ブックオフの情報漏洩|約643万件の会員データとパスワードの変え方 2026

@SOHO編集部
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ブックオフの情報漏洩|約643万件の会員データとパスワードの変え方 2026

この記事のポイント

  • ✓ブックオフの情報漏洩について
  • ✓2026年10月9日の初報から10月16日の訂正までの公式発表を整理しました
  • ✓6,427,735件の会員データ

ブックオフグループホールディングスは、2026年10月9日、国内のブックオフの会員管理システムに第三者の不正アクセスがあり、会員情報が外部に流出したと発表しました。10月13日の第2報で、漏えいの対象は会員番号ベースで6,427,735件、人数で6,383,279人と確定し、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、パスワードのハッシュ値などが含まれます。アプリやオンラインストアに登録している人は、案内メールのリンクではなく公式アプリか公式サイトから直接入ってパスワードを変え、同じパスワードを使っているほかのサービスも変えてください。

この記事では、2026年10月20日時点で同社が公式に発表している内容だけをもとに、公表の経緯、漏れた項目と対象外の項目、自分が対象かの確かめ方、パスワードの変え方、偽のメールや電話への備えを順番に整理します。在宅で仕事を受けていて、同じメールアドレスや電話番号を仕事にも使っている人への注意点も最後にまとめました。

ブックオフの不正アクセスで何が起きたか(2026年10月20日時点)

最初に、発表の骨格を押さえます。2026年10月6日、ブックオフコーポレーション株式会社(ブックオフグループホールディングスの子会社)の会員管理システムに、第三者が不正にアクセスしていることが確認されました。調査の結果、10月4日から6日にかけて、このシステムで管理している会員情報が外部から取得されていたことが分かりました。

対象となったのは、アプリ会員、オンラインストア会員、Web会員として登録された情報です。数字は第2報で次のように確定しています。

項目 発表された数
漏えい対象会員データ数(会員番号ベース) 6,427,735件
漏えい対象者数 6,383,279人
うち有効会員 6,170,908人
うち退会会員 212,371人

会員データ数と人数の差は、数え方の違いによるものです。同社の説明では、会員データ数は外部に送信されたことをシステムの記録で確かめた会員番号の件数で、人数は同じメールアドレスで登録された複数の会員データを1人として数えたものです。

ここで見落としやすいのが、退会した会員も212,371人含まれている点です。「もう使っていないから関係ない」と考えず、過去にアプリやオンラインストアに登録したことがある人は、自分も対象になりうると考えて行動してください。

2026年10月20日時点で、同社は「漏えいした会員情報が外部に公開された事実、ポイントが不正に利用された事実、または実在するお客様の会員情報が書き換えられた事実は確認されておりません」と発表しています。店舗、公式オンラインストア、アプリなどのサービスは通常どおり使えます。

公表の経緯:10月9日の初報から10月16日の訂正まで

同社の発表は、2026年10月20日時点で4本あります。それぞれで分かったことを並べます。

日付 発表 分かったこと
2026年10月9日 初報 不正アクセスの確認、漏えい可能性のある会員データは最大約643万件
2026年10月13日 第2報 件数と人数が確定、対象と対象外のサービスを明示、10月15日から個別連絡すると案内
2026年10月15日 よくお寄せいただくご質問と回答 個別メールの件名と送信元アドレス、本人確認書類や口座情報の扱い
2026年10月16日 第2報の一部訂正 漏えいした項目に「職業」「ニックネーム」を追加。件数と人数は変更なし

初報の「最大約643万件」は、漏れた可能性のある会員番号の件数で、対象となる人の実際の人数ではないと注記されていました。第2報で調べが進み、件数は6,427,735件、人数は6,383,279人に確定しました。

10月16日の訂正は、第2報で漏れた項目の一覧に「職業」と「ニックネーム」が書き落とされていたというものです。件数や人数、そのほかの内容は変わっていません。これから記事やSNSで情報を読むときは、10月16日の訂正を反映した一覧かどうかに気をつけてください。

発表は、ブックオフグループホールディングスのサイトのお知らせ一覧と、ブックオフのオンラインストアのお知らせから読めます。

現時点において、漏えいした会員情報が外部に公開された事実、ポイントが不正に利用された事実、または実在するお客様の会員情報が書き換えられた事実は確認されておりません。 出典: bookoffgroup.co.jp

続報で確かめたい点

2026年10月20日時点で、同社は新たに公表すべき事実が分かったら速やかに知らせるとしています。続報が出たときに特に見ておきたいのは、次の3つです。

  • フリーダイヤルの開設と、その番号
  • 個別メールの送信元アドレスの変更の有無
  • 漏えいした情報が外部に公開された、またはポイントが不正に使われたといった二次被害の有無

フリーダイヤルの番号は、偽の窓口との見分けにも使えます。公式のお知らせに載っていない番号を名乗る連絡は、まず疑ってかかるのが安全です。

漏れた項目と、含まれないと明記された項目

漏れた可能性のある情報は、10月16日の訂正を反映すると次のとおりです。会社が「対象外」と明記した項目と分けて表にします。

区分 項目
漏えいの対象 氏名、生年月日、性別、職業、ニックネーム、メールアドレス、電話番号、会員情報として登録された郵便番号・住所、パスワードのハッシュ値、ポイントカード番号、会員番号
対象外 クレジットカード情報などの決済情報
対象外 銀行口座情報
対象外 店頭買取のときに入力した住所と、免許証などの本人確認書類の読み取りによる文字情報
対象外 商品の注文時に、会員の登録住所とは別に指定した配送先の情報
対象外 宅配買取のときに指定した集荷先の住所と、提出した本人確認書類の画像

同社は、すべての会員について、これらすべての情報が漏れたわけではないとも説明しています。登録のときに入力しなかった項目は、当然含まれません。

対象外の項目について補足します。店頭買取で提示した本人確認書類は、画像の保存や保管をしていないと発表されています。宅配買取で提出した本人確認書類の画像は、今回の会員管理システムとは別のシステムで管理しているため、対象外です。クレジットカード番号や銀行口座の情報も、このシステムでは管理していないとされています。

一方で、住所と電話番号と生年月日がそろって漏れている点は軽く見ないほうがよいでしょう。これらがそろうと、本人になりすました郵便物や電話がもっともらしく作れてしまいます。住所が漏れたときの備えは、住所が漏れたときで詳しく扱っています。

対象となるサービスと、対象外のサービス

第2報では、どのサービスの会員が対象かも表で示されました。整理すると次のとおりです。

区分 サービス
対象(国内ブックオフの会員管理システム) BOOKOFF SUPER BAZAAR、BOOKOFF PLUS、BOOKOFF、BOOKOFF 公式オンラインストア、あそビバ、BOOKOFF FASHION、BINGO、B・SPORTS、B・STYLE、Rehello by BOOKOFF(店舗)
対象外(別のシステムで管理) hugall、aidect、Rehello by BOOKOFF(ECサイト)、Japan TCG Center、ブクログ、青山ブックセンター、ブックオフおかたづけサービス

また、会員カードだけを使っていて、アプリやウェブで登録していない人は対象に含まれません。対象になるのは、アプリ会員、オンラインストア会員、Web会員のいずれかとして情報を登録した人です。

自分が対象かどうかを考えるときは、「店舗で会員カードを作っただけか」「アプリやオンラインストアにメールアドレスで登録したか」を思い出すのが近道です。スマートフォンにブックオフ公式アプリを入れたことがある、オンラインストアで本を買ったり宅配買取を申し込んだりしたことがある、という人は対象の可能性があります。

買取を使った人が確かめること

本やゲームを売るときに買取を使った人は、本人確認書類が漏れていないかが一番気になるはずです。発表の内容を、買取の方法ごとに整理しておきます。

  • 店頭買取で提示した免許証などの本人確認書類は、画像の保存や保管をしていない。読み取った文字情報と、店頭で入力した住所は、今回のシステムでは管理しておらず対象外
  • 宅配買取で提出した本人確認書類の画像は、別のシステムで管理しており対象外
  • 宅配買取で登録した振込先の銀行口座情報は、今回のシステムでは管理しておらず対象外
  • 宅配買取で、会員の登録住所とは別に指定した集荷先の住所も対象外

一方で、宅配買取を申し込むためにオンラインストアの会員になっていれば、その会員として登録した氏名、住所、電話番号などは対象に含まれえます。「買取の書類は対象外」と「会員情報は対象」は別の話として受け止めてください。

原因として発表されていること

原因について、同社は「会員管理システムへの第三者による不正アクセス」と発表しています。不正アクセスとは、権限のない人が他人のシステムに入り込むことです。期間は2026年10月4日から6日です。

どの弱点を突かれたのか、どんな手口だったのかについて、同社は次のように説明しています。

具体的なシステム構成、脆弱性、攻撃手法の詳細については、今後の不正アクセスを誘発するおそれがあるため、公表を差し控えます。 出典: bookoffgroup.co.jp

手口が公表されていない以上、ここで推測を書くことは避けます。読み手にとって大切なのは、原因がどこにあったかよりも、漏れた情報がこの先どう使われうるかです。同社は外部の専門家の協力を得て原因の調査を進めていると発表しています。

今回の発表には、会員の操作や設定が原因だったという記述はありません。会員の側では漏えいそのものを防ぐ手立てはなく、できるのは漏れた情報が悪用されることへの備えです。言いかえると、パスワードの変更や偽の連絡への注意は、自分のせいで起きたことの後始末ではなく、これから起きうる被害を小さくするための手続きです。落ち着いて、次の節からの手順を1つずつ進めてください。

ブックオフの対応

同社が発表している対応は次のとおりです。

  • 攻撃元からの通信と、不正アクセスに使われた経路を遮断した
  • アクセス制御(誰がどこに入れるかを制限する仕組み)と監視を強化した
  • 現時点で分かっている不正取得の経路は封じ込めを完了し、新たな不正取得は確認されていない
  • グループの全システムと全環境を対象に、緊急の総点検をしている
  • 個人情報保護委員会に報告し、警察に相談して、捜査への協力を進めている
  • 対象の会員に、2026年10月15日から登録メールアドレス宛てに順番に連絡している

補償やお詫びの品については、2026年10月20日時点の発表には書かれていません。発表に書かれていないことを、ここで「ある」とも「ない」とも決めつけないでおきます。

個別の連絡は、対象の会員が多いため、終わるまでに一定の期間がかかる見込みとされています。登録したメールアドレスを変えたなどの理由で個別のメールが届かない会員には、お知らせの公表をもって連絡に代えると書かれています。メールが届いていないからといって、対象外とは限らない点に注意してください。

退会した会員が気をつけること

対象者のうち212,371人は退会会員です。退会した人は、アプリを消していたり、ログインのパスワードを忘れていたりすることが多く、案内メールが届いても「もう関係ない」と読み流してしまいがちです。

退会していても、登録していたメールアドレス、電話番号、住所は漏れた情報に含まれえます。退会後に届く「再登録で補償」「ポイント返還の手続き」といった連絡は、とくに疑ってかかってください。また、当時のパスワードをほかのサービスで今も使っているなら、そちらを変えるのが先です。ブックオフのアカウントそのものは退会済みでも、同じパスワードを使う別のサービスが狙われる可能性は残っています。

自分が対象かを確かめる方法

対象かどうかを確かめる一番の手がかりは、同社から届く個別のメールです。10月15日に公表された「よくお寄せいただくご質問と回答」で、件名と送信元のアドレスが示されています。

確かめる点 公式に示された内容
件名 不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ
送信元メールアドレス [email protected]
メールに書かれないこと パスワード、クレジットカード情報、銀行口座情報などの入力や返信のお願い
メールに載せないもの パスワード変更画面へ誘導するリンク

同社は、送信状況によって送信元のアドレスを変える場合があり、変えるときはお知らせのページで案内するとしています。届いたメールの送信元が上の表と違うときは、まず公式のお知らせで変更の案内が出ていないかを確かめてください。

ここで大事なのは、メールの表示だけで本物と判断しないことです。送信元の名前やアドレスは偽ることができます。本物のメールにはパスワード変更へのリンクが載らないと公式に案内されているので、リンクが付いていてパスワードの入力を促すメールは、件名や差出人が同じでも偽物と考えるのが安全です。

メールが届かない場合や、届いたかどうか分からない場合は、後で紹介する同社の問い合わせ窓口に確かめる方法もあります。

海外の照会サイトで調べられるか

過去の漏えいにメールアドレスが含まれていたかを調べられる海外の無料サービスに、Have I Been Pwnedがあります。ただし、国内の新しい漏えいがすぐに登録されることは少なく、今回の件を確かめる手段としては期待しすぎないほうがよいでしょう。今回の件では、同社からの個別メールと公式の窓口が確実な確かめ方です。このサービスの使い方と限界は、漏えいを調べる方法で、画面の操作の順に説明しています。

パスワードを変える手順と注意

同社は、対象の会員にBOOKOFF公式オンラインストアと公式アプリのパスワードを変えるよう求めています。あわせて、同じか似たパスワードをほかのサービスで使っている場合は、そちらも別のパスワードに変えるよう求めています。

漏れたのはパスワードそのものではなく「ハッシュ値」です。ハッシュ値とは、パスワードを一定の方式で変換した値のことで、同社は「そのままでは元のパスワードを読み取ることはできません」と説明しています。ただし、一般に、短いパスワードや単純なパスワードは、総当たりで元の文字列を割り出される場合があります。念のために変えておくのは、この可能性に備えるためです。

手順は次の順番で進めると、漏れがありません。

  1. 案内メールのリンクは使わず、ブックオフ公式アプリを開くか、ブラウザで公式サイトを自分で開く
  2. ログインして、会員情報の画面からパスワードを変える(画面の名前は公式サイトの案内で確かめる)
  3. 新しいパスワードは、ほかのどのサービスでも使っていない文字列にする
  4. 同じパスワードを使っていたサービスを書き出し、乗っ取られると被害が大きいものから順に変える
  5. 変えたパスワードは、パスワード管理アプリに記録する

4番目の優先順位は、メール、ネット銀行、クレジットカード会社の会員サイト、通販サイト、SNSの順を目安にしてください。特にメールアカウントは、ほかのサービスのパスワードを再設定するときの受け取り先になるので、最優先です。

あわせて、主なサービスで二段階認証を有効にしておくと安心です。二段階認証とは、パスワードに加えて、スマートフォンに届く確認コードなどを組み合わせてログインする仕組みです。パスワードが知られても、それだけではログインできなくなります。

偽のメール、SMS、電話、郵便物の見分け方

今回はメールアドレスだけでなく、電話番号と住所も漏れています。そのため、偽の連絡はメールに限らず、SMS、電話、郵便物で届く可能性があります。同社は、会員に次の点への注意を求めています。

  • 当社グループや関係先を装った不審なメール、SMS、電話に注意する
  • 身に覚えのない連絡に書かれたURLや添付ファイルを開かない。個人情報や認証情報を入力しない
  • 同社グループが、メール、SMS、電話でパスワード、クレジットカード情報、銀行口座情報などを尋ねることはない

警察庁も、フィッシングメール(実在の会社を装って偽のサイトに誘い、IDやパスワードを入力させる詐欺のメール)の文面には「個人情報の漏えい」「不正アクセス検知」のように、急がせる言葉が多いと注意を呼びかけています。漏えいの報道が出た直後は、こうした件名が不自然に見えないので、偽物が紛れ込みやすくなります。

連絡の手段ごとに、確かめる点をまとめます。

手段 よくある偽物の形 取るべき行動
メール パスワード変更のリンクが付いた「お詫び」 本物にはリンクが載らない。公式アプリから入る
SMS 「ポイント失効」「補償の手続き」をうたうURL URLを開かず削除する
電話 「漏えいの補償で口座を確認したい」 口座やカードの情報は答えない。一度切って公式窓口にかけ直す
郵便物 本人の住所と名前入りの請求書や案内 書かれた連絡先ではなく、公式サイトに載っている窓口に確かめる

電話については、相手が氏名や生年月日を知っていると、つい本物だと思ってしまいがちです。今回漏れた項目には氏名と生年月日が含まれるので、「本人の情報を知っている」ことは本物の証拠になりません。少しでもおかしいと感じたら、電話を切ってから、公式サイトに載っている番号に自分でかけ直してください。

偽のサイトに情報を入れてしまった、身に覚えのない請求が来た、という場合は、入力したサービスの窓口と、消費者庁が案内している消費者ホットライン「188」に相談できます。188は、住んでいる地域の消費生活センターにつながる全国共通の番号です。

迷ったときの公的な相談先

偽の連絡に反応してしまった、被害が出たかもしれない、という場合に頼れる公的な窓口を整理します。

困りごと 相談先
偽のサイトにIDやパスワードを入れてしまった 入力したサービスの公式窓口でパスワードを変える。被害が出たら最寄りの警察署
カード番号を入れてしまった、不正な請求がある カード会社の窓口
架空請求や契約のトラブル 消費者ホットライン「188」
ウイルス感染や不正アクセスの技術的な相談 IPAの情報セキュリティ安心相談窓口(電話 03-5978-7509、10時から17時、土日祝日と年末年始を除く)
会社の個人情報の扱いへの苦情 個人情報保護委員会の個人情報保護法相談ダイヤル

偽のサイトを見つけたときは、警察庁が案内している「フィッシング110番」に通報できます。警察庁は、フィッシングサイトにIDやパスワードを入力してしまった場合、そのIDやパスワードを使っているすべてのサービスで速やかに変えるよう呼びかけています。

ポイントカード番号と会員番号が漏れたことの意味

今回の項目には、ポイントカード番号と会員番号も含まれています。2026年10月20日時点で、同社はポイントの不正利用は確認されていないと発表しています。

番号が漏れたときに気をつけたいのは、番号を手がかりにした「それらしい連絡」です。たとえば「お客様の会員番号○○のポイントが失効します」のように、本物の番号を書いた偽メールが届くと、本物だと信じやすくなります。番号が書かれていても、リンクから手続きをしないという決まりは変わりません。

ポイントの残高や利用の履歴は、公式アプリから定期的に確かめておくと、万一おかしな動きがあったときにすぐ気づけます。身に覚えのない利用があったときは、同社の問い合わせ窓口に連絡するよう案内されています。連絡するときは、気づいた日時、利用された店舗や商品名など、画面に表示された内容をスクリーンショットで保存しておくと、説明がしやすくなります。

問い合わせ窓口

2026年10月20日時点で公式に案内されている、お客様向けの窓口は次のとおりです。

窓口 内容
お問い合わせフォーム ブックオフグループホールディングスのサイト内の専用フォーム
お客様窓口電話番号 0570-01-2902(ナビダイヤル)
受付時間 10:00から18:30

同社は、フリーダイヤル(通話料のかからない番号)を準備中で、開設したら知らせるとしています。2026年10月20日時点では、まだ開設の案内は出ていません。ナビダイヤルは、かける側に通話料がかかる番号です。問い合わせる前に、会員番号や登録したメールアドレスを手元に用意しておくと、やり取りが短く済みます。急ぎでない問い合わせは、まずフォームか、公式に公開されている「よくお寄せいただくご質問と回答」を見ると、通話料をかけずに済みます。

問い合わせ先の番号やフォームは、必ず同社の公式サイトのお知らせから開いてください。偽メールに書かれた「問い合わせ窓口」が本物とは限りません。

利用者がすることの優先順位

ここまでの内容を、今日やることの順番に並べ直します。上から順に進めれば、取りこぼしがありません。

  1. ブックオフ公式アプリか公式サイトから入り、パスワードを変える
  2. 同じか似たパスワードを使っているほかのサービスを、メール、ネット銀行、カード会社の順に変える
  3. メールアカウントに二段階認証を設定する
  4. 同社からの個別メールの件名と送信元を覚えておき、それ以外の「お詫び」は疑う
  5. 電話や郵便で漏えいの補償をうたう連絡が来たら、答えずに公式窓口へかけ直す
  6. ポイントの残高と利用の履歴を、公式アプリでときどき確かめる

クレジットカードの情報は今回の対象外ですが、偽のサイトでカード番号を入れてしまうと、そこから被害が始まります。カードの利用明細は、普段から月に1回は目を通す習慣をつけておくと、万一のときに早く気づけます。

家族がブックオフのアプリやオンラインストアを使っている場合は、家族にもこの手順を伝えておいてください。特に高齢の家族は、名前や住所を知っている相手からの電話を本物と思い込みやすいので、「漏えいの補償の電話は一度切ってかけ直す」と具体的に伝えておくのが効果的です。

在宅で仕事をする人が気をつけること

在宅で仕事を受けている人の中には、本やCDの売り買いに使うアカウントと、仕事の連絡に使うメールアドレスや電話番号が同じという人も多いはずです。今回は職業も漏れた項目に含まれているので、職業と連絡先を組み合わせた、仕事を装う偽の連絡にも気をつけたいところです。

たとえば、取引先を装って「請求書の振込先が変わりました」と知らせるメールや、「業務の確認」をうたう電話は、連絡先と職業が知られているほど作りやすくなります。振込先の変更やファイルの共有の依頼が来たときは、メールに返信するのではなく、普段使っている別の経路で相手に確かめる習慣をつけておくと安心です。

自分が取引先の個人情報を預かっている立場なら、もう一歩考えておくことがあります。個人情報保護委員会は、事業者が委員会への報告を義務づけられる場合として、要配慮個人情報(病歴など、特に慎重に扱う情報)を含む漏えい、不正に使われるとお金の被害が出るおそれがある漏えい、不正アクセスのように不正な目的で行われたおそれがある漏えい、本人の数が1,000人を超える漏えいの4つを挙げています。不正な目的で行われたおそれがある場合は、発覚した日から60日以内という報告の期限も示されています。

今回のブックオフの件で報告する立場にあるのは同社です。個人の会員が、自分の会員情報について報告する必要はありません。ただ、もし仕事で預かった取引先の名簿を、自分の個人アカウントのメールやクラウドに保存していて、そこに不正なログインがあった場合は話が別です。取引先にすぐ知らせるべきか、報告が必要かは、契約の内容や情報の種類によって変わります。個人で決めつけず、取引先と相談し、迷ったら個人情報保護委員会の個人情報保護法相談ダイヤル(03-6457-9849、平日9時30分から17時30分)で確かめてください。

漏えいの公表に慌てないための、日ごろのアカウントの整え方

今回のように、日常的に使うサービスで漏えいが起きると、「どのアドレスで登録したか」「どのパスワードを使ったか」を思い出すところから始めることになります。日ごろから次の3つを整えておくと、発表を読んだその日のうちに対処を終えられます。

  • 登録しているサービスと、そのログインに使うメールアドレスを、パスワード管理アプリに一覧で記録しておく
  • パスワードはサービスごとに違うものにし、管理アプリに作らせる
  • 使わなくなったサービスは退会し、登録情報を削除してもらう

2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた運営者として見てきた傾向では、長く仕事が続く人ほど、仕事用とそれ以外のメールアドレスを分け、取引先とのやり取りの経路を決めて守っています。漏えいの公表があっても仕事の連絡が混乱しないのは、こうした準備ができている人です。アカウントの管理は、仕事の信用の一部と考えておくとよいでしょう。

情報セキュリティの知識は、それ自体が仕事にもなります。企業のセキュリティ対策や、生成AIの社内導入にあわせたルール作りを支援する仕事の内容は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。取引先への報告文や社内向けの手順書を誤解のない文章で書く力を証明したい人には、ビジネス文書検定が参考になります。ログインにパスワード以外の要素を組み合わせる仕組みは、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版で比べています。手数料をかけずに直接取引できる在宅の仕事を探すなら、@SOHO 求人一覧から、仕事用のアカウントを整えたうえで応募するのがおすすめです。

よくある質問

Q. 会員カードしか持っていませんが、対象になりますか?

同社の発表では、会員カードだけを使っていて、アプリ登録やウェブ登録をしていない人は対象に含まれません。対象はアプリ会員、オンラインストア会員、Web会員として情報を登録した人です。ただし、過去に一度でもアプリやオンラインストアに登録したことがあれば、退会していても対象になりうるので、同社からのメールや公式のお知らせを確認してください。

Q. クレジットカードの番号も漏れたのですか?

いいえ。同社は、クレジットカード情報などの決済情報と銀行口座情報は、今回の会員管理システムで管理していないため対象外と発表しています。宅配買取で提出した本人確認書類の画像や、店頭買取の本人確認書類の文字情報も対象外です。ただし、偽メールからカード番号を入力すると被害につながるので、リンクから入力しないことが大切です。

Q. 届いたお詫びメールが本物か、どう見分ければよいですか?

同社が公表した件名は「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」、送信元は「[email protected]」です。本物のメールには、パスワード変更画面へのリンクは載らず、パスワードやカード情報の入力や返信も求めないと案内されています。リンクが付いていて入力を促すメールは、差出人の表示が同じでも偽物と考えるのが安全です。

Q. パスワードはどこから変えればよいですか?

メールのリンクは使わず、ブックオフ公式アプリを開くか、ブラウザで公式サイトを自分で開いてログインし、会員情報の画面から変えてください。同じか似たパスワードをほかのサービスで使っている場合は、そちらも別のパスワードに変えるよう同社は求めています。メールアカウントやネット銀行など、乗っ取られると被害が大きいものから順に変えると効率的です。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月20日
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