などで、コピーが届かない場合があるとも書かれています。

2026年9月からの新しい上限

Googleフォームには、2026年9月から新しい上限が適用されています。ヘルプでは、1つのフォームにつき合計保存容量は最大1GB、回答数は最大50万件と案内されています。上限に達したあとも回答を受け付けるには、既存の回答をダウンロードして削除する必要があります。また、回答数が5万件を超えると概要が表示されない、10万件を超えるとスプレッドシートに同期されないことがある、とも書かれています。社内や小さな集まりのアンケートでこの上限に届くことはまれですが、毎年同じフォームを使い回している場合は、回答を定期的に書き出して整理しておくと安心です。

Microsoft Formsを使う場合の違い

職場や学校でMicrosoft 365を使っているなら、Microsoft Formsも無料で使える選択肢です。MicrosoftのヘルプによるとMicrosoft Formsは、学校や職場のMicrosoft 365のアカウントのほか、個人のMicrosoftアカウント(Hotmail、Live、Outlook.com)でも使えます。

作るときの決まり

新しいフォームを作り、題と説明を入れて質問を追加する流れはGoogleフォームと同じです。ヘルプでは、フォームの題は最大90文字、説明は最大1,000文字と案内されています。質問の種類は、選択肢、テキスト、評価、日付のほか、ランキング、リッカート(「そう思う」から「そう思わない」までの段階で答える形式)、ファイルのアップロード、ネットプロモータースコアなどが選べます。ヘルプには、質問を削除すると、その質問について集めた回答も一緒に完全に削除されると書かれています。回答が集まり始めたあとに質問を消すときは注意が必要です。

回答できる人を絞れる

Microsoft Formsの特徴は、回答できる人を細かく決められることです。設定で「誰でも回答可能」を選べば組織の外の人も答えられ、職場や学校のアカウントでは「組織内のユーザーのみが回答可能」「組織内の特定のユーザーが回答可能」も選べます。組織内に絞った場合は、名前を記録する、1人1回の回答に制限する、といった設定ができます。社内のアンケートで、回答者を確実に把握したい場合に向いています。

回答の通知と受付期間

設定の「各回答のメール通知を受け取る」をオンにすると、回答が送信されるたびにメールで知らせてもらえます。「開始日」と「終了日」を設定すれば、回答を受け付ける期間を日時で決められます。

どちらを選ぶか

ふだんの仕事でGoogleのサービスを使っているならGoogleフォーム、Microsoft 365を使っているならMicrosoft Formsを選ぶと、アカウントの管理や回答の共有が楽になります。回答する人にとっては、どちらもURLを開いて答えるだけなので、使い勝手に大きな差はありません。

スマホで回答を集めるときの作り方

最近のアンケートは、回答する人の多くがスマホで答えます。パソコンで作って、パソコンでしか確かめていないと、スマホで答えにくいフォームになりがちです。スマホで回答を集めるときは、次の点を確かめます。

1問の文章を短くする

スマホの画面は小さいので、長い質問文は何度もスクロールしないと読めません。質問は1文で、何を答えればよいかが分かる形にします。補足が必要なら、質問の説明欄に分けて書きます。

記述式の質問を減らす

スマホで文章を打つのは手間がかかります。選択肢で答えられる質問は選択肢にし、記述式は「その他、ご意見があればお書きください」のように最後に1つ設ける程度にします。選択肢には「その他」を用意しておくと、選択肢に当てはまらない人も答えられます。

質問の数を絞る

質問が多いと、途中でやめる人が増えます。集めた回答を何に使うかを先に決め、使わない質問は削ります。10問を超えるなら、セクションに分けて、どこまで進んだかが分かるようにします。

選択肢の並べ方をそろえる

「とても満足」から「とても不満」までのような段階の選択肢は、すべての質問で同じ向きにそろえます。質問によって向きが逆になっていると、スマホで急いで答える人が押し間違えます。

自分のスマホで答えてみる

公開する前に、自分のスマホで最後まで答えてみます。文字の大きさ、選択肢の押しやすさ、送信までにかかる時間を確かめます。家族や同僚に頼んで、別の機種でも答えてもらうと、気付かなかった問題が見つかります。

配り方を決める

スマホで答えてもらうなら、URLをメッセージで送る、QRコードを紙やスライドに載せる、といった配り方があります。イベントの会場で答えてもらうなら、QRコードを大きく載せ、答える時間を確保します。

アンケートで個人情報を集めるときの注意

名前、メールアドレス、電話番号など、個人を特定できる情報を集める場合は、扱いに注意が必要です。個人情報保護法では、事業者が個人情報を取得したときは、あらかじめ利用目的を公表している場合を除き、速やかに利用目的を本人に通知するか公表しなければならないと定めています(e-Gov法令検索「個人情報の保護に関する法律」第21条)。

アンケートの冒頭や説明欄に、次のことを書いておきます。

・何のために回答を集めるのか
・集めた回答を誰が見るのか
・回答をいつまで保存するのか
・問い合わせ先

個人情報が必要ない調査なら、名前やメールアドレスを集めないのがいちばんの対策です。集める項目を減らすほど、回答する人の負担も、管理する側の責任も小さくなります。どこまでの扱いが必要かは事業の内容によって変わるので、詳しくは個人情報保護委員会の案内や専門家に確かめてください。

偏りのない質問の作り方

無料のアプリでも有料のサービスでも、アンケートの価値は質問の作り方で決まります。答えやすく、結果を正しく読める質問にするための基本をまとめます。

1つの質問で2つのことを聞かない

「商品の値段と品質に満足していますか」のように、1つの質問に2つの内容が入っていると、値段には満足だが品質には不満、という人が答えられません。こうした質問は、値段と品質の2問に分けます。

答えを誘導する言い方を避ける

「多くの人が便利だと言っているこの機能について、どう思いますか」のように、質問文に特定の答えを促す言葉が入っていると、回答が偏ります。質問文は中立な言い方にし、評価は選択肢の側で選んでもらいます。

選択肢にもれと重なりをつくらない

年齢や金額を選択肢にするときは、「20代」「30代」のように範囲が重ならず、すべての人がどれかに当てはまるようにします。「1万円から3万円」「3万円から5万円」のように境目の数字が重なると、3万円の人がどちらを選べばよいか迷います。「1万円以上3万円未満」のように書き分けます。

「わからない」「当てはまらない」を用意する

全員が答えられるとは限らない質問には、「わからない」「利用したことがない」といった選択肢を用意します。無理に答えを選ばせると、適当に選ばれた回答が混ざり、結果の信頼性が下がります。

聞く順番を工夫する

最初は答えやすい質問から始め、属性(年齢や職業など)や自由記述は最後に回します。最初に個人的な質問が並ぶと、答える気持ちがそがれます。また、前の質問が後の質問の答えに影響することがあるので、全体の満足度を聞く質問は、個別の項目を聞く前にするか後にするかを、目的に合わせて決めます。

回答の数を伸ばすための工夫

アンケートは、答えてもらえなければ意味がありません。回答の数を伸ばすために、作り方以外でできる工夫をまとめます。

所要時間を最初に書く

説明欄に「回答にかかる時間は3分ほどです」と書いておくと、答える人は見通しを持って始められます。実際にかかる時間は、公開前に自分で答えて測っておきます。

送るタイミングを選ぶ

イベントの感想なら、終わった直後か当日中に送ると、記憶が新しいうちに答えてもらえます。社内のアンケートなら、忙しい時期や週明けの朝を避けると、目を通してもらいやすくなります。

締め切りと、結果の使い道を伝える

締め切りの日付と、集めた結果を何に使うかを伝えます。自分の回答が何かの改善につながると分かれば、答える意味を感じてもらえます。結果をまとめたら、答えた人にも共有すると、次のアンケートにも協力してもらいやすくなります。

一度だけ、ていねいに知らせ直す

締め切りが近づいても回答が少ない場合は、一度だけ知らせ直します。何度も送ると負担に感じられるので、締め切りの数日前に1回にとどめます。

回答の集計と、結果のまとめ方

回答を集めたら、結果をまとめます。Googleフォームの[概要]では、選択式の質問がグラフで表示されるので、全体の傾向はそこで確かめられます。報告の資料にするには、スプレッドシートで集計し直すと、自由に表やグラフを作れます。

単一回答の質問

1つだけ選ぶ質問は、選択肢ごとの件数と割合を出します。スプレッドシートでは、COUNTIF関数で選択肢ごとの件数を数え、全体の件数で割って割合にします。

複数回答の質問

複数選べる質問は、スプレッドシートでは1つのセルに複数の選択肢が区切られて入ります。選択肢ごとに、その語を含むセルの数を数えると、選ばれた回数が分かります。割合を出すときは、回答した人の数で割るのか、選ばれた回数の合計で割るのかを決め、資料にも書いておきます。

自由記述の質問

自由記述は、似た意見ごとに分類して、どんな意見がどれくらいあったかを数えます。件数が少なければ全部読んで分類し、多い場合は、よく出てくる語を手がかりにまとめます。代表的な意見をいくつか原文のまま載せると、数字だけでは伝わらない声が伝わります。

結果を伝えるときの順番

結果の報告は、「何を知りたくて調べたか」「何人が答えたか」「分かったこと」「次にすること」の順で書きます。アンケートの結果を受けて何を変えるかまで書くと、答えた人にも、報告を受けた人にも、調査の意味が伝わります。

市場の調査や分析を仕事にしたい人は、アンケートの設計と集計の経験がそのまま役立ちます。マーケ戦略・分析・レポート作成のお仕事では、調査や分析、報告書の作成の仕事でどのような依頼があるかを紹介しています。

目的別に見る、合うアンケートの形

同じ「アンケート」でも、目的によって合う道具と作り方が変わります。よくある4つの目的ごとに整理します。

社内の意見集め

社内の満足度調査や、研修の感想、会議の日程の希望などは、職場で使っているサービスに合わせてGoogleフォームかMicrosoft Formsを選びます。回答者を把握する必要があるなら、組織のアカウントでのログインを求める設定にします。本音を聞きたい調査では、名前を集めない設定にし、そのことを説明欄に明記すると、率直な回答が集まりやすくなります。

お客様の満足度調査

商品やサービスを使ったお客様に感想を聞く調査では、回答する人の手間をできるだけ減らします。質問は5問から10問程度に絞り、スマホで答えやすい形にします。購入後のメールや、店頭のQRコードから答えてもらう形が一般的です。結果は、毎回同じ質問で続けて取ると、時期ごとの変化を比べられます。

イベントや講座の申し込み

申し込みのフォームは、集計よりも1件ずつの対応が中心になります。申し込みの受付の確認メール、参加費の案内、当日の連絡など、回答した人にメールを送る場面が多くあります。自動返信の機能があるか、申し込んだ人の一覧をどう管理するかを基準に道具を選びます。

授業や研修での小テスト

理解度を確かめる小テストには、Googleフォームのテストの機能や、Microsoft Formsのクイズの機能が使えます。正解を設定しておくと自動で採点され、回答者に結果を表示することもできます。

無料で使うときのデータの管理と後片付け

無料のアンケートは手軽に作れる分、作りっぱなしになりがちです。集めた回答の扱いを決めておかないと、不要になった個人情報がいつまでも残ることになります。

保存の期間を決める

アンケートを作るときに、回答をいつまで保存するかを決め、説明欄にも書いておきます。期間が過ぎたら、必要な集計結果だけを残し、個人を特定できる回答は削除します。

共有の範囲を見直す

フォームを共同で編集している人は、回答も見られることがあります。Googleフォームのヘルプでも、共同編集者はフォームにつながっているスプレッドシートにも入れるため、共同編集者を外すときは、フォームとスプレッドシートの両方から外す必要があると案内されています。異動や担当の交代のときは、共有の範囲を見直します。

終わったフォームは受け付けを止める

調査が終わったら、回答の受け付けを止めます。受け付けたままにしておくと、古いURLから回答が届き続け、集計に混ざったり、対応が漏れたりします。

回答を書き出して控えを取る

大事な調査の回答は、CSVなどに書き出して、決められた場所に控えを保存しておきます。サービスの上限や仕様の変更、アカウントの整理に備えられます。

無料のままでよいか、有料に切り替えるかの判断

無料で始めたアンケートでも、使い続けるうちに有料のプランやサービスを検討する場面が出てきます。切り替えるかどうかは、機能の多さではなく、次の3つで判断します。

作業の時間が増えているか

回答の転記、担当の割り振り、返信のメールの作成など、アンケートの周りの作業に毎週どれだけ時間を使っているかを書き出します。月に数時間を超えているなら、その時間を減らせる道具に費用をかける価値があります。

関わる人が増えているか

1人で管理していたアンケートを、複数人で管理するようになると、誰が何をしたかの記録が必要になります。共有の権限や操作の記録がある道具のほうが、取り違えや対応の漏れを防げます。

回答する人に見える部分を整えたいか

自社の名前でお客様に答えてもらう場合、フォームの見た目や、サービス名の表示、送信後の案内のメールを整えたくなることがあります。無料の範囲でどこまで変えられるかを確かめ、足りない場合に有料のプランを比べます。

この3つのどれにも当てはまらないなら、無料のままで十分です。費用をかける前に、今の作業のどこに時間がかかっているかを確かめることが、道具選びの失敗を防ぐ近道です。

回答が届いたあとの管理で困りやすい場面

アンケートの中には、集めて集計すれば終わりのものと、1件ずつ対応が必要なものがあります。後者の代表は、イベントの申し込み、資料の請求、問い合わせ、採用の応募などです。こうしたフォームでは、回答が届いたあとに次のような作業が発生します。

・届いた回答ごとに、誰が対応するかを決める
・対応が済んだか、まだかを記録する
・回答した人にメールで返信する
・同じ人から何度も届いた回答をまとめる

無料のフォームとスプレッドシートでこれを回す場合、スプレッドシートに「担当」「状況」「対応日」などの列を加え、返信はメールソフトから送る形になります。少ない件数なら十分に回りますが、件数が増え、関わる人が増えると、次のような困りごとが出てきます。

・誰が返信したか、何を返信したかがスプレッドシートに残らない
・担当の列を書き忘れ、2人が同じ人に返信してしまう
・返信の文面が担当ごとにばらばらになる
・回答者からの返事がメールソフトに埋もれる

回答の管理まで1か所で済ませたいときの選択肢

回答が届いたあとの担当決めや返信を、表計算とメールソフトで回すのが苦しくなったときの選択肢の1つが、フォームのサービスのHalictです。公式サイトの案内によると、フォームを作って公開し、届いた回答を一覧で管理して、1件ごとに担当と状況を残し、同じ画面から返信を送れます。返信の開封まで記録されます。

フォームの作り方の面では、作りたいフォームを一言で伝えるとAIが質問の構成まで組み立てる機能、回答する人に1画面1問ずつ表示する形式、12種類の項目が案内されています。1画面1問の形式は、スマホで答える人にとって、目の前の質問だけに集中できる作りです。

料金は、公式の料金ページで、メンバー1人までのフリープランが0円で、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限と案内されています。フリープランでも、対応の段階を管理する機能、自動返信、CSVの書き出しが使えます。メンバー3人までのスタータープランは月額2,980円(税抜)で、Googleスプレッドシートとの連携などが加わります。一斉メールと開封の計測、SlackやTeamsへの通知は、メンバー10人までのチームプラン(月額7,800円・税抜)からです。

Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

集計するだけのアンケートなら、Googleフォームで十分です。1件ずつ対応が必要な受付のフォームで、表計算とメールソフトの行き来に時間がかかっているなら、無料のプランで1つ試してみると、自分たちの作業に合うかを確かめられます。

アンケートを作る力を仕事に活かす

フリーランスや在宅ワークの市場を長く見てきた立場から言えば、アンケートを設計し、集計し、結果を分かりやすく伝えられる人は、業種を問わず求められています。中小の事業者は、顧客の声を集めたいと思っていても、何を聞けばよいか、集めた結果をどう読めばよいかで止まっていることが多いからです。質問の作り方から報告書までを任せられる人は、継続の依頼につながりやすいと感じます。

こうした仕事を直接取引で受けると、仲介の手数料がかからない分、発注する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手取りが厚くなります。手数料0%で直接やり取りできる場なら、その利点が両者に残ります。

調査の結果を文書にまとめる仕事に関心がある人は、ビジネス文書・契約書作成のお仕事も参考になります。経営の視点から調査や改善を提案したい人には、中小企業診断士の資格の内容と活かし方が参考になります。在宅で調査や集計の仕事を受ける環境を整えたい事業者は、テレワーク 助成金 2026で、テレワークの導入に使える助成金の情報を確かめられます。

無料のアンケート作成アプリは、作りやすさだけで選ぶと、回答を見るところや書き出すところで困ることがあります。提供元、無料の範囲、回答の上限、個人情報の扱いを確かめ、スマホで答えやすい形に整え、回答が届いたあとの作業まで考えて道具を選ぶ。この順番で進めれば、無料でも十分に役立つアンケートが作れます。

よくある質問

Q. 無料のアンケート作成アプリで、回答を見るのにお金がかかることはありますか?

あります。アプリによっては、作るまでは無料で、回答の閲覧や書き出しから有料になっているものがあります。ストアの説明やApp内課金の欄を確かめ、実際に1つ作って自分で回答し、その回答を見られるかを試してから本番に使うと確実です。

Q. Googleフォームの回答数に上限はありますか?

2026年9月から、1つのフォームにつき合計保存容量は最大1GB、回答数は最大50万件の上限が適用されています。上限に達したあとも受け付けを続けるには、既存の回答をダウンロードして削除する必要があります。回答が多いと概要の表示やスプレッドシートへの同期に影響が出ることもあります。

Q. スマホで答えてもらうアンケートで気を付けることは何ですか?

質問文を短くする、記述式を減らして選択肢にする、質問の数を絞る、選択肢の向きをそろえる、の4つが基本です。公開前に自分のスマホで最後まで答え、文字の大きさや押しやすさを確かめます。配るときはURLやQRコードを使います。

Q. アンケートで名前やメールアドレスを集めるときに必要なことは何ですか?

何のために集めるのか、誰が見るのか、いつまで保存するのか、問い合わせ先を、アンケートの冒頭や説明欄に書いておきます。個人情報が必要ない調査なら、集めないのがいちばんの対策です。必要な扱いは事業の内容で変わるので、公的な案内や専門家に確かめてください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年9月1日最終更新:2026年10月19日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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