作った数より続いた月数、アイコン・LINEスタンプ制作が続かない理由は納期管理

中西 直美
中西 直美
作った数より続いた月数、アイコン・LINEスタンプ制作が続かない理由は納期管理

この記事のポイント

  • アイコン・LINEスタンプ制作が続かない理由を
  • やる気ではなく納期管理の問題として整理しました
  • 所要時間の見積もりが外れる仕組み

「最初の1セットは作れたんです。でも、そこで止まってしまって」

こういうご相談を、よくいただきます。アイコンやLINEスタンプの制作を始めてみたものの、数か月で手が止まってしまう。自分には根気がないのではないか、向いていなかったのではないか。そんなふうに、ご自分を責めてしまう方が多いのです。

大丈夫ですよ。まずお伝えしたいのは、続かない理由はやる気の量ではないということです。お話を伺っていくと、ほとんどの場合、原因は同じところにあります。締切の置き方です。いつまでに何をやるかを決めていない状態、あるいは決めていても現実に合っていない状態。この2つのどちらかで、手が止まっています。

つまり、続かない理由は納期管理の問題として扱えます。気持ちの問題として扱うと解決策が精神論になってしまいますが、管理の問題として扱えば、やることが具体的になります。この記事では、その具体的なやり方を順に整理します。

続かない理由は、性格ではなく締切の設計にある

はじめに、続かなくなる経過を見てみましょう。

多くの方が、最初の1セットは完成させます。ここは勢いがあるので進みます。問題はその後です。2セット目に取りかかったところで、1セット目のときほど時間が取れない週が出てくる。1週遅れる。翌週に取り戻そうとして、今度は無理をする。疲れて、また間が空く。気づくと1か月触っていない。そして、再開するのに大きな心理的な負担がかかるようになります。

この経過を見て分かるのは、止まった原因が「1週遅れたこと」ではないということです。1週遅れることは誰にでもあります。問題は、遅れた後に取り戻そうとして無理をしたところです。

3か月でやめる方と、続いていく方の違い

ご相談を受けていて感じるのは、続いていく方は、遅れることを前提に予定を組んでいるという点です。

具体的には、最初から予定に空白の週を入れています。4週のうち3週を作業に充て、1週は何も入れない。この1週があると、遅れが発生しても翌週に吸収されます。無理をする場面が来ません。

一方、止まってしまう方は、4週すべてに予定を入れています。これは真面目な方ほど陥りやすい組み方です。予定を埋めることが計画だと思ってしまう。でも、埋まった計画には遅れを吸収する余地がありません。1回の遅れが、そのまま全体の崩壊になります。

自作販売だけを目標にすると、続きにくい

もう1つ、続かなくなる大きな要因があります。収入の目標を自作販売だけに置いてしまうことです。

自分でスタンプを作って売る形は、始めやすい反面、成果が返ってくるまでの時間が読めません。売れなければ、どれだけ時間をかけても収入はゼロのままです。この状態が数か月続くと、続ける理由を自分の中に保てなくなります。

販売の仕組みは、次のようになっています。

LINEスタンプが売れた際の収入は、売れた場所によって金額が異なります。 LINEスタンプが購入(ダウンロード)できる場所は、「LINE STORE」と「LINEアプリ内のスタンプショップ」の大きく2箇所あります。 今回はスタンプ1セット120円で販売した場合の収入金額に関してご案内します。 ①LINE STOREで売れた場合 LINE STOREにて制作したLINEスタンプがダウンロードされた場合の収入金額は、42円になります。120円のうち35%の42円がLINEスタンプ制作者の収入となります。 出典: line-stamp.jp

1セット120円で売れて、手元に入るのが42円。アプリ内のスタンプショップ経由ではさらに少なくなります。

そして、売れるかどうかについては、次のような指摘があります。

クリエイターの90%はスタンプが1つも売れたことがないというデータもあります。しかし、中にはLINEスタンプで月10万円以上稼いでいる人もいます。実際問題、トップクリエイターやSNSでの影響力がある人以外はなかなか稼ぐのが難しいのが現実です。 出典: line-stamp.jp

90%が1つも売れたことがないという状況で、販売だけを続ける理由にするのは、心の負担が大きすぎます。

ですから、続けたい方には、依頼を受けて納品する形を軸に置くことをおすすめしています。納品すれば報酬が確定します。締切も相手から与えられます。この2つがあるだけで、続けやすさがまったく変わります。自作販売は、受託が回り始めてから並行させても遅くありません。

納期管理という言葉を、3つの作業に分解する

納期管理と聞くと難しそうですが、中身は3つの作業だけです。

1つ目は、かかる時間を見積もること

これから作るものに、何時間かかるかを予想する作業です。

多くの方は、この見積もりを頭の中だけで済ませています。「まあ、1週間もあればできるだろう」という感覚です。でも、この感覚がほぼ確実に外れます。理由は後で詳しくお話ししますが、簡単に言えば、描く時間しか数えていないからです。

2つ目は、その時間を日に割ること

見積もった総時間を、実際に作業できる日で割ります。

ここで大切なのは、カレンダー上の日数ではなく、自分が実際に机に向かえる日で割ることです。1週間は7日ありますが、家庭やお勤めの都合で、作業できるのは3日かもしれません。7で割るか3で割るかで、答えは倍以上変わります。

3つ目は、回復のための時間を入れること

これが最も抜けやすい作業です。

作業できる日をすべて作業で埋めると、疲れが抜けません。副業として取り組む場合、本業や家事の後に作業することになります。そこに休みがないと、数週間で消耗します。

ですから、割り当てた後に、意図的に何も入れない日を残します。予備日ではなく、休む日です。予備日と呼ぶと遅れの穴埋めに使ってしまうので、休む日と呼んでください。

この3つ、見積もる、割る、休みを入れる。これが納期管理の全部です。

所要時間の見積もりが外れる、3つの仕組み

見積もりが外れる原因を、もう少し詳しく見ていきます。ここが分かると、予定の精度が一気に上がります。

描く時間しか数えていない

スタンプを8点作るとき、多くの方は「1点1時間だから8時間」と考えます。

でも実際には、描く以外の作業があります。何を描くか決める時間。ラフを描いて選ぶ時間。書き出しの設定をする時間。ファイル名を付けてまとめる時間。相手に送る時間。返信を待って対応する時間。

これらを足すと、描く時間と同じくらい、あるいはそれ以上になることがあります。ですから、見積もりを立てるときは、描く時間を出したうえで、同じだけの時間を足してください。8時間なら16時間と見る。この程度の余裕を持たせておくと、外れにくくなります。

修正のやり取りを数えていない

依頼を受けて作る場合、初稿を出してから完成までに、相手とのやり取りが入ります。

このやり取りは、自分の都合では進みません。相手が確認して返信するまでの時間が必ず入ります。2日で返ってくることもあれば、1週間かかることもあります。

ここを見積もりに入れていないと、「自分の作業は終わっているのに納期が守れない」という状況が生まれます。そして、この状況は自分の努力では解決できないので、無力感につながります。相手の確認にかかる日数も、最初から予定に書き込んでください。

最初の1点で全体を推定してしまう

1点目に1時間かかったから、8点で8時間。この計算も外れます。

1点目は、キャラクターの設定を決めながら描くので、実際には最も時間がかかります。2点目以降は速くなります。ですから、1点目の時間で全体を推定すると、多めに見積もることになります。これは安全側の誤差なので、大きな問題にはなりません。

問題は逆のケースです。慣れてきた5点目の速さで残りを推定すると、少なく見積もってしまいます。疲れてくると速度は落ちますし、最後の数点は「もう出尽くした」状態で案を絞り出すことになります。終盤ほど時間がかかると考えて、余裕を持たせてください。

1週間の設計図を、紙1枚で作る

ここからは実際の組み方です。難しい道具は要りません。紙1枚で足ります。

まず、作業できる日を数える

今週、実際に机に向かえるのは何日か。この数字を先に出します。

このとき、「頑張れば5日いける」ではなく、「無理なく3日」で数えてください。多めに見積もると、達成できなかった日が積み重なって、自己評価が下がります。少なめに数えて、余った日にできれば嬉しい、という設計のほうが心が保ちます。

1日の上限を決める

1日に何時間までやるか、上限を決めます。下限ではなく上限です。

「最低1時間」と決めると、疲れている日にも机に向かうことになります。「最大2時間」と決めると、それ以上やらない歯止めになります。副業として長く続けるためには、後者のほうが機能します。

調子の良い日に5時間やってしまうと、翌日以降に響きます。その反動で3日空くくらいなら、毎日2時間のほうが総量は多くなります。

余白を最後ではなく、途中に置く

計画に余白を作るとき、多くの方は最後に置きます。締切の前日を空けておく、という組み方です。

これは、あまり機能しません。最後の余白は、遅れが積み重なった結果として消えてしまうからです。

おすすめしているのは、途中に置くことです。3週間の予定なら、2週目の途中に何も入れない数日を作る。ここで遅れを吸収できれば、後半が楽になります。吸収する必要がなければ、前倒しで進みます。どちらに転んでも良い結果になります。

私がお会いした方の中に、締切前日を予備日にしていたけれど毎回そこが消えてしまう、という方がいらっしゃいました。余白を中間に移しただけで、同じ作業量が無理なく収まるようになりました。やる気の話ではなく、置き場所の話でした。

続いている方がやっている、記録の残し方

続く方には、記録の習慣があります。ただし、記録の対象が少し変わっています。

作った数ではなく、続いた月数を数える

作った点数を数えていると、進みが遅い月に落ち込みます。40点作れた月と5点しか作れなかった月を比べて、後者を失敗だと感じてしまう。

でも、副業として続ける場合、月ごとの量にばらつきが出るのは当たり前です。仕事も家庭も動いています。

ですから、数えるものを変えてください。「何点作ったか」ではなく、「今月も手を動かしたか」を数える。1点しか描けなかった月も、続いた月として1と数える。この数え方にすると、途切れさせないことに意識が向きます。そして実際、途切れさせないことが最も大事です。

1件ごとの実時間を記録する

予定を立てても外れる、という方は、実績を記録していないことが多いです。

作業を始めた時刻と終えた時刻を、紙にメモするだけで構いません。これを3件ほど続けると、自分の実際の速度が分かります。そうすると、次の見積もりが当たるようになります。

見積もりが当たるようになると、締切が怖くなくなります。締切が怖くなくなると、依頼を受けることへの心理的な負担が減ります。ここは連鎖しています。

中断したときの戻り方を、先に決めておく

どんなに設計しても、中断は起きます。体調を崩す、家族のことがある、本業が忙しくなる。避けられません。

大事なのは、戻り方を先に決めておくことです。おすすめしているのは、「再開の日は、必ず一番簡単な作業から始める」という決めごとです。

具体的には、新しい絵を描くのではなく、前に描いたものの書き出しをやり直す、ファイルの整理をする、といった手を動かすだけの作業から入る。頭を使う作業から再開しようとすると、腰が重くなります。

この決めごとがあるだけで、1か月空いた後の再開がずいぶん楽になります。

1セット目を終えた直後が、続くかどうかの分かれ目

ご相談を受けていて、はっきりした分岐点だと感じる場面があります。1セット目を作り終えた直後の数日です。

ここで多くの方が、いったん休みます。それ自体は自然なことです。問題は、休んだ後に「次に何をするか」が決まっていないことです。決まっていないと、再開のたびにゼロから考えることになり、その負担で足が止まります。

完成した日のうちに、次の1行だけ書いておく

おすすめしているのは、1セットが終わった日のうちに、次にやることを1行だけ書き残しておくことです。

「次は動物のキャラクターで8点」「次は前回の絵柄で表情だけ変えたものを4点」といった程度で構いません。完成した直後は、頭がまだその作業の中にあります。この状態のときに書いた1行は、具体的で実行しやすいものになります。

逆に、休んで頭が切り替わった後に考えようとすると、選択肢が広がりすぎて決められません。「何を作ろうか」から始めるのは、想像以上に負荷の高い作業です。

振り返りは、良かった点を1つだけ

1セット終えたら、振り返りをする方がいらっしゃいます。これ自体は良い習慣ですが、内容に注意が必要です。

反省点を並べる形の振り返りをすると、続けるための力が削がれます。副業として取り組んでいる場合、上手くいかなかった点はいくらでも見つかります。全部書き出すと、次に向かう気持ちが残りません。

書くのは、良かった点を1つと、次に変える点を1つ。この2つだけにしてください。変える点も、「もっと丁寧に描く」のような曖昧なものではなく、「ラフを描く日を先に決める」のように行動として書ける形にします。

締切が外から来る状態を、早めに作る

そしてもう1つ。自分で決めた締切は、自分で動かせてしまいます。動かしても誰も困らないので、簡単に伸びます。

続いている方は、早い段階で外から締切が来る状態を作っています。依頼を受けるのが最も確実ですが、それが難しいうちは、身近な人に「今月中にこれを渡す」と伝えるだけでも機能します。誰かが待っている状態を作ると、締切が現実の重みを持ちます。

私がお会いした方の中に、家族に「来月の誕生日にスタンプを贈る」と宣言して、それをきっかけに手が動き出した方がいらっしゃいました。報酬のある仕事ではありませんでしたが、期日と受け取る相手がはっきりしていたことが、進む力になったのだと思います。

気持ちが折れやすい場面と、その手当て

管理の話をしてきましたが、気持ちの部分にも触れておきます。

反応がないとき

作ったものに反応がないと、意味を感じにくくなります。特に自作販売は、売れなければ何も返ってきません。

このときは、反応の得られる場所を1つ持っておくことが助けになります。同じように制作をしている人の集まりでも、家族に見せるのでも構いません。誰かが見ているという感覚があると、続けやすくなります。

他の人と比べてしまうとき

インターネットを開くと、上手な作品がいくらでも目に入ります。比べれば、必ず落ち込みます。

比べる相手を、他人から過去の自分に変えてください。3か月前に描いたものと、今描いているものを並べる。この比較は、必ず前進が見えます。

そして、見る量を減らすことも有効です。参考のために見る時間を、1日15分と決める。それ以上見ても、上達には結びつきません。

体調と季節の影響

これは意外に見落とされます。気分の落ち込みや意欲の低下には、季節や睡眠の影響が出ます。自分の性格の問題だと考えてしまう方が多いのですが、環境の要因であることも少なくありません。

数週間にわたって気持ちが戻らない、眠れない、食欲がないといった状態が続く場合は、無理に作業を続けようとせず、医療機関や公的な相談窓口に相談してください。作業の設計で解決できる範囲と、そうでない範囲があります。

運営者の視点で見た、続いている方の共通点

在宅の仕事と依頼者をつなぐ場を20年運営してきた立場から、続く方について感じていることをお話しします。

まず、続いている方は、月ごとの作業量が安定していません。むしろ、ばらついています。忙しい月は少なく、余裕のある月は多い。その代わり、ゼロの月がありません。

そして、依頼者との関係の作り方が違います。1件納めて終わりにせず、次につながる形で閉じている。納品後に公開の結果を尋ねる、次の季節に必要になりそうな素材を提案する。こうした一手間がある方は、翌年も同じ依頼者から声がかかります。運営者として見てきた限りでは、長く続いている方ほど、新規の獲得ではなく再依頼の割合が高いです。締切が定期的に外から与えられる状態になるので、続ける仕組みが自動的にできあがります。

もう1つ、手取りの構造を理解している方が続きやすいです。仲介の手数料が引かれる経路では、依頼者が払った金額の一部が差し引かれてから手元に届きます。手数料0%の直接取引なら、依頼者は同じ予算でより多くを頼めますし、受け手は同じ作業量で手取りが厚くなる。同じ時間を使っているのに残る額が違うと、続ける気持ちの支えが変わってきます。始めたばかりのうちは仲介の場で経験を積み、続けて依頼をくださる方が現れたら直接のやり取りに移していく。この移り方をしている方が、無理なく長く続いています。

職種データから見た、この仕事の続けやすさ

最後に、この仕事の性質と継続の関係を整理しておきます。

アイコンやLINEスタンプの制作は、キャラクター・アイコン・LINEスタンプのお仕事にまとまっている通り、1件あたりの規模が小さく、依頼の発生頻度が高い領域です。この性質は、続けるうえで有利に働きます。1件が数か月にわたる大型案件だと、途中で中断したときの立て直しが大変です。小さい案件が繰り返し発生する形なら、1件終わるごとに区切りがつきます。

副業として組み立てる場合の全体像は、LINEスタンプ制作の副業|AIイラスト活用で効率よく稼ぐ方法に制作の効率化という観点からまとまっています。作業時間そのものを減らせれば、続けるための負担も減ります。アイコン制作に関心がある方は、アイコンデザイン副業|SNSアイコン・アプリアイコンで稼ぐ方法【2026年版】が用途別の需要を整理しています。用途が複数あることを知っておくと、1つの経路が止まっても続けやすくなります。

作業環境の面では、ファイルの受け渡しが滞ると、それだけで気持ちが削られます。在宅の環境をこれから整える方は、在宅ワークに最適なネット回線|光回線vsホームルーターの選び方に選び方の基準がまとまっています。

報酬の水準を客観的に確かめたいときは、職種別の統計が目安になります。制作職に近い水準はソフトウェア作成者の年収・単価相場、コンテンツ寄りの水準は著述家,記者,編集者の年収・単価相場にまとまっています。

やり取りの型を整えたい方には、ビジネス文書検定で扱われる見積書や報告文の書式が役立ちます。締切の伝え方や進捗の報告が定型になると、毎回考える負担がなくなります。将来的に扱う範囲を広げたくなったときは、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事、技術寄りの知識としてCCNA(シスコ技術者認定)といった選択肢もありますが、今すぐ必要なものではありません。

続けるために必要なのは、根性ではありません。作業できる日を正しく数えて、上限を決めて、途中に休みを置く。それだけです。今月1点しか描けなかったとしても、続いた月として数えてください。

よくある質問

Q. 数か月で手が止まってしまうのは、向いていないからですか?

向き不向きより、締切の置き方が原因になっている場合がほとんどです。予定を4週すべて埋めていると、1週遅れたときに吸収する余地がありません。4週のうち1週を何も入れない週にしておくと、遅れが自然に吸収されます。真面目な方ほど予定を埋めがちですが、埋まった計画は1回の遅れで崩れます。

Q. 作業時間の見積もりがいつも外れてしまいます?

描く時間しか数えていないことが原因です。案を決める、ラフを選ぶ、書き出しの設定をする、ファイル名を付けてまとめる、送る、返信を待つ。これらを合わせると描く時間と同程度になることがあります。描く時間を出したら、同じだけの時間を足して見積もってください。相手の確認にかかる日数も予定に書き込みます。

Q. 自作販売だけを目標にするのは難しいですか?

成果が返るまでの時間が読めないため、続ける支えにしにくい形です。1セット120円で売れた場合の制作者の取り分は42円で、クリエイターの90%は1つも売れたことがないという指摘もあります。依頼を受けて納品する形なら報酬が確定し、締切も外から与えられます。まず受託を軸に置き、自作販売は並行させるのが続けやすい順番です。

Q. 中断してしまった後、どう再開すればいいですか?

再開の日は、必ず一番簡単な作業から始めると決めておいてください。新しい絵を描くのではなく、前に描いたものの書き出しをやり直す、ファイルを整理するといった手を動かすだけの作業から入ります。頭を使う作業から再開しようとすると腰が重くなります。この決めごとがあるだけで、1か月空いた後の再開がずいぶん楽になります。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年7月19日最終更新:2026年8月23日
中西 直美

この記事を書いた人

中西 直美@SOHO編集部

産業カウンセラー・キャリアコンサルタント

大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。

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