Appleのショートカットアプリでできることと、iPhoneやMacで作り始める手順

@SOHO編集部
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Appleのショートカットアプリでできることと、iPhoneやMacで作り始める手順

この記事のポイント

  • ✓Appleのショートカットアプリでできることと
  • ✓iPhone・iPad・Macで作り始める手順を
  • ✓Appleの公式ユーザガイドに沿って解説します

iPhoneやMacに最初から入っている「ショートカット」というアプリ。名前は知っていても、何ができるのか分からず、一度も開いたことがないという方は多いはずです。キーボードのショートカットキーのことだと思っていた、という声もよく聞かれます。まず、安心してください。ショートカットアプリは、プログラミングの知識がなくても、決まった手順を組み合わせるだけで使い始められる道具です。

この記事では、Appleのショートカットアプリでできることと、iPhone・iPad・Macで作り始める手順を、Appleの公式ユーザガイドに沿って説明します。最初に知っておきたい「アクション」の考え方、ギャラリーから追加する方法、自分で作る手順、時刻や場所をきっかけに動かすパーソナルオートメーション、外部から手に入れたショートカットを使うときの注意まで扱います。Macでファイルを扱う作業が多い方向けに、複数の保存先を1つのサイドバーに並べられるMacのファイル管理アプリAtriensにも触れます。

ショートカットアプリとは

ショートカットアプリは、iPhone、iPad、Mac、Apple Watchで使える、Apple純正のアプリです。Appleのユーザガイドは、ショートカットを次のように説明しています。

ショートカットは、アプリでの1つまたは複数の作業を素早く完了するための機能です。ショートカットアプリでは、複数の手順を組み合わせた独自のショートカットを作成できます。 出典: support.apple.com

同じガイドでは、例として、海の波の情報を取り込み、ビーチまでの所要時間を調べ、音楽のプレイリストを再生する「サーフタイム」というショートカットが紹介されています。いくつかのアプリをまたいで行う一連の作業を、1回の操作でまとめて実行できる、というのがショートカットアプリの考え方です。

キーボードのショートカットとは別のもの

「ショートカット」という言葉は、MacやWindowsでは、Command+Cでコピーするといった「キーボードショートカット」の意味でも使われます。この記事で扱うショートカットアプリは、それとは別のものです。調べものをするときは、「ショートカットアプリ」や「ショートカット App」と書いて検索すると、目的の情報にたどり着きやすくなります。

無料で、最初から入っている

ショートカットアプリは、iPhoneやiPadには最初から入っていることが多く、見当たらない場合はApp Storeから無料で入手できます。Macでも、最近のmacOSには最初から入っています。追加の費用をかけずに試せるので、気軽に始められます。

ショートカットを理解する鍵は「アクション」

ショートカットアプリを使いこなすうえで、最初に押さえておきたいのが「アクション」です。Appleのユーザガイドは、アクションを次のように説明しています。

アクションは、ショートカットの構成要素で、タスク内の1つの手順のことです。複数のアクションから組み合わせて、Appleデバイス上のアプリやコンテンツだけでなく、インターネット上のコンテンツやサービスを操作するショートカットを作成できます。 出典: support.apple.com

日常の言葉に置き換えると、アクションは「料理のレシピの1行」のようなものです。「玉ねぎを切る」「フライパンで炒める」「塩をふる」という1行ずつの手順が並んで、1つの料理ができあがります。ショートカットも同じで、「写真を選ぶ」「サイズを変える」「メールで送る」というアクションを上から順に並べると、1つのショートカットになります。

言葉 意味 料理に例えると
ショートカット 一連の作業をまとめたもの 1つの料理のレシピ
アクション ショートカットの中の1つの手順 レシピの1行
ギャラリー Appleが用意したショートカットの見本集 料理本
オートメーション 決まったきっかけで自動で動くショートカット タイマーで炊けるご飯

アクションは上から下へ順番に実行されます。前のアクションの結果が、次のアクションに渡されるのが基本です。たとえば「写真を選ぶ」の結果として選ばれた写真が、次の「サイズを変える」に渡され、サイズを変えた写真が、さらに次の「メールで送る」に渡されます。この「結果が下に流れていく」という考え方が分かれば、ショートカットはぐっと分かりやすくなります。

アクションには、大きく分けて「何かを取り出す」もの、「取り出したものを変える」もの、「どこかに送る・保存する」ものがあります。Appleのユーザガイドの目次でも、「取得アクション」「変換アクション」「共有アクション」という分け方で説明されています。自分の作業を「何を取り出して、どう変えて、どこに送るか」の3つに分けて考えると、どのアクションを並べればよいかが見えてきます。たとえば「今日の日付を取り出し、決まった形の文字に変え、メモに書き足す」という具合です。

まずはギャラリーから追加してみる

いきなり自分でショートカットを作るより、まずはAppleが用意している見本を使ってみるのがおすすめです。ショートカットアプリには「ギャラリー」という画面があり、便利なショートカットが集められています。

Appleのユーザガイドには、ギャラリーでは独創的なショートカットや便利なショートカットを厳選したコレクションを紹介しており、好みのショートカットが見つかったら、タップするだけで自分のショートカットのコレクションに追加でき、必要に応じてカスタマイズもできると書かれています。

ギャラリーのショートカットを追加したら、すぐに実行するだけでなく、中身を開いてみてください。どんなアクションがどんな順番で並んでいるのかを見ると、「こういう組み合わせでこの動きになるのか」という感覚がつかめます。料理の見本を見てから自分で作ってみるのと同じで、見本の中身を読むことが、いちばんの近道です。

iPhone・iPadでショートカットを作る手順

ギャラリーの見本に慣れたら、自分でショートカットを作ってみましょう。Appleのユーザガイド(iPhoneまたはiPadでカスタムショートカットを作成する)では、作る流れを3つの手順で説明しています。

  1. ショートカットのコレクションに、新しいショートカットを作る
  2. ショートカットエディタでアクションを追加する
  3. 新しいショートカットを実行してテストする

具体的な操作は次のとおりです。

  1. ショートカットアプリを開き、画面の右上の追加のボタンをタップする
  2. 空の「名称未設定ショートカット」がショートカットエディタに表示される
  3. 「新規ショートカット」をタップし、「名称変更」をタップして名前を入力し、「完了」をタップする
  4. 「アクションを追加」をタップする
  5. 表示されたカテゴリ(「メディア」や「Web」など)をタップし、リストのアクションをタップして追加する
  6. ほかのアクションを追加するには、画面の下部の検索フィールドを上にスワイプしてアクションを選ぶ
  7. アクションを追加し終わったら「完了」をタップする

できあがったショートカットは、「すべてのショートカット」と「マイショートカット」の両方に追加されます。テストするときは、ショートカットをショートカットエディタで開いてから実行のボタンをタップします。途中で止めたいときは、停止のボタンをタップします。

ガイドには、ホーム画面でショートカットアプリのアイコンを長押しし、「ショートカットを作成」をタップしても新しく作れると書かれています。間違えてアクションを追加した場合は、ショートカットエディタの取り消しのボタンで1つ前に戻せます。

Macでショートカットを作る手順

Macでも、作り方の流れはiPhoneと同じです。Appleのユーザガイド(Macでカスタムショートカットを作成する)に沿って、操作を整理します。

  1. ショートカットアプリを開き、ツールバーの追加のボタンをクリックする
  2. 空の「名称未設定ショートカット」がショートカットエディタに表示される
  3. 「ショートカット名」をクリックして名前を入力する
  4. 右のサイドバーからカテゴリ(「書類」など)を選び、表示されるリストでアクションをダブルクリックする
  5. 別のアクションを追加するには、4を繰り返す
  6. 追加し終わったら「閉じる」ボタンをクリックする

Macでは、アクションをリストからショートカットエディタの目的の位置にドラッグして追加することもできます。間違えたときは、「編集」メニューの「取り消す」(Command+Z)で戻せます。Dockのショートカットアプリのアイコンを、Controlキーを押しながらクリックし、「新規ショートカット」を選んで作ることもできます。

Macの画面は広いので、iPhoneより一覧性が高く、アクションの並びを見ながら作業できます。少し長いショートカットを作るときは、Macで作るほうが楽に感じる方も多いでしょう。

少し慣れてきたら使いたい3つの仕組み

短いショートカットが作れるようになったら、もう一歩進んだ仕組みを覚えると、作れるものの幅が広がります。Appleのユーザガイドの目次には、「変数」「『もし』アクション」「『繰り返す』アクション」といった項目が並んでいます。ここでは、それぞれの考え方だけを、日常の言葉で整理しておきます。

変数

変数とは、途中の結果に名前を付けて、あとのアクションで使えるようにしておく入れ物のことです。ショートカットの基本は「前のアクションの結果が次に渡る」流れですが、2つ前、3つ前の結果を使いたいこともあります。そのときに、途中の結果に「今日の日付」「選んだ写真」のような名前を付けておくと、離れたアクションからでも呼び出せます。

「もし」アクション

「もし」アクションは、条件によって処理を分けるためのものです。たとえば「もし今日が金曜日なら、週の報告のメモを開く。そうでなければ、日報のメモを開く」というように、状況に応じて動きを変えられます。毎日同じショートカットを実行しながら、曜日や時刻で中身を切り替えたいときに役立ちます。

「繰り返す」アクション

「繰り返す」アクションは、同じ処理を何度も行うためのものです。たとえば、選んだ複数の写真の1枚ずつに、同じ処理をかけたいときに使います。手で1枚ずつ同じ操作をしていた作業も、繰り返しのアクションでまとめられます。

この3つを組み合わせると、かなり複雑な作業も自動にできます。ただ、最初から使いこなそうとする必要はありません。「途中の結果をあとで使いたい」「条件で動きを変えたい」「同じことを何回もしたい」と感じたときに、ユーザガイドの該当する項目を読めば十分です。

作ったショートカットを実行する方法

作ったショートカットは、ショートカットアプリから実行するだけでなく、いろいろな場所から呼び出せます。Appleのユーザガイドの目次には、次のような実行の方法が並んでいます。

実行する場所 iPhone・iPad Mac
ショートカットアプリから ○ ○
Siriに話しかけて ○ ○
ウィジェットから ○ ○
ホーム画面に追加したアイコンから ○
コントロールセンターから ○
背面をタップして ○(iPhone)
Apple Watchから ○ ○

Macでは、ショートカットのメインウインドウでショートカットの上にポインタを移動して実行のボタンをクリックするほか、Dockのアイコンを、Controlキーを押しながらクリックして「ショートカットを実行」から選ぶこともできます。

よく使うショートカットは、すぐに呼び出せる場所に置いておくと、毎日の作業の手間がぐっと減ります。iPhoneならホーム画面のアイコンやウィジェット、Macならウィジェットや、Siriへの呼びかけが手軽です。

決まったきっかけで自動で動かす「パーソナルオートメーション」

ショートカットは、自分で実行するだけでなく、決まったきっかけで自動で動かすこともできます。これを「パーソナルオートメーション」と呼びます。Appleのユーザガイドでは、時刻、場所への到着、アプリを開く、といったイベントに基づいてアクションを実行する方法として説明されています。

iPhoneやiPadでパーソナルオートメーションを作る手順は、ユーザガイド(新規パーソナルオートメーションを作成する)によると次のとおりです。

  1. ショートカットアプリで「オートメーション」をタップする(2回目以降は、さらに右上の追加のボタンをタップする)
  2. 「個人用オートメーションを作成」をタップする
  3. 「時刻」や「到着」などのきっかけを選ぶ
  4. きっかけのオプションを選び、「次へ」をタップする
  5. 「アクションを追加」をタップして、アクションを追加する
  6. 「次へ」をタップし、概要を確かめて「完了」をタップする

ガイドには、新しく作ったパーソナルオートメーションは、実行するかどうかを確かめる通知が届く形になり、編集して確認なしで実行するようにもできると書かれています。また、パーソナルオートメーションはその端末だけのもので、iCloudにはバックアップされるものの、ほかの端末には同期されないとも書かれています。iPhoneで作ったオートメーションは、iPadには自動で入らないので注意してください。

オートメーションの使い方の例

仕事に役立つオートメーションの例をいくつか挙げます。

  • 毎朝決まった時刻に、今日の予定を読み上げる
  • 仕事の場所に着いたら、集中の設定に切り替える
  • 特定のアプリを開いたら、画面の明るさを変える
  • 夜の決まった時刻に、明日の天気を表示する

最初は、確認の通知が出る設定のまま使い、思ったとおりに動くことを確かめてから、確認なしにするのが安心です。

iCloudで、端末の間でショートカットを同期する

iPhoneで作ったショートカットを、Macでも使いたい。そんなときは、iCloudの同期を使います。Appleのユーザガイドによると、同じApple IDでサインインし、ショートカットアプリで「iCloud同期」を有効にすると、すべての端末でショートカットのコレクションが最新の状態に保たれます。どれかの端末でショートカットを追加、変更、削除すると、ほかの端末にも反映されます。

Macでは、メニューバーの「ショートカット」から「設定」を選び、「一般」のパネルで「iCloud同期」を選ぶと有効になります。

ただし、前の節で触れたように、パーソナルオートメーションは端末ごとのもので、同期されません。また、iPhoneにしかない機能を使うアクション(背面のタップなど)は、Macでは動かないことがあります。端末をまたいで使うショートカットは、それぞれの端末で一度動かして確かめておきましょう。

外部から入手したショートカットを使うときの注意

インターネット上には、ほかの人が作ったショートカットが公開されていて、リンクから自分の端末に追加できるものもあります。便利な反面、注意も必要です。

Appleのユーザガイド(Macの高度なプライバシーおよびセキュリティ設定)には、端末の上でオートメーションを実行することには特有のリスクがあるため、ショートカットアプリには悪意のある人やスクリプトから利用者を守る設定がある、と書かれています。ギャラリーの外から入手したショートカットや、JavaScriptを含むショートカットを追加したり実行したりするには、設定を有効にする必要があります。同じガイドには、信頼できないJavaScriptを含むショートカットは実行しないこと、スクリプトを使ってショートカットを実行するとデータが失われる可能性があることも、はっきり書かれています。

外部のショートカットを使う前には、次の点を確かめてください。

  • 誰が作ったものか、配布しているページは信頼できるか
  • 追加する前に、中のアクションを開いて、何をするものかを読む
  • 「ファイルを削除」「メールを送信」など、取り消しにくい操作が含まれていないか
  • 個人の情報(連絡先、位置情報、写真など)を外に送る動きがないか

実行するときに、個人のデータを使ってよいかを確かめるダイアログが表示されることがあります。何に使われるのかが分からないまま、許可を押さないようにしましょう。仕事の端末で使う場合は、会社の決まりで、外部のアプリや仕組みの利用が制限されていないかも確かめてください。

思ったとおりに動かないときに確かめること

ショートカットを作っていると、思ったとおりに動かないことがあります。焦らずに、次の順番で確かめてください。

  1. アクションを1つずつ減らして、どこまでなら思ったとおりに動くかを確かめる
  2. 前のアクションの結果が、次のアクションに正しく渡っているかを見る
  3. 写真や連絡先、位置情報などを使うアクションで、使ってよいかの許可が出ているかを確かめる
  4. iPhoneとMacで使える機能が違うアクションを使っていないかを確かめる

Appleのユーザガイドの目次には「アクションをテストする」という項目もあり、アクションごとに動きを確かめる方法が案内されています。長いショートカットほど、最初から全部を動かすのではなく、短い部分ごとに確かめるのが近道です。

3番目の許可は、見落としやすい点です。ショートカットが写真や連絡先などの個人のデータを使おうとすると、使ってよいかを確かめるダイアログが表示されます。ここで許可しなかった場合、そのアクションは動きません。プライバシーの設定を見直す方法も、ユーザガイドの「プライバシー設定を調整する」で案内されています。

また、ショートカットの中で別のアプリを使っている場合、そのアプリを更新したあとに動きが変わることがあります。毎日使っているショートカットが急に動かなくなったときは、最近アプリやOSを更新していないかを思い出してみてください。

作ったショートカットを人と共有する

便利なショートカットができたら、同じ仕事をしている人と共有したくなることもあるでしょう。ユーザガイドには「ショートカットを共有する」という項目があり、作ったショートカットをほかの人に渡す方法が案内されています。共有するときは、次の点に気をつけてください。

  • ショートカットの中に、自分の宛先やメールアドレス、住所などの個人の情報が入っていないか
  • 取引先の名前や、仕事のフォルダの名前が入っていないか
  • 受け取った人の環境で、同じアプリや同じフォルダが使えるか

ユーザガイドには、共有するショートカットに「読み込み時の質問」を付ける方法も案内されています。これを使うと、受け取った人がショートカットを追加するときに、宛先などを自分の情報に置き換えてもらえます。人に渡す前提のショートカットでは、自分の情報を直接書き込まず、この仕組みを使うのが安全です。

仕事で使えるショートカットの作り方の例

ここからは、在宅の仕事や日々の事務で役立つショートカットの考え方を、いくつか紹介します。どれも、ギャラリーの見本やアクションの一覧を見ながら、自分の作業に合わせて組み立てるものです。

定型の連絡を素早く送る

「今から作業を始めます」「本日の作業を終了しました」のような、毎日同じ文面で送る連絡は、ショートカットにしておくと便利です。メッセージやメールのアクションに、決まった宛先と文面を入れておけば、ボタン1つで送れます。送る前に文面を確かめたい場合は、送る前に内容を表示して確かめる形にしておきます。

作業の記録を残す

作業を始めた時刻と終えた時刻をメモに書き足すショートカットを作っておくと、取引先への報告や、自分の働き方の振り返りに役立ちます。日付と時刻を取り出すアクションと、メモに追加するアクションを組み合わせます。

ファイルを決まった場所に保存する

iPhoneで撮った書類の写真や、受け取ったファイルを、決まったフォルダに保存する流れも、ショートカットで手間を減らせます。保存先を毎回選ぶ手間がなくなり、「あの書類はどこに保存したか」と探す時間が減ります。

作るときの3つのコツ

  • 最初は2つか3つのアクションだけの短いものから作る
  • 作ったら、必ず一度テストして、思ったとおりに動くかを確かめる
  • 名前を、何をするものかが分かる名前にする(「朝の連絡」「作業終了の記録」など)

長いショートカットを一度に作ろうとすると、どこで思ったとおりに動かなくなったのかが分からなくなります。短いものを動かしてから、1つずつアクションを足していくのが確実です。

仕事の端末で使う前に確かめること

ショートカットは便利ですが、仕事で使う端末では、使う前に確かめておきたいことがあります。

  • 会社や取引先から貸し出された端末では、外部のアプリや自動化の仕組みの利用が決まりで制限されていないか
  • 取引先の情報を扱うショートカットで、その情報を外部のサービスに送る動きがないか
  • 自動でメールやメッセージを送るショートカットが、誤った宛先に送る作りになっていないか
  • 端末をなくしたときに、ショートカットから個人や取引先の情報が見えてしまわないか

特に、自動で送信する仕組みは注意が必要です。宛先を変数で切り替える作りにしていると、思わぬ相手に送ってしまうことがあります。仕事で使う送信のショートカットは、送る前に内容と宛先を表示して確かめる形にしておくと安心です。

また、仕組みに頼りすぎないことも大切です。ショートカットが止まっていたことに気づかず、毎日の連絡が送られていなかった、ということも起こりえます。大事な連絡や記録は、ときどき自分の目で確かめる習慣を残しておきましょう。

Macでファイルを扱う作業が多い方へ

ショートカットは、繰り返しの作業をまとめるのに向いています。一方で、Macで仕事をしていると、作業そのものより「ファイルを探す」「フォルダを行き来する」ことに時間を取られている、という方も多いのではないでしょうか。内蔵ディスクの書類フォルダ、外付けのディスク、NAS、iCloud Driveと、保存先が増えるほど、目的のファイルにたどり着くまでの手間が増えていきます。

複数の保存先を1つのサイドバーで扱えるAtriens

Atriensは、Macのファイル管理アプリです。公式サイトによると、外付けディスクやNAS、iCloud Driveなど、ばらばらの場所にあるフォルダを、1つのサイドバーの中で案件ごとにまとめて並べられます。サイドバーは「どこに何があるか」の見取り図で、並べ替えてもファイルそのものは元の場所から動きません。サイドバーに表示する名前を、フォルダの名前とは別に付けることもできます。

ほかにも、タブと分割の表示、zipの作成と展開、重複したファイルの検出、フォルダごとのターミナルといった機能が公式サイトに載っています。外出先のiPhoneやiPadから、自宅のMacを操作することもできます。対応しているのはmacOS 14以降で、無料でダウンロードでき、アカウントの登録は要りません。

ショートカットで繰り返しの作業をまとめ、ファイルの置き場所の行き来はファイル管理アプリで減らす、というように、道具を役割で分けて組み合わせると、Macでの作業はずっと楽になります。

Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

小さな自動化を仕事に生かしている人を見てきて分かること

@SOHO編集部が2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた中で見てきた限りでは、在宅で長く仕事を続けている人ほど、ショートカットのような身近な道具で、自分の作業の手間を少しずつ減らしています。1回あたりは数十秒の節約でも、毎日続く作業なら、1か月、1年と積み重なって大きな差になります。浮いた時間を、取引先とのやり取りや、仕事の質を上げることに回せるのです。

運営を続ける中で見てきた範囲でも、取引先と直接やり取りしている人ほど、こうした小さな工夫を、相手への報告の速さや正確さとして形にしています。仲介の会社を挟まない取引では、仲介の手数料が引かれない分、同じ予算でも受け取る金額が厚くなり、依頼する側も同じ予算でより多くを頼めます。手数料0%で直接取引できる環境は、こうした工夫の積み重ねが信頼として返ってきやすい環境です。

ショートカットのような自動化の考え方を、業務の改善の支援として仕事にする道もあります。その仕事の内容はAIコンサル・業務活用支援のお仕事で紹介しています。もっと本格的なアプリを作る仕事に興味がある方はアプリケーション開発のお仕事も参考になります。在宅で働く環境を整える費用については、国の助成の仕組みをテレワーク 助成金 2026で紹介しています。

まずはギャラリーから1つ追加して、中のアクションを開いてみてください。どんな手順が並んでいるのかを眺めるところから、ショートカットとの付き合いは始まります。

よくある質問

Q. ショートカットアプリは無料で使えますか?

無料で使えます。iPhoneやiPadには最初から入っていることが多く、見当たらない場合はApp Storeから無料で入手できます。最近のmacOSのMacにも最初から入っています。Appleが用意したギャラリーの見本も無料で追加できるので、まずはギャラリーから1つ追加して、中のアクションを開いてみるところから始めると、仕組みがつかみやすくなります。

Q. iPhoneで作ったショートカットをMacでも使えますか?

同じApple IDでサインインし、ショートカットアプリで「iCloud同期」を有効にすると、端末の間でショートカットのコレクションが同期されます。ただし、時刻や場所をきっかけに動くパーソナルオートメーションは端末ごとのもので、ほかの端末には同期されません。iPhoneにしかない機能を使うアクションはMacで動かないこともあるので、それぞれの端末で一度動かして確かめてください。

Q. 時刻や場所で自動的に動かすことはできますか?

iPhoneやiPadでは、パーソナルオートメーションを作ると、時刻、場所への到着、アプリを開くといったきっかけでショートカットを動かせます。ショートカットアプリの「オートメーション」から「個人用オートメーションを作成」を選び、きっかけとアクションを設定します。作った直後は実行の前に確認の通知が届く形になり、編集すれば確認なしで動かすこともできます。

Q. インターネットで見つけたショートカットを使っても大丈夫ですか?

使う前に、配布しているページが信頼できるかを確かめ、追加する前に中のアクションを開いて何をするものかを読んでください。Appleのユーザガイドでも、信頼できないJavaScriptを含むショートカットは実行しないよう注意が書かれています。ファイルの削除やメールの送信、個人の情報を外に送る動きが含まれていないかを確かめ、仕事の端末では会社の決まりも確認しましょう。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年3月25日最終更新:2026年10月15日
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この記事を書いた人

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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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