サービス付き高齢者向け住宅で求められる資格|無くても入れる範囲はどこまでか【2026年版】


この記事のポイント
- ✓サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で働くのに必要な資格を
- ✓併設の訪問介護という働き方ごとに整理しました
- ✓初任者研修や実務者研修
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で働いてみたい。でも、資格を持っていない自分でも大丈夫なのかな。そんな不安を抱えて、この記事にたどり着いてくださったのかもしれません。
先に結論をお伝えしますね。サ高住には、資格を持っていなくても入れる仕事があります。ただし、どこまで任されるかは、建物の型と、どの立場で働くかによって大きく変わります。「資格不問」と書かれた求人でも、入ってから「この仕事は資格がないとできない」と分かることがあるのです。
大丈夫です。仕組みさえ知っておけば、無資格から始めて、無理なく資格を積み上げていくことができます。
この記事では、サ高住という職場の仕組みから、立場ごとに必要な資格、無資格で入れる範囲、資格を取ると任される仕事がどう変わるか、取得の費用と期間、求人票の読み方までを、2026年時点の制度に沿って順番にお話しします。
結論:サ高住そのものには「日中の専門職」の決まりがある
「サ高住で働くには資格が必要か」という問いには、2つの答えがあります。建物として必要な資格者がいる、という答えと、職員の一人ひとりに必ず資格が要るわけではない、という答えです。
サ高住は、2011年の高齢者住まい法の改正で生まれた、高齢者向けの賃貸住宅です。都道府県などに登録するための基準があり、その中で、安否確認と生活相談のサービスを提供することが決められています。
このサービスを担う人について、登録基準では、少なくとも日中は建物にケアの専門家が常駐することが求められています。ここでいう専門家とは、社会福祉法人や医療法人、介護サービス事業所などの職員、または、医師、看護師、介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員(ケアマネジャー)、介護職員初任者研修の修了者などを指します。夜間は常駐でなくてもよく、緊急通報の仕組みで対応する建物もあります。
つまり、建物全体としては「日中に専門職がいる体制」が必要ですが、職員全員が資格を持っている必要はありません。資格を持った職員が日中の体制を支え、その周りで、無資格の職員が見守りや生活の支援を担う、という形の建物が多くあります。
ここでもう1つ知っておいてほしいのが、サ高住には大きく2つの型があることです。
・一般型:安否確認と生活相談が中心。介護が必要な入居者は、併設や外部の訪問介護、デイサービスと個別に契約する
・介護型:介護保険の「特定施設入居者生活介護」の指定を受け、建物の職員が24時間介護を担う。入居者3人に対して職員1人以上の配置基準がある
一般型のサ高住で働く職員は、建物の職員としての仕事と、併設の訪問介護事業所のヘルパーとしての仕事を兼ねることがよくあります。そして、訪問介護のヘルパーとして身体介護をするには、資格が必要です。ここが、サ高住の資格の話を分かりにくくしているところです。
こういう相談がよくあります。「資格不問の求人で入ったのに、ヘルパーの仕事に入れず、仕事が限られていて居づらい」。これは、建物の職員としては働けても、訪問介護の仕事には資格が必要だったというケースです。次の章で、働き方ごとに整理していきましょう。
働き方と職種ごとに違う、資格の要件
サ高住の中で働く人を、どの立場で、何の仕事をするかで分けると、必要な資格が見えてきます。表にまとめてみます。
| 立場・職種 | 主な仕事 | 必要な資格 |
|---|---|---|
| 建物の職員(一般型) | 安否確認、生活相談、見守り、建物の管理 | 必須ではない。日中の常駐者には専門職の要件がある |
| 併設訪問介護のヘルパー | 居室での身体介護、生活援助 | 身体介護は初任者研修以上。生活援助のみは生活援助従事者研修でも可 |
| サービス提供責任者 | 訪問介護の計画作成、ヘルパーの調整 | 介護福祉士、または実務者研修の修了者など |
| 介護型の介護職員 | 24時間の介護 | 必須ではない。無資格者は認知症介護基礎研修の受講が必要 |
| 看護職員 | 健康管理、服薬管理、医療的な対応 | 看護師、准看護師 |
| 計画作成担当者(介護型) | 施設サービス計画の作成 | 介護支援専門員 |
| 生活相談員(介護型) | 入居相談、家族との調整 | 社会福祉士、社会福祉主事任用資格など。自治体により介護福祉士なども可 |
| 管理者 | 建物全体の運営 | 法令上の資格要件は定めがない場合が多い。実務では介護の経験者が多い |
表を見ると、無資格でも入りやすいのは「一般型の建物の職員」と「介護型の介護職員」です。反対に、併設の訪問介護で身体介護に入る仕事は、資格がないとできません。
訪問介護で資格が必要な理由
訪問介護は、介護保険のサービスとして、利用者の自宅で一対一の介護を行います。施設と違い、その場に先輩職員がいないことが前提になっているため、介護の基礎を学んだ人が担う決まりになっています。サ高住の居室は入居者の「自宅」なので、同じ建物の中でも、この決まりがそのまま当てはまるのです。
介護型で求められる研修
介護型のサ高住や、併設のデイサービスで、医療や福祉の資格を持たずに介護に直接関わる場合は、認知症介護基礎研修の受講が義務づけられています。3年間の経過期間を経て2024年4月から完全に義務化され、新しく採用された人は、入職から1年以内に受講することになっています。オンラインで学べる形式が用意されているので、働きながらでも受けやすい研修です。
夜勤や日勤で違いはあるか
資格の要件そのものは、夜勤か日勤かでは変わりません。ただ、一般型の建物で夜間に一人で勤務する場合、急な体調変化への対応を任されることになるため、介護の経験や資格を持つ人を夜勤に配置する建物が多い傾向があります。無資格の方は、まず日勤から始めることが多いと考えておいてください。
無資格で入れる範囲は、どこまでか
では、資格を持っていない人は、サ高住で具体的にどんな仕事ができるのでしょう。住まい探しのサイトに掲載された施設の紹介文を見ると、サ高住の日常の仕事の輪郭がつかめます。
「サービス付き高齢者向け住宅クルール岐阜六条」は、2021年8月にオープンしました30名定員の施設です! 施設には24時間体制で介護職員の配置があり、ナースコールの対応や夜間帯も巡回での見守りがあり安心いただける施設です。 毎日の健康管理として、血圧・体温・お薬の管理等を行い健康状態の早期... 出典: kaigo.homes.co.jp
ナースコールへの対応、巡回での見守り、血圧や体温の確認、薬の管理。こうした仕事が、サ高住の毎日の中心です。このうち、無資格の職員が担うことが多いのは、次のような仕事です。
・居室を訪ねての安否確認、声かけ
・食事の配膳と下膳、食堂での見守り
・ナースコールへの最初の対応と、職員や看護師への連絡
・館内の巡回
・郵便物や宅配便の受け取り、来客の取り次ぎ
・共用部の清掃や、洗濯物の回収
・レクリエーションや行事の準備
・介護型の建物では、先輩と一緒に行う食事や移動の介助
一方で、無資格では担えない、または任されにくい仕事もあります。
・併設の訪問介護としての身体介護(入浴、排せつ、食事の介助など)
・薬を飲ませる、塗り薬を塗るなどの行為のうち、医療職の判断が必要なもの
・たんの吸引や経管栄養(喀痰吸引等研修の修了と事業所の登録が必要)
・一人での夜勤
血圧を測る、体温を測るといった行為は、医療行為に当たらないものとして、介護職員が行えることが厚生労働省の通知で示されています。ただし、実際にどこまで任せるかは建物ごとに決まっていますので、入職前に確認しておくと安心です。
無資格で入った場合、最初は「見守りと生活の支援」を担いながら、先輩の仕事を間近で見る時期になります。この時期は、決して回り道ではありません。入居者一人ひとりの暮らし方を知ることは、資格を取ったあとの介護の質を大きく左右します。
私がキャリアの相談で出会った方の中にも、無資格でサ高住に入り、安否確認の仕事を続けるうちに、入居者の小さな変化に誰よりも早く気づくようになった方がいました。その方は半年後に初任者研修を受け、「学んだことが、毎日見てきた場面とつながって、すっと入ってきた」とおっしゃっていました。
サ高住の1日で見る、資格の有無による仕事の分かれ方
資格の要件を表で見ても、実際の毎日の中で何が違うのかは想像しにくいかもしれません。一般型で、併設の訪問介護がある建物の1日を例に、資格のある職員とない職員の動きを並べてみます。
朝(7時から9時)
資格のない職員は、朝食の配膳と食堂での見守り、起きてこない方の居室を訪ねての安否確認を担当します。初任者研修以上の職員は、訪問介護の予定に沿って、着替えや排せつの介助、朝の服薬の介助に入ります。夜勤明けの職員からの申し送りは、両方が一緒に聞きます。
午前(9時から12時)
資格のない職員は、館内の巡回、共用部の清掃、洗濯物の回収、郵便物や宅配便の対応を行います。入居者と話す時間も比較的取りやすい時間帯です。資格のある職員は、入浴の介助や、通院前の身支度の介助を担当します。サービス提供責任者は、ヘルパーの予定の調整や、ケアマネジャーとの連絡を行います。
昼(12時から14時)
昼食の配膳と見守りは、資格の有無に関わらず全員で担います。食事の介助が必要な方には、訪問介護の予定に入っている職員が付きます。職員が交代で休憩に入るので、建物に残る人数が少なくなる時間です。
午後(14時から17時)
資格のない職員は、レクリエーションや行事の準備、ナースコールへの最初の対応を担うことが多くなります。呼ばれた先で介助が必要だと分かれば、資格のある職員や看護師につなぎます。資格のある職員は、午後の訪問介護の予定と、記録の作成に追われる時間です。
夕方から夜
夕食と服薬の介助を経て、夜勤に引き継ぎます。夜間は1人から2人の職員が巡回とナースコールに対応します。夜勤には、急な体調変化にも対応できるよう、経験や資格のある職員が入ることが多くなります。
こうして並べると、資格のない職員の仕事は「暮らしの見守りと、つなぐこと」、資格のある職員の仕事は「居室の中での介助と、計画に沿ったケア」に分かれていることが分かります。どちらも入居者の暮らしに欠かせない仕事です。
ただし、この分かれ方は、建物の人数や型によって変わります。介護型の建物では、資格のない職員も、先輩と一緒に食事や入浴の介助に入ることがあります。自分が入る建物ではどう分かれているのか、見学や面接で「1日の流れを教えてください」と聞いてみると、入ってからの姿が具体的に描けます。
無資格から入った人が、最初の1年でたどる道
無資格からサ高住に入った方が、どんな順番で仕事を覚え、資格を取っていくのか。よく見られる流れをお話しします。先の見通しがあると、不安はずいぶん小さくなります。
最初の1か月:暮らしのリズムを覚える
最初は先輩と一緒に動き、入居者一人ひとりの名前と顔、生活のリズム、好きなことや苦手なことを覚える時期です。安否確認で何を見ればよいのか、ナースコールが鳴ったら誰に連絡するのか、記録はどう書くのか。覚えることは多いですが、焦らなくて大丈夫です。メモ帳を1冊用意して、分からないことはその日のうちに書き留めておきましょう。
3か月目まで:一人で任される仕事が増える
見守りや配膳、巡回を一人で担当できるようになります。この頃から、入居者の小さな変化に気づいて報告できるかが問われます。「今日は食事を半分残した」「いつもより声が小さい」といった気づきを伝えられると、職場からの信頼が高まります。
半年まで:初任者研修の受講を考える
仕事に慣れてきたところで、初任者研修の受講を考える方が多くなります。現場で見てきた介助の場面を思い浮かべながら学べるので、理解が早く進みます。勤務先に取得支援があれば、この時期に相談してみましょう。介護型の建物で働いている方は、この期間までに認知症介護基礎研修も済ませておきます。
1年目:訪問介護にも入れるようになる
初任者研修を修了すると、併設の訪問介護で身体介護に入れるようになり、1日の仕事の幅が大きく広がります。ここから実務経験を積み、実務者研修、介護福祉士へと進む道が見えてきます。
もちろん、これは一つの例です。家庭の事情や体調によって、ペースは人それぞれで構いません。大切なのは、今の自分がどの段にいて、次の一段が何かを知っておくことです。
資格を取ると、任される仕事がどう変わるか
サ高住での資格は、「持っているかどうか」より、「取るごとに任される範囲が広がる」ものとして考えると分かりやすくなります。代表的な資格を、段階ごとに見ていきましょう。
介護職員初任者研修
介護の仕事の入口となる研修で、130時間の講義と演習のあとに、修了試験があります。修了すると、併設の訪問介護で身体介護に入れるようになります。サ高住では、この研修を修了しているかどうかで、担える仕事の幅が最も大きく変わります。また、登録基準にある日中の専門職としても数えられるようになります。
生活援助従事者研修
59時間の研修で、訪問介護のうち、掃除や洗濯、調理などの生活援助を担えるようになります。身体介護はできないため、サ高住で長く働くつもりなら、初めから初任者研修を目指すほうが選択肢は広がります。
介護福祉士実務者研修
450時間の研修で、医療的なケアの基礎も含めて学びます。修了すると、訪問介護のサービス提供責任者になれるほか、介護福祉士の国家試験を受けるための要件の1つを満たします。初任者研修を修了していれば、一部の科目が免除されます。
介護福祉士
介護の国家資格です。実務経験3年以上(従事した日数が540日以上)と実務者研修の修了で受験できます。2025年の試験からは、科目をいくつかのまとまりに分け、合格したまとまりを翌年以降に持ち越せる「パート合格」の仕組みも始まりました。サ高住では、日中の体制のまとめ役や、サービス提供責任者、夜勤のリーダーを任されることが増えます。
喀痰吸引等研修
たんの吸引や経管栄養を、介護職員が行えるようになる研修です。サ高住で医療的なケアが必要な入居者が増えている建物では、この研修を修了した職員が重宝されます。
介護支援専門員(ケアマネジャー)
介護福祉士などの資格を持ち、実務経験5年以上で受験できます。介護型のサ高住では計画作成担当者として、一般型では併設の居宅介護支援事業所のケアマネジャーとして働く道があります。
このように、サ高住は資格の段階ごとに、任される仕事がはっきり変わる職場です。「いつか介護福祉士に」と遠くを見るより、「まず初任者研修で訪問介護に入れるようになる」と、次の一段を決めるほうが、気持ちも楽になります。
取得にかかる期間と費用、使える支援
資格を取りたい気持ちがあっても、「お金と時間が心配」という方は多いと思います。目安と、使える支援をまとめておきますね。
期間と費用の目安
| 資格・研修 | 期間の目安 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 介護職員初任者研修 | 1か月から4か月 | 5万円から10万円程度(講座により差がある) |
| 生活援助従事者研修 | 数週間から2か月 | 数万円程度 |
| 介護福祉士実務者研修 | 約6か月(保有資格で短縮) | 10万円から20万円程度(保有資格で減額) |
| 認知症介護基礎研修 | 数時間程度のオンライン学習 | 自治体により異なる |
| 介護福祉士国家試験 | 実務経験3年以上が前提 | 受験手数料が別途かかる |
費用は、講座を運営するスクールや地域、キャンペーンの有無によって大きく変わります。複数の講座を比べてから申し込むのがおすすめです。
使える支援の例
・勤務先の資格取得支援:受講費用を会社が負担する、合格後に費用を返してくれる、研修日を勤務扱いにするなど。求人票に「資格取得支援あり」と書かれていれば、面接で内容を確認しましょう
・教育訓練給付制度:雇用保険に一定期間加入している人が、厚生労働大臣の指定する講座を修了すると、費用の一部が支給されます。初任者研修や実務者研修の講座にも、対象になっているものがあります
・公的職業訓練:ハローワークを通じて、働いていない方が受講料無料で介護の研修を受けられるコースがあります
・自治体の助成:介護の人材を確保するために、研修費用を補助している都道府県や市区町村があります
自己負担を減らす方法は、思っているより多くあります。一人で調べるのが大変なときは、ハローワークや、地域の福祉人材センターに相談してみてください。
働きながら学ぶときの心の持ち方
仕事と研修を両立する時期は、どうしても疲れがたまります。私自身、子育てをしながら資格の勉強をしていた頃、「今週は一行も進まなかった」と落ち込む週が何度もありました。そんなとき、カウンセリングの先輩に「進まない週があっても、やめなければ前に進んでいる」と言われて、ずいぶん気持ちが軽くなりました。完璧な計画より、続けられる計画を。それで大丈夫です。
資格による手当と、給与への影響
資格を取ると、仕事の幅だけでなく、給与にも影響があります。ただし、その金額は職場によってかなり差があります。
多くの介護の職場では、資格ごとに資格手当を設けています。一般的な傾向として、初任者研修で月数千円、実務者研修で月数千円から1万円前後、介護福祉士で月1万円から2万円程度が目安とされることが多いです。ただ、手当を出していない職場や、基本給に含めている職場もあるので、求人票の書き方をよく見る必要があります。
さらに、介護の職場には、介護職員の賃金を上げるための「介護職員等処遇改善加算」という仕組みがあります。2024年6月に、それまで3つに分かれていた加算が1つにまとめられました。この加算は介護保険のサービスに対して支払われるため、介護型のサ高住や、併設の訪問介護、デイサービスの職員が主な対象になります。一般型の建物の職員として、介護保険のサービスに関わらない仕事だけをしている場合は、対象にならないこともあります。兼務している場合の扱いは、面接で確認しておきましょう。
介護職全体の年収は、職場の種類や地域、夜勤の回数、資格の有無で幅があります。介護職員の年収・単価相場では、介護職員の平均的な年収や、経験年数による違いがまとめられています。資格を取ったあとの収入の伸びを考える材料として、一度見ておくと目安ができます。
看護師の資格を持っている方は、サ高住での働き方も大きく変わります。看護師の年収・単価相場では、看護師の年収の目安や、働く場所による違いを整理しています。日中のみの勤務が多いサ高住と、病院や訪問看護との条件を比べるときの参考になります。
求人票に書かれた言葉の読み方
資格について、求人票にはいくつかの決まった言い方があります。言葉の違いを知っておくと、入ってからのずれを防げます。
「資格不問」「無資格可」
資格がなくても応募できるという意味です。ただし、どの仕事を任されるかは書かれていないことが多いので、「入職後は、どの業務から担当しますか」「訪問介護の業務はありますか」と確認しましょう。
「初任者研修以上」
初任者研修の修了か、それより上位の資格(実務者研修、介護福祉士など)が必要という意味です。併設の訪問介護で身体介護に入る前提の求人に多い書き方です。
「無資格可、資格取得支援あり」
入職後に資格を取ることを期待している求人です。費用の負担の仕方、研修日の勤務扱い、取得後に一定期間働く約束があるか(途中で辞めると費用の返還を求められるか)を確認しておくと安心です。
「介護福祉士優遇」
資格がなくても応募はできますが、介護福祉士を持つ人は給与や役割で優遇されるという意味です。資格手当の金額が書かれているかを見てください。
建物の型を示す言葉
「特定施設」「介護付き」と書かれていれば介護型、「住宅型」「併設の訪問介護事業所」と書かれていれば一般型であることが多いです。型によって、資格の要件も仕事の中身も変わるので、ここは必ず確かめましょう。
面接では、「私は今、資格を持っていませんが、どの業務から始めて、どの時期に研修を受けるのが一般的ですか」と聞いてみてください。この問いに具体的に答えてくれる職場は、無資格の方を育てる仕組みがある職場です。
資格がなくても、焦らなくて大丈夫
在宅ワークやフリーランスの市場を長く運営してきた立場から見ていても、長く働き続ける人ほど、最初から完璧な資格をそろえていたわけではありません。まず現場に入り、自分に必要なものが見えてから、一つずつ学びを足していく。そういう人のほうが、学んだことを仕事に結びつけるのが上手です。これは介護の職場でも同じだと感じています。
また、同じ力を持っていても、仲介の手数料が重く乗る働き方では、手元に残るものが少なくなり、学び続ける余裕も失われがちです。直接やりとりができて手数料0%であれば、依頼する側は同じ予算でより多く頼めて、受ける側の手取りは厚くなります。手取りが厚いことは、次の学びへの投資にもつながります。資格の手当や取得支援を比べるときも、「最終的に何が自分に残るか」という視点を持ってください。
資格を取ったあとの道は、介護の現場だけではありません。介護の経験を土台に、人の相談にのる仕事へ広げていく方もいます。キャリアコンサルタントでは、働く人の相談にのる国家資格の概要と、受験の流れを整理しています。今すぐ目指すものではなくても、こんな道もあると知っておくと、学ぶ意味が少し広がります。
サ高住は、資格がなくても入れる仕事があり、資格を取るごとに任される仕事が広がっていく職場です。「資格がないから無理」と諦める前に、建物の型と、自分が入る立場を確かめてみてください。そして、次の一段だけを決める。それで十分に前へ進めます。あなたは一人じゃありません。
よくある質問
Q. 無資格でもサービス付き高齢者向け住宅で働けますか?
働けます。一般型の建物の職員として安否確認や見守り、配膳などを担う仕事や、介護型の介護職員は、資格がなくても始められることが多いです。ただし併設の訪問介護で身体介護に入るには初任者研修以上が必要です。介護型で無資格のまま介護に関わる場合は、入職から1年以内に認知症介護基礎研修を受ける必要があります。
Q. サ高住で働くなら、最初にどの資格を取るのがおすすめですか?
介護職員初任者研修がおすすめです。130時間の研修で、修了すると併設の訪問介護で身体介護に入れるようになり、担える仕事の幅が大きく広がります。登録基準にある日中の専門職としても数えられます。費用は講座によって5万円から10万円程度が目安で、勤務先の支援や教育訓練給付を使える場合もあります。
Q. 資格を取ると、サ高住での給与はどのくらい変わりますか?
職場によって差がありますが、資格手当は初任者研修で月数千円、介護福祉士で月1万円から2万円程度が目安とされることが多いです。介護型や併設の訪問介護で働く場合は、介護職員等処遇改善加算による手当も加わります。一般型で介護保険のサービスに関わらない場合は対象外のこともあるので、面接で確認しましょう。
Q. 「資格取得支援あり」の求人で気をつけることはありますか?
費用を会社がどこまで負担するか、研修日を勤務扱いにするか、取得後に一定期間働く約束があるかを確認しましょう。途中で辞めた場合に費用の返還を求められる決まりがある職場もあります。面接で「どの業務から始めて、いつ頃研修を受けるのが一般的か」を聞くと、育てる仕組みがあるかどうかも分かります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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