未経験のUIデザインで通るのは完成品より画面を直した理由


この記事のポイント
- ✓UI/UXデザイン未経験から案件を目指す方へ
- ✓完成度の高い作品よりも「なぜ直したか」を語れることが評価される理由と
- ✓不安を抱えたまま踏み出すための考え方をお伝えします
「未経験なのに、本当に採用されるんでしょうか」。このご相談、本当に多いんです。UI/UXデザインに興味を持ったものの、実務経験がないことへの不安が先に立って、最初の一歩を踏み出せずにいる方をたくさん見てきました。大丈夫ですよ。結論からお伝えすると、未経験の壁を越えるために必要なのは、完成度の高い作品そのものではありません。既存の画面のどこに問題があると考え、どう直したのかを、自分の言葉で語れることです。
未経験というだけで不利になるとは限らない理由
UI/UXデザインの求人や案件情報を見ていると、「未経験歓迎」の文字を目にすることが増えました。求人サイトの掲載を見ても、実務未経験者を対象とした募集は珍しくありません。
【仕事内容】UI/UXデザイン未経験者・第二新卒歓迎、エンタメ企業の自社サービスをより良くするUI/UXデザイナー。【経験・資格】Webデザインの基礎知識がある方、UI/UXデザインに興味がある方。 出典: 求人ボックス
こうした募集が存在する背景には、デザイン業界全体の人手不足があります。企業側は、即戦力の中途採用だけでなく、ポテンシャルのある未経験者を育成しながら戦力化する道も並行して検討しています。つまり、未経験であること自体が即座に不利になるわけではなく、「学ぶ姿勢と考える力があるかどうか」が見られているということです。
一方で、フリーランスや副業として案件を獲得しようとする場合は、正社員採用とは事情が異なります。企業内での育成コストをかけられない分、応募段階で「この人は自分で考えて動けるのか」を判断できる材料が求められます。ここで差がつくのが、ポートフォリオの中身です。
完成品だけを見せることの落とし穴
未経験者の多くは、「とにかく綺麗な作品を作れば評価される」と考えがちです。しかし、実際に採用や発注の判断をする側の視点に立つと、この考え方には落とし穴があります。
完成した画面だけを見せられても、それが本人の設計思考によるものなのか、教材のテンプレートをなぞっただけのものなのかを、見た目だけで判断することはできません。特に、デザイン学習教材には模範解答的なレイアウトが多く存在するため、「教材通りに作った綺麗な画面」は、発注者側からするとかえって不安材料になることがあります。
こういう相談がよくあります。「教材の模写を10個作ってポートフォリオにしたのに、応募しても反応がない」というものです。これは決して珍しいケースではありません。模写や模倣は学習段階では有効な手段ですが、それだけをポートフォリオの中心に据えてしまうと、「この人が自分の頭でどう考えるか」が伝わらないままになってしまいます。
画面を直した理由を語れることの価値
未経験者が案件獲得において強みにできるのは、既存のアプリやWebサービスの画面を選び、自分なりに改善案を作り、その理由を説明することです。
これは単なる「作り直し」の作業ではありません。次のようなプロセスを踏むことで、初めて意味を持ちます。
まず、既存の画面を使ってみて、実際に不便だと感じた点を具体的に書き出します。「なんとなく使いにくい」で終わらせず、「初回起動時に、どのボタンを押せばいいか3秒以上迷った」というように、できるだけ具体的な事実として記録します。
次に、その不便さがなぜ生じているのかを考えます。ボタンの配置なのか、文字の大きさなのか、情報量が多すぎるのか、原因を仮説として立てます。
そして、その仮説に基づいて画面を修正し、修正前と修正後を並べて提示します。ここで重要なのは、修正後の画面が「なぜ良くなったと言えるのか」を、感覚ではなく理由として説明できることです。
この一連のプロセスこそが、未経験者が実務経験者に見劣りしない部分です。実務経験の年数は未経験者には作れませんが、思考の筋道を見せることは、経験の有無に関わらず今日から始められます。
未経験者が陥りやすい比較の罠
未経験からUI/UXデザインを学び始めると、SNSやポートフォリオサイトで活躍している人の作品をたくさん目にするようになります。ここで注意したいのが、比較の罠です。
華やかな作品を発信している人の多くは、すでに数年単位の実務経験を積んでいます。その人たちの「今の姿」と、自分の「これから始める姿」を比べてしまうと、必要以上に落ち込んでしまいます。私のカウンセリングでも、こうしたケースは本当に多く見られます。
大切なのは、他人と比べることではなく、自分の1か月前、3か月前と比べることです。少しずつでも観察の解像度が上がっている、ツールの操作がスムーズになっている、それだけで確実な進歩です。焦って他人のペースに合わせようとすると、かえって学習の継続が難しくなります。
呼吸を整えて、自分のペースを守ってください。未経験からの挑戦において、継続すること自体が最大の武器になります。途中でやめてしまえば、それまでに積み上げたものはゼロになってしまいますが、細くても続けていれば、確実に前に進んでいきます。
未経験からの具体的な学習ステップ
不安を少しずつ小さくしながら進めるために、段階を踏んだ学習の流れをお伝えします。
最初の1か月:観察と言語化に集中する
いきなり作品作りに入る前に、身の回りのアプリを観察する期間を設けてください。普段使っているアプリを5つほど選び、使いやすいと感じる点、使いにくいと感じる点を書き出していきます。この段階では、デザインツールを使う必要すらありません。ノートやメモアプリに気づいたことを記録していくだけで十分です。
2か月目:ツールの操作に慣れる
FigmaというWebブラウザ上で動くデザインツールが、現在の実務では広く使われています。無料プランで基本的な操作を学べるので、公式のチュートリアルを一通りなぞりながら、フレームの作成、テキストの配置、簡単なコンポーネントの複製といった基礎操作を身につけます。
3か月目:最初の作品を仕上げる
観察と言語化で溜めてきた気づきをもとに、1つの画面を選んで実際に作り直します。全画面を作る必要はなく、ログイン画面や検索結果一覧など、1つの機能に絞って構いません。大切なのは、完成度の高さよりも「なぜこう変えたのか」を説明できる状態に仕上げることです。
4か月目以降:フィードバックを受けて改善する
作った作品を、オンラインのデザインコミュニティやSNSで公開し、フィードバックをもらいます。最初は厳しい意見を受けることもありますが、それは成長の材料です。フィードバックを反映して作品を磨き直すサイクルを、焦らず繰り返していきます。
未経験者が比較検討すべき学び方
未経験からUI/UXデザインを学ぶ方法には、いくつかの選択肢があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
独学は、費用を抑えられる一方、フィードバックを得る機会を自分で作らなければならないという特徴があります。無料の学習コンテンツは充実してきていますが、自分の作品の課題に気づきにくいという弱点があります。
オンラインスクールやコミュニティは、体系的なカリキュラムとフィードバックの機会が用意されている一方、費用がかかります。また、学ぶこと自体が目的化してしまい、実際の案件応募に踏み出せない人も少なくありません。
書籍による学習は、UI/UXデザインの基礎理論を体系的に理解するのに向いています。ただし、実践的な手を動かす経験は別途必要になるため、書籍だけで完結させるのではなく、実制作とセットで進めることをおすすめします。
どの方法を選ぶにしても、大切なのは「インプットした知識を、必ず自分の手で形にする」というサイクルを崩さないことです。
30代だし未経験だしどうなることやらと思いましたが、自分を信じて勉強を続けていけばなんとかなるものだなと思いました。もちろん入社することがゴールではないので、私はまだまだ修行を続けます。 出典: note.com
こうした先人の声からも分かるように、未経験からの挑戦は、ゴールに到達した瞬間に終わるものではなく、継続的な学びのプロセスだと捉えることが、精神的な負担を軽くしてくれます。
未経験からの案件獲得、在宅・副業という選択肢
正社員としての転職だけでなく、副業や在宅の業務委託として案件を受ける道もあります。副業として始める場合、いきなり大きな案件を狙うのではなく、小規模な範囲から実績を積むのが現実的です。
例えば、既存のバナー1枚の改善、LP(ランディングページ)の一部修正など、範囲を絞った案件であれば、未経験者でも取り組みやすくなります。こうした小さな実績を積み重ねることで、次第に大きな案件にもチャレンジできる土台ができていきます。
在宅でUI/UXデザインの案件を探す際は、UI/UX・アプリデザインのお仕事のカテゴリで、どのような案件が募集されているかを確認してみるとイメージが湧きやすくなります。既存アプリの部分的な改修案件など、未経験者でも取り組める規模の募集が一定数存在します。
また、UI/UXデザインと親和性の高い領域として、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事のように、デザインとマーケティングの視点を組み合わせた仕事も出てきています。未経験からのキャリア形成において、隣接分野の知識を少しずつ広げていくことも、選択肢を増やす一つの方法です。
未経験から求められる基礎スキルの中身
未経験者が「何を身につければいいのか分からない」と悩むのは自然なことです。ここでは、実務でよく求められる基礎スキルを整理してお伝えします。
まず、Figmaなどのデザインツールの操作スキルです。これは比較的短期間で習得できる部分です。フレームの作成、オートレイアウト、コンポーネント化といった基本機能を使いこなせるようになれば、実務の土台としては十分です。
次に、情報設計の考え方です。画面上にどの情報を、どの順番で、どのくらいの優先度で配置するかを考える力です。これは技術というより、日々の観察の積み重ねで磨かれていく部分です。普段使っているアプリを見るたびに「なぜこの順番なのか」を考える習慣をつけるだけでも、少しずつ身についていきます。
そして、簡単なユーザー調査の考え方です。実務では、いきなり画面を作り始めるのではなく、「誰が」「どんな場面で」「何に困っているか」を整理してから設計に入ることが求められます。未経験のうちから、身近な人に簡単な聞き取りをしてみる練習をしておくと、案件対応時の説得力が変わってきます。
最後に、簡単なHTML・CSSの知識です。必須ではありませんが、実装側のエンジニアとどのように画面が形になるかをイメージできると、より実装しやすいデザインを提案できるようになります。未経験者にとっては優先度は高くありませんが、余裕があれば触れておくと将来の選択肢が広がります。
未経験からの年収・報酬の考え方
未経験からUI/UXデザインを始めた場合、最初から高い報酬を期待するのは現実的ではありません。実務経験がゼロの状態からスタートする以上、最初の案件は実績づくりの意味合いが強くなります。
正社員としてUI/UXデザイナー職に転職する場合、企業や地域によって条件は大きく異なりますが、未経験者向けの求人では研修制度やOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)が用意されているケースが目立ちます。給与水準は企業の規模や事業内容によって幅があるため、応募先の求人票で条件を必ず確認するようにしてください。
副業や業務委託として案件を受ける場合は、案件ごとに報酬が設定される形が一般的です。未経験期は小規模な案件からのスタートになるため、報酬額よりも実績づくりを優先する時期だと捉えておくと、精神的な負担が軽くなります。実績が積み重なるにつれて、単価の高い案件にも応募しやすくなっていきます。
いずれの道を選ぶにしても、焦って高単価を狙うより、まずは自分の力で「これは自分が考えて作った」と言える作品と実績を積み重ねることが、結果的に収入の安定にもつながっていきます。
未経験者向け求人の探し方
未経験者が案件や求人を探す際、どこを見ればよいか迷うことがあります。求人サイトでは「未経験歓迎」「実務未経験OK」といったキーワードで絞り込める場合が多く、まずはそうした条件で検索してみることをおすすめします。
「週2/在宅OK」実務未経験OK/かわいいデザイン重視/UI/UXデザイナーの募集です。プリクラのスマホアプリやサイトのUI/UXデザイン、バナー・LP制作をお任せします。AdobeソフトやFigmaの使用経験があれば実務未経験でも応募可能です。 出典: 求人ボックス
このように、在宅かつ週2日から始められる求人も存在しています。いきなりフルタイムで転職する道だけでなく、まずは週数日、在宅の業務委託から関わってみるという選択肢もあることを知っておくと、心理的なハードルが下がります。
求人を探す際は、募集要項に書かれている「必須スキル」と「歓迎スキル」を区別して読むことも大切です。必須スキルを完璧に満たしていなくても、歓迎スキルの範囲であれば、応募段階で不安に思いすぎる必要はありません。実際に応募してみて、選考の中で自分の現在地を確認するという姿勢も、未経験期には有効です。
転職と副業、未経験者はどちらから始めるべきか
未経験からUI/UXデザインに関わる方法には、正社員としての転職と、副業・フリーランスとしての案件獲得という2つの道があります。
正社員転職のメリットは、企業内で先輩デザイナーからのフィードバックを継続的に受けられる点です。実務の中でスキルを磨きながら、給与を得られる安心感もあります。一方で、応募先の選考のハードルは案件ベースの副業よりも高くなる傾向があり、書類選考や面接での準備に時間がかかります。
副業やフリーランスとして始めるメリットは、本業を続けながら少しずつ実績を積める点です。小規模な案件からスタートし、自分のペースでスキルアップできます。一方で、案件を自分で探し、契約条件を自分で確認する必要があるため、業務以外の事務作業も自分でこなす必要があります。
どちらが正解ということはなく、自分の生活スタイルやリスク許容度に合わせて選ぶことが大切です。将来的に正社員を目指す前段階として、副業で実績を積んでからキャリアチェンジするという順番を選ぶ人も少なくありません。
不安との向き合い方
未経験からの挑戦において、技術的な不安以上に、精神的な不安の方が大きな壁になることがあります。「本当に自分にできるのか」「周りはもっと早くから経験を積んでいるのではないか」という気持ちは、多くの人が通る道です。
私自身、キャリアを転換した際に、周囲との比較で落ち込んだ経験があります。しかし振り返ってみると、比較すべき相手は他人ではなく、昨日の自分でした。1か月前に分からなかったことが分かるようになっている、それだけで十分な進歩です。
呼吸を整えて、一つひとつの工程に集中してみてください。完璧な作品を一気に仕上げようとせず、小さな一歩を積み重ねることが、結果的に一番の近道になります。あなたは一人じゃありません。同じように未経験から挑戦している人は、この瞬間にもたくさんいます。
未経験からの応募書類とコミュニケーションの工夫
案件に応募する際、ポートフォリオと同じくらい重要になるのが、応募文面やコミュニケーションの取り方です。未経験者ほど、この部分を軽視しがちですが、実際には評価に大きく影響します。
応募文面では、経歴を長々と説明するよりも、「なぜこの案件に興味を持ったか」「自分がどのような視点で改善提案ができるか」を簡潔に伝えることが効果的です。未経験であることを隠す必要はなく、むしろ「未経験だからこそ、初めて使うユーザーの視点で気づける課題がある」と前向きに伝える方が、発注者に響くことがあります。
やり取りの中では、分からないことをそのままにせず、早めに確認する姿勢が信頼につながります。未経験のうちは、専門用語や業界特有の進め方が分からない場面が多くありますが、それを恥じる必要はありません。「確認せずに進めて後から修正が発生する」よりも、「早めに確認して手戻りを防ぐ」方が、結果的に発注者からの評価は高くなります。
こうした細やかなコミュニケーションの積み重ねが、次の案件につながる信頼関係を築いていきます。デザインの技術力だけでなく、やり取りの丁寧さも、未経験者が評価される重要な要素だと覚えておいてください。
独自データから見える未経験者の傾向
20年この在宅ワーク市場を見てきた立場から言えば、未経験からUI/UXデザインで実績を積んでいく人には、共通する特徴があります。それは、最初から完璧を目指すのではなく、小さな案件を丁寧にこなしながら、少しずつ信頼を積み重ねていることです。
単発の作業を数多くこなすことよりも、「この人になら次も安心して任せられる」という関係づくりに時間をかけている人ほど、長く活動を続けられる傾向にあります。修正のやり取りが丁寧であること、納期を守ること、疑問点を放置せずに確認することは、デザインの技術と同じくらい重視されています。
また、報酬の受け取り方についても運営者として見てきた実感があります。仲介手数料が発生するプラットフォームでは、発注者が支払う金額の一部が手数料として差し引かれます。仲介手数料が発生しない直接取引であれば、同じ予算でも依頼者はより多くの作業を依頼でき、受け手の手取りはその分だけ厚くなります。この構造は、未経験から実績を積み始めたばかりの人にとっても、長く続けるモチベーションを支える要素の一つになります。
未経験者がよく相談してくる悩みのパターン
私のもとには、UI/UXデザインへの転向を考える方から様々な相談が寄せられます。ここでは、特に多いパターンをいくつか紹介し、それぞれへの向き合い方をお伝えします。
一つ目は、「年齢的にもう遅いのではないか」という悩みです。30代、40代からUI/UXデザインを学び始める方は珍しくありません。デザインの実務では、これまでの職種で培った業界知識や、対人折衝の経験が思わぬ形で活きることがあります。年齢そのものよりも、学び続ける姿勢があるかどうかの方が重要視されます。
二つ目は、「センスがないから向いていないのではないか」という悩みです。UI/UXデザインは、生まれ持った芸術的センスよりも、ユーザーの視点で物事を観察し、論理的に改善案を組み立てる力が求められる分野です。センスの有無を気にするより、観察と言語化のトレーニングを積み重ねることの方が、実務では役に立ちます。
三つ目は、「独学で本当に実務レベルに到達できるのか」という悩みです。独学だけで実務水準に到達している人は実際に存在します。ただし、独学の場合は、自分の作品を客観的に評価してくれる相手を意識的に探すことが欠かせません。SNSやオンラインコミュニティで、同じ分野を学ぶ人とつながり、フィードバックをもらう機会を作ることをおすすめします。
四つ目は、「本業と両立できるか不安」という悩みです。特に副業として始める場合、本業の後の時間や休日を使って学習・制作を進めることになります。無理のないペースで、1日30分からでも継続することを目標にすると、燃え尽きを防ぎやすくなります。
未経験からの成長を支える環境づくり
一人で黙々と学習を続けるのは、思っている以上に精神的な負荷がかかります。私がカウンセリングの中でお伝えしているのは、環境そのものを整える工夫です。
まず、学習の進捗を記録する習慣です。日々の小さな達成を記録しておくと、停滞していると感じる時期にも「実は着実に進んでいる」と自分自身を客観視できます。
次に、同じ目標を持つ仲間とのつながりです。オンラインの学習コミュニティやSNSのハッシュタグを通じて、同じようにUI/UXデザインを学んでいる人とつながっておくと、孤独感が和らぎます。「こういう相談がよくあります」というのは、私のもとに来る相談の多くが、技術的な悩みよりも「一人で頑張っている孤独感」に起因しているという実感からくる言葉です。
そして、自分を追い込みすぎないことです。未経験からの挑戦は、短距離走ではなく長距離走です。無理なスケジュールを組んで燃え尽きてしまうより、継続できるペースを見つけることの方が、最終的なゴールへの近道になります。
未経験から一歩を踏み出すために
未経験というだけで、UI/UXデザインの世界に踏み出すことをためらう必要はありません。重要なのは、完成度の高い作品を目指すことよりも、既存の画面のどこに課題があると考え、どう直したのかを、自分の言葉で語れるようになることです。
小さな一歩から始めてください。観察し、言語化し、手を動かし、フィードバックを受ける。このサイクルを繰り返すことが、未経験という不安を、実務で通用する力へと変えていく確かな道筋になります。
最後にもう一度お伝えします。あなたが今抱えている「未経験だから不安」という気持ちは、これから挑戦しようとしている全ての人が一度は通る道です。その不安を否定する必要はありません。不安を抱えたまま、それでも一歩を踏み出す。その積み重ねこそが、未経験という言葉をいつか過去のものに変えていく力になります。呼吸を整えて、今日できる小さなことから始めてみてください。
よくある質問
Q. UI/UXデザイン未経験でも本当に案件は取れますか?
可能です。完成度の高い作品よりも、既存画面の課題をどう見つけ、どう改善したかを説明できるかどうかが評価されます。小規模な案件から実績を積む方法が現実的です。
Q. 未経験からの学習期間はどれくらい必要ですか?
個人差はありますが、観察と言語化に1か月、ツールの習熟に1か月、最初の作品づくりに1か月程度を目安にすると、無理のないペースで進められます。
Q. 独学とスクール、未経験者にはどちらが向いていますか?
どちらでも構いませんが、独学の場合はフィードバックを得る場を意識的に作ることが大切です。スクールを利用する場合も、学ぶだけで終わらせず実制作の時間を優先してください。
Q. 未経験でポートフォリオに何を載せればいいですか?
教材の模写だけでなく、既存アプリの改善案とその理由を説明した作品を含めることをおすすめします。修正前後の比較と、なぜ改善と言えるのかの説明がセットになっていることが重要です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
中西 直美@SOHO編集部
産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。
関連記事
カテゴリから探す

クラウドソーシング入門
クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド
職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

フリーランス
フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金
確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ
プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング
サービス比較・おすすめランキング

AI活用
職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド
市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド
クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア
転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人
看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人
薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人
介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人
保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人
医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険
生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人
無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース
バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業
契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代
シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ
サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック
暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

経営・ビジネス
経営戦略・ガバナンス・事業承継・知財

ガジェット・機材
フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方
子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金
個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

アウトソーシング・外注ガイド
SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方





