Macで7zファイルを開く方法と、7-Zip形式で圧縮するときの手順

@SOHO編集部
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Macで7zファイルを開く方法と、7-Zip形式で圧縮するときの手順

この記事のポイント

  • ✓Macで7zファイルを開く方法を
  • ✓The Unarchiver
  • ✓7-Zip公式のmacOS版

取引先から届いた資料や、ダウンロードした素材の拡張子が「.7z」になっていて、Macでダブルクリックしても思うように開けない。7zipをMacで使う方法を調べる人の多くは、こうした場面に出会っています。7zは、Windowsで広く使われている圧縮ソフト「7-Zip」の標準の形式で、Macに最初から入っている圧縮と解凍の操作として、Appleのユーザガイドが案内しているのはzip形式です。

この記事では、Macで7zファイルを開く方法を3通り、手順の形で説明します。あわせて、自分で7-Zip形式に圧縮するときのコマンド、パスワードの付け方、開けないときに確かめる点、相手に送るときにzipと7zのどちらを選ぶかまで扱います。展開したファイルが増えてフォルダの行き来に手間がかかる人向けに、Macのファイル管理アプリAtriensも、整理の方法の1つとして後半で紹介します。

7zファイルとは何か、zipとどこが違うのか

7z(セブンジー)は、複数のファイルやフォルダを1つにまとめて小さくする「圧縮ファイル」の形式の1つです。開発しているのは、Windows向けのフリーソフトとして長く使われている7-Zipの作者で、7-Zipで圧縮するときの標準の形式になっています。拡張子は「.7z」で、ファイル名の最後が「.7z」になっていれば、この形式だと考えてかまいません。

7-Zipの日本語の公式サイトでは、7z形式の特徴が次のように説明されています。

7z(拡張子.7z)は、高圧縮率の新しい圧縮フォーマットです。 出典: 7-zip.opensource.jp

同じページには、主な特徴として「高いデータ圧縮率」「強いAES-256暗号化」「Unicodeファイル名」「アーカイブヘッダーの圧縮」などが並んでいます。AES-256暗号化とは、パスワードを知らない人には中身を読めないようにする強い暗号の方式のことです。アーカイブヘッダーとは、圧縮ファイルの中にどんなファイルが入っているかを記録した目次のような部分で、7zではこの目次まで圧縮や暗号化の対象にできます。

zipとの違いを、実務で気になる点に絞って整理すると次のようになります。

比べる点 zip 7z
Macで標準のまま開けるか 開ける(ダブルクリック) 別のアプリが要る
Windowsで標準のまま開けるか 開ける 7-Zipなどを入れて開くのが一般的
圧縮率 標準的 高い傾向がある
ファイル名の一覧の暗号化 方式によって異なる できる

圧縮率が高いと、同じ素材でも送るファイルが小さくなり、アップロードやダウンロードの時間が短くなります。ただし、7-Zipの公式サイトでも圧縮の速さより展開の速さのほうが大きく示されているように、高い圧縮率で固めるほど、圧縮する側の処理には時間がかかります。動画や写真のように、もともと圧縮されている素材は、7zにしても大きさがほとんど変わらないこともあります。

7zが届く場面として多いのは、Windowsを使っている相手が、大きな資料や素材を7-Zipでまとめて送ってくるときです。受け取る側がMacだと、ダブルクリックでは開けないことがあるため、次の節以降の方法でアプリかコマンドを用意します。

Macの標準の機能でできること、できないこと

まず、Macに最初から入っている機能で何ができるかを確かめておきます。Appleの「Macユーザガイド」の「Macでファイルやフォルダを圧縮する/解凍する」のページでは、Finderでの圧縮と解凍の手順が次のように案内されています。

  1. Finderのウインドウかデスクトップで、圧縮したい項目をControlキーを押したままクリックする
  2. 表示されたメニューから「圧縮」を選ぶ
  3. 1つの項目なら元の名前に「.zip」が付いたファイルが、複数の項目なら「アーカイブ.zip」という名前のファイルができる
  4. 解凍するときは、.zipファイルをダブルクリックする。解凍された項目は.zipファイルと同じフォルダに表示される

このページで説明されているのはzip形式の圧縮と解凍です。7z形式で圧縮するメニューは、Finderにはありません。7zファイルの展開についても、このページには案内がありません。そのため、7zファイルを確実に扱うには、7zに対応したアプリかコマンドを別に用意するのが近道です。詳しい手順はAppleのサポートページ「Macでファイルやフォルダを圧縮する/解凍する」で確かめられます。

同じページの注記には、.zipファイルを開けないときは、解凍した項目を保存するための十分な空き容量があるかを確かめるよう書かれています。これは7zでも同じで、圧縮ファイルの大きさが数GBでも、展開すると何倍にもなることがあります。展開の前に、Finderのウインドウ下部や「システム設定」の「一般」にある「ストレージ」で、空き容量を見ておくと失敗が減ります。

標準の機能の範囲で済ませたい場合は、送り手に「zipで送り直してもらう」のがいちばん手間の少ない方法です。社内や継続の取引先なら、最初のやり取りで「Macを使っているので、圧縮はzipでお願いします」と伝えておくと、その後のやり取りがずっと楽になります。ただし、相手がパスワード付きの7zで送ることを社内の決まりにしている場合もあるので、そのときは次の方法で受け取れるようにしておきます。

方法1:The Unarchiverで7zファイルを開く

コマンドを使わずに7zファイルを開きたいなら、Mac App Storeで配布されている「The Unarchiver」がいちばん手軽です。App Storeの説明では、Zip、RAR(バージョン5を含む)、7-zip、Tar、Gzip、Bzip2などの一般的な形式を開けると書かれていて、LZHやISOのような古い形式やディスクイメージにも対応しています。価格は無料と表示されています。

入れ方と使い方は次のとおりです。

  1. Dockか「アプリケーション」フォルダから「App Store」を開く
  2. 検索欄に「The Unarchiver」と入力して検索し、「入手」を押してインストールする
  3. 7zファイルをControlキーを押したままクリックし、「このアプリケーションで開く」から「The Unarchiver」を選ぶ
  4. 展開されたフォルダが、7zファイルと同じ場所にできる

毎回メニューから選ぶのが手間なら、7zファイルを選んで「ファイル」メニューの「情報を見る」を開き、「このアプリケーションで開く」でThe Unarchiverを選んでから「すべてを変更」を押します。こうしておくと、以後は7zファイルをダブルクリックするだけで展開できます。

パスワード付きの7zファイルを開くと、The Unarchiverがパスワードの入力欄を表示します。送り手から別の経路で受け取ったパスワードを入力すれば展開できます。パスワードを同じメールに書いて送ってくる相手もいますが、本来はメールとは別の連絡手段(チャットや電話)で伝えるほうが安全です。

The Unarchiverは展開だけのアプリで、7z形式で圧縮する機能はありません。自分から7zで送る必要がある人は、次の方法2か方法3を使います。逆に「受け取った7zを開ければそれでよい」という人は、方法1だけ覚えておけば十分です。

方法2:7-Zip公式のmacOS版(コンソール版)を使う

7-Zipの公式サイトのダウンロードのページには、Windows版と並んで「7-Zip for MacOS: console version」が掲載されています。2026年10月16日時点で、英語版のページに掲載されている最新版は「7-Zip 26.04(2026-10-05)」で、macOSの欄はarm64とx86-64の両方に対応した.tar.xzファイルです。arm64はAppleシリコン(M1以降のチップ)、x86-64はIntelのチップを指します。

コンソール版とは、画面のボタンで操作するアプリではなく、ターミナルにコマンドを打って使う形のソフトのことです。最初は戸惑うかもしれませんが、使うコマンドは数種類だけです。

入れ方の流れは次のとおりです。

  1. 7-Zipの公式サイト(7-zip.org)のダウンロードのページで、macOSの行の「Download」を押す
  2. ダウンロードした.tar.xzファイルをダブルクリックして展開する(tar.xzはMacの標準の機能で展開できる)
  3. 展開されたフォルダの中に「7zz」という名前のファイルがあることを確かめる
  4. ターミナルを開き、そのフォルダに移動してから7zzを実行する

インターネットから入手したプログラムを初めて実行すると、macOSが「開発元を確認できない」という趣旨の警告を出して止めることがあります。Appleのサポートページ「Macでアプリを安全に開く」では、「システム設定」の「プライバシーとセキュリティ」で「このまま開く」を押す手順が案内されています。ただし、この操作は入手元が信頼できる場合に限ります。公式サイト以外の配布元から入手したものは実行しないでください。

7zzで7zファイルを展開するコマンドは次の形です。

./7zz x 届いたファイル.7z

「x」は、フォルダの構成を保ったまま取り出すという意味の指示です。似た指示に「e」がありますが、こちらはフォルダの構成を無視して、すべてのファイルを1か所に取り出します。フォルダの中にフォルダがある資料を「e」で展開すると、同じ名前のファイルがぶつかって確認が何度も出ることがあるので、普段は「x」を使えば迷いません。

展開先を指定したいときは、「-o」の後ろに続けてフォルダ名を書きます。

./7zz x 届いたファイル.7z -o展開先のフォルダ

「-o」とフォルダ名の間に空白を入れないのが、このコマンドの決まりです。空白を入れると別の指示として扱われ、エラーになります。

方法3:Homebrewで7zzを入れて、どこからでも使えるようにする

方法2は、毎回7zzのあるフォルダに移動する必要があります。7zを日常的に扱うなら、Macのソフト管理ツール「Homebrew(ホームブルー)」で入れると、ターミナルのどこからでも「7zz」と打つだけで使えるようになります。Homebrewは、ターミナルからコマンド1つでソフトを入れたり更新したりできる仕組みで、開発やデザインの仕事をしている人の多くが使っています。

Homebrewの公式の一覧では、7-Zipは「sevenzip」という名前で登録されていて、2026年10月16日時点の版は26.04です。入れ方は次のとおりです。

  1. Homebrewが入っていなければ、公式サイト(brew.sh)の案内に従って入れる
  2. ターミナルで次のコマンドを実行する
brew install sevenzip
  1. 入れ終わったら、「7zz」と打って使い方の説明が表示されれば準備完了

Homebrewがすでに入っているかどうか分からないときは、ターミナルで「brew --version」と打ちます。版の番号が表示されれば入っています。「command not found」と表示された場合は、まだ入っていないので、1の手順から進めます。会社から支給されたMacでは、ソフトを入れる権限が制限されていることがあります。その場合は自分で入れようとせず、社内の情報システムの担当者に相談するか、送り手にzipで送り直してもらう方法を選びます。

同じHomebrewには「p7zip」という名前のものもあります。これは7-ZipをLinuxなどに移植した別の版で、Homebrewの一覧に表示されている版は17.06と古いままです。古い記事ではp7zipを入れる手順が紹介されていることがありますが、今から入れるなら、7-Zipの作者が出している版をもとにしたsevenzipを選ぶほうが、新しい修正を受け取れます。

Homebrewで入れた7zzは、次のコマンドでまとめて更新できます。

brew upgrade sevenzip

圧縮ソフトは、壊れたファイルや細工されたファイルを開いたときの不具合が見つかり、修正版が出ることがあります。月に一度くらい更新しておくと安心です。

7-Zip形式で圧縮する手順とパスワードの付け方

自分から7zで送りたいときも、方法2か方法3で入れた7zzを使います。基本のコマンドは次の形です。

7zz a 送るファイル.7z 送りたいフォルダ

「a」は、圧縮ファイルを作る、または既にある圧縮ファイルに追加するという意味の指示です。最初に作りたい7zファイルの名前を書き、その後ろに圧縮したいフォルダやファイルを並べます。ファイルを複数並べることもできます。

パスワードを付けるときは「-p」を使います。

7zz a -p -mhe=on 送るファイル.7z 送りたいフォルダ

「-p」の後ろに何も書かずに実行すると、ターミナルがパスワードを2回尋ねてきます。コマンドの中にパスワードをそのまま書くこともできますが、ターミナルの履歴に残るので、この形のほうが安全です。「-mhe=on」は、ファイル名の一覧まで暗号化する指示です。これを付けないと、パスワードを知らない人でも、中に入っているファイルの名前だけは見えてしまいます。「契約書_A社.pdf」のように、ファイル名そのものが情報になる場合は付けておきます。

圧縮の強さは「-mx」で変えられます。

指定 意味 向いている場面
-mx1 速さを優先した弱い圧縮 とにかく早く固めたいとき
-mx5 標準 普段使い
-mx9 最も強い圧縮 文書やデータを少しでも小さくしたいとき

大きなファイルを、メールやストレージの上限に合わせて分けたいときは「-v」を使います。たとえば「-v100m」と付けると、100MBずつに区切った「.7z.001」「.7z.002」のような複数のファイルができます。受け取る側は、すべてのファイルを同じフォルダにそろえてから、最初の「.001」を展開します。

圧縮が終わったら、送る前に自分で一度「7zz t 送るファイル.7z」を実行して、壊れていないかを確かめておきます。パスワードを付けた場合は、ここでパスワードを入力して検査が通るかも確かめられます。入力したつもりのパスワードと実際のパスワードが違っていた、という失敗は珍しくなく、相手に送ってから気づくと、作り直しと再送で手間が倍になります。

Macで圧縮するときに気をつけたいのが、Finderが自動で作る「.DS_Store」というファイルです。これはフォルダの表示の設定を記録する隠しファイルで、Windowsの相手が展開すると、見慣れないファイルとして目に入ります。気になる場合は、除外の指示「-xr!.DS_Store」を付けて圧縮すると、このファイルを含めずに済みます。Macのターミナルの標準の設定では「!」が特別な記号として扱われるため、この指示は「'-xr!.DS_Store'」のように半角の引用符で囲んで入力します。

展開する前に、中身の一覧と安全性を確かめる

知らない相手から届いた圧縮ファイルや、配布元のはっきりしないサイトから入手した7zファイルは、展開する前に中身を確かめる習慣を付けておくと安心です。圧縮ファイルは、中に何が入っているかを外から見られないため、資料のふりをしたプログラムが紛れ込んでいても気づきにくいからです。

7zzでは、展開せずに中身の一覧だけを表示できます。

7zz l 届いたファイル.7z

「l」は一覧を表示するという意味の指示です。ファイル名、大きさ、更新日時が並んで表示されます。確かめたいのは次の3つです。

  • 送り手から聞いていたファイルと、名前や数が合っているか
  • 資料のはずなのに、拡張子が「.app」「.command」「.pkg」のような、実行できる形式のファイルが入っていないか
  • 展開後の合計の大きさが、空き容量に収まるか

The Unarchiverを使っている場合は、一覧の表示はできないため、展開したあとのフォルダをすぐに開かず、Finderの表示を「リスト」に切り替えて拡張子と種類を確かめます。拡張子が表示されていない場合は、Finderの「設定」の「詳細」で「すべてのファイル名拡張子を表示」にチェックを入れると見えるようになります。

身に覚えのない圧縮ファイルが届いた場合は、展開しないことがいちばんの対策です。取引先の名前で届いていても、送信元のアドレスが普段と違う、本文が不自然に短い、急がせる言葉が並んでいる、といった点があれば、別の連絡手段で送り手に確かめてから扱います。

7zファイルが開けないときに確かめる5つの点

手順どおりにしても7zファイルが開けないときは、次の5つを上から確かめると、多くの場合は原因が見つかります。

  1. ダウンロードが最後まで終わっているか。ブラウザのダウンロードが途中で止まっていると、ファイルが壊れた状態で保存されます。送り手が案内した大きさと、Finderで見た大きさが同じかを比べます。
  2. 分割ファイルがすべてそろっているか。名前が「.7z.001」で終わるファイルは、続きの「.002」「.003」と一組です。1つでも欠けていると展開は失敗します。すべてを同じフォルダに保存してから、「.001」を開きます。
  3. パスワードが正しいか。全角と半角、大文字と小文字の違いでも失敗します。コピーして貼り付けるときは、前後に空白が入っていないかも確かめます。
  4. 空き容量が足りているか。展開後の大きさは、圧縮ファイルの数倍になることがあります。
  5. ファイルそのものが壊れていないか。7zzなら「7zz t 届いたファイル.7z」で、展開せずに中身の検査だけを行えます。「Everything is Ok」と表示されれば、ファイルは壊れていません。

5つを確かめても開けない場合は、送り手の側で作り直してもらうのが確実です。Appleのユーザガイドも、他の人から受け取った.zipファイルが開けないときは、もう一度圧縮して送り直すよう依頼することを勧めています。7zでも考え方は同じです。依頼するときは「Macで開けなかったので、zipで送り直していただけますか」と、形式の希望まで添えると往復が1回で済みます。

ファイル名が文字化けして展開される場合は、圧縮した側のソフトとの文字コードの違いが原因のことがあります。7z形式はUnicode(世界中の文字を1つの決まりで表す方式)のファイル名に対応しているため、7zでは起きにくいのですが、古いWindowsのソフトで作ったzipでは起きることがあります。その場合も、The Unarchiverで開き直すと読める名前で展開できることがあります。

相手に送るとき、zipと7zのどちらを選ぶか

自分でファイルを送る側に回ったときは、圧縮率よりも「相手が迷わず開けるか」を優先すると、やり取りの手間が減ります。選び方の目安は次のとおりです。

  • 相手の環境が分からない、初めての取引先 … zip。MacでもWindowsでも、標準の機能のまま開ける
  • 相手がWindowsで、7-Zipを使っていると分かっている … 7zでもよい。文書が多い資料なら、送るファイルが小さくなる
  • ファイル名まで見られたくない資料 … 7zに「-mhe=on」を付けたパスワード付き
  • 社内や取引先に、ファイルの受け渡しの決まりがある … その決まりに従う

パスワード付きの圧縮ファイルをメールで送り、続けてパスワードを別のメールで送る方法は、同じ経路で送るため安全性が低いという指摘があり、受け取りを断る会社もあります。取引先がクラウドストレージの共有リンクでの受け渡しを指定している場合は、そちらに合わせます。圧縮はあくまで「まとめて小さくする」ための手段で、送り方そのものは相手の決まりを先に確かめるのが、仕事の場面では無難です。

動画編集やデザインの仕事では、素材の受け渡しが毎回のように発生します。プロジェクトファイルと素材をまとめて送るとき、フォルダの構成が崩れると、受け取った側がリンク切れを直す手間を抱えることになります。zipでも7zでも、フォルダごと圧縮して構成を保つこと、ファイル名に日付と版を入れておくことの2つを守ると、受け渡しでの手戻りが目に見えて減ります。デザインの仕事を受けている人の相場感は、デザイナーの年収・単価相場で職種別の目安を確かめられます。

送り直しを頼むときの文面と、相手に伝えておくこと

7zファイルを開く準備ができない環境、たとえば会社から支給されたMacで自分ではアプリを入れられない場合は、送り手に形式を変えてもらうのが現実的です。そのときは、相手の手間を減らす頼み方をすると、やり取りが1回で終わります。

文面の例は次のとおりです。宛名と結びは、普段のやり取りの書き方に合わせて整えてください。

「〇〇様。資料をお送りいただきありがとうございます。こちらの環境(Mac)で7z形式のファイルを開けなかったため、お手数ですがzip形式で送り直していただけますでしょうか。パスワードを付ける場合は、パスワードを別のチャットでお知らせいただけますと助かります。」

ポイントは3つです。まず、開けなかった理由を「Macを使っているため」と具体的に書くことです。相手は自分の送り方が悪かったのかと気にすることがあるので、環境の違いだと分かれば気持ちよく対応してもらえます。次に、希望の形式をはっきり書くことです。「別の形式で」だけでは、相手が何を選べばよいか迷います。最後に、パスワードの伝え方を先に決めておくことです。

継続して取引する相手には、最初の打ち合わせの段階で「ファイルの受け渡しはzipか共有リンクでお願いします」と伝えておくと、こうした頼み直しそのものが要らなくなります。在宅の仕事では、対面なら一言で済む確認がメールやチャットの往復になるため、最初に決めておく段取りが後々の手間を大きく左右します。

展開したファイルを整理する方法と、Finderで手間がかかる場面

7zファイルを展開できたあと、仕事で手間がかかるのは、むしろ展開したファイルの整理です。届いた資料を案件ごとのフォルダに移す、外付けディスクの素材と見比べる、展開したフォルダで続けてコマンドを打つ、といった作業が重なると、Finderのウインドウとターミナルを何度も行き来することになります。

macOSの標準の機能の範囲でも、次の工夫で行き来はかなり減らせます。

  • Finderのタブを使う。「ファイル」メニューの「新規タブ」で、複数のフォルダを1つのウインドウで切り替えられる
  • よく使うフォルダをFinderのサイドバーの「よく使う項目」にドラッグして登録する
  • ターミナルのウインドウにFinderのフォルダをドラッグすると、そのフォルダの場所が入力される。cdの後ろにドラッグすれば移動できる

それでも、外付けディスクや複数の保存場所にある素材を1つの案件として扱いたい、展開したフォルダでそのまま7zzを打ちたい、という場面が多い人には、Macのファイル管理アプリAtriensが選択肢になります。公式サイトによると、Atriensはフォルダごとにターミナルが付いていて、開いているフォルダの場所からそのままコマンドを打てるため、展開や圧縮のたびにcdで移動する必要がありません。サイドバーには外付けディスクやNAS、iCloud Driveを並べられ、別々の場所にあるフォルダを1つの案件の下にまとめて表示できます。並べ替えてもファイルの実体はもとの場所から動きません。タブと分割表示、zipの作成と展開、重複したファイルを探す機能もあります。

Atriensが直接扱える圧縮形式として公式に書かれているのはzipで、7zの展開はこの記事の方法1から方法3で行います。役割を分けて、7zの展開はThe Unarchiverか7zz、展開したあとの整理はAtriens、と使い分ける形です。Mac単体で使う機能は期限なく無料で、料金がかかるのはiPhoneやiPadから自宅のMacを操作したいときだけです(月額780円、年額6,800円、買い切り14,800円。いずれも税込)。対応しているのはmacOS 14以降のAppleシリコンのMacです。

Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

在宅の仕事でファイルをやり取りするときに見えてくること

フリーランスと在宅ワークの仲介を20年以上続けてきた運営者として見てきた限りでは、仕事が長く続く人ほど、成果物の中身だけでなく「受け取りやすさ」に気を配っています。圧縮の形式を相手に合わせる、ファイル名の付け方をそろえる、送る前に自分で一度展開して中身を確かめる。どれも小さなことですが、依頼する側からすると「この人に頼むと確認の手間が少ない」という評価につながり、次の依頼につながりやすくなります。

逆に、相手が開けない形式で送ってしまい、確認と再送で1日が過ぎる、という行き違いは、在宅の仕事で珍しくありません。対面なら一言で済む確認が、メールやチャットでは往復に時間がかかるからです。最初のやり取りで「圧縮はzipでよいか」「共有はどの方法がよいか」を確かめておくことは、在宅で働くうえでの基本の段取りの1つです。

依頼する側と受ける側が直接やり取りする形なら、こうした段取りの確認もその場で済みます。仲介の手数料が間に入らない直接の取引は、同じ予算でも受ける側の手取りが厚くなり、依頼する側はその分だけ多くの作業を頼めるという、双方にとって得な形です。手数料0%で直接やり取りできる場では、ファイルの受け渡しの決まりも当事者どうしで決められます。

圧縮ファイルの扱いは、アプリの開発やデータを扱う仕事では毎日のように出てくる基礎の作業です。Macで開発の仕事を受けたい人は、アプリケーション開発のお仕事で、どんな案件があり、どんな技術が求められているかを確かめられます。業務の中でAIや自動化の道具を使いこなす支援をする仕事については、AIコンサル・業務活用支援のお仕事に、仕事の中身と求められる力がまとまっています。

よくある質問

Q. Macに最初から入っている機能で7zファイルを開けますか?

Appleのユーザガイドで、Finderの圧縮と解凍の操作として案内されているのはzip形式です。7zファイルを確実に開くには、Mac App Storeで無料で入手できるThe Unarchiverや、7-Zip公式のmacOS版(コンソール版)を使います。コマンドを使いたくない人はThe Unarchiverがいちばん手軽です。

Q. The Unarchiverで7z形式に圧縮できますか?

できません。The Unarchiverは展開専用のアプリです。7z形式で圧縮したいときは、7-Zip公式サイトのmacOS版か、Homebrewで入れたsevenzipの7zzコマンドを使い、「7zz a 作るファイル名.7z 圧縮したいフォルダ」の形で実行します。

Q. 7zファイルにパスワードを付けるにはどうすればよいですか?

7zzで圧縮するときに「-p」を付けると、ターミナルがパスワードを尋ねてきます。あわせて「-mhe=on」を付けると、中に入っているファイル名の一覧まで暗号化できます。パスワードは圧縮ファイルと同じメールで送らず、チャットや電話など別の手段で伝えるほうが安全です。

Q. 「.7z.001」のようなファイルはどう開けばよいですか?

大きな7zファイルを分割したもので、「.002」「.003」と続くファイルと一組になっています。すべてのファイルを同じフォルダに保存してから、最初の「.001」を展開します。1つでも欠けていると展開に失敗するので、届いた数が送り手の案内と合っているかを先に確かめます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月4日最終更新:2026年10月17日
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この記事を書いた人

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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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