Questant(クエスタント)の無料プランでできることと、有料に切り替える場面

@SOHO編集部
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Questant(クエスタント)の無料プランでできることと、有料に切り替える場面

この記事のポイント

  • ✓Questant(クエスタント)の無料プランでできることと制限を
  • ✓公式の料金ページの記載をもとに整理します
  • ✓データのダウンロードの可否など

Questant(クエスタント)は、ネットリサーチの会社のマクロミルが提供しているアンケート作成ツールです。無料プランでもアンケートを何本でも作れ、21種類の質問タイプや70種類以上のテンプレートを使えます。一方で、無料プランには1つのアンケートの質問が10問まで、Web画面で見られる回答は100件まで、結果のデータはダウンロードできない、といった制限があり、ここが有料に切り替えるかどうかの分かれ目になります。

この記事では、Questantの公式の料金ページ(2026年10月時点の記載)をもとに、無料プランでできることと制限、有料の年間プラン、1本ごとに申し込むアドホック、回答者を集めるパネル調査の違いを整理し、どんな場面で有料に切り替えるとよいかを説明します。届いた回答に1件ずつ対応する使い方のフォームの例として、Halictにも後半で触れます。

Questantとは

Questantは、マクロミルが調査の仕事で培ったノウハウを生かして作った、自分でアンケートを作って配るためのツールです。公式サイトでは、次のように紹介されています。

初心者でもまるで画面と会話をするように、かんたん、直感的に無料でWebアンケート作成ができます。 出典: questant.jp

公式サイトによると、マクロミルは年間30,000件を超える調査の実績を持つ会社です。Questantには、その経験をもとにした21種類の質問タイプ、100種類以上の質問データベース、「お客様満足度」「Webサイト評価」「イベント参加者」「出欠確認」などの70種類以上のテンプレートがそろっています。質問データベースとは、よく使う質問と選択肢をあらかじめ用意したもので、選択肢を一から考える手間を省けます。

Questantの特徴は、アンケートを作る道具と、回答者を集める仕組みが1つのサービスの中にあることです。自分の顧客やイベントの参加者に配る使い方に加えて、マクロミルグループの調査のモニターに配信して回答を集める「パネル調査」も申し込めます。自分の手元に回答者がいない段階でも調査ができる点は、ほかの無料のフォーム作成ツールにはない強みです。

料金プランの全体像

公式の料金ページでは、プランが大きく3つの使い方に分けて案内されています。

使い方 プラン 料金(税別)
無料で使う 無料プラン 0円
何本でも使う(年間プラン) 通常プラン 年50,000円
ビジネス 年150,000円
プレミアム 年300,000円
使いたいときだけ(アドホック) アンケート1本ごと 1本5,000円から(回答数と機能で決まる)
回答者を集める(パネル調査) 調査モニターへの配信 料金例は10問×100人で1万円

年間プランは、料金ページに「お申込は年間のみ」と書かれており、1か月だけ使う申し込み方はありません。年50,000円の通常プランを12か月で割ると1か月あたり約4,200円(税別)になり、毎月1本以上の調査をする使い方なら、この金額を目安に比べられます。短い期間だけ有料の機能を使いたい場合は、アンケート1本ごとに申し込むアドホックが用意されています。

無料プランでできること

まず、無料プランで使える機能を整理します。料金ページの比較表で、無料プランにも印が付いている主な機能は次のとおりです。

・アンケートの作成数は無制限
・21種類の質問タイプ、12種類のテーマカラー、70種類以上のテンプレート、100種類以上の質問データベース
・回答のボタンの名前を変えるなどのデザインの編集
・開始ページでのパスワードの認証
・送信前の確認の画面、送信後の指定のページへの移動、送信後の結果の表示
・回答数が指定の数に達したときのお知らせ
・クイズの設問の作成と、送信後の得点や正誤の表示
・メール、SNS、QRコード、Webページへの埋め込みの4つの配り方
・IPアドレスによる回答者の制限、cookieによる重複回答の防止
・結果のリアルタイムの表示、Web画面での絞り込みとクロス集計、7種類のグラフ
・結果の画面のURLを発行して関係者と共有
・メール配信は1日100通まで

アンケートを作って配り、Web画面で結果を見るところまでは、無料プランでひと通りできます。クロス集計とは、2つの質問を掛け合わせて、属性ごとの違いを見る集計のことです。無料プランでもWeb画面の上でクロス集計ができるので、小さな調査なら結果の読み取りまで完結します。

無料プランの主な制限

一方で、無料プランには次のような制限があります。有料に切り替えるかどうかは、ここが自分の使い方に当たるかで決まります。

項目 無料プラン 通常プラン ビジネス プレミアム
1アンケートの質問数 10問まで 無制限 無制限 無制限
Web画面で見られる回答 100件まで 3,000件まで 10,000件まで 無制限
結果のデータのダウンロード できない 3,000件まで 10,000件まで 無制限
メール配信 1日100通 1日10,000通 1日10,000通 1日10,000通

料金ページには、回答数そのものに上限はないものの、プランによってWeb画面で見られる数とダウンロードできる数が違う、と書かれています。無料プランでは101件目以降の回答が集まっても、Web画面では100件までしか確かめられません。

機能の面では、次のものが無料プランでは使えず、通常プラン以上で使えるようになります。

・回答者や回答の内容によって質問を出し分ける設定
・回答の内容によって表示する選択肢を出し分ける設定
・回答によって質問を飛ばす設定
・質問や選択肢をランダムな順番で表示する設定
・回答者への回答受付メールの送信
・選択肢への画像やテキストボックスの追加
・アンケートのURLの編集、回答グループ(割付)、開始日時の予約
・CSV形式とラベル形式のファイルのダウンロード

さらに、アンケートの終了ページに表示されるQuestantの紹介を消す設定、回答者に画像を投稿してもらう質問、回答があるたびに一定の間隔で知らせる通知、アンケートのURLに顧客の情報を埋め込んで回答のデータに加える機能、集計のソフト「QuickCross」用のデータのダウンロードは、ビジネス以上のプランの機能です。管理画面に入れる場所をIPアドレスで限る機能と、操作の記録のダウンロードは、プレミアムの機能です。

有料に切り替える5つの場面

制限を踏まえると、有料に切り替えるかどうかを考える場面は、次の5つに整理できます。

1 質問が10問を超える

無料プランの1つのアンケートの質問は10問までです。顧客満足度の調査で、全体の満足度、要素ごとの満足度、理由、属性と並べると、10問はすぐに埋まります。質問を絞っても11問以上が必要なら、有料に切り替える場面です。

2 100件を超える回答を確かめたい

無料プランでWeb画面で見られる回答は100件までです。100人を超える人に配るアンケートで、全員の回答を確かめたいなら、通常プラン(3,000件まで)以上が必要になります。

3 結果を表計算ソフトで分析したい

無料プランでは、結果のデータをCSVなどでダウンロードできません。Web画面の集計とグラフで足りるならよいのですが、結果を表計算ソフトに取り込んで、ほかのデータと合わせて分析したい場合や、報告書の表を作りたい場合は、有料が必要です。

4 答えによって質問を出し分けたい

「商品を買ったことがある」と答えた人だけに満足度を聞く、のような出し分けは、無料プランでは使えません。関係のない質問を飛ばせないと、回答者の負担が増え、途中でやめる人が増えます。対象が分かれる調査では、出し分けの機能のために有料に切り替える価値があります。

5 終了ページのQuestantの紹介を消したい

会社の公式の調査として配る場合、終了ページにツールの紹介が表示されるのを避けたいことがあります。この表示を消せるのはビジネス以上のプランです。通常プランでは消せない点に注意します。

プラン別に見る、合う使い方の目安

料金表だけでは、自分にどのプランが合うかを判断しにくいものです。料金ページの仕様をもとに、使い方ごとの目安を整理します。

無料プランが合う使い方

質問が10問以内に収まり、回答者が100人前後までの調査です。社内の小さな意見集め、イベントの参加者への感想、ネットショップの購入者への満足度の調査などが当てはまります。結果はWeb画面の集計とグラフで確かめ、共有が必要なら結果の画面のURLを送ります。

通常プランが合う使い方

毎月のように調査をし、質問の出し分けや結果のダウンロードが必要な使い方です。回答は1本のアンケートで3,000件まで確かめられるので、顧客の数が数千人規模までの会社の定期的な調査に向いています。回答者への受付メールも送れます。

ビジネスが合う使い方

会社の公式の調査として配り、終了ページのツールの紹介を消したい場合や、回答者に画像を投稿してもらう質問を使いたい場合です。1本のアンケートで10,000件まで確かめられ、顧客の情報をURLに埋め込んで回答のデータに加える機能や、QuickCrossでの集計も使えます。

プレミアムが合う使い方

1本のアンケートで10,000件を超える回答を扱う場合や、管理画面に入れる場所をIPアドレスで限るなど、情報の管理を厳しくしたい場合です。大きな組織の調査の部門で、複数の担当者が多くの調査を回す使い方が想定されます。

迷ったときは、無料プランで1本作って配ってみて、どの制限に当たったかを確かめてから選ぶのが確実です。ただし、回答を集め終わったアンケートには後からアドホックを申し込めないので、有料の機能が必要になりそうな調査は、配る前に決めておきます。

年間プランとアドホックの選び方

有料の機能が必要になったとき、年間プランにするか、1本ごとのアドホックにするかで迷います。

アドホックは、必要な機能を選んでアンケート1本ごとに申し込む形です。料金ページによると、料金は1本5,000円からで、選ぶ回答数と機能によって金額が決まります。質問数の無制限、質問の出し分け、CSV形式での結果のダウンロード、回答グループ、1日10,000件までのメール配信が付き、オプションで5つの機能(QuickCross用データ、システム連携、画像投稿の質問、広告の非表示、回答の通知)を加えられます。使える期間は、料金を払ってから3か月間です。

年間プランの通常プランは年50,000円(税別)で、何本でもアンケートを作れます。

選び方の目安は、1年に有料の機能を使うアンケートを何本実施するかです。アドホックの料金は回答数と機能で変わるので一概には言えませんが、年に1〜2本の調査なら、アドホックのほうが総額を抑えやすくなります。毎月のように調査をするなら、年間プランのほうが割安になり、本数を気にせず使えます。

アドホックには注意点もあります。料金ページによると、無料プランや年間プランですでに回答を集め終わったアンケートには、後からアドホックを申し込めません。3か月を超える期間や、1万件を超える回答を集めるアンケートは、年間プランを申し込む必要があります。アドホックでは、パネル調査も実施できません。有料の機能を使うと決めたら、回答を集め始める前に申し込みます。

パネル調査で回答者を集める

自分の顧客の名簿やSNSのフォロワーがまだ少ない段階では、アンケートを作っても回答が集まりません。そうした場合に使えるのが、Questantのパネル調査です。

パネル調査の案内のページによると、マクロミルグループの約2,500万人の消費者パネル(アンケートのモニター)に配信して、回答を集められます。年齢や性別などの条件で対象を絞るスクリーニング調査もできます。スクリーニング調査とは、本調査の前に簡単な質問で対象に当てはまる人を選び出す調査のことです。

料金ページに載っている本調査の料金の例は、10問で100人なら1万円、20問で500人なら10万円、30問で1,000人なら30万円です。パネル調査は無料プランの登録で申し込め、質問数や回答数の上限、出し分けなどの設定は、無料プランも含めて全プラン共通です。パネル調査の本調査では、どのプランでもQuickCrossを使え、結果のダウンロードの制限もないと案内されています。納品は、申し込みから最短で3〜5営業日程度です。

新しい商品を作る前に、買ってくれそうな人の意見を聞きたい、という場面で役立ちます。ネットショップを始める前に、作ろうとしている商品の価格や色の好みを、同じ年代の消費者に聞いてみる、という使い方もできます。

パネル調査を申し込む前に決めること

パネル調査は、自分の手元にいない人の意見を聞ける便利な方法ですが、申し込む前に次の3つを決めておくと、費用を無駄にせずに済みます。

1つ目は、誰に聞くかです。年代、性別、住んでいる地域、特定の商品を使っているかなど、答えてほしい人の条件を書き出します。条件が細かいほど、スクリーニング調査で対象を絞る必要が出てきます。

2つ目は、何人に聞くかです。料金は質問数と人数で決まるので、結果を読むのに必要な人数を考えます。年代ごとの違いを見たいなら、年代ごとにある程度の人数が要ります。

3つ目は、結果で何を決めるかです。「価格を3,000円にするか4,000円にするかを決める」のように、決めたいことを1文で書いてから質問を作ると、質問数が膨らまず、料金も抑えられます。

Questantでアンケートを作る流れ

Questantでアンケートを作って結果を見るまでの流れを、大まかに整理します。画面の細かい操作は変わることがあるので、つまずいたときは公式のヘルプで確かめてください。

  1. 無料の会員登録をする
  2. テンプレートを選ぶか、白紙からアンケートを作る
  3. 質問タイプを選び、質問データベースも使いながら質問と選択肢を入れる
  4. テーマカラーやボタンの名前などのデザインを整える
  5. 送信前の確認の画面や、送信後に表示するページを決める
  6. メール、SNS、QRコード、Webページへの埋め込みのいずれかで配る
  7. Web画面で結果を確かめ、絞り込みやクロス集計で読み解く

無料プランで作る場合は、手順3の時点で質問を10問に収める設計にしておきます。11問目を入れたくなったら、その質問で何を決めるのかを考え、決められないなら入れない判断をします。

10問に収める設計の例

無料プランの10問の制限の中で、どんな調査が組めるのかを、ネットショップの購入者への満足度の調査を例に示します。

番号 質問 形式
1 今回の商品の満足度 5段階
2 商品の品質の満足度 5段階
3 価格の納得感 5段階
4 発送の早さと梱包の満足度 5段階
5 商品を知ったきっかけ 1つ選ぶ
6 購入の決め手 いくつでも選ぶ
7 今後ほしい商品の種類 いくつでも選ぶ
8 また購入したいか 5段階
9 改善してほしい点 自由記述
10 年代 1つ選ぶ

最初に全体の満足度を聞き、次に要素ごとの満足度を同じ5段階で聞くと、どの要素が全体の評価を引き下げているかを読み取れます。属性は年代だけに絞り、比べたい軸を1つにしています。自由記述は改善の点の1問だけにして、答える負担を抑えています。

10問の中に収めようとすると、「本当に聞く必要があるか」を1問ずつ考えることになります。この作業が、結果として答えやすく、読み取りやすいアンケートにつながります。

配り方と回答を集めるコツ

Questantでは、メール、SNS、QRコード、Webページへの埋め込みの4つの方法でアンケートを配れます。相手に合わせて使い分けます。

メールで配る場合は、Questantのメール配信の機能を使うと、配信の数が無料プランで1日100通までです。それより多くの人に送る場合は、自分のメールの配信の仕組みからアンケートのURLを案内する方法もあります。件名に「3分で終わるアンケートのお願い」のように所要時間を入れると、開いてもらいやすくなります。

SNSで配る場合は、投稿にURLを載せ、締め切りの日を書きます。フォロワーの多くはスマートフォンで答えるので、質問の数を少なめにし、選択肢の文を短くします。

QRコードは、店頭やイベントの会場、商品の同梱の案内に向いています。ネットショップなら、商品と一緒に送る挨拶のカードにQRコードを印刷しておくと、商品を手に取ったその場で答えてもらえます。

Webページへの埋め込みは、自社のサイトの訪問者に答えてもらう場合に使います。どの方法でも、答えてくれた人へのお礼と、結果をどう使うかを伝えておくと、次回の協力も得やすくなります。

無料プランで成果を出すコツ

無料プランの制限の中でも、設計を工夫すれば十分に使える結果が得られます。

1つ目は、質問を10問以内に絞ることです。アンケートの目的を1文で書き、その判断に要る質問だけを並べます。属性の質問は、比べたい軸だけに絞ります。一般向けのアンケートは、10問前後に収めると途中でやめる人も減るので、この制限は回答者のためにもなります。

2つ目は、配る人数を100人前後に合わせることです。Web画面で見られる回答が100件までなので、イベントの参加者やお得意様など、配る相手が100人前後の調査に向いています。

3つ目は、Web画面の集計を使いこなすことです。無料プランでも、絞り込みとクロス集計、7種類のグラフが使えます。結果の画面のURLを発行すれば、関係者にそのまま共有できます。報告のために表計算ソフトへ写す前に、Web画面の機能で足りないかを確かめます。

4つ目は、テンプレートと質問データベースを使うことです。満足度の調査やイベントの感想など、よくある調査なら、テンプレートを出発点にすると、質問の抜けや重なりを防げます。

ネットショップの作品について、購入してくださったお客様に感想を聞く、といった小さな調査なら、無料プランの範囲で十分に回せます。たとえば月に30件ほどの注文がある店なら、3か月で約90人に配る計算になり、Web画面で見られる100件の範囲に収まります。答えてくれた人の声を次の作品作りに生かせると、アンケートの手間が報われます。

仕事で使うときの決めごと

Questantを会社や仕事の調査に使うときは、ツールの機能とは別に、次のことを決めておくと運用が安定します。

1つ目は、アカウントの持ち主です。担当者の個人のメールアドレスで登録すると、担当が替わったときにアンケートと結果の引き継ぎに困ります。会社の共有のアドレスで登録するか、引き継ぎの手順を決めておきます。年間プランを契約する場合は、請求書の宛先と支払いの方法も確かめます。

2つ目は、結果を見られる人の範囲です。結果の画面のURLを発行すると、関係者と結果を共有できます。どの範囲の人に送るかを決め、社外に出してよい結果かどうかを確かめてから共有します。

3つ目は、回答者を限る方法です。社内や会員だけに答えてほしい調査では、開始ページのパスワードの認証や、IPアドレスによる回答者の制限、cookieによる重複回答の防止を使えます。どれも無料プランから使える機能です。

4つ目は、結果の保管の期間です。個人の情報を含む調査の結果を、いつまで残すかを決めておきます。必要な期間が過ぎた結果を整理する習慣があると、情報の管理の負担が軽くなります。

ほかの無料のツールとの違い

アンケートを無料で作れるツールは、Questantのほかにもあります。代表的なものと比べます。

比べる点 Questant(無料プラン) Googleフォーム Microsoft Forms
費用 無料 Googleアカウントで無料 Microsoftアカウントで使える
質問数 1アンケート10問まで 無料で質問を作れる 無料で質問を作れる
結果の確認 Web画面で100件まで 1フォーム50万件まで(2026年9月から) 画面で集計を確かめられる
データの書き出し できない スプレッドシートやCSVに書き出せる Excelと組み合わせて使える
回答者を集める パネル調査を申し込める 自分で集める 自分で集める
調査向けの機能 テンプレートと質問データベースが豊富 基本の形式がそろう テストや投票にも使える

Googleフォームについては、Googleのヘルプによると、2026年9月から1つのフォームあたりの回答数50万件、合計の保存容量1GBという上限が適用されています。Microsoft Formsは、Microsoftのヘルプによると、職場や学校のMicrosoft 365のアカウント、または個人のMicrosoftアカウントで使えます。

選び方の目安は、目的が「調査」か「受け付け」かです。調査とは、多くの人の答えを集計して傾向を読み取ることで、受け付けとは、申し込みや問い合わせのように1件ずつ処理することです。同じアンケートの画面でも、この2つでは必要な機能がまったく違います。質問の設計や集計の機能、回答者を集める手段まで含めて調査をしたいならQuestant、件数を気にせず回答を集めてデータとして扱いたいならGoogleフォームやMicrosoft Formsが向いています。

回答に1件ずつ対応する使い方では、別の道具も比べる

アンケートの中には、集計して終わりではなく、1件ずつ対応が要るものがあります。商品の不具合の報告、個別の相談の希望、イベントの申し込みなどです。こうした使い方では、「誰が対応するか」「返信したか」「対応は済んだか」を記録する必要があります。

Questantは調査の道具として作られているので、集計と分析の機能は充実していますが、1件ずつの対応を記録する使い方は中心ではありません。無料プランでは回答者への受付メールも送れないので、受け付けた旨の連絡を自分で送る必要があります。

受け付けから返信までを1つにまとめるフォーム

届いた回答への対応まで1つの画面で扱いたい場合の選択肢の1つが、フォームのサービスのHalictです。公式サイトによると、届いた回答の1件ごとに担当と状況が残り、返信も同じ画面から送れて、開封まで記録されます。回答を表で管理し、担当や状況の列を手で埋め、返信はメールソフトで送る、という作業を1つにまとめることを目指したサービスです。

フォームを作る段階では、作りたいフォームをひと言で伝えると、AIが質問と選択肢、必須の設定まで組み立てます。テキスト、選択肢、評価、日付、メールなど12種類の項目があり、回答者には1画面に1問ずつ表示されます。

料金は使う人数で決まり、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限です。公式の料金ページ(税抜の月額)では、1人まで使えるフリーが0円で、ステージ管理、自動返信、CSVの書き出しが使えます。3人までのスターターは2,980円でGoogleスプレッドシートとの連携が加わり、10人までのチームは7,800円で一斉メールと開封・クリックの計測、Teams・Slack・Chatworkへの通知が使えます。登録にクレジットカードは要りません。

調査と分析が目的ならQuestantが向いています。申し込みや相談のように、届いた1件ごとに返信と対応が続く受け付けをしたい場合に、比べる候補に入れてみてください。

Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

個人情報を集めるときの注意

アンケートで名前や連絡先を集める場合は、何に使うかを回答者に伝えてから答えてもらいます。事業として個人情報を集める場合は、個人情報保護法の決まりに沿って、利用目的をはっきり示す必要があります。開始ページの説明の欄に「いただいた情報は、新商品の検討と、ご希望の方へのご案内にのみ使います」のように書いておくのが基本です。

個人を特定する必要がない調査なら、名前や連絡先を聞かない設計にするのが安全です。どこまでの説明が必要かは、集める内容や事業の形で変わるので、迷う場合は個人情報保護委員会の案内を確かめてください。

アンケート調査の経験が生きる仕事

最後に、アンケートの設計と集計の経験が、どんな仕事につながるかを整理します。

顧客の声を集めて商品やサービスを見直す仕事は、マーケティングの現場で繰り返し求められます。在宅ワークの求人でも、アンケートの作成や集計、結果のレポートの作成は、マーケティングの支援の仕事の一部としてよく見られます。Questantのような調査向けのツールを使いこなせることは、こうした仕事で役立つ経験になります。

マーケティングや顧客の分析に関わる仕事は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で仕事の内容と求められる経験を紹介しています。調査の設計から分析までを専門に扱う働き方の収入の幅は、研究者の年収・単価相場で確かめられます。調査の結果を会社の経営判断に結びつける立場を目指すなら、国家資格の中小企業診断士も、アンケートの設計と読み解きが日常的に出てくる分野です。

20年にわたって在宅ワークの市場を見てきた運営者の立場から言えば、調査の仕事で長く頼られる人は、アンケートを作る前に、依頼主が「結果を見て何を決めたいのか」を聞き出すことに時間を使っています。目的がはっきりした調査は結果がそのまま使えるので、次の調査も任されます。

運営者として見てきた実感では、仲介の手数料が乗らない直接の取引だと、同じ予算で依頼する側は調査の設計から集計まで通して頼め、受ける側は手取りが厚くなります。手数料0%で直接やり取りできる場なら、小さな調査を継続して頼み、頼まれる関係を作りやすくなります。調査や分析の経験を仕事に生かしたい人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で求められる経験を確かめてみてください。

よくある質問

Q. Questantは無料でどこまで使えますか?

無料プランでも、アンケートを何本でも作れ、21種類の質問タイプや70種類以上のテンプレートを使えます。ただし、1つのアンケートの質問は10問まで、Web画面で見られる回答は100件まで、結果のデータのダウンロードはできません。質問の出し分けや回答者への受付メールも有料の機能です。小さな調査なら、Web画面の集計とクロス集計で結果の読み取りまでできます。

Q. Questantの有料プランはいくらですか?

公式の料金ページでは、年間プランの通常プランが年50,000円、ビジネスが年150,000円、プレミアムが年300,000円(いずれも税別)です。申し込みは年間のみです。アンケート1本ごとに有料の機能を使えるアドホックもあり、料金は1本5,000円からで、回答数と機能によって決まります。料金は改定されることがあるので、申し込む前に公式で確かめてください。

Q. Questantで回答者を集めることはできますか?

パネル調査を申し込むと、マクロミルグループの約2,500万人の消費者パネルに配信して回答を集められます。料金ページに載っている料金の例は、10問で100人なら1万円です。パネル調査は無料プランの登録で申し込め、設定できる機能は全プラン共通です。納品は申し込みから最短で3〜5営業日程度と案内されています。

Q. Questantの無料プランで集めた回答を後から有料で見られますか?

アドホックについては、無料プランや年間プランですでに回答を集め終わったアンケートには申し込めないと、公式の料金ページに書かれています。100件を超える回答を確かめたい、データをダウンロードしたいなど、有料の機能が必要になりそうな調査は、回答を集め始める前に年間プランかアドホックを申し込んでおきます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年6月11日最終更新:2026年10月15日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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