Notionのタスク管理テンプレートの選び方と、自分で作るときに入れたい項目


この記事のポイント
- ✓Notionのタスク管理テンプレートの探し方と選び方を
- ✓公式ヘルプとマーケットプレイスの仕組みをもとに整理
- ✓自分で作るときに入れたいプロパティとビュー
Notionでタスク管理を始めようとして、テンプレートを探し始めたものの、見た目の違うものが何十個も出てきて決められない。かわいいデザインのものを入れてみたけれど、1週間で開かなくなった。Notionのタスク管理テンプレートを調べている人の多くは、このどちらかの段階にいます。
結論から書きます。テンプレートは見た目ではなく、「自分のタスクを書き込む項目が足りているか」と「毎日開く画面が1つに決まっているか」の2点で選ぶと失敗しません。そして、選んだテンプレートは入れた日に自分用に削ることが、続けるためのいちばんの近道です。この記事では、Notionの公式ヘルプとマーケットプレイスの仕組みをもとに、テンプレートの探し方、選び方、自分で作るときに入れたい項目を、ステップごとに整理します。
Notionのタスク管理テンプレートとは
Notionのタスク管理テンプレートは、タスクを書き込むための「データベース」と、それを見やすく並べる「ビュー」が、あらかじめ組まれたひな形です。データベースとは、1件ずつのタスクを行として並べ、それぞれに期限や状態といった項目(Notionではプロパティと呼びます)を持たせられる表のことです。ビューとは、同じデータベースを表、ボード、カレンダーなど別の見せ方で表示する画面のことです。
テンプレートを使うと、このデータベースとビューを自分で一から組む手間が省けます。Notionの公式ヘルプでは、テンプレートの入手先として次の2つが案内されています。
1つ目は、スターターテンプレートです。Notionに初めて登録すると、登録時の回答をもとに選ばれたテンプレートが、サイドバーに最初から用意されています。使わないものは削除できます。
2つ目は、マーケットプレイスです。公式ヘルプには次のように書かれています。
Notionのマーケットプレイスには、世界中のNotionユーザーによって作成された多種多様なテンプレートがあります。ぜひNotionを活用する出発点としてお使いください。 出典: notion.com
マーケットプレイスのテンプレートには、無料のものと有料のものがあります。使いたいテンプレートのページで、無料なら複製、有料なら購入の操作をすると、自分のワークスペースに追加されます。追加したあとは、自分の使い方に合わせて自由に作り変えられます。
また、Notionのアプリの中には、プロジェクトとタスクの管理用に組み込みのテンプレートも用意されています。公式のガイドでは、タスクだけを管理するシンプルな型、プロジェクトとタスクを2つのデータベースに分けてつなぐ型、そこにスプリント(期間を区切った作業のまとまり)を加えた型、の3つが紹介されています。個人で使うなら最初の型、チームで案件ごとに管理するなら2つ目の型が目安です。
テンプレートの探し方と追加の手順
マーケットプレイスでテンプレートを探して追加する流れは、次のとおりです。
- Notionのマーケットプレイスを開き、検索欄やカテゴリから「タスク」「ToDo」「プロジェクト」などで探す
- 気になるテンプレートのページで、プレビューの画像と説明を読む
- 無料なら複製、有料なら購入の操作をして、自分のワークスペースに追加する
- 追加されたページを開き、サンプルとして入っているタスクを確かめてから削除する
探すときに見ておきたいのは、テンプレートのページにある説明文と画面の画像です。特に、どんなビューが用意されているか(表、ボード、カレンダー、タイムラインなど)と、どんなプロパティがあるか(期限、状態、優先度など)を確かめます。見た目の雰囲気だけで選ぶと、入れてから「期限の欄がない」「繰り返しのタスクを入れる場所がない」と気づくことになります。
有料のテンプレートを買う前には、無料のテンプレートで同じことができないかを一度考えてみてください。タスク管理の基本的な構造は、どのテンプレートでも大きくは変わりません。有料のものは、デザインの作り込みや、特定の用途(副業の案件管理、資格の勉強、家事の分担など)に合わせた工夫に価値があることが多いので、その工夫が自分に必要かで判断します。
ステップ4のサンプルの削除は、意外と大事です。サンプルのタスクが残っていると、自分のタスクと見分けが付きにくく、どこから手を付ければよいか分からなくなります。サンプルは中身を読んで使い方を理解したら、すぐに消してしまいましょう。
失敗しないテンプレートの選び方
テンプレート選びで失敗しないために、次の5つの観点で確かめることをおすすめします。ここが一番のポイントです。
| 観点 | 確かめること | 合わないとどうなるか |
|---|---|---|
| 項目 | 期限、状態、優先度があるか | 大事なタスクが埋もれる |
| 毎日開く画面 | 「今日やること」が1画面で見えるか | 開くたびに探す手間がかかる |
| 入力の手間 | 1件を入れるのに必要な項目が少ないか | 入力が面倒で続かない |
| 使う人数 | 個人用か、チームで使う前提か | 担当者の欄がなく共有で困る |
| 複雑さ | ページやデータベースが多すぎないか | どこに書けばよいか迷う |
特に効いてくるのは「入力の手間」です。テンプレートの中には、1件のタスクに10個以上のプロパティが用意されているものがあります。全部を埋めようとすると、タスクを書き出すだけで疲れてしまいます。入力が必須なのは「タスク名」「期限」「状態」の3つ程度で、それ以外は空欄でも困らない作りになっているかを確かめてください。
「毎日開く画面」も大切です。Notionは自由度が高い分、ページをいくつも作れてしまいます。タスクの一覧、カレンダー、今週の予定、完了したもの、と画面が分かれていると、どこを見ればよいか毎回迷います。テンプレートを選ぶときは、朝に1回開けば今日やることが分かる画面があるかどうかを見てください。
個人で使うのか、家族や同僚と共有するのかでも、選ぶべきものは変わります。共有するなら、担当者を入れるプロパティがあることが前提です。担当者の欄がないテンプレートを共有で使うと、「これは誰がやるのか」が分からなくなります。
自分で作るときに入れたいプロパティ
テンプレートがしっくりこない場合や、既存のテンプレートを自分用に作り変える場合は、次のプロパティを基本にすると迷いません。
| プロパティ | 種類の例 | 使い方 |
|---|---|---|
| タスク名 | タイトル | 何をするかを動詞で書く |
| 状態 | ステータス | 未着手、進行中、完了の3つから始める |
| 期限 | 日付 | 締め切りがあるものだけ入れる |
| 優先度 | セレクト | 高、中、低の3段階 |
| 担当者 | ユーザー | 共有する場合だけ作る |
| プロジェクト | リレーションまたはセレクト | 案件や分野ごとに分ける |
| メモ | テキスト | 補足が必要なときだけ書く |
公式のガイドでも、タスクのデータベースには担当者、期限、状態のプロパティがあると説明されています。プロジェクトとタスクを2つのデータベースに分ける型では、プロジェクトがタスクの親になり、1つのプロジェクトに多くのタスクがつながります。完了したタスクの数からプロジェクトの進み具合を割合で表示する仕組みも紹介されています。
作るときのコツは、最初からプロパティを増やしすぎないことです。上の表のうち、個人で使うなら「タスク名」「状態」「期限」「優先度」の4つで十分です。使っているうちに「この情報が欲しい」と感じたら、そのときに1つずつ追加します。最初に全部を作り込むと、空欄だらけのデータベースを毎日眺めることになり、かえって続きません。
タスク名の書き方にも気をつけてください。「企画書」とだけ書くより、「企画書の構成を3案書く」のように、何をすれば終わりなのかが分かる動詞で書くと、着手しやすくなります。大きすぎるタスクは、1回の作業で終わる大きさに分けて登録するのが基本です。
毎日使うビューの作り方
プロパティを決めたら、ビューを作ります。Notionの公式ヘルプによると、同じデータベースを、表、ボード、タイムライン、カレンダー、リスト、ギャラリー、チャートといった形で表示でき、ビューごとにフィルター(条件に合うものだけを表示する機能)や並べ替えを設定できます。各ビューの設定は、ほかのビューには影響しません。
タスク管理でおすすめのビューは、次の4つです。
- 今日やること:期限が今日以前で、状態が完了以外のものだけを表示するリスト
- 状態別:状態でグループ分けしたボード(カンバン)。進行中のものが一目で分かる
- カレンダー:期限の日付で並べたカレンダー。週や月の予定の偏りが見える
- すべて:条件なしの表。まとめて編集するときに使う
この中で毎日開くのは1つ目の「今日やること」だけ、と決めておくのがポイントです。ほかのビューは、週に1回の見直しや、予定を立てるときにだけ開きます。
チームで使う場合は、公式のガイドで紹介されている「自分の担当」のビューが便利です。担当者のフィルターで「自分」を選ぶと、開いた人ごとに、その人が担当するタスクだけが表示されます。1つのビューで全員が自分の分を確かめられるので、人ごとにビューを作る必要がありません。
ビューの名前は、見て何が表示されるか分かるものにします。「ビュー1」「ボード」のままにしておくと、あとで探すときに迷います。
繰り返すタスクと、期限のないタスクの扱い
タスク管理で多くの人がつまずくのが、毎週や毎月のように繰り返すタスクと、期限が決まっていないタスクの扱いです。この2つをどう扱うかを先に決めておくと、一覧が整理された状態を保ちやすくなります。
繰り返すタスクには、Notionの「繰り返しデータベーステンプレート」が使えます。公式ヘルプによると、データベーステンプレートとは、ページの中身やプロパティがあらかじめ入った状態で新しい行を作れるひな形のことで、これに繰り返しを設定すると、希望する頻度で自動的にページが作られます。設定の手順は次のとおりです。
- データベースの上部にある「新規」の横の矢印をクリックし、テンプレートの一覧を開く
- 繰り返し使うテンプレートの横にある「•••」をクリックする
- 「繰り返し」の横のドロップダウンを開き、毎日、毎週、毎月、毎年のいずれかを選ぶ
- 繰り返しの間隔、開始日、ページを作る時間を指定する
たとえば「毎月25日に請求書を送る」「毎週月曜に週の予定を確かめる」といったタスクを登録しておけば、その日になると自動でタスクが現れます。手で毎回登録する必要がなくなるので、うっかり忘れることがなくなります。
期限のないタスクは、「いつかやること」として別に分けておきます。状態のプロパティに「いつか」という選択肢を追加するか、期限が空欄のものだけを表示するビューを作ります。大事なのは、毎日開く「今日やること」のビューに、期限のないタスクを混ぜないことです。混ざっていると、今日やるべきことが埋もれてしまいます。週に1回の見直しのときに「いつか」の一覧を眺め、来週やるものだけに期限を付けて移す、という流れにすると、期限のないタスクも放置されずに済みます。
用途別のテンプレートの選び方
同じタスク管理でも、何に使うかによって必要な項目は変わります。よくある4つの用途ごとに、テンプレートを選ぶときに見るべき点を整理します。
1つ目は、会社の仕事を個人で管理する場合です。必要なのは、期限と優先度、そして「誰からの依頼か」が分かる項目です。上司や取引先ごとに依頼が来るなら、依頼元をセレクトのプロパティで持たせておくと、確認や報告のときに絞り込めます。組み込みのテンプレートの中では、タスクだけを管理するシンプルな型で十分です。
2つ目は、副業やフリーランスの案件を管理する場合です。案件ごとに複数のタスクがあり、納期と請求の時期も管理したくなります。この用途では、プロジェクトとタスクを2つのデータベースに分ける型が向いています。プロジェクトの側に取引先、納期、報酬、請求の状態を持たせ、タスクの側には作業の中身と期限だけを持たせると、案件の一覧と日々の作業の一覧を行き来しやすくなります。
3つ目は、資格の勉強の計画を立てる場合です。この用途で大切なのは、試験日から逆算した期限と、1日に何をやるかが見えることです。章ごとにタスクを作り、カレンダーのビューで勉強の予定を並べると、遅れが一目で分かります。勉強時間を記録する数値のプロパティを追加しておくと、週ごとにどれだけ進んだかを振り返れます。学習の計画は、「1日の量が小さく、毎日開ける形」になっているものほど続きます。
4つ目は、家族で家事や用事を分担する場合です。担当者の欄が必須で、スマートフォンから見やすいことが重要です。プロパティは少なめにし、ボードのビューで「今週やること」「終わったこと」が分かるようにすると、家族の誰でも使えます。家族をメンバーとして招くと無料プランではブロックの数に制限がかかるので、この点はこのあとの「無料プランで使うときに知っておきたい上限」の節と合わせて確かめてください。
| 用途 | 向く型 | 特に必要な項目 |
|---|---|---|
| 会社の仕事(個人) | タスクだけの型 | 期限、優先度、依頼元 |
| 副業の案件 | プロジェクトとタスクの型 | 取引先、納期、請求の状態 |
| 資格の勉強 | タスクだけの型+カレンダー | 試験日、章、勉強時間 |
| 家族の分担 | タスクだけの型+ボード | 担当者、今週かどうか |
テンプレートを入れた日にやること
テンプレートは、入れた日の使い方で続くかどうかが決まります。追加した当日に、次の5つを済ませておくことをおすすめします。
- サンプルのタスクをすべて削除する
- 使わないプロパティを非表示にするか削除する
- 毎日開くビューを1つ決め、名前を分かりやすく付け直す
- 実際のタスクを10件ほど登録してみる
- 登録してみて入力が面倒だった項目を、空欄でよいことにする
ステップ4で実際のタスクを入れてみることが、とても大切です。サンプルが入った状態では使いやすく見えたテンプレートも、自分のタスクを入れると「この項目は要らない」「この項目が足りない」がはっきりします。10件ほど入れたところで、ステップ5の見直しをしてください。
使わないプロパティは、すぐに削除しなくても、ビューで非表示にするだけで画面はすっきりします。あとで必要になったときに戻せるので、迷ったら非表示にしておくのが安全です。
無料プランで使うときに知っておきたい上限
Notionは無料プランからタスク管理に使えますが、いくつか上限があります。2026年10月7日時点の公式の料金ページで確かめた主なものは次のとおりです。
| 項目 | フリー | プラス | ビジネス |
|---|---|---|---|
| 料金(1メンバーあたり) | 0円 | 月払い月額2,000円、年払いなら月あたり1,650円 | 月払い月額3,800円、年払いなら月あたり3,150円 |
| ページとブロック | 個人は無制限、メンバー2名以上は制限あり | 無制限 | 無制限 |
| ファイルのアップロード | 1ファイル最大5MB | 無制限 | 無制限 |
| ページの履歴 | 7日 | 30日 | 90日 |
| 外部のゲスト | 10人まで | 無制限 | 無制限 |
料金ページには、日本の消費税が別にかかる場合があることも書かれています。
1人で使う分には、無料プランでも困ることはほとんどありません。ページとブロック(ページに書く1つ1つの要素)は個人なら無制限です。気をつけたいのは、家族や同僚をメンバーとして招いた場合です。メンバーが2名以上になると、無料プランではブロックの数に制限がかかります。また、ページの履歴が7日間なので、誤って消したタスクを1週間より前の状態に戻すことはできません。
チームでの共有を前提にするなら、無料プランで試しながら、ブロックの上限に近づいた時点で有料プランを検討する、という順番が現実的です。タスクを共有するだけで、ほかのメンバーがNotionの中で文書もたくさん書くわけではないなら、外部のゲストとして招く方法もあります。無料プランでもゲストは10人まで招けます。
テンプレートを入れても続かない理由と対策
Notionのタスク管理が続かない理由は、だいたい次の3つに集まります。
1つ目は、作り込みすぎです。テンプレートを入れたあと、色を変え、アイコンを付け、ビューを増やし、と整える作業が楽しくなり、肝心のタスクを書く前に疲れてしまうパターンです。整えるのは使い始めて1週間たってから、と決めておくと防げます。
2つ目は、入力のたびに考えることが多すぎることです。優先度は高か中か、どのプロジェクトか、期限はいつか。1件ごとにこれを決めていると、書き出すこと自体が負担になります。対策は、最初はタスク名だけを書いて保存し、1日の終わりや翌朝にまとめて期限と優先度を付ける、という2段階の運用です。
3つ目は、開く習慣がないことです。どれだけよくできたテンプレートでも、開かなければ意味がありません。朝に必ず開くブラウザのタブに固定する、スマートフォンのホーム画面に追加するといった、開くきっかけを作っておくことが大切です。
資格の勉強のスケジュールをNotionで管理しようとして、最初の週末に何時間もかけて見た目を整え、平日に入ったら一度も開かなかった、という話はよく聞きます。テンプレートは「完成させるもの」ではなく、「使いながら直していくもの」と考えると、続けやすくなります。
タスクの大きさをそろえると一覧が使いやすくなる
テンプレートの出来よりも、実は一覧の使いやすさを左右するのが、登録するタスクの大きさです。「ホームページを作る」と「メールを1通返す」が同じ一覧に並んでいると、どちらから手を付けるべきか判断しにくくなります。大きなタスクは手が止まり、小さなタスクばかりが片付いていく状態になりがちです。
目安としては、1つのタスクを「1回の作業で終わる大きさ」にそろえます。30分から2時間程度で終わる単位が扱いやすいでしょう。それより大きいものは、プロジェクトとして登録し、その下に作業のタスクを分けて並べます。プロジェクトとタスクを分ける型のテンプレートを使っていれば、この分け方がそのまま形になります。
分けるときのコツは、最初の一歩を具体的に書くことです。「確定申告の準備」では何から始めるか分かりませんが、「1月から3月の領収書を封筒から出して日付順に並べる」なら、すぐに手を付けられます。最初の一歩さえ書けば、そのあとの作業は手を動かしながら追加していけば十分です。
タスクの大きさがそろうと、1日にこなせる量の見当も付けやすくなります。「今日やること」のビューに並ぶタスクが毎日5件から8件程度に収まっていれば、計画に無理がない証拠です。毎日20件以上並ぶなら、期限の付け方を見直す時期です。
チームで共有するときに決めておくこと
Notionのタスク管理を家族や同僚と共有する場合は、テンプレートとは別に、使い方のルールを短く決めておく必要があります。決めておきたいのは次の4つです。
1つ目は、状態の意味です。「進行中」は手を付けたものなのか、今週やると決めたものなのか。人によって解釈が違うと、ボードを見ても実際の進み具合が分かりません。状態ごとに1行で定義を書き、データベースの上に貼っておくと迷いません。
2つ目は、担当者の付け方です。1つのタスクに担当者は1人、と決めておくのが基本です。2人以上を担当にすると、お互いに相手がやると思って止まることがあります。手伝いが必要な場合は、担当者は1人のままにして、メモやコメントで協力を頼みます。
3つ目は、期限の守り方です。期限に間に合わないと分かった時点で、担当者が自分で期限を引き直し、その理由をコメントに残す、と決めておくと、黙って遅れるタスクがなくなります。
4つ目は、完了の基準です。「終わった」と状態を変える条件を決めておきます。資料を作ったら完了なのか、相手に送ったら完了なのか、確認をもらったら完了なのか。ここが曖昧だと、完了の列に並んでいるのに実際には終わっていないタスクが出てきます。
ルールは、最初から細かく決めすぎないことも大切です。上の4つを決めて2週間ほど使い、困ったことが出てきたら1つずつルールを追加していくほうが、実際の使い方に合った形になります。
週に1回の見直しの手順
タスク管理を続けるうえで効果が大きいのが、週に1回の見直しです。15分ほどで、次の手順を回します。
- 「すべて」のビューを開き、状態が完了のものを確かめる(できたことの確認)
- 期限が過ぎているのに完了していないものを探し、期限を引き直すか、やめるかを決める
- 来週の予定をカレンダーで見て、期限が集中している日がないか確かめる
- 頭の中にあるけれどまだ登録していないタスクを書き出す
- 使っていないプロパティやビューがあれば、消すか残すかを決める
ポイントは2つ目の「やめるかを決める」です。期限を過ぎたタスクを先送りし続けると、一覧が「やっていないこと」で埋まり、開くのがつらくなります。今はやらないと決めたものは、思い切って状態を「保留」にするか、削除します。
5つ目の見直しも大事です。使っていない項目は、それだけで画面を見づらくします。使い始めのテンプレートから、自分に合った形へ少しずつ削っていくことで、自分専用の道具になっていきます。
見直しの時間は、カレンダーにあらかじめ予定として登録しておくのがおすすめです。金曜の夕方や月曜の朝など、毎週同じ時間に15分を確保しておけば、忙しい週でも見直しが抜けにくくなります。繰り返しデータベーステンプレートで「週の見直し」というタスクを毎週作られるようにしておく方法もあります。見直しの中身をテンプレートのページに箇条書きで書いておけば、毎回同じ手順で迷わずに進められます。続けるための仕組みを、タスク管理そのものの中に組み込んでおくわけです。
Notionが合わないと感じたときの選択肢
Notionは、文書とタスクを1か所で扱える自由度の高さが魅力です。一方で、その自由度ゆえに「自分で仕組みを作る」手間がかかります。タスク管理だけをしたい人、チームで進み具合をすぐに共有したい人の中には、Notionの作り込みが負担に感じる人もいます。
特に、メンバーが増えてきたチームでは、テンプレートを誰が直すのか、ビューの設定を勝手に変えてよいのか、といった運用の取り決めが別に必要になります。仕組みを作る担当者が1人に偏ると、その人が忙しいときに誰も直せない状態になりがちです。
そう感じたときは、タスク管理やプロジェクト管理に絞った道具を検討するのも1つの方法です。選ぶときは、無料で使える人数、最初から使える見せ方(カンバン、ガントチャート、カレンダーなど)、チームでのやり取りがどこでできるか、の3点を見比べると判断しやすくなります。
候補の1つに、ボードでプロジェクトを進めるPinatecaがあります。公式サイトによると、カンバン、ガントチャート、カレンダー、リスト、ディスカッション、グリッド、時間割、リソースの8種類のボードとチャットが無料プランから使え、5人まで無料で、登録にクレジットカードは要りません。無料プランはボード10個までで、それ以上が必要な場合や6人以上で使う場合は、1人あたり月額500円(年払いなら月あたり400円、税抜)のスタンダードプランになります。Trelloからの移行は、書き出したファイルを読み込む形で行えます。テンプレートを自分で組み立てるより、最初から用意された型で始めたい人には合う選択肢です。詳しくはPinatecaの紹介ページで確かめられます。Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
Notionで文書やメモとタスクを一緒に管理したい人は、Notionを使い続けるのが合います。タスクの進み具合をチームで追うことが中心なら、専用の道具のほうが早く運用に乗ることがあります。どちらが優れているかではなく、自分が何を1か所にまとめたいかで選んでください。
タスク管理の仕組みづくりを仕事にする人の視点
最後に、タスク管理の仕組みづくりを仕事として請け負う側の視点にも触れておきます。Notionのテンプレートを作って販売する人や、会社や個人事業主のためにNotionの環境を整える支援をする人は、ここ数年で増えています。小さな会社では、ツールを入れたものの運用の形が決まらず、詳しい人に設計を頼むことがよくあります。
業務の流れを整理してツールに落とし込む支援は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で紹介している領域と重なります。Notionの外部連携や自動化、専用のアプリづくりまで踏み込むなら、アプリケーション開発のお仕事の範囲です。開発職の報酬の目安はソフトウェア作成者の年収・単価相場で確かめられます。
テンプレートの使い方の解説や、マニュアルを分かりやすく書く仕事は、文章の専門職の領域です。相場は著述家,記者,編集者の年収・単価相場が参考になります。会社のツールの費用を見直す視点を持ちたい人には、中小企業のSaaS費用管理術2026|サブスクコストを30%削減する方法も役に立ちます。
在宅ワークの市場を20年見てきた運営者として感じるのは、仕組みづくりで長く頼られる人ほど、完璧なテンプレートを渡すより「この人が明日から迷わず使える最小の形」を一緒に作れる、ということです。項目を増やすのは簡単ですが、使われない項目は依頼主の負担になります。仲介の手数料が乗らない直接のやり取りなら、依頼する側は同じ予算で見直しの相談まで頼みやすく、受ける側は手取りが厚くなります。小さく作って、使われ方を見ながら一緒に直していく。そうした関係が、継続の依頼につながっていきます。
よくある質問
Q. Notionのタスク管理テンプレートはどこで探せますか?
Notionのマーケットプレイスで探せます。世界中のユーザーが作ったテンプレートがあり、無料のものと有料のものがあります。また、Notionに登録したときにサイドバーに用意されるスターターテンプレートや、アプリ内のプロジェクトとタスク用の組み込みテンプレートからも始められます。
Q. 無料プランでもタスク管理に使えますか?
1人で使うなら無料プランで十分です。ページとブロックは個人なら無制限です。ただし、メンバーを2名以上招くとブロックの数に制限がかかり、ページの履歴は7日間、アップロードできるファイルは1つ最大5MBまでです。チームで使う場合は上限を確かめてから運用を決めてください。
Q. タスク管理に最低限必要なプロパティは何ですか?
個人で使うなら、タスク名、状態、期限、優先度の4つで十分です。状態は未着手、進行中、完了の3つから始めると迷いません。チームで共有する場合は担当者を、案件ごとに分けたい場合はプロジェクトを追加します。最初から増やしすぎず、必要になったときに1つずつ追加していくのが続けるコツです。
Q. テンプレートを入れても続かないときはどうすればよいですか?
毎日開く画面を1つに決め、入力は最初はタスク名だけにして、期限や優先度はあとでまとめて付ける運用にすると負担が減ります。週に1回、期限切れのタスクを先送りするかやめるかを決める見直しも効果があります。見た目の作り込みは使い始めて1週間たってからにしましょう。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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