無料で使える日程調整ツールの選び方と、有料版との違い

@SOHO編集部
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無料で使える日程調整ツールの選び方と、有料版との違い

この記事のポイント

  • ✓無料で使える日程調整ツールを
  • ✓出欠表型と予約ページ型の2つに分けて整理
  • ✓Googleカレンダーの予約スケジュール

打ち合わせの日程を決めるたびに、候補日を3つ書いてメールを送り、返事を待ち、合わなければまた候補を出す。このやり取りに疲れて、無料で使える日程調整ツールを探している人は多いはずです。ところが調べてみると、飲み会の出欠を取るものから、商談の予約を受けるものまで、似た名前のツールがたくさん出てきて、どれを選べばよいか迷います。

結論から書きます。無料の日程調整ツールは、大きく「出欠表型」と「予約ページ型」の2種類に分かれます。複数人で集まる日を決めたいなら出欠表型、相手に自分の空いている時間から選んでもらいたいなら予約ページ型です。この区別さえ付けば、候補はぐっと絞れます。この記事では、主なツールの無料版でできることを各社の公式の記載で確かめ、有料版との違いと、選ぶ手順まで整理します。

日程調整ツールの2つの型

日程調整ツールとは、日程を決めるためのやり取りを、メールや電話の往復ではなく、1つのページの上で済ませるための道具です。仕組みの違いで、次の2つの型に分かれます。

1つ目は、出欠表型です。幹事が候補の日をいくつか書いたページを作り、そのURLを参加者に送ります。参加者は、それぞれの日に「参加できる」「できない」「未定」などを入力します。全員の回答が1つの表に並ぶので、一番多くの人が参加できる日が一目で分かります。代表的なものに、調整さんや伝助があります。

2つ目は、予約ページ型です。自分のカレンダー(GoogleカレンダーやOutlookなど)とつないでおくと、予定の入っていない時間だけが候補として表示されるページができます。相手はそのページから都合のよい時間を選ぶだけで、自分のカレンダーに予定が自動で入ります。商談、面談、相談の受付のように、1対1で時間を決める場面に向いています。Googleカレンダーの予約スケジュール、TimeRex、Calendly、Jicooなどがこの型です。

型 向く場面 主な例 カレンダー連携
出欠表型 飲み会、会議、同窓会など複数人で集まる日を決める 調整さん、伝助 基本的に不要
予約ページ型 商談、面談、相談、取材など1対1で時間を決める Googleカレンダーの予約スケジュール、TimeRex、Calendly、Jicoo 必要

現場の打ち合わせにたとえると、出欠表型は「全員の手帳を持ち寄って空いている日を探す」やり方、予約ページ型は「事務所の予定表を見せて、空いている枠を相手に選んでもらう」やり方です。どちらが優れているかではなく、決めたいものの性質が違います。

メールで日程を決める場合と比べて何が変わるか

ツールを使う前に、メールの往復で日程を決める場合と比べて、何が変わるのかを整理しておきます。導入するかどうかを判断する材料になります。

メールで1対1の日程を決める場合、こちらが候補を3つ送り、相手が1つを選んで返し、こちらが確定の連絡をする、という最低3通のやり取りが発生します。候補がすべて合わなければ、さらに往復が増えます。その間に別の予定が入って、出した候補が使えなくなることもあります。相手の返事を待つ間、その候補の時間は空けておかなければならず、ほかの予定を入れにくくなります。

予約ページ型のツールを使うと、相手は空いている時間の一覧から選ぶだけで、選んだ瞬間に双方のカレンダーに予定が入ります。やり取りは、こちらがURLを送る1通で済みます。出した候補が別の予定で埋まった場合も、自動で候補から外れるので、二重に予約が入る心配がありません。

複数人の場合は、さらに差が大きくなります。メールで5人の都合を集めると、返事がばらばらに届き、誰がどの日に来られるかを幹事が表にまとめ直す必要があります。出欠表型のツールなら、その表が最初からできあがった状態で手に入ります。

どちらの場合も、変わるのは「やり取りの回数」と「まとめ直す手間」です。月に1件か2件しか日程を決めないなら、メールでも大きな負担にはなりません。月に何件も決める人ほど、ツールの効果が大きくなります。

無料で使える主な日程調整ツール

2026年10月7日時点で、各社の公式サイトに書かれている無料版の内容を整理すると、次のとおりです。

ツール 型 無料でできること(公式の記載)
調整さん 出欠表型 ログインなしで出欠表を作り、URLを送るだけで出欠確認や日程調整ができる
伝助 出欠表型 カレンダーをクリックして候補日を入れ、出欠を自動で集計。出席者の多い日がハイライトされる
Googleカレンダーの予約スケジュール 予約ページ型 個人のGoogleアカウントで予約ページを1つ作れる
TimeRex 予約ページ型 日程調整カレンダーの数と日程調整の回数が無制限。複数人の予定を考慮した調整は2人まで
Calendly 予約ページ型 予定の種類1つ、カレンダーの接続1つで、1対1の予約を受けられる
Jicoo 予約ページ型 個人向けの無料プランで1対1の調整に利用でき、利用期限はない

出欠表型の2つは、もともと無料で使うことを前提にしたサービスです。予約ページ型は、無料版で基本の機能を使い、チームでの利用や細かい設定が必要になったら有料版へ、という作りになっているものがほとんどです。

出欠表型の特徴と使いどころ

出欠表型の一番の強みは、参加者に登録やログインを求めないことです。調整さんの公式サイトには、URLをメンバーに送るだけでイベントの出欠確認や日程調整ができ、ログインなしでも使えると書かれています。2006年に生まれたサービスで、飲み会、会議、同窓会、送別会など、さまざまな場面で使われてきたと案内されています。

伝助も同じ型で、公式サイトによると、カレンダーの日付をクリックするだけで候補の日程を入力でき、参加者が入力した出欠を自動で集計して、日程ごとの出席できる人数を表示します。一番出席者が多い日がハイライトされるので、幹事が数え直す必要がありません。

出欠表型が向いているのは、次のような場面です。

・社内の定例会議や、複数の部署が集まる打ち合わせの日を決める
・取引先を含めた3人以上の会議の日程を決める
・懇親会や勉強会、地域の集まりの日を決める

逆に、向いていない場面もあります。出欠表型は、候補の日を幹事が自分で考えて書き出す仕組みなので、幹事自身のカレンダーと自動でつながるわけではありません。決まった日程は、自分でカレンダーに登録し直す必要があります。また、1対1で「この1時間だけ」を決めたいときは、候補を書き出す手間のほうが大きくなります。こうした場面は、予約ページ型のほうが早く済みます。

建設の現場でも、施主、設計者、施工の担当者の3者で現地の確認日を決めるような場面では、出欠表型が便利です。誰がどの日なら来られるかが表で並ぶので、「この日は設計者だけが来られない」といった状況がすぐに分かり、候補を出し直すときの判断が早くなります。

出欠表型を上手に使うコツ

出欠表型は手軽な分、作り方しだいで決まるまでの時間が大きく変わります。幹事として押さえておきたいコツを4つ挙げます。

1つ目は、候補の数をしぼることです。候補を10日も20日も並べると、参加者は全部に答えるのが面倒になり、回答が遅れます。目安は5つから7つ程度です。候補が多すぎると感じたら、先に参加が必須の人の都合を聞いてから、候補をしぼって全員に送る、という2段階にすると早く決まります。

2つ目は、回答の締め切りを書くことです。出欠表には、いつまでに答えてほしいかを必ず書いておきます。締め切りがないと、全員がそろうまで待つことになり、会場の予約や相手への連絡が遅れます。

3つ目は、時間帯まで書くことです。「10月20日」だけでなく「10月20日 14時から16時」のように時間帯まで書いておくと、参加者が判断しやすくなります。午前と午後で都合が違う人もいるので、同じ日でも時間帯を分けて候補にする方法もあります。

4つ目は、決まった日を全員に知らせることです。出欠表で日が決まっても、それを見に来ない人もいます。決まった日程は、メールやチャットで改めて全員に連絡し、各自のカレンダーに登録してもらうよう頼みます。出欠表型のツールはカレンダーと自動でつながらないので、この連絡がないと、当日になって「知らなかった」という人が出ます。

建設の現場で言えば、出欠表は工程会議の前の「全員の空き日の確認」にあたります。確認しただけでは工程は決まらず、決まった内容を全員に回して初めて現場が動きます。日程調整も同じで、決めたことを伝えるまでが幹事の仕事です。

予約ページ型の無料版でできること

予約ページ型の無料版は、ツールによって制限のかけ方が違います。公式の記載から、それぞれの特徴を見ていきます。

Googleカレンダーの予約スケジュールは、Googleカレンダーに組み込まれている機能です。Googleのヘルプによると、個人のGoogleアカウントで、他のユーザーが予約を入れられる予約ページを1つ作れます。予約の長さ、受け付ける曜日と時間帯、予約と予約の間の準備時間、1日に受け付ける予約の上限などを設定できます。予約スケジュールの作成はパソコンのブラウザから行い、スマートフォンのカレンダーアプリからは作れません。一方で、複数の予約スケジュールの作成、リマインダーメールの自動送信、複数のカレンダーでの空き状況の確認、予約に対する支払いの受け付けなどは、対象となるGoogle WorkspaceのサブスクリプションやGoogle Oneのメンバーシップが必要な機能として案内されています。

TimeRexは、公式の料金ページによると、フリープランで日程調整カレンダー(用途ごとの予約ページのこと)の数も、日程調整の回数も無制限です。ZoomやMicrosoft Teams、Google MeetのURLを日程が決まったと同時に発行する機能、ChatworkやSlackへの通知、Googleスプレッドシートへの自動反映も無料で使えます。複数人の予定を考慮した日程調整は、フリープランでは2人までです。有料のベーシックプランは1ライセンスあたり月額900円(税抜)で、年払いにすると割引が適用され、料金ページでは月あたり750円と表示されています。

Calendlyは、公式の料金ページによると、無料プランで予定の種類(イベントタイプ)が1つ、カレンダーの接続が1つ、1対1の予約に対応しています。予約ページの見た目を整える機能も無料で使えます。有料のStandardは、年払いで1席あたり月額10ドルで、予定の種類が無制限になり、複数のカレンダーの接続、自動化とリマインダー、StripeやPayPalでの支払いの受け付けなどが加わります。Teamsは年払いで1席あたり月額16ドルで、チームでの担当の振り分けなどが加わります。

Jicooは、公式の料金ページのよくある質問で、個人向けの無料プラン(Individual)は1対1の調整に利用でき、利用期限は特にないと案内されています。無料アカウントにはBusinessプランの14日間の試用が付いていて、試用が終わると自動的に無料プランに戻ります。有料のTeamとBusinessの金額は、公式の料金ページで確かめてください。

無料版と有料版の違い

予約ページ型の無料版と有料版の違いは、ツールが違ってもおおむね同じところに集まります。公式の記載で確かめた範囲から、よくある制限を整理すると次のとおりです。

項目 無料版でよくある状態 有料版で増えること
予約ページの数 1つ、または種類が1つ 用途ごとに複数作れる
カレンダーの接続 1つ 仕事用と私用など複数をまとめて空き時間を判定
複数人での調整 2人まで、または1対1のみ チームの誰かが対応する振り分け、全員参加の調整
リマインダー 使えない場合がある 予約の前日などに自動で知らせる
支払いの受け付け 使えない場合が多い 予約と同時に料金を受け取る
外部ツールとの連携 基本的なものに限られる 顧客管理や営業支援のツールとつなぐ

この表で特に気をつけたいのが、カレンダーの接続数です。つまり、何個のカレンダーの予定を見て空き時間を判断するか、ということです。仕事用のGoogleカレンダーと、私用のカレンダーを分けている人は多いでしょう。無料版で仕事用だけをつなぐと、私用の予定が入っている時間も「空いている」と表示され、相手がそこに予約を入れてしまいます。カレンダーを1つにまとめているなら無料版で十分ですが、分けているなら、複数の接続に対応したプランが必要になります。

リマインダーも見落とされがちです。予約の前日に、相手と自分の両方に自動で知らせが届く機能で、うっかり忘れて来ない、いわゆる無断キャンセルを減らす効果があります。Googleカレンダーの予約スケジュールでは、リマインダーメールの自動送信は対象のサブスクリプションが必要な機能に分類されています。

有料版を検討するべきケース

無料版で始めて、次のどれかに当てはまったら、有料版を検討する時期です。

1つ目は、予約ページを用途ごとに分けたくなったときです。たとえば、30分の初回相談と、60分の打ち合わせを別のページで受けたい場合です。無料版で予約ページが1つしか作れないツールでは、どちらか一方しか受けられません。

2つ目は、チームで予約を受けるようになったときです。営業担当が3人いて、手の空いている誰かが対応する、という受け方をしたいなら、担当の振り分けに対応した有料プランが必要です。

3つ目は、予約と同時に料金を受け取りたいときです。有料の相談やレッスンを予約制で受けるなら、予約の時点で支払いを済ませてもらえると、当日のやり取りが減ります。

4つ目は、無断キャンセルが続いたときです。リマインダーの自動送信は、多くのツールで有料版の機能です。1件の無断キャンセルで失う時間と、有料版の月額を比べて判断します。

一方、日程調整の機会がそれほど多くないなら、無料版のままで十分です。比較記事の中にも、使う頻度を最初に確かめるよう勧めるものがあります。

1つ目のポイントは、使用頻度をどのくらい想定しているのか確認することです。例えば、日程調整の機会が1ヶ月に1回しかないのであれば、無料の日程調整ツールでも十分に効率化できたと感じられるでしょう。利用頻度によって金額も変動するため、1ヶ月にどれだけの使用頻度なのかを事前に確認しておきましょう。 出典: career-cloud.asia

月に数回の打ち合わせなら、無料版で困ることはまずありません。週に何件も予約を受けるようになってから、有料版の機能が効いてきます。

失敗しない選び方の手順

ここまでの内容を、選ぶ手順として整理します。次の5つの質問に順番に答えると、候補が自然に絞れます。

  1. 決めたいのは「複数人で集まる日」か、「1対1の時間」か
  2. 相手は社内の人か、取引先や一般のお客さまか
  3. 自分の予定は、いくつのカレンダーに分かれているか
  4. 1か月に何件くらいの日程を決めるか
  5. 予約と一緒に、料金の受け取りや事前の質問への回答が必要か

1つ目の答えが「複数人で集まる日」なら、出欠表型の調整さんや伝助から選びます。「1対1の時間」なら予約ページ型に進みます。

2つ目で相手が取引先や一般のお客さまなら、相手に登録を求めないツールであることが大前提です。予約ページ型の主なツールは、予約する側に登録を求めないものがほとんどですが、念のため予約ページを自分で開いて、相手と同じ手順で予約できるかを確かめておきます。

3つ目で、カレンダーが2つ以上に分かれているなら、複数の接続に対応したプランを選ぶか、無料版で使う前にカレンダーをどちらか一方にまとめます。

4つ目で、月に数件程度なら無料版、週に何件も受けるなら有料版の機能を比べる段階です。

5つ目で、料金の受け取りや事前の質問が必要なら、支払いの受け付けや予約フォームの項目を変えられるツールを選びます。

使い始めの設定で気をつけること

予約ページ型のツールは、作ってすぐ使えますが、最初の設定を確かめないまま公開すると、思わぬ予約が入ることがあります。Googleカレンダーの予約スケジュールを例に、気をつけたい点を挙げます。

1つ目は、予約の受付期間です。Googleのヘルプによると、既定では予約の受付終了時間は予定の開始の4時間前までになっています。設定した直後に予約ページを開くと、当日の空き時間が表示されないことがあるのはこのためです。逆に、前日までに準備が必要な打ち合わせなのに、当日の4時間前まで予約を受けてしまうと、準備が間に合いません。自分の仕事に合わせて、何日前まで受け付けるかを決めておきます。

2つ目は、準備時間です。予約と予約の間に時間を空ける設定で、移動や前の打ち合わせのまとめに時間が必要な人は必ず設定しておきます。現場への移動がある仕事では、ここを空けておかないと、予約が連続して入ったときに移動の時間がなくなります。

3つ目は、1日あたりの予約件数の上限です。1日に受けられる打ち合わせの数を決めておけば、予約が集中した日に他の仕事ができなくなることを防げます。

4つ目は、予約ページのタイトルです。Googleのヘルプには、タイトルは予約ページのリンクを知っているすべてのユーザーが見られると書かれています。社内向けの呼び方や、相手に見せたくない言葉を入れないようにしてください。

5つ目は、カレンダーの中身がどこまで相手に見えるかです。予約ページ型のツールは、予定の入っている時間を候補から外すだけで、予定の中身までは相手に見せないのが一般的です。それでも、予約ページを自分で開いて、相手からどう見えるかを一度確かめておくと安心です。

取引先に予約ページを送るときの気づかい

予約ページ型のツールは便利ですが、使い方によっては相手に「手間を押しつけられた」と受け取られることがあります。特に、目上の取引先や初めてやり取りする相手には、次の点に気を配ると印象がよくなります。

1つ目は、URLだけを送らないことです。「こちらから都合のよい時間をお選びください」とURLだけを送ると、事務的な印象を与えます。打ち合わせの目的、所要時間、オンラインか対面か、を一言添えたうえで、「ご都合のよい時間を以下のページからお選びいただけます。合う時間がなければ、お手数ですが候補をお知らせください」と、ほかの方法も残しておくと親切です。

2つ目は、候補の時間を十分に開けておくことです。予約ページに表示される候補が、来週の火曜の15時だけ、という状態では、相手が選べません。少なくとも1週間から2週間の中に、複数の曜日と時間帯の候補が出るように、受付の時間帯を設定しておきます。

3つ目は、相手の立場を考えて使い分けることです。目上の相手や、こちらからお願いして時間をもらう場合は、まずこちらから候補を2つか3つ提示し、合わなければ予約ページを案内する、という順番のほうが丁寧なこともあります。予約ページは、相手の負担を減らすための道具であって、こちらの手間を減らすためだけに使うものではありません。

4つ目は、予約が入ったあとの連絡です。ツールが自動で確認のメールを送ってくれる場合でも、重要な打ち合わせなら、こちらからも一言お礼と当日の流れを送っておくと、相手は安心します。オンラインの打ち合わせなら、会議のURLが正しく届いているかも確かめておきます。

無料のツールを使うときに確かめておきたいこと

無料のツールは気軽に使える反面、仕事で使うなら確かめておきたい点もあります。

まず、運営している会社と利用規約です。予約ページ型のツールは、自分のカレンダーの予定の情報を読み取る権限を求めます。どの会社が運営していて、カレンダーの情報をどう扱うと書いているかを、利用規約やプライバシーポリシーで確かめてから接続してください。会社のカレンダーを接続する場合は、社内のルールで外部のサービスとの連携が認められているかも確かめる必要があります。

次に、相手に見える情報です。無料版では、予約ページや確認メールにツールの名前やロゴが表示されることがあります。取引先に送るページとして問題がないか、一度自分で予約してみて、届くメールまで確かめておくと安心です。

もう1つは、サービスの変更です。無料版の内容は、運営会社の方針で変わることがあります。無料で使えた機能が有料版に移る、上限が変わる、といったことは珍しくありません。大事な予約の受付を無料版だけに頼っている場合は、料金ページやお知らせを時々確かめ、変更があったときに困らないようにしておきます。

最後に、予約の記録です。予約ページで受けた予約は、カレンダーに予定として入りますが、相手が入力した質問への回答などは、ツールの中にしか残らない場合があります。あとで見返す必要がある情報は、スプレッドシートへの自動反映などを使って、自分の手元にも残しておくと安心です。

チームや会社で導入するときの決め方

個人で使うだけなら、自分に合うツールを選べば済みますが、チームや会社で導入する場合は、もう少し決めることがあります。

最初に決めたいのは、誰が何のために使うかです。営業担当が商談の予約を受けるのか、人事担当が面接の日程を決めるのか、全員が社内の打ち合わせに使うのか。用途によって、必要な機能も、払うべき料金も変わります。全員に有料版を配る前に、本当に予約ページが必要な人が誰かを洗い出します。

次に、無料版で試す期間を決めます。2週間から1か月ほど、数人で無料版や試用版を使ってみて、カレンダーの接続、相手からの使いやすさ、通知の届き方を確かめます。この期間に出てきた不満を、有料版で解決できるかどうかで判断します。

3つ目は、運用のルールです。予約ページの名前の付け方、受け付ける時間帯、準備時間の長さを、チームでそろえておくと、相手から見たときの印象が統一されます。担当者が休むときや異動するときに、予約ページをどう引き継ぐかも決めておきます。

会社で有料のツールを導入する場合、条件に合えば国や自治体の補助金の対象になることもあります。IT導入補助金の対象になるツールかどうかは、ツールの提供会社の案内や、制度の公式の情報で確かめてください。補助金を使ったツールの導入の流れは、IT導入補助金でAIツールを導入する方法2026|対象ツールと申請のポイントでも紹介しています。

個人で相談や施術の予約を受ける人の選択肢

ここまで紹介した予約ページ型のツールは、会社員の商談や面接の日程調整を主な用途にしています。一方で、個人でコーチングやカウンセリング、占い、ヨガ、整体、ネイル、教室などを営み、お客さまから予約を受ける人もいます。この場合、日程を決めるだけでなく、予約の確認、前日のリマインド、来店後の御礼、次回の予約へのつなぎといった流れまで必要になります。

候補の1つに、決済が不要な業態向けの予約システムRizaflowがあります。公式サイトによると、予約カレンダー、予約フォームのカスタマイズ、予約完了・前日リマインダー・御礼の自動メール、お客さま自身で変更や取り消しができるキャンセル用のURL、会員登録とマイページ、顧客管理までが標準で使え、リマインダーや御礼メールはどのプランでも追加料金なしで使えると案内されています。Zoomなどのオンライン面談のURLをメールに差し込む機能もあります。料金は、予約が1か月50件まで・スタッフ1名までのフリーが0円で、1か月300件までのライトが月額3,300円(いずれも税込、初期費用なし)です。登録にクレジットカードは要りません。詳しくはRizaflowの紹介ページで確かめられます。Rizaflowは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

社内外の打ち合わせの日程を決めたいだけなら、ここまでに紹介した日程調整ツールの無料版で十分です。お客さまとの継続的な関係まで含めて予約を管理したい個人事業の人は、予約システムという選び方もある、と覚えておいてください。

日程調整の効率化と、在宅ワークの広がり

最後に、日程調整ツールを仕事で使う側の視点にも触れておきます。在宅で働く人や、複数の取引先と仕事をするフリーランスが増え、打ち合わせの相手も時間帯もばらばらになりました。メールの往復で日程を決めていると、それだけで1日の中の細かい時間が削られていきます。日程調整ツールは、こうした時間を取り戻すための、最も手軽な業務の自動化の1つです。

業務の繰り返し作業をツールで自動化する仕事は、RPA・業務自動化ツールのお仕事で紹介している領域と重なります。日程調整ツールと顧客管理やチャットのツールをつなぐ設定は、まさにこの分野の入口です。予約の仕組みを自社のサイトに組み込む、独自の予約システムを作るといった作業まで進むなら、開発の仕事になり、報酬の目安はソフトウェア作成者の年収・単価相場で確かめられます。

取材や打ち合わせの多い文章の仕事でも、日程調整ツールは欠かせません。編集やライティングの相場は著述家,記者,編集者の年収・単価相場が参考になります。相談業務を予約制で受けることが多い士業を目指すなら、行政書士の資格ガイドも読んでおくと、独立後の働き方を考える材料になります。

在宅ワークの市場を20年見てきた運営者として感じるのは、長く仕事が続く人ほど、相手の手間を減らすことに気を配っている、ということです。日程の候補をこちらから分かりやすく示す、予約ページで相手が迷わないようにする。こうした小さな配慮が、「この人とは仕事がしやすい」という評価につながります。仲介の手数料が乗らない直接のやり取りなら、依頼する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手取りが厚くなります。やり取りの手間が少ない相手ほど、次の依頼も声がかかりやすくなります。

よくある質問

Q. 無料の日程調整ツールで、相手に登録してもらう必要はありますか?

出欠表型の調整さんは、ログインなしでURLを送るだけで使えます。予約ページ型の主なツールも、予約する側に登録を求めないものがほとんどです。ただし、ツールや設定によって違うことがあるので、公開する前に予約ページを自分で開き、相手と同じ手順で予約できるかを確かめておくと安心です。

Q. Googleカレンダーだけで日程調整はできますか?

できます。Googleカレンダーの予約スケジュールを使えば、個人のGoogleアカウントで予約ページを1つ作れます。ただし、複数の予約スケジュールの作成、リマインダーメールの自動送信、複数カレンダーでの空き状況の確認、支払いの受け付けなどは、対象となるGoogle WorkspaceやGoogle Oneの契約が必要です。

Q. 無料版と有料版で一番大きな違いは何ですか?

多くのツールでは、予約ページの数、つなげるカレンダーの数、複数人での調整、リマインダーの自動送信が有料版で広がります。特に、仕事用と私用でカレンダーを分けている人は、無料版で1つしか接続できないと、私用の予定がある時間にも予約が入ることがあるので注意が必要です。

Q. 複数人で集まる日を決めるのに向いているのはどのツールですか?

3人以上で集まる日を決めるなら、調整さんや伝助のような出欠表型が向いています。幹事が候補の日を書いたページのURLを送り、参加者がそれぞれの都合を入力すると、全員の回答が1つの表に並びます。伝助は出席者の多い日がハイライト表示されるので、どの日にするかを決めやすくなります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年6月2日最終更新:2026年10月12日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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