Backlogを無料で試せる範囲と、有料プランに切り替える前に確かめること


この記事のポイント
- ✓Backlogを無料で使う方法は
- ✓期限のないフリープランと30日間の無料トライアルの2つです
- ✓2027年1月1日のプラン改定でフリープランの上限が5名に変わる点
Backlogを無料で使えるのか、どこまで無料で試せるのかを調べている方は、たいてい「チームで使うか決める前に、費用をかけずに確かめたい」という段階にいます。結論から書くと、Backlogを無料で使う方法は、期限のない「フリープラン」と、有料の機能を一定期間試せる「30日間の無料トライアル」の2つです。ただし、2027年1月1日にBacklogはプランを改定し、フリープランのユーザーの上限が10名から5名に変わります。この記事では、公式の料金ページとヘルプの記載をもとに、無料で試せる範囲と、有料プランに切り替える前に確かめておきたい契約の条件を、順に整理します。
Backlogを無料で使う方法は2つある
Backlogは、株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト管理のツールです。仕事を「課題」という単位に分けて、担当者や期限、進み具合を記録していく使い方が中心です。無料で使う方法は、次の2つに分かれます。
| 方法 | 期間 | 使える機能 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| フリープラン | 期限の記載なし | ユーザー10名・プロジェクト1つまで。一部の機能は使えない | 1人や少人数で、課題の管理だけを続けて使いたい人 |
| 30日間の無料トライアル | 30日間 | プラチナプランの機能(一部を除く) | 有料プランの導入を前提に、チームで試したい人 |
この2つは、同じ「無料」でも中身がまったく違います。フリープランは、機能を絞った代わりにずっと無料で使えるプランです。一方の無料トライアルは、最上位のプラチナプランの機能を30日間だけ試し、そのあと有料プランを選ぶための期間です。
公式の料金ページでは、どのプランの「まずは無料で試す」を押しても、プラチナプランの30日間無料トライアルが始まると案内されています。トライアルの扱いについては、料金ページのよくある質問に次のように書かれています。
無料トライアル中は、プラチナプランの機能をご利用いただけます。ただし、アクセスログおよびセキュリティチェックシートの提供はトライアルに含まれません。正式登録時にプラチナプラン以外を選択された場合、一部の機能をご利用いただけなくなります。 出典: backlog.com
つまり、トライアルで便利だと感じた機能が、実際に契約するプランでは使えないことがある、ということです。トライアル中に何を使ったかを記録しておかないと、契約後に「あの機能がない」と気づくことになります。
フリープランでできること・できないこと
まずはフリープランから見ていきます。公式の料金ページの比較表によると、フリープランの上限と主な機能は次のとおりです。
| 項目 | フリープラン |
|---|---|
| ユーザー数 | 10名(2027年1月1日から5名) |
| プロジェクト数 | 1つ |
| ストレージ(容量) | 100MB |
| カンバンボード | あり |
| ファイル共有 | あり |
| ドキュメント | あり |
| 課題ごとのコメント | あり |
| モバイルアプリ | あり |
| Git / Subversion | あり |
| ガントチャート | なし |
| バーンダウンチャート | なし |
| 親子課題 | なし |
| 課題のテンプレート | なし |
| Backlog AIアシスタント | なし |
フリープランで一番効いてくる制限は、プロジェクトが1つまでという点です。プロジェクトとは、Backlogの中で課題をまとめる単位のことです。取引先ごと、案件ごとにプロジェクトを分けたい人にとっては、1つでは足りません。
次に効いてくるのが、ストレージの100MBです。ストレージとは、添付したファイルを保存しておく容量のことです。画像や資料のPDFを課題に添付していくと、思ったより早く上限に近づきます。ファイルの本体は別の共有フォルダに保存し、Backlogには保存先のリンクだけを書く、という使い方にすると、容量を節約できます。
また、ガントチャートが使えない点も見落とせません。ガントチャートとは、作業ごとの期間を横棒で並べて、全体の日程を見渡す表のことです。現行のプランでは、ガントチャートはスタンダードプラン以上で使えます。工程の多い案件を日程で管理したい場合は、フリープランでは足りません。
一方で、課題の登録、担当者と期限の設定、コメントでのやり取り、カンバンボードでの進み具合の確認といった、日々のタスク管理の中心となる機能は、フリープランでも使えます。1つの案件を少人数で回すだけなら、フリープランで十分という人も多いはずです。
無料の範囲で基本の使い方を身に付ける
フリープランは、Backlogの基本の使い方を覚えるのにも向いています。有料プランを契約してから使い方を覚えようとすると、慣れるまでの期間にも料金がかかります。無料のうちに、次の流れを一通り回せるようにしておくと、チームで導入するときに説明役になれます。
課題を登録する
仕事を1つずつ「課題」として登録します。課題には、件名、詳しい内容、担当者、期限日、優先度を付けます。件名は「誰が読んでも何をするか分かる」書き方にします。「修正」ではなく「お問い合わせページの電話番号を新しい番号に差し替える」のように書くと、担当者が迷いません。
状態を動かす
課題には状態があり、初めは「未対応」です。作業を始めたら「処理中」、作業が終わって確認を待つ段階なら「処理済み」、確認まで終わったら「完了」に動かします。状態を正しく動かしておくと、一覧を見るだけで、どの仕事がどこで止まっているかが分かります。
コメントでやり取りする
課題についての質問や報告は、その課題のコメントに書きます。メールやチャットでやり取りすると、あとから経緯をたどるのが大変ですが、課題のコメントに残しておけば、その仕事についての話が1か所にまとまります。相手に確実に読んでほしいときは、通知の宛先にその人を指定します。
カンバンボードで全体を見る
カンバンボードとは、課題をカードにして、状態ごとの列に並べた画面のことです。フリープランでも使えます。「未対応」「処理中」「処理済み」の列にカードがどれだけあるかを見ると、仕事が詰まっている所がひと目で分かります。週の初めにカンバンボードを見て、その週に片付ける課題を決める、という使い方が定着しやすい方法です。
2027年1月1日からフリープランの上限が5名に変わる
Backlogを無料で使い続けるつもりの人が、必ず押さえておきたいのが2027年のプラン改定です。公式ブログでは、2027年1月1日からBacklogのプランが新しくなると告知されています。改定の日程は次のとおりです。
- 2026年12月31日に、現在のプランの新規契約が終わる
- 2027年1月1日に、新しいプランが始まる
- 既存の契約は、2027年1月1日以降の最初の契約更新日に、新しいプランで更新される
フリープランについては、2027年1月1日に新しいフリープランへ自動で切り替わり、ユーザーの上限が10名から5名に変わります。手続きは要りません。公式のヘルプによると、2026年12月31日までに追加された10名までのユーザーは、新しいフリープランでも引き続き使えますが、新しくユーザーを追加することはできなくなります。
ここで注意したいのが、ユーザーを減らす操作です。ヘルプには、6名以上で使っている場合、2027年1月1日以降にユーザー数を減らすと、5名を超える人数には戻せないと書かれています。つまり、いま7名で使っていて、1名が抜けたからといって削除すると、その時点で6名になり、あとから7名目を加えることはできません。メンバーの入れ替えがある場合は、削除する前に慎重に確かめてください。
6名以上で使い続けたい場合は、有料プランへのアップグレードが案内されています。新しいプランは、エコノミー、ビジネス、プロフェッショナルの3つで構成されます。公式ブログに載っている新しいプランの料金と上限は、次のとおりです(税抜)。
| 項目 | エコノミー | ビジネス | プロフェッショナル |
|---|---|---|---|
| 月払い | 1か月あたり21,000円 | 1か月あたり36,300円 | 1か月あたり100,000円 |
| 年払い(月払いより5%安い) | 1か月あたり19,950円 | 1か月あたり34,485円 | 1か月あたり95,000円 |
| ユーザー数 | 15 | 無制限 | 無制限 |
| プロジェクト数 | 30 | 無制限 | 無制限 |
| ストレージ | 30GB | 100GB | 300GB |
ビジネスとプロフェッショナルのユーザー数は、安定した運用のために10,000ユーザーまでが推奨されています。また、新しいプランのもとで、課題を3階層まで分けられる「孫課題」や、複数のプロジェクトの日程を1つのガントチャートで見られる機能を順に提供すると予告されています。
フリープランを長く使うための工夫
フリープランの制限は、使い方を少し工夫するだけで、かなり和らげられます。1人や少人数で長く使うつもりなら、最初に次のような決めごとをしておくと、あとで困りません。
1つのプロジェクトを、カテゴリーで分けて使う
プロジェクトが1つしか作れないので、取引先や案件ごとの区別は、課題に付けるカテゴリーで行います。たとえば「A社」「B社」「自社の作業」のようにカテゴリーを作り、課題を登録するときに必ずどれかを付ける、と決めておきます。課題の一覧はカテゴリーで絞り込めるので、取引先ごとの作業をまとめて確認できます。
課題の名前の付け方をそろえる
「【A社】トップページの文言修正」のように、課題の名前の先頭に取引先の名前を付けておくと、通知のメールを見ただけで、どの取引先の話かが分かります。カテゴリーと名前の両方で区別しておくと、取り違えが減ります。
ファイルの本体は別の場所に保存する
ストレージが100MBしかないので、大きな画像や資料のファイルは、共有のフォルダに保存し、課題には保存先のリンクだけを書きます。Backlogに添付するのは、仕様のメモや小さな画面の写しなど、課題と一緒に見たいものに絞ります。こうしておくと、容量の上限を気にせずに使い続けられます。
終わった課題はきちんと完了にする
課題の状態を「完了」にしないまま放っておくと、一覧が終わった仕事で埋まり、いま何をすべきかが見えにくくなります。週に1回、終わった課題を完了にする時間を決めておくと、一覧がいつも「残っている仕事」だけになります。
招待する人を絞る
2027年1月1日からは、ユーザーの上限が5名になります。取引先の担当者を全員招待するのではなく、実際に課題を見てやり取りする人だけを招待し、ほかの人には必要に応じてメールで報告する、という線引きをしておくと、上限に余裕を残せます。
有料プランが必要になる兆し
フリープランで始めた人が、いつ有料プランを考えるべきかは、迷いやすいところです。次のような状態が続くようなら、有料プランか、別のツールへの切り替えを検討する時期です。
- 2つ目のプロジェクトを作りたい場面が、月に何度も出てくる
- ストレージの残りを気にして、必要なファイルの添付をためらうようになった
- 工程の多い案件で、日程の重なりをガントチャートで確かめたくなった
- 同じ形の課題を毎回手で作っていて、課題のテンプレートが欲しくなった
- 6人目のメンバーを招待する必要が出てきた
どれか1つに当てはまっただけで、すぐに有料プランに切り替える必要はありません。前の節で書いた工夫で乗り切れることもあります。ただ、2つ以上に当てはまり、工夫の手間が仕事の時間を圧迫し始めたら、費用をかけてでも道具を替えたほうが、結果として安く済むことが多くなります。
判断の目安になるのは、「工夫に使っている時間」です。たとえば、カテゴリーの付け直しや、ファイルの保存先の整理に、毎週1時間かかっているとします。その1時間を本来の仕事に回せたら、どれだけの報酬になるかを考えると、有料プランの金額が高いか安いかを、自分の仕事の単価で比べられます。
30日間の無料トライアルで確かめること
有料プランの導入を考えているなら、30日間の無料トライアルを計画的に使うことが大切です。30日は思ったより短く、普段の仕事の合間に触っているだけでは、判断に必要な材料がそろわないまま終わってしまいます。
トライアルで確かめておきたいのは、次の5つです。
実際の案件を1つ入れてみる
練習用の架空の課題ではなく、進行中の案件を1つ、課題に分けて登録します。担当者、期限、優先度を付けて、1〜2週間回してみると、自分たちの仕事の進め方に合うかどうかが見えてきます。
使った機能を書き出す
この記事の最初の節で触れたとおり、トライアル中はプラチナプランの機能が使えます。ガントチャート、親子課題、課題のテンプレート、AIアシスタントなど、使って便利だった機能を書き出しておき、契約を考えているプランで使えるかを、料金ページの比較表と突き合わせます。
取引先や外部の人を招待してみる
取引先と一緒に使う予定なら、トライアル中に招待して、操作に迷わないかを確かめます。招待した人もユーザー数に数えられるので、何人で使うことになるかもここで分かります。
通知の量を確かめる
課題が更新されるたびにメールや通知が届きます。人数が増えると通知も増えるので、全員が通知に疲れない設定にできるかを確かめておきます。
やめるときの手順を確かめる
料金ページのよくある質問によると、トライアル中に解約するには、組織の設定から組織を削除します。組織を削除するとすべてのデータが削除され、トライアルの期間が残っていても使えなくなります。トライアルで登録した課題や資料のうち、残しておきたいものは、削除する前に書き出しておきましょう。
30日を週ごとに割り振る
確かめることが多いので、30日の使い方を最初に決めておくと、時間切れを防げます。たとえば次のような割り振りです。
- 1週目は、管理者が1人で触り、プロジェクトの作り方、課題の登録、状態の動かし方を覚える
- 2週目は、実際の案件を1つ登録し、チームのメンバーを招待して、課題の更新とコメントを日常的に使ってもらう
- 3週目は、ガントチャートや親子課題など、有料プランで使える機能を試し、契約するプランで使えるかを比較表と突き合わせる
- 4週目は、メンバーから使い勝手の感想を集め、続けるか、どのプランにするか、やめる場合はデータをどう書き出すかを決める
最後の週に判断の時間を残しておくことが大切です。トライアルの終わり間際に慌てて決めると、必要のない上位のプランを選んでしまったり、反対に必要な機能が使えないプランを選んでしまったりします。
1人で使うフリーランスの場合
Backlogはチーム向けの印象が強いツールですが、フリーランスが1人で使う例もあります。フリーランス向けのWebメディアの記事では、1人で使う場合について次のように書かれています。
自分一人で使用する際は無料のフリープランで十分使用できます。フリープランに使用期限はありませんが、有料版にアップグレードする際、30日間のトライアル期間はありません。 出典: goworkship.com
同じ記事では、複数の取引先の仕事を並行して進めていると、「あれは何だったか」を確かめる場面が頻繁に起き、そのたびにフォルダを1つずつ開く手間がストレスになる、という悩みも語られています。課題の管理ツールを使う一番の理由は、この「探す時間」を減らすことにあります。
ただし、1人で使うときにも、フリープランのプロジェクトが1つまでという制限は効いてきます。取引先が3社あれば、プロジェクトを3つに分けたくなりますが、フリープランではそれができません。その場合は、1つのプロジェクトの中で、取引先ごとに「カテゴリー」を付けて分ける、という工夫で乗り切る人が多いようです。カテゴリーとは、課題を分類するためのラベルのことです。
契約や法務の相談の現場では、フリーランスが取引先との約束ごとを記録しておらず、トラブルのときに経緯を示せない、という場面がよくあります。たとえば、仕様の変更をチャットで口頭のように受けてしまい、追加の費用を請求しようとしたら「そんな話は聞いていない」と言われた、という相談です。課題管理のツールで、変更の依頼を受けた日、内容、合意した金額を課題として残しておけば、あとから経緯を示す材料になります。ただし、ツールの記録だけで請求が認められるとは限らないので、金額や納期の変更は、メールや書面でも確認を取っておくのが安全です。個別の事情で争いになりそうなときは、弁護士などの専門家に相談してください。
取引先と一緒に使うときに確かめること
フリーランスが取引先のBacklogに招待される場合と、自分のBacklogに取引先を招待する場合では、確かめておくことが違います。
取引先のBacklogに招待される場合
この場合、契約しているのは取引先なので、費用の負担はありません。ただし、課題や添付したファイルは取引先の組織のデータとして保存されます。契約が終わったあとにアクセスできなくなっても困らないよう、自分の成果物や、やり取りの記録の控えは、手元にも残しておきます。
自分のBacklogに取引先を招待する場合
この場合は、自分が契約者になります。フリープランなら費用はかかりませんが、取引先の担当者もユーザー数に数えられます。2027年1月1日以降は5名が上限になるので、取引先2社からそれぞれ2名ずつ招待すると、自分を入れて5名でいっぱいになります。
また、取引先の秘密の情報を自分のBacklogに保存する場合は、取引先との秘密保持の約束に反しないかを確かめます。料金ページのよくある質問によると、ヌーラボは利用者と個別のNDA(秘密保持契約)や覚書を取り交わしていません。取引先から「保存先のサービスと個別の秘密保持契約を結んでいるか」と聞かれる業種もあるので、事前に利用規約とセキュリティの公開資料を確かめ、取引先の了解を取ってから使うと安心です。
ログインの守りを固める
取引先の情報を扱うなら、ログインの守りも確かめておきます。2段階認証とは、パスワードに加えて、スマートフォンのアプリに表示される確認コードなどでも本人を確かめる仕組みのことです。公式のヘルプによると、2027年1月1日に新しいフリープランへ切り替わると、利用するユーザーに2段階認証を必須にする機能が使えるようになります。取引先の担当者を招待するときは、2段階認証を必須にしたうえで使ってもらうよう、先に伝えておくと、乗っ取りによる情報の流出を防ぐ備えになります。招待した人が退職や異動で関わらなくなったら、すぐにユーザーから外すことも忘れないようにしましょう。ただし、2027年1月1日以降に6名以上で使っている場合は、外したあとに5名を超えて追加し直すことはできないので、入れ替えの予定と合わせて判断してください。
有料プランに切り替える前に確かめること
無料で試したうえで有料プランに切り替えるときは、料金の金額だけでなく、契約の条件を確かめておくことが大切です。料金ページに書かれている条件を、契約の目線で整理します。
いまの料金と、2027年以降の料金
現行のプランの月払い料金(税抜)は、スタータープランが1か月あたり2,700円、スタンダードプランが16,000円、プレミアムプランが27,000円、プラチナプランが75,000円です。年払いにすると5%安くなります。価格はすべて税抜で、別に消費税がかかります。
ただし、2026年12月31日で現行プランの新規契約は終わり、既存の契約も2027年1月1日以降の最初の更新日から新しいプランに切り替わります。公式ブログによると、スタンダードプランで15名以下かつ30プロジェクト以下ならエコノミープランへ、プレミアムプランはビジネスプランへ、プラチナプランはプロフェッショナルプランへ、それぞれ自動で切り替わります。スタータープランは、適用開始日までに利用状況に合わせてプランの変更を検討するよう案内されています。いま安いプランで契約しても、更新のときに金額が大きく変わる可能性があるので、1年後の費用まで見込んで判断してください。
支払い方法と期間
支払いは、銀行振込かクレジットカードです。現行の案内では、クレジットカードは1か月分か12か月分の一括払い、銀行振込は3か月分、6か月分、12か月分の一括払いです。2027年1月1日以降は、銀行振込で選べる期間が年払いだけになると告知されています。
プランの変更のタイミング
プランはいつでも変更を申し込めます。上位のプランへの変更は即日に適用されますが、下位のプランへの変更は次の利用期間の開始日から適用されます。つまり、年払いで契約したあとに「やはり安いプランでよかった」と気づいても、下げられるのは次の契約期間からです。
解約と返金
料金ページのよくある質問には、契約期間中に解約しても返金はないと書かれています。年払いは月払いより安くなりますが、途中でやめる可能性があるなら、まずは月払いで始めて、使い続けると決めてから年払いに切り替えるほうが無難です。
誰が契約の管理者になるか
組織の契約やプランの変更は、組織の契約管理者が行います。フリーランスが自分で契約する場合は問題ありませんが、小さな会社では、担当者が辞めたあとに誰も契約の画面に入れない、という事態が起きがちです。契約管理者を2名以上にしておくか、引き継ぎの手順を決めておくと安心です。
費用を1人あたりで比べる考え方
有料プランの金額は、そのまま比べるより、実際に使う人数で割って1人あたりの金額にすると、判断しやすくなります。Backlogの有料プランは、プランごとの定額で、上限の範囲なら人数が増えても金額は変わりません。
たとえば、2027年1月1日以降のエコノミープランは、月払いで1か月あたり21,000円(税抜)、ユーザーの上限は15名です。上限いっぱいの15名で使えば1人あたり1,400円ですが、5名で使えば1人あたり4,200円になります。少人数のチームほど、1人あたりの負担は重くなります。
一方で、1人あたりの料金で課金するツールは、人数が少ないうちは安く、人数が増えるにつれて金額が膨らみます。どちらの方式が得かは、何人で使うか、これから人数が増える見込みがあるかで変わります。
比べるときに確かめておきたいのは、次の4つです。
- いま何人で使い、1年後に何人になりそうか
- 取引先の担当者など、閲覧するだけの人も料金の対象になるか
- 税抜か税込か。Backlogの料金ページの価格は税抜で、別に消費税がかかる
- 年払いの割引と、途中でやめたときの扱い。Backlogは契約期間中に解約しても返金がない
この4つを表にして、候補のツールを並べてみると、金額の見た目に惑わされずに比べられます。料金は改定されることがあるので、比べる直前に、それぞれの公式の料金ページを開いて確かめてください。
無料から複数の表示を試したいときの候補
Backlogのフリープランは、課題の管理には十分ですが、ガントチャートが使えず、プロジェクトも1つまでです。2027年以降は人数の上限も5名になります。ガントチャートやカンバン、カレンダーを無料の範囲で試し比べたい場合は、無料プランでどの表示まで使えるかを、ほかのツールとも比べてみると候補を絞れます。
1つの候補として、国産のプロジェクト管理ツールのPinatecaがあります。公式の料金ページによると、無料プランは5人まで・ボード10個までで、カンバン、ガントチャート、カレンダー、リストを含む8種類のボードと、チャット、コメント、カスタムフィールド、権限ロールまで使えます。ファイル容量は1GBで、5人までのチームなら期限なしで無料、クレジットカードの登録も要らないと書かれています。人数かボードの数が無料の範囲を超えたときのスタンダードプランは、1人あたり月額500円(税抜)で、年払いなら1人あたり月額400円と案内されています。料金と機能の詳細はPinatecaの料金プランと費用で確かめられます。
Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
Backlogとどちらが合うかは、課題の記録やGitとの連携を重視するのか、カンバンやガントチャート、チャットを1つの画面で回したいのかで変わります。どちらも無料から試せるので、同じ案件を両方に登録して1〜2週間使い比べると、違いがはっきりします。
ツール選びを仕事の信頼につなげる
最後に、課題管理のツールを、在宅で仕事を受ける人がどう生かせるかを整理しておきます。
フリーランスや在宅ワークの市場を20年運営してきた立場から見ると、長く続く人ほど、仕事の進み具合を取引先から見える形にしています。「いまどこまで進んでいますか」と聞かれる前に、課題の一覧で状況が分かる状態にしておくと、それだけで「この人に任せると楽だ」という評価につながります。Backlogのフリープランは、その仕組みを費用をかけずに作れる手段の1つです。
また、仲介の業者を通さず取引先と直接契約する働き方では、仕様の変更や納期の調整を、自分で記録して管理する必要があります。仲介の手数料が引かれない分、受け取る報酬は厚くなりますが、その分、記録の管理も自分の責任になります。手数料0%で直接取引できる環境を生かすには、課題管理のツールで約束ごとを残す習慣が、自分を守る道具になります。
ツールの導入や運用の支援そのものを仕事にする道もあります。業務の進め方を整え、ツールの定着まで支える仕事は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で紹介している分野と重なります。開発の現場でBacklogのような課題管理を使いこなす人の収入の目安は、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で職業別の統計をもとに確かめられます。小さな会社の業務改善を事業として考えるなら、経営の助言の資格である中小企業診断士の内容にも目を通しておくと、ツールの話を経営の話につなげて提案できるようになります。
よくある質問
Q. Backlogのフリープランに使用期限はありますか?
公式の料金ページでは、フリープランは最大10ユーザー・1プロジェクトまで使えるプランとして案内されており、使用期限の記載はありません。期限のある無料の使い方は、プラチナプランの機能を試せる30日間の無料トライアルのほうです。なお、2027年1月1日からフリープランのユーザー上限は5名に変わります。
Q. 無料トライアルが終わったら自動で課金されますか?
トライアルは、正式登録のときにプランを選んで契約する流れです。料金ページのよくある質問では、契約までの流れはトライアルの開始と正式登録の2段階と説明されています。続けない場合の手順や扱いは、トライアルを始める前に公式のヘルプで確かめておくと安心です。
Q. フリープランでガントチャートは使えますか?
使えません。公式の料金ページの比較表では、ガントチャートは現行のプランでスタンダードプラン以上の機能です。スタンダードプランのガントチャートは表示範囲が6か月分と書かれています。日程を横棒で管理したい場合は、有料プランか、無料プランでガントチャートが使える別のツールを検討します。
Q. 2027年1月1日以降、フリープランで6名以上いる場合はどうなりますか?
公式のヘルプによると、2026年12月31日までに追加された10名までのユーザーは引き続き使えますが、新しくユーザーを追加することはできません。また、ユーザーを減らすと、5名を超える人数には戻せなくなります。6名以上で使い続けたい場合は、有料プランへのアップグレードが案内されています。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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