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週報の書き方|一週間の進み具合を短く伝える構成

@SOHO編集部
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週報の書き方|一週間の進み具合を短く伝える構成

この記事のポイント

  • ✓事務・営業・在宅の制作の例文
  • ✓書くことがない週の書き方
  • ✓続けるための道具の選び方まで順に説明します

週報の書き方で悩む人の多くは、「毎週金曜に出すように言われたが、何を書けばよいか分からない」「日報を7日分つなげたような長い文章になってしまう」という状況にあります。週報は、1週間の作業を全部書き出す記録ではなく、読む人がこの先の判断をするために必要なことだけを、短く伝える報告です。この記事では、週報に入れる項目、書く順番、職種別の例文、数字の入れ方、書くことがない週の書き方までを順に説明します。チームの作業の進み具合を週報とは別に共有したい場合の選択肢として、ボードでタスクを管理するPinatecaにも後半で触れます。

週報とは|日報・月報との違いと役割

週報とは、1週間の業務の結果と、来週の予定、困っていることを上司やチームに伝える報告書です。会社によって「週次報告」「ウィークリーレポート」と呼び名は違いますが、役割はほぼ同じです。

日報・週報・月報は読む人の目的が違う

日報、週報、月報は、どれも業務の報告ですが、読む人が知りたいことが違います。

  • 日報は、その日の作業と時間の使い方を細かく残すもの。上司は、作業の偏りや小さな異変に早く気づくために読みます
  • 週報は、1週間を通して何が進み、何が止まっているかを伝えるもの。上司は、来週の人の割り振りや、先回りして手を打つべき案件を見つけるために読みます
  • 月報は、月の目標に対してどこまで来たかを伝えるもの。部署の責任者が、計画を見直すかどうかを決めるために読みます

週報が書きにくいと感じる人は、日報と同じ粒度で書こうとしていることが多いものです。週報の書き方を紹介している事務代行の会社も、この点を最初に指摘しています。

週報がやりにくいと感じる人は、たいてい日報の延長で書こうとしています。1日ごとの作業をそのまま7日分並べると、読む側はどこが大事なのか分からなくなる。週報は「この1週間を一段上から見たら何が言えるか」を書くもの、と頭を切り替えるところから始まります。 出典: stlarge.com

週報が求められる理由

週報を出すように言われる理由は、大きく分けて3つあります。1つ目は、上司が部下全員の仕事を毎日追うことはできないため、週に1回、要点だけを受け取って判断したいという理由です。2つ目は、案件が止まっている、相手からの返事が来ないといった問題を、本人が言い出しにくいまま放置されるのを防ぐためです。3つ目は、書く本人が1週間を振り返り、来週の段取りを決める時間をつくるためです。

この3つを頭に入れておくと、週報で何を優先して書けばよいかが見えてきます。読む人が判断に使えること、本人だけでは解決できないこと、来週の動きの3つが中心です。作業の細かな記録は、日報や作業ログに任せて構いません。

在宅勤務の広がりで週報の役割が変わった

週報は昔からある報告の形ですが、在宅勤務やテレワークが広がったことで、その役割は重くなっています。同じ部屋で働いていれば、上司は部下の様子を見て「あの案件は順調そうだ」と感じ取れますが、離れて働くと、書いて伝えない限り進み具合は見えません。

非対面の働き方では、進み具合が見えにくい

厚生労働省のテレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドラインは、テレワークでは仕事の進み方や成果に至る過程が把握しにくいという指摘に触れたうえで、上司が求める内容をあらかじめ示し、達成の状況を共有する機会を設けることが望ましいとしています。

例えば、上司は、部下に求める内容や水準等をあらかじめ具体的に示しておくとともに、評価対象期間中には、必要に応じてその達成状況について労使共通の認識を持つための機会を柔軟に設けることが望ましい。 出典: mhlw.go.jp

週報は、この「達成の状況を共有する機会」をいちばん手軽に作れる方法です。会議を増やさずに、週に1回、文章で認識をそろえられます。

報告の時間帯にも気を配る

同じガイドラインは、テレワークでは業務の指示や報告が時間帯を問わず行われやすく、仕事と生活の区別があいまいになるおそれがあるとも書いています。週報を夜遅くや休日に送ると、受け取る側にも返事を急かす印象を与えます。提出の締め切りを「金曜の17時まで」のように勤務時間内に決め、遅れそうなときは翌週の朝に回すといった決まりをチームでそろえておくと、書く側も読む側も負担が軽くなります。

週報に入れる5つの項目

週報の形式は会社ごとに違いますが、読みやすい週報には共通する項目があります。次の5つを、この順番で並べるのが基本です。

1. 今週の成果

今週終わったこと、目に見える結果が出たことを書きます。「資料を作成しました」ではなく「来週の提案に使う資料を完成させ、課長の確認を受けました」のように、何がどの状態まで進んだかが分かるように書きます。成果は多くても3つから5つに絞ります。

2. 進行中の業務と進み具合

まだ終わっていない仕事について、どこまで進んだか、いつ終わる見込みかを書きます。「見積もりを3社に依頼済み、2社から回答あり、来週水曜に比較表を作る」のように、次の一手と日付を添えると、読む人が追加で質問しなくて済みます。

3. 課題・相談したいこと

週報で最も大事な項目です。自分だけでは決められないこと、他部署や取引先の対応待ちで止まっていること、このままだと期限に間に合わないおそれがあることを書きます。課題を書くときは、「何が起きているか」「何に影響するか」「どうしてほしいか」の3つをそろえます。

4. 来週の予定

来週取り組む仕事を、優先度の高い順に書きます。今週の進行中の業務とつながるように書くと、読む人は「この案件は来週ここまで進む」と流れで理解できます。

5. 気づき・共有したいこと

作業の中で見つけた改善のヒントや、他のメンバーにも役立ちそうな情報を書きます。必須ではありませんが、ここが書けるようになると、週報が単なる報告からチームの知恵を集める場に変わります。

週報を書く手順|5つのステップ

週報は、金曜の夕方に白紙から書き始めると時間がかかります。次の手順で進めると、15分から20分ほどで書き終えられるようになります。

ステップ1:今週の予定と実際を並べる

先週の週報に書いた「来週の予定」を開き、そのとおりに進んだか、ずれたかを確かめます。予定どおりに終わったものは成果に、終わらなかったものは進行中の業務に振り分けます。先週の週報が無い場合は、カレンダーと送信済みのメールを見返すと、1週間の動きを思い出せます。

ステップ2:読む人が判断に使うことを選ぶ

書き出した作業の中から、上司が知っておくべきものを選びます。目安は「この情報が無いと、上司が来週の判断を誤るかどうか」です。定型の作業がいつもどおり終わったことは、1行にまとめるか、省いても構いません。

ステップ3:課題を先に書く

文章を書き始めるときは、課題・相談したいことから手を付けます。成果から書くと、そこで力尽きて課題が短くなりがちです。課題は週報の中で最も読まれる部分なので、時間をかけて正確に書きます。

ステップ4:数字と日付を入れる

成果と進行中の業務に、件数、金額、割合、期日などの数字を入れます。数字があると、読む人は前の週と比べられます。数字の入れ方は後の節で詳しく説明します。

ステップ5:読み返して削る

書き終えたら、上司の立場で読み返します。1つの項目が3行を超えていたら、言いたいことを1文にまとめられないか考えます。週報の長さは、読み手が1分から2分で読める量、文字数にしておよそ400字から800字が目安です。長くなりすぎた内容は、別の資料にして「詳細は添付の資料を参照」と書けば十分です。

そのまま使える週報のテンプレートと例文

ここでは、事務、営業、在宅で制作の仕事を受けている人の3つの型を紹介します。項目名は会社の決まりに合わせて変えて構いません。

事務職の例文

事務の週報では、処理した件数と、ルールの見直しが必要な点が中心になります。

【週報】10月13日から10月17日(総務部 佐藤)

  • 今週の成果:経費精算の処理42件(うち差し戻し3件)、来月の健康診断の案内を全社に送付
  • 進行中の業務:会議室の予約システムの切り替え。3社のうち2社から見積もりを受け取り、来週水曜に比較表を提出予定
  • 課題・相談したいこと:差し戻しの3件はいずれも同じ部署で、領収書の日付の記入漏れが原因です。部署への案内の文面を一緒に確認していただけますか
  • 来週の予定:比較表の提出、月末の勤怠の締め作業、健康診断の申し込みの集計
  • 共有したいこと:精算の差し戻し理由を表にしたところ、半分以上が記入漏れでした。申請画面に注意書きを入れられないか情報システム部に相談します

営業職の例文

営業の週報では、商談の数と進み具合、受注の見込みを数字で示します。

【週報】10月13日から10月17日(第二営業部 田中)

  • 今週の成果:新規訪問5件、既存のお客様への提案2件、A社から1件受注(年間契約)
  • 進行中の業務:B社への見積もりを提出済み。先方の社内会議が10月24日にあり、その翌週に回答をもらう予定
  • 課題・相談したいこと:C社から値引きの相談を受けています。今期の値引きの上限を超えるため、判断をお願いします。回答期限は10月22日です
  • 来週の予定:B社の回答待ちの間に、D社とE社へ新サービスの紹介
  • 共有したいこと:今月の訪問先のうち3社で、同じ競合の名前が挙がりました。比較表を作り、来週の部会で共有します

在宅で制作の仕事を受けている人の例文

業務委託で記事作成やデザインを受けている人が、発注者に週ごとの報告を送る場合の例です。発注者は作業の様子が見えないため、納品の見通しを先に伝えます。

【週次報告】10月13日から10月17日(Webサイト改修の案件)

  • 今週の成果:トップページとサービス紹介ページのデザイン案を提出、ご指摘いただいた2点を修正済み
  • 進行中の業務:お問い合わせページの作成。全体の6割まで完了し、10月22日に確認用のURLをお送りします
  • 課題・確認したいこと:事例紹介ページに使う写真がまだ届いていません。10月24日までにいただけない場合、公開日が1週間ずれます。代わりに素材写真で仮の公開をするか、ご判断をお願いします
  • 来週の予定:お問い合わせページの仕上げ、スマートフォン表示の確認
  • 稼働時間:今週12時間(契約上限の月60時間に対し、今月の累計38時間)

業務委託の場合は、稼働時間や契約の上限との関係を書いておくと、発注者が追加の依頼をするかどうかを判断しやすくなります。

3つの例文に共通しているのは、課題の項目で「何が起きているか」「何に影響するか」「どうしてほしいか」がそろっていることです。事務の例では差し戻しの原因と相談したい内容、営業の例では値引きの判断と回答期限、制作の例では写真の未着と公開日への影響を書いています。自分の週報を書き終えたら、課題の項目がこの3つを満たしているかを最後に確かめると、読む人からの問い返しが減ります。

数字の入れ方|「対応しました」を具体的にする

週報が読みにくくなる最大の原因は、「対応しました」「進めています」「確認中です」といった、状態の分からない言葉です。数字を入れるだけで、同じ内容でも伝わり方が大きく変わります。

書き換えの例

次のように、件数、割合、期日、比較の4つのどれかを入れると、読む人が進み具合をつかめます。

  • 「問い合わせ対応をしました」は「問い合わせ28件に回答、うち3件は技術部に確認中」とする
  • 「資料作成を進めています」は「提案資料20ページのうち14ページまで完成、10月21日に初稿を提出」とする
  • 「新規開拓を頑張りました」は「新規の訪問5件、うち2件で次回の打ち合わせを設定」とする
  • 「ミスが減りました」は「入力の差し戻しが先月の週平均6件から今週は2件に減少」とする

数字が無い仕事の書き方

調整や企画のように、件数で表しにくい仕事もあります。その場合は、「どの段階まで進んだか」を段階の名前で示します。たとえば「企画書は、社内の確認が終わり、取引先への提示を待つ段階」「新しい手順書は、下書きが完成し、現場の2人に試してもらっている段階」のように書きます。段階の名前を毎週そろえておくと、数字が無くても前の週から進んだことが伝わります。

数字を盛らない

数字は、読む人の判断の材料になります。そのため、実際より良く見せる書き方は避けます。たとえば、期限に間に合わなかった作業を「ほぼ完了」と書くと、上司は来週に別の仕事を割り振ってしまい、結果的に本人が苦しくなります。遅れは遅れとして書き、いつまでに取り戻せるかを添えるほうが、信頼につながります。

週報に書くことがない週の書き方

会議や研修が多かった週、相手の返事を待っていた週は、「書くことがない」と感じることがあります。それでも、週報を空にしたり、出さなかったりするのは避けます。

動きが少なかったこと自体が情報になる

案件が止まっていることは、書かなければ上司に伝わりません。先ほどの事務代行の会社も、次のように書いています。

「書くことがない週は週報を出さなくていい」と思われがちですが、実際は動きが少なかったこと自体が読み手にとって情報です。案件が止まっている、依頼が来ていない状況は、書かれなければ伝わりません。 出典: stlarge.com

書くことを見つける4つの視点

書くことがないと感じたら、次の4つの視点で1週間を見直します。

  • 待っていること:誰の、何の返事を、いつから待っているか。催促の予定はあるか
  • 準備したこと:表に出る成果は無くても、来週以降のために調べたこと、作った下書きはないか
  • 時間を取られたこと:会議や急な依頼で、予定していた作業がどれだけ後ろにずれたか
  • 学んだこと:研修や打ち合わせで知ったことのうち、チームに伝えると役立つものはないか

この4つを書けば、短くても中身のある週報になります。特に「時間を取られたこと」は、上司が業務の割り振りを見直すきっかけになるため、遠慮せずに書きます。

週報が続かない・読まれないときの対策

週報は、毎週書くものだからこそ、続け方の工夫が欠かせません。書く側と読む側の両方でよくつまずく点と、その対策を挙げます。

書く側の対策

  • 毎日5分だけメモを残す。終業前に「今日終わったこと」「止まっていること」を1行ずつ書いておくと、金曜に思い出す手間がなくなります
  • 型を固定する。項目と順番を毎週同じにすると、読む人も前の週と比べやすくなります
  • 締め切りを自分で前倒しする。会社の締め切りが金曜の17時なら、自分は金曜の15時に書き始めると決めておきます

読まれない週報の特徴

上司が週報を読まなくなるのは、読んでも判断に使えないと感じたときです。次の3つに当てはまっていないか確かめます。

  • 毎週ほぼ同じ文面で、変化が分からない
  • 課題が書かれていない、または「特になし」が続いている
  • 長すぎて、要点を探すのに時間がかかる

課題が本当に無い週もありますが、「特になし」が何週も続くと、読む人は「問題を書かない人」だと受け取ります。小さなことでも、気になっている点を1つは書くようにします。

チームで書式をそろえるときの決め方

チームで週報を始める、あるいは書式を見直すときは、全員で話し合って次の4点を決めておくと、運用が長続きします。

  • 項目と順番:成果、進行中、課題、来週の予定の4つを基本にし、部署に必要な項目を1つだけ追加する
  • 提出の締め切りと送り先:曜日と時刻、宛先とCCの範囲
  • 長さの目安:1人あたり800字までのように上限を決める
  • 返事のルール:課題に対して、上司が何日以内に返事をするか

決めた内容は、1枚の見本の週報にして共有します。文章で決まりを説明するより、見本を1つ見せるほうが、全員の書き方が早くそろいます。新しく加わった人にも、その見本を渡せば説明の手間が省けます。3か月ほど運用したら、項目に過不足が無いかを見直す時間を取ります。

返事が無いときは確認する

週報を出しても上司から何の反応も無いと、書く意欲が下がります。その場合は、「週報の中で、もっと詳しく知りたい項目や、省いてよい項目はありますか」と一度聞いてみます。読む人が何を必要としているかが分かると、書く量も減らせます。

週報で使いやすい言い回しと、避けたい表現

週報は社内の文書ですが、上司や他部署の人、ときには役員まで読むことがあります。くだけすぎず、かといって堅すぎない言い回しを選ぶと、読む人に要点が早く届きます。

状態を伝える言い回し

進み具合を書くときは、次のような言い方をそろえておくと便利です。

  • 完了したこと:「完了しました」「提出しました」「確認を受けました」
  • 途中のこと:「全体の6割まで進みました」「初稿まで作成済みです」「来週水曜に完了予定です」
  • 止まっていること:「先方の回答待ちです(10月14日に依頼済み)」「社内の承認待ちです」
  • 遅れていること:「予定より2日遅れています。原因は〜で、10月24日までに取り戻します」

止まっていることを書くときは、いつから止まっているかを必ず添えます。「回答待ちです」だけでは、昨日依頼したのか、2週間前に依頼したのかが分からず、上司が催促すべきかどうかを判断できません。

お願いの書き方

週報の中で上司に何かを頼むときは、何をしてほしいかと、いつまでにほしいかをはっきり書きます。

  • 「判断をお願いします。回答期限は10月22日です」
  • 「文面の確認をお願いできますか。来週月曜に部署へ送る予定です」
  • 「同行をお願いしたい商談があります。候補日は10月27日か28日です」

「ご確認ください」だけで終わると、確認して何をすればよいのかが伝わりません。返事の形まで書いておくと、上司は短い返信で済みます。

避けたい表現

次のような表現は、読む人が状況をつかめないため、使わないようにします。

  • 「いろいろ対応しました」「バタバタしていました」:何に時間を使ったのかが分からない
  • 「頑張ります」「気をつけます」:来週の具体的な動きが分からない
  • 「多分大丈夫です」「おそらく間に合います」:判断の根拠が分からない

不安があるときは、「間に合う見込みですが、先方の回答が10月20日を過ぎると1日遅れます」のように、条件を付けて書くほうが正確です。

週報をメールで送るときの件名と書き出し

週報をメールで送る会社では、件名と書き出しの形をそろえておくと、受け取る側が探しやすくなります。

件名は検索しやすい形にする

件名には、「週報」という言葉、対象の期間、名前の3つを入れます。

  • 「【週報】10月13日から10月17日 総務部 佐藤」
  • 「週次報告(10/13〜10/17)第二営業部 田中」

日付の書き方を毎週同じにしておくと、メールソフトで「週報」と検索したときに、期間の順に並んで見つけやすくなります。課題があり返事を急ぐ週は、件名の最後に「相談あり」と書き添えると、上司が先に開いてくれます。

本文の書き出しと締め

社内のメールなので、長い挨拶は要りません。書き出しは「お疲れさまです。今週の週報をお送りします。」の1文で十分です。そのすぐ後に、今週いちばん伝えたいことを1行で書きます。たとえば「今週はC社の値引きの判断をお願いしたい件があります。」のように書くと、上司は本文を読む前に要点をつかめます。

締めは「ご確認のほど、よろしくお願いいたします。」で終えます。添付の資料がある場合は、締めの前に「詳細は添付の比較表をご覧ください。」と書き、添付の付け忘れがないかを送信前に確かめます。

宛先とCCの決め方

週報の宛先は、直属の上司を「宛先」に、チームの共有が必要な人を「CC」に入れるのが一般的です。毎週同じ人に送るので、宛先を決めたメールの下書きを保存しておくと、送り忘れや宛先の誤りを防げます。社外の発注者に送る場合は、相手の担当者が替わっていないか、月に1回は確かめておくと安心です。

週報を書くための道具|無料で始められるものと比較

週報を書く道具は、会社の決まりがあればそれに従います。決まりが無い場合や、チームで新しく始める場合は、次のような選択肢があります。

メール・文書ファイル・共有ドキュメント

最も手軽なのは、メールの本文に書く方法です。追加の費用がかからず、誰でもすぐに始められます。ただし、過去の週報を探すときにメールの検索に頼ることになり、半年前の週報を見つけるのに時間がかかります。

Wordや共有のドキュメントに1週間ずつ追記していく方法なら、過去の分を1つのファイルで見返せます。Googleドキュメントのように複数人で同時に開けるものを使えば、上司がその場でコメントを付けることもできます。少人数のチームなら、この方法で十分です。

表計算ソフトで項目をそろえる

ExcelやGoogleスプレッドシートで、行を週、列を項目にした表を作る方法もあります。数字の推移を比べやすく、件数や時間をグラフにすることもできます。一方で、文章が長くなるとセルの中が読みにくくなるため、課題や相談を詳しく書くには向きません。

作業の進み具合はボードで共有する

週報の悩みの多くは、作業の進み具合を文章で説明しようとするところから生まれます。チームの複数の人が、それぞれの担当と期限を持って動いている場合は、進み具合そのものをタスク管理の道具で共有し、週報には課題と判断してほしいことだけを書くという分け方もあります。

その選択肢の1つが、Pinatecaです。公式サイトによると、Pinatecaにはカンバン、ガントチャート、カレンダー、リスト、ディスカッション、グリッド、時間割、リソースの8種類のボードがあり、作業を1枚ずつのカードにして、担当と期限を付けて並べられます。カンバンのボードなら、カードを「進行中」から「完了」の列へ動かすだけで、今週終わったことがチーム全員に見えます。ワークスペースごとのチャットとカードごとのコメントがあり、作業についての相談をその作業の隣に残せます。料金は、5人までのチームならボード10個まで無料で、6人目、または11個目のボードからはスタンダードプラン(1人あたり月額500円・税抜、年払いなら1人あたり月額400円)になります。なお、Pinatecaは週報の文書を作る道具ではないため、週報そのものはこれまでどおりメールやドキュメントで書き、ボードのURLを添える使い方になります。

Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

選び方の目安

道具の選び方は、読む人の数と、週報に何を求めるかで決まります。

  • 上司1人に報告するだけなら、メールか共有ドキュメントで十分
  • 数字の推移を毎週比べたいなら、表計算ソフトの表
  • チームの複数の案件の進み具合を見渡したいなら、タスク管理の道具と週報を組み合わせる

どの道具を選んでも、項目と順番をそろえることが、読みやすい週報の土台になります。

受け取る側が週報を生かすには

週報は、書く側だけの努力では続きません。受け取る上司や発注者が、週報をどう扱うかで、次の週報の質が変わります。

課題には期限内に返事をする

週報に「判断をお願いします」と書かれている項目には、書かれた期限までに返事をします。返事が無いまま次の週を迎えると、書く側は「書いても意味がない」と感じ、課題を書かなくなります。すぐに判断できないときは、「来週の火曜までに回答します」と期日だけでも返します。

良かった点を一言返す

週報に対して、気づいた良い点を一言返すと、書く側の負担感が下がります。「差し戻しの原因を表にしたのは助かりました」のように、具体的な項目に触れると、次の週もその書き方を続けてもらえます。

評価の材料として使い方を伝える

週報を人事評価の材料にする場合は、そのことを事前に伝えます。先に挙げた厚生労働省のガイドラインも、評価の対象となる行動や評価の方法をあらかじめ示すことが望ましいとしています。何が評価に使われるかが分かっていれば、書く側は成果の書き方に気を配れます。

在宅ワークの現場で見る週報の役割

@SOHOは2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきました。その運営の中で見てきた限りでは、業務委託で長く仕事が続く人ほど、頼まれていなくても週に1回、短い報告を発注者に送っています。報告の中身は、終わったこと、次にやること、相手に決めてほしいことの3つだけで、長い文章ではありません。発注者は作業の様子が見えないため、この短い報告があるだけで「この人に任せておけば安心だ」と感じ、次の依頼につながっていきます。

業務委託の仕事では、仲介の手数料がかからない直接のやり取りであれば、発注者は同じ予算でより多くの作業を頼め、受ける側の手取りも厚くなります。その関係を長く続けるうえで、週報のような小さな報告の習慣は、単価の交渉よりも大きな差を生みます。

週報で進み具合を伝える力は、どの職種でも求められます。たとえばAIコンサル・業務活用支援のお仕事では、AIの導入を手伝う仕事の内容と求められるスキルを紹介しており、こうした仕事では導入の進み具合を週ごとに発注者へ報告する場面が多くあります。アプリケーション開発のお仕事では、アプリの開発を業務委託で受けるときの仕事の流れを説明しています。開発の案件でも、週ごとの進み具合と課題の報告が、納期を守るための基本になります。

制作の仕事の相場を知りたい人は、デザイナーの年収・単価相場で、デザイナーの年収と業務委託の単価の目安を確かめられます。報告の書き方を含め、業務の進め方を体系的に学びたい人には、経営の課題を整理して助言する国家資格の中小企業診断士の解説も参考になります。在宅勤務の仕組みを整えたい会社の担当者は、テレワーク 助成金 2026で、テレワークの導入に使える助成金の種類と申請の流れを確認できます。

よくある質問

Q. 週報はどのくらいの長さで書けばよいですか?

読む人が1分から2分で読める量が目安で、文字数にするとおよそ400字から800字です。成果、進行中の業務、課題、来週の予定の4項目を中心にし、1項目が3行を超えるときは要点を1文にまとめ直します。詳しい資料が必要な内容は、別のファイルにして「詳細は添付を参照」と書けば十分です。

Q. 週報に書くことがない週はどうすればよいですか?

出さないのではなく、待っていること、準備したこと、時間を取られたこと、学んだことの4つの視点で見直します。案件が止まっている、返事を待っているといった状況は、書かなければ上司に伝わりません。会議や急な依頼で予定がずれたことも、業務の割り振りを見直す材料になるので遠慮せずに書きます。

Q. 週報と日報は何が違いますか?

日報はその日の作業と時間の使い方を細かく残すもので、週報は1週間を通して何が進み、何が止まっているかを伝えるものです。週報で日報を7日分並べると、読む人は大事な点を探せなくなります。週報では、上司が来週の判断に使える情報と、自分だけでは解決できない課題を中心に書きます。

Q. 業務委託で働く場合も週報を出したほうがよいですか?

契約で求められていなくても、短い報告を週に1回送ると、発注者は作業の見通しを立てやすくなります。終わったこと、次にやること、決めてほしいことの3点に、稼働時間と契約上限との関係を添える形が使いやすいです。報告の形式や頻度は、契約の内容や発注者の希望に合わせて決めます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年2月5日最終更新:2026年10月22日
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SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方