放課後等デイサービスの面接で聞かれること|現場が見ている点と、聞き返すこと


この記事のポイント
- ✓放課後等デイサービスの面接で実際に聞かれる質問と
- ✓その裏で確認されている点を整理しました
- ✓パニックや他害への対応
放課後等デイサービスの面接を前に、何を聞かれるのか分からなくて不安になっている。こういうご相談、本当に多いんです。
大丈夫ですよ。放課後等デイサービスの面接で聞かれることは、実はかなり決まっています。そして、聞かれる質問のほとんどには、現場の事情という理由があります。その理由が分かると、何を答えればいいかも見えてきます。
この記事では、実際に聞かれる質問と、その裏で事業所が何を確認しようとしているのかを一つずつ見ていきます。そして、あなたの側から聞き返しておくべきことも書きます。面接は、選ばれる場であると同時に、選ぶ場でもあります。
面接の前に知っておきたい、事業所側の事情
まず、相手の立場を知っておきましょう。
放課後等デイサービスは、この10年あまりで急速に事業所が増えた分野です。
放課後等デイサービスの事業所数は平成24年度では3,115件、令和元年度は14,465件と約4.6倍と右肩上がりになっています。 利用者数は令和元年9月では約22万8000人に達しています。 今後ますます増加し注目される事業です。 出典: recruit.life-design.okinawa
事業所が増えれば、そこで働く人も必要になります。つまり、人の取り合いが起きている分野です。
これは応募する側にとって、悪い話ではありません。求人は通年で出ています。ただし、事業所側は「来てくれるなら誰でもいい」とは思っていません。なぜなら、入ってすぐ辞められるのがいちばん困るからです。
放課後等デイサービスでは、子どもが職員に慣れるまでに時間がかかります。やっと慣れた職員がいなくなると、子どもが不安定になります。保護者も心配します。だから事業所は、続けてくれる人を探しています。
もうひとつ、事業所には人員配置の基準があります。児童指導員または保育士を、定員10人までなら2人以上置くことが求められます。急に人が抜けると、この基準を満たすために残った人が無理をすることになります。
つまり、面接で見られているのは能力よりも、続けられそうかどうかです。これを頭に入れて読み進めてください。
必ず聞かれる質問と、その裏にある確認
よく聞かれる質問を、意図とあわせて並べます。
「なぜ放課後等デイサービスを希望されたのですか」
これは志望動機ですが、事業所が確かめたいのは「思い違いをしていないか」です。
放課後等デイサービスは、子どもと遊ぶ仕事ではありません。記録を書き、送迎をし、保護者と連絡を取り、計画に沿って支援する仕事です。この現実を分かって来ているかを見ています。
「子どもが好きだから」だけで止めないでください。そのあとに、この仕事の具体的な部分に触れる一文を足しましょう。たとえば「記録を通して子どもの変化を追う仕事だと知って、そこに関わりたいと思いました」といった形です。
「障害のあるお子さんと関わった経験はありますか」
経験がなくても大丈夫です。事業所も、経験者だけを求めていたら採用が進みません。
聞いているのは、経験の有無そのものではなく、「未知の相手に対してどう構えるか」です。経験がない場合は、正直にないと伝えたうえで、自分が知っていることと知らないことを分けて話してください。「発達障害という言葉は知っていますが、実際にどう関わればいいかは分かりません。教えていただきながら覚えたいです」。これで十分です。
「前職を辞めた理由を教えてください」
ここで大切なのは、前の職場を責める言い方をしないことです。
責める内容が事実であっても、聞いている側は「うちでも同じことを言われるかもしれない」と感じます。
事実を淡々と述べて、そのうえで次に求めることを話す形にしましょう。「夜勤が続く勤務形態で体調を崩したため、日中勤務の仕事を探しています」。これなら、事実と希望の両方が伝わります。
「いつから勤務できますか」
現在の職場の引き継ぎがある場合は、その期間を正直に伝えてください。急がせる事業所は、人手が足りていない可能性があります。
「当事業所のことを、どこで知りましたか」
何気ない質問に見えますが、事業所は自分たちの発信が届いているかを知りたがっています。ウェブサイトを見た場合は、印象に残った部分を一言添えると会話が続きます。
事業所のウェブサイトには、たいてい支援の方針や1日の流れが書かれています。面接の前に読んでおくと、この質問だけでなく志望動機の答えにも厚みが出ます。
「体力に不安はありますか」
放課後等デイサービスは、平日の夕方に業務が集中します。そして長期休暇中は朝から夕方まで開所します。この点を踏まえた質問です。
不安がある場合、隠さないほうがいいです。腰痛がある、長時間立っているのがつらい。こうした情報は、配属や担当の決め方に影響します。隠して入職して、後で動けなくなるほうが困ります。
答えにくい質問への向き合い方
ここからが、多くの方が身構える部分です。
「お子さんがパニックを起こしたら、どう対応しますか」
この質問に、正解の手順を答える必要はありません。未経験の方が完璧な対応を知っているはずがないと、面接官も分かっています。
見られているのは2つです。ひとつは、動じない人かどうか。もうひとつは、一人で抱え込まない人かどうか。
だから答え方はこうなります。「まず、周りに危険なものがないか確認して、その子と他の子の安全を確保します。そのうえで、すぐに他の職員に知らせます。自分だけで判断せず、事業所のやり方を教えていただきたいです」。
このなかに、安全確保と報告という2つの要素が入っています。これで伝わります。
「他の子を叩いてしまう子がいたら、どうしますか」
同じ考え方です。まず止める、お互いを離す、けがの有無を確認する、職員に報告する。
やってはいけないのは、「なぜ叩いたのか、その場で本人を問い詰めます」といった答えです。興奮している子に理由を聞いても、答えられません。落ち着いてから話すのが基本です。
「保護者からお叱りを受けたら、どうしますか」
これも一人で処理しようとしない姿勢を見ています。
「まずお話を最後まで伺います。そのうえで、自分の判断で回答せず、管理者や児童発達支援管理責任者に報告して、事業所としての対応を確認します」。この形で問題ありません。
保護者対応は、事業所の責任で行うものです。個人が背負うものではありません。そう答えられる人は、組織で働ける人だと受け取られます。
「お子さんに好かれる自信はありますか」
たまに聞かれます。正直に答えて大丈夫です。
好かれることが目的の仕事ではありません。むしろ、必要なときに止められる関係のほうが大事です。「好かれるかは分かりませんが、約束したことは守る関わり方をしたいと思っています」。こう答えると、仕事の本質を分かっている人だと伝わります。
条件面の質問は、ふるいにかけられている
ここは正直に答えてください。取り繕うと、後で自分が苦しくなります。
「運転はできますか。送迎は可能ですか」
放課後等デイサービスの多くが送迎を実施しています。運転できる職員の数は、事業所にとって死活問題です。
免許があってもペーパードライバーなら、そう伝えてください。「免許はありますが、10年運転していません」。この情報は隠さないほうがいい。事故が起きてからでは遅いからです。
運転したくない場合も、はっきり伝えましょう。送迎を実施していない事業所もありますし、運転以外の役割で採用する事業所もあります。
「長期休暇中も勤務できますか」
夏休み、冬休み、春休みは、朝から夕方までの開所になります。ここで人手が必要になります。
家庭の事情で難しい日がある場合は、面接の場で伝えてください。あとから「実は」と言うと、事業所はシフトを組み直すことになります。
「土曜日の勤務は可能ですか」
土曜開所をしている事業所では、交代で土曜に入ります。その分、平日のどこかが休みになります。
「扶養の範囲で働きたいですか」
パートで応募する場合に聞かれます。扶養の範囲を希望するなら、週の所定労働時間と月額の上限をあらかじめ計算しておきましょう。社会保険の加入要件は、日数ではなく週の労働時間で見ます。
条件面の質問に対して、無理をして「できます」と答えると、入職後に断りにくくなります。そして、断りにくい状態が続くと、心が消耗します。ここは最初が肝心です。
未経験・無資格の場合、何を話せばいいか
経験も資格もない状態で応募される方から、「何をアピールすればいいのか分からない」というご相談をよく受けます。
大丈夫です。話せることはあります。
前職で身につけた、人を見る力。接客業をされていた方は、相手の表情や声の調子から状態を読む訓練を受けています。これは放課後等デイサービスで毎日使う力です。
記録や報告の経験。事務職の方は、決められた形式で正確に情報を残す経験があります。この仕事は記録が支援の土台です。「日報を毎日書いていました」は、立派な経験です。
子育ての経験。お子さんを育てた経験は、そのまま通用するわけではありませんが、子どもの発達の段階を体で知っているという強みになります。ただし「うちの子はこうだった」を前面に出すと、個別性を軽視する人だと受け取られることがあります。「自分の子の経験だけで判断しないように気をつけます」と一言添えると、印象が変わります。
体力とシフトの柔軟性。長期休暇に入れる、土曜に入れる、急な欠員に対応できる。こうした条件は、事業所にとって具体的な価値です。
そして、資格については、自分がすでに要件を満たしていないかを確認してみてください。
児童指導員は任用資格です。社会福祉士や精神保健福祉士の資格がある方、大学で社会福祉学や心理学、教育学、社会学を専修して卒業した方、教員免許を持つ方などが該当します。「資格がない」と思っていた方が、実は卒業した学部の関係で要件を満たしていた、というケースは実際にあります。卒業証明書を確認してみる価値があります。
履歴書と職務経歴書で、先に伝えておけること
面接の前に、書類で伝えられることがあります。ここを整えておくと、面接で余計な説明をしなくて済みます。
志望動機の欄は、3つの要素で組み立てましょう。ひとつ目は、この分野に関心を持ったきっかけ。ふたつ目は、この仕事の具体的な中身をどう理解しているか。3つ目は、自分の何を活かしたいか。
きっかけだけで終わると、気持ちは伝わっても仕事の理解が伝わりません。逆に仕事の説明ばかりだと、なぜあなたなのかが伝わりません。
職務経歴は、放課後等デイサービスで使う言葉に翻訳してください。
たとえば販売職の経験なら、「接客」と書くより「お客様の様子から要望を読み取り、状況に応じて案内を変えていました」と書くほうが伝わります。この仕事で毎日やることに近いからです。
事務職の経験なら、「日々の業務を所定の書式で記録し、翌日の担当者に引き継いでいました」。放課後等デイサービスの記録業務と、そのまま重なります。
ブランクがある場合は、理由を一行書いておきましょう。育児、介護、療養。理由が書いてあると、面接官はそこを掘り下げずに済みます。書いていないと、必ず聞かれます。
資格の欄には、直接関係しないものも書いてください。普通自動車免許はもちろんですが、パソコン関連の資格、応急手当の講習修了、手話の講習受講。どれも現場で使う場面があります。
写真は、明るい印象のものを選びましょう。放課後等デイサービスの採用担当者は、子どもと保護者に会う人として見ています。
書類を出す前に、一度声に出して読んでみてください。読みにくいところは、面接でも説明しにくいところです。
面接の形式は、事業所によって違う
面接の進み方も、事業所によってかなり違います。知っておくと慌てずに済みます。
事業所の管理者だけが面接する形。単独で運営している事業所や、小規模な法人に多い形です。その場で条件の話まで進むことがあります。決裁権を持つ人が目の前にいるので、聞きたいことはその場で聞いてしまいましょう。
法人の本部と、配属先の事業所で二段階になる形。多店舗展開している法人に多い形です。一次は人事担当者が人柄と経歴を見て、二次で配属先の管理者が現場での適性を見ます。
この場合、一次で聞いた条件と二次で聞いた話が食い違うことがあります。食い違いに気づいたら、遠慮せず確認してください。あとから「聞いていた話と違う」となるより、その場で整理したほうが双方にとって良い結果になります。
オンラインで一次面接をする形。増えています。オンラインの場合でも、必ず現場の見学をお願いしてください。画面越しでは、その事業所の空気は分かりません。
体験勤務や試用の日を設ける形。1日あるいは半日、実際に現場に入ってみる形です。これは応募者にとって有利な仕組みです。入る前に実態が分かるからです。
体験勤務がある場合、賃金が支払われるかどうかを確認してください。事業所の指揮命令のもとで業務に従事するなら、労働時間として扱われるのが原則です。見学だけなのか、業務に入るのかで扱いが変わります。
面接の回数が多い場合。3回以上の面接を求められるのは、この分野ではあまり一般的ではありません。回数が多い場合は、何を確かめるための面接なのかを聞いてよいと思います。
見学の同行や、実技がある場合
面接とあわせて、子どもがいる時間帯の見学を求められることがあります。事業所によっては、その場で子どもと関わる様子を見られます。
構えなくて大丈夫です。見られているのは技術ではありません。
見られているのは、子どもに近づくときの距離感、目線の高さ、声の大きさ。そして、分からないときに職員に確認できるかどうかです。
いくつか、覚えておくと安心なことがあります。
急に後ろから声をかけない。視界に入ってから話しかける。これだけで、驚かせずに済みます。
しゃがんで目線を合わせる。立ったまま上から話しかけると、子どもによっては圧迫感を覚えます。
触れる前に一声かける。手を取る、肩に触れるといった動作は、その子によって受け取り方が違います。
そして、分からないことが起きたら職員を呼ぶ。これがいちばん大事です。
服装は、動きやすい格好で構いません。事業所から指定がなければ、スーツではなく、パンツスタイルとスニーカーが無難です。アクセサリーは外していきましょう。子どもが引っ張って、お互いにけがをすることがあります。
あなたの側から、聞き返しておくこと
面接は、あなたが事業所を確かめる場でもあります。聞いておくとよい質問を挙げます。
「今いる職員の方は、何名ですか。そのうち常勤は何名ですか」
人員配置は最低基準が決まっています。基準ぎりぎりで回している事業所では、誰かが休んだ日の負担が残った人に集中します。
「記録はいつ書きますか。勤務時間内に終わりますか」
放課後等デイサービスで残業が発生する最大の要因が記録です。送迎から戻って書き始めると、時間を超えやすい。ここが設計されている事業所は、働き方を考えています。
「送迎のとき、運転手のほかに添乗する職員はいますか」
同じ送迎でも、1人で運転と見守りを兼ねるのと、添乗者がいるのとでは負担がまったく違います。
「入職して最初の3か月は、どんなことを教わりますか」
研修体制を聞く質問です。「見て覚えてください」という答えが返ってきたら、そのつもりで準備する必要があります。
「ヒヤリハットや事故の記録は、どんな形で共有されていますか」
子ども同士の接触や転倒は、日常的に起こります。それを個人の不注意として処理する職場と、体制の問題として検討する職場があります。ここは、あなたが安心して働けるかどうかに直結します。
「長期休暇中のシフトは、どのように決まりますか」
夏休みの勤務時間が平常時とどう違うのかを、具体的に聞いておきましょう。
「個別支援計画の書式を見せていただけますか」
個人情報が入った実物は見せられませんが、書式や項目立ては見せてもらえることがあります。計画と日々の記録がつながっている事業所は、支援の設計がしっかりしています。
質問をすると採用に不利になるのでは、と心配される方がいます。逆です。事業所の側も、続けてくれる人を探しています。条件を確かめてから入る人のほうが、長く続くことを知っています。
面接のなかで、気づいておきたい兆候
いくつか、注意しておきたい場面があります。
その場で採用を決めて、すぐ来てほしいと言われる。人手が逼迫している可能性があります。悪いこととは限りませんが、なぜ急いでいるのかは聞いておきましょう。
労働条件を書面で出してくれない。労働条件の明示は、書面またはメール等で行うことが義務づけられています。口頭だけで進めようとする事業所は、その時点で立ち止まる材料になります。
業務内容の説明が曖昧。「いろいろやってもらいます」としか言われない場合、実際に何をするのかを具体的に聞いてください。送迎、事務、他事業所への応援が含まれるのかどうかは、入職後の生活を左右します。
子どもがいる時間帯の見学を断られる。理由があることもあります。ただ、まったく現場を見せない事業所は、見せられない何かがある可能性があります。
職員の表情が硬い。すれ違った職員が誰とも目を合わせない、挨拶が返ってこない。こうした空気は、短い見学でも伝わります。
こうした兆候に気づいたとき、無理に自分を納得させないでください。あなたが感じた違和感は、たいてい当たっています。
採用の連絡が来たあと、働き始めるまでに確かめること
採用の連絡をもらうと、ほっとして細かい確認を後回しにしてしまいがちです。でも、ここが最後の確認の機会です。
労働条件を書面で受け取る。労働条件の明示は書面またはメール等で行うことが義務づけられています。始業と終業の時刻、休憩、休日、賃金の内訳、業務の内容、就業の場所。これらが書かれた書類を受け取ってください。
特に見てほしいのが、業務の内容と就業の場所について「変更の範囲」がどう書かれているかです。多店舗展開している法人では異動の可能性があります。通勤できる範囲に限られているのか、そうでないのかで、生活設計が変わります。
賃金の内訳を確認する。基本給がいくらで、資格手当がいくらで、処遇改善に関する手当がいくらか。福祉の分野には処遇改善のための加算の仕組みがあり、事業所が受け取った原資をどう配分するかは事業所ごとに違います。毎月の手当に乗せる事業所もあれば、年に1回の一時金にまとめる事業所もあります。
面接で提示された月収に一時金が含まれていた場合、毎月の手取りは想定より少なくなります。年収ベースで確認しておきましょう。
試用期間の条件を確認する。試用期間中の賃金が本採用後と違う場合は、その旨が書面に書かれているはずです。期間の長さと、本採用の判断がどうされるのかも聞いておいてください。
初日に何を持っていくかを聞く。上履き、動きやすい服、エプロンの要否、昼食の扱い。細かいことですが、初日に困らずに済みます。
健康診断の扱いを聞く。入職時の健康診断が必要な場合、費用を事業所が負担するのか自己負担なのかは事業所によって違います。
現在の職場への退職の申し出。採用の書面を受け取ってから動くのが安全です。口頭の内定だけで先に退職を申し出て、あとで条件が違っていたという相談を受けたことがあります。
ここまで確認して、納得できたら気持ちよく始めてください。確認することは、疑うことではありません。お互いが安心して長く続けるための手順です。
面接が終わったあとに
面接から帰ったら、その日のうちにメモを残しておきましょう。
聞かれたこと、答えたこと、事業所の答え、そして自分がどう感じたか。複数の事業所を受けると、記憶が混ざります。
そして、迷ったときに戻ってほしい問いがあります。「自分は、何を我慢できないか」です。
給与、通勤時間、業務範囲、人間関係。この4つのうち、いちばん譲れないものを1つ決めてから比べると、判断がぶれません。全部をそこそこで選ぶと、入職後にいちばん我慢できない項目が表に出てきます。
もうひとつ、放課後等デイサービスで働くと身につく力について書いておきます。
この仕事で毎日やっているのは、人の状態を観察して、それを文章に残して、複数の関係者と調整することです。この3つは、福祉の外でも通用します。
文章を扱う職種が労働市場でどう評価されているかは、著述家,記者,編集者の年収・単価相場に年収の分布がまとまっています。事務文書の基本を体系的に確認したいなら、ビジネス文書検定の解説で出題範囲を見ておくと、自分の現在地が分かります。将来の選択肢として、時間と場所を自分で決める働き方を考えるなら、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事のように、業務内容と求められるスキルを分解して整理したガイドが参考になります。
在宅ワークやフリーランスの市場を20年運営してきた立場から見ると、面接でうまくいく人には共通点があります。自分を大きく見せようとしないことです。できることとできないことを分けて話せる人は、入職後の立ち上がりが早い。逆に、面接で背伸びをした人は、入ってから「できると言ったのに」と言われる状況を自分で作ってしまいます。
運営者として見てきた限りでは、仲介が入らない直接の取引ほど、依頼する側と受ける側の双方が納得しやすい傾向があります。同じ予算でも中間のマージンが乗らなければ依頼側はより多く頼めて、受ける側の手取りは厚くなる。手数料0%という条件が効いてくるのは、金額の大小よりも、働いた分がそのまま残るという安心感のほうです。
面接は、試験ではありません。お互いに確かめ合う場です。あなたは一人で選ばれる側に立っているのではなく、選ぶ側でもあります。そのつもりで座っていれば、聞くべきことも自然に出てきます。
よくある質問
Q. 放課後等デイサービスの面接で、未経験だと不利になりますか?
不利にはなりません。事業所は経験よりも続けられる人かどうかを見ています。未経験の場合は、知っていることと知らないことを分けて正直に伝えてください。前職での接客経験や記録を書く経験は、この仕事で毎日使う力として評価されます。背伸びをせず、教わりながら覚えたいと伝えれば十分です。
Q. 「子どもがパニックになったらどうしますか」と聞かれたら何と答えればいいですか?
完璧な手順を答える必要はありません。安全を確保することと、一人で抱え込まず他の職員に報告することの2つが伝われば十分です。「周りに危険なものがないか確認して他の子との距離を取り、すぐ職員に知らせます。事業所のやり方を教えていただきたいです」といった答え方で問題ありません。
Q. 運転が苦手なのですが、正直に言っても大丈夫ですか?
正直に伝えてください。ペーパードライバーであることを隠して入職し、送迎中に事故が起きるほうが深刻です。送迎を実施していない事業所や、運転以外の役割で採用する事業所もあります。免許の有無だけでなく、実際の運転頻度まで伝えておくと、事業所も配置を考えられます。
Q. 面接でこちらから質問しても、印象が悪くなりませんか?
むしろ良い印象になります。事業所も長く続けてくれる人を探しているので、条件を確かめてから入る人を歓迎します。職員数と常勤の割合、記録を勤務時間内に書けるか、送迎に添乗者がいるか、最初の3か月の研修内容。この4つは特に聞いておく価値があります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
中西 直美@SOHO編集部
産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。
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