情報セキュリティマネジメントで在宅副業|受けられる仕事と案件の見分け方

中西 直美
中西 直美
情報セキュリティマネジメントで在宅副業|受けられる仕事と案件の見分け方

この記事のポイント

  • 情報セキュリティマネジメントを持っている人が在宅で引き受けられる仕事を種類別に整理しました
  • 規程整備やISMSの文書作成
  • 教育教材の制作などの実務と

情報セキュリティマネジメント試験に合格したあと、「この資格で在宅の仕事はあるのか」という質問をよく受けます。答えは、あります。ただし、探す方向を間違えると見つかりません。セキュリティ関連の高単価案件を検索すると、要件欄に別の資格名が並んでいて、そこで諦めてしまう人が多いからです。この資格が向いている仕事は、脆弱性診断や侵入テストのような技術寄りの領域ではなく、組織の中でルールを整え、文書に落とし、人に伝える領域にあります。ここでは、在宅で引き受けられる仕事の種類と、募集要件をどう読み分ければよいかを整理します。試験の難易度や勉強時間の話はしません。すでに合格している人が、それを仕事に換えるための話だけをします。

この資格が置かれている位置を確認する

まず、自分が持っているものが何を証明しているのかを押さえます。ここを取り違えると、応募先の選択がずれます。

情報セキュリティマネジメント試験は、情報処理の促進に関する法律に基づく国家試験の一区分で、情報システムを使う側、管理する側の立場を想定した内容になっています。扱うのは、組織のルール作り、リスクの評価、委託先の管理、事故が起きたときの手順といった領域です。

一方、技術的に守る側の試験は別に用意されています。ネットワークやシステムの防御を扱う区分があり、さらにその上に登録制の資格が置かれています。情報処理安全確保支援士は、同じ法律の中で登録と名称の使用が定められた資格で、更新のための講習も義務づけられています。制度上の位置づけがまったく違うので、同じ土俵で比べる必要はありません。法律の条文は情報処理の促進に関する法律で確認できます。

高単価の募集要件に並ぶ資格名

セキュリティ関連の募集を見ると、要件欄に見慣れない資格名が並んでいることがあります。

国土交通省の情報セキュリティアドバイザー(副業)募集です。サイバーセキュリティ向上を担い、平時の予防・啓発から有事の技術支援・再発防止まで一貫して伴走します。現場へのアドバイス、ガイドライン改善、ポリシー改定、組織のリテラシー向上と研修高度化、インシデント伴走支援を行います。CSIRTまたはSOC業務経験5年以上、情報処理安全確保支援士、CISSP資格、セキュリティインシデント対応経験、ISMS認証取得業務経験をお持ちの方を歓迎します。... 出典: 求人ボックス

この種の募集は、実務経験5年以上といった条件が同時に付いています。つまり、資格を持っているかどうかではなく、事故対応の現場を経験しているかどうかで選ばれる枠です。ここを目指すのは、経験を積んだあとの話になります。

大事なのは、この枠が全体のごく一部だという点です。募集の見た目が派手なので目に入りやすいだけで、実際に数が多いのは、もっと地味な仕事のほうです。

狙うべき方向

情報セキュリティマネジメントを持っている人が在宅で受けやすいのは、次のような性質の仕事です。組織のルールを文書にする仕事、人に説明する仕事、確認して抜けを指摘する仕事。いずれも、技術的な攻撃手法の知識より、体系的な枠組みの理解が効きます。

そして、この種の仕事は在宅と相性がよい。現場に行く必要がなく、成果物が文書なので、時間の使い方を自分で決められます。

在宅で引き受けられる仕事の種類

具体的に、どんな依頼があるのかを見ていきます。

社内規程・セキュリティポリシーの整備支援

中小規模の会社では、セキュリティに関する社内文書が整っていないことがよくあります。取引先から提出を求められて、初めて必要性に気づくパターンです。

依頼としては、既存の規程を確認して抜けを指摘する、雛形をもとに自社向けの文書を作る、といった形になります。成果物は文書なので在宅で完結します。求められるのは、何を書くべきかの一覧を持っていることであり、これは試験範囲がそのまま使えます。

ISMS・プライバシーマークの取得と運用の支援

認証取得を目指す会社の支援も、在宅で受けられる仕事です。取得そのもののコンサルティングは経験が要りますが、必要な文書の作成、記録の整備、内部監査の準備といった作業単位での依頼なら、入りやすい。

運用フェーズの支援も需要があります。認証は取ったものの、毎年の記録が回っていない会社は少なくありません。年次の見直し作業を手伝う形の依頼は、継続的な仕事になりやすいのが特徴です。

セキュリティ教育の教材制作

従業員向けの研修資料、eラーニングの原稿、標的型メール訓練の設計といった仕事です。専門的な内容を、専門でない人に伝わる形にする作業なので、教える側の力が問われます。

この領域は、在宅で完結するうえに、一度作った教材を別の依頼で再利用できる部分があります。ただし、著作権の扱いは契約で決まるため、譲渡か利用許諾かを確認してから受けてください。

委託先管理とチェックシート対応

大企業と取引する会社は、セキュリティに関する確認シートへの回答を求められます。数十項目から百項目を超えるものもあり、担当者が対応しきれずに外部へ依頼するケースがあります。

この仕事は、質問の意図を読み取り、自社の実態と照らして回答を作る作業です。専門用語で書かれた質問を、社内の実務に翻訳できる人が求められます。資格の勉強で用語を体系的に押さえた人には、扱いやすい仕事です。

インシデント対応手順の整備

事故が起きたときに誰が何をするかを、あらかじめ文書にしておく作業です。連絡経路、判断基準、記録の残し方、外部への報告の要否を整理します。

実際の事故対応を担当するには経験が要りますが、手順を文書として整える作業であれば、枠組みの理解があれば取り組めます。ただし、実務経験のある人のレビューを入れる前提で受けるのが誠実です。できる範囲を正確に伝えて受注してください。

記事の執筆と監修

セキュリティをテーマにした記事、解説コンテンツ、社内報の原稿といった仕事もあります。在宅で完結し、公開された成果物がそのまま次の提案材料になります。

書く仕事の単価水準は著述家,記者,編集者の年収・単価相場で確認できます。技術職側の水準と比べたい場合はソフトウェア作成者の年収・単価相場を見ておくと、提示された金額が妥当かどうかを判断しやすくなります。

資格が要件になる案件とならない案件

ここが本題です。募集を読み分ける基準を整理します。

単価の高い領域は経験で選ばれる

市場全体の単価水準を見ておくと、判断の基準になります。

フリーランスの求人・案件を探す フリーランス × 情報セキュリティの案件一覧 案件特徴から求人・案件を探す 副業・複業の案件一覧 その他の求人・案件を探す 副業・複業 × データマイニングの案件一覧 副業・複業 × データ分析の案件一覧 副業・複業 × 機械学習の案件一覧情報セキュリティ案件のよくある質問情報セキュリティ案件の月額単価相場はいくらぐらいですか?情報セキュリティの平均月単価は89万円です。ただし、この金額はあくまで目安であり、個々人のご経験やスキルなどでも変わってきます。個別の案件をご覧になりたい方は、こちらの案件一覧ページをご確認ください。 出典: freelance.levtech.jp

この水準は、常駐に近い稼働で、実務経験のある技術者を想定した金額です。在宅で週10時間程度の副業として受ける仕事とは、前提が違います。数字を見て落胆する必要も、期待しすぎる必要もありません。自分が受けようとしている仕事の相場は、別に確認してください。

「必須」と「歓迎」を区別する

募集要件の欄には、必須条件と歓迎条件が分けて書かれていることがほとんどです。ここを混ぜて読むと、応募できる案件を自分で減らすことになります。

資格名が歓迎欄にある場合、それは選考で加点される材料であって、応募の可否を決めるものではありません。実務経験の欄が必須になっているなら、そちらが本当の条件です。逆に、資格名が必須欄にある場合は、その資格がないと書類の段階で外れます。

情報セキュリティマネジメントが必須欄に指定されている募集は、それほど多くありません。多いのは、歓迎欄に置かれているか、「セキュリティに関する基礎知識」という表現で書かれているケースです。後者であれば、この資格は要件を満たす根拠になります。

資格が要件でない仕事のほうが数は多い

在宅で受けられる仕事の大半は、資格の有無を問いません。文書を作れるか、期日を守れるか、内容が正確かで判断されます。

【求人の特徴】業界未経験歓迎, リモート勤務の相談可, 副業可, toB自社サービス, 急募求人, 転勤なし, 学歴不問 出典: 求人ボックス

こうした募集では、資格は「話を聞いてもらえる状態」を作るために働きます。応募書類の資格欄に書けば、セキュリティの話が通じる相手だと伝わる。それ以上の意味を持たせる必要はありません。

資格の名称の扱いには注意する

一点、慎重に扱うべきことがあります。国家試験の合格をどう表示してよいかは、資格ごとに法律の定めが異なります。登録制の資格には名称の使用に関する規定が置かれており、登録していない人がその名称を使うことは想定されていません。

情報セキュリティマネジメント試験については、合格したという事実を書くのは問題ありません。ただし、登録制の資格と紛らわしい肩書きを作ったり、資格を根拠に「この業務を行う資格がある」と説明したりするのは避けてください。表示の仕方で迷う場面があれば、根拠となる法令を確認するか、専門家に相談してください。登録が前提になる資格の仕組みを比べてみたい人は行政書士のページが参考になります。

依頼が発生する場面を知っておく

仕事を探すときは、どういうきっかけで依頼が生まれるのかを知っておくと、狙う先が絞れます。この分野の依頼は、だいたい次の四つの場面から出てきます。

取引先から書類の提出を求められたとき

いちばん多いのがこれです。大企業や官公庁と取引を始めるにあたって、セキュリティに関する体制の説明を求められる。ところが社内に説明できる文書がない。ここで外部に依頼が出ます。

この場合、依頼には期限があります。取引の開始日が決まっているためです。急ぎの案件が多い代わりに、範囲がはっきりしているので受けやすい。着手前に、提出先が求めている様式と期限を確認してください。様式が指定されている場合、その様式に沿って書くのが仕事の中身になります。

認証を取得すると決めたとき

ISMSやプライバシーマークの取得を決めた会社からの依頼です。取得までの期間が長く、必要な文書の数も多いため、社内だけでは回らないことがあります。

この場面では、全体を仕切るコンサルティングと、文書作成の実作業が分かれていることがよくあります。実作業のほうであれば、在宅で分担して受けられます。全体を仕切る役割は経験が要るので、まずは作業側から入るのが現実的です。

事故や不審な事象が起きたあと

事故が起きたあと、再発防止として体制を整え直す動きが出ます。この場面の依頼は、手順書の整備や教育の実施が中心になります。

ただし、事故そのものの調査や対応は、経験のある専門家の領域です。求められている内容が調査や技術的な対応であれば、できないことを正直に伝えて別の人を紹介するか、断ってください。受けてから対応できないとわかるのが最も損害が大きい。

担当者が交代したとき

前任者が作った文書を、後任が読めないまま引き継いだ会社は多くあります。何のためにこの記録を取っているのかがわからず、形だけ続いている状態です。

このとき、現状の文書を読み解いて整理し直す仕事が発生します。地味ですが継続しやすく、在宅で完結する仕事です。

見積もりと提案の出し方

依頼の相談が来たあと、どう返すかで受注が決まります。

作業を工程に分ける

「規程を整備します」ではなく、現状の確認、不足項目の洗い出し、文案の作成、社内レビューへの対応、という工程に分けて示します。工程ごとに想定時間を出すと、金額の根拠が説明できます。

分けておくと、予算が足りない場合に一部だけを受けるという調整もできます。全部か無しかにすると、話がそこで止まります。

自分が担当しない範囲を書く

提案書には、受ける範囲と同じくらい、受けない範囲を書いてください。技術的な設定作業は含まない、法的な適否の判断は行わない、といった線引きです。

書いておくと、後から追加の作業を求められたときに、追加見積もりの話ができます。書いていないと、含まれているものとして扱われます。

経験の有無を正直に伝える

実務経験が浅い部分がある場合、それを隠して受けるのは避けてください。この分野では、判断を誤ったときの影響が発注元に直接及びます。

「文書の作成は対応できます。実際の運用が要件を満たしているかの最終判断は、御社の責任で行ってください」といった形で、役割を明確にして受ける。この誠実さが、次の依頼につながります。

単価と稼働の目安

在宅で受ける場合の、仕事の形ごとの整理です。

仕事の形 成果物 稼働の読みやすさ
規程・ポリシーの整備 文書一式 読みやすい
認証取得・運用の支援 文書と記録 期間が長く読みにくい
教育教材の制作 スライド・原稿 読みやすい
チェックシート対応 回答書 短期で終わる
手順書の整備 手順文書 読みやすい
記事の執筆・監修 原稿 読みやすい

副業として始めるなら、期間が読める仕事から入るのが安全です。認証取得の支援は継続的な収入になる一方、取得までの期間が半年から1年に及ぶこともあり、本業の状況が変わったときに抜けにくくなります。

金額については、作業量と成果物の規模で決まります。文字数や項目数で見積もれる仕事は、時間あたりの実入りを計算しやすい。逆に「相談に乗る」形の契約は、対応の上限を決めておかないと際限がなくなります。月2回の打ち合わせと質問への24時間以内の返信、といった形で先に線を引いてください。

在宅で扱うときの情報管理

この分野の仕事では、自分自身の情報管理が問われます。ここで信用を落とすと、次の依頼が来ません。

作業環境を分ける

依頼で扱うファイルは、私用の端末やクラウドと混ざらない場所に置きます。専用のフォルダを作り、作業が終わったら削除するまでを手順として決めておきます。

家族と共用している端末で作業するのは避けてください。契約書に明記されていなくても、預かった情報を保護する義務は当然に発生します。セキュリティの仕事を受ける人が、自分の環境を管理できていないという状態は説明がつきません。

受け渡しの方法を先に決める

ファイルの受け渡しをメール添付で済ませようとする発注元もあります。誰がどこにアップロードし、いつまで置いておき、いつ消すかを、着手前に決めておいてください。

決め方そのものを提案できると、それ自体が価値になります。発注側が方法を持っていないことは珍しくありません。

案件の内容を外で語らない

実績として公開してよい範囲は、契約で決まります。社名を出してよいか、業務内容をどこまで書けるかは、必ず確認してから公開してください。

セキュリティの仕事では、どの会社がどんな状態だったかという情報自体が機微になります。匿名化したつもりでも、業種と規模と時期が揃えば特定できることがあります。書かないという選択が、この分野では信用につながります。

仕事を取るための準備

最後に、応募の前にそろえておくものを挙げます。

見せられる成果物を1つ作る

守秘義務のある仕事は、成果物をそのまま見せられません。そこで、架空の会社を想定した規程のサンプルや、教育資料の一部を自分で作っておきます。

10ページ程度で構いません。文書の構成、用語の使い方、読み手への配慮が伝われば、それが判断材料になります。実務経験の説明より、この1つのほうが効きます。

プロフィールに受けられる仕事を書く

「セキュリティに詳しい」ではなく、「社内規程の整備、教育資料の制作、委託先チェックシートへの回答作成を受けています」と書きます。発注者は仕事の種類で探しているので、名詞で書かないと検索に引っかかりません。

稼働できる時間と、連絡が取れる時間帯も明記します。副業として受ける場合、ここを曖昧にすると着手後に必ず問題になります。

隣接する分野も見ておく

セキュリティ単独で在宅の仕事を埋めるのが難しい時期もあります。関連する領域として、AI活用やマーケティングの分野でもデータの扱いに関する需要が伸びています。仕事の中身はAI・マーケティング・セキュリティのお仕事で確認できます。働き方そのものの相談を扱う分野はキャリア・副業・人生相談のお仕事に、まったく別の技能で受けられる領域として作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事もあります。

資料作成の速度を上げたい人は、ツール系の認定を併せて持っておくと制作の仕事に広がります。Adobe認定プロフェッショナル Adobe Expressのような認定は、教材制作の仕事と組み合わせやすい部類です。

副業として続けるための条件を整える

在宅で受けるとはいえ、本業を持ちながら続けるには、いくつか先に決めておくことがあります。

就業規則を先に確認する

会社員が受ける場合、副業の可否と申請の手続きを就業規則で確認します。セキュリティ関連の仕事は、勤務先が同じ分野の事業を行っていると競業避止の条項に触れる可能性があります。発注元の事業内容を確認したうえで、必要なら人事に相談してから受けてください。

勤務先で知り得た情報を副業に使うのは、規則以前の問題です。前職や現職で見た体制の実態を、別の会社への助言に使うことは避けてください。この分野では、それが致命的な信用の毀損になります。

契約条件を書面で残す

業務委託であれば、2024年11月施行のフリーランス保護新法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)により、発注者には取引条件を明示する義務があります。報酬の支払期日についても、給付を受領した日から60日以内という上限が定められています。条件が示されないまま着手を求められたら、明示を求めるのが正当な要求です。

あわせて、秘密保持の範囲、成果物の権利の帰属、修正対応の回数と期間を確認します。文書を納品する仕事では、権利の帰属を決めておかないと、自分が作った文案を別の依頼で使えるかどうかが曖昧になります。

稼働の上限を決める

副業として受けるなら、月の稼働時間の上限を先に決めてください。認証取得の支援のように期間が長い案件は、途中で本業が忙しくなっても抜けにくくなります。

上限を決めておくと、依頼が重なったときに断る基準ができます。断れずに抱え込むと、納期の遅れという形で信用を失います。受けられる量を正確に伝えることも、この分野では専門性の一部です。

運営者として見てきた、この分野で続く人

在宅と業務委託の市場を長く見てきた立場から言えば、セキュリティ関連の在宅仕事で長く続いている人には、共通する動き方があります。難しい話を、難しいまま渡さないことです。

規程の整備を頼まれたとき、法令や規格の要求事項をそのまま並べた文書を作る人と、その会社の実態に合わせて言葉を置き換える人がいます。前者は一度で終わり、後者は次も呼ばれます。発注側が困っているのは、何を書くべきかがわからないことより、書かれたものを社内で運用できないことだからです。

もう一つ、単価についての観察です。同じ作業でも、間に何社も入る案件は受け手の手取りが薄くなります。手数料0%で直接つながる取引が受け手に有利なのは、単価が高いからではなく、同じ金額が目減りせずに届くからです。発注側から見ても、同じ予算でより多く頼めることになります。在宅で限られた時間を使う仕事ほど、この差は大きく効きます。

資格を持つ人が在宅の仕事に移る動きは、他の分野でも同じ形で起きています。技能検定を在宅の作業に結びつけた例として校正技能検定を活かす在宅副業|校正・校閲の案件相場と始め方、専門知識を在宅の事務作業に展開した例として医療事務の在宅副業ガイド|レセプト業務・医療コーディングの始め方があります。IT分野で働き方そのものを変えていく道筋はプログラマー 転職完全攻略!未経験から年収を上げるステップと在宅・副業の実現法にまとまっています。

情報セキュリティマネジメントは、技術で守るための資格ではありません。組織がルールを持ち、それを人が守れる形にするための枠組みを扱う資格です。在宅で受けられる仕事は、まさにその翻訳の作業に集まっています。派手な募集要件に目を奪われず、自分が扱える領域を正確に伝えることが、最初の一歩になります。

よくある質問

Q. 情報セキュリティマネジメントだけで在宅の仕事は取れますか?

取れます。社内規程やセキュリティポリシーの整備、認証取得や運用の文書作成、従業員向け教育教材の制作、委託先チェックシートへの回答作成といった仕事は、いずれも成果物が文書なので在宅で完結します。技術的な診断業務ではなく、組織のルールを整えて人に伝える領域に向いています。

Q. 高単価のセキュリティ案件に応募できないのはなぜですか?

その種の募集は、資格ではなく実務経験で選ばれているためです。事故対応や監視業務の経験を5年以上といった条件が同時に付いていることが多く、要件欄に並ぶ資格名も登録制の資格や国際認定が中心です。経験を積む前の段階では、文書作成や教育の仕事から実績を作るほうが現実的です。

Q. 募集要件に資格名があったら応募できませんか?

必須欄か歓迎欄かで意味が変わります。歓迎欄にある資格名は選考の加点材料であって、応募の可否を決めるものではありません。必須欄が実務経験になっているなら、そちらが本当の条件です。「セキュリティに関する基礎知識」という表現であれば、この資格は要件を満たす根拠になります。

Q. 在宅で受けるとき、情報の扱いで気をつけることは何ですか?

作業環境を私用と分け、預かったファイルの保管場所と削除の時期を手順として決めておいてください。受け渡しの方法は着手前に発注元と決めます。また実績として公開してよい範囲は契約で決まるため、社名や業務内容を書く前に必ず確認してください。匿名化しても業種と規模と時期が揃えば特定されることがあります。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年8月7日最終更新:2026年9月1日
中西 直美

この記事を書いた人

中西 直美@SOHO編集部

産業カウンセラー・キャリアコンサルタント

大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。

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