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Creemaで売れないときの切り分け方|見られているかを先に見る

@SOHO編集部
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Creemaで売れないときの切り分け方|見られているかを先に見る

この記事のポイント

  • ✓Creemaで売れないときの原因を
  • ✓見られて決まらないのかで切り分ける手順をまとめました
  • ✓手数料を引いた後の価格の組み立て方まで

Creemaに作品を並べたのに売れない。この状態で最初にやることは、写真を撮り直すことでも、価格を下げることでもありません。見られているのかどうかを確かめることです。ここを飛ばして手を動かすと、効かない場所を直して時間だけが減ります。

売れない状態は、大きく2つに分かれます。作品ページまで人が来ていない状態と、来ているのに買うところまで進まない状態です。この2つは直す場所がまったく別で、前者は検索に出るための言葉とカテゴリ、後者は価格と送料と納期の見せ方の話になります。同じ「売れない」という言葉で括っているかぎり、どちらを直せばいいのか分かりません。

この記事では、Creemaで売れないときの原因を数字で切り分ける手順を先に置きます。そのうえで、見られていないときに直す場所、見られて決まらないときに直す場所を分けて扱い、手数料を引いた後の手取りから価格を組み直す計算、送料の見え方、そして表示の決まりと税金の扱いまでを並べます。手数料と送料の金額は公式の案内で確かめたものだけを載せています。

売れないを2つに分けて数える

Creemaには作品ごとのアクセス数が表示されます。この数字を見るだけで、どちらの状態なのかが決まります。

判断の基準は次のようになります。出品から1か月経った時点で、アクセス数が2桁で止まっているなら、見られていない状態です。作品ページに人が来ていないので、写真の2枚目以降や説明文の書き方を直しても結果は変わりません。直すのは検索に出るための言葉とカテゴリです。

アクセス数が3桁以上あり、いいねやお気に入りも付いているのに注文が入らないなら、見られて決まらない状態です。作品そのものは興味を持たれているので、判断の最後の段階で止まる要因を探します。価格、送料、納期、支払い方法のどれかです。

アクセス数が3桁以上あるのに、いいねもお気に入りも付かないなら、また別の状態です。検索には出ているが、開いた人が期待していたものと違ったということになります。この場合は、検索の言葉と作品の中身がずれている可能性を見ます。

判断できる最小の期間は1か月です。それより短い期間で判断すると、季節や曜日の波に振り回されます。手作りの作品は贈りものの時期に動きが集中するので、2週間の数字で結論を出すと見誤ります。

もう一つ、比べる相手を決めておくと判断が正確になります。自分の作品のうち、最もアクセスがあるものと最も少ないものを並べて、何が違うのかを見る形です。同じ作り手の作品でも、作品名の付け方やカテゴリの選び方で差が出ます。自分の中に対照があれば、外の作品と比べるより原因が見えやすくなります。

記録の取り方は簡単な形で足ります。月の初めに、作品ごとのアクセス数、いいねの数、注文数を表に書き写すだけです。3か月続けると、どの作品が伸びていてどれが止まっているかが分かります。感覚ではなく数字で追うと、手を入れる場所の優先順位が決まります。

見られていないときに直す4か所

アクセス数が伸びていないときに直すのは、検索とカテゴリに関わる部分です。順番に4か所あります。

1か所めは作品名です。Creemaの検索で打たれる言葉と、自分がつけた名前がかみ合っているかを見ます。買う人が打つのは、何であるか、何でできているか、誰向けかの3要素です。「森の記憶」という名前の作品は、その言葉で検索される可能性がありません。「ピアス 真鍮 一粒 揺れる」のように、要素を並べた形に直します。

作品名に入れる要素を整理すると次のようになります。

要素 例 入れる理由
何であるか ピアス、ブローチ、トートバッグ 検索の起点になる言葉
素材 真鍮、リネン、天然石の石名 素材で絞って探す人が多い
形や技法 一粒、揺れる、刺繍、手編み 好みで絞る言葉
使う場面や相手 結婚式、普段使い、贈りもの 目的で探す人に届く

2か所めはカテゴリです。Creemaはカテゴリの階層が細かく、一覧から辿って探す人が一定数います。カテゴリが1つ違うだけで、辿り着く人の数が変わります。似た作品が並んでいるカテゴリを実際に開いて、自分の作品がそこに置かれて違和感がないかを確かめます。迷ったときは、競う相手が多いカテゴリより、その作品らしさが際立つカテゴリを選ぶほうが見つけられやすくなります。

3か所めはタグです。思いつく言葉を並べるのではなく、層を意識して選びます。広い言葉、素材の言葉、場面の言葉、状態の言葉。この4層からそれぞれ2つか3つずつ取る形です。状態の言葉は見落とされやすい部分で、金属アレルギー対応、名入れ可、即日発送といった条件は、それで絞って探す人がいます。

4か所めは説明文の最初の数行です。外部の検索サイトから来る人は、検索結果に出た文章を読んで開くかどうかを決めます。ここが「ご覧いただきありがとうございます」から始まっていると、何の作品なのかが分かりません。最初の2行で、何であるか、素材、大きさ、使う場面を書きます。

直す順番については、作品名から手をつけるのが効率的です。作品名は検索とカテゴリの一覧の両方に影響するので、1か所直すだけで経路が2つ増えます。直したら1か月そのままにして、アクセス数の変化を見ます。同時に4か所全部を直すと、何が効いたのか分からなくなります。

見られているのに決まらないときに直す3か所

アクセス数もいいねもあるのに注文が入らないなら、判断の最後の段階で止まっています。止まる要因は3つに絞られます。

1つめは送料です。作品価格が2,000円で送料が800円だと、合計2,800円になります。この合計額を見た時点で離れる人が一定数います。送料を商品価格に含める形にするか、別に取るかは、作品の価格帯で判断が変わります。価格が低い作品ほど、送料の比率が重く見えます。

2つめは納期です。「発送までに10日から2週間」と書かれていると、贈りもので急いでいる人は候補から外します。受注して作る形なら期間が必要なのは当然ですが、在庫がある作品については「即日発送」「3日以内に発送」と書けるかどうかで結果が変わります。作り置きできる作品を1つか2つ用意して、そこだけ短い納期にするという組み方があります。

3つめは、不安が残る部分です。写真で分からない情報、書かれていない条件、返品の扱い。とくに、届いてから合わなかったらどうなるのかが書かれていないと、判断が保留されます。サイズが選べる作品なら、選び方の目安を書きます。色に個体差がある作品なら、どの範囲で違うのかを書きます。

この3つを確かめる方法として、自分の作品ページを買う人の立場で読み返す手があります。スマートフォンで開いて、上から順に読んで、最初に「これは分からない」と思った場所を書き出します。そこが直す場所です。作った本人には自明な情報が、書かれていないままになっていることが多くあります。

もう一つの方法は、届いた問い合わせを数えることです。購入前の問い合わせは、説明文に足りない情報を教えてくれる材料です。同じ質問が3回来たら、その答えを説明文に書き足します。問い合わせが来るということは、そこまで読んで迷っている人がいるということなので、書き足せば黙って離れていた人にも届きます。

作業をどこまで続けるかの線引きも決めておきます。1か月に1回、数字を見て1か所直す。これを繰り返す形です。毎日ページを開いて数字を確認しても、判断できる材料は増えません。確認の回数を減らして、直す作業に時間を回すほうが進みます。作業の時間を区切って進める方法については、在宅ワークの集中力アップ|ポモドーロ以外に効く7つのテクニックに具体的な組み方が紹介されています。

送料の見え方が決め手になる

Creemaには、住所を相手に知らせずに発送できる仕組みがあります。あんしん匿名便と呼ばれるもので、送料はサイズごとに全国一律で決まっています。

送料は、サイズによって異なります。ネコポス 250円、宅急便コンパクト 650円、宅急便 60サイズ(〜2kg)850円、宅急便 80サイズ(〜5kg)1,000円 出典: help.creema.jp

金額は税込で全国一律です。サイズごとに固定されているので、出品者が金額を変えることはできません。この仕組みが決まっているということは、価格を決める段階で送料を正確に織り込めるということです。

ここで気をつけたいのが、実際に発送するときのサイズです。設定したサイズと違う資材で発送すると、宅急便として計測され、宅急便の最小サイズである60サイズの料金が請求される場合があります。たとえばネコポスを設定していたのに宅急便コンパクトの専用の箱で発送すると、850円の計算になります。宅急便コンパクトの規定のサイズ内であっても、専用の箱を使わずに発送すると同じ扱いになります。

つまり、作品ごとに使う資材を決めて、その資材に合うサイズを設定するという順番が正しくなります。資材を先に決めておけば、発送のときに迷いません。同じ作品を繰り返し作る形にしていると、資材も固定できるので、この事故が起きなくなります。

送料を商品価格に含めるかどうかの判断は、価格帯で分けるのが分かりやすい形です。作品価格が3,000円を超えるなら、送料を含めて「送料込み」と表示したほうが、合計額を見せる形より印象がよくなります。1,000円台の小物なら、送料を別に取ったほうが作品価格が安く見えるので、一覧で比べられたときに有利になります。

複数の作品をまとめて買ってもらう形を作ると、送料の負担が下がります。1点あたりの送料が減るので、買う側の合計額に対する満足が上がります。同じ資材に収まる作品を組み合わせて提案する形にすると、この効果が出ます。ただし、あんしん匿名便では同梱や複数個口の扱いに条件があるので、まとめて送る形を組む前に公式の案内で確認してください。

手数料を引いた後の手取りから価格を組み直す

価格を決めるときに、手数料を後から引く形にしていると手取りが足りなくなります。先に引いてから決める順番にします。

Creemaでは、出店や出品には費用がかからず、売れたときに成約手数料がかかります。

出店や出品に対して、費用はかかりません。成約手数料のみいただきます。作品・素材の売買が成立した場合、成約時に決済総額の10.67%(税込)がかかります。 出典: help.creema.jp

対象は決済総額です。つまり、送料を含めた合計額に対してかかります。送料を商品価格に含める形にしている場合、その送料の部分にも手数料がかかるということです。フードの売買が成立した場合は一律15.4%(税込)になります。

この前提で価格を組み立てる順番は次のようになります。

  1. 材料費を1点あたりで出します。まとめて買った材料は、実際に使った分で計算します。
  2. 作業時間に自分の時間単価をかけます。時給1,200円で1点に2時間かかるなら2,400円です。
  3. 梱包材の費用を足します。箱、緩衝材、台紙、封筒。1点あたり100円から300円になることが多い部分です。
  4. ここまでの合計を、1から手数料率を引いた数で割ります。手数料が10.67%なら、合計を0.8933で割った額が必要な決済総額です。
  5. その額から送料を引いた残りが、作品価格として設定する額になります。送料を別に取る場合は、4で出した額がそのまま作品価格になります。

例で計算します。材料費600円、作業2時間で2,400円、梱包材200円なら合計3,200円です。これを0.8933で割ると3,582円。送料込みで売るならネコポスの250円を足して3,832円が決済総額で、作品価格は3,582円という形になります。

この計算で出た価格が、似た作品の相場より高いなら、選べる道は2つです。作業時間を短くするか、価格に見合う情報を写真と説明文で足すか。値下げして作業時間の分を削る形は続きません。

売上を受け取るときには振込の手数料もかかります。受け取る頻度を下げてまとめると、1回あたりの手数料の比率が下がります。少額を頻繁に受け取る形にしていると、この部分で削られる額が積み上がります。

在庫と納期の見せ方

手作りの作品では、在庫の持ち方が売れ方に直結します。ここは価格や写真より軽く見られがちですが、効き方は大きい部分です。

受注してから作る形は、材料の無駄が出ず、作りたいものだけを作れます。ただし納期が長くなり、急いでいる人の候補から外れます。在庫を持つ形は、すぐ発送できる代わりに、売れなかった分の材料費が先に出ます。

現実的な組み方は、両方を持つことです。定番として繰り返し作れる作品を2つか3つ決めて、それだけは在庫を持つ。他は受注してから作る。定番の在庫があると「すぐ届く作品」として並べられるので、贈りもので急いでいる人に届きます。

納期の書き方については、実際にできる日数より少し長めに書くのが確実です。3日で発送できるなら5日と書く。体調を崩した週にも約束が守れます。そして、早く発送できたときは早く送ります。書いた日数より早く届くことは、評価を上げる方向に働きます。

在庫の数の見せ方も判断に影響します。残り1点と表示されていると、迷っていた人が決めることがあります。ただし、実際に1点しかないときだけ書くことです。在庫があるのに残り1点と書く形は、表示の内容が実際と違うという問題になります。

作り置きをするときの注意として、材料の劣化があります。天然素材や接着剤を使う作品は、作ってから時間が経つと状態が変わることがあります。在庫として持つ作品は、劣化しにくいものを選びます。そして、作った日を記録して、一定期間を過ぎたものは状態を確認する。この管理があると、届いてからの行き違いが起きません。

出品数と種類のバランス

出品数が少ないと見つかりません。かといって、種類を増やしすぎると1点あたりに手が回らなくなります。ここにはバランスの取り方があります。

効率がよいのは、少ない種類を色や大きさで展開する形です。3種類の作品を、それぞれ5色で出せば15の出品になります。写真の撮り方は同じでよく、説明文も素材と作り方の部分を使い回せます。作る作業も、同じ工程を繰り返すほど1点あたりの時間が下がります。

逆に、15種類の違う作品を1つずつ出す形だと、写真も説明文も15通り必要になり、作る作業も毎回覚え直すことになります。作り手としては楽しいのですが、売る効率としては逆に働きます。

種類を決める判断は、アクセス数で行います。3か月分の数字を見て、アクセスが集まっている作品の方向に展開を寄せる。集まっていない方向は増やさない。この判断を数字でやると、好みで決めるより結果が出ます。

もう一つ、作品を並べる順番にも意味があります。ショップのページを開いた人が最初に見るのは、上に並んでいる作品です。ここに一番自信のある作品を置くと、他の作品も見てもらえます。売れ残っている作品を上に置いている状態だと、そこで判断されて離れます。

新しく出品する頻度についても考える点があります。まとめて10点出すより、週に1点か2点ずつ出すほうが、新着の一覧に現れる回数が増えます。作り終わった作品を一度に全部出すのではなく、出す時期を分ける形にすると、同じ作品数でも見られる機会が増えます。

作業の量が増えてくると、作る時間と売る時間の配分が問題になります。在宅で作業を続ける環境については、通信回線や作業場所の整え方が効いてきます。写真をまとめてアップロードする作業や、やりとりの返信が滞る原因が回線にある場合もあります。在宅ワークに最適なネット回線|光回線vsホームルーターの選び方に、用途ごとの判断の基準が整理されています。

季節の波を見込んで動く

手作りの作品が売れる時期には、はっきりした波があります。この波を知らないと、動かない月の数字を作品の評価と受け取ってしまいます。

贈りものとして買われる作品は、行事の前に動きます。年末から年始、2月、3月から4月、5月、そして11月から12月。この時期は、自分のために買う人より贈る相手を探している人が増えます。贈りものとして選ばれる作品には、ラッピングの用意、のし紙や短冊の対応、贈る相手に金額が分からない形での発送といった条件が効いてきます。

自分のために買われる作品は、季節の変わり目に動きます。衣類や小物なら、実際に使う季節の1か月前から2か月前です。夏に使うものを夏の盛りに出しても、その季節はもう終わりかけています。作る作業の予定を、使う季節から逆算して組む形になります。

この波を見込んで動くと、やることが決まります。動く時期の1か月前には在庫と写真がそろっている状態にする。動かない時期は、新しい作品を作る時間と、既にある作品の説明文を直す時間に回す。この配分を先に決めておくと、売れない月にも手が止まりません。

波の大きさを知るには、自分の記録が必要です。月ごとの注文数を1年分並べると、自分の作品がどの時期に動くのかが分かります。他の人の作品の傾向より、自分の記録のほうが当てになります。1年分そろうまでは、行事の前を強めに見込んで準備するという判断で足ります。

もう一つ、動かない時期に価格を下げる対応は、慎重に考えたほうがよい部分です。下げた価格で買った人は、次に元の価格で買いにくくなります。動きが鈍い時期にやるなら、価格を下げるより、まとめて買うと送料の負担が軽くなる形を作るほうが後に残ります。

問い合わせとやりとりの組み方

購入前のやりとりは、決まるかどうかの分かれ目になる場面です。ここには、決めておくと楽になる形があります。

返信の速さについては、1日以内に返せると、そのまま購入に進む割合が上がります。逆に3日空くと、別の作品で決まっていることが多くなります。毎日決まった時間に確認する形にするのが現実的で、朝と夜の2回、通知を見る時間を決めるだけで足ります。

内容については、できないことを先に、できることを後に書きます。「サイズの変更は承れませんが、色は3色から選べます」という順番です。断りから始めて選択肢で終えると、読んだ人が次に何を選べるかが分かります。逆の順番だと、断られた印象だけが残ります。

よくある問い合わせは、数えると5種類くらいに収まります。サイズや色の変更ができるか、納期を早められるか、ラッピングができるか、まとめて買うと送料が変わるか、似た作品を作ってもらえるか。この5つについて、答える文章を用意しておきます。同じ問い合わせが3回来たら、その答えを説明文に書き足します。

受注して作る形の作品では、やりとりの回数が増えます。ここで決めておきたいのが、どこまで相談に応じるかの線です。色や大きさの選択までは応じる、一から違うものを作る依頼は別の扱いにする。この線を先に決めて説明文に書いておくと、対応にかかる時間が読めるようになります。

評価については、低い評価が付いたときの受け止め方を先に決めておきます。内容が事実なら直します。発送が遅れた、梱包が弱かった、色が写真と違った。これは次の出品で直せることです。事実と違う場合も、感情的に返さず事実だけを短く書きます。そのやりとりを読むのは、その相手ではなく次に買う人です。

そして、良い評価をもらったときにやることがあります。その評価に書かれた言葉を説明文に取り込むことです。「思ったより軽くて驚いた」「梱包が丁寧で贈りものにそのまま使えた」。買った人が実際に使った言葉は、次に探している人が打つ言葉に近いことが多く、自分では思いつかない表現が含まれています。

表示の決まりと、書いてはいけない表現

継続して販売する形になると、通信販売の事業者として扱われます。表示すべき事項と、書いてはいけない表現に決まりがあります。

通信販売については、特定商取引法で販売価格、送料、支払いの時期と方法、引渡しの時期、返品の可否と条件、事業者の氏名や住所などを表示することが求められています。販売する場所の仕組みで代わりに表示される部分もありますが、返品の条件は自分で書く必要があります。制度の内容は消費者庁の特定商取引法の案内で確認できます。

表示の内容が実際と違う場合は、景品表示法の問題になります。気をつけたいのは3つの型です。

素材や産地を実際と違うものとして書く形。天然石の名前、革の種類、布の産地。仕入れたときの表示をそのまま写している場合でも、実際と違えば問題になります。

効果があるように書く形。身につけると体調が良くなる、香りで症状が和らぐ。こうした表現は、根拠がないかぎり書けません。健康や体への影響に関わる表現は、作品の説明としては避けるのが確実です。

価格を実際より安く見せる形。もとの価格を高く見せてから割り引く表示は、そのもとの価格で実際に売っていた実績がないと問題になります。

もう一つ、広告であることを隠した表示についても決まりがあります。令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法の違反になりました。作品を誰かに渡して感想を投稿してもらう形は、その関係が分かるように表示する必要があります。制度の内容は消費者庁の案内に説明があります。

布を使った作品については、家庭用品品質表示法で表示すべき事項が決まっている品目があります。繊維製品なら組成や取扱いの表示です。自分の作品が対象の品目かどうかを、一度確認しておくべき部分です。

税金の線と記録の残し方

売れるようになると税金の話が出てきます。覚えておく線は2つです。

給与を1か所から受けていて源泉徴収されている場合、給与と退職所得を除いた各種の所得の合計が20万円を超えると、所得税の確定申告が必要になります。この20万円は売れた金額ではなく所得で、材料費、梱包材、手数料、送料などの経費を引いた後の額です。年間の売上が60万円あっても、経費が45万円なら所得は15万円でこの線を超えません。

住民税については、金額にかかわらず申告が必要です。所得税の確定申告をした場合は、その内容が市区町村へ回るので改めての申告は不要になります。所得税の申告をしない場合は、その年の1月1日に住んでいた市区町村へ3月15日までに申告する形になります。

経費として計上できるものは、作品を作って売るために使った支出です。材料費、梱包材、送料、成約手数料、振込手数料、撮影に使った道具、材料を買いに行った交通費。自宅の一部を作業場として使っている場合、電気代や通信費のうち仕事に使った割合を計上できる余地がありますが、割合の根拠を説明できる形にしておく必要があります。

記録の付け方は、3種類に分けると続きます。売れた記録(日付、作品、決済総額、手数料)、使ったお金の記録(日付、内容、金額)、そして在庫の記録(作った日、点数)。表計算ソフトに3枚のシートを作って月末に入力する形で足ります。手数料は明細に出るので、そこから写します。

領収書とレシートは月ごとに封筒へ分けます。手芸店で私用の買い物と一緒に買ったときは、レシートに作品用の分へ印を付けます。感熱紙のレシートは日付が薄くなるので、写真を撮ってデータでも残しておくと後から読めます。

もし特定の相手から継続して仕事を受ける形が中心なら、家内労働者等の必要経費の特例が関わる場合があります。実際の経費が少なくても一定額まで経費として認められる仕組みで、令和8年分は69万円が上限です。ただし該当するかは実態で判断されるので、自分の場合が対象になるかは所轄の税務署で確認してください。税務の個別の判断は、収入の種類や家族の状況で変わります。

市場を長く見てきた立場からの観察

在宅ワークとフリーランスの市場を20年にわたって運営してきた立場から見ると、手作りの作品を売り続けている人と途中でやめる人の差は、作品の出来ではなく数字を見る習慣にあります。

やめる人は、感覚で判断します。売れないから写真が悪いのだろう、値段が高いのだろうと考えて、当てずっぽうに直します。効かない場所を直すので変化が出ず、変化が出ないから作品に自信がなくなり、やめる。この流れをよく見てきました。

続く人は、まずアクセス数を見ます。見られていないなら言葉を直す。見られているなら判断が止まる要因を探す。直したら1か月そのままにして数字を見る。この繰り返しを、感情を挟まずに作業として進めます。売れない時期があっても、次に直す場所が決まっているので手が止まりません。

もう一つ、運営者として見てきた限りでは、長く続く人は作る時間と売る時間を別に確保しています。作ることが好きな人は、時間があれば作ってしまいます。その結果、出品の作業が後回しになり、写真も説明文も出品のときに一度で済ませて放置という形になります。週に1時間でも売る作業の時間を決めている人は、半年後の数字がまるで違ってきます。

額面と手取りの差についても触れておきます。作品を売る場では手数料がかかり、売れた金額のうち何割かが手元に残らない形になります。これは場所を借りて多くの人に見てもらう対価なので、悪いことではありません。ただし、同じ作業に対して手元に残る割合は、仕事の形で変わります。仲介する事業者が間に入らない直接の取引だと、依頼する側は同じ予算でより多く頼めるようになり、受け手の側は手数料0%ぶんが手元に残ります。金額の大小ではなく、同じ作業に対して残る割合が厚いという質の違いです。作る時間が限られている人にとって、この割合の差は働く時間の差として返ってきます。

作品を売る作業を続けていると、身につく技能があります。写真を撮る力、商品の説明を書く力、価格を組み立てる力、問い合わせに答える力。これらはそのまま仕事として成り立つ技能です。通販サイトの運営補助、商品説明文の作成、写真の加工。いずれも在宅で完結する仕事で、作品づくりと並行して進められます。この分野でどんな作業が発注されているかはAI・マーケティング・セキュリティのお仕事にまとめられていますし、文章を書く方向の報酬の水準は著述家,記者,編集者の年収・単価相場で職種ごとの分布を確認できます。

売れない時期に必要なのは、励ましではなく、次に直す場所が決まっていることです。アクセス数を見て、いいねの数を見て、注文の有無を見る。この3つを毎月同じ日に確認して、1か所だけ直す。これを1年続けると、作品も、売り方も、数字の読み方も変わっています。在宅で仕事を広げていく方向を考えるときは、在宅ワークに強い資格10選|自宅で稼げるスキルを身につけるに分野ごとの整理があるので、選択肢を知る材料になります。

よくある質問

Q. Creemaで売れないとき、最初に何を確かめればよいですか?

アクセス数です。出品から1か月経ってアクセス数が2桁で止まっているなら見られていない状態なので、作品名、カテゴリ、タグ、説明文の最初の数行を直します。アクセス数が3桁以上あって注文が入らないなら、価格、送料、納期、不安が残る部分のどれかで止まっています。直す場所がまったく別です。

Q. Creemaの手数料はいくらですか?

出店や出品に費用はかからず、売れたときに成約手数料がかかります。作品や素材の売買が成立した場合は決済総額の10.67%(税込)で、フードの場合は一律15.4%(税込)です。対象が決済総額なので、送料を商品価格に含めているとその部分にも手数料がかかります。売上を受け取るときの振込手数料も別にかかります。

Q. あんしん匿名便の送料はいくらですか?

サイズごとに全国一律で決まっており、ネコポス250円、宅急便コンパクト650円、宅急便60サイズ850円、80サイズ1,000円です。すべて税込で、出品者が金額を変えることはできません。設定したサイズと違う資材で発送すると宅急便として計測され、60サイズの850円が請求される場合があるので、資材を先に決めておきます。

Q. 価格はどう組み立てればよいですか?

材料費、作業時間に自分の時間単価をかけた額、梱包材の費用を合計し、その合計を1から手数料率を引いた数で割ります。手数料10.67%なら0.8933で割った額が必要な決済総額です。送料を含めて売る場合は、その額から送料を引いた残りが作品価格になります。手数料を後から引く形にすると手取りが足りなくなります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年1月13日最終更新:2026年9月30日
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