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Adobe認定試験の受け方と科目の選び方|在宅の制作の仕事で実力を示すには

@SOHO編集部
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Adobe認定試験の受け方と科目の選び方|在宅の制作の仕事で実力を示すには

この記事のポイント

  • ✓Adobe認定試験(アドビ認定プロフェッショナル)の科目
  • ✓申込みから合格後の認定証までを公式の案内をもとに整理します
  • ✓在宅の制作の仕事から逆算した科目の選び方

Adobe認定試験を調べている人の多くは、「PhotoshopやIllustratorを使えることを、どうやって相手に伝えればいいのか」という悩みを抱えています。在宅で画像加工やバナー制作、動画編集の仕事を受けたいとき、依頼する側は応募者の画面の前に座って操作を確かめることができません。そこで、操作の基礎を第三者が確かめた証明として使えるのが、アドビが認定する「アドビ認定プロフェッショナル」です。

結論から言うと、この試験は「実務の入口に立てるだけの操作と知識があるか」を確かめる入門向けの資格です。合格しただけで高い報酬の仕事が来るわけではありませんが、作品集と組み合わせると、初めて取引する相手に安心材料を渡せます。この記事では、試験を運営するオデッセイコミュニケーションズの公式の案内をもとに、科目と受験料、試験の形式、申込みの流れ、科目の選び方、勉強の進め方、合格後の見せ方までを順番に整理します。

Adobe認定試験とはどんな資格か

一般に「Adobe認定試験」と呼ばれているものの中心は、アドビ(Adobe Inc.)が認定する「アドビ認定プロフェッショナル(Adobe Certified Professional)」です。日本では株式会社オデッセイコミュニケーションズが試験を運営しており、全国のパソコンスクールや専門学校などが試験会場になっています。

公式サイトでは、この資格を次のように説明しています。

アドビ認定プロフェッショナルは、アドビが認定するエントリーレベルの認定資格です。試験科目はアドビのソフトウェア製品ごとに構成されます。出題形式は、選択肢から正しい解答を選ぶ選択式問題とソフトウェアを実際に操作する操作問題があります。 出典: adobe.odyssey-com.co.jp

ここで押さえておきたい言葉が2つあります。1つは「エントリーレベル」です。これは、仕事で使う基本操作と、制作の現場で必要な基礎知識を身につけた段階を示す、入門から初級の位置づけという意味です。上級者の腕前を競う試験ではありません。

もう1つは「科目ごとに認定される」という点です。PhotoshopとIllustratorは別々の試験で、それぞれ合格した科目だけが資格として認められます。1回の試験ですべてのアプリの力を測るのではなく、自分が仕事で使うアプリを選んで受ける形です。

試験は「CBT形式」で行われます。CBTとは、紙ではなく会場のパソコンの画面で問題を解く方式のことです。PhotoshopやIllustrator、Premiere Proの試験では、試験用のパソコンに実際のアプリが入っていて、前半の選択問題のあとに、後半で実際にアプリを操作して課題をこなす問題が出ます。合否は試験が終わった直後に画面に表示されるので、結果を何週間も待つ必要はありません。

なお、アドビには企業向けのマーケティング製品やEC構築の製品を対象にした、別系統の認定制度もあります。こちらは主にシステム導入や運用を担う技術者向けで、在宅で画像や動画の制作を受けたい人が最初に考える試験ではありません。この記事では、制作の仕事に直結するアドビ認定プロフェッショナルを中心に扱います。

試験科目と受験料の一覧

2026年10月時点の公式の試験概要に載っている科目と受験料を整理すると、次のとおりです。

アプリ 試験科目(公式の名称) 受験料(税込)
Photoshop Visual Design using Adobe Photoshop 2024/2025 一般12,980円、学割9,680円
Illustrator Graphic Design & Illustration using Adobe Illustrator 2024/2025 一般12,980円、学割9,680円
Premiere Pro Digital Video using Adobe Premiere Pro 2024/2025 一般12,980円、学割9,680円
Adobe Express Content Creation and Marketing using Adobe Express 通常15,400円(2027年3月31日まではキャンペーン価格12,980円)、学割なし

PhotoshopとIllustrator、Premiere Proの3つは、一般価格が12,980円、学割価格が9,680円です。学割は一般価格より3,300円安くなる仕組みで、試験当日に有効期限内の学生証か、発行から3か月以内の在学証明書を見せる必要があります。対象は、JRなどの公共交通機関を学割で使える学校に在籍している人です。申込みのときに学生であることを伝えておかないと、あとから学割価格に切り替えることはできません。

Adobe Expressの試験は、ほかの3つと売り方が違います。Adobe Expressとは、テンプレートを使ってSNS用の画像やチラシ、短い動画を手早く作れるアドビのサービスのことです。この試験は受験料と対策教材(模擬試験)のセットで販売されていて、試験だけを買うことは原則できません。初回で不合格だった場合に限り、2回目の受験料だけを4,950円(税込)で買えます。

インターネット上には「受験料は10,780円」といった古い金額が残っている記事がまだあります。受験料は改定されることがあるので、申し込む前に公式の試験概要のページで今日時点の金額を確かめてください。金額や科目の一覧は、アドビ認定プロフェッショナルの試験概要にまとまっています。

試験の形式と当日の流れ

Photoshop 2025の試験概要を例に、試験の中身を見ていきます。問題数は30問前後、試験時間は50分です。出題形式は、選択形式、ドロップダウンリスト形式、クリック形式、ドラッグ&ドロップ形式、そして操作問題です。IllustratorとPremiere Proの2025年版も、問題数30問前後、試験時間50分で同じ形です。Adobe Expressは45問で試験時間50分、操作問題はなく選択式の問題だけが出ます。

出題範囲は、操作だけではありません。Photoshop 2025では、大きく次の6つの分野が示されています。

  1. デザイン業界で働く(制作の目的や対象者に関する用語、著作権やライセンスの種類、デジタル画像の基本用語、デザインの基本原則)
  2. プロジェクトの環境設定とインターフェース(出力に合わせたドキュメントの作成、ワークスペース、色やグラデーションの管理)
  3. レイヤー、マスク、色調補正
  4. ドキュメントへのコンテンツの追加(ラスター描画、ベクター描画、テキスト)
  5. 視覚的要素の変更(選択範囲、レタッチや修復、変形、フィルター)
  6. デジタルメディアの公開(書き出しと保存)

1つ目の分野に著作権やライセンスが入っている点は見落とされがちです。ライセンスとは、写真や素材を使ってよい範囲を定めた利用の条件のことです。在宅の制作の仕事では、依頼者から渡された写真や、素材サイトから取ってきた画像を使う場面が頻繁にあります。使ってよい素材かどうかを確かめる知識は、操作の腕前と同じくらい大切だという考え方が、試験の設計に表れています。

当日は、試験会場に本人確認書類を持っていきます。写真付きの身分証明書がない場合は、健康保険の資格確認書や年金手帳など、決められた書類の中から2点が必要です。コピーや有効期限切れ、スマートフォンの画面のスクリーンショットは使えません。

試験中にパソコンが固まったり、エラーが出たりしたときは、その場で試験官を呼ぶことが求められています。試験が終わってから申し出ても対応してもらえません。操作問題に慣れていないと焦りやすいので、「困ったらすぐ手を挙げる」と決めておくだけでも落ち着いて受けられます。

申込みから結果確認までの手順

申込みの窓口は、オデッセイコミュニケーションズではなく、各試験会場です。試験日も会場ごとに決まっていて、全国一斉の試験日はありません。手順を順番に並べると次のようになります。

  1. 公式サイトの「試験会場を探す」で、自宅から通える会場を探す
  2. 会場に連絡し、受けたい科目と日時、学生であれば学割を使うことを伝えて申し込む
  3. 「サーティポートID」を作っておく(サーティポートIDとは、試験の配信と成績の管理をしている米国のサーティポート社の受験者番号のこと)
  4. 試験当日、本人確認書類を持って会場で受験する
  5. 終了直後に画面で得点と合否を確認する
  6. 後日、デジタル認定証から試験結果レポートや認定証を確認、印刷する

2026年3月17日からは、サーティポートIDを持つすべての人に住所の登録が必須になったと公式サイトで告知されています。以前に別の試験でIDを作った人も、受験の前にログインして登録内容を確かめておくと安心です。

申込みのあとで試験日や科目を変えることや、キャンセルして返金を受けることは、原則としてできません。例外は、インフルエンザなどの感染症にかかった場合で、試験開始前に会場へ連絡し、後日に診断書などで確認できれば、当初の試験日から1か月以内に日程を変えられます。予定が読めない時期に申し込むのは避け、受験日の2週間ほど前に申し込むくらいがちょうどよい進め方です。

不合格だった場合の再受験にも決まりがあります。同じ科目を2回目に受けるときは前回から24時間、3回目以降は前回から5日間(120時間)空ける必要があります。何度でも受けられますが、そのたびに受験料がかかるので、1回目でできるだけ合格を狙う準備をしておくほうが結果的に安く済みます。

在宅の制作の仕事から逆算する科目の選び方

どの科目から受けるかは、「どんな仕事を在宅で受けたいか」から逆算して決めるのが近道です。仕事の種類と科目の組み合わせを整理すると次のとおりです。

受けたい仕事 最初に受ける科目 次に考える科目
商品写真の切り抜きやレタッチ、EC用の画像加工 Photoshop Illustrator
ロゴ、アイコン、名刺やチラシのデザイン Illustrator Photoshop
SNS用のバナーやサムネイル制作 Photoshop Adobe Express
YouTubeやショート動画の編集 Premiere Pro Photoshop
店舗や中小企業のSNS運用の手伝い Adobe Express Photoshop

公式には、2つの科目に合格すると、組み合わせに応じた上位の認定が自動で付く仕組みもあります。PhotoshopとIllustratorで「Adobe Certified Professional in Visual Design」、PhotoshopとPremiere Proで「Adobe Certified Professional in Video Design」、PhotoshopとAdobe Expressで「Adobe Certified Professional in Marketing Design」です。2つの科目のバージョンが違っていても認定され、同じサーティポートIDで合格していれば申請は不要です。

この仕組みから分かるのは、Photoshopがどの組み合わせにも入っているということです。画像を扱わない制作の仕事はほとんどないので、迷ったらPhotoshopから受けるのが無難です。そのうえで、ロゴやイラストに進みたい人はIllustrator、動画に進みたい人はPremiere Proを2つ目に選ぶと、2つの合格で上位の認定までそろいます。

バージョンの選び方にも触れておきます。2026年10月時点では2024年版と2025年版の両方が受けられます。Illustrator 2025の試験は2026年6月30日に始まったばかりです。基本的には新しい2025年版を選び、普段使っているアプリのバージョンと出題範囲を照らし合わせてから決めると、操作の違いに戸惑わずに済みます。

取得のメリットと、知っておきたい限界

アドビ認定プロフェッショナルを取るメリットは、大きく分けて3つあります。

1つ目は、初めて取引する相手に、操作の基礎があることを短い言葉で伝えられることです。在宅の仕事の応募では、依頼する側が応募文と作品を数十件まとめて見ることも珍しくありません。「Photoshop 2025に合格」と1行あるだけで、基本操作の説明を省けます。

2つ目は、自己流の操作を見直すきっかけになることです。独学でアプリを覚えた人は、仕事で使う機能に偏りがちです。出題範囲に沿って学ぶと、使ったことのない機能や、もっと早いやり方に気づけます。公式サイトに載っている講師の推奨コメントでも、「我流のやり方を再認識」できる点が挙げられています。

3つ目は、著作権やライセンス、書き出しの設定といった、制作の周辺の知識を体系的に学べることです。納品のときに解像度やファイル形式を間違えると、作り直しになります。こうしたつまずきを事前に減らせるのは、在宅で一人で仕事を回す人にとって大きな利点です。

一方で、限界もはっきりしています。この資格はエントリーレベルなので、デザインの良し悪しや企画力までは証明しません。依頼する側が最終的に見るのは、作品集と、やり取りの丁寧さです。資格だけを前面に出して作品を見せない応募は、かえって弱く見えます。

また、資格には実質的な有効期間があります。公式のよくある質問では、合格から3年が過ぎると最新の資格とはみなされなくなると説明されています。アプリは毎年のように機能が変わるので、3年に1回くらいのペースで新しいバージョンを受け直す前提で考えておくのが現実的です。

合格までの勉強の進め方と時間の目安

勉強に必要な時間は、そのアプリをどれだけ使ってきたかで大きく変わります。毎日のように仕事で使っている人なら、出題範囲を確認して苦手な分野を補うだけで足ります。触ったことがほとんどない人は、まずアプリそのものに慣れる時間が必要です。

おおよその目安を、平日1時間と週末の数時間を使う前提で整理すると次のようになります。

いまの状態 準備期間の目安 中心にやること
仕事で日常的に使っている 1〜2週間 出題範囲の確認、サンプル問題、苦手機能の補強
趣味や副業で時々使っている 3〜6週間 出題範囲を順番に操作、対策教材の模擬問題
ほとんど使ったことがない 2〜3か月 入門書でアプリに慣れる、作品を数点作る、そのあと対策教材

これはあくまで目安で、公式に決まった勉強時間はありません。進め方は、次の4つの段階に分けると迷いません。

  1. 公式サイトの出題範囲(日本語のPDF)を印刷し、知らない項目に印を付ける
  2. 公式のサンプル問題を解き、選択問題と操作問題の形に慣れる
  3. 市販の対策教材で、印を付けた項目を1つずつ実際に操作する
  4. 模擬問題を時間を計って解き、50分の中での時間配分をつかむ

公式のよくある質問では、試験問題は公表されていないので過去問題集はないと明記されています。そのかわり、試験対策に合った教材が公式サイトで紹介されています。「過去問を丸暗記すれば受かる」という考え方は通用しないので、出題範囲の操作を自分の手で再現できるかどうかを基準にしてください。

勉強中に意識しておきたいのが、操作問題の時間です。選択問題で考え込みすぎると、後半の操作問題に使える時間が減ります。分からない選択問題はいったん飛ばし、操作問題で確実に点を取る練習を模擬問題の段階からしておくと、本番で慌てません。

インフラの資格を何本も受けてきた経験から言えば、操作を伴う試験で一番怖いのは「知っているのに手が止まる」状態です。普段はショートカットキーで済ませている操作を、試験の指示どおりにメニューから探そうとして時間を失うことがあります。模擬問題では、指示文を読んでから手を動かすまでの流れを、本番と同じ順序で練習しておくのが効きます。

本番で点を落としやすい場面と、その対策

操作のできる人が意外なところで点を落とすのは、試験の作りに慣れていないことが原因の場合がほとんどです。よくあるつまずきを、対策と一緒に整理しておきます。

1つ目は、指示文の読み飛ばしです。操作問題では「新しいレイヤーに」「元の画像を残したまま」といった条件が付くことがあります。結果の見た目が同じでも、条件と違うやり方で作ると正解にならないことがあります。指示文を最後まで読んでから手を動かす癖を、模擬問題の段階で付けておきます。

2つ目は、普段と違う作業画面への戸惑いです。試験用のパソコンは、自分のパソコンと画面の大きさやパネルの並びが違います。いつもの位置にパネルがないだけで手が止まる人は、練習のときにワークスペースを初期の状態に戻して操作しておくと、本番で慌てません。ワークスペースとは、パネルやツールの並び方を保存した作業画面の設定のことです。

3つ目は、用語問題の取りこぼしです。解像度、カラーモード、ラスターとベクターの違い、著作権とライセンスの区別など、操作とは別に知識を問う問題が出ます。ラスターとは点の集まりで描く画像、ベクターとは線や面を計算で描く画像のことで、拡大したときに粗くなるかどうかが違います。こうした用語は、出題範囲の1つ目の分野にまとまっているので、言葉を見て1文で説明できるかを確かめておきます。

4つ目は、時間配分の失敗です。50分で30問前後なので、1問あたりに使えるのは2分に満たない計算になります。選択問題で1分以上迷ったら印を付けて先に進み、最後に戻る、という決まりを自分の中で作っておくと、操作問題の時間を守れます。

万一不合格だった場合も、試験結果レポートで分野ごとの得点率を確認できます。得点率の低い分野だけを1〜2週間で補強し、再受験の待ち時間のルールを守って受け直せば、闇雲に全体をやり直すより短い期間で合格に届きます。

ほかのAdobe関連資格との違い

Adobeのアプリに関わる資格は、アドビ認定プロフェッショナルのほかにもあります。代表的なのが、株式会社サーティファイが運営する「Photoshopクリエイター能力認定試験」と「Illustratorクリエイター能力認定試験」です。

こちらは民間の検定会社が独自に作っている試験で、アドビが認定する資格ではありません。レベルは「スタンダード」と「エキスパート」の2つに分かれていて、問題の指示に従って1つの作品を作り上げる、実技寄りの内容が特徴です。個人で受ける場合は、認定会場で受ける「随時試験」と、サーティファイが直接運営する全国一斉の「公開試験」があり、公開試験は自宅で受けられるリモートWebテストの形です。Photoshopの公開試験の次回は2027年2月7日と案内されています。詳しくはPhotoshopクリエイター能力認定試験の公式ページで確かめられます。

違いを整理すると次のとおりです。

項目 アドビ認定プロフェッショナル クリエイター能力認定試験
認定する主体 アドビ サーティファイ(民間の検定会社)
試験の中身 選択問題と操作問題 指示に沿った作品制作が中心
受け方 全国の試験会場で随時 認定会場の随時試験、または自宅で受ける公開試験
向いている人 海外の取引先にも通じる名前で基礎を示したい人 作品を仕上げる力を検定で示したい人

Web制作まで仕事の幅を広げたい人は、別の資格を組み合わせる選択肢もあります。ホームページの作成とHTML、CSSの基礎を問う試験についてはWebクリエイター能力認定試験で、Webの仕組みをより深く問う試験についてはHTML5プロフェッショナル認定試験で、試験の内容と仕事での使い方を解説しています。HTML5の資格を副業の受注にどうつなげるかは、HTML5プロフェッショナル認定試験でWeb制作の副業力アップで具体的に紹介しています。

合格を在宅の仕事につなげる見せ方

合格したら、その事実を相手が確かめられる形で見せることが大切です。公式の仕組みとして、次の3つが用意されています。

1つ目はデジタル認定証です。Web上で受験結果を確認できるページで、合格認定証や試験結果レポートをPDFで表示、保存、印刷できます。紙の合格認定証は郵送されないので、必要なときはここから印刷します。認定証のオンラインのコピーは、受験日から2〜3日後に反映されます。

2つ目はデジタルバッジです。合格すると、サーティポートIDに登録したメールアドレスに、Credlyというサービスからバッジ発行の知らせが届きます。Credlyとは、資格のバッジをWeb上で公開し、第三者が本物かどうかを確かめられるようにするサービスのことです。バッジのページのURLをプロフィールや応募文に載せておけば、相手はクリック1回で合格の事実を確認できます。

3つ目は履歴書への書き方です。公式のよくある質問では、Photoshop 2025に合格した場合の書き方の例として「アドビ認定プロフェッショナル Photoshop 2025 合格」が示されています。発行機関名を書く欄がある場合は「アドビ」と書きます。

在宅の仕事の応募では、資格の1行と作品をセットで示すのが基本です。たとえば次のような書き方にすると、相手が知りたいことを短く伝えられます。

  • 保有資格:アドビ認定プロフェッショナル Photoshop 2025(デジタルバッジのURLを記載)
  • 対応できる作業:商品写真の切り抜き、色調補正、EC用の画像サイズへの書き出し
  • 作品:レタッチ前後の比較を3点(作品集のURLを記載)

作品集の作り方は、職種が違っても考え方は共通です。応募先の仕事に近い作品から順に並べ、1点ごとに「何を頼まれ、何を工夫したか」を短く添えると、資格だけでは伝わらない判断力を示せます。

実績がまだない人は、架空の依頼を自分で立てて作品を作る方法があります。たとえば「地元の洋菓子店が、季節限定の商品をSNSで告知したい」という設定を決め、告知用の正方形の画像、店頭に貼るA4のチラシ、ECサイト用に背景を白く抜いた商品写真の3点を作ります。1つの設定から複数の書き出し形式を作ると、出題範囲の「デジタルメディアの公開」で学んだ知識をそのまま示せます。

作品を見せるときは、完成画像だけでなく、加工前と加工後を並べると効果的です。依頼する側は「元の素材からどこまで直せるか」を知りたいので、レタッチや切り抜きの仕事なら前後の比較がいちばん伝わります。素材は、自分で撮った写真か、商用利用が認められた素材を使い、出典やライセンスの条件をメモしておきます。ここでも、試験で学んだ著作権の知識が役に立ちます。

制作ツールの選び方も一緒に考える

Adobe認定試験を受けるかどうか迷っている人の中には、「そもそもAdobeのアプリを仕事の中心にしてよいのか」と考えている人もいます。Webサイトやアプリの画面設計の分野では、Figmaのように、ブラウザ上で複数人が同時に編集できるツールが広く使われるようになりました。

ただし、写真の加工や印刷物のデザイン、動画編集では、Photoshop、Illustrator、Premiere Proを指定する依頼が今も多く見られます。依頼者から届く素材がPSDやAIといったAdobeの形式で渡されることもあり、開けない、編集できないという状態では受けられる仕事が限られます。どの分野の仕事を狙うかで、優先して覚えるツールは変わります。

画面設計のツールをどう選ぶかについては、Adobe XDとFigma徹底比較|デザイナーが選ぶべきツールはどっち?【2026年版】で、それぞれの得意な場面を比べています。Adobe認定試験で写真やイラストの基礎を固めつつ、画面設計の仕事を狙う人はFigmaにも触れておく、という組み合わせ方が現実的です。

アプリの月額の利用料も、在宅で仕事をする人にとっては毎月の固定費になります。資格を取ったあとに使わなくなるアプリの契約を続けると負担になるので、受ける科目と、実際に受けたい仕事の分野をそろえておくことが、費用の面でも大切です。

運営者の視点:資格と実績が組み合わさったときに起きること

フリーランスと在宅ワークの市場を長く見てきた立場から言えば、資格が効くのは「最初の1件」を取るまでの期間です。取引の実績がまだない人にとって、第三者が確かめた資格は、依頼する側の不安を減らす数少ない材料になります。一方で、2件目、3件目と取引が続くほど、相手が見るのは資格よりも、納期を守ったか、修正の依頼に丁寧に応じたかという実績のほうに移っていきます。

長く続いている人ほど、資格を取ったあとに「この人に任せると楽」と思ってもらえる関係づくりに時間を使っています。たとえば、納品のときに書き出し設定の一覧を添える、素材のライセンスの確認結果を一言書き添える、といった小さな気配りです。これは試験の出題範囲に入っている知識そのもので、資格の勉強が実務の信頼につながる分かりやすい例です。

もう1つ見えてくるのは、中間の手数料が乗らない直接の取引の強みです。仲介の手数料がかからない手数料0%の取引であれば、依頼する側は同じ予算で頼める量が増え、受ける側は手元に残る金額が厚くなります。資格で最初の信頼を得て、直接の取引で関係を長く続ける流れができると、双方にとって得のある形になります。

制作の仕事の報酬は、作業の種類と、どこまで任されるかで大きく変わります。編集や執筆を含む職種の年収や単価の相場は、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で公的な統計をもとにまとめています。画像の制作と文章の作成を組み合わせて受けると単価を上げやすく、その考え方はWebライターが文字単価を上げる方法|1円→5円にステップアップする戦略【2026年版】でも段階ごとに解説しています。

資格を取ったら、次は実際の募集を見て、どんな条件の仕事に自分のスキルが合うかを確かめる段階です。SNSの運用やWebマーケティングの周辺で画像制作を求める仕事の内容は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、仕事の種類と求められるスキルを整理しています。

よくある質問

Q. Adobe認定試験は独学でも合格できますか?

独学でも合格は十分に目指せます。公式サイトに出題範囲の日本語版とサンプル問題が公開されていて、対策教材も市販されています。過去問題集はないため、出題範囲の操作を自分の手で再現できるかを基準に練習するのが確実です。アプリをほとんど使ったことがない人は、入門書で基本操作に慣れてから対策教材に進むと迷いません。

Q. 受験料はいくらで、学割は使えますか?

2026年10月時点で、Photoshop、Illustrator、Premiere Proの試験は一般価格12,980円、学割価格9,680円(いずれも税込)です。学割は公共交通機関の学割を使える学校の学生が対象で、申込み時に申告し、当日に学生証などを見せる必要があります。Adobe Expressの試験は教材とのセット販売で、学割はありません。

Q. 合格した資格に有効期限はありますか?

公式のよくある質問では、合格から3年の有効期間が過ぎると最新の資格とはみなされなくなると説明されています。資格そのものが取り消されるわけではありませんが、最新の力を示したいときは新しいバージョンの試験を受け直すことがすすめられています。アプリの機能は毎年変わるので、3年ごとの受け直しを前提に考えると安心です。

Q. 試験はどこで、いつ受けられますか?

オデッセイコミュニケーションズが認定した全国のパソコンスクールや専門学校などの試験会場で受けます。全国一斉の試験日はなく、試験日と申込み方法は会場ごとに決まっています。公式サイトの「試験会場を探す」で近くの会場を調べ、会場に直接申し込んでください。申込み後の日程変更やキャンセルは原則できません。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年3月9日最終更新:2026年10月10日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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