TBSショッピングの情報漏洩|委託先のメール配信システムへの不正アクセスで最大49,995人分(延べ)のメールアドレス等 確かめること 2026


この記事のポイント
- ✓TBSの情報漏洩について
- ✓通販サイト「TBSショッピング」の公式のお知らせをもとに整理
- ✓業務委託先のメール配信システムへの不正アクセスで
TBSの通販サイト「TBSショッピング」は、業務委託先が利用するメール配信システムが不正アクセスを受け、会員数約110万人のうち最大で49,995人分(延べ人数)のメールアドレス等のデータが外部に流出したことが確認されたと、公式サイトで知らせています。 氏名、住所、電話番号、クレジットカード情報等は含まれておらず、2026年10月29日時点で不正利用は確認されていないと書かれています。 利用者がまずすることは、TBSショッピングを名乗る不審なメールを開かずに削除すること、そして対象の人に順次届く個別の案内を、公式サイトで本物か確かめてから読むことです。
この記事では、TBSの情報漏洩について検索した人が知りたい「自分は対象なのか」「何をすればよいのか」を、2026年10月29日時点のTBSショッピングの公式のお知らせだけをもとに整理します。 お知らせは短く、書かれていないことも多いので、書かれていることと書かれていないことを分けて説明します。 委託先の会社名やメール配信システムの名前は公式のお知らせに書かれていないため、この記事でも書きません。
2026年10月29日時点で分かっていることの全体像
TBSショッピングの公式サイトのトップには「【重要】個人情報漏洩に関するお詫びとお知らせ」という見出しがあり、押すと本文が開きます。 本文に書かれている事実を表で整理します。 言葉と数字はお知らせのとおりです。
| 項目 | お知らせに書かれていること |
|---|---|
| サイト | TBSショッピング(運営は株式会社TBSグロウディア) |
| 何が起きたか | 業務委託先が利用するメール配信システムが不正アクセスを受け、個人情報が一部漏洩したことが判明 |
| 流出が確認された日 | 2026年10月16日 |
| 件数 | 会員数約110万人のうち最大で49,995人分(延べ人数) |
| 流出した情報 | メールアドレス等 |
| 含まれないと明記されたもの | 氏名、住所、電話番号、クレジットカード情報等 |
| 不正利用 | 現時点で確認されていない |
| 調査 | 委託先において詳細調査を継続中 |
| 対象の人への連絡 | 対象が特定・判明し次第、個別に案内 |
| 利用者へのお願い | 不審なメールが届いた場合は開封せず削除 |
| 問い合わせ | TBSショッピング カスタマーサービスセンター 0120-68-5571 |
TBSショッピングを運営しているのは、株式会社TBSグロウディアです。 サイトのご利用ガイドに「当サイトは株式会社TBSグロウディアが運営する公式オンラインショップです」と書かれています。 テレビやラジオの通販番組、通販カタログ、ドラマや番組のグッズなどを扱うサイトです。
お知らせの中心となる部分は次のとおりです。
調査の結果、2026年10月16日に会員数約110万人のうち最大で49,995人分(延べ人数)のメールアドレス等のデータ外部流出が確認されました。 なお、氏名・住所・電話番号・クレジットカード情報等は含まれておらず、現時点で情報の不正利用は確認されておりません。 出典: shopping.tbs.co.jp
TBSショッピングは「一部漏洩したことが判明」「外部流出が確認されました」と書いています。 漏洩を「おそれ」や「可能性」ではなく、確認された事実として発表しているということです。
お知らせが出た経緯と、書かれている日付
お知らせの本文には、掲載した日付が書かれていません。 本文の中にある日付は「2026年10月16日に」データの外部流出が確認された、という1か所だけです。 掲載日が本文から確かめられないため、この記事では、2026年10月29日時点で公式サイトのトップに掲載されていることを確かめた、という形で書きます。
| 日付 | 出来事 | 出どころ |
|---|---|---|
| 2026年10月16日 | 会員数約110万人のうち最大で49,995人分(延べ人数)のメールアドレス等のデータ外部流出が確認された | 公式のお知らせ |
| 2026年10月29日時点 | 公式サイトのトップに「【重要】個人情報漏洩に関するお詫びとお知らせ」が掲載されている | 公式サイトのトップ |
| 今後 | 対象の人が特定・判明し次第、個別に案内 | 公式のお知らせ |
10月16日に確認された流出が、いつからいつまでの不正アクセスによるものなのかは、お知らせに書かれていません。 委託先がいつ不正アクセスに気づき、いつTBSグロウディアに報告したのかも書かれていません。 こうした点は、委託先の詳細調査の結果として、続報で示される可能性があります。
同じトップに並ぶ別のお知らせ
TBSショッピングのトップには、ほかにも注意喚起が並んでいます。 2026年10月29日時点で、次のような見出しがありました。
- 【重要】当社を騙ったフィッシング・なりすましメールにご注意ください
- TBSグロウディアの名前をかたる偽サイトにご注意ください
- 佐川急便「お荷物問い合わせサービス」への不正アクセスによる個人情報流出の可能性について
これらは、今回のメール配信システムの件とは別のお知らせです。 特に、佐川急便のサービスに関するお知らせは、配送会社側の事案についての案内で、今回の委託先のメール配信システムの件とは別の話です。 ニュースや検索結果で「TBS」と「情報漏洩」が並んでいるときは、どのお知らせの話なのかを見出しで確かめてから読むと混乱しません。
流出した項目と、含まれないと明記された項目
お知らせに書かれている項目を、流出したものと、含まれないと明記されたものに分けます。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 流出が確認されたもの | メールアドレス等 |
| 含まれないと明記されたもの | 氏名、住所、電話番号、クレジットカード情報等 |
「メールアドレス等」の「等」に何が含まれるのかは、お知らせに書かれていません。 メール配信システムに登録されていたデータなので、メールアドレス以外にも配信に使う何らかの情報が含まれている可能性はありますが、何が含まれるかは会社が示していないので、この記事では推測しません。 個別の案内が届いた場合は、そこに書かれた項目を確かめてください。
パスワードについて
お知らせには、TBSショッピングの会員のパスワードについての記載がありません。 流出したのは「業務委託先が利用するメール配信システム」のデータで、会員がログインに使うパスワードが含まれているとも、含まれていないとも書かれていません。 不安があれば、TBSショッピングのパスワードを、ほかのサービスで使っていないものに変えておくと安心です。 会社がパスワードの変更を求めているわけではない点は、区別しておきます。
「延べ人数」の意味
件数は「最大で49,995人分(延べ人数)」と書かれています。 「延べ人数」とは、同じ人が複数回数えられている場合も、その回数だけ数える数え方のことです。 たとえば、同じ人のメールアドレスが2つの配信リストに入っていれば、2人として数えられます。 そのため、実際に影響を受けた人の数は、49,995人と同じか、それより少ない可能性があります。 また「最大で」と書かれているので、これは上限の見込みで、対象の人数が確定しているわけではありません。
会員数約110万人のうち、対象は最大で49,995人分と書かれています。 会員の多くは対象ではありませんが、自分がどちらかは個別の案内を待たないと分からない状態です。
原因として書かれていること
原因について、お知らせに書かれているのは次の範囲です。
- TBSグロウディアの業務委託先が利用するメール配信システムが不正アクセスを受けた
- 2026年10月16日に、データの外部流出が確認された
- 委託先において詳細調査を継続中
メール配信システムとは、メールマガジンや会員向けのお知らせを多くの人に一斉に送るための仕組みです。 通販サイトの多くは、こうした仕組みを専門の会社のサービスとして使っています。 今回は、その配信のために登録されていたデータが外部に出たということです。
2026年10月には、メール配信のサービスへの不正アクセスで、複数の会社が会員のメールアドレスの漏洩や漏洩のおそれを発表しています。 報道では、TBSショッピングの件をそうした一連の事案と結びつける記事もあります。 しかし、TBSショッピングのお知らせは、委託先の会社名も、メール配信システムの名前も書いていません。 この記事では、公式に書かれていない結びつけはしません。 委託先がどこかが分かれば、続報で示されるはずです。
TBSグロウディアの対応と、書かれていないこと
お知らせから読み取れる会社の対応は、次の3つです。
- 委託先において詳細調査を継続している
- 対象の人が特定・判明し次第、すみやかに個別に案内する
- カスタマーサービスセンターで問い合わせを受け付けている
2026年10月29日時点のお知らせに書かれていないことも整理します。
| 書かれていないこと | 読み方 |
|---|---|
| 掲載日 | 本文に日付の記載が無い |
| 不正アクセスを受けた期間 | 書かれていない |
| 委託先とメール配信システムの名前 | 書かれていない |
| 「メールアドレス等」の「等」の中身 | 書かれていない |
| 個別の案内の手段 | 書かれていない。メールで届いても内容を公式サイトで確かめる |
| 個人情報保護委員会への報告 | 書かれていない |
| パスワードの変更のお願い | 書かれていない |
| 補償やお詫びの品 | 書かれていない |
補償やお詫びについて、この記事で予想することはしません。 発表に無いことは、窓口で聞くか、続報を待つことになります。
事業者が個人データの漏洩などを起こしたときの、個人情報保護委員会への報告の決まりは、個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページにまとめられています。 本人の数が1,000人を超える漏洩や、不正の目的で行われたおそれがある漏洩は、報告の対象になると説明されています。 TBSグロウディアが報告したかどうかはお知らせに無いので、ここでは制度の説明にとどめます。
自分が対象かを確かめる方法
TBSショッピングの会員が、自分が対象かどうかを知る方法は、2026年10月29日時点では限られています。
個別の案内を待つ
お知らせは「対象のお客様が特定・判明し次第、すみやかに個別にご案内を差し上げます」と書いています。 つまり、2026年10月29日時点では、まだ対象の人の特定が終わっていないということです。 個別の案内がいつ、どの手段で届くのかは書かれていません。
案内が届いたら公式サイトで確かめる
流出したのがメールアドレスである以上、個別の案内をメールで受け取ったときは、特に慎重に扱います。 案内のメールにリンクがあっても押さず、TBSショッピングの公式サイトを自分で開いて、同じ内容のお知らせがあるかを確かめてください。 案内に書かれた電話番号にかけるのではなく、公式サイトに載っているカスタマーサービスセンターの番号にかけて確かめるのが確実です。
窓口に問い合わせる
待つあいだに不安があれば、カスタマーサービスセンターに問い合わせられます。 受付時間は10時から20時で、土日祝も受け付けていると書かれています。 対象の特定が続いている段階なので、問い合わせても「確認中」という答えになる可能性はありますが、自分の登録内容を伝えておくことはできます。
会員登録をしていない人
会員登録をしていない人、メールアドレスを登録していない人は、メール配信システムのデータに含まれていないと考えられます。 ただし、お知らせは対象の範囲を「会員数約110万人のうち」と書いているだけで、会員以外について明記していません。 注文時にメールアドレスを入力した記憶がある人は、念のため窓口で確かめるとよいです。
いますること1:不審なメールを開かずに削除する
TBSショッピングが利用者に求めていることは、お知らせに1つだけ書かれています。 不審なメールが届いた場合は、開封せずに削除してほしいというお願いです。
流出したのがメールアドレスなので、今後、そのアドレスに偽のメールが届くことが考えられます。 特に、TBSショッピングで買い物をしたことがある人は、TBSショッピングを名乗るメールを本物だと思いやすい立場にあります。
TBSショッピングが示している偽のメールの特徴
TBSショッピングのトップには、別の注意喚起として「当社を騙ったフィッシング・なりすましメールにご注意ください」というお知らせも載っています。 そこには、偽のメールの特徴が具体的に書かれています。
現在、当社および当社関連サービス(@shopping.tbs.co.jp 等)を送信元として偽装した不審なメールが確認されております。 これらは当社から送信したものではございません。 出典: shopping.tbs.co.jp
このお知らせは、今回のメール配信システムの件とは別の注意喚起で、両者の関係は書かれていません。 ただ、内容は今回の件で届きうる偽のメールにもそのまま当てはまります。 書かれている特徴を整理すると、次のとおりです。
- 送信元が「@shopping.tbs.co.jp」のように見えても、偽装されている場合がある
- 「セキュリティーチーム」などと名乗る
- 本文に青字で「メールの内容を確認する」「アカウントアクティビティを確認する」といったリンクがある
- 「info」アドレスから「内容をご確認ください」と確認を求める(TBSショッピングはそうした確認を求めないと書いている)
送信元のアドレスは偽装できるため、アドレスが本物に見えることは、本物のメールである証拠になりません。 リンクを押さないことが一番の守りになります。
迷ったときの確かめ方
- メールのリンクは押さない
- ブラウザで、ブックマークや検索から公式サイトを自分で開く
- 公式サイトのお知らせやマイページに、同じ案内があるかを見る
- 判断がつかなければ、公式サイトに載っているカスタマーサービスセンターに電話する
いますること2:メールアドレスを狙った手口に備える
メールアドレスだけが流出した場合でも、そのアドレスには、さまざまな偽のメールが届く可能性があります。 TBSショッピングを名乗るものだけでなく、別の会社を名乗るものも含めて備えておきます。
届きやすい偽のメールの形
- 「ご注文の商品の発送に問題がありました」と、配送の確認を装ってリンクを押させるもの
- 「ポイントの有効期限が迫っています」「クーポンを差し上げます」と、特典を装うもの
- 「アカウントに不審なログインがありました」と、ログイン情報の入力を求めるもの
- 「お支払いが確認できませんでした」と、カード情報の再入力を求めるもの
テレビ通販のサイトの利用者は、番組で見た商品をその場で注文していることも多く、「注文した覚えがある気がする」と思いやすい点に気を配ります。 注文の状況は、メールのリンクからではなく、公式サイトにログインして注文履歴で確かめるのが確実です。
カード情報の入力を求められたら
お知らせは、クレジットカード情報は含まれていないと明記しています。 そのため、今回の件でカード番号が外に出たわけではありません。 それでも「カード情報を再登録してください」というメールが届いたら、それは相手がカード情報を持っていないから入力させようとしている可能性が高いと考えられます。 メールのリンク先でカード番号を入力しないでください。 もし入力してしまったときは、カードの裏面に書かれたカード会社の番号に電話して、利用の停止を相談します。
パスワードの使い回しを見直す
お知らせにパスワードの記載はありませんが、メールアドレスが知られると、そのアドレスでログインできるほかのサービスにパスワードを順番に試される手口があります。 同じパスワードを複数のサービスで使っている場合は、この機会に分けておくと被害を抑えられます。
警察庁も、パスワードの使い回しについて次のように呼びかけています。
ID、パスワードはサイトごとに違うものを登録するようにしてください。 ID、パスワードを覚えられない場合には、パスワード管理アプリなどを活用してください。 出典: npa.go.jp
あわせて、メールや銀行、ネット通販のサービスでは、パスワードに加えて確認コードを入れる二段階認証を有効にしておくと安心です。 仕組みと製品の選び方は、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版で詳しく説明しています。
自分のメールアドレスが、今回とは別の漏洩に含まれていないかを調べる方法は、メールアドレスの漏えいを調べる方法で紹介しています。
偽のメール・SMS・電話の見分け方
TBSショッピングを名乗る連絡が届いたときに、本物かどうかを見分ける目安を整理します。 どれか1つで判断せず、複数を重ねて確かめます。
| 確かめる点 | 注意したい形 |
|---|---|
| 差出人のアドレス | 本物に見えても偽装されている場合がある。アドレスだけで判断しない |
| リンク先 | 公式サイトと違うドメイン。短縮URLで行き先が見えないもの |
| 求められる操作 | ログインID、パスワード、カード番号、口座情報の入力 |
| 急がせる言葉 | 「本日中に」「アカウントが停止されます」 |
| 名乗り方 | 「セキュリティーチーム」などの部署名 |
| 電話の番号 | 公式サイトに載っていない番号。折り返しを求める留守電 |
今回流出したのはメールアドレス等で、電話番号は含まれていないと明記されています。 そのため、今回の件だけを理由に電話がかかってくることは考えにくいですが、メールに電話番号を書いて「こちらにお電話ください」と誘う手口もあります。 メールに書かれた番号ではなく、公式サイトの番号を使う習慣を持っておくと安心です。
家族と共有する
テレビ通販は、家族の誰かが番組を見て注文することもあります。 家族で同じメールアドレスを使っている場合や、家族の分を代わりに注文している場合は、TBSショッピングを名乗るメールのリンクを押さないことを家族で共有しておきます。 特に、通販のメールを受け取る機会が多い高齢の家族がいる場合は、伝えておきたい点です。
問い合わせ窓口
お知らせに載っている窓口は次のとおりです。
| 窓口 | 電話番号 | 受付時間 |
|---|---|---|
| TBSショッピング カスタマーサービスセンター | 0120-68-5571(フリーダイヤル) | 10時から20時(土日祝含む) |
電話をかける前に、手元に用意しておくとよいものは次のとおりです。
- TBSショッピングに登録しているメールアドレス
- 会員として登録している氏名
- 不審なメールが届いている場合は、その差出人、件名、受信日時
窓口の番号は、TBSショッピングの公式サイトのお知らせで確かめてから電話してください。 メールに書かれた番号にかけるのは避けます。
在宅で仕事をする人が気をつけたいこと
在宅で仕事をしている人の中には、通販サイトの会員登録に、仕事で使うメールアドレスを使っている人もいます。 今回の件は通販の会員の情報ですが、仕事の面からも確かめておきたいことがあります。
仕事のメールアドレスで登録していた場合
TBSショッピングに仕事のメールアドレスで登録していた場合、そのアドレスに偽のメールが届く可能性があります。 仕事のアドレスは、取引先とのやり取りや請求書の受け取りにも使うため、偽のメールのリンクを押してしまうと、仕事のアカウントそのものが狙われるおそれがあります。 仕事のメールで届いた通販サイトの案内は、特に慎重に扱ってください。 今後は、通販サイトの会員登録と仕事のやり取りでメールアドレスを分けておくと、こうしたときの影響を小さくできます。
取引先に知らせる必要があるか
今回流出したのは、利用者本人のメールアドレス等で、取引先の情報ではありません。 そのため、今回の件だけで取引先に知らせる必要は通常ありません。 ただし、偽のメールのリンクを押して仕事のアカウントのパスワードを入力してしまった場合は、取引先とのやり取りに影響が及ぶおそれがあります。 その場合は、パスワードを変えたうえで、不審なメールが自分の名前で送られていないかを確かめ、必要に応じて取引先に知らせます。
個人情報保護委員会の案内では、事業者が預かった個人データの漏洩などが起き、要件に当たる場合には、委員会への報告と本人への通知が必要とされています。 個人で仕事を請けている人も、取引先から預かった顧客の情報を扱う場合は、この考え方の外にいるわけではありません。 報告が必要かどうかは個別の事情で変わるので、迷ったときは取引先の担当者や委員会の相談窓口で確かめてください。
社内での共有
会社勤めの人で、会社のメールアドレスを通販サイトに登録していた人は、会社の情報システムの担当に一言伝えておくと、会社のアドレスに届く偽のメールへの備えが進みます。 偽のメールを見分ける訓練の進め方は、社員のセキュリティ意識を向上させるフィッシングメール模擬訓練の効果|2026年最新の従業員教育ガイドで紹介しています。 小さな事業者が使える支援制度は、中小企業のサイバーセキュリティ対策2026|IT導入補助金で防御力を強化する方法で紹介しています。
メール配信の委託先で起きる漏洩の考え方
今回の件は、TBSショッピングのサイトそのものではなく、業務委託先が利用するメール配信システムで起きたと書かれています。 利用者の立場からすると、自分が登録したのはTBSショッピングでも、実際のデータは別の会社のシステムにも保存されている、ということになります。
登録した会社と、データを預かる会社は違うことがある
通販サイトや会員サービスでは、メールの配信、決済、配送、問い合わせの受付などを、それぞれ専門の会社に任せていることが多くあります。 そのため、1つの会社に登録した情報が、複数の会社のシステムに分かれて保存されていることは珍しくありません。 どの会社に何を任せているかは、多くの場合、そのサービスのプライバシーポリシーや個人情報の取り扱いのページに書かれています。
メールマガジンの登録を見直す
使っていない通販サイトのメールマガジンや会員登録は、この機会に解除や退会を検討する価値があります。 登録しているサービスの数が少ないほど、どこかで漏洩が起きたときの影響を受ける可能性も小さくなります。 解除の手続きは、メールのリンクからではなく、公式サイトにログインして会員情報の設定から行うのが安全です。
迷惑メールの報告
偽のメールが届いたときは、使っているメールサービスの「迷惑メールとして報告」の機能を使うと、同じ送り主からのメールが届きにくくなります。 削除する前に報告しておくと、ほかの利用者を守ることにもつながります。
会員情報を見直すときの手順
対象の人の特定を待つあいだに、自分のTBSショッピングの会員情報を見直しておくと、案内が届いたときに落ち着いて判断できます。 ここでは、公式サイトのご利用ガイドに書かれている会員の仕組みの範囲で、見直しの順番を整理します。
登録しているメールアドレスを確かめる
TBSショッピングのご利用ガイドには、メールマガジンの購読には会員登録が必要だと書かれています。 自分がどのメールアドレスで会員登録し、どのアドレスでメールマガジンを受け取っているかを、公式サイトにログインして会員情報の画面で確かめます。 複数のメールアドレスを持っている人は、どのアドレスに個別の案内が届く可能性があるのかを把握しておくと、偽のメールとの区別がつけやすくなります。
ログインはブックマークから
ログインするときは、メールのリンクではなく、ブラウザのブックマークや、検索結果から公式サイトのトップを開いて、そこからログインします。 一度公式サイトをブックマークしておけば、今後届くメールのリンクを使わずに済みます。
利用規約に書かれている会員の責任
TBSショッピングの利用規約には、会員はログインIDとパスワードを自分で管理し、盗まれたり第三者に使われたりしたことが分かった場合は、すぐに会社へ知らせるという決まりがあります。 偽のメールのリンクからログインIDとパスワードを入力してしまった場合は、パスワードを変えたうえで、カスタマーサービスセンターに連絡してください。 自分のアカウントで身に覚えのない注文が無いかも、注文履歴で確かめておきます。
発表を読むときに区別したい言葉
情報漏洩のお知らせは、言葉の選び方で意味が変わります。 今回のお知らせを読むときに区別しておきたい言葉を整理します。
「漏洩したことが判明」と「漏洩のおそれ」
TBSショッピングは「一部漏洩したことが判明」と書き、流出を事実として認めています。 ほかの会社の発表で「漏洩のおそれ」「漏洩の可能性」と書かれている場合は、漏洩したかどうかがまだ確定していないという意味になります。 ニュースの見出しでは両者が同じように扱われることがあるので、元のお知らせの言葉を確かめる習慣を持つと、情報に振り回されにくくなります。
「最大で」と「延べ人数」
件数の49,995人分には、「最大で」と「延べ人数」の2つの言葉が付いています。 「最大で」は上限の見込みであること、「延べ人数」は同じ人を重複して数えている可能性があることを示します。 この2つの言葉を落として「約5万人の個人情報が漏洩」と言い換えると、実際より多く見える書き方になります。
「個別にご案内」の対象
個別の案内が届くのは、対象として特定・判明した人です。 会員全員に届くわけではありません。 案内が届かないうちは、対象ではないとも、対象であるとも言えない状態です。
在宅ワークの現場から見た、メールアドレスの守り方
在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた中で、仕事のトラブルの入口がメールであることは珍しくありません。 発注者を装ったメール、報酬の支払いを装ったメール、アカウントの確認を装ったメールなど、形はさまざまですが、どれも「本物らしいメールのリンクを押させる」という点で共通しています。
通販サイトの登録と仕事のやり取りで同じメールアドレスを使っている人ほど、どこかの会社で漏洩が起きたときの影響が大きくなりやすい傾向があります。 日常の買い物のサービスと仕事でアドレスを分け、仕事のアドレスは取引先とのやり取りにだけ使うようにしておくと、偽のメールに気づきやすくなります。 今回のTBSショッピングの件は、対象かどうかにかかわらず、自分のメールアドレスの使い方を見直すきっかけとして役に立ちます。
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よくある質問
Q. TBSショッピングの会員なら、全員が今回の情報漏洩の対象ですか?
全員ではありません。お知らせによると、会員数約110万人のうち最大で49,995人分(延べ人数)のメールアドレス等が対象です。対象の人は特定・判明し次第、個別に案内すると書かれています。不安な場合はカスタマーサービスセンター 0120-68-5571 に問い合わせてください。
Q. クレジットカード情報や住所は漏洩しましたか?
お知らせによると含まれていません。氏名、住所、電話番号、クレジットカード情報等は含まれていないと明記されています。流出が確認されたのはメールアドレス等です。カード情報の再入力を求めるメールが届いても、リンク先で入力しないでください。
Q. TBSショッピングを名乗るメールが届いたら、どうすればよいですか?
お知らせは、不審なメールは開封せず削除するよう求めています。送信元のアドレスは偽装できるため、本物に見えても証拠になりません。リンクは押さず、公式サイトを自分で開いて同じ案内があるかを確かめ、判断がつかなければ公式サイトの窓口に電話します。
Q. 委託先の会社名やメール配信システムの名前は分かっていますか?
2026年10月29日時点の公式のお知らせには、委託先の会社名もメール配信システムの名前も書かれていません。委託先で詳細調査が続いていると書かれているので、続報を公式サイトで確かめてください。報道で名前が挙がっていても、公式の発表で確かめるまでは断定できません。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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