街コンジャパン(machicon JAPAN)の不具合|他の客の個人情報が表示 約50名 2026

この記事のポイント
- ✓街コンジャパンの情報漏洩について
- ✓リンクバルが2026年8月14日に開示した内容を整理
- ✓システム改修の不備でマイページに他の客の氏名等が表示され
街コンジャパンの情報漏洩について、先に結論を書きます。イベントECサイト「machicon JAPAN」を運営する株式会社リンクバルは2026年8月14日、システムの不具合により、一部の客のマイページに他の客の個人情報が表示される事象が起きたと開示しました。個人情報が漏洩した客の数は約50名で、項目は氏名、電話番号、メールアドレス、年齢、購入(利用)履歴、イベント主催者とのメッセージ履歴です。一部では、別の客としてログインした状態になり、他の客の決済手段で決済された事例や、意図せず退会した状態になった事例も確認されています。 原因は2026年8月4日のシステム改修の不備で、外部からの攻撃や不正アクセスではないと会社は説明しています。利用者がまずすることは、2026年8月4日から8月8日の間の購入履歴と決済の明細に心当たりのないものがないかを確かめ、気になる点があればmachicon JAPAN サポートに問い合わせることです。
2026年11月1日時点で、リンクバルのIRニュースとニュースの一覧を開き直して確かめたところ、8月14日の開示のほかに続報は掲載されていません。この記事は、その公式の開示だけをもとに書いています。報道の数字や推測は入れていません。
machicon JAPANで何が起きたのか
machicon JAPANは、リンクバルが運営するイベントECサイトです。街コンや婚活パーティー、趣味のイベントなどを探して申し込むことができます。今回の開示は、このサイトのシステムを改修した際に不備があり、客ごとに表示されるべき情報が取り違えられた、という内容です。
開示の骨子を整理すると次のとおりです。
- 2026年8月4日15時25分ごろに行ったシステム改修に不備があった
- サーバーが複数の客のリクエストを同時に処理するとき、客ごとに用意すべき情報を取り違える場合が生じた
- その結果、一部の客のマイページに、他の客の氏名などが表示された
- 一部の客のブラウザでは、ログイン状態を証明する情報が取り違えられ、別の客としてログインした状態になった
- そのため、閲覧だけでなく、購入などの操作がその別の客として実行される事象も起きた
- 他の客が登録していた決済手段で決済が行われた事例と、意図せず退会した状態になった事例が確認されている
ここで使われている言葉を、初めて読む人向けに言い換えておきます。リクエストとは、利用者がページを開いたりボタンを押したりしたときに、ブラウザからサーバーに送られる「この画面を見せてほしい」という依頼のことです。ログイン状態を証明する情報とは、一度ログインしたあと、ページを移っても本人のままでいられるようにブラウザに保存される目印のことです。この目印が別の人のものと入れ替わったため、ブラウザが別の客としてログインした状態になった、という説明です。
一部のお客様の利用ブラウザではログイン状態を証明する情報が取り違えられ、当該ブラウザが別のお客様としてログインした状態となったため、閲覧のみならず購入等の操作が当該お客様として実行される事象も発生いたしました。 出典: 株式会社リンクバル「システムの不具合による個人情報の表示に関するお詫びとお知らせ」(IRニュースに掲載)
この件は、外から誰かが侵入して情報を盗んだ事案ではありません。サイトの仕組みの不備で、利用者どうしの情報が入れ替わって見えてしまった事案です。そのため、見えてしまった相手は、同じ時間にサイトを使っていた別の客ということになります。
起きていた期間と、2026年11月1日時点で分かっていること
開示に書かれた日時を時系列で並べると、次のようになります。
| 日時 | 出来事(開示の記載) |
|---|---|
| 2026年8月4日 15時25分ごろ | システム改修を実施。ここから事象が起こりうる状態になった |
| 2026年8月8日 17時58分ごろから19時30分ごろ | アクセスが集中し、事象の大半がこの時間に発生 |
| 2026年8月8日 21時00分ごろ | 原因の箇所を改修前の状態に戻した。取り違えられたログイン情報をすべて無効化 |
| 2026年8月14日 | リンクバルが「システムの不具合による個人情報の表示に関するお詫びとお知らせ」を開示 |
| 2026年11月1日時点 | 続報は公式サイトに掲載されていない |
事象が起こりえた期間は、2026年8月4日15時25分ごろから8月8日21時00分ごろまでの約4日半です。ただし、大半はアクセスが集中した8月8日の夕方から夜にかけての1時間半ほどに起きたとされています。2026年8月8日は土曜日でしたが、この時間にアクセスが集中した理由は開示に書かれていません。
この期間にサイトを使っていなかった人は、今回の事象に巻き込まれる状況にはありませんでした。逆に、8月4日から8月8日、特に8月8日の夕方から夜にサイトを開いた人は、購入履歴や決済の明細を一度確かめておくと安心です。
開示の最後には、今後の調査で新たにお知らせすべき事実が分かった場合は速やかに知らせる、と書かれています。2026年11月1日時点で、リンクバルのIRニュースには、8月14日の開示のあとに決算の質疑応答集や新規事業のお知らせなどが掲載されていますが、この件の続報は見当たりません。ニュースの一覧にも、この件の続報はありません。
漏洩した個人情報と、含まれない情報
開示に書かれた項目を、漏洩した可能性がある情報と、会社がもともと持っていないとした情報に分けて表にしました。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 漏洩の可能性がある個人情報 | 氏名、電話番号、メールアドレス、年齢、購入(利用)履歴、イベント主催者とのメッセージ履歴 |
| 個人情報が漏洩した客の数 | 約50名 |
| 会社が持っていない情報 | ログインID・パスワード(ログインにIDやパスワードを使わない方式のため) |
| 会社が持っていない情報 | クレジットカード等の決済情報(決済代行事業者だけが保管) |
開示では、見出しが「漏洩の可能性がある個人情報と件数」で、人数は「個人情報が漏洩したお客様数:約50名」と書かれています。この記事でも、その書き方に合わせています。
ログインIDとパスワードについて、会社は「ログイン時にログインIDやパスワードを使用しない認証方式のため、データはない」と説明しています。そのため、今回の件でパスワードが漏れたということはありません。クレジットカードの番号などの決済の情報も、決済代行事業者だけが保管していて、リンクバルは持っていないとしています。決済代行事業者とは、サイトに代わってカードの決済を処理する専門の会社のことです。
一方で、注意したいのは、カードの番号そのものは漏れていなくても、「他の客が登録していた決済手段により決済が行われた事例」が確認されている点です。別の客としてログインした状態のブラウザで購入の操作をすると、その客が登録していた決済手段で支払いが行われてしまった、という意味です。番号が見えたわけではなくても、支払いそのものが本人の知らないところで起きた例がある、ということです。
項目ごとに考えられること
漏洩の可能性がある項目のうち、購入(利用)履歴とイベント主催者とのメッセージ履歴は、今回の項目の大きな特徴です。machicon JAPANは出会いのイベントを扱うサイトのため、どのイベントに申し込んだか、主催者とどんなやり取りをしたかは、本人にとって人に知られたくない情報になりえます。
ただし、今回の件で見えてしまった相手は、同じ時間にサイトを使っていた別の客です。開示では、外部への情報流出と、サービスの外での不正利用の痕跡は確認されていないとされています。
項目ごとに、考えられることと、しておくことを整理します。
| 項目 | 考えられること | しておくこと |
|---|---|---|
| 氏名・年齢 | 別の客に本名と年齢を見られた可能性 | 不審な連絡が来ても応じない |
| 電話番号・メールアドレス | 知らない相手から連絡が来る可能性 | 知らない番号やアドレスからの連絡に個人情報を答えない |
| 購入(利用)履歴 | 参加したイベントを知られた可能性 | 購入履歴に心当たりのない申し込みがないか確かめる |
| イベント主催者とのメッセージ履歴 | やり取りの中身を見られた可能性 | メッセージに書いた個人的な内容を思い出し、気になればサポートに相談する |
電話番号が含まれているため、知らない番号からの電話やSMSに気をつけておきます。電話番号が漏れたおそれがあるときの備え方は、電話番号の流出チェックの方法で、迷惑電話やSMSへの対処とあわせて説明しています。
原因として発表されたこと
会社は、原因を2026年8月4日に行ったシステム改修における当社の不備だと説明し、外部からの攻撃や不正アクセスによるものではないと明記しています。
開示によると、machicon JAPANは、画面を開くたびにサーバー側で表示する内容を組み立てて送る方式を使っています。改修の不備によって、サーバーが複数の客の依頼を同時に処理するとき、客ごとに分けておくべき情報が混ざってしまう場合があった、という説明です。
たとえるなら、窓口で何人もの客の書類を同時に扱っているときに、書類の束の一部が隣の客のものと入れ替わってしまった、という状態です。誰かが盗み見ようとしたわけではなく、仕組みの側で取り違えが起きたため、同じ時間にサイトを使っていた客どうしで情報が入れ替わりました。アクセスが集中した時間帯に事象が多く起きたのは、同時に処理する依頼が増えるほど取り違えが起きやすくなるためだと、開示の説明から読み取れます。
再発防止として、会社は次の3つを挙げています。
- サーバー側で利用者の間に共有される状態が生じる書き方を、自動の検査で見つける仕組みの導入
- 利用者ごとの情報が混ざらないことを確かめる自動テストの追加
- 改修を提案した段階で、同じ種類の不備を自動で見つける仕組みの導入
いずれも、人が気をつけるだけでなく、機械的に不備を見つけられるようにする対策です。改修のたびに同じ検査が自動で走るため、担当者が替わっても、同じ種類の不備が見落とされにくくなります。利用者の側から見ると、今回の原因と再発防止策が具体的に示されていることは、サービスを使い続けるかを判断する材料の1つになります。
リンクバルの対応
開示に書かれた会社の対応は次のとおりです。
- 原因となったプログラムを修正した
- すべての客のログインセッションを消去した。ログインセッションとは、ログインした状態を保つための目印のこと
- 個人情報保護委員会に速報として報告した
- 対象の客に、順次個別に連絡を進めている
- この件に起因する事象についても、すでに対応を完了している
「この件に起因する事象についても既に対応を完了」という部分は、他の客の決済手段で行われた決済や、意図せず退会した状態になった事例への対応を含むと読めます。ただし、具体的にどう対応したか(決済の取り消しや退会の取り消しなど)は、開示には書かれていません。この記事でも推測しません。
業績への影響については、現時点では軽微と見込んでいるとし、サービスの運営や、その後のイベントの開催への影響は生じていないとしています。お詫びの品や補償の有無は開示に書かれていません。情報漏洩のときに会社がとる対応の例と、利用者の側で確かめることは、情報漏洩の補償はもらえるのかで整理しています。
別の客としてログインした状態で起きた2つの事例
開示では、別の客としてログインした状態になったブラウザで、次の2つの事例が確認されたとしています。
1つ目は、他の客が登録していた決済手段で決済が行われた事例です。利用者Aさんのブラウザが、何も知らないうちに利用者Bさんとしてログインした状態になり、Aさんがイベントに申し込んだつもりで操作すると、Bさんが登録していた決済手段で支払いが行われた、という形です。Aさんの側から見ると「申し込んだのに自分の明細に支払いがない」、Bさんの側から見ると「申し込んだ覚えのないイベントの支払いがある」という食い違いになります。
2つ目は、意図せずサービスを退会した状態になった事例です。別の客としてログインした状態のブラウザで退会の操作が行われると、退会したのはその別の客、ということになります。本人は退会した覚えがないのに、ログインしようとしたら退会した状態になっていた、という形で気づくことになります。
どちらの事例も、開示では件数が示されていません。会社は、この件に起因する事象についても、すでに対応を完了しているとしています。
利用者の側では、次の3つの食い違いがないかを見ておくと、この2つの事例に当てはまるかを判断できます。
- 自分の明細に、申し込んだ覚えのないmachicon JAPANの支払いがある
- 申し込んだはずのイベントが、自分の購入履歴にない、または自分の明細に支払いがない
- 退会した覚えがないのに、退会した状態になっている
どれかに当てはまる場合は、日付とイベント名、金額を控えたうえで、machicon JAPAN サポートに問い合わせます。会社は対応を完了したとしていますが、自分の明細や会員の状態が元に戻っているかを、利用者の側でも確かめておくと確実です。
他の客の情報が見えてしまった人へ
今回の事象では、自分のマイページに他の客の情報が表示された人もいたことになります。意図せず他の人の情報を見てしまった場合でも、見た人が責められる話ではありません。仕組みの不備で表示されたものだからです。
そのうえで、見えてしまった人に心がけてほしいことがあります。
- 見えた情報を、メモやスクリーンショットで残さない。残してしまった場合は削除する
- 見えた情報を、SNSや知人に伝えない
- 表示された電話番号やメールアドレスに連絡しない
- 気づいたことがあれば、machicon JAPAN サポートに知らせる
自分の操作が、別の客として行われていた可能性もあります。8月4日から8月8日に申し込んだはずのイベントが自分の購入履歴にない場合は、上の節の確かめ方で見直してください。
自分が対象かを確かめる方法
会社は、対象の客へ順次、個別に連絡を進めているとしています。対象かどうかを確かめるときは、次の順番で進めます。
- 2026年8月4日から8月8日の間、特に8月8日の夕方から夜に、machicon JAPANを開いたかを思い出す
- machicon JAPANからの個別の連絡が届いていないかを、メールの受信箱と迷惑メールのフォルダで確かめる
- マイページの購入履歴に、自分が申し込んでいないイベントがないかを確かめる
- クレジットカードや決済サービスの明細に、8月4日から8月8日ごろの心当たりのない支払いがないかを確かめる
- ログインしようとして、退会した状態になっていないかを確かめる
- どれか1つでも気になる点があれば、machicon JAPAN サポートに問い合わせる
自分の決済手段で、知らないイベントの支払いがされていた場合は、今回の事象で別の客の操作が自分の名前で行われた可能性があります。会社は対応を完了したとしていますが、自分の明細で取り消しや返金が反映されているかは、利用者の側でも確かめておくと確実です。
反対に、自分が申し込んだつもりのイベントが購入履歴に見当たらない場合や、申し込んだはずなのに決済されていない場合も、問い合わせの対象になります。別の客としてログインした状態で操作していた可能性があるためです。
利用者がすること
今回の件では、パスワードは使われていない方式で、カードの番号も会社は持っていないとしています。そのため、パスワードの変更やカードの停止を急ぐ必要は示されていません。項目と事例に合わせて、要るものだけを進めます。
購入履歴と明細を確かめる
一番大切なのは、自分の名前で知らない決済が行われていないか、自分が知らないうちに退会していないかを確かめることです。決済の明細は、クレジットカードならカード会社の会員サイトやアプリ、それ以外の決済サービスならそのサービスの履歴で見られます。8月4日から8月8日ごろの支払いで、machicon JAPANの名前が出ているものと、マイページの購入履歴を照らし合わせます。
不審な連絡に備える
電話番号とメールアドレスが含まれるため、今回の件に便乗した連絡にも気をつけます。たとえば「machicon JAPANの不具合の件で、返金の手続きをします。カード番号を入力してください」といったメールやSMSです。会社はカードの情報を持っていないとしているため、カード番号を入力させる返金の手続きは、まず疑ってかかります。
警察庁は、フィッシングのメールについて次のように注意を呼びかけています。
電子メール等の文面は、「個人情報の漏えい」、「不正アクセス検知」、「取引の停止」等、切迫感を煽り、ログインさせようとするものが多数確認されています。 出典: 警察庁「フィッシング対策」
確かめたいときは、届いた連絡のリンクではなく、自分でmachicon JAPANのサイトを開き、そこからサポートの案内をたどります。フィッシングの文面の見分け方は、フィッシング詐欺メールの見分け方で手順にしています。
主催者とのやり取りを見直す
イベント主催者とのメッセージ履歴が含まれているため、メッセージに書いた内容を思い出しておきます。住所や勤め先、ほかのSNSのアカウントなど、本人にたどり着く情報を書いていた場合は、知らない相手からの連絡にいっそう気をつけます。今後のメッセージでも、イベントの申し込みに必要のない個人的な情報は書かないようにしておくと、同じような事象が起きたときの影響を小さくできます。
しなくてよいこと
開示の内容から、今回の件だけを理由に次のことをする必要は示されていません。
- パスワードを変える(ログインにパスワードを使わない方式で、パスワードのデータはないとされている)
- クレジットカードを止める(カードの情報は会社が持っていないとされている。ただし明細に心当たりのない支払いがあればカード会社に連絡する)
- 慌てて退会する(退会しても、すでに見られた可能性のある情報が戻るわけではない)
便乗した連絡の具体例と見分け方
ここでは、今回の項目の組み合わせから考えられる連絡の例を挙げます。実際にこうした連絡が確認されたという開示はありません。見分ける練習として読んでください。
メールの場合
「【machicon JAPAN】システム不具合に伴う返金のご案内」といった件名で、本名の宛名が入り、「返金の手続きのため、下記のURLからカード情報をご入力ください」と続く文面が考えられます。会社はカードの情報を持っていないとしているため、カード番号を入力させる返金の手続きは、開示と食い違います。
SMSの場合
「ご登録のアカウントで不正な決済がありました。こちらで確認してください」と短いURLだけが書かれたSMSは、開かないのが安全です。決済の確認は、カード会社や決済サービスの公式のアプリやサイトを自分で開いて行います。
電話の場合
「machicon JAPANの者です。不具合の件で、本人確認のためにカード番号を教えてください」といった電話も考えられます。開示に記載された客向けの窓口はお問い合わせフォームで、電話番号は記載されていません。電話でカード番号や暗証番号を聞かれたら、いったん切って、公式のサイトから問い合わせます。
イベントの誘いを装う場合
氏名、年齢、購入履歴が含まれるため、「以前ご参加いただいたイベントの主催者です。特別なイベントにご招待します」と、過去の申し込みに触れる連絡も考えられます。主催者からの案内は、machicon JAPANのサイトの中のメッセージやイベントのページで確かめられます。外部のサイトへの登録や前払いを求められたら、応じずにサポートに確かめます。
入力してしまったとき
偽の連絡に応じて情報を入力してしまったときは、入力した内容に応じて次の順に動きます。
- クレジットカードの番号を入力した場合は、カード会社の公式の窓口に連絡して、カードを止める
- 銀行の口座番号や暗証番号を入力した場合は、銀行の公式の窓口に連絡して、取引を止める
- ほかのサービスのパスワードを入力した場合は、そのパスワードを使っているサービスすべてで、別のパスワードに変える
- お金を払ってしまった場合や、脅すような連絡が続く場合は、警察の相談窓口(#9110)や消費者ホットライン(188)に相談する
- machicon JAPAN サポートにも、どのような連絡が来たかを知らせる
続報で確かめたいこと
開示には、今後の調査で新たにお知らせすべき事実が分かった場合は、速やかに知らせると書かれています。続報が出たときは、次の点に注目すると、内容の変化を読み取りやすくなります。
- 約50名という人数が変わったか
- 決済の事例と退会の事例の件数や、それぞれへの対応の中身が示されたか
- 対象の客への個別の連絡が終わったか
- 外部への情報流出やサービスの外での不正利用について、新しい事実が示されたか
続報は、リンクバルの公式サイトのIRニュースやニュースの一覧で確かめます。ニュースサイトやSNSでは、「流出」「不正アクセス」といった強い言葉で伝えられることがありますが、会社は外部からの攻撃や不正アクセスではないと明記しています。判断の材料にするのは、会社の公式の開示の文面です。
婚活や恋活のイベントの利用者が気をつけたいこと
出会いのイベントを扱うサイトでは、申し込んだイベントの種類や、主催者とのやり取りが、本人にとって大切な個人の情報になります。今回の件で見えてしまった相手は同じ時間にサイトを使っていた別の客で、外部への流出は確認されていないとされていますが、気になる人は次の点を見直しておくと安心です。
- 参加したイベントで知り合った相手以外から、イベントの話題を出して連絡が来たら、相手が誰かを確かめるまで個人的な話をしない
- 主催者や参加者を名乗る相手から、別のアプリやサイトへの登録を求められたら、主催者の公式の案内と照らし合わせる
- 会ったことのない相手から、お金や投資、ほかのサービスの話を持ちかけられたら応じない
出会いのイベントをきっかけに、お金の話へつなげる手口は、今回の件と関係なく注意が呼びかけられているものです。今回の件を理由に不安になりすぎる必要はありませんが、自分の情報が誰かに見られた可能性があると知ったときは、ふだんより少しだけ慎重に連絡を受け取るのが確実です。
これからもサービスを使うときの見直し
開示によると、原因となったプログラムは修正され、現在は正常に使える状態になっているとされています。すべての客のログインセッションも消去されているため、今後サイトを開くときは、改めてログインし直すことになります。
これからもサービスを使う人は、次の点を見直しておくと安心です。
- ログインし直したあと、マイページに表示される氏名や電話番号が自分のものかを確かめる
- 登録している決済手段が、自分のものだけになっているかを確かめる
- 登録しているメールアドレスと電話番号が今も使えるものかを確かめ、会社からの個別の連絡を受け取れるようにしておく
- イベントの申し込みのあとに届く確認のメールと、明細の支払いが合っているかを、しばらくの間は確かめる
ログインし直した直後に、自分のものではない情報が表示されるようなことがあれば、操作を止めて、すぐにサポートに知らせます。今回の件は修正済みとされていますが、気づいたことを知らせることが、ほかの利用者を守ることにもつながります。
問い合わせ窓口
開示に記載されている問い合わせ先は次のとおりです。
| 区分 | 窓口 | 受付時間 |
|---|---|---|
| 客向け | machicon JAPAN サポート(お問い合わせフォーム) | 10:00から18:00(土日祝日を含む) |
| 開示についての問い合わせ(IR) | リンクバルのIRのお問い合わせフォーム | 10:00から18:00(土日祝日を除く) |
利用者が問い合わせるのは、客向けのmachicon JAPAN サポートです。IRの窓口は、株主や投資家が開示の内容について問い合わせるためのもので、受付も土日祝日を除く平日だけです。自分の購入履歴や明細の確認、退会した状態の相談は、土日祝日も受け付けている客向けのサポートに送るほうが、早く確かめてもらえます。お問い合わせフォームへの入り口は、開示の文書に記載されています。開示の文書は、リンクバルの公式サイトのIRニュースから開けます。検索結果の広告や届いたメールのリンクからではなく、公式サイトからたどってフォームを開くと、偽のサイトに誘導されるおそれを減らせます。
問い合わせるときは、次のことを書いておくと話が早く進みます。
- 8月4日から8月8日の間に、いつごろサイトを開いたか
- 購入履歴や明細で気になった点(日付、イベント名、金額)
- 退会した状態になっていた場合は、そのことに気づいた日時
改修の不備から学べること
今回の件は、外部からの攻撃ではなく、サイトの改修の不備で起きた事案です。在宅でWebサイトやアプリの開発を請け負う人にとっては、自分の仕事にも起こりうる種類の不具合として読むことができます。
開示が説明している不備は、サーバーが複数の利用者の依頼を同時に処理するときに、利用者ごとに分けておくべき情報が共有されてしまう、というものです。このような不具合は、開発者が手元で1人で動かして確かめているときには起きにくく、多くの人が同時にアクセスしたときに初めて表に出ることがあります。今回、事象の大半がアクセスの集中した時間帯に起きたとされているのも、この性質と合っています。
会社が挙げた再発防止策は、どれも「人の注意」ではなく「機械による検査」です。
- 共有されてはいけない状態が生じる書き方を、自動の検査で見つける
- 利用者ごとの情報が混ざらないことを、自動テストで確かめる
- 改修の提案の段階で、同じ種類の不備を自動で見つける
開発を請け負う立場では、納品の前に、複数の利用者が同時に使ったときの動きを確かめるテストを用意しておくこと、ログインの状態を扱う部分を改修するときは特に慎重に確かめることが、同じ種類の不具合を防ぐ手がかりになります。在宅で受けられる開発の仕事の種類は、アプリケーション開発のお仕事で紹介しています。
在宅で仕事をする人が気をつけること
在宅で仕事をする人の中には、仕事用と同じメールアドレスや電話番号で、趣味やプライベートのサービスに登録している人もいます。今回のように、プライベートのサービスで電話番号やメールアドレスが見られた可能性があると、仕事の連絡と不審な連絡が同じ受信箱に混ざり、見分けにくくなります。
見直したいのは次の点です。
- プライベートのサービスと、仕事の連絡に使うメールアドレスを分ける
- プライベートのサービスのメッセージに、仕事の情報や取引先の名前を書かない
- 取引先の個人情報を預かっている場合は、自分の側で漏えいやそのおそれが起きたときの対応を確かめておく
個人情報保護委員会は、漏えいやそのおそれが起きた場合に、一定の条件で委員会への報告が必要になると案内しています。今回、リンクバルも個人情報保護委員会に速報として報告したと開示しています。仕事で個人情報を扱う人は、個人情報保護委員会の「漏えい等報告について」で、報告が必要になる場合を一度読んでおくと、いざというときに慌てずに済みます。自分が報告の対象になるかは、扱う情報の種類や件数で変わるため、迷ったときは委員会の相談窓口や取引先に確かめてください。
アカウントを守る力を仕事に生かす
情報漏洩の開示を正確に読み、何が起きて何が起きていないかを分け、便乗した連絡に落ち着いて対処する力は、在宅で仕事をするうえでも役に立ちます。取引先とのやり取りの多くがメールやチャットになる在宅の働き方では、偽の連絡を見分けることが、そのまま自分と取引先の情報を守ることにつながるからです。
セキュリティの知識を在宅の仕事に生かしたい人は、まず自分のアカウントの管理を整え、事案の開示を正確に読む習慣をつけるところから始められます。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。
よくある質問
Q. 街コンジャパンは不正アクセスを受けたのですか?
いいえ。リンクバルの2026年8月14日の開示では、原因は2026年8月4日に行ったシステム改修の不備で、外部からの攻撃や不正アクセスによるものではないとされています。サーバーが複数の客の依頼を同時に処理するときに情報を取り違え、一部の客のマイページに他の客の氏名などが表示されました。
Q. クレジットカードの番号は漏れていませんか?
開示では、クレジットカード等の決済情報は決済代行事業者だけが保管し、リンクバルは持っていないとされています。ただし、別の客としてログインした状態で、他の客が登録していた決済手段で決済が行われた事例が確認されています。8月4日から8月8日ごろの明細に心当たりのない支払いがないかを確かめてください。
Q. 自分が対象かどうかはどう分かりますか?
会社は対象の客に順次、個別に連絡を進めているとしています。事象が起こりえたのは2026年8月4日15時25分ごろから8月8日21時00分ごろまでで、大半は8月8日の夕方から夜です。この期間にサイトを使った人は、購入履歴と明細を確かめ、気になる点があればmachicon JAPAN サポートに問い合わせてください。
Q. パスワードを変える必要はありますか?
開示では、machicon JAPANはログイン時にログインIDやパスワードを使わない認証方式のため、ログインID・パスワードのデータはないとされています。そのため、今回の件でパスワードの変更は求められていません。取り違えられたログイン情報は、2026年8月8日21時00分ごろにすべて無効化されたと開示されています。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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