Macでgzファイルを解凍する方法と、tar.gzを展開できないときの対処

@SOHO編集部
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Macでgzファイルを解凍する方法と、tar.gzを展開できないときの対処

この記事のポイント

  • ✓Macでgzファイルを解凍する方法を
  • ✓ダブルクリックで開くアーカイブユーティリティと
  • ✓ターミナルのgunzip・gzip・tarの3通りで整理します

取引先から届いたデータや、Webサイトからダウンロードした資料の拡張子が「.gz」や「.tar.gz」になっていて、どう開けばよいか分からない。Windowsでは別のソフトが必要だった記憶があり、Macでも何か入れなければならないのかと迷う人は多いはずです。結論から言うと、Macでgzファイルを解凍するのに、追加のソフトは要りません。Finderでダブルクリックすれば、macOSに入っているアーカイブユーティリティが解凍してくれます。ターミナルを使えば、元のファイルを残したまま解凍したり、中身を確かめてから展開したりもできます。この記事では、Macでgzファイルを解凍する3つの方法と、tar.gzを展開できないときの原因と対処を、手元のmacOS 27で実際に動かして確かめた結果にもとづいて整理します。ターミナルの操作に慣れていない人向けに、フォルダとターミナルを同じ画面で扱えるMacのファイル管理アプリ Atriens にも触れます。

gzファイルとtar.gzファイルの違い

最初に、gzとtar.gzの違いを押さえておきます。ここが分かると、解凍の結果に戸惑わずに済みます。

gzは、gzipという方式で圧縮されたファイルの拡張子です。gzipは、基本的に1つのファイルを1つの圧縮ファイルにする方式です。「report.csv.gz」なら、中身は「report.csv」という1つのファイルです。複数のファイルやフォルダをまとめる機能は、gzip自体にはありません。

そこで、複数のファイルやフォルダをまとめて送りたいときには、tarという方式で先に1つのファイルにまとめ、それをgzipで圧縮します。これがtar.gzです。tarは、複数のファイルを1つにまとめるだけで、圧縮はしない方式です。つまりtar.gzは「まとめて(tar)、縮める(gz)」の二段構えになっています。拡張子を短くした「.tgz」も、中身は同じtar.gzです。

この違いから、次のことが言えます。

・「.gz」を解凍すると、1つのファイルが出てくる
・「.tar.gz」や「.tgz」を解凍すると、まとめられていた複数のファイルやフォルダが出てくる
・「.tar.gz」を解凍したのに「.tar」が出てきた場合は、圧縮だけが解けて、まとめが解けていない状態

3つ目の状態になったときは、出てきた「.tar」をもう一度ダブルクリックすれば、中のファイルが出てきます。

gzで圧縮されたファイルは、仕事の場面ではさまざまな形で届きます。Webサイトのアクセスの記録(ログ)は、日ごとに「access.log.gz」のような名前で圧縮して保存されることが多く、データベースの書き出しは「backup.sql.gz」のような名前になります。プログラムやWebサイトのファイル一式は「site.tar.gz」のようにtar.gzでまとめられます。名前の最後の「.gz」の前にある拡張子を見ると、解凍したあとに何のファイルが出てくるかの見当がつきます。

方法1:Finderでダブルクリックする

一番簡単なのは、Finderでgzファイルをダブルクリックする方法です。macOSには「アーカイブユーティリティ」という圧縮ファイルを扱うためのアプリが入っており、ダブルクリックするとこのアプリが自動で起動して解凍します。

手元のmacOS 27で、アーカイブユーティリティが開ける形式の一覧(アプリの設定ファイルに書かれている対応形式)を確かめたところ、gzipで圧縮されたファイル、gzipで圧縮されたtarのまとめ、tar、bzip2、xzなどが含まれていました。

解凍されたファイルは、元のgzファイルと同じフォルダに作られます。Appleのユーザガイドはzipファイルについて、解凍された項目はzipファイルと同じフォルダに表示されると説明しており、gzの場合も同じ場所に出てきます。

解凍された項目は、.zipファイルと同じフォルダに表示されます。必要に応じて、.zipファイルを削除できます。 出典: support.apple.com

ダブルクリックで開かない場合は、ファイルをControlキーを押しながらクリックし、「このアプリケーションで開く」から「アーカイブユーティリティ」を選びます。ほかの解凍ソフトを入れている場合、そちらが既定のアプリになっていることがあるためです。

ダブルクリックで解凍できないときに確かめること

ダブルクリックしても解凍されない、あるいはエラーが表示される場合は、次の順で確かめます。

まず、ファイルの大きさを見ます。Finderでファイルを選び、Commandキーを押しながらIキーを押すと情報の窓が開き、大きさが表示されます。数キロバイトしかない場合は、ダウンロードに失敗している可能性があります。次に、ダウンロードのフォルダに、同じ名前で解凍済みのファイルやフォルダができていないかを見ます。Safariでダウンロードした場合、すでに解凍されていることがあります。最後に、ディスクの空き容量を確かめます。

それでも解凍できない場合は、ターミナルでgzip -tを実行すると、ファイルが壊れているかどうかをはっきりさせられます。この方法は、後の節で詳しく説明します。

ダブルクリックの方法が向いている場面

ダブルクリックの方法は、ファイルの数が少なく、中身をすぐに見たいときに向いています。一方で、次のような場面では、ターミナルを使う方法のほうが確実です。

・解凍する前に、中にどんなファイルが入っているかを確かめたい
・元のgzファイルを残したまま解凍したい
・何十個ものgzファイルをまとめて解凍したい
・解凍先のフォルダを指定したい
・解凍に失敗したときに、原因を知りたい

ターミナルの開き方

ターミナルは、文字でコマンドを打ってMacを操作するためのアプリです。Appleのユーザガイドでは、ターミナルの開き方が次のように案内されています。

・DockでLaunchpadのアイコンをクリックし、検索の欄に「ターミナル」と入力して「ターミナル」をクリックする
・Finderで「/アプリケーション/ユーティリティ」フォルダを開き、「ターミナル」をダブルクリックする

ターミナルを開くと、最初はホームフォルダにいる状態になります。gzファイルがダウンロードのフォルダにある場合は、次のコマンドでそのフォルダに移ります。cdは、作業するフォルダを移るコマンドです。

cd ~/Downloads

フォルダの場所を打つのが面倒な場合は、「cd 」と入力したあと(cdの後ろに空白を1つ入れます)、Finderからフォルダをターミナルのウインドウにドラッグすると、場所が自動で入力されます。Appleのユーザガイドにも、項目をターミナルのウインドウ内にドラッグしてファイルやフォルダを指定する方法が案内されています。

方法2:gunzipまたはgzip -dで解凍する

1つのgzファイルを解凍するには、gunzipというコマンドを使います。

gunzip report.csv.gz

これで、同じフォルダに「report.csv」が作られます。gzip -dも同じ働きをします。-dは解凍を意味する指定です。

gzip -d report.csv.gz

ここで注意したいのは、この2つのコマンドは、解凍に成功すると元のgzファイルを削除するという点です。手元で試したところ、gunzipでc.gzを解凍すると、cというファイルが作られ、c.gzは残りませんでした。元のファイルを残したい場合は、-k(keepの意味)を付けます。

gunzip -k report.csv.gz
gzip -d -k report.csv.gz

手元のMacに入っているgzipは「Apple gzip」で、-kの指定に対応していることを確かめました。指定の一覧は、gzip -hで表示できます。

すでに同じ名前のファイルがある場合、gunzipはそのまま上書きはしません。手元で試したところ、「already exists」と表示されて、その解凍は飛ばされました。上書きしてよい場合は-fを付けますが、大切なファイルを上書きしてしまわないよう、別のフォルダで解凍するほうが安全です。

解凍する前に中身を確かめる

gzファイルの中のファイルの名前と大きさを、解凍する前に確かめるには、-lを使います。

gzip -l report.csv.gz

圧縮前と圧縮後の大きさ、圧縮率、解凍したときのファイル名が表示されます。解凍後のファイルがどのくらいの容量になるかを先に知っておけば、ディスクの空き容量が足りるかを判断できます。

解凍せずに中身を読む

ログのファイルのように、中身を少し確かめたいだけのときは、解凍してファイルを作らなくても、ターミナルの画面に中身を表示できます。macOSでは、gzcatを使います。

gzcat access.log.gz | head -20

この例では、最初の20行だけを表示します。headを外すと、全部の行が表示されます。

ここで注意したいのは、Linuxの解説でよく見かけるzcatが、macOSでは.gzのファイルにそのまま使えないことです。手元のmacOS 27でzcatを.gzのファイルに使ったところ、末尾に.Zを付けた名前のファイルを探しに行き、「No such file or directory」と表示されました。macOSでは、gzcatか、gzip -c -dを使うと覚えておくと迷いません。長いファイルを1画面ずつ読みたい場合は、zlessも使えます。

まとめて解凍する

同じフォルダにある複数のgzファイルをまとめて解凍するには、*(アスタリスク)を使います。

gunzip -k *.gz

フォルダ内の拡張子が.gzのファイルが、すべて解凍されます。-kを付けておけば、元のファイルも残ります。

方法3:tarでtar.gzを展開する

tar.gzやtgzのファイルは、tarコマンドで展開します。macOSのtarは「bsdtar」というもので、手元で確かめたところ、圧縮の方式を自動で見分けて展開してくれました。

tar -xf archive.tar.gz

-xは展開、-fはファイルを指定する、という意味です。多くの解説では-zを加えた「tar -xzf」と書かれており、これはgzipで圧縮されていることを明示する指定です。macOSのtarでは-zを付けなくても展開できますが、付けても同じように動きます。

展開する先のフォルダを指定するには、-Cを使います。指定するフォルダは、先に作っておく必要があります。

mkdir out
tar -xf archive.tar.gz -C out

展開する前に、中に入っているファイルの一覧を確かめるには、-tを使います。

tar -tf archive.tar.gz

インターネットから入手したtar.gzは、展開すると多くのファイルが今いるフォルダに直接広がることがあります。先に一覧を確かめ、1つのフォルダにまとまっていない場合は、-Cで展開先のフォルダを指定すると、デスクトップやダウンロードのフォルダが散らからずに済みます。

ターミナルで操作するときに気をつけること

ターミナルに慣れていない人が、gzの解凍でつまずきやすい点をまとめておきます。

ファイル名に空白が入っているとき

ファイル名やフォルダ名に空白が入っていると、ターミナルは空白の前後を別々のものとして受け取ります。たとえば「my file.txt.gz」を解凍するときに、そのまま打つと「my」と「file.txt.gz」という2つのファイルを指定したことになり、うまくいきません。名前全体を引用符で囲むと、1つの名前として扱われます。

gunzip -k "my file.txt.gz"

手元で、空白の入ったフォルダとファイル名で試したところ、引用符で囲めば問題なく扱えました。Finderからファイルをターミナルにドラッグした場合は、空白の前に自動で記号が入り、正しく指定されます。

大文字と小文字、拡張子の打ち間違い

ファイル名は、1文字でも違うと「そのようなファイルはない」と表示されます。長い名前を打つときは、最初の数文字を打ってからTabキーを押すと、残りが自動で補われます。補われない場合は、名前の打ち間違いか、別のフォルダにいる可能性があります。今いるフォルダのファイルの一覧は、lsで確かめられます。

消したファイルはゴミ箱に入らない

gunzipが元のgzファイルを削除するときや、rmというコマンドでファイルを削除したときは、Finderのゴミ箱を経由せずに消えます。後から戻すことは難しいので、大切なファイルを扱うときは、-kを付けるか、先にコピーを作ってから作業します。

管理者の権限を求められても、すぐに従わない

インターネットの解説の中には、コマンドの先頭にsudoを付けるよう書かれているものがあります。sudoは管理者の権限でコマンドを実行する指定で、Macのパスワードを求められます。gzの解凍のような日常の作業で、sudoが必要になることはほとんどありません。求められた場合は、なぜ必要なのかが分かるまで実行しないほうが安全です。

bz2やxzなど、ほかの形式の場合

gz以外にも、似た形式の圧縮ファイルを受け取ることがあります。よく見かけるのは「.bz2」「.tar.bz2」と「.xz」「.tar.xz」です。bz2はbzip2、xzはxzという、gzipとは別の方式で圧縮されたファイルです。

手元のmacOS 27で確かめたところ、アーカイブユーティリティの対応形式には、bzip2とxzで圧縮されたファイルと、それぞれで圧縮されたtarのまとめが含まれていました。どちらも、Finderでダブルクリックすれば解凍できます。

ターミナルを使う場合、tar.bz2とtar.xzは、tar.gzと同じtar -xfで展開できました。macOSのtarが、圧縮の方式を自動で見分けるためです。

tar -xf archive.tar.bz2
tar -xf archive.tar.xz

単体の.bz2のファイルは、macOSに入っているbunzip2で解凍できます。-kで元のファイルを残せる点もgunzipと同じです。

bunzip2 -k data.csv.bz2

形式が分からないファイルは、まずfileコマンドで中身の種類を確かめると、どのコマンドを使えばよいかが分かります。

gzやtar.gzを展開できないときの原因と対処

ここからは、解凍や展開がうまくいかないときの原因と対処を、手元で再現したエラーの表示とあわせて整理します。

「not in gzip format」と表示される

gunzipを実行して、次のように表示された場合、そのファイルはgzipで圧縮されたファイルではありません。

gunzip: fake.gz: not in gzip format

拡張子が.gzでも、中身が違うことがあります。よくあるのは、ダウンロードに失敗して、エラーのページ(HTML)が.gzの名前で保存されている場合です。ファイルの中身の種類は、fileコマンドで確かめられます。

file fake.gz

手元でHTMLを.gzの名前で保存して試したところ、「HTML document text」と表示されました。本物のgzファイルなら「gzip compressed data」と表示されます。中身がgzipでない場合は、ダウンロードし直すか、送ってくれた相手に確かめます。

「Unrecognized archive format」と表示される

tarで展開しようとして「Error opening archive: Unrecognized archive format」と表示される場合も、ファイルの中身がtarやgzipではない可能性があります。fileコマンドで中身の種類を確かめます。

「unexpected end of file」「truncated gzip input」と表示される

ファイルが途中で切れている場合、gzipは「unexpected end of file」、tarは「truncated gzip input」と表示します。手元でtar.gzの先頭だけを切り出した壊れたファイルを作って試すと、この表示になりました。ダウンロードが途中で止まった、メールの添付の容量の上限で切られた、といった原因が考えられます。ファイルが壊れていないかは、gzip -tで確かめられます。

gzip -t archive.tar.gz

何も表示されなければ問題ありません。エラーが表示された場合は、ファイルを入手し直します。

tar.gzをダウンロードしたのに、.tarや中身のフォルダになっている

Safariでファイルをダウンロードした場合、ダウンロードが終わったあとに自動で解凍されることがあります。AppleのSafariのユーザガイドには、次のように書かれています。

Safariでは、ダウンロード終了後にファイル(.zipファイルなど)が解凍されます。 出典: support.apple.com

このため、tar.gzをダウンロードしたつもりが、ダウンロードのフォルダには.tarや展開後のフォルダしかない、ということが起こります。この場合、解凍の作業はすでに済んでいるので、出てきた.tarをダブルクリックするか、フォルダをそのまま開けば中身が見られます。.tarが残っている場合は、tar -xfで展開できます。

ディスクの空き容量が足りない

圧縮されたファイルは、解凍すると何倍もの容量になることがあります。特に、ログやCSVのような文字のデータは圧縮の効果が大きく、解凍すると予想以上に大きくなります。Appleのユーザガイドも、zipファイルを開けない場合は、解凍した項目を保存するための十分な領域があるかを確かめるよう案内しています。gzip -lで解凍後の大きさを確かめ、空き容量が足りない場合は、外付けのディスクを解凍先にします。

開いたファイルが文字化けする

解凍できたのに、中のCSVやテキストを開くと文字化けする場合は、解凍の問題ではなく、文字コードの問題です。Windowsで作られたファイルは、Shift_JISという文字コードで保存されていることがあり、Macのアプリによっては正しく表示されません。テキストエディタで文字コードを指定して開き直すと、正しく表示されることがあります。

よく使うコマンドの一覧

ここまでに出てきたコマンドを、用途ごとにまとめておきます。

・gzを解凍する(元のファイルは消える):gunzip ファイル名.gz
・gzを解凍して元のファイルも残す:gunzip -k ファイル名.gz
・gzの中身の名前と大きさを確かめる:gzip -l ファイル名.gz
・gzが壊れていないか確かめる:gzip -t ファイル名.gz
・tar.gzを展開する:tar -xf ファイル名.tar.gz
・tar.gzを指定したフォルダに展開する:tar -xf ファイル名.tar.gz -C フォルダ名
・tar.gzの中身の一覧を見る:tar -tf ファイル名.tar.gz
・ファイルの中身の種類を確かめる:file ファイル名

コマンドに慣れないうちは、この一覧をメモのアプリに保存しておき、必要なときにコピーして使うと間違えにくくなります。

Macでgzファイルを作るとき

反対に、自分でgzファイルを作って相手に送る場合のコマンドも押さえておきます。1つのファイルを圧縮するにはgzipを使います。

gzip -k report.csv

-kを付けると、元のreport.csvを残したまま、report.csv.gzが作られます。フォルダをまとめてtar.gzにするには、tarの-cと-zを使います。

tar -czf archive.tar.gz フォルダ名

-cは作成、-zはgzipで圧縮する、という指定です。相手がWindowsを使っている場合、tar.gzを開くにはソフトの用意が必要になることもあるため、Finderの「圧縮」で作れるzipのほうが相手にとって扱いやすいこともあります。Appleのユーザガイドによると、FinderでControlキーを押しながらクリックし、ショートカットメニューから「圧縮」を選ぶと、zipファイルを作れます。

zipとtar.gzのどちらで送るか

自分がファイルを送る側になったとき、zipとtar.gzのどちらで送るかは、相手の環境で決めます。

相手がWindowsやMacを使っていて、パソコンに詳しくない人なら、zipが無難です。zipは、WindowsでもMacでも、ダブルクリックで開ける形式として広く使われています。Finderの「圧縮」で作れるので、送る側の手間もかかりません。

相手がサーバーの管理者や開発者で、Linuxのサーバーの上でファイルを扱う場合は、tar.gzのほうが喜ばれることがあります。tar.gzは、ファイルの権限や、シンボリックリンクと呼ばれるファイルの参照の情報を保ったまままとめられるため、プログラムの一式やサーバーの設定をやり取りするのに向いています。

どちらにするか迷ったときは、相手に「zipとtar.gzのどちらがよいですか」と一言確かめるのが確実です。取引先によっては、受け取れる形式やファイルの容量の上限が決まっていることもあります。容量の大きなファイルをメールに添付すると、途中で切られて壊れたファイルが届く原因にもなるため、大きなファイルは、ファイルの受け渡しのサービスを使うことも検討します。

解凍したあとのファイルの整理

gzやtar.gzを解凍する作業が続くと、ダウンロードのフォルダに、元の圧縮ファイルと解凍したファイルが混ざってたまっていきます。どれが最新か、どれを使えばよいかが分からなくなる前に、整理の決まりを作っておくと安心です。

おすすめは、案件や取引先ごとにフォルダを作り、受け取った圧縮ファイルをそのフォルダに移してから解凍することです。tar -xfの-Cで展開先を指定すれば、解凍したファイルが散らばりません。解凍が済んで中身を確かめたら、元の圧縮ファイルを残すか削除するかを決めます。取引先から受け取った原本として残しておく必要がある場合は、「受領」のような名前のフォルダに分けて保存します。

フォルダの名前には、受け取った日付を先頭に付けておくと、並べたときに時系列で見られます。「20261013_取引先名_ログ」のような名前にしておけば、後から探すときも迷いません。

フォルダとターミナルを同じ画面で扱う

ターミナルでgzを解凍するときに、慣れない人が一番手間取るのが、最初のcdで目的のフォルダに移る操作です。フォルダの場所を正確に打つか、Finderからドラッグする必要があり、Finderとターミナルの二つの窓を行き来することになります。

この手間を減らす方法の1つが、フォルダとターミナルを同じ画面で扱えるファイル管理アプリを使うことです。そうしたアプリの1つが Atriens です。Macのファイル管理のアプリで、フォルダごとにターミナルが1つ結びついており、サイドバーでフォルダを選ぶと、ターミナルもそのフォルダに切り替わります。公式サイトでは、cdを打つ必要がないと説明されています。ダウンロードのフォルダを開けば、その場所のターミナルが同じ画面に出るので、そのままgunzip -kやtar -xfを打てます。外付けのディスクやNAS、iCloudのフォルダも同じサイドバーに並べられ、タブと分割表示で複数のフォルダを見比べられます。なお、Atriensのアプリの機能として公式に記載されている圧縮と展開はzipの作成と取り出しで、gzやtar.gzは、アプリの中のターミナルでこの記事のコマンドを使って扱います。Mac単体で使う機能は無料で、macOS 14以降が必要です。Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

仕事でgzファイルを受け渡すときの注意

在宅で働く人が取引先とデータをやり取りする場面では、gzやtar.gzのファイルを受け取ることがあります。特に、Webサイトの制作や開発、データの分析の仕事では、サーバーのログやデータベースの書き出し、プログラム一式などがtar.gzで届くことがよくあります。

受け取ったファイルを開くときは、送り主を確かめ、心当たりのない相手から届いた圧縮ファイルは開かないようにします。圧縮ファイルの中に、プログラムが紛れ込んでいることがあるからです。展開する前にtar -tfで中身の一覧を確かめる習慣は、安全の面でも役立ちます。

取引先から預かったデータに個人情報が含まれている場合は、解凍したファイルの保存場所にも注意が必要です。作業が終わったら、契約や取り決めに従って、解凍したファイルと元の圧縮ファイルの両方を削除します。共有のフォルダや、同期されるフォルダに解凍すると、意図せず他の端末やクラウドに複製されることがあるため、解凍先のフォルダを決めておくと安心です。

解凍の作業が多い仕事と、関わる仕事

gzやtar.gzを日常的に扱うのは、サーバーやデータを扱う仕事の人たちです。アプリやWebサービスの開発では、プログラムの一式やログのやり取りにtar.gzがよく使われます。その仕事の中身はアプリケーション開発のお仕事で紹介しています。受け取ったデータの安全な扱いや、情報の漏えいを防ぐ仕組みづくりに関わる仕事は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で整理しています。データの分析や研究の仕事の報酬の目安は研究者の年収・単価相場にまとめています。

長く在宅ワークの仲介の現場を見てきた立場から言えば、取引先から長く頼られている人ほど、ファイルの受け渡しのような小さな作業でつまずかず、受け取ったデータの扱いにも気を配っています。届いたファイルをすぐに開いて確かめ、問題があればその日のうちに伝える。その積み重ねが、仕事の早さと信頼につながります。仲介の手数料が乗らない手数料0%の直接取引で仕事を受けている人にとって、その信頼は次の依頼と手元に残る額の両方に関わるものです。

Macでgzファイルを解凍するだけなら、ダブルクリックで十分です。元のファイルを残したい、中身を先に確かめたい、うまく開けないといった場面では、この記事のコマンドを使ってみてください。

よくある質問

Q. Macでgzファイルを解凍するのにソフトは必要ですか?

必要ありません。Finderでgzファイルをダブルクリックすると、macOSに入っているアーカイブユーティリティが解凍します。手元のmacOS 27で確かめたところ、アーカイブユーティリティの対応形式にはgzipやtar.gz、bzip2、xzなどが含まれていました。ダブルクリックで開かない場合は、「このアプリケーションで開く」からアーカイブユーティリティを選びます。

Q. gunzipで解凍すると元のgzファイルが消えてしまいます。残す方法はありますか?

gunzipやgzip -dは、解凍に成功すると元のgzファイルを削除します。元のファイルを残したい場合は、「gunzip -k ファイル名.gz」のように-kを付けて実行します。手元のMacに入っているgzipが-kに対応しているかは、「gzip -h」で表示される指定の一覧で確かめられます。

Q. 「not in gzip format」と表示されて解凍できません。どうすればよいですか?

拡張子が.gzでも、中身がgzipで圧縮されたファイルではないときに表示されます。ダウンロードに失敗してエラーのページが保存されていることがよくあります。「file ファイル名」で中身の種類を確かめ、「gzip compressed data」と表示されない場合は、ファイルを入手し直すか、送ってくれた相手に確かめてください。

Q. tar.gzをダウンロードしたのに、.tarやフォルダになっているのはなぜですか?

Safariは、ダウンロードが終わったあとにファイルを解凍することがあると、Appleのユーザガイドに書かれています。そのため、tar.gzが自動で解凍され、.tarや展開後のフォルダだけが残っていることがあります。.tarが残っている場合は、ダブルクリックするか「tar -xf ファイル名.tar」で展開できます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年9月19日最終更新:2026年10月14日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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