Slackでやることリストを作る方法と、チームのタスク管理に足りない部分の補い方

@SOHO編集部
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Slackでやることリストを作る方法と、チームのタスク管理に足りない部分の補い方

この記事のポイント

  • ✓SlackでTo-Doリスト(やることリスト)を作る方法を
  • ✓リスト機能の3つに分けて公式ヘルプに沿って解説します
  • ✓無料プランでできることと有料プランが必要なこと

Slackで仕事の連絡をしていると、「この依頼、あとでやろう」と思ったメッセージがすぐに流れていき、気づけば締切を過ぎていた、ということが起こります。SlackでTo-Doリストを作れれば、連絡とやることの管理を同じ画面で済ませられます。実はSlackには、個人のやることリストとして使える機能と、チームでタスクを共有するための機能が別々に用意されています。

この記事では、SlackでTo-Doリストを作る方法を、2026年10月から順に提供が始まった「To-do」タブ、リマインダー、有料プランのリスト機能の3つに分けて、公式ヘルプの記載に沿って説明します。無料プランでできることと有料プランが必要なことを整理したうえで、チームのタスク管理で足りなくなりやすい部分と、その補い方も扱います。ガントチャートやボードで進み具合を共有したい場面の選択肢の1つとして、Pinatecaにも後半で触れます。

SlackでTo-Do管理をしたい人が増えている理由

在宅勤務やリモートでの業務委託が増え、仕事の依頼はメールよりもチャットで届くことが多くなりました。チャットは返事が早く、気軽に頼めるのが利点ですが、依頼が会話の中に埋もれやすいという弱点があります。朝に届いた依頼が、昼までに数十件のメッセージで押し流され、夕方には誰も覚えていない。こうした取りこぼしを防ぐために、Slackの中でやることを管理したいと考える人が増えています。

もう1つの理由は、道具の行き来を減らしたいという声です。Slackで依頼を受け、別のタスク管理の道具に書き写し、終わったらSlackに戻って報告する。この書き写しの手間が、1日に何度も発生します。Slackの中でやることを管理できれば、書き写しの手間も、書き写し忘れによる取りこぼしもなくなります。

一方で、SlackはもともとチャットのためのSaaSであり、タスク管理の専用の道具ではありません。個人のやることを覚えておく程度なら標準の機能で十分ですが、チームで担当と期限を共有し、進み具合を追うとなると、足りない部分が出てきます。どこまでをSlackで済ませ、どこから別の道具を使うかを、最初に決めておくことが大切です。

インフラの運用の現場でも、障害の対応や定期の作業の依頼がチャットで飛び交います。「あの件、誰が対応していましたか」という確認がチャンネルに何度も流れるようなら、やることの管理の仕組みが足りていない合図です。

Slackでやることを管理する3つの方法

Slackでやることを管理する方法は、大きく3つあります。目的と、使っている料金プランによって選び方が変わります。

方法 主な用途 使えるプラン
To-doタブ 自分だけのやることリスト すべてのプラン
リマインダー 期限の通知、チャンネルへの定期的な連絡 すべてのプラン
リスト チームで担当と期限を共有するタスク管理 有料プラン

それぞれの公式ヘルプの「誰がこの機能を利用できますか」の欄では、To-doとリマインダーはすべてのプランのメンバーとゲストが使えるとされています。一方、リストは有料プランで使える機能です。無料プランでチームのタスク管理まで済ませたい人は、この違いを最初に押さえておきます。

To-doタブで自分のやることリストを作る

Slackでは、2026年10月から、それまでの「後で」タブが「To-do」タブに変わりました。公式ヘルプでは、この変更について次のように説明されています。

2026 年 10 月から、Slack で自分専用の To-do リストを使えるようになります。To-do を作成して、アクションアイテムやリマインダー、期限を把握しましょう。 出典: slack.com

同じヘルプには、To-doは段階的に提供されるため、すべての利用者が使えるようになるまで時間がかかるとも書かれています。自分の画面にまだ「後で」が表示されている場合は、提供の順番を待つことになります。

「後で」にあったものはどこへ移ったか

これまで「後で」に保存していたメッセージは、次のように振り分けられました。

・リマインダーが設定されていた進行中のアイテムは、To-doになった
・リマインダーが設定されていない進行中のアイテムは、「ホーム」の「ブックマーク」に移った
・アーカイブ済みのアイテムは、すべて「ブックマーク」に移った
・完了済みのアイテムは、To-doに残っている

「保存したはずのメッセージが見当たらない」と感じたら、まずブックマークを確かめます。

メッセージからTo-doを作る

もっともよく使うのが、届いたメッセージをそのままTo-doにする方法です。デスクトップでは、メッセージにマウスポインターを重ねて「To-doに追加する」をクリックします。モバイルでは、メッセージを長押しして「To-do」をタップします。ファイルの場合は、ファイルにマウスポインターを重ね、「その他」のアイコンから「To-doに追加する」を選びます。

ここで注意したいのは、To-doを作成しても、初期の設定ではリマインダーが付かないことです。期限のある依頼は、To-doにしたあとでリマインダーを追加しておかないと、通知が届きません。

自分でTo-doを書き込む

メッセージに関係のないやることは、To-doタブから直接書き込めます。サイドバーの「To-do」タブを開き、リストの右上の「To-doを追加する」をクリックして内容を入力します。必要に応じて「リマインダーを追加する」から期限を選び、「追加」をクリックします。

終わったものを片付ける

To-doにマウスポインターを重ねて「完了にする」をクリックすると、完了の扱いになります。リマインダー付きのTo-doは、「アクティビティ」からも完了にできます。不要になったものは「クリア」のアイコンでリストから外せます。デスクトップの「整理」のアイコンを使うと、期限切れのものをまとめて完了にしたり、完了済みのものをまとめてクリアしたりできます。

フィルターでは、進行中か完了済みか、リマインダーの期限が過ぎているか、これからか、設定されていないかで絞り込めます。並べ替えは、期限日、作成日の古い順、新しい順から選べます。毎朝「期限が過ぎているもの」と「今日が期限のもの」だけを表示する習慣にすると、取りこぼしが減ります。

リマインダーで期限を落とさない

To-doに期限を付けるのがリマインダーです。Slackのリマインダーには、自分宛てのものと、チャンネル宛てのものがあります。

自分宛てのリマインダー

メッセージやファイルから設定するときは、右上の3つのドットのアイコンから「後でリマインドする」を選び、時間を選ぶか「カスタム」で日時を指定します。設定した日時になると通知が届き、「To-do」タブと「アクティビティ」タブにバッジが表示されます。

リストのアイテムや、canvasに書いた日付からもリマインダーを作れます。canvasで「明日」「火曜日」のように日付を入力し、日付にマウスポインターを重ねて「リマインダーを追加する」をクリックします。

「明日」や「毎週火曜日」のように日だけを指定したリマインダーは、初期の設定では自分のタイムゾーンの午前9時に届きます。この時刻は、プロフィール写真のメニューから「環境設定」に進み、「リマインダー通知時間のデフォルトを設定」で変えられます。

チャンネル宛てのリマインダー

チームに向けた定期的な連絡には、チャンネルのリマインダーが向いています。メッセージ欄に「/remind」と入力し、次の形で内容を書きます。

/remind [#チャンネル] [何を] [いつ]

公式ヘルプでは、「何を」は日本語で書けますが、「いつ」はアメリカ英語の日時の形式を使うことが勧められています。たとえば毎週木曜日に経費の提出を呼びかけるなら、「every Thursday」のように書きます。日時の書き方については、解説記事でも同じ点が注意されています。

リマインダーの内容は日本語で書けますが、日時の指定は英語の形式で入力します。「明日10時」と日本語で書いても読み取ってもらえないため、tomorrow at 10am のように指定します。 出典: biz.moneyforward.com

チャンネルのリマインダーには、いくつか制限があります。

・毎週月曜日のように日単位では繰り返せるが、1時間ごとのような時間単位では繰り返せない
・ゲストはチャンネルのリマインダーを作れない
・作ったあとで内容を編集できない。直したいときは「/remind list」で一覧を出し、削除して作り直す

週報の提出、定例会議の準備、月末の請求書の確認など、毎週や毎月同じ日に発生する作業の呼びかけに使うと効果的です。使い方の例を整理します。

呼びかけたいこと 書き方の例
毎週木曜日の経費の提出 /remind #経理 経費を提出する every Thursday
毎週月曜日の今週の予定の共有 /remind #チーム 今週の予定を書く every Monday
毎週金曜日の週報の提出 /remind #チーム 週報を提出する every Friday

公式ヘルプに例として載っているのは「every Thursday」のような曜日の指定です。月に1回の指定など、それ以外の書き方を使うときは特に、思ったとおりに設定されたかを、「/remind list」で一覧を出して必ず確かめます。意図と違う日時になっていたら、その一覧から削除して書き直します。

通知が届かないときの確かめ方

リマインダーを設定したのに通知が届かない場合は、次の順で確かめます。

  1. To-doタブのフィルターで、リマインダーの期限が過ぎているものを表示し、設定そのものが残っているかを確かめる
  2. 自分のプロフィールのタイムゾーンが、実際にいる地域と合っているかを確かめる
  3. 通知を一時停止する設定や、スマートフォンの通知の許可がオフになっていないかを確かめる
  4. 複数のワークスペースに参加している場合は、別のワークスペースで設定していないかを確かめる

特に2つ目は見落としやすい点です。海外の取引先と仕事をするためにタイムゾーンを変えたまま戻し忘れると、リマインダーがずれた時刻に届きます。タイムゾーンは、プロフィールの設定から確かめられます。

リマインダーとTo-doの使い分け

To-doとリマインダーは似ていますが、役割が少し違います。To-doは「やることの一覧」で、リマインダーは「その一覧に期限を付けて知らせる仕組み」です。期限のないやること(いつかやる改善の案など)はTo-doだけに入れ、期限のある依頼はTo-doにリマインダーを付ける、という使い分けにすると、通知が多すぎて見なくなる事態を防げます。チーム全員に知らせたい定期的な作業だけを、チャンネルのリマインダーにします。

リスト機能でチームのタスクを共有する

チームで担当と期限を共有したいときに使うのが、リスト機能です。表の形でタスクを並べ、担当者や期限日を設定して、ほかのメンバーと一緒に進められます。前の節で説明したとおり、リストは有料プランの機能です。

リストを作る手順

デスクトップでは、「ホーム」タブのサイドバーにある「ファイル」をクリックし、右上のプラスのボタンから「リスト」を選びます。テンプレートから作る場合は、「ファイル」から「リスト」を開き、「テンプレート」の横の「すべて表示」から選んで「テンプレートを使用する」をクリックします。Slackのテンプレートのページでは、To-Doリストのテンプレートについて、タスクの担当者や期日の設定、進み具合の追跡ができると紹介されています。

新しく作ったリストには、最初から「完了」「名前」「担当者」「期限日」の4つの欄があります。優先度や状態などの欄は、先頭の行の端にあるプラスのアイコンから追加できます。

メッセージをリストに追加する

チャンネルで受けた依頼は、メッセージの3つのドットのアイコンから「リストに追加する」を選ぶと、そのままリストのアイテムになります。依頼を書き写す手間がなく、元のメッセージとのつながりも保たれます。

表の表示とボードの表示

リストは、行と列で並べるテーブルの表示と、状態ごとの列にカードを並べるボードの表示を切り替えられます。フィルターと並べ替えの条件をビューとして保存すると、リストにアクセスできる全員が切り替えて使えます。担当者ごとのビュー、優先度ごとのビューを作っておくと、朝の確認が早くなります。

担当とコメント

担当者の欄にメンバーを入れると、そのメンバーは「リスト」ページの「あなたに割り当て済み」で自分のタスクを確認できます。アイテムやサブタスクにはそれぞれ専用のスレッドがあり、質問や進み具合の報告をアイテムごとに残せます。

リストの上限

プロプランとビジネスプラスプランでは、1つのリストに入れられるアイテムとサブタスクは最大1,000個です。上限に達すると、最も古いアイテムから自動でアーカイブされます。長く続く案件で1つのリストを使い続ける場合は、完了したものを定期的にアーカイブしておくと安心です。

依頼の受け口をリストにつなぐ

リストの右上にある「ワークフロー」をクリックすると、メンバーがアイテムを送るためのフォームを作れます。公式ヘルプでも、リストとワークフローを組み合わせて自動化を設定する方法が案内されています。「作業の依頼はこのフォームから」と決めておけば、依頼がチャンネルの会話に埋もれず、最初からリストのアイテムとして届きます。

フォームには、依頼の内容、希望の期限、依頼した人の名前などの項目を用意しておくと、受けた側が聞き返す回数が減ります。チャンネルで気軽に頼まれた依頼も、受けた人がフォームの形でリストに入れ直す習慣にすると、一覧の書き方がそろいます。

履歴と削除したリストの戻し方

リストには変更の履歴が残ります。リストの3つのドットのアイコンから「バージョン履歴を表示する」を選ぶと、過去の日時ごとの状態を確かめられ、変更された箇所は黄色で強調されます。誰かが誤って期限を書き換えた場合でも、いつ何が変わったかをたどれます。

リストの作成者やオーナーは、リストを削除できます。削除してから24時間以内であれば、「ファイル」の「リスト」にある「削除済み」から元に戻せます。24時間を過ぎると戻せないので、削除の操作は慎重に行います。

何をどう書くか:やることリストの中身の決め方

道具の使い方と同じくらい大切なのが、リストに書く中身です。書き方があいまいだと、リストを見ても次に何をすればよいかが分かりません。Slackのテンプレートのページでも、To-Doリストに含めるべき内容が取り上げられています。チームで使うときは、少なくとも次の項目をそろえておきます。

項目 書き方の例 書かないと起きること
やること 「A社の請求書を作成して送る」 「請求書」だけだと、作るのか送るのか分からない
担当者 1人の名前 複数の名前があると、互いに相手がやると思い込む
期限 日付と時刻 「今週中」だと人によって金曜の朝と夜に分かれる
依頼元 元のメッセージのリンク 経緯を確かめるために会話をさかのぼることになる
状態 未着手、進行中、確認待ち、完了 止まっているのか進んでいるのかが見えない

やることは動詞で終える

「資料」「打ち合わせ」のような名詞だけの書き方は避け、「資料の初稿を送る」「打ち合わせの日程を3つ提案する」のように動詞で終えます。動詞で終えると、何をしたら完了なのかがはっきりし、完了の判断で迷いません。

大きすぎるものは分ける

「新しいサイトを作る」のように、1日で終わらない大きなものは、サブタスクに分けます。Slackのリストでは、アイテムを開いて「サブタスクを追加する」から分けられ、サブタスクごとに担当者と期限日を設定できます。目安として、半日から1日で終わる大きさに分けると、進み具合が見えやすくなります。

確認待ちを状態として分ける

チームのタスクで止まりやすいのは、誰かの確認を待っている作業です。状態に「確認待ち」を用意し、誰の確認を待っているかを書いておくと、確認する側も自分が止めていることに気づけます。

チームの規模と使い方の組み合わせの例

最後に、チームの規模ごとに、Slackの機能と別の道具をどう組み合わせるかの例を整理します。あくまで一例なので、自分たちの仕事の進め方に合わせて調整します。

1人で仕事をしているフリーランス

取引先とのやり取りがSlackで届くなら、To-doタブとリマインダーで十分なことが多いです。届いた依頼はその場でTo-doに入れ、期限のあるものにはリマインダーを付けます。複数の取引先のワークスペースに参加している場合は、それぞれのワークスペースのTo-doを毎朝確かめる習慣が必要です。

3人から5人の小さなチーム

無料プランのまま使うなら、チームで共有するリストは使えません。チャンネルのリマインダーで定期的な作業を呼びかけつつ、タスクの共有は無料で使える別の道具に任せるのが現実的です。全員が有料プランの費用を負担できるなら、リスト機能でSlackの中に一覧を作る方法もあります。

社外の人を含む案件

社外の人とは、ゲストやSlackコネクトで連絡を取ることになります。ゲストはチャンネルのリマインダーを作れないなど、メンバーと比べて使える機能に違いがあります。社外の人にもタスクの一覧を見てもらう必要があるなら、閲覧だけの参加者を招待できる道具を使い、連絡はSlack、一覧は別の道具と分ける方法が扱いやすくなります。

無料プランと有料プランでできることの違い

Slackの料金ページの記載をもとに、To-Do管理に関係する違いを整理します。

プラン 1ユーザーあたりの月額 To-Do管理に関係する主な点
フリー 0円 To-doとリマインダーは使える。メッセージ履歴は90日間、アプリの連携は10個まで
プロ 月払い1,050円、年払いは月額925円 リスト機能が使える。メッセージ履歴とアプリの連携が無制限
ビジネスプラス 月払い2,160円、年払いは月額1,920円 プロの内容に加え、高度なAI機能やシングルサインオン
Enterprise+ 営業担当者に問い合わせ 大規模な組織向け

料金ページでは、プロとビジネスプラスに期間限定の割引が表示されることがあります。契約の前に、その時点の料金ページで金額を確かめます。

無料プランで特に気をつけたいのが、メッセージ履歴が90日間であることです。依頼のメッセージそのものを頼りにやることを管理していると、3か月前の依頼の経緯を確かめたいときに、元のメッセージを検索できなくなります。長い案件の経緯は、Slackの外にも記録しておく必要があります。

また、無料プランのアプリの連携は10個までです。外部のタスク管理の道具とSlackをつなぐ方法を考えている場合は、ほかに連携しているアプリの数も確かめておきます。

チームのタスク管理でSlackだけでは足りなくなる場面

Slackの標準の機能だけで、チームのタスク管理を続けていると、次のような場面で限界が来ます。

期間の重なりが見えない

Slackのリストは、表とボードの表示に対応していますが、作業の期間を横棒で並べるガントチャートの表示はありません。開始日と終了日のある作業がいくつも重なる案件では、「来週は誰の作業が集中しているか」が見えにくくなります。

人ごとの負荷の偏りが見えない

担当者ごとにビューを分けることはできますが、チーム全体で誰に作業が偏っているかを一目で比べるのは得意ではありません。1人に依頼が集中していることに、締切の直前まで気づかないことがあります。

無料プランではチームのリストが使えない

料金の節で見たとおり、リスト機能は有料プランです。無料プランで使えるTo-doは自分専用のリストなので、チームで共有できません。少人数のチームで、タスクの共有だけのためにSlackを有料にするかどうかは、悩むところです。

決まったことと作業がばらばらになる

チャンネルで決まったことを、誰かが別の場所に書き写さないと、作業の一覧には反映されません。書き写す人が決まっていないと、決まったはずの作業がどこにも残らないまま流れていきます。

チームのタスク管理を補う方法

Slackで足りない部分を補う方法は、大きく2つあります。

方法1:Slackと連携するタスク管理の道具を使う

タスク管理の道具の多くは、Slackとの連携に対応しています。タスクに動きがあったときにSlackのチャンネルへ通知を送れば、チャットとタスクの一覧を行き来する回数を減らせます。ただし無料プランでは、料金の節で触れたとおり連携できるアプリの数に上限があります。

方法2:チャットとタスク管理が一体になった道具に移る

タスクの共有が中心で、チャットも一緒に使えればよい、という少人数のチームなら、チャットとタスク管理が1つになった道具を使う方法もあります。

その候補の1つが、プロジェクト管理の道具のPinatecaです。公式サイトによると、カンバン、ガント、カレンダー、リスト、ディスカッション、グリッド、時間割、リソースの8種類のボードがあり、ワークスペースごとのチャットとカードごとのコメントが最初から使えます。Slackだけでは足りなくなりやすい点との関係で整理すると、次のようになります。

・ガントボードで、作業の期間を横棒で並べ、締切の重なりを見られる
・リソースボードで、人やチームごとの負荷の偏りを見られる
・チャットからカードを参照でき、決まったことをタスクにつなげられる
・自分宛てのメンション、担当の割り当て、締切が受信箱にまとまる

料金ページでは、フリープランは5人まで、ボード10個までで、8種類のボードとチャットはフリープランから使えると案内されています。6人目または11個目のボードからはスタンダードプラン(1人あたり月額500円、年払いなら月額400円、いずれも税抜)になります。Zapierやn8nとの連携、ChatGPTやClaudeからボードを読んだりカードを作ったりする使い方にも対応しています。

社外との連絡はSlackで続け、チーム内のタスクの共有はボードの道具で行う、という分け方もできます。どちらか一方に全部を寄せる必要はありません。

Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

やることリストを続けるための運用のコツ

道具を決めても、使い方が人によってばらばらだと、リストはすぐに古くなります。チームで続けるために、次の点を決めておきます。

・依頼を受けたら、その場でTo-doかリストに入れる。「あとで入れる」をしない
・期限のある依頼には必ずリマインダーを付ける
・完了したらすぐに完了にする。週に1回、完了済みのものをまとめて片付ける
・チャンネルで決まった作業は、決めた人がその場でリストに追加する
・担当の決まっていないタスクを作らない

週に1回の見直しの手順

ルールを決めても、1週間もたつとリストには古いものがたまります。週に1回、15分ほどの見直しの時間を決めておくと、リストを使える状態に保てます。

  1. To-doタブで、期限が過ぎているものを表示し、まだやるものは期限を付け直し、やらないものはクリアする
  2. リストで、担当者が空欄のアイテムがないかを確かめ、担当を決める
  3. 状態が「確認待ち」のまま3日以上たっているものを探し、確認する人に声をかける
  4. 完了済みのものをまとめて片付け、リストのアイテムが上限に近づいていないかを確かめる
  5. 来週の期限のものを並べ、作業が1人に偏っていないかを確かめる

見直しの日時そのものも、チャンネルのリマインダーで呼びかけると忘れません。金曜日の夕方や月曜日の朝など、週の区切りに合わせるのがおすすめです。

最初から全部を守るのは難しいので、まずは「依頼を受けたらその場で入れる」と「期限にはリマインダー」の2つから始めます。2週間続けて取りこぼしが減ったと感じたら、残りのルールを加えていきます。

在宅のチームの仕事で見てきたこと

フリーランスや在宅ワークの市場を20年運営してきた立場から見ると、チャットでの依頼が中心の仕事ほど、受けた側が「受けました、いつまでに出します」と一言返せるかどうかで、信頼の積み上がり方が変わります。やることリストは自分のためのものに見えて、実は相手を安心させるための仕組みでもあります。

たとえば動画の編集の仕事では、素材の受け取り、初稿、修正、納品と、短い期間に何度もやり取りが発生します。動画編集(YouTube/TikTokなど)のお仕事では、こうした仕事の種類と進め方を紹介しています。作曲や効果音の制作でも、修正の回数と期限の管理が仕事の質を左右します。作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事では、音の制作の仕事の幅と、受けるときの準備をまとめています。

運営者として見てきた限りでは、仲介の手数料がかからない直接の取引は、同じ予算でも受け手の手取りが厚くなり、発注する側もその分だけ多くの作業を頼めるという、双方にとって得のある形になりやすいものです。その代わり、依頼の受け渡しや進み具合の確認は当事者どうしの責任になります。Slackのやることリストやボードの道具で、依頼と期限を相手にも見える形にしておくことは、直接の取引を長く続けるための土台になります。

デザインの仕事のように修正の往復が多い仕事でも、同じことが言えます。デザイナーの年収・単価相場では、デザインの仕事の単価の幅と、働き方による違いを紹介しています。期限を守り続けた記録は、単価の交渉をするときの何よりの材料になります。

よくある質問

Q. Slackの無料プランでもTo-Doリストは作れますか?

作れます。To-doタブとリマインダーは、公式ヘルプですべてのプランで使えるとされています。ただし、To-doは自分専用のリストで、チームで共有することはできません。担当者や期限日をチームで共有するリスト機能は有料プランの機能です。また無料プランはメッセージ履歴が90日間なので、古い依頼の経緯は別の場所にも記録しておきます。

Q. 「後で」に保存していたメッセージが見当たらないのはなぜですか?

2026年10月から、「後で」タブは「To-do」タブに順に置き換わっています。公式ヘルプによると、リマインダーが付いていた進行中のアイテムはTo-doに、リマインダーのない進行中のアイテムとアーカイブ済みのアイテムは「ホーム」の「ブックマーク」に移りました。見当たらないときは、まずブックマークを確かめます。

Q. /remindで日本語の日時を書いても動きますか?

公式ヘルプでは、リマインダーの内容は日本語で書けますが、日時はアメリカ英語の形式で書くことが勧められています。たとえば毎週木曜日なら「every Thursday」、明日の10時なら「tomorrow at 10am」のように書きます。チャンネルのリマインダーは後から編集できないので、間違えたら一覧から削除して作り直します。

Q. Slackのリスト機能でガントチャートは使えますか?

公式ヘルプで案内されているリストの表示は、行と列で並べるテーブルと、列ごとにカードを並べるボードの2つです。作業の期間を横棒で並べるガントチャートの表示は案内されていません。期間の重なりを見たい場合は、Slackと連携できるタスク管理の道具や、ガントの表示を持つ別の道具を組み合わせます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年7月20日最終更新:2026年10月19日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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