バンダイチャンネルの不正アクセスと情報漏えいのおそれ|会員のメールアドレス・ニックネーム・コイン残高 対象と確かめること 2026


この記事のポイント
- ✓バンダイチャンネルの不正アクセスについて
- ✓2025年11月の公式のお知らせをもとに整理
- ✓会員が意図せず退会させられた障害と
バンダイチャンネルの不正アクセスについて、運営する株式会社バンダイナムコフィルムワークスは2025年11月19日、不正アクセスにより一部の会員で意図しない退会の処理が行われる障害が起き、会員の個人情報が漏えいしたおそれがあると発表しました。漏えい等のおそれがあるとされた情報は、メールアドレス、ニックネーム、バンダイナムココインの残高情報、会員が選んだ支払い方法の4つです。ログインパスワードやクレジットカード番号、その他不正な決済に使える情報は含まれていないと明記されています。 バンダイチャンネルの会員がまずすることは、自分のアカウントが今も使えるかを確かめること、そしてバンダイチャンネルやバンダイナムコを名乗るメールの本文のリンクを開かないことです。 公式のお知らせは、メールアドレスを悪用した「なりすまし」や「フィッシング詐欺」などの迷惑メールが送られる可能性があるとして、注意を呼びかけています。
公表から日が経っているので、2026年11月1日時点で分かっていることも先に書きます。バンダイチャンネルのお知らせのブログでは、2025年11月4日に意図しない退会の障害、11月6日にサービスの一時停止、11月19日に漏えい等のおそれが伝えられました。11月19日のお知らせでは、新たな情報が分かればサイトなどで速やかに知らせる、サービス停止期間の料金が発生しないよう対応する、詳細が決まれば該当する会員に個別に連絡する、とされています。2026年11月1日時点で、お知らせのブログの一覧に、この件の調査結果や漏えいの件数を伝える続報は見当たりません。会社が公表した対象の件数もありません。
この記事は、バンダイチャンネルの公式のお知らせのブログに掲載された内容を、2026年11月1日に開き直して確かめた範囲だけで書いています。この件は2026年になっても、捜査に関する報道などをきっかけに調べ直す人がいますが、報道の数字や推測は入れていません。
バンダイチャンネルの不正アクセスで何が起きたのか
バンダイチャンネルは、アニメや特撮の作品を配信する動画配信サービスです。見放題のプランのほか、作品ごとにレンタルや購入ができ、支払いにはバンダイナムココインなども使えます。運営は株式会社バンダイナムコフィルムワークスです。
2025年11月19日のお知らせに書かれた内容をまとめると、次のとおりです。
- 不正アクセスにより、一部の会員で意図せず退会の処理が行われる障害が起きた
- それにより、会員の個人情報(メールアドレス、ニックネーム、バンダイナムココイン残高情報、会員が選択した支払い方法)が漏えいしたおそれがあることが分かった
- 2025年11月6日23時30分から、緊急の措置としてサービスを一時停止した
- 漏えい等のおそれがある情報に、ログインパスワードやクレジットカード番号、その他不正な決済に使える情報は含まれていない
- 現時点で、個人情報の不正利用などの二次被害は確認されていない
- ランサムウェア(データを使えなくして身代金を求める攻撃)による被害ではないことも確認した
公式の表現は「漏えいしたおそれ」で、漏えいしたと確認したという書き方ではありません。この記事でも、題や見出しを含めて言い切らずに書きます。
この件の特徴は、最初に表に出たのが「勝手に退会させられる」という障害だったことです。会員から見ると、ある日ログインしようとしたら退会扱いになっていた、という形で気づくことになります。情報が外に出たおそれは、その障害の原因を調べる中で分かったものです。
公表の経緯と2026年11月1日時点の状況
お知らせのブログに掲載された、この件に関係する記事を日付の順に並べます。
| 日時 | お知らせの題 | 伝えられたこと |
|---|---|---|
| 2025年11月4日 22時31分 | 【障害】意図せずバンダイチャンネルを退会されてしまう事象に関しまして | 一部の会員が意図せず退会してしまう障害が発生し、原因を調査中。退会のメニューを一時的に停止。見放題プランの解約は正常にできる |
| 2025年11月6日 23時30分 | バンダイチャンネルのサービス一時停止のお知らせ | 障害の原因に不正アクセスの疑いがあり、その場合は一部の情報漏洩の可能性もあるため、全サービスを一時停止 |
| 2025年11月19日 16時02分 | 「バンダイチャンネル」会員情報の漏えい等のおそれに関するお詫びとお知らせ | 不正アクセスによる意図しない退会の処理と、4つの項目の漏えい等のおそれ。パスワードやカード番号は含まれない |
11月4日の時点では「障害」として伝えられ、原因は調査中でした。11月6日に不正アクセスの疑いが示され、全サービスが止まりました。11月19日に、不正アクセスによるものであることと、漏えい等のおそれがある項目が示されています。
11月19日のお知らせには、「サービス再開までにはいましばらく時間を要する見込み」と書かれていました。その後のお知らせのブログを2026年11月1日時点で見た範囲では、サービスの再開日を伝える記事は見つかりませんでした。一方で、2025年12月25日には年末年始のサポートの混雑について、2026年2月にはブラウザ版のログインの不具合とその修復についてのお知らせが出ており、2026年に入ってからはサービスが提供されていることが分かります。
漏えい等のおそれがある会員の数は、公式のお知らせには書かれていません。調査の結果や原因の詳しい説明も、2026年11月1日時点で続報として掲載されていません。
漏えい等のおそれがある情報と含まれない情報
11月19日のお知らせに書かれた項目を、表に分けます。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 漏えい等のおそれがある情報 | メールアドレス |
| 漏えい等のおそれがある情報 | ニックネーム |
| 漏えい等のおそれがある情報 | バンダイナムココイン残高情報 |
| 漏えい等のおそれがある情報 | 会員が選択した支払い方法 |
| 含まれないと明記された情報 | ログインパスワード |
| 含まれないと明記された情報 | クレジットカード番号 |
| 含まれないと明記された情報 | その他不正決済に利用できる情報 |
項目の数は多くありませんが、それぞれ次のような意味を持ちます。
- メールアドレス:会員として登録したメールアドレスです。偽のメールの送り先として使われるおそれがあります
- ニックネーム:サービスの中で表示される名前です。メールの本文に正しいニックネームが書かれていると、本物の案内のように見えやすくなります
- バンダイナムココイン残高情報:コインがどれだけ残っているかの情報です。「コインの残高が失効します」といった案内を装うときの材料になり得ます
- 支払い方法:クレジットカード、コインなど、会員が選んだ支払いの手段の種類です。カード番号そのものは含まれていないとされています
氏名や住所、電話番号は、項目として挙げられていません。公式のお知らせには「含まれない」とも書かれていませんが、漏えい等のおそれがある情報として示されたのは上の4つだけです。
「漏えい等のおそれ」という言い方の意味
公式のお知らせの題は「会員情報の漏えい等のおそれに関するお詫びとお知らせ」です。「漏えいした」ではなく「漏えい等のおそれ」という言い方には、意味があります。
個人情報保護委員会の案内では、事業者が個人データの漏えいを起こしたとき、または起こしたおそれがあるときに、委員会への報告が必要になる場合が示されています。その1つが、不正の目的をもって行われたおそれがある行為による漏えい等(またはそのおそれ)です。外部からの不正アクセスによってデータが盗まれた場合は、この例に当たるとされています。
つまり、事業者は、情報が実際に外へ出たと確かめられていなくても、そのおそれがあれば、委員会への報告の対象として扱う必要がある場合がある、ということです。「おそれ」の段階で公表されたからといって、軽く見てよいわけではありません。反対に、「おそれ」とされている以上、実際に外に出たと決まったわけでもありません。
会員の側から見ると、「自分の情報は外に出たかもしれないし、出ていないかもしれない」という状態です。その場合は、出たものとして備えておくのが現実的です。今回の件で言えば、登録したメールアドレスあてに偽のメールが届くことを前提に、メールの見分け方を確かめておくことになります。
原因について発表で分かっていること
原因について公式に書かれているのは、「不正アクセスにより、一部の会員様において意図せず退会処理が行われてしまう」障害が起きた、という点です。どのような手口だったか、どの仕組みの弱い所が突かれたかは、公式のお知らせには書かれていません。
11月19日のお知らせでは、原因の究明と改善の対策を進めているとされ、再発防止に向けた対策を講じるとしています。ランサムウェアによる被害ではないことを確認したとも書かれています。
公式の書き方は、不正アクセスにより、会員が意図しないまま退会の処理が行われた、というものです。それがどのような方法で行われたのかは、公式発表からは分かりません。公式には、ログインパスワードは漏えい等のおそれがある情報に含まれていないとされています。
2026年10月の緊急メンテナンスとの違い
2026年10月にも、バンダイチャンネルではサービスが止まりました。検索で「バンダイチャンネル 不正アクセス」と調べた人の中には、この2つを混同している人もいるかもしれないので、分けて説明します。
2026年10月21日のお知らせでは、PHP(ウェブサイトを動かすためのプログラムの言語の1つ)に重大な脆弱性が見つかったとの発表を受け、サービスの安全を確保するため、同日20時から緊急のシステムメンテナンスを行うとされました。メンテナンス中は、すべてのサービスと、問い合わせのページ、サポートのページも使えないとされています。
その後、10月22日に出て10月29日に更新されたお知らせで、対応が終わったサービスから順に再開すると伝えられ、10月30日のお知らせで、一部のサービスを除いて全環境で再開したとされました。10月30日時点で使えないサービスとして、次のものが挙げられています。
- メールマガジン(新規の購読、メールの配信)
- 更新通知メール(メールの配信)
- PayPayでの決済(新規の登録と購入)
- スマートフォン向けのブラウザのサービス(スマートフォンでもパソコン向けの画面が表示される)
- スマートフォンやタブレット向けの見放題アプリからの問い合わせ(ブラウザのサービスから問い合わせる)
10月のメンテナンスのお知らせには、不正アクセスや個人情報の漏えいについての記載はありません。脆弱性が見つかったことを受けた予防のための措置として説明されています。2025年11月の不正アクセスの件とは別のお知らせとして読みます。
10月30日のお知らせには、メールの送信元についての案内もあります。新規会員の入会と退会の完了メール、見放題プランの購入と解約のメール、作品ごとの購入完了のメールが、@b-ch.com のドメインから送られるようになったこと、カスタマーサポートからの連絡は引き続き @b-ch.com のドメインから届くことが書かれています。届いたメールが本物かを確かめるときの手がかりになります。
自分が対象かを確かめる方法
11月19日のお知らせでは、対象になる会員の範囲や数は示されていません。そのため、会員が自分で確かめられることは次のとおりです。
- バンダイチャンネルにログインして、アカウントが今も使えるか、退会の扱いになっていないかを確かめる
- 2025年11月から12月ごろに、バンダイチャンネルから個別の連絡が届いていないかを、登録したメールアドレスの受信箱と迷惑メールのフォルダで確かめる。公式のお知らせには、詳細が決まり次第、該当する会員に個別に連絡するとあります
- 心当たりがあるのに分からない場合は、公式のお知らせからリンクされている問い合わせのページで問い合わせる
2025年11月ごろにアカウントが勝手に退会の扱いになっていた人は、今回の障害の影響を受けた可能性があります。ただ、自分のアカウントが対象かどうかを会社が個別に示しているわけではないので、問い合わせで確かめるのが確実です。
ここで注意したいのは、確認を装った偽のメールです。「お客様のアカウントが不正アクセスの対象です。こちらから確認してください」というメールが届いても、本文のリンクは開かず、自分でバンダイチャンネルの公式サイトを開いてログインします。
会員がすること
漏えい等のおそれがある項目に合わせて、要るものだけを書きます。
メールへの備え
メールアドレスとニックネームが対象に含まれるので、メールに注意します。
- バンダイチャンネルやバンダイナムコを名乗るメールの本文のリンクを開かない。ログインが必要なときは、ブックマークや検索から自分で公式サイトを開く
- 送信元のアドレスを確かめる。10月30日のお知らせでは、入会や退会、購入のメールとカスタマーサポートからの連絡は @b-ch.com のドメインから届くとされています
- 本文に自分のニックネームが正しく書かれていても、それだけで本物と決めない
偽のメールを見分ける手順は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処にまとめています。
パスワードの見直し
ログインパスワードは漏えい等のおそれがある情報に含まれていないとされています。そのため、この件だけを理由にパスワードを変える必要はありません。ただ、会員が意図しない退会の処理が行われた事案なので、気になる人は、バンダイチャンネルのパスワードを他のサービスと違うものにしておくと安心です。同じパスワードを他のサービスで使っていた場合は、そちらも見直します。パスワードが漏れたときの考え方と変え方は、パスワードが漏れたときにすることで整理しています。
コインの残高と支払いの記録
バンダイナムココインの残高情報と支払い方法が対象に含まれます。カード番号は含まれていないとされていますが、念のため、次の点を確かめておきます。
- バンダイナムココインの残高が、自分の覚えている額と合っているか
- 見放題のプランやレンタルの購入の履歴に、身に覚えのないものがないか
- クレジットカードで支払っている人は、カードの利用明細に身に覚えのない請求がないか
身に覚えのない請求があった場合は、カード会社に連絡します。明細の見方と、不正利用が疑われるときの手順は、クレジットカードの不正利用の確認方法|明細の見方と身に覚えのない請求への対処 2026にまとめています。
メールアドレスの漏えいを調べる
メールアドレスが対象に含まれるので、同じアドレスが他の漏えいにも含まれていないかを調べておくと、届く迷惑メールの理由を考える手がかりになります。調べ方は、Have I Been Pwnedの使い方|メールアドレスとパスワードの漏洩を確認する方法と、大手クラウドの過去の漏洩で解説しています。
時期ごとに振り返って確かめること
この件は、2025年11月4日の障害の発生から、11月6日のサービスの停止、11月19日の漏えい等のおそれの公表、そして2026年10月の別の緊急メンテナンスまで、いくつかの時期に分かれています。会員だった人は、時期ごとに次のことを振り返っておくと、見落としを減らせます。
| 時期 | 振り返って確かめること |
|---|---|
| 2025年11月4日から6日ごろ | ログインしたときに退会の扱いになっていなかったか。退会の完了を知らせるメールが、身に覚えのないまま届いていなかったか |
| 2025年11月6日から再開まで | サービスが止まっていた間に、見放題の料金が請求されていないか。公式には、停止期間の料金は発生しないよう対応するとされています |
| 2025年11月19日以降 | 該当する会員への個別の連絡が届いていないか。届いていれば、その内容に沿って手続きをしたか |
| 2026年10月21日から30日 | 緊急メンテナンスの間に、作品の視聴の期限が重なっていなかったか。10月21日のお知らせでは、有料の動画を購入して視聴期間が重なった人は、メンテナンスの終了後に視聴期限を延長するとされています |
特に、身に覚えのない「退会完了」のメールが2025年11月ごろに届いていた人は、意図しない退会の処理の影響を受けた可能性があります。そのメールを削除していなければ、問い合わせのときに受け取った日時を伝えられるよう、残しておきます。
クレジットカードで見放題のプランを払っていた人は、2025年11月と12月のカードの利用明細で、バンダイチャンネルの請求の有無と金額を見ておくと、停止期間の料金の扱いを確かめる手がかりになります。
勝手に退会させられた人が確かめること
2025年11月ごろに、意図せず退会の扱いになっていた人は、次の点を確かめます。
- 退会の扱いになったアカウントが、今は使える状態に戻っているか
- 見放題のプランの契約が、今も続いているか。続いていない場合、再び契約する必要があるか
- 購入した作品や、残っていたバンダイナムココインが、アカウントに戻っているか
- サービスを停止していた期間の料金について、会社からどのような扱いの連絡が来ているか
11月19日のお知らせでは、サービス停止期間における料金は発生しないよう対応する、とされています。詳細は該当する会員に個別に連絡するとされているので、まずは届いた連絡を確かめます。分からない点は、問い合わせのページで、退会になっていた時期とアカウントのメールアドレスを伝えて問い合わせると、話が早く進みます。
退会の扱いになっていたからといって、登録していた情報がすぐに削除されたとは限りません。退会したあとの個人情報の扱いについての一般的な考え方は、退会したら個人情報は削除されるのか|消してもらう請求の方法と確かめ方 2026で整理しています。
家族でアカウントを使っている場合
アニメや特撮の作品は、子どもと一緒に見る家庭も多くあります。家族の誰かが会員になり、そのアカウントを家族で使っている場合は、登録したメールアドレスを誰が見ているかを確かめます。
会員になった本人とは別の家族が、そのメールアドレスの受信箱を見ていることもあります。その場合、偽のメールを開いてしまうのは、会員の本人ではなく家族かもしれません。家族にも、次の点を伝えておきます。
- バンダイチャンネルを名乗るメールのリンクから、ログインやカード情報の入力をしないこと
- 「コインがもらえる」「退会になった」などのメールが届いたら、開く前に会員の本人に知らせること
- 作品の購入や見放題の契約は、いつも使っている公式のアプリやサイトから行うこと
子どもがスマートフォンやタブレットでアプリを使っている場合は、購入の手続きに保護者の確認が要る設定になっているかも見直しておくと、身に覚えのない購入を防ぎやすくなります。
迷惑メールが増えたときの対処
メールアドレスが漏えい等のおそれの対象に含まれているので、この件のあとに迷惑メールが増えたと感じる人もいるかもしれません。ただ、迷惑メールが増えたとしても、それが今回の件によるものかどうかは、会員の側からは分かりません。どちらにしても、対処の仕方は同じです。
まず、迷惑メールの本文にある「配信停止はこちら」のリンクは押さないようにします。押すと、そのアドレスが使われていることを相手に知らせてしまうことがあります。迷惑メールは、メールのサービスの「迷惑メールとして報告」の機能を使って振り分けます。
次に、届いたメールが本物かどうか迷ったら、そのメールの中のリンクや電話番号は使わず、自分で公式サイトを開いて同じ案内が出ているかを確かめます。バンダイチャンネルのお知らせは、公式のお知らせのブログに掲載されています。
迷惑メールがあまりに多くなった場合は、バンダイチャンネルに登録するメールアドレスを、新しく作ったものに変えることも考えます。そのときは、新しいアドレスを他のサービスと使い回さず、動画配信や通販など、目的ごとに分けておくと、次に同じようなことが起きたときに影響を絞り込めます。
バンダイチャンネルを装う連絡の具体例と見分け方
漏えい等のおそれがある項目を手がかりに、届きやすいメールの形を考えておきます。
- 「ニックネーム様。不正アクセスにより退会処理が行われました。再登録はこちら」と案内して、偽のログインの画面に誘うメール
- 「バンダイナムココインの残高が失効します。今すぐ手続きを」と急がせるメール
- 「お詫びとしてコインを付与します。受け取りにはカード情報の再登録が必要です」と案内するメール
- 「お支払い方法に問題があります。登録内容を更新してください」と、カード番号の入力を求めるメール
見分けるときの目安は2つです。1つは、送信元のドメインを見ることです。10月30日のお知らせで、バンダイチャンネルの各種のメールとカスタマーサポートからの連絡は @b-ch.com のドメインから届くとされています。ただし、送信元は見た目だけ偽ることもできるので、ドメインが合っていても、本文のリンクは開かずに公式サイトを自分で開いて確かめます。
もう1つは、公式のお知らせに書かれていないことを言ってくるメールを疑うことです。お詫びのコインの付与や、カード情報の再登録を求める話は、公式のお知らせにはありません。
問い合わせ窓口
11月19日のお知らせには、本件に関する問い合わせは「こちらから」として、問い合わせのページへのリンクが載っています。電話番号や受付時間は、お知らせには書かれていません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公式のお知らせ | バンダイチャンネルのお知らせのブログ「『バンダイチャンネル』会員情報の漏えい等のおそれに関するお詫びとお知らせ」(2025年11月19日) |
| 問い合わせの方法 | お知らせからリンクされた問い合わせのページ |
| 電話番号 | お知らせには記載なし |
| メールの送信元 | 各種のメールとカスタマーサポートからの連絡は @b-ch.com のドメイン(2026年10月30日のお知らせ) |
2026年10月30日時点で、スマートフォンやタブレット向けの見放題アプリからの問い合わせは使えず、ブラウザのサービスから問い合わせるよう案内されています。
公式のお知らせの本文は、次のとおりです。
それにより会員様の個人情報(メールアドレス、ニックネーム、バンダイナムココイン残高情報、会員様が選択された支払い方法)が漏えいしたおそれのあることが発覚したため、2025年11月6日23時30分から緊急措置として当サービスを一時停止しております。 出典: バンダイチャンネル「『バンダイチャンネル』会員情報の漏えい等のおそれに関するお詫びとお知らせ」
経緯は、バンダイチャンネル「【障害】意図せずバンダイチャンネルを退会されてしまう事象に関しまして」と、バンダイチャンネル「バンダイチャンネルのサービス一時停止のお知らせ」で確かめられます。2026年10月のメンテナンスについては、バンダイチャンネル「緊急メンテナンスの実施およびサービス再開のお知らせ(10月30日更新)」に最新の状況が載っています。
動画配信サービスを使う人が、今日から見直せること
今回の件は、バンダイチャンネルに限らず、動画配信サービスを使う人全般に当てはまる教訓を含んでいます。パスワードやカード番号が含まれていなくても、メールアドレスや支払いの情報だけで、偽のメールが本物らしく作られることがあるからです。今日から見直せることを挙げます。
1つ目は、契約しているサービスの一覧を作ることです。動画配信、音楽、電子書籍など、月額のサービスはいくつも契約しがちです。サービスの名前、登録したメールアドレス、支払い方法、契約した時期を一覧にしておくと、今回のようなお知らせが出たときに、自分が当てはまるかをすぐに判断できます。使っていないサービスに気づいたら、解約や退会を考えます。
2つ目は、支払い方法を整理することです。複数のサービスに同じクレジットカードを登録していると、どこかで問題が起きたときに、どのサービスの請求なのかを明細で見分ける手間が増えます。月に1度、カードの利用明細を見て、サービスごとの請求が覚えのある金額かを確かめる習慣をつけると、身に覚えのない請求に早く気づけます。
3つ目は、サービスからの正規のメールの送信元を知っておくことです。今回の10月30日のお知らせのように、送信元のドメインが案内されている場合は、それを控えておきます。正規の送信元を知っていれば、違うドメインから届いたメールに気づきやすくなります。
4つ目は、お知らせのページの場所を覚えておくことです。バンダイチャンネルの場合は、お知らせのブログに障害やメンテナンス、今回のような件のお知らせがまとめて掲載されています。不審なメールが届いたら、まずそのページを開き、同じ内容が出ているかを確かめます。
しばらく続けて見ておくこと
この件は、2026年11月1日時点で、調査結果や件数を伝える続報が出ていません。しばらくの間、次のことを続けて見ておきます。
- バンダイチャンネルのお知らせのブログに、この件の新しいお知らせが出ていないか
- 2026年10月30日時点で止まっているメールマガジンやPayPayの決済などが、いつ再開されるか
- 登録したメールアドレスに、バンダイチャンネルやバンダイナムコを名乗る不審なメールが届いていないか
- バンダイナムココインの残高や、カードの利用明細に、身に覚えのない動きがないか
メールアドレスは、一度知られると変えにくい情報です。続報が出たときは、漏えい等のおそれがある項目や対象の範囲が、2025年11月19日のお知らせから変わっていないかを見比べます。迷惑メールが増えた場合は、メールのサービスの迷惑メールの設定を見直し、バンダイチャンネルに登録するメールアドレスを変えることも考えます。
在宅で仕事をする人が気をつけること
動画配信サービスは仕事とは関係のないものと考えがちですが、在宅で仕事をする人の中には、仕事で使うメールアドレスで動画配信や通販のサービスに登録している人もいます。その場合、今回のような件で漏えい等のおそれがあるのは、取引先とのやり取りに使っているアドレスということになります。
仕事のアドレスあてに、取引先や仕事で使うサービスを装った偽のメールが届くと、仕事の情報を入力させられるおそれがあります。仕事で使うメールアドレスは、取引先とのやり取りと、仕事で使うサービスの登録にだけ使い、趣味のサービスには別のアドレスを使うと、被害の広がりを抑えられます。
すでに仕事のアドレスで動画配信のサービスに登録している場合は、登録のアドレスを個人用のものに変えておくと、今後のお知らせや迷惑メールが仕事の受信箱に混ざらなくなります。仕事の受信箱に、取引先の名前を使った見覚えのない請求書や、ファイルの共有の通知が届いたときは、本文のリンクを開かず、いつもの連絡手段で取引先に確かめます。
また、取引先から預かった顧客の情報を扱う仕事をしている場合は、その情報が漏れたかもしれないと気づいたときに、自分だけで判断せず、すぐに取引先に知らせます。個人情報保護委員会は、事業者が個人データの漏えいを起こしたときの報告について、発覚したらまず速やかに報告すること、不正の目的で行われたおそれがある場合や本人の数が1,000人を超える場合などは報告が義務付けられていることを案内しています。報告の要件は、個人情報保護委員会「漏えい等の対応とお役立ち資料」で確かめられます。
アカウントを守る力を仕事に生かす
今回の件は、パスワードやカード番号が含まれていなくても、アカウントに勝手な操作が行われることがあると分かる事案です。登録しているサービスとメールアドレスを把握し、使い分ける、パスワードを使い回さない、不審なメールを見分ける、といった習慣は、在宅で仕事をする人が取引先の情報を守るときにも役立ちます。
こうしたアカウントの管理の知識は、そのままセキュリティの仕事の基礎にもなります。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。
よくある質問
Q. バンダイチャンネルの会員なら、全員が対象ですか?
公式のお知らせでは、不正アクセスにより「一部の会員様」で意図しない退会の処理が行われたとされ、漏えい等のおそれがある会員の範囲や数は示されていません。2025年11月ごろにアカウントが退会の扱いになっていた人は影響を受けた可能性があるので、届いた個別の連絡を確かめ、分からなければ問い合わせのページで確かめます。
Q. パスワードは変える必要がありますか?
公式のお知らせでは、ログインパスワードは漏えい等のおそれがある情報に含まれていないとされています。この件だけを理由に変える必要はありませんが、同じパスワードを他のサービスでも使っている場合は、それぞれ別のものにしておくと安心です。パスワードの変更は、メールのリンクからではなく公式サイトを自分で開いて行います。
Q. 2026年10月にサービスが止まったのも不正アクセスですか?
2026年10月21日からの緊急メンテナンスは、PHPに重大な脆弱性が見つかったとの発表を受けて、サービスの安全を確保するために行われたと説明されています。お知らせには不正アクセスや個人情報の漏えいについての記載はなく、2025年11月の件とは別のものです。10月30日に一部のサービスを除いて再開しています。
Q. クレジットカードは止めたほうがよいですか?
公式のお知らせでは、クレジットカード番号やその他不正な決済に使える情報は含まれていないとされ、漏えい等のおそれがあるのは会員が選んだ支払い方法の種類です。この件だけを理由にカードを止める必要はありませんが、利用明細に身に覚えのない請求がないかは確かめておき、見つけたらカード会社に連絡します。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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