ExcelでToDoリストを作る手順と、期限や進み具合を見やすくする工夫

@SOHO編集部
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ExcelでToDoリストを作る手順と、期限や進み具合を見やすくする工夫

この記事のポイント

  • ✓ExcelでToDoリストを作る手順を
  • ✓列の決め方からテーブル
  • ✓条件付き書式まで順に説明します

ExcelでToDoリストを作りたい人の多くは、「紙のメモでは管理しきれなくなってきた」「専用のアプリを入れるほどではないが、期限と進み具合はきちんと見たい」と考えています。Excelは、列を自分で決められ、色や集計も自由に付けられるので、自分の仕事の形に合ったToDoリストを無料の範囲で作れる道具です。この記事では、列の決め方から、テーブル、チェックボックス、プルダウン、条件付き書式を使って期限や進み具合を見やすくする手順までを順に説明します。あわせて、続けるための運用の決まりと、複数人で使い始めてExcelで回すのが苦しくなったときの考え方も整理します。チームで共有する段階になったときの選択肢として、プロジェクト管理ツールのPinatecaにも触れます。

ExcelでToDoリストを作る前に決めること

ToDoリストを作るときに、いきなりExcelを開いて表を作り始めると、あとで列が足りなくなったり、使わない列が増えたりします。作り始める前に、次の3つを決めておくと、手戻りが減ります。

1つ目は、誰が使うリストかです。自分1人で使うのか、上司や同僚と共有するのかによって、必要な列が変わります。1人で使うなら担当者の列はいりませんが、共有するなら必須です。

2つ目は、どのくらいの期間の仕事を入れるかです。今日と今週の仕事だけを入れるのか、数か月先までの仕事も入れるのかによって、期限の列の使い方や、終わった仕事をどこへ移すかの決まりが変わります。

3つ目は、何を見たいかです。期限に間に合っているかを見たいのか、どの仕事が止まっているかを見たいのか、自分の仕事の量を見たいのかを決めます。見たいことが決まれば、色の付け方や集計の方法も決まります。

仕事の洗い出しについて、業務改善の情報を発信している会社は、次のように説明しています。

最初にやるべき仕事を洗い出し、漏れなくリスト化します。頭の中では分かっているつもりでも、実際に手を動かして書き出すと、忘れていたタスクが出てくることがありますよ。 出典: mitoco.net

Excelで表を作る前に、紙やメモ帳に今抱えている仕事を全部書き出してみると、どんな列が必要かが自然に見えてきます。「この仕事は誰かの返事待ち」「この仕事は毎週ある」といった仕事の性質も、書き出すことで分かります。

ToDoリストに入れる列の決め方

ExcelのToDoリストで使う列は、多ければよいわけではありません。入力の手間が増えると、更新が止まります。必須の列と、必要に応じて追加する列に分けて考えます。

列 入れる内容 必要性
完了 終わったら印を付ける 必須
タスク名 何をするかを具体的に 必須
期限 いつまでに終えるか 必須
状態 未着手・進行中・確認待ち・完了など ほぼ必須
優先度 高・中・低 あると便利
担当者 誰がやるか 共有するなら必須
分類 案件名や仕事の種類 仕事が多いなら便利
見込み時間 どれくらいかかるか 量を見たいなら便利
メモ 補足、関係する資料の場所 あると便利

最初は「完了」「タスク名」「期限」「状態」「優先度」の5列ほどで始め、使ううちに足りないと感じた列を追加するのがおすすめです。

タスク名は、読んだだけで何をすればよいかが分かるように書きます。「資料」とだけ書くと、何の資料をどうするのかが分からず、着手が遅れます。「来週の定例会議の資料を作り、課長に送る」のように、動詞で終わる形にすると、次に取る行動がはっきりします。

大きな仕事は、着手できる大きさに分けて入れます。業務改善の情報を発信している会社も、抽象的な仕事を細かく分ける例を示しています。

例えば「テレアポをする」という仕事ならば、「リストを作る」「トークスクリプトを作る」「実際に電話する」「改善点を見つける」などのタスクに細分化できます。 出典: mitoco.net

1つの行が半日から1日程度で終わる大きさになっていると、進み具合が見えやすくなります。

優先度の決め方

優先度の列を作っても、何を「高」にするかの基準がないと、ほとんどの仕事が「高」になり、優先度の意味がなくなります。優先度を決めるときは、重要さと急ぎ具合の2つの軸で考えると判断しやすくなります。

急ぐ 急がない
重要 高(すぐに取りかかる) 中(時間を決めて取りかかる)
重要でない 中(短時間で済ませるか、人に頼む) 低(余裕があるときにやる)

重要な仕事とは、自分や組織の目標に直接関わる仕事、遅れると取引先や他の人に大きな影響が出る仕事のことです。急ぐ仕事とは、期限が近い仕事のことです。期限の列があれば、急ぎ具合は期限で分かるので、優先度の列では主に重要さを表すように使い分けると、2つの列の役割がはっきりします。

見落とされやすいのは、「重要だが急がない」仕事です。資格の勉強、業務の手順の見直し、取引先との関係づくりなど、すぐに期限が来ない仕事は、急ぎの仕事に押されて後回しになりがちです。こうした仕事にも期限を入れ、週に何時間かを充てる計画にしておくと、いつまでも手を付けられない状態を防げます。

優先度は、一度決めたら終わりではありません。状況が変わると、重要さも急ぎ具合も変わります。たとえば、取引先から期限の前倒しを頼まれた仕事は、急ぎ具合が上がり、優先度も上げる必要があります。逆に、相手の都合で止まった仕事は、いったん「確認待ち」にして優先度を下げておくと、今動かせる仕事に集中できます。朝に今日やる仕事を決めるときに、優先度が今の状況に合っているかを確かめ、必要なら直します。

表を作る基本の手順

ここからは、Excelで実際にToDoリストを作る手順を説明します。Windows版とMac版のExcel for Microsoft 365を前提にしています。

  1. 新しいブックを開き、1行目に列の見出しを入れます。A1から順に「完了」「タスク名」「期限」「状態」「優先度」「担当者」「メモ」のように入力します。
  2. 2行目から、洗い出した仕事を1行に1つずつ入力します。完了の列は、この段階では空けておきます。
  3. 見出しを含めて入力した範囲のどこか1つのセルを選び、[挿入]タブの[テーブル]を選びます。「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」に印が入っていることを確かめて、[OK]を押します。キーボードでは、WindowsならCtrlキーとTキー、MacならCommandキーとTキーでも同じ操作ができます。
  4. 見出しの行を画面の上に固定します。[表示]タブの[ウィンドウ枠の固定]から[先頭行の固定]を選ぶと、下へ移動しても見出しが見えたままになります。
  5. 列の幅を整えます。タスク名とメモの列は広めに、完了・期限・状態・優先度の列は狭めにします。タスク名が長い場合は、[ホーム]タブの[折り返して全体を表示する]を選ぶと、セルの中で折り返されます。

表をテーブルにしておくと、新しい行を追加したときに書式や数式が自動で引き継がれ、見出しのボタンから並べ替えや絞り込みもできるようになります。ToDoリストのように行がどんどん増える表では、最初にテーブルにしておくと、あとの手間が大きく減ります。

完了の列にチェックボックスを入れる

終わった仕事に印を付ける列には、チェックボックスを入れると使いやすくなります。Excel for Microsoft 365では、セルに直接チェックボックスを入れる機能があります。Microsoftのサポートの案内では、手順は次のとおりです。

  1. チェックボックスを入れたいセルの範囲を選びます。完了の列の2行目から下を選びます。
  2. [挿入]タブの[チェックボックス]を選びます。

これで、選んだセルにチェックボックスが入ります。チェックボックスをクリックすると、印が付いたり外れたりします。複数のセルを選んでSpaceキーを押すと、まとめて切り替えられます。

このチェックボックスは、見た目は印ですが、中身はTRUEとFALSEという値です。Microsoftのサポートでは、次のように説明されています。

チェックされたチェック ボックスの値は TRUE です。 チェックが入っていないチェック ボックスの値は FALSE です。 出典: support.microsoft.com

値がTRUEとFALSEなので、数式で数えたり、色を付ける条件に使ったりできます。この性質は、後で説明する進み具合の集計や、終わった行を薄く表示する設定で使います。

なお、このセルに入れるチェックボックスは、Excel for Microsoft 365の機能として案内されています。買い切り型の古い版のExcelでは、[開発]タブを表示させてフォームコントロールのチェックボックスを入れる方法になり、手間がかかります。チェックボックスが使えない環境では、完了の列に「済」と入力する、または状態の列で「完了」を選ぶ形にしても、ToDoリストとしては十分に機能します。

状態と優先度の列をプルダウンにする

状態や優先度の列は、自由に入力できるようにしておくと、「進行中」「対応中」「作業中」のように同じ意味の言葉がばらばらに入り、絞り込みや集計がうまくいきません。入力できる言葉を決めて、プルダウンから選ぶ形にします。

  1. 状態の列の2行目から下を選びます。
  2. [データ]タブの[データの入力規則]を選びます。
  3. [設定]の[入力値の種類]で[リスト]を選びます。
  4. [元の値]に、選べる言葉を半角のカンマで区切って入力します。たとえば「未着手,進行中,確認待ち,完了」のように入力します。
  5. [OK]を押すと、状態の列のセルを選んだときに、右側に下向きの矢印が出て、決めた言葉から選べるようになります。

優先度の列も、同じ手順で「高,中,低」のように設定します。担当者の列も、メンバーが決まっているならプルダウンにしておくと、名前の書き方のずれを防げます。

状態の言葉は、4つから5つ程度にとどめます。言葉が多すぎると、どれを選べばよいか迷い、入力が止まります。「確認待ち」のように、自分以外の人の返事を待っている状態を1つ作っておくと、止まっている仕事が見えやすくなります。

期限が近い仕事と遅れている仕事に色を付ける

ToDoリストでいちばん見たいのは、期限が近い仕事と、期限を過ぎた仕事です。条件付き書式を使うと、行全体に自動で色を付けられます。ここでは、期限がC列、完了のチェックボックスがA列、表が2行目から始まる場合で説明します。

期限を過ぎた仕事を赤くする

  1. 表の2行目から最後の行までを、A列から最後の列まで選びます。
  2. [ホーム]タブの[条件付き書式]から[新しいルール]を選びます。
  3. [数式を使用して、書式設定するセルを決定]を選びます。
  4. 数式の欄に、下の数式を入力します。
  5. [書式]を押し、[塗りつぶし]で薄い赤を選んで[OK]を押します。
=AND($A2=FALSE,$C2<>"",$C2<TODAY())

この数式は、「完了していない」「期限が入っている」「期限が今日より前」の3つがそろった行に色を付けるという意味です。TODAY関数は今日の日付を返す関数で、ファイルを開くたびに自動で今日の日付に変わります。列の記号の前に付けた「$」は、どのセルでもA列とC列を見るように固定するための記号です。

期限が3日以内の仕事を黄色にする

同じ手順で、もう1つルールを作ります。数式は次のとおりにし、塗りつぶしを薄い黄色にします。

=AND($A2=FALSE,$C2<>"",$C2>=TODAY(),$C2-TODAY()<=3)

今日から3日以内に期限が来る、まだ終わっていない仕事に色が付きます。「3」の数字を変えれば、何日前から色を付けるかを調整できます。

終わった仕事を薄く表示する

さらにもう1つ、数式「=$A2=TRUE」のルールを作り、文字の色を薄い灰色にします。終わった仕事が目立たなくなり、残っている仕事に目が向きやすくなります。

ルールが複数あるときは、[条件付き書式]の[ルールの管理]で順番を確かめます。完了した行のルールを一番上にしておくと、期限を過ぎてから完了にした仕事が赤いまま残ることを防げます。

進み具合を数字で見る

ToDoリストの上に、進み具合をまとめた欄を作っておくと、全体の状況がひと目で分かります。表の上に数行の余白を作るか、別のシートに作ります。ここでは、表の名前を「テーブル1」、完了の列の見出しを「完了」、状態の列の見出しを「状態」として説明します。

見たいもの 数式の例
仕事の総数 =ROWS(テーブル1)
完了した数 =COUNTIF(テーブル1[完了],TRUE)
残っている数 =COUNTIF(テーブル1[完了],FALSE)
完了した割合 =COUNTIF(テーブル1[完了],TRUE)/ROWS(テーブル1)
確認待ちの数 =COUNTIF(テーブル1[状態],"確認待ち")

期限を過ぎて終わっていない仕事の数は、次の数式で数えられます。

=COUNTIFS(テーブル1[完了],FALSE,テーブル1[期限],"<"&TODAY())

COUNTIF関数は、条件に合うセルの数を数える関数です。COUNTIFS関数は、複数の条件を同時に満たすセルの数を数えます。テーブルにしておくと、「テーブル1[完了]」のように列の見出しの名前で範囲を指定できるので、行が増えても数式を直す必要がありません。

完了した割合のセルは、[ホーム]タブの[パーセントスタイル]を選ぶと、割合で表示されます。たとえば仕事が20件あり、そのうち15件が終わっていれば、75%と表示されます。毎日この数字を見るだけでも、仕事が進んでいる実感が持てます。

担当者ごとに残っている数を見たいときは、「=COUNTIFS(テーブル1[担当者],"担当A",テーブル1[完了],FALSE)」のように、担当者の名前を条件に加えます。特定の人に仕事が集まっていないかを確かめるのに役立ちます。

並べ替えと絞り込みで今やる仕事を見つける

テーブルにしたToDoリストは、見出しの右にあるボタンから、並べ替えと絞り込みができます。

期限の列のボタンから[昇順]を選ぶと、期限の近い順に並びます。朝いちばんにこの並びで見ると、今日やるべき仕事がすぐに分かります。優先度で並べたいときは、優先度の列で並べ替えますが、「高・中・低」は五十音順では正しく並ばないことがあります。その場合は、優先度を「1・2・3」の数字にするか、[並べ替え]の画面で[ユーザー設定リスト]を使って順番を指定します。

絞り込みは、状態の列のボタンで「完了」の印を外すと、終わっていない仕事だけが表示されます。担当者の列で自分の名前だけに印を付ければ、自分の仕事だけを表示できます。

よく使う並べ方と絞り込みの組み合わせは、毎回同じ操作をすることになります。表示を元に戻したいときは、[データ]タブの[クリア]を選ぶと、絞り込みがすべて解除されます。

作ったあとによくあるつまずき

ExcelのToDoリストを作ったあとに、よく起きるつまずきと直し方を整理します。

期限の列が日付として扱われない

期限の列に「10/20」と入れたつもりが、文字として扱われて、並べ替えや条件付き書式が効かないことがあります。セルが左に寄って表示されていたら、文字として入っている合図です。期限の列を選び、[ホーム]タブの表示形式で[短い日付形式]を選んでから、日付を入れ直します。年をまたぐ仕事がある場合は、「2026/10/20」のように年から入れておくと確実です。

条件付き書式の色が一部の行にしか付かない

新しい行を追加したら色が付かなくなった、という場合は、条件付き書式の適用先が最初に選んだ範囲のままになっていることがあります。表をテーブルにしておくと、範囲が自動で広がるので起きにくくなります。テーブルにしていない場合は、[ルールの管理]で[適用先]の範囲を広げます。

色が多すぎてかえって見にくい

期限、優先度、状態、担当者のそれぞれに色を付けると、画面が色だらけになり、何が大事なのかが分からなくなります。色を付けるのは「期限を過ぎた」「期限が近い」「終わった」の3つ程度に絞り、ほかは並べ替えや絞り込みで見るほうが、結果として見やすくなります。

終わった仕事の扱い方

ToDoリストを使い続けると、終わった仕事の行がどんどん増え、表が長くなります。終わった仕事をどう扱うかを決めておくと、表が使いにくくなるのを防げます。

1つ目の方法は、絞り込みで隠すことです。完了の列で「TRUE」を外せば、終わった仕事は表示されません。記録は残したまま、画面には残りの仕事だけが出ます。行の数が数百を超えるまでは、この方法で十分です。

2つ目の方法は、別のシートへ移すことです。「完了」という名前のシートを作り、月に1回、終わった仕事の行を切り取って移します。今の仕事のシートは短く保たれ、過去の記録も残ります。

3つ目の方法は、月ごとにファイルを分けることです。毎月の初めに前の月のファイルを複製し、終わった仕事を削除して、残った仕事だけを引き継ぎます。前の月のファイルは記録として保存しておきます。

どの方法でも、終わった仕事の記録を残しておくことには意味があります。あとで振り返ったときに、「この時期はこれだけの仕事をしていた」「この種類の仕事にはこれくらいの日数がかかった」という材料になり、次の計画を立てるときに役立ちます。

毎週・毎月ある仕事を入れる工夫

ToDoリストには、1回きりの仕事だけでなく、毎週の報告、毎月の請求書の発行のように、決まった間隔で繰り返す仕事も入ります。繰り返す仕事を毎回手で入力していると、入れ忘れが起きます。

もっとも手軽な方法は、繰り返す仕事だけを集めた別のシートを作っておくことです。「繰り返し」という名前のシートに、仕事の名前、間隔(毎週・毎月)、何曜日か何日か、を一覧にしておきます。週の初めや月の初めにこのシートを見て、その期間に当たる仕事をToDoリストへ写します。写す作業そのものを、毎週のToDoリストに入れておくと忘れません。

期限の日付を自動で出したいときは、関数を使えます。たとえば、毎月末が期限の仕事なら、EOMONTH関数で今月の末日を出せます。毎週金曜日が期限の仕事なら、WORKDAY関数やWEEKDAY関数を組み合わせて次の金曜日を出す方法もあります。ただし、数式が複雑になると直すのが大変になるので、手で写すほうが早いと感じたら、無理に自動にする必要はありません。

繰り返す仕事を一覧にしておくと、自分が毎月どれだけの定型の仕事を抱えているかも見えてきます。定型の仕事の手順を書き残しておけば、人に任せたり、引き継いだりするときにも役立ちます。

印刷やスマートフォンで見るときの工夫

ExcelのToDoリストは、画面で見るだけでなく、印刷して机に置いたり、外出先でスマートフォンから確かめたりすることもあります。

印刷するとき

印刷するときは、まず終わっていない仕事だけに絞り込んでから印刷します。[ページレイアウト]タブで印刷の向きを横にし、[拡大縮小印刷]の設定で横幅を1ページに収めると、列が切れずに印刷できます。見出しの行をすべてのページに印刷したいときは、[ページレイアウト]タブの[印刷タイトル]で、見出しの行を[タイトル行]に指定します。印刷した紙は、終わった仕事に手で線を引き、夕方にExcelへまとめて反映させる使い方もできます。

スマートフォンで見るとき

ファイルをOneDriveに保存しておけば、スマートフォンのExcelのアプリから同じファイルを開けます。小さな画面では列が多いと見にくいので、スマートフォンで見る列を「完了」「タスク名」「期限」の3つ程度に絞り、ほかの列は右側に並べておくと、左から順に必要な情報が目に入ります。外出先では確かめるだけにして、細かい更新はパソコンで行う、と決めておくと、入力の誤りも防げます。

Googleスプレッドシートで作る場合

Googleスプレッドシートでも、同じ考え方でToDoリストを作れます。チェックボックス、プルダウン、条件付き書式、COUNTIF関数といった機能は、メニューの名前が少し違うものの、同じように使えます。ブラウザーで動くので、Excelを持っていない人と共有しやすいのが利点です。Excelに慣れている人はExcelで、共有する相手がGoogleのサービスを使っているならスプレッドシートで、と使う相手に合わせて選ぶとよいでしょう。

毎日の使い方と続けるための決まり

ExcelのToDoリストは、作るより続けるほうが難しい道具です。使い方の決まりを先に作っておくと、更新が止まりにくくなります。

時間 やること
朝の始業時 期限の順に並べ、今日やる仕事を3つ決める
新しい仕事が来たとき その場で1行追加し、期限を入れる
仕事が終わったとき すぐにチェックボックスに印を付ける
夕方の終業前 状態を更新し、明日に持ち越す仕事を確かめる
週の終わり 終わった仕事を整理し、来週の仕事を書き出す

いちばん大事なのは、新しい仕事が来たらその場で追加することです。「あとでまとめて入れよう」と思っていると、入れ忘れが起き、リストが実際の仕事と合わなくなります。リストが実際と合わなくなると、見る意味がなくなり、使うのをやめてしまいます。

もう1つ大事なのは、ファイルを開く手間を減らすことです。パソコンを立ち上げたら自動で開く設定にする、デスクトップにショートカットを作る、ブラウザーのブックマークに登録する、といった工夫で、毎日開く習慣が作りやすくなります。

複数人で使うときの注意

ExcelのToDoリストを同僚と共有したい場合は、ファイルをOneDriveやSharePointに保存して共有すると、複数の人が同時に開いて編集できます。Excel for the webやデスクトップのExcelで共同編集が使えますが、使い方によってはいくつかの困りごとが起きます。

まず、同じ行を同時に直すと、どちらの変更が残ったのかが分かりにくくなります。担当者の列を作り、自分の行だけを直す決まりにしておくと、ぶつかりにくくなります。

次に、並べ替えや絞り込みの操作です。誰かが並べ替えると、他の人の画面でも並びが変わることがあります。共有するファイルでは、[表示]タブの[シートビュー]を使うと、自分だけの並べ替えや絞り込みの表示を作れます。

さらに、誰がいつ何を直したかが追いにくい点もあります。変更の履歴はある程度確かめられますが、「この仕事を誰に頼んだのか」「なぜ期限を延ばしたのか」といった経緯は、メモの列に書いておかないと残りません。

Excelで回すのが苦しくなる場面

ExcelのToDoリストは、1人で使う、または数人で簡単に共有する範囲では、十分に役立つ道具です。一方で、次のような場面が増えてきたら、Excelで回すのが苦しくなってきた合図です。

  • 同時に編集する人が増え、誰がどの行を直したかを確かめる時間が増えた
  • 仕事ごとのやり取りがメールやチャットに散らばり、ToDoリストと行き来している
  • 期限が近づいたことを、担当者に自動で知らせたい
  • 案件ごとに別のファイルを作るようになり、全体の状況が見えなくなった
  • 仕事の流れを、表ではなく、カードを動かす形や、横棒の日程で見たい

こうした場面では、チームのタスク管理やプロジェクト管理の道具に移ることを考えます。Excelで作った列の決め方や、状態の言葉、続けるための決まりは、そのまま道具に移しても使えます。

チームで共有するときの候補

チームでタスクと担当と期限を共有したいときの選択肢の1つが、プロジェクト管理ツールのPinatecaです。公式サイトによると、カンバン、ガントチャート、カレンダー、リスト、ディスカッション、グリッド、時間割、リソースの8種類のボードがあり、同じカードを違う見え方で確かめられます。リストボードでは、担当、ラベル、期限が横一列に並ぶ表の形でカードを一覧にでき、ExcelのToDoリストに近い感覚で使えます。期限は「今日」「明日」「残2日」のように近さで表示されます。

自分宛ての担当の割り当てや締め切りは受信箱に集まり、カードごとのコメントやチャットで、仕事に関するやり取りをカードの隣で進められます。5人まで、ボード10個までなら無料で、すべての種類のボードを使えます。6人目または11個目のボードからは有料のスタンダードプランになり、公式の料金ページでは1人あたり月額500円(税抜)、年払いなら1人あたり月額400円(税抜)と案内されています。

Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

1人で使う範囲なら、Excelのまま続けるのも十分に合理的な選択です。道具を変えるかどうかは、困りごとが実際に起きているかで判断します。

仕事の段取りを見てきて感じること

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、外部の協力者と長く仕事が続く人ほど、自分の抱えている仕事と期限を、いつでも答えられる状態にしています。依頼した側から「あの件はどうなっていますか」と聞かれる前に、進み具合を短く伝えられる人には、次の仕事も安心して任せられます。ToDoリストは、その状態を作るための手軽な道具です。

中間の手数料が乗らない直接の取引では、受け手の手取りが厚くなる分、自分の段取りと連絡の質がそのまま信頼に表れます。期限を守り、遅れそうなときは早めに知らせるという基本を支えるのが、毎日更新されるToDoリストです。

ToDoリストのような業務の仕組みを整える仕事は、外部に頼める仕事でもあります。業務の進め方に道具やAIを取り入れる支援はAIコンサル・業務活用支援のお仕事で、社内の仕組みを作る開発の仕事はアプリケーション開発のお仕事で紹介しています。業務の改善を経営の視点から支える専門家の資格には、中小企業診断士があります。

よくある質問

Q. ExcelのToDoリストにチェックボックスが表示されません。どうすればよいですか?

セルに直接チェックボックスを入れる機能は、Excel for Microsoft 365の機能として案内されています。買い切り型の古い版では、開発タブを表示させてフォームコントロールのチェックボックスを入れる方法になります。手間がかかる場合は、完了の列に「済」と入力するか、状態の列で「完了」を選ぶ形にしても、十分にToDoリストとして使えます。

Q. 期限を過ぎた仕事に自動で色を付けるにはどうすればよいですか?

条件付き書式の[数式を使用して、書式設定するセルを決定]を使います。完了がA列、期限がC列なら、AND関数で「完了していない」「期限が入っている」「期限が今日より前」の3つを組み合わせた数式を入れ、塗りつぶしの色を選びます。TODAY関数はファイルを開くたびに今日の日付に変わるので、毎日自動で色が更新されます。

Q. ExcelのToDoリストを同僚と共有できますか?

OneDriveやSharePointに保存して共有すれば、複数の人が同時に開いて編集できます。担当者の列を作って自分の行だけを直す決まりにしておくと、編集がぶつかりにくくなります。並べ替えや絞り込みは、シートビューを使うと自分だけの表示を作れます。

Q. ToDoリストが長くなって見にくくなったらどうすればよいですか?

終わった仕事を絞り込みで隠す、月に1回別のシートへ移す、月ごとにファイルを分ける、のいずれかの方法で整理します。終わった仕事の記録は、あとで仕事の量やかかった日数を振り返る材料になるので、削除せずに保存しておくと次の計画に役立ちます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年9月7日最終更新:2026年10月17日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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