イベントの申し込みフォームに入れる項目と、参加者の管理のしかた

@SOHO編集部
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イベントの申し込みフォームに入れる項目と、参加者の管理のしかた

この記事のポイント

  • ✓イベントの申し込みフォームに入れる項目を
  • ✓必須と任意に分けて例で紹介
  • ✓無料セミナー・有料イベント・オンライン開催での違い

イベントの申し込みフォームを作ることになったけれど、どの項目を入れればよいか分からない。作ったあとも、申し込んだ人への確認の連絡、定員の管理、キャンセルの受け付け、当日の受付と、思っていた以上に手間がかかる。セミナーや勉強会、地域の催しを企画する人の多くが、フォームそのものより、その後の参加者の管理で苦労しています。

この記事では、イベントの申し込みフォームに入れる項目を、必須と任意に分けて例で紹介します。そのうえで、無料のセミナー、有料のイベント、オンラインの開催での違い、定員の管理、受付の確認メール、前日の案内、キャンセルと当日の受付まで、参加者の管理のしかたを順に解説します。結論を先に書くと、申し込みフォームの項目は「当日までに連絡するための情報」と「当日の準備に必要な情報」の2つに絞り、それ以外は聞かないのが基本です。申し込みが届いたあとの確認の連絡や参加者の管理をまとめて扱いたい場合は、フォームと回答の管理を1つの画面で扱えるHalictのような選択肢もあります。

イベントの申し込みフォームとは何をするためのものか

イベントの申し込みフォームとは、参加したい人が必要な情報を入力して、参加の手続きをするためのフォームのことです。参加者の人数を把握し、当日までの連絡に使い、当日の受付を円滑にするために使います。

イベントの来場者の管理のサービスを提供している会社の記事では、次のように説明されています。

イベント申し込みフォームとは、イベントの参加者が必要な情報を入力し、イベントに参加するための手続きを行うオンラインまたは紙ベースのフォームのことを指します。 出典: guide.q-pass.jp

紙や電話、メールで申し込みを受けていたころは、申し込みの内容を表に書き写す手間がかかり、書き間違いや聞き間違いも起きていました。フォームを使えば、申し込んだ人が自分で入力するので、転記の手間と間違いが減ります。

ただし、フォームを作っただけでは、イベントの運営は楽になりません。申し込みが届いたあとに、受付の確認、参加費の案内、当日の案内、キャンセルの受け付けなど、1件ずつの対応が続きます。フォームの項目を決めるときは、この後の対応まで考えておくことが大切です。

申し込みフォームに入れる項目

項目は、必ず聞くものと、イベントによって聞くものに分けて考えます。

必ず入れる項目

項目 何に使うか 書き方の工夫
参加を希望する回(日程) 人数の把握 開催が1回なら省く。複数回なら選択肢にする
お名前 当日の受付、名札 姓と名を分けるか1つの欄にするかを決める
メールアドレス 確認の連絡、当日の案内 入力の間違いを防ぐため、確認用にもう1回入力してもらう形もある
参加の方法 会場の準備、配信の案内 会場とオンラインを選べる場合だけ入れる

メールアドレスは、申し込みの確認や当日の案内を送るための、いちばん大切な項目です。入力の間違いがあると、連絡がまったく届かなくなります。確認の連絡を自動で送る仕組みにしておくと、連絡が届かない人が申し込みの直後に気付けます。

イベントによって入れる項目

・ふりがな:名前の読みが難しい場合や、名簿を五十音で並べる場合
・会社名や所属:法人向けのセミナーや、名刺交換を前提にした会
・電話番号:当日の急な連絡が必要な場合(屋外のイベント、子ども向けの催しなど)
・参加人数:1人の申し込みで家族や同僚もまとめて受け付ける場合
・食事の制限やアレルギー:食事や軽食が出る場合
・配慮が必要なこと:車いすの利用、手話や文字の通訳の希望など
・イベントを知ったきっかけ:告知の効果を知りたい場合
・事前に聞きたいこと:講師に事前に質問を集めておきたい場合

聞かないほうがよい項目

住所、生年月日、性別、年齢など、イベントの運営に使わない情報は聞きません。項目が増えるほど申し込みの途中でやめる人が増え、集めた個人情報を管理する責任も重くなります。「念のため」で項目を加えないことが、申し込みを増やすいちばんの近道です。

個人情報保護法では、事業者が個人情報を取得したときは、あらかじめ利用目的を公表している場合を除き、速やかに利用目的を本人に通知するか公表しなければならないと定めています(e-Gov法令検索「個人情報の保護に関する法律」第21条)。フォームの冒頭や送信ボタンの近くに、集めた情報を何に使うか、いつまで保存するかを書いておきます。

開催の形によって変わる項目と注意点

同じ申し込みフォームでも、開催の形によって、入れる項目と注意する点が変わります。

無料のセミナーや勉強会

無料のイベントは申し込みの敷居が低い分、当日に来ない人が出やすくなります。申し込みの確認の連絡と、前日の案内を必ず送り、参加できなくなった場合の連絡方法をはっきり伝えます。会場の定員に余裕がない場合は、定員より少し多めに受け付けるか、キャンセル待ちの受け付けを用意するかを、過去の参加率を見て決めます。

有料のイベント

有料のイベントでは、参加費の支払い方法、支払いの期限、キャンセルの場合の返金の決まりを、申し込みの前に読める場所に書いておきます。申し込みのフォームとは別に、支払いのページに案内する形が一般的です。支払いが済んだかどうかを、申し込みの一覧で管理できるようにしておきます。

オンラインの開催

オンラインのイベントでは、配信のURLをいつ、どうやって送るかを決めておきます。申し込みの直後に送ると、URLが転送されて申し込んでいない人が入ってくることがあります。前日や当日の朝に、申し込んだ人にだけ送る形にすると管理しやすくなります。配信のサービスの名前と、事前に入れておくアプリがあるかどうかも、申し込みの段階で伝えておきます。

会場とオンラインの併用

両方で開催する場合は、参加の方法を必須の選択肢にし、それぞれの定員を分けて管理します。当日の案内も、会場の地図と配信のURLを別々に送ります。両方の案内を1通に詰め込むと、読み違いが起きやすくなります。

申し込みフォームの作り方

申し込みフォームは、無料のフォームの道具でも作れます。ここでは、Googleフォームを例に、申し込みの受け付けに関わる設定を公式ヘルプに沿って説明します。

メールアドレスを集める設定

Googleフォームでは、フォームの上部の[設定]を開き、[回答]の横の下矢印から[メールアドレスを収集する]を選べます。ヘルプによると、Googleアカウントのメールアドレスを自動で記録する[確認済み]と、回答者が自分で入力する[回答者からの入力]があります。メールアドレスを集める設定にすると、[回答のコピーを回答者に送信]も選べるようになり、申し込んだ人が自分の申し込みの内容をメールで受け取れます。ただし、迷惑メールの対策などで、コピーが届かない場合があるとも書かれています。

締め切りと定員の設定

公開済みのフォームの右上にある公開のアイコンから、[回答を受付中]の設定で、終了日や回答数の上限を決められます。ここで注意したいのが、ヘルプの次の記述です。

複数のユーザーが同時に回答した場合、回答数の上限に関係なく回答が受け付けられます。 出典: Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームの回答を表示、管理する」

つまり、回答数の上限を定員と同じにしておいても、申し込みが集中した瞬間には定員を超えて受け付けられることがあります。先着順のイベントでは、上限を定員ぴったりにせず、超えた場合にどう扱うか(キャンセル待ちにする、会場を広げる)を先に決め、申し込みの確認の連絡で「先着順で、定員を超えた場合はご連絡します」と伝えておきます。

申し込みが届いたら通知を受け取る

[回答]からその他のアイコンを開き、[新しい回答についてのメール通知を受け取る]を選ぶと、申し込みが届くたびにメールで知らせてもらえます(フォームの回答を表示、管理する)。

申し込みの一覧を表で見る

申し込みの内容は、[回答]の右上のスプレッドシートへのリンクのアイコンから、スプレッドシートで一覧にできます。次の章で説明する参加者の管理は、この一覧に列を加えて行います。

参加者の管理の流れ

申し込みが届いてから当日が終わるまで、参加者の管理は次の流れで進みます。

1. 受付の確認の連絡

申し込みが届いたら、できるだけ早く確認の連絡を送ります。申し込んだ人は、ちゃんと届いたかを気にしています。確認の連絡には、次のことを書きます。

・申し込みを受け付けたこと
・申し込んだイベントの名前、日時、場所(オンラインなら参加の方法)
・参加費がある場合は、金額と支払い方法、期限
・キャンセルや変更の連絡の方法
・当日の案内をいつ送るか
・問い合わせ先

2. 参加者の一覧の管理

申し込みの一覧に、管理のための列を加えます。

列 書く内容
状況 申込・確認済み・キャンセル・キャンセル待ち
支払い 未払い・支払済み・返金済み(有料の場合)
確認の連絡 送った日
前日の案内 送った日
当日の出欠 出席・欠席
メモ 問い合わせの内容や、配慮が必要なことの対応

担当が複数いる場合は、誰がどの申し込みに対応したかを残す列も加えます。

3. 前日の案内

開催の前日か2日前に、参加者全員に案内を送ります。会場の地図、受付の時間、持ち物、オンラインなら配信のURLと入り方を書きます。前日の案内は、参加を忘れていた人に思い出してもらう役目も果たします。

4. キャンセルと変更の受け付け

キャンセルの連絡が来たら、一覧の状況を「キャンセル」に変えます。キャンセル待ちの人がいれば、順番に参加の案内を送ります。キャンセルの受け付けの締め切りや、有料の場合の返金の決まりは、申し込みの前に示しておいた内容に沿って対応します。

5. 当日の受付

当日の受付では、参加者の一覧を名前の順に並べて印刷するか、タブレットで表示して、来た人に印を付けます。人数が多いイベントでは、受付を名前の五十音で分けると、列が短くなります。オンラインの場合は、配信のサービスの参加者の一覧と照らし合わせます。

6. 終わったあとのお礼と感想の依頼

イベントが終わったら、当日中か翌日に、お礼の連絡と感想のアンケートを送ります。資料の共有や、次回のイベントの案内もこのときに伝えます。感想のアンケートは、申し込みのフォームとは別に作り、質問を5問程度に絞ります。

そのまま使える文面の例

フォームの冒頭の案内と、参加者に送る連絡の文面は、毎回ゼロから書くと時間がかかります。基本の形を用意しておき、イベントごとに日時や場所を差し替えて使います。

フォームの冒頭の案内

フォームの説明欄には、次のような案内を書きます。

「〇〇勉強会(第5回)のお申し込みフォームです。日時は11月20日(金)19時から20時30分、会場は〇〇会議室(オンラインでの参加もできます)、参加費は無料、定員は会場30名です。お申し込みは先着順で、定員になり次第締め切ります。入力にかかる時間は2分ほどです。ご入力いただいた情報は、本勉強会の運営とご案内にのみ使い、開催の3か月後に削除します。」

日時、場所、参加費、定員、締め切りの決まり、入力にかかる時間、個人情報の使い道が1つの段落に入っていれば、申し込む人は迷わずに入力を始められます。

受付の確認の連絡

申し込みの直後に送る確認の連絡は、次の形が基本です。

「〇〇様。〇〇勉強会(第5回)へのお申し込みを受け付けました。日時:11月20日(金)19時から20時30分。参加の方法:会場(〇〇会議室)。当日のご案内は、開催の前日にこのメールアドレスへお送りします。ご都合が悪くなった場合は、このメールへの返信でお知らせください。お問い合わせ先:〇〇事務局」

確認の連絡に申し込みの内容をそのまま書いておくと、申し込んだ人が間違いに気付けます。参加の方法を取り違えていた、日程を間違えて選んでいた、といったことが、当日になる前に分かります。

前日の案内

前日の案内には、当日の動きに必要なことだけを書きます。

「明日11月20日(金)19時から、〇〇勉強会を開催します。受付は18時45分から、会場は〇〇会議室(地図のリンク)です。受付でお名前をお伝えください。お持ちいただくものは、筆記用具と名刺です。オンラインで参加の方は、18時55分になりましたら、次のURLからお入りください。」

お礼と感想の依頼

終わったあとのお礼には、資料の共有と、感想のアンケートのリンクを入れます。アンケートの締め切りを書いておくと、回答が集まりやすくなります。次回の予定が決まっていれば、その案内も添えます。

イベントの規模に合わせた管理のしかた

参加者の管理の方法は、イベントの規模によって変えるのが現実的です。小さな会に大がかりな仕組みは要らず、大きな会を手作業で回すと事故が起きます。

10人程度の小さな会

10人程度なら、申し込みの一覧をスプレッドシートで見て、確認の連絡と前日の案内をメールソフトから送る形で十分です。当日の受付も、一覧を見ながら名前を確かめるだけで済みます。

30人から50人程度の会

この規模になると、確認の連絡を1人ずつ手で送るのが負担になってきます。フォームの機能で申し込んだ人に内容のコピーを送る、自動返信の機能を使う、といった方法で、確認の連絡を自動にします。前日の案内は、宛先を参加者全員にして一度に送りますが、ほかの参加者のメールアドレスが見えないように、宛先の欄の使い方に注意します。

100人を超える会

100人を超えると、キャンセルの受け付け、キャンセル待ちの繰り上げ、当日の受付の混雑への対応が増えます。担当を分け、申し込みの一覧で誰がどの対応をしたかを記録します。当日の受付は、名前の五十音で窓口を分ける、受付の番号を事前に知らせておくなど、列を短くする工夫が必要です。この規模では、申し込みから当日の受付までをまとめて管理できる道具を使うと、運営の手間を大きく減らせます。

キャンセルと返金の決まりの書き方

キャンセルの扱いは、申し込みの前に示しておかないと、後でもめる原因になります。特に有料のイベントでは、決まりを先に書いておくことが欠かせません。

書いておく内容

・キャンセルの連絡の方法(メールへの返信、専用のフォームなど)
・キャンセルの受け付けの締め切り
・有料の場合、いつまでのキャンセルなら返金するか、手数料を差し引くか
・主催者の都合で中止や延期になった場合の扱い
・天候などで中止になる場合の判断の時期と、連絡の方法

書くときの注意

決まりは、フォームの冒頭か、申し込みの案内のページの分かりやすい場所に書きます。申し込みのフォームに「キャンセルの決まりを確認しました」というチェックの項目を設けると、読まずに申し込む人を減らせます。返金の決まりは事業の内容や取引の形によって法律上の扱いが変わることがあるので、有料のイベントを継続して開く場合は、消費生活センターの案内や専門家に確かめておくと安心です。

当日の受付をスムーズにする準備

当日の受付は、参加者が最初に接する場面です。受付で待たされると、イベント全体の印象が下がります。

受付の名簿を用意する

申し込みの一覧から、名前、ふりがな、所属、支払いの状況、配慮が必要なことの列だけを抜き出した名簿を作ります。名前の五十音順に並べ、出欠の印を付ける欄を用意します。紙に印刷する場合は、当日の追加の申し込みを書き込める余白も残しておきます。

名札や資料を先に用意する

名札を使う場合は、名簿から作っておき、五十音順に並べておきます。資料を配る場合は、参加者の数より少し多めに用意します。

受付の担当に流れを伝える

受付を手伝う人には、名簿の見方、名簿に名前がない人が来たときの対応、支払いが済んでいない人への対応、遅れて来た人への対応を事前に伝えておきます。判断に迷う場面の連絡先を決めておくと、受付が止まりません。

終わったら出欠を一覧に戻す

当日の出欠は、名簿から申し込みの一覧に書き戻します。出欠の記録は、次回の参加率の見込みや、お礼の連絡を出席した人と欠席した人で分けるときに役立ちます。

申し込みを増やすフォームの工夫

フォームの作り方しだいで、申し込みの数は変わります。申し込みの途中でやめる人を減らすための工夫をまとめます。

イベントの情報をフォームの上に書く

フォームの冒頭に、イベントの名前、日時、場所、参加費、定員、対象の人を書きます。申し込む人は、フォームを開いてから迷わず入力を始められます。詳しい案内のページがある場合は、そのリンクも載せます。

項目を減らし、必須を絞る

先に書いたとおり、運営に使わない項目は聞きません。必須にするのは、本当に欠かせない項目だけにします。

スマホで入力しやすくする

申し込む人の多くはスマホで入力します。公開前に自分のスマホで申し込んでみて、入力しにくい項目がないかを確かめます。選択肢で答えられるものは選択肢にし、文章で書いてもらう項目は最小限にします。

送信したあとに何が起きるかを伝える

送信後の画面に、「確認のメールをお送りしました。届かない場合はお問い合わせください」のように、次に何が起きるかを書いておきます。申し込んだ人の不安が減り、問い合わせも減ります。

申し込みの数を見ながら告知を調整する

申し込みのフォームは、参加者を集めるだけでなく、告知がどれだけ届いているかを測る道具にもなります。

申し込みの数の推移を見る

申し込みの一覧には、申し込んだ日時が記録されます。日ごとの申し込みの数を数えると、告知を出した日や、案内のメールを送った日に申し込みが増えたかどうかが分かります。申し込みが伸びない時期が続くなら、告知の文面や出す場所を見直すきっかけになります。

知ったきっかけを聞く

「イベントを知ったきっかけ」の項目を選択肢で設けると、どの告知から申し込みが来ているかが分かります。選択肢は、自社のサイト、メールの案内、SNS、知人からの紹介、チラシ、のように、実際に告知を出した場所に合わせます。任意の項目にして、答えたくない人の負担にならないようにします。

締め切りの前に一度だけ案内し直す

締め切りの1週間ほど前に、まだ申し込んでいない対象者に一度だけ案内を送ると、申し込みが増えることがよくあります。何度も送ると負担に感じられるので、1回にとどめます。

毎回開くイベントでのフォームの使い回し

定例の勉強会のように、同じ形のイベントを繰り返し開く場合は、フォームを毎回作り直さず、使い回す形にすると手間が減ります。

回ごとにフォームを複製する

前の回のフォームを複製して、日時と場所だけを書き換える方法が手軽です。回ごとに申し込みの一覧が分かれるので、参加者の管理が混ざりません。同じフォームを使い続けて回の選択肢を書き換える方法もありますが、過去の申し込みと新しい申し込みが同じ一覧に並ぶため、取り違えが起きやすくなります。

前回の参加者に案内する

前回の参加者の一覧があれば、次回の案内を送れます。ただし、案内を送ることを、申し込みのときの個人情報の使い道として示しておく必要があります。フォームの説明に「今後の開催のご案内をお送りすることがあります」と書き、案内を望まない人が断れる方法も用意します。

参加者の情報の保管と削除

イベントが終わったあとも、参加者の個人情報は残ります。使い終わった情報をいつまでも残しておくと、漏えいしたときの影響が大きくなります。

保管の期間を決めて守る

フォームの説明に書いた保管の期間が来たら、名前やメールアドレスなどの個人を特定できる情報を削除します。参加者の数や、知ったきっかけの集計のように、個人を特定しない数字だけを残せば、次回の企画には十分に役立ちます。

見られる人を絞る

申し込みの一覧を共有している人を定期的に見直し、イベントの運営に関わらなくなった人は共有から外します。Googleフォームの場合、ヘルプでは、共同編集者はフォームにつながるスプレッドシートにも入れるため、共同編集者を外すときはフォームとスプレッドシートの両方から外す必要があると案内されています。

印刷した名簿の扱い

当日の受付で使った紙の名簿は、イベントが終わったら持ち帰り、出欠を一覧に書き戻したあと、裁断して処分します。会場に置き忘れることのないよう、受付の片付けの手順に入れておきます。

申し込みの管理で起きやすいトラブルと防ぎ方

イベントの運営では、申し込みの管理で次のようなトラブルが起きがちです。

確認の連絡が届かない

メールアドレスの入力間違いや、迷惑メールの振り分けで、確認の連絡が届かないことがあります。確認の連絡が届かない場合の問い合わせ先を、送信後の画面にも書いておきます。迷惑メールのフォルダを確かめてもらうよう、フォームの説明に一言加えておくのも有効です。

同じ人から2回申し込みが届く

申し込んだかどうか不安になって、同じ人がもう一度申し込むことがあります。一覧をメールアドレスで並べて、重複を定期的に確かめます。確認の連絡をすぐに送る仕組みにしておくと、重複は減ります。

定員を超えて受け付けてしまう

先に書いたとおり、フォームの回答数の上限は、同時の申し込みでは超えることがあります。定員の管理は一覧で行い、定員に近づいたら早めに受け付けを止めます。

担当の間で対応が重なる、漏れる

複数人で申し込みを受けていると、同じ人に2人が返信したり、誰も返信しなかったりすることがあります。一覧に担当の列を設け、対応したら必ず記録するルールを決めます。

配慮の希望を見落とす

車いすの利用や通訳の希望など、配慮が必要なことの欄に書かれた内容を、当日まで誰も読んでいなかった、ということがあります。申し込みが届いたら、この欄に記入がある行に印を付け、対応する担当を決めて、申し込んだ人に対応の内容を連絡します。

当日の案内を送り忘れる

前日の案内は、イベントの準備で忙しい時期に重なります。申し込みの受け付けを始めた時点で、案内を送る日を予定に入れ、文面も先に作っておきます。

申し込みの受付から連絡までを1つの画面で扱う選択肢

ここまでの流れを、無料のフォームとスプレッドシート、メールソフトの組み合わせで回すと、件数が少ないうちは十分に運営できます。一方で、申し込みが増え、担当が複数になると、一覧の更新と、メールソフトでの連絡の行き来に時間がかかるようになります。

こうした場面の選択肢の1つが、フォームのサービスのHalictです。公式サイトの案内によると、フォームを作って公開し、届いた申し込みを一覧で管理して、1件ごとに担当と状況を残し、同じ画面から返信を送れます。返信の開封まで記録されます。申し込んだ人には自動返信で受付の確認を送れます。回答する人の画面は1画面に1問ずつ表示する形式で、スマホでも目の前の質問だけに集中して入力できます。

料金は、公式の料金ページで、メンバー1人までのフリープランが0円で、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限と案内されています。フリープランでも、対応の段階の管理、自動返信、CSVの書き出しが使えます。参加者全員への一斉メールと開封・クリックの計測、メールのひな形、SlackやTeamsへの通知は、メンバー10人までのチームプラン(月額7,800円・税抜)からです。前日の案内を全員に送り、誰が開封したかを確かめたい場合は、この機能が役立ちます。

Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

年に数回の小さな勉強会なら、無料のフォームとスプレッドシートで十分です。毎月のようにイベントを開き、申し込みの確認や当日の案内の連絡に時間がかかっている場合に、こうした道具を比べてみる価値があります。

イベントの運営を支える仕事

フリーランスや在宅ワークの市場を長く見てきた立場から言えば、イベントの運営は、申し込みの受け付けから当日の受付、終わったあとの記録まで、多くの小さな作業の積み重ねです。主催する側は企画や集客に集中したいので、申し込みの管理や参加者への連絡を任せられる人を探しています。フォームを作り、一覧を整え、決まった時期に連絡を送る。こうした事務を確実にこなせる人は、継続の依頼につながりやすいと感じます。

こうした仕事を直接取引で受けると、仲介の手数料が入らない分、発注する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手取りが厚くなります。手数料0%で直接やり取りできる場なら、その利点が両者に残ります。

イベントの記録や告知の映像の仕事に関心がある人は、結婚式・イベント・記念動画のお仕事で、どのような依頼があるかを確かめられます。イベントで流す音楽やジングルを作る仕事は、作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事で紹介しています。集客や告知の分野に関心がある人には、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事も参考になります。

サロンや教室など、店舗でお客様向けの体験会や講座を開く事業者の方は、会場の設備や内装を整える費用について、美容室・サロン向け補助金2026年版|設備投資・内装リフォームに使える制度で使える制度を紹介しています。イベントを集客の柱にしたい場合は、申し込みの管理の仕組みと、会場の準備の費用を、あわせて計画しておくと無理がありません。中小の事業者の経営を、企画から数字の管理まで支援する立場を目指す人には、中小企業診断士の資格の内容と活かし方が参考になります。

イベントの申し込みフォームは、項目を絞り、締め切りと定員の扱いを先に決め、届いた申し込みへの連絡と管理の流れまで用意しておくことで、主催する側にも申し込む側にも負担の少ないものになります。当日の受付で慌てないためにも、フォームを公開する前に、申し込みから当日までの流れを一度書き出してみてください。

よくある質問

Q. イベントの申し込みフォームに最低限必要な項目は何ですか?

参加を希望する回(複数回の場合)、お名前、メールアドレス、参加の方法(会場とオンラインを選べる場合)の4つが基本です。それ以外は、食事が出るならアレルギー、当日の急な連絡が必要なら電話番号のように、運営に使う項目だけを加えます。使わない情報は聞かないのが原則です。

Q. Googleフォームの回答数の上限で定員を管理できますか?

目安としては使えますが、ヘルプでは、複数の人が同時に回答した場合は上限に関係なく受け付けられると案内されています。先着順のイベントでは、定員を超えた場合の扱いを先に決め、申し込みの一覧で人数を確かめながら、定員に近づいたら早めに受け付けを止めるのが確実です。

Q. 申し込みのあと、参加者にはどんな連絡を送ればよいですか?

申し込みの直後に受付の確認、開催の前日か2日前に当日の案内、終わったあとにお礼と感想の依頼を送るのが基本です。確認の連絡には、日時と場所、参加費と支払い方法、キャンセルの連絡方法、問い合わせ先を書きます。当日の案内には地図や配信のURL、持ち物を書きます。

Q. オンラインのイベントで、配信のURLはいつ送るのがよいですか?

申し込みの直後に送ると転送されて申し込んでいない人が入ることがあるため、前日か当日の朝に、申し込んだ人にだけ送る形が管理しやすくなります。申し込みの段階では、使う配信のサービスの名前と、事前に入れておくアプリがあるかを伝えておきます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年9月10日最終更新:2026年10月14日
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この記事を書いた人

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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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