WordPress構築 未経験|自作サイトより管理画面の操作説明で通る理由

長谷川 奈津
長谷川 奈津
WordPress構築 未経験|自作サイトより管理画面の操作説明で通る理由

この記事のポイント

  • ✓WordPress構築の副業に未経験から挑戦したい人向けに
  • ✓案件獲得で評価されるポートフォリオの作り方と
  • ✓管理画面の操作説明を武器にする理由を解説します

先日、行政書士としてフリーランスの契約相談を受けていたときに、こんな話を聞きました。「WordPress構築の副業を始めたくて、自作のポートフォリオサイトを3つも作ったのに、案件に応募しても全然返信が来ない」と。結論から言うと、これは珍しい話ではありません。むしろ、自作サイトだけで案件を取ろうとするのは、未経験者がよくハマる遠回りなんです。

実は今、WordPress構築の案件で発注者が本当に見ているのは「デザインセンス」よりも「納品後にクライアントが自分で更新できる状態にしてくれるか」という点です。つまり、管理画面の操作説明ができるかどうかが、未経験者にとって最大の武器になります。この記事では、なぜ自作サイトよりも管理画面の操作説明が評価されるのか、そして未経験からどうやって最初の案件を取るのかを、法務相談で見てきた実例も交えながら整理します。

WordPress構築の副業市場、今どうなっているか

WordPressは世界のウェブサイトのうち非常に高いシェアを占めるCMSとして知られており、企業サイトから個人ブログまで幅広く使われています。企業のホームページ制作を受注する際、ゼロからHTMLとCSSを書くフルスクラッチではなく、WordPressのテーマやブロックエディタを使って構築する案件が増えているのは、発注側にとって「納品後の更新をクライアント自身で行える」というメリットが大きいからです。

在宅ワーク・副業のマッチングサービスに掲載されるWeb制作系の求人を見ても、「WordPressでの構築・運用経験者歓迎」という条件はよく見かけます。未経験可の案件も一定数存在しますが、その多くは「まずは修正作業から」「テンプレートの当てはめから」といった、いきなりゼロからの構築ではなく段階を踏む形になっています。

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この求人情報からも分かる通り、WordPress関連の仕事は「未経験OK」とうたわれていても、実務は制作そのものより運用サポートの色が強いものが多くあります。つまり未経験者が最初に評価されるのは、派手な構築スキルではなく、地道な運用サポートの丁寧さなんです。

なぜ自作サイトのポートフォリオだけでは評価されにくいのか

未経験からWordPress構築の副業を始めようとする人の多くが、まず「ポートフォリオ用に自分でサイトを作ろう」と考えます。これ自体は悪いことではありません。ただし、自作サイトだけを見せて案件に応募すると、発注者側からはこう見えてしまうことがあります。「デザインの好みは分かったけれど、この人は実際のクライアント案件でどう動くのか分からない」と。

自作サイトは、締切もなく、クライアントからの修正依頼もなく、好きなように作れます。逆に言えば、実務で必ず発生する「クライアントの要望を聞いて形にする」「公開後にクライアント自身が更新できるようにする」というプロセスが一切含まれていません。発注者が本当に知りたいのは、まさにそこなんです。

これ、知らない人が本当に多いんです。私が法務相談を受けていた際、あるWebデザイナーの方が「ポートフォリオサイトを5つ作ったのに案件が取れない」と悩んでいました。話を聞くと、どのサイトも見た目は綺麗なのですが、納品物としての説明資料や運用マニュアルが一切ありませんでした。実際にその方に「サイトのスクリーンショットだけでなく、クライアントに渡す操作マニュアルのサンプルも一緒に見せてみては」とアドバイスしたところ、次の応募で初めて返信が来たという話を後日聞きました。

管理画面の操作説明が評価される3つの理由

未経験者にとって、管理画面(WordPressの管理画面、いわゆるダッシュボード)の操作説明ができることは、なぜそれほど重要なのでしょうか。理由は大きく3つあります。

1つ目は、発注者の多くが「納品後に自分たちで更新したい」というニーズを持っているからです。ブログ記事の追加、商品情報の更新、お知らせの掲載など、日々の運用は制作会社に毎回依頼するとコストがかさみます。だからこそ、納品時に「ここをクリックすれば記事が追加できます」「この画面で画像を差し替えられます」という説明ができる制作者は、単なる作り手ではなく「運用まで考えたパートナー」として評価されます。

2つ目は、操作説明のスキルは、実は高度な開発スキルよりも習得のハードルが低いという点です。プラグインのカスタマイズやPHPでのテーマ改修には、それなりのプログラミング知識が必要ですが、管理画面の基本操作(投稿、固定ページ、メディア、メニュー、ウィジェットなど)を理解し、それを分かりやすく説明する力は、体系的に学べば未経験からでも身につけられます。

3つ目は、操作説明ができることが「コミュニケーション能力の証明」になるからです。WordPress構築の案件では、専門用語を知らないクライアントに対して、噛み砕いた言葉で説明する力が求められます。これは技術力とは別の軸のスキルであり、未経験者でも磨きやすい部分です。

実際にどんな操作説明を用意すればいいか

具体的には、以下のような資料を用意しておくと、案件応募時の説得力が増します。

まず、投稿の追加・編集方法をスクリーンショット付きでまとめた簡易マニュアルです。「新規投稿」ボタンの位置、タイトルと本文の入力欄、カテゴリーとタグの設定方法、公開ボタンの押し方までを、画像と矢印を使って視覚的に説明します。

次に、固定ページの編集方法です。会社概要やお問い合わせページなど、更新頻度は低いものの重要なページの編集手順を示すことで、「トップページ以外もちゃんと考えている」という印象を与えられます。

さらに、メディア(画像)のアップロードと差し替え方法、そしてプラグインの基本的な役割説明(お問い合わせフォーム、SEO対策系のプラグインなど)を一言で添えておくと、より丁寧な印象になります。

これらをA4で2〜3枚程度の簡潔な資料にまとめ、ポートフォリオと一緒に提示することで、「この人なら納品後もクライアントが困らない」という信頼につながります。

未経験からWordPress構築の案件を取るまでの現実的なステップ

未経験から実際に案件を獲得するまでには、いくつかの段階があります。焦って高単価の構築案件からいきなり狙うのではなく、段階を踏むことが結果的に近道になります。

ステップ1:無料または低コストでWordPressの基本操作を習得する

WordPressの学習方法は、無料の公式ドキュメントや動画講座、書籍など多岐にわたります。まずはローカル環境やレンタルサーバーの無料お試し期間を使って、実際にWordPressをインストールし、自分の手でテーマを選び、固定ページやメニューを作ってみることをおすすめします。座学だけでなく、実際に手を動かすことで、管理画面の細かい癖や、つまずきやすいポイントが自分の言葉で説明できるようになります。

学習の過程で、市販のテーマやブロックエディタ(Gutenberg)の使い方に慣れておくと、実案件でも「クライアントが自分で更新しやすい構成」を提案できるようになります。ここが、単に見た目の良いサイトを作るだけの制作者との差別化ポイントになります。

ステップ2:修正案件・小規模な更新作業から実績を積む

いきなりゼロからの構築案件を狙うより先に、既存サイトの修正作業や、記事のアップロード代行、画像の差し替えといった小規模な作業から実績を積むのが現実的です。こうした案件は単価こそ大きくないものの、実際のクライアントとやり取りする経験が得られ、次の案件応募時に「実務経験あり」と胸を張って書けるようになります。

ステップ3:操作マニュアル付きの提案でクライアントの安心感を作る

小規模案件の実績が数件たまったら、構築案件への応募時に「納品時には操作マニュアルを作成します」という一文を提案文に添えてみましょう。これだけで、他の未経験者との差別化になります。発注者側からすれば、「この人は納品して終わりではなく、その後の運用まで考えてくれている」という安心感につながるからです。

ステップ4:継続案件(保守・運用サポート)への発展を視野に入れる

構築案件を1件納品して終わりではなく、そこから月次の保守・運用サポートへとつなげられると、副業として安定した収入源になります。管理画面の操作に慣れているクライアントほど、ちょっとしたトラブル(プラグインの不具合、表示崩れなど)が起きたときに、最初に依頼した制作者に相談してくれる傾向があります。ここでも、操作説明を丁寧に行っていたことが信頼の土台として効いてきます。

未経験者がやりがちな失敗と注意点

未経験からWordPress構築の副業を始める際、いくつか注意しておきたい落とし穴があります。

まず、無料や格安を強調しすぎる提案文です。「未経験なので格安でやります」という姿勢は、一見親切に見えて、実は「品質に自信がない」という印象を与えてしまうことがあります。価格よりも、納品物の質や運用サポートの丁寧さで差別化する方が、長期的には信頼につながります。

次に、著作権やライセンスへの理解不足です。WordPressのテーマやプラグインには、それぞれ利用規約やライセンス(GPLなど)が定められています。無料テーマを商用利用する際の条件、有料テーマを再配布してはいけないルールなど、基本的な知識は押さえておく必要があります。実際に法務相談の現場でも、「クライアントから購入してもらったテーマのライセンスを、別のクライアント案件にも流用してしまった」というトラブル相談を受けたことがあります。テーマやプラグインのライセンス条項は、必ず購入前・使用前に確認する習慣をつけてください。

さらに、業務委託契約における成果物の範囲を曖昧にしたまま作業を始めてしまうことも、未経験者にありがちな失敗です。「トップページと下層ページ5枚まで」といった範囲を明確にせず着手すると、後から「あのページも作ってほしい」と追加を求められ、無償対応を迫られるケースがあります。契約前に成果物の範囲と、範囲外の追加作業が発生した場合の扱いを、書面やチャットのやり取りで明確にしておくことをおすすめします。

※このあたりの契約トラブルについては、状況によっては弁護士への相談が必要になるケースもあります。金額が大きい、あるいは既にトラブルになっている場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。

運営者から見た、未経験からの評価のされ方

在宅ワーク・フリーランスの求人市場を長く見てきた運営者の立場から言えば、未経験者が最初の案件を取れるかどうかは、スキルの高さそのものよりも「発注者が抱える不安をどれだけ先回りして解消できるか」にかかっていることが多いです。WordPress構築案件の発注者にとって最大の不安は、「納品されたサイトを自分たちだけでは触れなくなること」です。だからこそ、管理画面の操作説明という、一見地味な提案が、他の応募者との差を生みます。

長く継続的に案件を受けている制作者を見ていると、共通しているのは「作って終わり」ではなく「その後の関係づくり」に時間を使っている点です。単発の作業だけで完結させるのではなく、納品後のフォローや、簡単な質問への迅速な対応を積み重ねることで、「この人にまた頼みたい」という関係が生まれます。これは未経験者であっても意識できることで、むしろ経験の浅さを補う武器にすらなります。

また、仲介業者を挟まず直接契約でやり取りする形は、双方にとってメリットがあります。中間マージンが発生しない分、同じ予算でも発注者はより手厚いサポートを依頼でき、受注者は手取りが厚くなります。額面の金額だけでなく、この「手取りの厚さ」が、副業を継続するモチベーションに直結しているケースを、運営者としてこれまで数多く見てきました。手数料0%で直接やり取りできる環境は、特に未経験から始める人にとって、実績を積みながら適正な報酬を受け取れる土台になります。

WordPress構築以外のスキルと組み合わせる視点

WordPress構築の副業は、単体で完結させるよりも、周辺スキルと組み合わせることで案件の幅が広がります。例えば、記事コンテンツの執筆や画像編集、簡単な動画編集ができると、「サイト構築から運用まで一括で任せられる人」として重宝されます。

サイト構築後の集客支援として、ブログ記事の執筆代行を組み合わせる人もいます。もし文章を書く仕事にも興味があるなら、主婦からWebライターを始める方法|未経験でも月5万円稼ぐまでの手順では、未経験からライティングの副業を始める具体的な手順を紹介しています。

また、サイトに動画コンテンツを組み込みたいというニーズも増えており、YouTube動画編集の副業の始め方|未経験から案件を取るまでの手順では、動画編集の副業を始める際の考え方が整理されています。WordPress構築のスキルと組み合わせることで、提案の幅がぐっと広がります。

さらに、打ち合わせの音声を記録し、要件をテキストに残しておく作業を効率化したい場合は、文字起こし副業の始め方|未経験から月5万円稼ぐ方法【2026年版】も参考になります。クライアントとの打ち合わせ内容を正確に記録しておくことは、後々の「言った言わない」のトラブルを防ぐ意味でも重要です。

案件獲得の入り口としてのマッチングサービスの使い方

未経験から案件を探す際、いきなり企業のホームページ制作会社に直接営業をかけるのはハードルが高いものです。まずは在宅ワーク・業務委託のマッチングサービスに登録し、修正作業や小規模な更新案件から応募していくのが現実的な入り口になります。

こうしたサービスでは、Web制作関連の求人情報としてアプリケーション開発のお仕事のような案件情報が掲載されています。WordPressの構築・改修案件はこのカテゴリーに含まれることが多く、未経験可の案件を探す際の参考になります。

また、業務委託契約を結ぶ際には、報酬相場を事前に把握しておくことも大切です。ソフトウェア作成者の年収・単価相場のようなデータベースを確認しておくと、自分が提示する単価が市場からかけ離れていないか、目安をつけやすくなります。相場より極端に安い金額で受けてしまうと、後で「もっと評価されるべきだった」と後悔するケースもあるため、事前の相場感の把握はおすすめです。

さらに、AI活用を組み合わせた業務効率化の提案ができると、単なる制作者以上の価値を提供できます。AIコンサル・業務活用支援のお仕事のような分野と組み合わせて、WordPressサイトへのAIチャットボット導入提案なども今後増えていく可能性があります。

クライアントとの初回打ち合わせで確認しておくべきこと

未経験からWordPress構築案件を受注する際、契約前の打ち合わせで確認しておくべき項目を整理しておくと、後々のトラブルを防げます。

まず、サイトの目的とゴールです。単に「見た目の良いサイトが欲しい」のか、「問い合わせを増やしたい」のか、「商品を販売したい」のかによって、必要な機能もページ構成も大きく変わります。目的が曖昧なまま制作を進めると、後から「思っていたものと違う」という食い違いが起きやすくなります。

次に、更新頻度と更新担当者です。クライアント自身が日常的に更新するのか、それとも構築後もこちらに更新作業を依頼したいのかによって、管理画面の設計や操作マニュアルの詳しさが変わってきます。頻繁に更新するページと、ほとんど更新しないページを事前に切り分けておくと、マニュアルの重点も絞りやすくなります。

さらに、サーバーやドメインの契約状況も必ず確認してください。クライアントが既にレンタルサーバーとドメインを契約している場合は、既存の契約情報を教えてもらう必要があります。逆に、これから新規に契約する場合は、どのサーバー会社を使うか、ドメインの名義は誰にするかを事前にすり合わせておくことが重要です。ここを曖昧にしたまま進めると、後から「サイトの管理権限が自分たちにない」という状態になり、トラブルの原因になります。

最後に、公開後のサポート範囲です。「軽微な修正は無償で対応するのか」「保守契約として月額で継続するのか」を、契約時点で明確にしておきましょう。範囲を曖昧にしたまま「ちょっとだけ直してほしい」という依頼を無償で繰り返し受けてしまうと、実質的に無償の保守担当になってしまうケースが、法務相談の現場でもよく見られます。

見積もりの出し方と価格設定の考え方

未経験者が特に悩むのが、見積もりの出し方です。相場が分からないまま安すぎる金額を提示してしまうと、その後の案件でも同じ水準の金額しか提示できなくなり、スキルが上がっても収入が追いつかないという状況に陥りがちです。

見積もりを考える際は、単に「ページ数×単価」で機械的に計算するのではなく、以下の要素を加味することをおすすめします。まず、テーマのカスタマイズの複雑さです。既製テーマをそのまま使う場合と、デザインを大きく変更する場合とでは、作業時間が大きく異なります。次に、コンテンツの用意状況です。クライアントが原稿や画像をすべて用意してくれる場合と、こちらで文章構成から考える場合とでは、必要な工数が変わります。さらに、問い合わせフォームや会員機能など、プラグインの導入と設定が必要な機能の有無も見積もりに反映すべき要素です。

未経験のうちは、実績作りを優先してやや低めの単価で受けることも一つの戦略ですが、「未経験だから安くします」と自分から言い切ってしまうのではなく、「初回案件のため、通常よりお値打ちな価格でご提案します」といった伝え方に変えるだけでも、印象は大きく変わります。値付けの根拠を自分の中で持っておくことが、長く続けるうえで大切です。

未経験からのキャリアパスを長期で考える

WordPress構築の副業は、最初の1件を取るまでが最も大変です。しかし、いったん実績ができれば、そこからの案件獲得は加速度的に楽になっていきます。理由は単純で、最初の案件で「操作説明が丁寧だった」「納品後の対応が良かった」という評価が得られれば、それがそのまま次の案件応募時の実績として使えるからです。

キャリアパスとしては、まずは修正・更新作業で実績を積み、次に小規模な構築案件、そして継続的な保守契約へと発展させていくのが王道です。並行して、コーディングの知識を深めたり、デザインツールを学んだりすることで、対応できる案件の幅を広げていくこともできます。

資格の取得を考える人もいますが、WordPress構築そのものに必須の資格はありません。それよりも、実際に手を動かして作ったサイトの実績と、丁寧な操作説明資料の方が、案件獲得においては説得力を持ちます。もし関連資格に興味がある場合は、ビジネス文書検定のような、クライアントとのやり取りに役立つ資格を検討してみるのも一つの方法です。

最後に、これは私自身が法務相談の現場で繰り返し感じていることですが、フリーランスとして案件を継続的に受けていくうえで一番大切なのは、技術力そのものよりも「約束を守る」「分かりやすく説明する」という、当たり前のことを当たり前に積み重ねる姿勢です。法律はあなたの味方です。契約内容を明確にし、成果物の範囲を書面で残しておくことで、未経験からでも安心して副業を続けていくことができます。

収入を得た場合の確定申告についての心構え

WordPress構築の副業で報酬を得た場合、一定の所得を超えると確定申告が必要になる場合があります。会社員が副業として行う場合と、専業のフリーランスとして行う場合とでは、申告の要否や必要書類が異なることがあるため、自分の状況に応じた正確な情報は、国税庁の公式サイトや税務署の窓口で確認することをおすすめします。

確定申告に関する各種手続きや制度の詳細については、国税庁の公式サイトで最新の情報を確認できます。 出典: nta.go.jp

副業を始めたばかりの段階では、報酬の記録や経費の管理を後回しにしてしまいがちですが、案件ごとの請求書や入金記録、制作に使った書籍代やソフトウェアの利用料といった経費は、こまめに記録しておくことをおすすめします。年末になって慌てて集計しようとすると、記録漏れが発生しやすく、正確な申告ができなくなるリスクがあります。特に会社員が副業として行う場合、勤務先への申告や住民税の扱いについても、事前に自治体の窓口や税理士に確認しておくと安心です。

また、業務委託契約で報酬を受け取る際に、源泉徴収の対象となるかどうかも案件によって異なります。契約書や発注書に源泉徴収についての記載があるかを確認し、不明な点があれば発注者に直接確認する、あるいは税理士や税務署に相談する習慣をつけておくと、後になって慌てずに済みます。副業としてWordPress構築を続けていくのであれば、技術力の向上と同じくらい、こうしたお金まわりの基礎知識を身につけておくことが、長く安定して案件を受け続けるための土台になります。

よくある質問

Q. WordPress構築は本当に未経験からでも案件が取れますか?

はい、可能です。ただしいきなり大規模な構築案件を狙うのではなく、修正作業や小規模な更新代行から実績を積み、管理画面の操作説明資料を用意することで、未経験者でも評価されやすくなります。

Q. 案件獲得のために資格は必要ですか?

WordPress構築そのものに必須の資格はありません。実際に作ったサイトの実績や、クライアント向けの操作マニュアルを用意することの方が、案件獲得においては効果的です。

Q. 自作のポートフォリオサイトは意味がないのでしょうか?

無意味ではありませんが、それだけでは不十分です。デザインだけでなく、納品後にクライアントが自分で更新できるような操作説明資料も一緒に提示すると、実務を意識した提案として評価されやすくなります。

Q. テーマやプラグインのライセンスで気をつけることはありますか?

無料・有料を問わず、テーマやプラグインには利用規約やライセンス条件が定められています。商用利用の可否や再配布の禁止事項などを、使用前に必ず確認する習慣をつけることが重要です。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年6月28日最終更新:2026年9月21日
長谷川 奈津

この記事を書いた人

長谷川 奈津@SOHO編集部

行政書士・元企業法務

企業法務で数多くのフリーランス契約を扱った経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。

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