Jootoの使い方をボード作りからメンバーの招待まで順に追う


この記事のポイント
- ✓プロジェクトボードの作成
- ✓ガントチャートまで公式ヘルプの手順で順に追います
- ✓2027年7月31日のサービス終了の予定と
社内でJootoを使うことになった。前任者から引き継いだボードの操作が分からない。Jootoの使い方を一通り確かめておきたい。そうした事情で調べている方は多いはずです。
結論から言うと、Jootoの使い方は「プロジェクトを作る」「リストを整える」「タスクを追加する」「メンバーを招待する」の4つの手順で覚えられます。プロジェクトは案件ごとの作業の場で、その中のプロジェクトボードに、作業の段階を表すリストを左から右へ並べ、作業1つ1つをタスクとしてリストの間で動かしていきます。ただし、使い始める前に必ず知っておきたいのが、Jootoが2027年7月31日でサービスを終了すると公式に発表していることです。これから使う人も、すでに使っている人も、終了日までの使い方と、データの書き出しの準備を並行して考える必要があります。この記事では、Jootoの公式サイトとヘルプセンターに書かれている内容をもとに、基本の使い方とサービス終了への備えを順に整理します。内容は2026年10月9日時点の公式情報です。
使い始める前に知っておきたいサービス終了の予定
まず、サービス終了の予定を公式の告知で確かめます。Jootoの公式サイトのトップページには、次のように書かれています。
Jootoは、2027年7月31日をもちまして、一般提供を終了することとなりました。 出典: jooto.com
同じページのよくある質問では、2027年7月31日までは契約の条件に従ってサービスの品質とセキュリティを維持し、利用のサポートも続けること、2027年8月1日以降はJootoに登録されていたデータを順次すべて削除する予定であることが案内されています。契約の更新とライセンスの追加は、サービス終了に向けて段階的に受付を停止するとも書かれています。
運営会社の株式会社PR TIMESが2026年8月31日に公開した案内資料では、さらに次のような対応が示されています。
| 項目 | 公式の案内の内容 |
|---|---|
| 年額契約の返金 | 2026年8月6日以降に解約された年額契約は、未利用の月数に応じて返金 |
| 年額契約の更新 | 2026年9月以降は年額契約として更新せず、月額契約へ切り替え |
| 切り替え後の料金 | 年額契約相当の割引料金。1ライセンスあたりの月額でビジネスプラン980円、スタータープラン416円(税抜) |
| 移行の支援 | データの出力方法の案内、移行先の相談窓口の紹介など |
月額契約は返金の対象外とされています。返金の計算方法や申請の手順は案内資料に詳しく書かれているので、有料プランを使っている組織の管理者は、公式の資料を必ず確かめてください。
これから使い始める人へ
終了日が決まっているサービスを、これから新しく使い始めるかどうかは、慎重に考える必要があります。使い始めても、遅くとも2027年7月31日までには別のサービスへ移る作業が発生するからです。社内で短期間のプロジェクトに使う、すでにJootoを使っている取引先のボードに招待された、といった場合を除けば、移行先として名前の挙がっているサービスを先に検討するほうが、二度手間になりません。
一方、すでにJootoを使っている組織や、招待されてJootoを使うことになった人にとっては、終了日まで日々の業務を回すために、使い方を正しく知っておくことが大切です。以下の手順は、その前提で読んでください。
Jootoの全体像を言葉で整理する
手順に入る前に、Jootoで使われる言葉を整理しておきます。似た言葉が多く、ここを曖昧にしたまま操作を覚えると、ヘルプを読んでも話が噛み合わなくなります。
| Jootoの言葉 | 意味 |
|---|---|
| 組織 | メンバーとプロジェクトをまとめる単位。会社やチームの名前を付けることが多い |
| プロジェクト | 1つの案件の作業の場。組織の中に複数作れる |
| プロジェクトボード | プロジェクトの中でタスクを管理する画面。かんばん方式で表示される |
| リスト | ボードの中の縦の列。作業の段階を表す |
| タスク | 1つ1つの作業。リストの中にカードのように並ぶ |
ヘルプセンターの「組織について」では、組織を「集まりの単位」と説明し、すべてのプロジェクトとユーザーが組織に紐づいていて、組織内のプロジェクトは組織を超えられないと書かれています。
言葉を扱う仕事をしていると、こうした用語の違いには敏感になります。英語の project management の世界では board、list、card という言い方が広く使われますが、Jootoは「プロジェクトボード」「リスト」「タスク」と呼びます。ほかのツールで「カード」と呼ばれるものが、Jootoでは「タスク」です。ツールを乗り換えるときに混乱しやすいのは、機能の違いよりも、同じものを別の名前で呼んでいることのほうです。社内でマニュアルを作るときは、ツールの画面に出ている言葉をそのまま使うと、読む人が迷いません。
手順1:アカウントを登録する
Jootoを使うには、まずアカウントが必要です。ヘルプセンターの「アカウント新規登録とログイン」によると、Jootoは無料プランでメールアドレスだけで始められ、Googleアカウントとの連携でも登録できます。
メールアドレスで登録する場合の流れは、次のとおりです。
- Jootoのログイン・新規登録画面を開きます
- メールアドレスを入力し、利用規約とプライバシーポリシーに同意のチェックを入れます
- [メールアドレスで登録]をクリックします
- 届いた認証メールの[メールアドレスを承認]をクリックします
- 画面の案内に沿って、名前やパスワードを入力します
すべての入力が終わると、アカウントの登録とあわせて最初の「組織」が作られます。
招待されて参加する場合
すでにある組織に参加する場合は、管理者からの招待が必要です。招待メールが届いたら、メール内の[参加]をクリックします。Jootoのアカウントをまだ持っていない人は、[参加]をクリックしたあとにアカウントの登録を行います。
ヘルプには、登録したときと違う方法でログインしようとすると、新しいアカウントが作られたり、エラーになったりすると書かれています。メールアドレスで登録したのか、Googleアカウントで登録したのかを、最初に控えておくと安心です。
手順2:プロジェクトを作る
アカウントができたら、最初に行うのがプロジェクトの作成です。ヘルプセンターの「プロジェクトの新規追加」には、次のように書かれています。
基本的な使い方として、一つの案件ごとに、Jooto上に「プロジェクト」を立ち上げて運用します。 出典: tayori.com
作り方は次のとおりです。
- ログイン後のプロジェクトリストで[新規プロジェクト]をクリックし、[新規プロジェクトを作成]を選びます
- プロジェクト名(必須)、プロジェクトの説明(任意)、プロジェクトアイコン(任意)を設定します
- [新規プロジェクトを作成]をクリックします
作成すると、プロジェクトボードの画面が開きます。ここで、タスクの作成、メンバーの招待、プロジェクトの管理を行います。
プロジェクトの名前は、あとから一覧で見たときに中身が分かるように付けます。「10月の資料作成」より「A社 会社案内 翻訳 2026年10月」のように、取引先、内容、時期を入れておくと、プロジェクトが増えても迷いません。
作ったプロジェクトは、プロジェクトリストで一覧できます。プロジェクトの左下にあるプロジェクトメニュー[•••]から、プロジェクトの情報の変更や外部との連携、プロジェクトのアーカイブ(使わなくなったプロジェクトをしまっておくこと)が行えます。
手順3:リストを整える
プロジェクトを作ると、ボードには最初から3つのリストが並んでいます。ヘルプセンターの「リストの新規追加・編集・移動・複製・削除」によると、初期設定のリストは[ToDoリスト][進行中][完了]の3つです。
この3つで足りない場合は、リストを追加します。
- プロジェクトボードの[リストを追加]をクリックします
- リスト名を入力し、リストの色を選んで[変更]をクリックします
- 作ったリストは、ドラッグ&ドロップで表示する位置を変えられます
色を指定しないと、リストはグレーで作られます。色はあとから変えられ、色コードを直接入力して指定することもできます。
リストの分け方の例
リストは、作業の段階を表すように並べるのが基本です。翻訳の仕事であれば、次のように並べると、1件の依頼がどこまで進んだかが一目で分かります。
| リスト名 | 入れるタスク |
|---|---|
| 受付 | 依頼を受けたが、まだ着手していないもの |
| 翻訳中 | 訳文を作っているもの |
| 確認中 | 見直しや用語の確認をしているもの |
| 先方確認 | 依頼主に提出し、返事を待っているもの |
| 完了 | 納品が終わったもの |
ヘルプの「プロジェクトボードとは」には、タスクをドラッグ&ドロップでリスト間や並び順を移動でき、完了リストに移動させるとタスクの状態も完了に変わると書かれています。最後のリストを「完了」のまま残しておくと、この仕組みを生かせます。
リストは、ほかのプロジェクトへ移動したり、タスクごと複製したりすることもできます。毎月同じ流れで進む仕事なら、前の月のリストを複製して使い回すと、準備の手間が省けます。
使わなくなったリストは、アーカイブしておけば、ボードの右上のアーカイブのアイコンから確認や復元ができます。削除したリストは元に戻せないので、迷うときはアーカイブを選びます。
手順4:タスクを追加して中身を入れる
リストができたら、作業をタスクとして追加します。ヘルプセンターの「タスクの新規追加方法」によると、どのリストからでもタスクは追加できますが、プロジェクトを始めるときはToDoリストから追加するのが一般的です。
- リストの[+タスクを追加]をクリックします(リストの余白をダブルクリックしても追加できます)
- タスク名を入力して[追加]をクリックします
- 作ったタスクをクリックして、詳細を入力します
タスクの詳細では、タイトル、説明、期間の設定、担当者、ラベル、ファイルの添付、チェックリスト、コメントを入力できます。
期間を設定する
タスクの画面で[期間の設定]をクリックすると、当月と次の月のカレンダーが表示されます。開始日と締切日をクリックし、[保存]をクリックすると設定できます。時刻を指定したいときは、日付の横の時計のアイコンから設定します。ヘルプには、Googleカレンダーと連携するには、開始日と締切日の両方を設定する必要があると書かれています。
担当者を割り当てる
タスクの詳細で担当者の追加をクリックし、メンバーの一覧から担当者にする人を選びます。1つのタスクに複数の担当者を割り当てることもできます。担当者になった人には、メールとJooto内の通知で知らせが届きます。
ラベルで分類する
ラベルを付けると、タスクを種類ごとに分けられます。ヘルプの「タスクのラベル設定・編集・複製方法」によると、初期設定で8個のラベルが登録されていて、名前や色の変更、追加、削除ができます。1つのタスクに設定できるラベルは最大4つ、1つのプロジェクトボードに作れるラベルは最大50個です。
ラベルの付け方の例として、翻訳の仕事なら「英日」「日英」「急ぎ」「用語確認あり」のように、作業の性質で付けておくと、フィルター機能で必要なタスクだけを絞り込めます。
手順5:メンバーを招待する
チームでJootoを使うには、メンバーを組織とプロジェクトに招待します。ここで気をつけたいのが、プランによって招待できる人数が違うことです。
無料プランは1人まで
Jootoの料金プランのページでは、無料プランのユーザー数は1人とされています。ヘルプの「組織について」でも、フリープランでは1つの組織に対して1人のユーザーを持つことができると説明されています。無料プランのままでは、自分以外のメンバーを組織に招待して一緒に使うことはできません。チームで使うには、有料プランの契約が必要です。
組織とプロジェクトへ招待する手順
ヘルプセンターの「組織とプロジェクトへのユーザー追加・外す方法」によると、組織の管理者の権限を持つ人が、次の手順で招待します。
- 管理画面の左上にある組織名のアイコンをクリックし、[ユーザー]をクリックします
- ユーザーの画面で[+招待]をクリックします
- 招待する人のメールアドレスと、組織の権限を選びます
- プロジェクトの一覧から招待するプロジェクトを選び、プロジェクトの権限を選びます
- [招待メールを送信]を押します
この手順で、組織とプロジェクトへの招待がまとめて行われます。招待された人がメールの[参加]をクリックするまでは「承認待ちユーザー」として扱われ、一覧への表示やプロジェクトへの追加はできません。
すでに組織にいる人をプロジェクトに加える
組織に参加済みの人を別のプロジェクトに加えるときは、プロジェクトのメンバーのページから[+プロジェクトに追加]をクリックし、追加したい人にチェックを入れて権限を選び、[メンバーに追加]をクリックします。
メンバーを外すときの注意
ヘルプには、組織から外したい人だけが組織の管理者やプロジェクトマネージャーに設定されている場合、そのまま外すと組織が削除されたり、プロジェクトが自動的にアーカイブされたりする仕様の制限があると書かれています。退職者などを外すときは、先に別の人に管理者の権限を移してから外します。
ガントチャートで期間を見渡す
タスクに開始日と締切日を設定していれば、ガントチャートで期間を見渡せます。ガントチャートとは、作業の期間を横棒で並べた表のことです。
ヘルプの「ガントチャートについて」によると、プロジェクトを選んで[ガントチャート]をクリックすると表示されます。色の付いたバーにカーソルを合わせると、ドラッグ&ドロップで期間を伸ばしたり縮めたりできます。バーの色はリストの色に合わせて表示されるので、リストの色を工程ごとに分けておくと、どの作業がどの段階にあるかが横棒の色で分かります。[今日]ボタンを押すと、すぐに今日の日付に戻れます。
翻訳の仕事のように、1件ごとに納期が決まっている作業では、ガントチャートで納期の重なりを確かめると、無理な受注を避けられます。同じ週に締切が3件重なっているのが横棒で見えれば、新しい依頼の納期を相談する判断がしやすくなります。
チェックリストで作業を細かく分ける
1つのタスクの中に細かい作業がある場合は、チェックリストを使います。ヘルプセンターの「チェックリストの作成・保存・削除」によると、タスクの画面で[チェックリストの新規作成]をクリックし、チェックリストのタイトルを入力してから、アイテム(項目)を追加します。Shiftキーを押しながらEnterキーを押すと、アイテムが保存されて次のアイテムを入力できます。アイテムごとに期間と担当者を設定することもできます。
同じヘルプでは、納品後の確認項目のように、毎回必ず行う確認をチェックリストにしておくと見落としを防げると紹介されています。作ったチェックリストは保存しておき、必要なときに呼び出して使えます。保存したチェックリストはプロジェクトごとに保存され、プロジェクトの中の他のメンバーも使えます。
翻訳の納品であれば、「固有名詞の表記を確かめる」「数字と単位を原文と突き合わせる」「依頼主の用語集と照らす」「ファイル名を指定どおりにする」といった確認を、毎回同じチェックリストで回すと、品質が安定します。人の記憶に頼らず、仕組みとして確認の手順を残しておけることが、チェックリストの一番の利点です。
フィルターとマイタスクで自分の作業を絞り込む
タスクが増えてくると、ボード全体を眺めても、自分が何をすればよいかが分かりにくくなります。そのときに使うのが、フィルターとマイタスクです。
ヘルプセンターの「タスクのフィルター機能」によると、プロジェクトボードの右上の[フィルター]をクリックし、ステータス、締切日、担当者、ラベルの4種類から絞り込む項目を選びます。複数の項目を組み合わせることもでき、絞り込みをやめるときは[クリア]をクリックします。
自分が担当しているタスクだけを見たいときは、マイタスクの機能が便利です。ヘルプの「マイタスク機能について」によると、プロジェクトボードの右上の[マイタスク]をクリックすると、自分が担当者として割り当てられているタスクだけが表示されます。表示したままタスクの追加や移動もでき、もう一度[マイタスク]をクリックすると元の表示に戻ります。
朝いちばんにマイタスクで自分の担当を確かめ、締切日のフィルターで今週が期限のものを絞り込む、という使い方を毎日の習慣にすると、抜け漏れが減ります。
Googleカレンダーと連携する
タスクの予定をGoogleカレンダーでも見たい場合は、連携の設定をします。ヘルプセンターの「Googleカレンダーとの連携」によると、管理画面の左上にある組織名のアイコンから[設定]を開き、外部サービス連携のGoogleカレンダーの[設定]を選び、[Googleでログイン]をクリックして連携するアカウントとプロジェクトを選んで[保存]します。
カレンダーに表示されるのは、自分が担当者で、開始日と締切日の両方が設定されているタスクです。同じヘルプには、Googleカレンダーの側で変えた内容はJootoに反映されないので、日時を変えるときはJootoの側で変えるよう書かれています。連携を設定する前から担当者や期日が入っていたタスクは反映されないため、その場合は担当者か期日を設定し直します。
料金プランと無料プランの制約
Jootoの料金プランのページに掲載されている主な内容を整理します。価格はすべて税抜です。
| プラン | 料金 | ユーザー数 | データの上限 |
|---|---|---|---|
| 無料プラン | 0円 | 1人 | 1組織あたり100MB |
| スタータープラン | 1ユーザーあたり月額417円(年間契約)、月額契約なら月額500円 | 10人まで | 1ライセンスごとに5GB |
| ビジネスプラン | 1ユーザーあたり月額980円(年間契約)、月額契約なら月額1,300円。別途初期費用 | 1人から | 1ライセンスごとに10GB |
| タスクDXプラン | 要問い合わせ | 人数無制限 | 2TB |
この記事の冒頭で触れたとおり、2026年9月以降は年額契約の更新を行わず、月額契約へ切り替える対応が案内されています。現在の契約の扱いは、公式の案内資料で確かめてください。
データを書き出しておく
サービス終了に向けて、すべての利用者に必要になるのがデータの書き出しです。2027年8月1日以降、データは順次削除される予定なので、それまでに必要なデータを取り出しておきます。
CSVで書き出す
ヘルプセンターには、プロジェクトごとにCSVファイルへ書き出す機能が2つ案内されています。CSVとは、ExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトで開ける形式のファイルのことです。
| 機能 | 使えるプラン | 実行できる人 |
|---|---|---|
| 新エクスポート機能 | スタータープラン、ビジネスプラン、タスクDXプラン | プロジェクトマネージャーの権限を持つ人 |
| 旧エクスポート機能 | プランを問わず | プロジェクトマネージャーの権限を持つ人 |
新エクスポート機能では、リスト、タスク、チェックリストを出力する形式、コメントを出力する形式、リストとタスクを出力する形式の3つから選べます。操作は、プロジェクトリストのプロジェクトメニューか、ボードの[設定]から行い、下にスクロールして[CSV出力]をクリックします。新エクスポート機能のCSVの文字コードはUTF-8で、旧エクスポート機能はShift JISだったと案内されています。Excelで開いて文字化けする場合は、文字コードの違いが原因のことがあります。
まとめて書き出す機能の予定
公式の「サービス移行について」のページでは、プロジェクト単位のCSV出力の行数の上限を緩和したこと、スタータープランでのAPIの利用上限を緩和したことが案内されています。さらに、組織の管理者が、ユーザーの情報と全プロジェクトのタスク、コメント、メンバーの情報、変更の履歴、添付ファイルをまとめて書き出せる機能を、2026年9月下旬から10月中旬にかけて段階的に提供する予定とされています。提供の時期と内容は変わる場合があるとされているので、最新の情報を公式のページで確かめてください。
書き出す前に権限を確かめる
どちらのエクスポート機能も、プロジェクトマネージャーの権限がないと実行できません。担当者が退職するなどして、プロジェクトマネージャーがいないプロジェクトが残っていないかを、早めに確かめておきます。
移行先を選ぶときの考え方
Jootoの公式の移行ページでは、移行先の候補として、Backlog、Asana、CrewWorks、Suit UP、Lychee Redmine、Flagxsなどが、Jootoからの移行の支援があるサービスとして紹介されています。2026年10月15日には、移行先を検討するためのオンラインのセミナーも予定されています。
移行先を選ぶときは、次の点を比べます。
- 今のJootoの使い方(かんばん、ガントチャート、チェックリストなど)が移行先でもできるか
- チームの人数で、無料の範囲で足りるか、有料ならいくらかかるか
- Jootoから書き出したデータを取り込めるか、取り込めない場合にどう移すか
- 移行先のサービス自体の料金改定や提供終了の予定がないか
4つ目は見落とされがちです。たとえばBacklogは、2027年1月1日にプランを改定すると公式ブログで告知していて、現行プランの新規契約は2026年12月31日まで、フリープランのユーザー上限は10名から5名に変わるとされています。移行先を選ぶときは、今の料金だけでなく、今後の予定まで公式の告知で確かめてください。
翻訳の仕事で長く使った道具を手放すとき、一番手間がかかるのは、道具の操作を覚え直すことよりも、過去の訳語の記録をどう引き継ぐかです。タスク管理のツールも同じで、移行の成否を分けるのは、過去のタスクとコメントを、あとから探せる形で残せるかどうかです。書き出したCSVは、移行先に取り込むかどうかにかかわらず、組織の共有の場所に保存しておくと安心です。
Jootoから移るときの候補の1つ
チームが5人までで、かんばんとガントチャートを無料の範囲で使い続けたい場合は、Pinateca(ピナテカ)も候補になります。
公式サイトによると、Pinatecaはボードでプロジェクトを進める管理ツールで、カンバン、ガント、カレンダー、リストなど8種類のボードとチャットが、無料プランから使えると案内されています。無料プランは、5人までのチームなら期限なしで使え、ボードは10個まで、ファイル容量は1GBで、クレジットカードの登録は要りません。オーナー、管理者、メンバーの権限に加えて、ロールを自作して細かく制御でき、社外のゲストも招待できるとされています。有料プランの料金は、公式の料金ページに税抜で掲載されています。Trelloからのインポートには対応していますが、Jootoからの取り込みについては公式サイトで確かめてから判断してください。
Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
どの移行先が合うかは、チームの人数と、今のJootoで使っている機能で決まります。無料の範囲で試せるサービスであれば、実際のプロジェクトを1つ移して、1週間使ってみてから決めると失敗が少なくなります。
ツールの乗り換えから見える仕事の続け方
最後に、フリーランスや副業の市場を長く見てきた運営者の視点から、ツールの乗り換えと仕事の続け方の関係を考えます。
運営者として見てきた限りでは、長く仕事が続く人ほど、特定のツールに仕事のやり方を預けすぎていません。タスクの分け方、進み具合の見せ方、依頼主との連絡の残し方といった仕事の型を自分の中に持っていて、ツールはそれを載せる器として選んでいます。器が変わっても型が残っていれば、乗り換えの手間は数日で済みます。
もう1つの実感は、仲介の手数料がかからない直接の取引では、こうした管理の上手さがそのまま信頼になるということです。手数料0%で直接取引できる場では、依頼する側は同じ予算でより多くの作業を頼め、受ける側は受け取る金額が目減りしません。そのうえで、進み具合をボードで依頼主と共有できる人は、次の依頼でも声がかかりやすくなります。
ツールの導入や乗り換えを支援すること自体も仕事になります。業務の進め方を整え、ツールの定着を手伝うAIコンサル・業務活用支援のお仕事や、社内専用の管理の仕組みを作るアプリケーション開発のお仕事は、まさにこうした場面で求められます。
ツールの乗り換えでは、データの持ち出しや権限の整理など、情報の守り方にも気を配る必要があります。そうした分野まで含めて支援するAI・マーケティング・セキュリティのお仕事も、乗り換えの時期に声がかかりやすい仕事です。
事業者の業務の見直しを経営の側から支える資格としては中小企業診断士があります。テレワークの環境を整える費用については、テレワーク 助成金 2026で使える制度を整理しています。
まずは今のJootoのプロジェクトを1つ選び、CSVで書き出して中身を確かめるところから始めてください。書き出したファイルを開いてみれば、移行先に何を引き継ぐ必要があるのかが、具体的に見えてきます。
よくある質問
Q. Jootoはいつまで使えますか?
Jootoは2027年7月31日をもって一般提供を終了すると公式に発表しています。それまでは契約の条件に従ってサービスの品質とセキュリティを維持し、利用のサポートも続けると案内されています。2027年8月1日以降は、登録されていたデータが順次すべて削除される予定なので、それまでに必要なデータを書き出してください。
Q. Jootoの無料プランで何人まで使えますか?
公式の料金プランのページでは、無料プランのユーザー数は1人とされています。無料プランのままでは、自分以外のメンバーを組織に招待して一緒に使うことはできません。スタータープランは10人まで、ビジネスプランは1人から使えます。契約の扱いはサービス終了に向けて変わっているので、公式の案内資料で確かめてください。
Q. Jootoのデータを書き出すにはどうすればよいですか?
プロジェクトメニューかボードの設定から、プロジェクトごとにCSVで書き出せます。新エクスポート機能はスタータープラン以上で、旧エクスポート機能はプランを問わず使えますが、どちらもプロジェクトマネージャーの権限が必要です。組織全体をまとめて書き出す機能も段階的に提供される予定です。
Q. メンバーを招待しても一覧に表示されないのはなぜですか?
招待された人が、まだ招待メールの[参加]をクリックしていない可能性があります。参加が完了するまでは承認待ちユーザーとして扱われ、一覧への表示やプロジェクトへの追加ができません。承認待ちユーザーの状態を確かめ、必要であれば招待を送り直してください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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