せどり 個人事業主|古物商許可と確定申告の組み立て方


この記事のポイント
- ✓せどりを個人事業主として始めたい方へ
- ✓確定申告の3点を客観データと実務目線で整理
- ✓消費税の考え方まで2026年最新版で解説します
「せどりを始めたら、ある日突然『個人事業主になった方がいいですよ』と言われて、頭が真っ白になってしまった」。このご相談、最近本当に増えています。
会社員のお給料以外に収入が入るようになると、急に税金や手続きの話が押し寄せてきますよね。古物商許可、開業届、確定申告、青色と白色、消費税…。聞いたことはあるけれど、自分の場合はどこから手を付ければいいのか分からない。気づけば月末になって、また放置してしまう。大丈夫です。あなたは一人ではありません。
この記事では、せどりを個人事業主として始める時に最初に必要な3つの手続き(古物商許可・開業届・確定申告)を、順番に整理してお伝えします。読み終わる頃には、「自分のケースなら、来週これをやれば良い」が見えている状態を目指します。
「せどり 個人事業主」と検索する人の本当の悩み
「せどり 個人事業主」と検索する方の背景を、相談現場で見てきた限りで整理すると、おおむね次のような状態が多い印象です。
・すでに月数万円〜数十万円の売上が立ち始めていて、いまさら「趣味です」と言いにくくなってきた ・確定申告の時期が近づき、申告が必要かどうかをはっきりさせたい ・古物商許可が必要と聞いたが、自分のジャンルでも必須なのか分からない ・会社に副業がバレないようにしたいが、その方法が分からない ・税金で持っていかれて手元に残らないなら、続ける意味があるのか不安
ここに共通しているのは、「儲け方を知りたい」のではなく「ちゃんとしたい」という気持ちです。最初は副収入として軽い気持ちで始めたものの、規模が大きくなるにつれて、後ろめたさや見落としの不安が膨らんでくる。これは真面目な方ほど抱えやすい悩みです。
しかし、それがたとえば副業としてせどりを始めるときにも適用されるものなのか、詳しいことが分からない方も多いのではないでしょうか。「ちょっとやってみるだけなのだから、開業届なんていらないのでは?」と考えるのは自然なことです。
この記事では、「不安を取り除いて、最短で正しい状態にする」ことを目的に進めます。本業がある方も、専業を目指す方も、どちらの方にも当てはまる構成にしました。
マクロ視点で見る「せどり×個人事業主」の現状
まず前提として、せどりという働き方が日本でどのくらい広がっているかを、客観的なデータで眺めてみます。中古品の流通市場、いわゆるリユース市場は、リサイクル通信社の業界レポートによれば3兆円を超える規模まで拡大しています。フリマアプリやネットオークションの普及で、個人が中古品を仕入れて販売する敷居が劇的に下がりました。
一方で、税務署も副業所得の捕捉を年々強化しています。国税庁が公開している統計では、所得税の調査においてインターネット取引(電子商取引)に関する申告漏れの追徴件数が右肩上がりで増えています。プラットフォーム側にも取引データの提出義務が広がっており、「申告しなくてもバレない時代」は実質的に終わりに近づいています。詳しくは国税庁の公表資料で年々の動向を確認できます。
つまり、せどりを継続的に行うなら、最初から「個人事業主としてきちんと整える」のが、結果的に一番ラクで安全な道になっています。後ろめたさを抱えて続けるストレスは、想像以上にメンタルを削ります。私のカウンセリングでも「副業の罪悪感で眠れない」という方が一定数いらっしゃいます。手続きを整えるだけで、その不安は驚くほど軽くなります。
せどりは参入障壁の低いビジネスであるため、軽い気持ちで始める方も少なくありません。その場合には開業届は必要ないのでは、という気にもなります。しかし実際にはほとんどのケースにおいて、開業届を提出するのがおすすめとなります。
せどりに個人事業主としての届出は必要か
結論からお伝えします。せどりを「継続的・反復的」に行うなら、個人事業主としての開業届と古物商許可、両方を整えるのが原則です。理由は税務面と法令面の2つに分かれます。
税務面:開業届を出すかどうかの判断基準
所得税法では、事業所得を得る個人は「事業の開始から1か月以内」に開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)を税務署に提出する、と定められています。ただし罰則規定はないため、未提出でも即座にペナルティはありません。
それでも提出を強くおすすめする理由は、青色申告承認申請書をセットで出せるからです。青色申告にすると、最大65万円の青色申告特別控除、赤字の3年間の繰越、家族への給与(青色事業専従者給与)の経費算入など、節税メリットがまとめて手に入ります。せどりは仕入や送料、梱包資材、家賃按分、通信費など経費が積み上がりやすい業種なので、青色申告との相性は抜群です。
法令面:古物商許可が必要なケース
ここが多くの方が見落とす論点です。中古品を「販売目的で仕入れ」、それを「販売する」場合は、原則として古物商許可が必要になります。これは古物営業法に基づくもので、所管は各都道府県の公安委員会、窓口は管轄の警察署です。許可なく営業を行うと3年以下の懲役または100万円以下の罰金という重い罰則があります。
新品せどり(メーカーや卸から正規ルートで仕入れて販売)は古物商許可の対象外ですが、ブックオフやハードオフからの仕入れ、メルカリやヤフオクからの仕入れ、リサイクルショップからの仕入れは、たとえ未使用品であっても「一度誰かの手に渡った物」として古物扱いされます。せどりの実態を考えると、ほぼ全員が古物商許可の対象になると考えて差し支えありません。
「開業届を出すと会社にバレる」は本当か
会社員の方が一番気になるところです。結論から言うと、開業届を出した瞬間に会社に通知が行く、という仕組みはありません。会社に副業がバレる典型ルートは、住民税の特別徴収額が他の社員と比べて不自然に増えることです。
対策はシンプルで、確定申告書の「住民税に関する事項」で「自分で納付(普通徴収)」を選ぶことです。これで副業分の住民税は自宅に納付書が届くようになり、給与から天引きされる本業分とは分離されます。会社の経理が見るのは本業分の住民税通知だけなので、副業の存在は把握されにくくなります。ただし、自治体によっては副業分も特別徴収に寄せる運用をする場合があるので、住民税課に念のため確認しておくと安心です。
古物商許可の取り方と申請の流れ
古物商許可は「面倒そう」と思われがちですが、整理してみると意外とシンプルです。申請から取得までは40日前後、費用は申請手数料19,000円が標準です。
申請の主な流れ
- 営業所の所在地を管轄する警察署の生活安全課に相談
- 必要書類の準備(住民票、身分証明書、誓約書、略歴書、URLの使用権原疎明資料など)
- 警察署の窓口で申請、手数料納付
- 警察による調査・面談
- 許可証の交付
「身分証明書」は運転免許証ではなく、本籍地の市区町村が発行する公的書類です。混同しやすいので注意してください。法人ではなく個人として申請する場合でも、住民票や身分証明書は本籍地から取り寄せる必要があります。
URLの使用権原疎明資料とは
ネット販売を行う場合、AmazonセラーセントラルやメルカリShopsのURL、自社のECサイトのURLなど、出品ページのURLを警察に届け出る必要があります。さらに「そのURLを自分が使っている証拠」として、Amazonセラーアカウントの管理画面のスクリーンショットや、独自ドメインの場合はWHOIS情報やレジストラ発行の登録証などを添付します。ここでつまずく方が多いので、事前に管轄警察署に何を持参すれば良いかを確認しておくと、二度手間が防げます。
法人化のタイミングは「個人事業主で年商1,000万超え」が目安
古物商許可は個人と法人で別物です。個人で取得しておいて、後から法人成りする場合は法人として取り直しが必要です。最初から法人にする予定がないなら、個人で取得して問題ありません。多くの方は、年商1,000万円を超えるあたりから法人化を検討します。これは消費税の課税事業者になる節目と重なるためです。
開業届と青色申告承認申請書の出し方
ここからは税務署への手続きです。古物商許可とは独立して進められるので、並行して動いて構いません。
提出書類と提出期限
・個人事業の開業・廃業等届出書(開業日から1か月以内) ・所得税の青色申告承認申請書(開業日から2か月以内、または青色申告したい年の3月15日まで)
この2枚はセットで提出するのが鉄則です。青色申告承認申請書を出し忘れると、その年は強制的に白色申告になってしまい、最大65万円の控除が受けられません。たった1枚の書類で何十万円もの差が出ます。
開業届の「職業」と「事業の概要」の書き方
職業欄は「物品販売業」または「小売業」と書くのが一般的です。事業の概要には「インターネットを利用した中古品・新品の小売販売」のように、扱う商材と販売チャネルが分かる表現で記載します。曖昧に「せどり」とだけ書くと、税務署側で業種コードの判断がつきにくくなる場合があります。
開業日の決め方
開業日は実は任意で構いません。
結論として、所得税における開業日は任意となります。これから事業を始める個人事業主が、好きに決めてよいという意味です。既に仕入を始めていたとしても、開業日をたとえば来週や来月にすることも不可能ではありません。
ただし、開業日より前の仕入や経費は基本的に経費計上できません(一部「開業費」として処理する例外あり)。すでに継続的な売上が立っているなら、なるべく早い日付を開業日にして、当年分の経費を漏れなく拾えるようにするのが実利的です。
スマホで完結する電子申請(e-Tax)
紙の届出書を税務署に持参する方法もありますが、現在はe-Taxを使えばマイナンバーカードとスマホだけで完結します。マイナポータルアプリと連携して、開業届と青色申告承認申請書を同時に送信できます。混雑する2月〜3月の税務署に並ぶ必要がないので、こちらの方が圧倒的にラクです。
せどりの確定申告:必要な人・不要な人
ここが一番気になるところだと思います。確定申告が必要かどうかは、「副業として行っているか」「本業として行っているか」、そして「所得金額」によって決まります。
副業せどり(会社員)の場合
会社員として給与所得があり、副業でせどりをしているなら、副業の「所得」(売上から経費を引いた利益)が年間20万円を超えると確定申告が必要です。ここで言うのは「売上」ではなく「所得」である点に注意してください。
たとえば年間の売上が100万円でも、仕入が70万円、送料と梱包資材が10万円、Amazon手数料などが5万円なら、所得は15万円なので確定申告は不要となります。逆に売上30万円でも経費がほとんどかからず利益25万円なら、申告が必要です。
なお「20万円ルール」は所得税の話で、住民税には適用されません。所得が1円でもあれば、原則として市区町村への住民税申告は別途必要です。ここを誤解している方が非常に多いので注意してください。
専業せどり・フリーランスの場合
専業でせどりだけを行っているなら、所得が48万円(基礎控除額)を超えると確定申告が必要です。会社員のような20万円の特例はありません。
申告しないとどうなるか
無申告がバレた場合のペナルティは段階的に重くなります。無申告加算税が15%〜30%、悪質なケースでは重加算税が40%、さらに延滞税が日割りで上乗せされます。「20万円バレないだろう」と放置した結果、数年後に追徴課税で100万円を超える請求が来た事例も決して珍しくありません。
私がカウンセリングで関わった方の中にも、「税務署から連絡が来た瞬間から眠れなくなった」という相談が複数ありました。最初に整えておけば、その不安は最初から発生しません。
青色申告と白色申告、どちらを選ぶか
青色申告と白色申告の違いを、せどりに特化して整理します。
青色申告のメリット
・最大65万円の青色申告特別控除(e-Tax+複式簿記の場合) ・赤字の3年間繰越(翌年以降の利益と相殺できる) ・30万円未満の少額減価償却資産の一括経費化 ・家族への給与を経費算入できる(青色事業専従者給与) ・貸倒引当金の計上ができる
白色申告のメリット
・帳簿付けが簡易(単式簿記でOK) ・事前申請が不要
せどりにはどちらが向いているか
結論として、せどりは青色申告の一択と考えて構いません。理由は次の通りです。
第一に、せどりは「仕入が必ず発生するビジネス」です。仕入・在庫・売上・手数料・送料・梱包資材費・家賃按分・通信費・配送会社との取引など、お金の動きが多く、複式簿記で整理した方が後から見返しやすくなります。
第二に、クラウド会計ソフト(freeeやマネーフォワードなど)を使えば、複式簿記の知識がなくても、銀行口座やクレジットカードを連携するだけで自動仕訳されます。簿記の勉強をしなくても、月額1,000円程度のソフト代で青色申告が完結します。
第三に、最大65万円の控除と3年間の赤字繰越は、せどりのように「初年度は仕入過多で赤字、2年目から黒字化」というパターンに非常に有利に働きます。
せどりで経費にできるもの・できないもの
確定申告で「何を経費にできるか」が分からず、結果的に余計に税金を払っている方が本当に多いです。せどりで経費計上できるものを整理します。
経費にできるもの
・商品の仕入代金 ・販売手数料(Amazon、メルカリ、ヤフオク等) ・配送料、梱包資材費 ・自宅で作業している場合の家賃・水道光熱費(事業使用分のみ按分) ・通信費(インターネット、スマホの事業使用分) ・パソコン、プリンター、ラベルプリンター、撮影用ライト等の備品 ・店舗仕入のための交通費(電車、ガソリン代) ・古物商許可の申請手数料(19,000円) ・会計ソフト代、税理士報酬 ・ビジネス書、リサーチツール利用料 ・倉庫代、FBA保管手数料
経費にできないもの
・私生活で使う食費、衣料品、娯楽費 ・家族との外食費 ・住宅ローンの元金返済(利息は按分可) ・生命保険、医療保険(控除対象として別枠あり)
在庫の取り扱いに注意
せどり特有の論点として、「期末在庫」の扱いがあります。年末時点で売れ残った商品の仕入代金は、その年の経費にはなりません。翌年以降に売れた時点で「売上原価」として経費化されます。これを知らずに「仕入=経費」と単純計上していると、税務調査で大きく否認されるリスクがあります。
クラウド会計ソフトを使えば、棚卸の入力欄が用意されているので、12月31日時点の在庫を入力するだけでこの調整が自動でできます。ここは絶対に手を抜かない方が良いポイントです。
消費税はどう考えればいいか
個人事業主としてせどりを始めたばかりの方は、原則として「免税事業者」です。基準期間(前々年)の課税売上が1,000万円以下なら、消費税の納税義務はありません。
課税事業者になるタイミング
・前々年の課税売上が1,000万円を超えた ・前年の上半期(1月〜6月)の課税売上が1,000万円を超え、かつ給与等支払額も同基準を超えた ・自ら「課税事業者選択届出書」を提出した
インボイス制度との関係
2023年10月から始まったインボイス制度(適格請求書等保存方式)の影響で、せどり個人事業主の方からの相談も増えました。BtoCのせどり(一般消費者向けに販売)であれば、インボイス登録は必須ではありません。買い手側がインボイスを必要としない(仕入税額控除を取らない)からです。
ただし、企業向けに法人や個人事業主に卸す形のせどりや、SuperBuyer的な取引を行う方は、インボイス登録の有無で取引機会が変わる可能性があります。自分の販路がBtoCに寄っているのか、BtoBが混じっているのかで判断してください。
海外輸出せどりは消費税還付の対象
海外への輸出販売がメインのせどりであれば、消費税の還付を受けられる可能性があります。輸出取引は消費税が免税扱いになる一方で、仕入時に払った消費税は還付されるためです。この場合は、あえて課税事業者を選択した方が手元にお金が残ります。輸出を本格的にやる方は、税理士と一度相談することをおすすめします。
副業がバレない、申告漏れもない運用のコツ
ここからは実務的な運用のコツを5つに絞ってお伝えします。
1. 専用の銀行口座とクレジットカードを分ける
事業用とプライベート用のお金を物理的に分けます。これだけで会計ソフトの自動仕訳が劇的に正確になり、申告時の負担が3分の1以下になります。屋号付きの事業用口座は、ネット銀行(楽天銀行、PayPay銀行、住信SBIネット銀行など)で簡単に開設できます。
2. 領収書とレシートは月次でデジタル化
電子帳簿保存法の改正で、紙の領収書もスキャナ保存(スマホ撮影でOK)が認められるようになりました。月末にまとめて撮影し、会計ソフトのスマホアプリにアップロードする習慣をつけると、確定申告期の苦行がなくなります。
3. 月次決算を当たり前にする
「年に1回、3月にまとめて」は確実に挫折します。毎月末に、その月の売上・仕入・経費の入力を済ませる運用にしてください。クラウド会計ソフトであれば、銀行とカードを連携しておけば、月末30分で月次決算が終わります。
4. 住民税は「自分で納付」を必ず選択
会社員の方が副業バレを避けるための最重要ポイントです。確定申告書の第二表「住民税・事業税に関する事項」で「自分で納付」にチェックを入れます。これを忘れると会社の給与から天引きされ、副業の存在が経理に気づかれます。
5. 困ったら税理士スポット相談を使う
「税理士は高い」と敬遠する方が多いですが、年に1回の確定申告だけスポットで依頼する形なら、5万円〜10万円程度で対応してもらえます。最初の1年だけプロに頼んで、その帳簿を見本に翌年以降は自分でやる、という運用が現実的です。
私のところに相談に来られた方で、最初の確定申告だけ税理士にお願いし、「これで一生分の安心が買えた」と心から仰っていた方がいました。実際、最初の1回さえ正しい型を作っておけば、翌年以降は同じパターンを繰り返すだけで済みます。最初の不安に投資する価値は十分あります。
体験から見えた、心が折れない事業継続のコツ
ここで少しだけ、私自身がフリーランスとして独立した時の話をします。
会社員から独立した最初の3か月、私が一番苦労したのは、実は税金の計算ではなく、「お金の動きが見えない不安」でした。毎月の売上はあるのに、いくらが手元に残るのか、来年いくら税金で持っていかれるのか、まったく分からない。それが分からないと、自由にお金を使うこともできず、かといって投資もできず、ただ漠然と不安だけが残るんです。
このご相談、フリーランスの方からも本当に多くいただきます。「稼げるかどうかの不安」より「お金の見通しが立たない不安」の方が、メンタルを削るんです。
転機は、クラウド会計ソフトを導入して「毎月末に月次決算をする」と決めたことでした。月末の30分だけ、売上と経費を整理する。それだけで「いま自分は何月の何日時点で、年換算でいくら稼いでいて、税金はだいたいいくらになりそうか」が見えるようになります。見えるようになると、不安は驚くほど小さくなります。
せどりも同じです。仕入と売上のタイミングがずれるビジネスだからこそ、毎月の数字を見える化することが、続けるための一番の力になります。技術や仕入のノウハウより先に、「お金の流れを毎月見える化する習慣」を作ってみてください。
事業の請求書を発行する場面では、Excelで請求書を作成する方が多いと思います。インボイス制度に対応した請求書の書き方を整理した個人事業主 請求書 テンプレート 無料 Excel!2026年最新の書き方では、適格請求書の必須記載項目や、登録番号の入れ方を解説しています。フォーマットを最初に決めておけば、毎月の請求業務が大幅にラクになります。
せどりを副業として始める方向けの全体像は、せどり副業の始め方|仕入れ・販売・利益計算の基本を解説【2026年版】に詳しくまとめています。本記事の「個人事業主としての手続き」と組み合わせて読むと、ビジネス全体の流れがつかめます。
在宅で長時間の作業が続くと、集中力の維持も大きな課題になります。在宅ワーカー特有の集中の途切れに対処する具体策を在宅ワークの集中力アップ|ポモドーロ以外に効く7つのテクニックでまとめました。せどりのリサーチや出品作業は単調になりがちなので、こうしたテクニックを取り入れると作業効率が変わります。
収入の見通しを立てる際には、業種別の単価相場が役立ちます。ソフトウェア作成者の年収・単価相場や著述家,記者,編集者の年収・単価相場では、業種別の単価レンジを公開しています。せどりの収益と他の業種を比較することで、時間当たりの収益性を冷静に評価できます。
事業を進める中で取引先と契約書を交わす機会も増えます。基礎的なビジネス文書の作法を体系的に身につけたい方はビジネス文書検定も検討の余地があります。ECサイトを自前で構築したい方はCCNA(シスコ技術者認定)などのインフラ知識が役立つ場面もあります。
物販系(せどり、ハンドメイド、自作商品の販売)は、案件単価そのものより「商品単価×販売数量×利益率」で収入が決まります。利益率は15%〜30%のレンジに収まるケースが多く、Webライティングやデザインのような時間給型とは異なる収益構造です。
この構造の違いは、個人事業主としての「税務戦略」にも影響します。物販系は在庫リスクと利益率の管理が肝になり、月次決算の精度が直接の利益に響きます。Web系は経費が少ない分、節税余地が限定的になりがちですが、青色申告控除のインパクトが相対的に大きくなります。
つまり、せどりを個人事業主として続けるなら、「会計の見える化」と「青色申告の活用」は他業種以上に効きます。逆に言えば、ここを整えれば、せどり特有の不確実性(仕入の当たり外れ、在庫リスク、プラットフォーム手数料の変動)を、数字で冷静にマネジメントできるようになります。
最初の一歩は、古物商許可と開業届。難しく見える手続きですが、順番に並べてしまえば、どれもたった1日で前に進めることばかりです。焦らず、確実に、一つずつ整えていきましょう。あなたの「ちゃんとしたい」という気持ちは、必ず良い形で事業に返ってきます。
よくある質問
Q. 副業で個人事業主をしている場合も確定申告は必要ですか?
本業の所得以外に、副業の所得(売上から経費を引いた金額)が年間20万円を超える場合は、原則として確定申告が必要です。20万円以下の場合は所得税の申告は不要ですが、住民税の申告が必要になる場合があります。
Q. 会社員の副業として活動している場合でも、開業届を出して青色申告ができますか?
可能です。ただし、副業の所得が「事業所得」として認められる程度の継続性や規模感 を持っている必要があります。単発の小遣い稼ぎ(雑所得)とみなされる場合は、青色 申告の特別控除は受けられないため、自身のビジネスの性質を事前に確認しましょう。
Q. 会社員が副業でする場合も青色申告は可能ですか?
副業の所得が「事業所得」として認められる規模であれば可能です。ただし、所得が少ない場合や片手間の作業とみなされる場合は「雑所得」扱いとなり、青色申告は利用できないため注意が必要です。
Q. 副業で個人事業主の登録をするメリットは?
副業であっても、事業として継続的に行う意思があれば登録可能です。最大のメリットは青色申告による最大65万円の控除が受けられる点や、副業による赤字を本業の給与所得と相殺(損益通算)して所得税の還付を受けられる可能性がある点です。
Q. 個人事業主登録後の確定申告は白色と青色のどちらがよいですか?
帳簿づけに対応できるなら、控除や赤字繰越などのメリットがある青色申告を選ぶ人が多いです。期限内に青色申告承認申請書を提出する必要があります。
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この記事を書いた人
中西 直美
産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。
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