ポモドーロアプリの選び方と、タスク管理とあわせて使う方法

@SOHO編集部
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ポモドーロアプリの選び方と、タスク管理とあわせて使う方法

この記事のポイント

  • ✓ポモドーロアプリの選び方を
  • ✓タスク管理つきのアプリ
  • ✓ゲーム感覚のアプリの3つに分けて解説します

在宅で仕事をしていると、気づけば1時間たっているのに、手元の作業がほとんど進んでいない。そんな日を減らすために、ポモドーロ・テクニックを試してみようと思った人は多いはずです。ところが、アプリストアで「ポモドーロ」と検索すると、似たようなタイマーのアプリが何十個も並び、どれを選べばよいのか迷ってしまいます。

この記事では、ポモドーロアプリを、タイマーだけのアプリ、タスク管理つきのアプリ、ゲーム感覚で続けられるアプリの3つに分けて、選び方を整理します。代表的なアプリの特徴を公式のストアの記載で確かめたうえで、パソコンの集中モードとの組み合わせ方や、チームのタスク管理とあわせて使う方法まで紹介します。チームで仕事を分け合っている人に向けて、カンバンやガントのボードを無料から使えるPinatecaにも後半で触れます。

ポモドーロ・テクニックの基本

ポモドーロ・テクニックは、イタリアのフランチェスコ・シリロ氏が考えた時間の使い方です。ポモドーロはイタリア語でトマトのことで、トマトの形をしたキッチンタイマーを使ったことが名前の由来とされています。現在、Pomodoroは同氏の会社の登録商標になっています。

よく知られている基本の形は、次のとおりです。

  1. 取り組む作業を1つ決める
  2. タイマーを25分にして、その作業だけに集中する
  3. タイマーが鳴ったら、5分休む
  4. これを4回くり返したら、長めの休憩を取る

この方法の良いところは、とてもシンプルなことです。

この方法の魅力は、そのシンプルさにあります。基本的にはタイマーさえあれば、すぐに実践できます。ただし、専用のポモドーロアプリを使えば、休憩時間や進捗状況をより簡単に管理できます。 出典: jotform.com

引用にあるとおり、ポモドーロ・テクニックそのものは、キッチンタイマーやスマートフォンの時計のタイマーでも始められます。専用のアプリを使う利点は、作業と休憩の切り替えを自動にできること、何回集中できたかを記録できること、そして作業の一覧と結び付けられることにあります。

25分という長さは、絶対の決まりではありません。文章を書く、プログラムを組むといった、頭が温まるまでに時間がかかる作業では、45分や50分にしている人もいます。逆に、集中が続きにくい人や、疲れている日は15分から始めるのも1つの方法です。大切なのは、時間を決めて区切ることと、休憩をきちんと取ることです。

ポモドーロアプリは3つの種類に分けて選ぶ

ポモドーロアプリは数が多いですが、機能で分けると、おおむね次の3つの種類になります。

種類 主な機能 向いている人
タイマーだけのアプリ 作業と休憩の時間を計り、知らせる 作業の一覧は別のアプリで管理している人
タスク管理つきのアプリ タイマーに加え、作業の一覧、期限、記録の集計 作業の一覧と集中の記録を1つにまとめたい人
ゲーム感覚のアプリ 集中した時間に応じて木が育つなど、続ける楽しみがある スマートフォンをつい触ってしまう人

選び方の最初の分かれ道は、「作業の一覧をどこで管理しているか」です。すでに別のタスク管理のアプリや、仕事で使うツールに作業の一覧がある人は、タイマーだけのアプリで十分です。ポモドーロアプリの中にも作業の一覧を作ると、同じ作業を2か所で管理することになり、どちらかが更新されなくなります。

作業の一覧をまだどこにも作っていない人や、個人の作業だけを管理したい人は、タスク管理つきのアプリが便利です。作業ごとに何回のポモドーロを使ったかが記録され、自分がどの作業に時間を使っているのかが分かるようになります。

スマートフォンを触ってしまうことが集中を妨げている人には、ゲーム感覚のアプリが合います。集中している間はスマートフォンを触らない、という行動そのものに楽しみを加えることで、習慣にしやすくなります。

代表的なポモドーロアプリの特徴

ここでは、よく使われているアプリのうち、4つの特徴を、App Storeの公式の説明に沿って紹介します。料金の体系は変わることがあるので、使い始める前に各ストアの最新の表示を確かめてください。

Focus To-Do

ポモドーロのタイマーと、作業の一覧を1つにまとめたアプリです。App Storeの説明では、タイマーを25分にして集中し、終わったら5分休む、という使い方が案内されています。タイマーと休憩の長さは調節でき、短い休憩と長い休憩の使い分け、休憩のスキップ、連続で回すモードにも対応しています。作業ごとにかかった時間を記録して集計する機能もあり、複数の端末の間で同期できます。ダウンロードは無料で、アプリ内課金があります。タスク管理つきのアプリの代表的な存在です。

Forest

集中している間、画面の中で木が育つアプリです。App Storeの説明には「スマホを置いて集中すれば木が育つ。早くやめれば木は枯れる」とあります。途中でスマートフォンを触って集中をやめると木が枯れてしまうので、触らないことが自然と習慣になります。友達や家族と一緒に集中する機能もあります。ダウンロードは無料で、アプリ内課金の有料の機能があります。ゲーム感覚のアプリの代表です。

Be Focused

仕事と勉強のためのポモドーロタイマーです。App Storeの説明によると、作業ごとに異なるタイマーの設定を割り当てられ、Macでは、どのアプリを使っていても、決めたキーの組み合わせでタイマーを始めたり止めたりできます。Appleの「ショートカット」のアプリとの連携にも対応しています。無料でダウンロードして使い続けられ、iPhone、iPad、Macの間で使えるProの機能は有料の購読で使えます。タイマーを中心にしながら、簡単な作業の一覧も持てるアプリです。

TickTick

タスク管理のアプリですが、ポモドーロのタイマーが付いています。App Storeの説明では、作業の一覧を整理し、付属のポモドーロタイマーで仕事の効率を上げる使い方が紹介されています。無料で使え、すべての機能を使うにはProのアカウントへの切り替えが必要です。もともとタスク管理のアプリを探している人が、ポモドーロも一緒に使いたい場合の選択肢です。

この4つ以外にも、ブラウザで開くだけで使えるタイマーのサイトや、パソコンのメニューバーに常に表示しておけるタイマーなど、さまざまな形があります。どれを選んでも、ポモドーロ・テクニックの基本は同じです。

アプリを入れる前に、1週間だけ試してみる

ポモドーロアプリを選ぶ前に、手元のタイマーで1週間だけ試してみるのも1つの方法です。スマートフォンやパソコンに最初から入っている時計のタイマー、キッチンタイマー、スマートウォッチのタイマー。どれでも、25分と5分を計ることはできます。

この1週間で確かめたいのは、次の3つです。

1つ目は、自分に合う時間の長さです。25分が短いのか長いのか、休憩の5分で足りるのか。いくつかの長さを試して、集中しやすかった長さをメモしておきます。

2つ目は、手間に感じたことです。毎回タイマーを設定し直すのが面倒だった、休憩の後に作業に戻るのを忘れた、何回集中できたかを数えるのが大変だった。こうした手間が、アプリに任せたい機能になります。

3つ目は、通知の方法です。音が気になった、画面の表示では気づかなかった、振動がちょうどよかった。働く場所によって合う通知の方法は違います。

1週間試してみると、自分がアプリに何を求めているのかがはっきりします。作業と休憩の自動の切り替えが欲しいのか、記録の集計が欲しいのか、スマートフォンを触らない仕組みが欲しいのか。求めるものが分かれば、たくさんのアプリの中から選ぶのはずっと簡単になります。逆に、手元のタイマーで十分だと分かれば、それで続ければよいのです。道具は、使い方が決まってから選ぶほうが失敗しません。

アプリを選ぶときに確かめたい5つの点

ポモドーロアプリを選ぶときに、確かめておきたい点を5つ挙げます。

1つ目は、使う端末です。パソコンで作業する時間が長い人は、パソコンで動くアプリかどうかを確かめます。スマートフォンにだけタイマーがあると、通知を確かめるたびにスマートフォンを手に取ることになり、かえって集中が途切れます。パソコンとスマートフォンの両方で使いたいなら、同期できるかどうかも見ます。

2つ目は、時間の設定の自由さです。25分と5分の固定ではなく、作業の長さと休憩の長さを自分で変えられるかを確かめます。作業の種類によって長さを変えたい人は、作業ごとに設定を変えられるアプリを選びます。

3つ目は、通知の仕方です。音で知らせるのか、画面に表示するのか、両方なのか。カフェやコワーキングスペースで作業する人は、音を出さずに知らせてくれる設定があるかが大切です。

4つ目は、記録の見やすさです。1日に何回集中できたか、どの作業に何回使ったかを、週や月の単位で振り返れるかを確かめます。記録があると、自分の集中しやすい時間帯や、時間がかかりがちな作業が見えてきます。

5つ目は、料金の体系です。無料で使える範囲、有料の機能、支払いの形(買い切りか、月や年の購読か)を確かめます。最初は無料の範囲で試し、毎日使うようになってから有料の機能を検討するのが無駄のない順番です。

パソコンの集中モードと組み合わせる

ポモドーロアプリのタイマーを回していても、メールやチャットの通知が次々に届くと、集中はすぐに途切れてしまいます。タイマーと一緒に使いたいのが、パソコンやスマートフォンの通知を止める機能です。

Macには「集中モード」という機能があり、すべての通知を一時停止したり、特定の人やアプリからの通知だけを許可したりできます(Macで集中モードを設定する)。iPhoneにも同じ機能があり、設定によってはMacとiPhoneで集中モードの状態をそろえることもできます。

ポモドーロと組み合わせるなら、次のような使い方が便利です。

・25分の集中の間は、集中モードをオンにして通知を止める
・5分の休憩の間に、届いたメールやチャットをまとめて確かめる
・急ぎの連絡が来る可能性がある相手だけは、集中モード中も通知を許可しておく

休憩の時間に連絡を確かめる習慣ができると、「すぐに返事をしなければ」という気持ちが落ち着き、集中の時間に連絡のことを考えずに済むようになります。チームで働いている人は、「25分ごとに連絡を確かめます」とあらかじめ伝えておくと、返事が少し遅れても気にされにくくなります。

カフェやコワーキングスペースでの使い方

国内のあちこちのコワーキングスペースやカフェで仕事をしてきた中で、ポモドーロの使い方は場所によって変えたほうがうまくいくと感じています。

自宅では、25分の集中と5分の休憩の基本の形が合いやすいです。休憩の間に立ち上がって水を飲む、洗濯物を取り込む、といった家の用事を挟めるので、休憩がそのまま気分転換になります。

コワーキングスペースでは、周りの人も仕事をしているので、集中しやすい反面、休憩をつい飛ばしがちです。タイマーが鳴ったら、席を立って共用のスペースまで歩く、と決めておくと、休憩が取りやすくなります。

カフェでは、注文した飲み物の量や、混み具合で居られる時間が変わります。2時間なら、25分の集中を4回、と最初に決めてしまうと、限られた時間を有効に使えます。周りの音が気になる場所では、タイマーの通知を音ではなく画面の表示や、スマートウォッチの振動にしておくと、周りの迷惑にもなりません。

移動の多い時期に、初めて入ったコワーキングスペースで、タイマーの音を消し忘れて、静かな部屋に電子音を響かせてしまったことがあります。それ以来、新しい場所に入ったら、最初にタイマーの通知の設定を確かめるのが習慣になりました。小さなことですが、場所が変わるたびに道具の設定を見直すのは、移動しながら働く人には大切な作業です。

タスク管理とあわせて使う方法

ポモドーロアプリを使い始めると、多くの人が「25分で何をするか」で迷います。タイマーを回し始めてから作業を選んでいると、選ぶ時間がもったいないうえ、目の前の簡単な作業ばかりを片付けて、本当に大事な作業が後回しになります。

そこで大切になるのが、タスク管理とあわせて使うことです。進め方は次の3段階です。

段階1:1日の始めに作業を決める

1日の始めに、作業の一覧から、今日取り組む作業を3〜5つ選びます。それぞれに、何回のポモドーロが必要かを見積もります。「提案書の下書き:4回」「メールの返信:1回」「請求書の作成:2回」といった具合です。

段階2:1回のポモドーロで1つの作業だけに取り組む

タイマーを回したら、決めた作業だけに取り組みます。途中で別の作業を思い出したら、メモに書き留めて、今の作業に戻ります。思い出した作業は、休憩の間に作業の一覧に加えます。

段階3:1日の終わりに見積もりと実際を比べる

1日の終わりに、見積もった回数と、実際に使った回数を比べます。「提案書の下書きは4回の見積もりだったが、6回かかった」と分かれば、次に似た作業を見積もるときの参考になります。この振り返りを続けると、自分の作業の速さが分かり、1日に詰め込みすぎることが減ります。

タスク管理つきのポモドーロアプリを使えば、この3段階を1つのアプリの中で行えます。一方で、仕事の作業の一覧を、チームで共有しているツールで管理している場合は、ポモドーロアプリはタイマーとして使い、作業の一覧はチームのツールで見る、という分担が向いています。

在宅で働く日の組み立ての例

ポモドーロとタスク管理を組み合わせた1日の組み立ての例を示します。在宅で働くフリーランスが、午前と午後に分けて作業する場合です。

時間 内容
9:00〜9:15 作業の一覧を見て、今日の作業と回数を決める
9:15〜11:15 集中の時間(ポモドーロ4回)。一番大事な作業に充てる
11:15〜11:45 長めの休憩と、メールやチャットの返信
11:45〜12:45 集中の時間(ポモドーロ2回)
12:45〜14:00 昼休み
14:00〜15:30 打ち合わせや電話など、やり取りの時間
15:30〜17:00 集中の時間(ポモドーロ3回)。事務の作業や見直し
17:00〜17:15 振り返りと、翌日の作業の候補を書き出す

この例では、1日に9回のポモドーロを使っています。集中の時間を午前に厚くしているのは、多くの人にとって、朝のほうが頭が働きやすいからです。もちろん、夜のほうが集中できる人は、この並びを入れ替えてかまいません。

大切なのは、やり取りの時間をまとめておくことです。メールやチャットへの返信を、1日のあちこちで少しずつ行うと、そのたびに集中が途切れます。返信の時間を決めておけば、集中の時間には返信のことを考えずに済みます。

また、最初から1日に10回以上のポモドーロを詰め込まないことも大切です。予定外の連絡や作業は必ず入ります。予定の8割程度を目安に組み、残りは余白にしておくと、計画が崩れても慌てずに済みます。

家族がいる家でポモドーロを使う工夫

自宅で働く人の中には、子どもや家族と同じ空間で仕事をしている人も多くいます。家族がいる家では、自分の都合だけで25分の集中を守るのは難しいものです。

工夫の1つは、集中の時間を家族にも見える形にすることです。ドアに「集中中」の札を下げる、タイマーを家族からも見える位置に表示する、といった方法です。小さな子どもでも、「この砂時計が落ちきるまで待ってね」と伝えると、待てることがあります。終わりの時間が見えると、待つ側も安心します。

もう1つは、家族の予定に合わせて集中の時間を決めることです。子どもが学校や保育園に行っている時間、昼寝の時間、家族が出かけている時間に、集中の時間をまとめます。家族がそばにいる時間は、中断されても困らない作業に充てます。

中断されたときは、無理にその回を続けず、その回はなかったことにして、落ち着いてから新しく始め直します。ポモドーロ・テクニックでは、途中で中断した回は数えないのが基本の考え方です。中断を責めず、次の1回に集中する、という気持ちで使うと長続きします。

チームの作業とつなげるときの選択肢

1人で仕事をしているうちは、ポモドーロアプリの中の作業の一覧で十分です。ところが、チームで仕事を分け合うようになると、個人のアプリの中だけで作業を管理するのが難しくなります。誰がどの作業を担当しているか、どの作業が誰かの確認待ちで止まっているか、という情報は、チームで共有する場所に必要だからです。

このとき、作業の一覧をチームで共有するツールに移し、ポモドーロのタイマーは個人のアプリで回す、という使い分けが現実的です。1日の始めにチームのボードを見て自分の担当の作業を選び、タイマーを回して取り組み、終わったらボードの状態を更新する。この流れにすると、個人の集中とチームの進み具合の共有が両立します。

その選択肢の1つがPinatecaです。公式サイトによると、カンバン、ガント、カレンダー、リスト、ディスカッション、グリッド、時間割、リソースの8種類のボードとチャットが使え、5人までのチームなら無料プランで期限なく使えます。カンバンのボードで作業をカードにして「未着手」「進行中」「完了」の列に並べれば、ポモドーロで取り組む作業を朝のうちに選び、終わったらカードを動かすだけでチームに進み具合が伝わります。時間割のボードを使えば、1日の中でどの時間にどの作業に取り組むかを並べて見ることもできます。6人目、または11個目のボードからは有料のスタンダードプラン(1人あたり月額500円、税抜)が必要になります。

Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

ポモドーロのタイマーは個人の集中のための道具、チームのボードは共有のための道具、と役割を分けて考えると、どちらも長く使い続けやすくなります。

ポモドーロが向いている作業と、向いていない作業

ポモドーロ・テクニックは万能ではありません。作業の種類によって、向き不向きがあります。

向いているのは、1人で取り組めて、終わりが見えにくい作業です。文章を書く、資料を作る、プログラムを組む、データを入力する、勉強する。こうした作業は、始めるまでが重く、始めてしまえば進むことが多いので、「25分だけやる」という区切りが着手の後押しになります。終わりが見えにくい作業ほど、何回のポモドーロを使ったかの記録が、進み具合の目安にもなります。

気が進まない作業にも向いています。経費の精算や、たまったメールの整理のように、つい後回しにしてしまう作業は、「1回分だけ」と決めて取りかかると、意外と早く片付きます。

向いていないのは、人とのやり取りが中心の作業です。会議、電話、打ち合わせ、チャットでのやり取りは、相手の都合で始まり、終わる時間も決められません。こうした作業の最中にタイマーが鳴っても、区切ることはできません。

また、深く考え込む作業では、25分で区切ると、せっかく深まった集中が途切れてしまうことがあります。この場合は、時間を長くするか、タイマーが鳴っても切りのよいところまで続けてから休憩する、という柔軟な使い方をします。

1日の中で、ポモドーロで区切る時間と、区切らない時間を分けておくと、使い方に迷いません。例えば、午前中の2時間は1人で集中する作業に充ててポモドーロを使い、午後は会議ややり取りの時間にする、といった形です。

長く画面に向かう人の休憩の取り方

ポモドーロの休憩は、ただ作業を止める時間ではなく、目や体を休める時間でもあります。パソコンに長く向かう働き方については、厚生労働省が、情報機器作業の労働衛生管理のガイドラインの中で、作業の区切り方の目安を示しています。

一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に10 分~15 分の作業休止時間を設け、かつ、一連続作業時間内において1回~2回程度の小休止を設けるよう指導すること。 出典: 厚生労働省 情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインについて

このガイドラインは、事業者が働く人の健康を守るための目安として示されたものです。作業休止時間とは、画面を見続けたり、同じ姿勢を続けたりすることによる目や首、肩、腰などの疲れを防ぐための時間で、遠くの景色を眺める、目を閉じる、体を伸ばす、画面を使わない別の作業をする、といった過ごし方が挙げられています。小休止は、作業の途中で取る1分から2分程度の休止のことです。

ポモドーロの25分の集中と5分の休憩は、この目安とも相性のよい区切り方です。休憩の5分は、スマートフォンの画面を見て過ごすのではなく、席を立つ、窓の外を見る、肩を回す、といった画面から離れる過ごし方にすると、休憩の意味が大きくなります。

在宅で働くフリーランスは、会社員のように誰かが休憩を促してくれるわけではありません。タイマーが休憩の時間を知らせてくれるのは、ポモドーロアプリの見落とされがちな利点です。目や体の不調が続く場合は、自分で判断せず、医療機関に相談してください。

記録を振り返って、働き方を見直す

ポモドーロアプリを使う大きな利点の1つが、集中した記録が自動で残ることです。この記録を週に1回振り返ると、自分の働き方について、思っていなかったことが見えてきます。

振り返るときに見たいのは、次の3つです。

1つ目は、1日に何回集中できたかです。多くの人は、自分が思っているより集中できている時間が短いことに気づきます。1日8時間働いているつもりでも、ポモドーロの回数を数えると、集中できていたのは数時間だった、ということは珍しくありません。これは悪いことではなく、現実の数字を知ることが、無理のない計画の出発点になります。

2つ目は、集中しやすい時間帯です。午前中に回数が多い人もいれば、夜のほうが集中できる人もいます。集中しやすい時間帯が分かれば、その時間に一番大事な作業を入れ、集中しにくい時間帯には、メールの返信や事務の作業を回すといった組み立てができます。

3つ目は、作業ごとにかかった回数です。同じ種類の作業でも、見積もりより回数がかかる作業があれば、作業のやり方を見直すきっかけになります。見積もりを依頼する側に出すときにも、過去の記録が根拠になります。

振り返りは、10分程度で十分です。毎週同じ曜日に行うと決めておくと、習慣になりやすくなります。

ポモドーロが続かないときの見直し方

ポモドーロ・テクニックを試したものの、数日でやめてしまう人も少なくありません。続かない理由と、見直し方を整理します。

続かない理由 見直し方
25分が短すぎて、乗ってきたところで切れる 作業の種類によって45分や50分に延ばす
25分が長すぎて、途中で集中が切れる 15分から始め、慣れたら延ばす
休憩のはずがスマートフォンを見て長引く 休憩の間も5分のタイマーを回し、席を立つ
電話や会議で予定どおりに回せない 会議のない時間帯だけポモドーロを使う
何をするか選ぶのに時間がかかる 1日の始めに作業と回数を決めておく

大切なのは、25分と5分を守ることではなく、自分に合う区切り方を見つけることです。最初の1週間は、いろいろな長さを試してみて、集中しやすかった長さを記録しておくと、自分に合う形が見つかります。

また、すべての時間をポモドーロで区切る必要もありません。人と話す仕事、急な対応が多い仕事、考えをまとめるために散歩が必要な仕事もあります。1日のうち、1人で集中したい2〜3時間だけポモドーロを使う、という使い方でも十分に効果があります。

集中して働ける人が求められる仕事

ポモドーロアプリのような道具を使いこなし、限られた時間で成果を出せる人は、在宅の仕事で特に評価されます。発注する側から見ると、決めた時間に決めた量を仕上げてくれる人は、安心して仕事を任せられるからです。

集中して取り組む時間が長い仕事の代表が、アプリやシステムの開発です。アプリケーション開発のお仕事では、開発の仕事の種類と求められる力を紹介しています。対話のAIやチャットボットを作る仕事も増えており、AIチャットボット・アプリ開発のお仕事で内容を確かめられます。ポモドーロアプリのような使いやすい画面を考える仕事には、UI/UX・アプリデザインのお仕事があります。デザインの仕事の単価の目安は、デザイナーの年収・単価相場で確認できます。

長い時間をかけて調べ、考え、書く仕事も、集中の時間をどう確保するかで成果が変わります。調査や分析を仕事にする人の単価の目安は研究者の年収・単価相場で確認できます。こうした仕事では、1日に何回集中できたかの記録が、作業の見積もりや、依頼する側への進み具合の報告の根拠にもなります。

在宅勤務の環境を整える会社に向けては、テレワーク 助成金 2026で、使える支援の制度を紹介しています。

フリーランスと在宅ワークの市場を長く見てきた立場から言えば、長く仕事が続く人ほど、働く時間の長さではなく、集中した時間の質で成果を出しています。そして、その集中を支えているのは、才能より道具と習慣です。仲介の手数料がかからない直接取引なら、依頼する側は同じ予算でより多くを任せられ、受ける側は手取りが厚くなります。集中できる仕組みを自分で作れる人ほど、そうした関係を長く続けられます。

よくある質問

Q. ポモドーロアプリは無料のものでも十分ですか?

多くの場合、無料の範囲で十分に使えます。タイマー、休憩の切り替え、簡単な記録は、無料で使えるアプリがほとんどです。毎日使うようになり、複数の端末での同期や詳しい集計が必要になったら、有料の機能を検討するのが無駄のない順番です。料金の体系は各ストアの最新の表示で確かめてください。

Q. ポモドーロの25分は必ず守るべきですか?

必ずしも守る必要はありません。25分と5分はよく知られた基本の形ですが、作業の種類や体調によって、15分や45分などに変えている人も多くいます。大切なのは時間を決めて区切ることと、休憩をきちんと取ることです。最初の1週間でいろいろな長さを試すと、自分に合う形が見つかります。

Q. パソコンとスマートフォンのどちらでタイマーを使うのがよいですか?

パソコンで作業する時間が長い人は、パソコンでタイマーを使うのがおすすめです。スマートフォンでタイマーを使うと、通知を確かめるたびに手に取ることになり、集中が途切れやすくなります。スマートフォンを触ってしまう人は、触らないこと自体を楽しみにするゲーム感覚のアプリも合います。

Q. ポモドーロアプリとタスク管理アプリは一緒に使うべきですか?

作業の一覧をどこで管理しているかで決めます。作業の一覧をまだ持っていない人は、タスク管理つきのポモドーロアプリが便利です。チームで作業の一覧を共有している人は、一覧はチームのツールで管理し、ポモドーロアプリはタイマーとして使うと、同じ作業を2か所で管理する手間がなくなります。

この記事について

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編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年5月24日最終更新:2026年10月15日
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この記事を書いた人

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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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