土日だけのドライバー副業|仕事の種類と無理のない入れ方


この記事のポイント
- ✓副業ドライバーを土日のみで探している方へ
- ✓回送といった仕事の種類ごとの違い
- ✓任意保険の業務使用や労災の扱い
副業ドライバーを土日のみで探している方が知りたいことは、だいたい3つに絞れます。土日だけで受けられる仕事が本当にあるのか。いくらになるのか。事故を起こしたらどうなるのか。
結論から言います。土日だけの募集は実際に多く、日給で1万円台から2万円台の水準で出ているものが目立ちます。ただし注意点が2つあって、ここを外すと後で困ります。ひとつは任意保険の使用目的の区分、もうひとつは業務委託か雇用かという契約の形です。この2つは報酬より先に確認する話です。
正直なところ、「未経験OK・高収入」だけを見て決めるのは危ないと思っています。理由はこの記事の中で説明します。まず仕事の種類から整理していきます。
土日の募集が多い理由は、需給の両側にある
需要側と供給側の両方に事情があります。
需要側の事情は、荷物の配送量が土日に偏ることです。個人宅向けの宅配は、受け取れる人が家にいる時間に寄ります。土日午前と平日夜がピークになります。引越しも同じで、依頼する側が動けるのは週末です。3月の年度末と土日が重なる時期は、担い手が足りなくなります。
供給側の事情は、担い手の年齢構成と労働時間の規制です。2024年4月から、自動車の運転業務に従事する方の時間外労働に上限が設けられました。トラックドライバーは年960時間という枠の中で働くことになり、従来のように1人が長時間をカバーする形が取れなくなりました。
この結果、何が起きたか。1人あたりの稼働時間を延ばして解決していた繁忙期の穴を、人の数で埋めるしかなくなりました。ここに土日限定の募集が入ってきます。制度の詳細は厚生労働省が案内しています。
実際の募集条件を見ると、条件の柔らかさがよく分かります。
【対象となる方】学生・Wワーク歓迎 【求人の特徴】経験者歓迎/学歴不問/学生歓迎/シニア歓迎/主婦・主夫歓迎/週払いOK/短時間勤務OK(4時間以下)/シフト自由/土日のみOK/平日のみOK/週3日以内OK/週1日~OK/朝・午前中はたらく/昼からはたらく/夕方・夜はたらく/髪型・髪色自由/服装自由/ネイル・ピアスOK/扶養内勤務OK/車通勤OK/バイク通勤OK/WワークOK/即日勤務OK/急募 出典: 求人ボックス
条件が並んでいるのは、それだけ人を選べない状況だという読み方ができます。募集する側が譲歩しているということです。働く側にとっては交渉しやすい局面ですが、同時に「なぜそこまで譲歩しているのか」を考える材料でもあります。
土日に入れるドライバー仕事を6種類に分ける
ひとくちにドライバーと言っても、負荷と収入の形がまるで違います。整理します。
宅配・軽貨物の委託配送
軽自動車で個人宅に荷物を届ける仕事です。配送センターで荷物を積み、エリア内を回ります。報酬は1個いくらの個建てか、1日いくらの日給保証のどちらかが多いです。
土日のみで最も募集が多いのはここです。ただし、体力と土地勘が効きます。慣れないうちは1日の配達数が伸びず、個建ての場合は思ったほどの金額になりません。日給保証のある案件から入るほうが、最初の見立てが立ちます。
引越しドライバー・引越し助手
家財を運ぶ仕事です。ドライバーと助手で報酬が大きく変わります。トラックのサイズによって必要な免許が変わる点にも注意が必要です。
紹介の仕組みまで用意されている募集もあります。
引っ越しドライバー1人につき10~20万円 ドライバー紹介1人につき10万円 引越助手1人につき1万円...#WワークOK#副業OK 家具・家電配送、ルート配送、宅配、引越しドライバーなどの経験がある方は歓迎! 出典: 求人ボックス
入社祝いや紹介の金額が大きく出ている業種は、離職が多い業種でもあります。両面で読んでください。
家具・家電の配送と設置
2人体制で運び、設置まで行う仕事です。荷物が重く、階段や搬入経路の判断が要ります。単価は宅配より高めですが、体への負担は最も大きい部類です。土日に集中するため、副業との相性自体は良いです。
ルート配送
決まった店舗や事業所に、決まった荷物を届ける仕事です。ルートが固定なので、慣れると段取りが読めます。ただし平日稼働が中心の業種なので、土日のみの募集は宅配より少なめです。
送迎ドライバー
施設や企業、ホテルの送迎です。乗客を運ぶため、事業として旅客を運送する場合は第二種運転免許が必要になります。自社の従業員や施設利用者の送迎で、運送自体が対価の対象でない場合は普通免許で足りるケースがありますが、線引きが分かりにくい領域です。募集元に「二種は必要ですか」と直接確認するのが確実です。
回送・陸送
車両を指定の場所まで運ぶ仕事です。レンタカーの店舗間移動、中古車の陸送などがあります。荷物を持たないため体力の負担は軽く、運転が好きな方に向きます。反面、片道は自分で帰る必要があるため、移動時間が報酬に乗らない構造になりがちです。ここを計算に入れないと時間あたりの実収入が落ちます。
必要な免許と、意外と見落とされる届出
免許の話を整理します。
普通免許で運転できるのは、2017年3月12日以降に取得した方の場合、車両総重量3.5トン未満までです。それ以前に取得した方は5トン未満、さらに以前の方は8トン未満まで運転できる場合があります。自分の免許証の条件欄を見るのが確実です。引越しの2トン車、3トン車あたりで、この差が実際に効いてきます。
中型免許は車両総重量11トン未満まで、大型免許はそれ以上です。引越しや家具配送で稼働範囲を広げたいなら、中型の取得が選択肢になります。
第二種運転免許は、旅客を運送する場合に必要な免許です。タクシー、バス、そして運転代行で客の車を運転する場合がこれにあたります。荷物を運ぶ仕事には不要です。ここを混同している募集情報もあるので、自分で確認してください。
そして見落とされやすいのが、届出です。自分の軽自動車を使って有償で荷物を運ぶ場合、貨物軽自動車運送事業の届出が必要になります。届出をして事業用のナンバー、いわゆる黒ナンバーに変えたうえで営業します。自家用の黄色ナンバーのまま有償運送を続けるのは、制度上認められていません。
委託元が車両を用意してくれる案件なら、この手続きは不要です。自分の車を使う案件に応募するときだけ関係します。応募の前に「車両は持ち込みですか、貸与ですか」を確認してください。ここで必要な初期費用が変わります。
資格という切り口で見ると、ドライバー系は取得の負担が重いのが特徴です。費用も時間もかかります。同じ時間を別のスキルに投じる選択肢もあるので、比べてみる価値はあります。在宅ワークに強い資格10選|自宅で稼げるスキルを身につけるでは、投じたコストが仕事に変わるかどうかという視点で資格を整理しています。
報酬の水準と、手取りに残る金額
募集に出ている金額と、手元に残る金額は別です。ここを分けて考えないと期待が外れます。
日給保証型の案件では、この水準が出ています。
【仕事内容】日当保証23,450円×ドライバー募集!/未経験・車なしOK 2025年8月20日からスタートしています!...土日のみOK/平日のみOK/週3日以内OK/週1日~OK/残業なし 出典: 求人ボックス
日当23,450円という数字は魅力的に見えます。ただし読み方があります。
まず、車両が貸与かどうか。持ち込みなら、ガソリン代、高速代、駐車場代、車両の減価、保険料、整備費が自分の負担になります。案件によってはガソリン代が自己負担で、実際の手取りが数千円下がります。
次に、拘束時間です。日当型は「1日」の定義が曖昧な場合があります。朝7時に集合して夜8時に終わる現場なら、拘束13時間です。日当23,450円を13時間で割ると時間あたり1,800円ほどになります。悪くはないですが、募集の数字から受ける印象とは違います。
そして個建ての案件では、配達数がそのまま収入です。慣れない最初の数回は、ベテランの半分程度しか回れないことも珍しくありません。日給保証がある期間を用意している委託元を選ぶのが、無難な入り方です。
無料で始められるという表現にも注意が必要です。研修費が無料でも、車両のリース料、制服代、端末代が後から出てくることがあります。「初期費用と月々の固定費はいくらですか」と、金額で聞いてください。答えを濁す相手は避けるべきです。
保険は報酬より先に確認する
ここが一番大事です。読み飛ばさないでください。
自家用車を業務に使う場合、任意自動車保険の使用目的の区分が問題になります。多くの保険では「日常・レジャー使用」「通勤・通学使用」「業務使用」の区分があり、区分によって保険料が変わります。日常・レジャー使用の契約で業務中に事故を起こした場合、告知義務違反として補償が受けられない可能性があります。
これは実際に起きるトラブルです。副業を始める前に、保険会社に「業務で使います」と伝えて契約内容を確認してください。保険料は上がりますが、上がった分は必要経費です。
事業用ナンバーに変更する場合は、さらに注意が必要です。事業用車両は自家用の保険では引き受けてもらえないことが多く、事業用の契約に切り替える必要があります。この保険料は自家用より高くなります。収支の計算にはじめから入れておいてください。
荷物に対する補償も別の話です。荷物を壊した場合の賠償は、自動車保険の対人対物とは別枠になります。運送業者向けの貨物保険があり、委託元が加入している場合と、自分で加入する必要がある場合があります。契約書のどこに書いてあるかを確認してください。
そして労災です。雇用されている場合、業務中の怪我は労災保険の対象になります。一方、業務委託で働く場合は原則として労災保険の対象外です。労災保険には一部の働き方を対象とした特別加入の制度があり、対象範囲の見直しも行われています。自分が対象になるかどうかは厚生労働省の案内で確認してください。
配送は身体を使う仕事です。腰を痛めて本業に行けなくなったときに、補償が何もないという状態は避けたいところです。委託契約の案件を受けるなら、民間の傷害保険や所得補償保険の検討も現実的な選択になります。
事故や荷物の破損が起きたときに何が起きるか
起きてほしくないことですが、起きたときの流れを知らないまま始めるのは危険です。先に押さえておきます。
人身事故や対物事故の場合、まずやるのは負傷者の救護と警察への連絡です。道路交通法上の義務なので、報酬の話より先に来ます。そのうえで、保険会社と委託元の双方に連絡します。委託元への連絡が遅れると、荷主への説明が遅れて信用の問題になります。連絡先は登録時に控えておいてください。
問題は費用負担です。雇用されている場合、業務中の事故の賠償は原則として会社が負います。一方、業務委託の場合は契約の内容によります。契約書に「車両の損害および第三者への賠償は受託者の負担とする」と書かれていれば、自分の保険で対応することになります。ここを読まずに署名すると、後で高額な負担が発生します。
荷物の破損はもっと頻度が高いです。家具や家電の配送では、角をぶつける、階段で擦る、設置時に床を傷つける、といったことが現実に起こります。委託元が貨物保険に入っていて自己負担額が設定されている場合、1件あたり数万円の負担が出ることがあります。これも契約書に書いてあります。
だから、契約書で確認する項目は3つに絞れます。荷物を壊したときの負担は誰か。事故を起こしたときの賠償は誰か。自己負担額はいくらまでか。この3つに明確な答えがない契約は、受けないほうが安全です。
免責の条項がある場合も注意が必要です。「委託元は一切の責任を負わない」といった書き方になっているものは、実際の運用と合っていない可能性があります。口頭で「うちが持つから大丈夫」と言われても、書面が優先されます。言われたことと書いてあることが違うときは、書面を直してもらうよう頼んでください。
そして、遅延の扱いです。渋滞や荷物の増加で予定どおり終わらなかったとき、報酬が減るのか、超過分が出るのか。ここが曖昧だと、長時間働いた月に不満が溜まります。
正直に言えば、この手の確認を嫌がる委託元は少なくありません。ですが、嫌がられたという事実そのものが判断材料になります。条件を明示できる相手を選んでください。土日のドライバー案件は数があります。ひとつに絞る必要はありません。
業務委託と雇用、どちらが有利か
フェアに両方の面を書きます。
業務委託の良い点は、稼働日を自分で決めやすいことと、経費を収入から引ける点です。ガソリン代、車両の減価償却、保険料、駐車場代などを経費として計上できるため、額面が同じなら課税される所得は小さくなります。
業務委託の悪い点は、社会保険と労災がないこと、経費と手続きが自己負担になること、そして収入が保証されないことです。荷物が少ない日は収入も少なくなります。
雇用、つまりアルバイトやパートの良い点は、労災の対象になること、社会保険の要件を満たせば加入できること、そして時給が保証されることです。悪い点は、経費を引けないことと、シフトの自由度が委託より低いことです。
どちらが有利かは、稼働量で変わります。土日の片方だけ、月に数回という入れ方なら、雇用のほうが手間が少なく安全です。土日を通年でしっかり埋めて年間の収入を作りたいなら、経費を引ける委託のほうが手取りが残りやすくなります。
正直に言えば、最初から委託を選ぶ方には慎重になってほしいと思っています。届出、保険の切り替え、確定申告という3つの手続きが一気に来るからです。まずは雇用で現場を知り、続けられると判断してから委託に移る順序のほうが、失敗が少ないはずです。
案件の探し方と、応募前に見ておく条件
探し方は3つあります。それぞれ集まっている案件の性質が違います。
ひとつめは求人検索サイトです。土日のみ、週1日から、Wワーク可といった条件で絞り込めるため、最初の相場観をつくるのに向きます。求人ボックスのような横断型のサイトなら、雇用形態の違う案件が同じ画面に並ぶので比較しやすいです。
ふたつめは委託元への直接応募です。地域の配送会社、引越し業者、軽貨物の運送事業者が自社サイトで募集していることがあります。仲介が入らないため条件の説明が具体的で、交渉の余地も残っています。地元の事業者名で検索してみる価値はあります。
みっつめは紹介です。すでに働いている方からの紹介が最も情報が正確で、現場の実情が事前に分かります。前述のとおり紹介料が設定されている業種もあるため、紹介する側にも動機があります。
応募の前に見ておく条件を挙げます。まず車両が貸与か持ち込みか。次にガソリン代と高速代の負担がどちらか。この2点で実質の報酬が数千円単位で動きます。
続いて拘束時間です。集合時刻と、荷物が残った場合の終了時刻の扱い。日当制の案件では「終わるまで」と書かれていることがあります。土日の翌日に本業がある方には、ここが一番効きます。
そして繁忙期の稼働義務です。年末やセール期に出勤を求められる契約になっていないか。副業として入れる日を限定したい方は、先に伝えたほうが後の摩擦が減ります。
最後に、報酬の締めと支払日です。週払いに対応している案件が多いのは、この業種の良いところです。日払いや週払いが選べるかどうかは、応募段階で確認できます。
面接や登録の場では、遠慮せず数字で聞いてください。「初期費用はいくらですか」「ガソリン代の負担はどちらですか」「1日の平均的な終了時刻は何時ですか」。この3つに具体的に答えられない相手は、契約後も曖昧なままになる可能性が高いと見ています。
確定申告とお金の記録
会社員が給与以外に所得を得た場合、その所得が年20万円を超えると確定申告が必要になります。業務委託の報酬はここに入ります。所得とは売上から経費を引いた後の金額です。
経費として扱えるものは、業務に使った分です。ガソリン代、高速代、駐車場代、車両のリース料や減価償却費、保険料の業務相当分、作業用の手袋や台車、スマートフォンの通信費の業務相当分。自家用と兼用しているものは、使った割合で按分します。
アルバイトやパートとして働く場合は給与所得になります。2か所から給与を受ける形になり、本業の年末調整では副業分が精算されません。金額によっては申告が必要です。自分の契約がどちらなのかを、始める前に確かめてください。詳しい要件は国税庁で確認できます。
記録のコツは1つだけです。レシートは、車に専用の封筒を置いてその場で入れる。これだけで申告時の作業が半分になります。走行距離も、稼働日ごとにメモしておくと按分の根拠になります。
続けている方に共通している入れ方
土日のドライバー副業で消えていく方と続く方の差は、技術ではなく予定の組み方でした。
続く方は、土日を全部埋めません。片方は空けます。理由は単純で、本業のパフォーマンスが落ちると副業の意味がなくなるからです。月曜に疲れを持ち込むと、本業の評価に影響します。
続く方は、繁忙期を先に把握しています。宅配なら年末とセール期、引越しなら3月と9月。ここに集中して入り、それ以外は控える。年間を通して平均的に働くより、収入の総額が大きくなります。
続く方は、体のメンテナンスに投資しています。腰、膝、肩。ここが壊れたら副業どころではありません。
続く方は、初回の現場で段取りを覚えることに集中しています。荷物の積み方、伝票の処理、不在時の対応、端末の操作。ここを早く覚えた方は、同じ時間で回れる件数が増えます。個建ての案件では、これが収入に直結します。
続く方は、断り方を持っています。入れない日を早めに伝える、無理な件数を受けない、体調が悪い日は前日に連絡する。この3つができる方のほうが、結果として長く声をかけられています。直前のキャンセルが最も信用を落とすからです。
そして続く方は、ドライバー以外の収入の柱を持っていることが多いです。これが一番大きな差だと見ています。土日に雨が続いた月、腰を痛めた月、本業が繁忙で動けなかった月。こうした月に収入がゼロになる構造を、あらかじめ避けているということです。
身体を使う仕事と、使わない仕事を組み合わせる
土日ドライバーの構造的な弱点は、体力に依存することです。年齢が上がるほど1日の稼働が短くなり、怪我のリスクは上がります。収入が体調に直結する形は、長期で持ちません。
だから、身体を使わない収入をもうひとつ持つ形が合理的です。在宅で受けられる業務委託は、この点で対になります。雨の日でも、腰を痛めた週でも動かせます。
文章や資料を扱う仕事は入口として現実的です。相場感は著述家,記者,編集者の年収・単価相場で職種別に確認できます。見積書や請求書のやりとりに不安がある方は、ビジネス文書検定のような形で基礎を固めると、委託契約の書類も自分で読めるようになります。
技術寄りに振るなら、需要が伸びている領域を狙う手もあります。AI・マーケティング・セキュリティのお仕事には、この分野で個人に出される依頼の形が整理されています。ネットワーク寄りの資格に興味があるならCCNA(シスコ技術者認定)が代表的な入口です。ドライバー系の免許と違い、取得後に在宅で動かせる範囲が広いのが特徴です。
在宅側を伸ばすなら、環境が効きます。在宅ワークに最適なネット回線|光回線vsホームルーターの選び方は回線の選び方を扱っており、配送のない平日夜に作業する形を考えている方には先に読む価値があります。
20年この市場を見てきた立場から
運営者として長くこの市場を見てきて、はっきり言えることが2つあります。
ひとつ。長く続く方は、単発の作業を数えていません。「この人に任せると楽だ」という関係を数えています。ドライバーの現場でも同じ構図が見えます。時間に来る、報告が早い、荷物の扱いが丁寧、この3つが揃っている方には委託元から先に連絡が行きます。募集が出る前に決まるので、外からは見えません。
ふたつ。間に入る業者の数が、そのまま手取りに効きます。配送の世界は多重の下請け構造になっていることが多く、荷主が払った金額と実際に運んだ人が受け取る金額の差が大きくなりがちです。これは働く側の努力では埋まりません。
在宅の業務委託でも同じ話があり、仲介が薄い取引ほど条件が良くなります。手数料0%の取引では、依頼する側は同じ予算でより多く頼めるようになり、受ける側の手取りは厚くなる。金額の多寡ではなく、手取りの厚さという質の差として現れます。運営者として見てきた限り、これは配送でも在宅でも変わらない構造でした。
土日のドライバー副業は、始めるまでが速く、現金化も早い仕事です。そこは大きな長所です。そのうえで、保険の区分と契約の形だけは、報酬の数字より先に確認してください。ここを押さえておけば、残りは体力と段取りの問題に収まります。
よくある質問
Q. 土日のみのドライバー副業はいくらくらいになりますか?
日給保証型の募集では日当2万円台前半の案件も出ており、時給型なら1,500円前後からの水準が見られます。ただし車両が持ち込みの場合はガソリン代や保険料が自己負担になり、手取りは下がります。拘束時間で割り直すと印象が変わることも多いので、車両の貸与有無と1日の終了目安を先に確認してください。
Q. 普通免許だけでも土日のドライバー副業はできますか?
できます。軽自動車での宅配や引越し助手、回送などは普通免許の範囲で受けられます。ただし運転できる車両総重量は免許の取得時期で異なるため、免許証の条件欄を確認してください。また自分の軽自動車で有償運送をする場合は貨物軽自動車運送事業の届出と事業用ナンバーへの変更が必要です。
Q. 自分の車を使うとき保険はどうなりますか?
任意自動車保険の使用目的が日常・レジャー使用のままだと、業務中の事故で補償が受けられない可能性があります。始める前に保険会社へ業務使用であることを伝えて契約を見直してください。事業用ナンバーに変更する場合は事業用の保険に切り替えが必要で、荷物の破損に備える貨物保険も別枠になります。
Q. 副業のドライバー収入は確定申告が必要ですか?
業務委託で受けた報酬は給与以外の所得にあたり、売上から経費を引いた所得が年20万円を超えると確定申告が必要です。ガソリン代や高速代、駐車場代、保険料の業務相当分などは経費に計上できます。アルバイトやパートの場合は給与所得となり、2か所給与になるため金額によっては申告が必要です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
朝比奈 蒼@SOHO編集部
ITメディア編集者
IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。
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