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学校行事の写真撮影を副業で受けるには|販売までの流れと撮影の心得

@SOHO編集部
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学校行事の写真撮影を副業で受けるには|販売までの流れと撮影の心得

この記事のポイント

  • ✓学校行事の写真撮影を副業で受ける方法を
  • ✓写真館や撮影会社の外部カメラマンとして仕事を得る入口
  • ✓撮影から写真販売サービスで保護者に届くまでの流れ

運動会や遠足、卒業式などの学校行事の写真は、いまではネットの写真販売サービスで保護者が選んで買う形が主流になっています。その写真を撮っているのは、学校から依頼を受けた写真館の社員だけではありません。行事の多い時期には、写真館や撮影会社と契約した外部のカメラマンが、副業として現場に入っていることも多くあります。

この記事では、学校行事の写真撮影を副業として受けたい人に向けて、仕事を得る入口、撮影した写真が販売サービスを通じて保護者に届くまでの流れ、報酬の決まり方、契約の前に確かめること、当日の撮影の心得を順に整理します。子どもを撮る仕事ならではの、写真データの扱い方の注意点もまとめています。

学校行事の写真販売の仕組みと、外部カメラマンが求められる理由

学校行事の写真販売は、多くの場合、学校や園が写真館や撮影会社に撮影と販売をまとめて任せる形で行われます。写真館は行事の日にカメラマンを送り込み、撮影した写真をネットの写真販売サービスに登録します。保護者は、学校から配られる認証キーやパスワードを入力して写真を見て、自分の子どもが写っている写真を選んで注文します。

以前は、撮影した写真を校内の廊下に貼り出し、番号を書いた封筒で注文を集める方式が一般的でした。ネットの販売サービスに切り替わったことで、学校の先生が注文やお金を集める手間がなくなり、保護者も自宅で好きなときに写真を選べるようになりました。スナップスナップ、みんなのおもいで.com、フォトレコ、はいチーズ!フォトなど、学校や園向けの写真販売サービスがいくつも提供されています。

幼稚園・保育園・小学校・中学校など、各種スクール向けインターネット写真販売サービス。購入したすべての写真をアルバムから確認可能な、iOS/Android双方に対応するアプリも用意している。 写真未購入の保護者に対して、注文し忘れ防止のお知らせメールを自動配信したり、先生が撮影した写真も販売できたりするなど、便利な機能がそろう。 出典: aspicjapan.org

外部のカメラマンが必要とされるのは、学校行事の時期が集中しているからです。運動会は春と秋、遠足や社会科見学は季節の良い時期、卒業式と入学式は3月と4月に集中します。同じ週末に複数の学校で運動会が重なると、写真館の社員だけでは手が足りません。そのため、行事の多い時期に現場に入れるカメラマンを、業務委託やアルバイトの形で確保しておく写真館や撮影会社が多くあります。

副業で学校行事の撮影を受ける人の多くは、この外部カメラマンとして仕事を得ています。平日は会社員として働き、週末の運動会や発表会に入る、子育てが一段落して日中の遠足に同行する、といった形です。

関わる人 主な役割
学校、園 撮影と販売を写真館に依頼し、保護者に販売の案内を配る
写真館、撮影会社 撮影の段取り、カメラマンの手配、写真の選別と販売サービスへの登録
外部カメラマン 写真館から依頼を受けて行事の当日に撮影し、データを納品する
写真販売サービス 写真の公開、注文の受付、決済、プリントや発送
保護者 認証キーで写真を見て、必要な写真を選んで購入する

学校行事の撮影の仕事を得る入口

学校行事の撮影の仕事に入る方法は、いくつかあります。どれも、学校から直接依頼を受けるのではなく、間に写真館や撮影会社が入るのが一般的です。

写真館や撮影会社の外部カメラマン募集に応募する

もっとも多いのが、写真館や撮影会社が出している外部カメラマン、登録カメラマンの募集に応募する方法です。求人サイトでは「スクールフォト」「イベント撮影」「行事撮影」といった言葉で探すと見つかります。応募の際には、これまでに撮った写真の作品集(ポートフォリオ)と、持っている機材の一覧を求められることが多くあります。

撮影会社の研修を受けてから現場に入る

未経験者を受け入れている撮影会社では、最初に研修を行い、撮影の決まりや機材の使い方を学んでから現場に入る形があります。最初は先輩のカメラマンの補助として現場に同行し、徐々に1人で担当する場面を増やしていきます。子どもを撮った経験が少ない人には、この形が入りやすい入口です。

地域のスポーツ団体や習い事の教室から依頼を受ける

学校行事ではありませんが、地域の少年野球やサッカーのチーム、ダンス教室の発表会、ピアノの発表会などから撮影を頼まれる形もあります。こうした依頼では、撮影から販売までを自分で引き受けることもあり、写真販売サービスを個人で契約して使う場合もあります。

応募の前にそろえておきたいもの

  • 動く被写体を撮った作品集。運動会のように動きの速い場面を撮れることが伝わる写真を入れる
  • 機材の一覧。カメラ本体、レンズの焦点距離、予備のバッテリーとメモリーカード
  • 動ける曜日と時期。運動会のシーズンの週末に入れるかどうかは、採用の判断で重視される
  • 移動手段。郊外の学校や遠足の現地まで、機材を持って移動できるか

募集を見るときに確かめたい条件

外部カメラマンの募集は、写真館や撮影会社によって条件が大きく違います。応募する前に、募集の内容から次の点を読み取っておくと、自分に合う仕事かを判断しやすくなります。

確かめる条件 見るポイント
契約の形 雇用(アルバイト)か業務委託か。業務委託なら税金の手続きは自分で行う
撮影する地域 自宅から通える範囲か。遠方の学校の場合、移動の時間と費用はどうなるか
求められる機材 カメラやレンズを自分で用意するのか、貸し出しがあるのか
研修の有無 未経験者の場合、現場に出る前に研修や同行の機会があるか
撮影の時期と曜日 平日の行事が多いのか、週末の行事が多いのか
納品の期限 当日中か、翌日までか。納品の作業が夜にかかることがあるか
報酬の決まり方 日当か、1件ごとか。交通費や駐車場代の扱い

特に、契約の形は大切です。アルバイトとして雇われる場合は、写真館が給与から税金を差し引いて手続きをしますが、業務委託の場合は、報酬を受け取った側が自分で確定申告などの手続きを行います。同じ「外部カメラマン」の募集でも、どちらの形なのかで手取りと手間が変わるので、応募の段階で確かめます。

また、撮影する地域が広い会社では、郊外の学校や、電車の駅から遠い学校に行くことがあります。朝早くから始まる行事では、始発に近い電車で向かうこともあるので、移動の手段と時間を考えて、無理なく受けられる範囲を決めておきます。

撮影の腕を磨く練習の方法

学校行事の撮影は、本番で撮り直しがきかない仕事です。現場に入る前に、似た条件で練習しておくと、当日の失敗を減らせます。

動く被写体の練習には、地域のスポーツの試合や、公園で遊ぶ子ども(自分の家族など、撮影の許可がとれる相手)を撮るのが向いています。走る人をピントを外さずに追い続ける、連続で撮影したときにどのくらいの割合でピントが合っているかを確かめる、といった練習を重ねると、運動会の撮影で役に立ちます。

暗い場所の練習には、室内の照明だけで撮る、夕方の屋外で撮るといった方法があります。感度を上げたときにどのくらいざらつきが出るか、どのくらいのシャッタースピードならぶれないかを、自分のカメラで確かめておきます。

撮った写真は、そのままにせず、どの写真がよくて、どの写真がだめだったかを見直します。ピントが合っていない、顔が隠れている、背景がごちゃごちゃしているなど、失敗の理由を言葉にしておくと、次の撮影で同じ失敗を避けられます。写真館の研修で先輩のカメラマンに写真を見てもらえる機会があれば、積極的に意見を聞くと上達が早くなります。

撮影から写真販売までの流れ

外部カメラマンとして仕事を受けた場合、行事の当日から写真が保護者に届くまでは、おおむね次の流れで進みます。

  1. 事前の打ち合わせ。写真館から行事の日程、場所、プログラム、撮影する場面の指示を受ける
  2. 機材の準備。バッテリーの充電、メモリーカードの初期化、予備の用意をする
  3. 当日の受付。学校に着いたら、指定された場所で受付をして、撮影者であることが分かる腕章や名札を着ける
  4. 撮影。プログラムに沿って、指示された場面を撮る
  5. データの納品。撮影が終わったら、決められた方法でデータを写真館に渡す
  6. 選別と登録。写真館が、ぶれや目つぶりの写真を外し、販売サービスに登録する
  7. 保護者への公開。学校を通じて販売の案内が配られ、決められた期間だけ写真が公開される
  8. 注文と発送。保護者が注文した写真が、プリントやデータで届けられる

外部カメラマンの仕事は、多くの場合、5のデータの納品までです。写真の選別や販売サービスへの登録は写真館が行います。ただし、写真館によっては、撮影したカメラマンが一次選別まで担当することもあり、その分の作業も報酬に含まれるのか、別に支払われるのかを確かめておく必要があります。

写真の公開期間は、行事ごとに決まっています。期間が過ぎると購入できなくなるのが一般的なので、写真館は撮影からできるだけ早く写真を公開しようとします。そのため、外部カメラマンには、行事の当日か翌日までにデータを納品するよう求められることが多くあります。

報酬の決まり方と、仕事の量の見通し

学校行事の撮影の報酬は、写真館や撮影会社との契約で決まります。主な決まり方は次の3つです。

決まり方 内容 向いている人
日当、時間単位 1日や半日の撮影で決まった額が支払われる 収入の見通しを立てたい人
1件ごとの定額 行事1件ごとに決まった額が支払われる 短い行事を数多く受けたい人
販売に応じた分配 保護者が購入した額の一部が支払われる 撮影から販売までを自分で担う人

外部カメラマンとして写真館の仕事を受ける場合は、日当や1件ごとの定額が多く、販売額に応じた分配は、自分で撮影と販売を引き受ける場合に多い決まり方です。いずれも、交通費が報酬に含まれるのか、別に支払われるのかで手取りが変わるので、契約の前に確かめます。

仕事の量は季節によって大きく変わります。春と秋の運動会のシーズン、卒業式と入学式の時期は依頼が集中する一方、夏休みや冬休みの時期は学校行事がほとんどありません。学校行事の撮影だけで1年中同じ量の仕事を得るのは難しいので、副業として、行事の多い時期に集中して受ける働き方が現実的です。

学校の保護者の側から見ると、行事の写真の価格が高いと感じられることがあります。写真の価格には、撮影だけでなく、カメラマンの手配、写真の選別、販売サービスの利用料、プリントと発送の費用、学校との調整の手間が含まれています。外部カメラマンの報酬は、その中の撮影の部分にあたるので、写真の販売価格から想像するほど大きな額にはならないことも知っておきます。

契約の前に確かめること

学校行事の撮影を外部カメラマンとして受けるときは、写真館や撮影会社と業務委託の契約を結ぶのが一般的です。業務委託とは、雇われて働くのではなく、決められた仕事を1件ずつ引き受ける形の契約のことです。

個人で業務委託を受けるフリーランスを守る法律として、フリーランス・事業者間取引適正化等法があります。厚生労働省のフリーランスとして業務を行う方への案内では、法律の内容がこう説明されています。

個人で働くフリーランスに業務委託を行う発注事業者に対し、業務委託をした際の取引条件の明示、給付を受領した日から原則60日以内での報酬支払、ハラスメント対策のための体制整備等が義務付けられます。 出典: mhlw.go.jp

取引条件の明示とは、仕事の内容、報酬の額、支払いの期日などを、書面やメールで分かる形で示すことです。口頭の約束だけで撮影を引き受けるのではなく、次のような点が書面で示されているかを確かめます。

  • 撮影の内容。行事の名前、日時、場所、撮影する場面の範囲
  • 報酬の額と、交通費や駐車場代の扱い
  • 支払いの期日と方法
  • 納品の方法と期限。データの形式、受け渡しの手段
  • 写真の権利の扱い。撮影した写真を誰がどの範囲で使えるか
  • 雨天で延期や中止になったときの扱い
  • 機材が壊れたときや、データが失われたときの責任の範囲

特に、雨天の延期や中止の扱いは、運動会の撮影ではよく起きることなので、先に取り決めておきます。延期になった日に別の予定があって行けない場合にどうなるか、中止になった場合に報酬が出るのかを確かめておくと、後から行き違いが起きにくくなります。

契約や報酬の支払いで困ったときは、厚生労働省の案内にある「フリーランス・トラブル110番」に相談できます。発注した側との間で、報酬の未払いや、契約にない作業を求められたといったトラブルが起きたときの相談先です。

当日の撮影の心得

学校行事の撮影では、写真の腕と同じくらい、学校という場所での振る舞いが大切です。外部カメラマンは写真館の代わりに学校に入るので、1人の振る舞いが写真館と学校の信頼に関わります。

すべての子どもを均等に撮る

学校行事の写真販売で、保護者から寄せられる不満の多くは「うちの子が写っていない」というものです。目立つ子ども、前のほうにいる子どもばかりを撮ってしまうと、写真の少ない子どもの保護者は購入する写真を選べません。クラスや学年ごとに、全員が写るように意識して撮り、集合写真やクラスごとの写真で抜けがないようにします。写真館によっては、撮影の枚数の目安や、撮り漏れを防ぐための段取りが決められていることもあります。

行事の進行を妨げない

撮影のために子どもの前に出すぎたり、競技の邪魔になる位置に立ったりしないようにします。撮影してよい場所と、立ち入ってはいけない場所は、学校の先生や写真館の指示に従います。保護者の観覧席の前に立って視界を遮らないようにすることも大切です。

撮影を望まない子どもに配慮する

家庭の事情などで、写真の公開を望まない子どももいます。写真館から撮影や公開をしない子どもの情報を伝えられた場合は、その指示に従います。指示がない場合でも、撮影を嫌がる子どもに無理にカメラを向けないようにします。

先生や保護者との接し方

撮影の現場では、先生や保護者から声をかけられることがあります。「うちの子を撮ってほしい」と頼まれることもありますが、特定の子どもだけを多く撮ると、他の保護者との公平さが保てません。頼まれた場合は、全員を均等に撮っていることを丁寧に伝え、販売の方法や問い合わせ先は写真館の案内に沿って答えます。写真の価格や販売の期間など、自分で判断できない質問には答えず、写真館に確かめるよう案内します。

身だしなみと服装

学校の行事に合った、清潔で動きやすい服装で参加します。卒業式や入学式のような式典では、落ち着いた色の服装を求められることが多く、運動会では動きやすさが優先されます。服装の指定がある場合は、写真館の指示に従います。

機材のトラブルに備える

撮影中にバッテリーが切れる、メモリーカードがいっぱいになる、カメラが故障するといったトラブルは、取り返しがつきません。行事の写真は二度と撮り直せないので、予備のバッテリーとメモリーカードは必ず用意し、可能であれば予備のカメラも持っていきます。データを2枚のメモリーカードに同時に記録できるカメラを使うと、カードの故障に備えられます。

行事ごとに変わる撮影のポイント

学校行事と一口に言っても、行事によって撮り方も、求められる写真も大きく違います。主な行事ごとのポイントを整理します。

運動会、体育祭

運動会は、学校行事の撮影の中でもっとも依頼が多く、もっとも難しい行事です。動きの速い競技を、遠い距離から撮る場面が多く、望遠のレンズと、速いシャッタースピードが欠かせません。徒競走ではゴールの手前、リレーではバトンの受け渡し、ダンスや組体操では全体と個人の両方を撮るなど、競技ごとに狙う瞬間が違います。プログラムを事前に読み込み、どの競技でどの学年がどこに並ぶかを頭に入れておくと、撮り逃しを減らせます。

遠足、社会科見学

遠足や社会科見学は、学校の外で子どもたちに同行して撮影する行事です。集合写真、移動中の様子、見学先での表情、お弁当の時間など、1日の流れを追って撮ります。屋外を長時間歩くことが多いので、機材は軽めにまとめ、雨具や飲み物の準備も欠かせません。見学先の施設によっては、撮影してよい場所が決められていることがあるので、引率の先生の指示に従います。

卒業式、入学式

式典は、撮影の場所と動きが厳しく制限される行事です。式の最中は、決められた位置から静かに撮影し、シャッターの音にも気を配ります。卒業証書の授与のように、1人ずつ同じ場面を撮る場面では、全員を同じ構図で撮ることが求められます。式の前後の集合写真や、教室での最後の時間など、式典の外の場面も保護者に喜ばれる写真になります。

学芸会、音楽会、発表会

体育館やホールでの発表は、暗い場所での撮影になります。ストロボ(フラッシュ)を使うと発表の妨げになるので、多くの場合は使えません。暗い場所に強いカメラと、明るいレンズが必要になります。舞台の上の子どもたちは、出番によって立ち位置が変わるので、リハーサルの段階で並びを確かめられると撮りやすくなります。

宿泊を伴う行事

林間学校や修学旅行のように、泊まりがけの行事に同行する撮影もあります。日中の活動だけでなく、食事や夜の活動まで撮影することがあり、拘束時間が長くなります。報酬の決まり方、宿泊や食事の扱い、撮影しない時間の過ごし方などを、事前に詳しく確かめておく必要があります。

保護者に選ばれる写真の撮り方

学校行事の写真販売では、保護者が「買いたい」と思う写真をどれだけ撮れるかが、写真館にとっての成果になります。外部カメラマンにとっても、選ばれる写真を撮れる人は次の仕事を頼まれやすくなります。

保護者が選ぶのは、子どもの表情がよく分かる写真です。全体の様子を撮った写真も記録として必要ですが、購入される写真の多くは、1人か数人の子どもが大きく写り、顔の表情がはっきり分かる写真です。競技の真剣な顔、友達と笑い合う顔、ゴールしたあとの安心した顔など、その子らしさが出る瞬間を狙います。

もう1つ大切なのは、同じ子どもの写真を何枚か撮ることです。1枚だけだと、目をつぶっていたり、ぶれていたりして、保護者が選べないことがあります。同じ場面で連続して撮っておけば、写真館が選別するときに、よい1枚を残せます。

反対に、避けたいのは、子どもの後ろ姿ばかりの写真、顔が小さすぎて誰か分からない写真、競技の道具や他の子どもで顔が隠れている写真です。撮影の位置を少しずつ変えながら、いろいろな角度から子どもの顔が見える場面を探します。

運動会の日の流れの例

外部カメラマンとして運動会の撮影に入る日の流れを、例として示します。実際の時間や段取りは、学校と写真館によって違います。

時間の目安 すること
開始の1時間ほど前 学校に到着し受付、腕章を着ける。撮影してよい場所と立ち入れない場所を確かめる
開会式 全体の様子と、入場行進を撮る
午前の競技 プログラムに沿って、学年ごとの競技を撮る。撮り漏れのある学年を記録しておく
昼休み バッテリーとメモリーカードを確かめ、午後のプログラムを見直す
午後の競技 午前に撮り漏れた学年を意識しながら撮る。最後のリレーなどの見せ場を押さえる
閉会式 全体と、表彰の場面を撮る
終了後 機材を片付け、データを写真館の指定の方法で納品する

運動会の撮影では、1日に数千枚の写真を撮ることも珍しくありません。メモリーカードの容量と枚数には余裕を持たせ、途中でカードを交換するときは、撮影済みのカードを決まった場所に保管して紛失を防ぎます。

子どもの写真データの扱い方

学校行事の撮影では、たくさんの子どもの顔が写った写真を扱います。顔が分かる写真は、それだけで特定の個人を識別できる情報として扱われることがあり、取り扱いには細心の注意が要ります。

私物の端末やSNSに残さない

撮影した写真を、自分のSNSに投稿したり、作品集に使ったりすることは、写真館と学校の許可がない限りできません。作品集に使いたい場合でも、子どもの顔が分かる写真は使わないのが普通です。データを自宅のパソコンや個人のクラウドに保存したままにすることも、契約で禁止されていることが多いので、納品が終わったら決められた方法でデータを消去します。

受け渡しの方法を守る

データの受け渡しは、写真館が指定した方法で行います。メモリーカードを直接手渡しする、写真館が用意したアップロードの仕組みを使うなど、方法は写真館によって違います。自分の判断で、無料のファイル送信サービスや個人のメールで送ることは避けます。

紛失したときの連絡

メモリーカードを紛失した、データを誤って消してしまったといったときは、すぐに写真館に連絡します。隠したり、自分で何とかしようとしたりすると、問題が大きくなります。紛失したときの連絡先と手順を、仕事を始める前に確かめておきます。

副業として続けるための準備と注意

学校行事の撮影を副業として続けるには、本業との両立と、機材や税金の準備が欠かせません。

本業の就業規則を確かめる

会社員が副業として撮影の仕事を受ける場合は、まず勤め先の就業規則で副業が認められているかを確かめます。副業が届け出制になっている会社もあるので、規則に沿って手続きをします。公務員や、学校の職員の副業は、所属先の決まりで厳しく制限されていることが多いので、必ず所属先に確かめてください。

機材の準備

学校行事の撮影では、体育館の暗い場所や、運動会の遠くの競技を撮る場面が多いので、暗い場所に強いカメラと、望遠のレンズが求められます。写真館によって、求める機材の条件が決まっていることもあるので、応募する前に確かめます。最初から高価な機材をそろえる必要はなく、手持ちの機材で受けられる仕事から始め、続けられそうなら少しずつ機材を整えていく方法もあります。

もしものときの備え

撮影の現場では、三脚に子どもがつまずく、機材を落として人にけがをさせる、学校の備品を壊してしまうといった事故が起きる可能性があります。業務委託で仕事を受ける場合、こうした事故の責任を誰が負うのかは契約で決まります。写真館が加入している保険の対象に外部カメラマンも含まれるのか、自分で賠償の保険に入っておく必要があるのかを、仕事を始める前に確かめておきます。

自分の機材が壊れたり盗まれたりしたときの備えも考えておきます。高価なカメラやレンズを持ち歩く仕事なので、機材を対象にした保険や、火災保険などの特約で補償されるかを確かめておくと安心です。どの保険が合うかは、機材の金額や使い方で変わるので、保険会社の窓口で相談します。

収入の記録と税金

撮影の報酬は、業務委託の場合、給与ではなく事業や雑所得の収入として扱われます。会社員の場合、給与以外の所得の合計が20万円を超えると確定申告が必要です。基準は国税庁の確定申告が必要な人の案内で確かめられます。カメラやレンズ、交通費、メモリーカードなどは、仕事に使った割合で必要経費にできる場合があります。20万円以下でも住民税の申告は別に必要になるので、お住まいの市区町村で確かめます。

体力の配分

運動会の撮影は、朝早くから夕方まで、重い機材を持って校庭を動き回る仕事です。春と秋のシーズンに週末の撮影を続けて入れると、本業に疲れが残ることがあります。最初のシーズンは、受ける件数を控えめにして、自分の体力に合った量を見極めます。

運営者として見てきた、撮影の副業が続く人の共通点

在宅ワークとフリーランスの仕事の仲介を20年あまり続けてきた立場から見ると、撮影の仕事を長く続けている人には、写真の腕だけでなく、段取りと連絡の丁寧さという共通点があります。

学校行事の撮影では、事前の打ち合わせの内容を確かめる、納品の期限を守る、トラブルがあればすぐに連絡する、といった基本の積み重ねで、写真館から次の仕事を頼まれるかどうかが決まります。写真の技術に大きな差がなければ、連絡が早く、約束を守るカメラマンに仕事が集まります。

撮影の経験を重ねると、学校行事以外の仕事にもつながります。企業のイベントや社内行事の撮影、ネットショップの商品撮影、Webサイトに使う写真の撮影など、撮影の力を活かせる仕事は在宅とは限らないものの数多くあります。撮影した写真を加工したり、チラシやWebの素材に仕上げたりする力がつけば、デザインに近い仕事も受けやすくなります。デザインの仕事の報酬の目安はデザイナーの年収・単価相場で確かめられます。

仲介の手数料が乗らない直接の取引では、同じ予算でも受け手の手取りが厚くなります。写真館や地域の団体と直接やり取りし、継続して撮影を頼まれる関係ができると、季節ごとの仕事の見通しも立てやすくなります。依頼主とのやり取りの文面や、見積もりや契約の書類を整える力は、仕事で使う文章の基礎を問うビジネス文書検定の内容も参考になります。

学校行事の撮影を副業で始める第一歩は、動く被写体を撮った作品集を用意し、地域の写真館や撮影会社の外部カメラマン募集を探すことです。最初のシーズンは先輩のカメラマンの補助から入り、学校での振る舞いと撮影の段取りを身につけていくと、次のシーズンから1人で任される場面が増えていきます。在宅で活かせる資格やスキルも合わせて広げたい人は、在宅ワークに強い資格10選|自宅で稼げるスキルを身につけるも読んでみてください。

よくある質問

Q. 学校行事の撮影の仕事は未経験でも受けられますか?

未経験者を受け入れて研修を行う撮影会社もあります。最初は先輩のカメラマンの補助として現場に同行し、撮影の決まりや段取りを覚えてから1人で担当する形が一般的です。応募の際には、動く被写体を撮った写真の作品集と、持っている機材の一覧を求められることが多いので、事前に用意しておくと採用の判断がしやすくなります。

Q. 学校行事の撮影の報酬はどう決まりますか?

写真館や撮影会社の外部カメラマンとして受ける場合は、1日や半日の撮影ごとの日当や、行事1件ごとの定額で決まることが多くあります。自分で撮影と販売を引き受ける場合は、保護者の購入額に応じて分配される形もあります。交通費が報酬に含まれるかどうかで手取りが変わるので、契約の前に確認してください。

Q. 撮影した子どもの写真を作品集に使ってもよいですか?

写真館と学校の許可がない限り、撮影した写真を作品集やSNSに使うことはできません。子どもの顔が分かる写真は、許可があっても使わないのが一般的です。データの保存や消去の方法も契約で決められていることが多いので、納品が終わったら指示に従ってデータを扱ってください。

Q. 運動会が雨で延期になった場合はどうなりますか?

延期や中止の扱いは、写真館や撮影会社との契約によって違います。延期の日に撮影に入れない場合の扱いや、中止になった場合に報酬が出るかどうかを、契約の前に書面で確認しておくと安心です。運動会のシーズンは天候で日程が変わることが多いので、予備日の予定も空けておけるかを考えて引き受けてください。

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年1月1日最終更新:2026年10月19日
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