受発注システムの選び方|自社の発注量と業種から最適解を絞る手順 2026


この記事のポイント
- ✓受発注システムの選び方を発注量・業種・予算の3軸で整理
- ✓FAX/電話からの脱却手順
- ✓タイプ別の比較ポイント
「受発注システムを入れたほうがいいのは分かっている。でも種類が多すぎて、どれが自社に合うのか分からない」。このご相談、本当に多いんです。
大丈夫ですよ。あなたは一人じゃありません。受発注システムの選び方でつまずく方の多くは、機能の多さや価格の幅に圧倒されているだけで、判断の軸さえ決まれば候補は一気に絞れます。この記事では、自社の発注量と業種という2つの入り口から、最適なシステムを絞り込む手順を、はじめて選ぶ担当者の方にも分かる言葉でお話しします。
先に結論をお伝えします。受発注システムの選び方は「多機能なものを探す」のではなく「自社の取引量・取引先の数・業種特有の商習慣」に合うものを選ぶことです。高機能でも自社の業務に合わなければ現場は使ってくれず、宝の持ち腐れになります。この記事を最後まで読めば、あなたが今どのタイプを検討すべきか、料金の目安はいくらか、契約前に何を確認すべきかが、順を追って整理できます。
受発注システムとは?なぜ今、選び方が問われているのか
受発注システムとは、商品やサービスの注文・発注のやりとりを、電話・FAX・メールといったアナログな手段から、Web上の画面や専用アプリに置き換える仕組みのことです。発注する側は注文画面から必要な商品を選んで送信し、受注する側はその注文データをそのまま自社の在庫管理や出荷業務に流し込めます。
これまで、多くの中小企業や店舗では、受発注のやりとりに電話やFAXが使われてきました。私がお話をうかがう経営者の方の中にも、「先方がFAXしか使わないから、うちも変えられない」と半ばあきらめている方が少なくありません。ですが、この数年で状況は大きく変わりました。
背景にあるのは、慢性的な人手不足と、取引先側のデジタル化です。総務省の情報通信白書でも、中小企業のデジタルツール活用が業務効率化の鍵として繰り返し取り上げられています。手作業での転記や電話対応にかかっていた時間を、システム化によって3割から5割削減できたという声も珍しくありません。
電話での受発注の場合には、相手の営業時間や担当者の都合に合わせる必要がありますが、システム上ならば24時間いつでも受発注可能。深夜や休日など、営業時間外の取りこぼしを防いで受注の機会を増やしたり、自社の都合で発注業務を進めたりすることができるようになります。 出典: aspicjapan.org
つまり、受発注システムは単なる「便利ツール」ではなく、営業時間外の取りこぼしを防ぎ、担当者の属人化を解消し、人手不足の中でも取引を回し続けるための土台になっているのです。選び方が問われるのは、それだけ経営に直結する投資になったからにほかなりません。
「受発注システム」と「受注管理システム」の違い
まず言葉の整理からしておきましょう。似た名前のシステムが多く、ここで混乱する方がとても多いのです。
「受発注システム」は、発注する側と受注する側の両方をつなぐ、注文のやりとりそのものを担う仕組みを指します。取引先に注文画面を提供し、そこから入った注文を自社が受け取る、いわば取引の入り口です。
一方「受注管理システム」は、入ってきた注文をどう処理するか、つまり在庫の引き当て・出荷指示・請求までの社内業務の流れを管理するものです。ECサイトやモール(楽天・Amazonなど)からの注文を一元管理するタイプも、この受注管理に含まれます。
さらに「発注管理システム」は、自社が仕入れる側として、複数の仕入先への発注をまとめて管理する仕組みです。あなたが今、どの立場で何を効率化したいのかによって、選ぶべきシステムのカテゴリーが変わります。この記事では、外部に業務や仕入れを「発注する側」の視点を中心に、選び方を整理していきます。
市場動向と料金相場|受発注システムはいくらかかるのか
選び方を考える前に、そもそもいくらかかるのかが気になりますよね。ここが分からないと、社内で予算の相談もできません。相場観を先にお伝えします。
受発注システムの多くはクラウド型(SaaS)で提供されており、初期費用と月額費用の2本立てが基本です。規模や機能によって幅がありますが、目安としては次のようになります。小規模向けのシンプルなプランで初期費用が0円から5万円、月額が1万円から3万円程度。中規模で機能が充実したものになると、初期費用10万円から50万円、月額5万円から20万円あたりが一つの相場です。
大企業向けや、自社の商習慣に合わせて作り込むカスタマイズ型になると、初期費用が100万円以上、場合によっては数百万円規模になることもあります。取引先の数に応じて課金されるアカウント課金型もあり、この場合は取引先が増えるほど月額が上がる点に注意が必要です。
料金の幅がこれだけ広いのは、受発注システムが「誰でも同じものを使う」商品ではなく、業種や取引形態に合わせて設計されているからです。ですから「一番安いから」「一番高機能だから」という理由だけで選ぶと、後で合わなくなります。まず自社の発注量と取引先数を把握することが、料金交渉の出発点になります。
IT導入補助金でコストを抑える選択肢
「導入したいけれど、まとまった初期費用が捻出しづらい」。そんな中小企業の方に知っておいてほしいのが、国のIT導入補助金です。中小企業庁が所管するこの制度では、業務効率化に資するITツールの導入費用の一部が補助されます。
補助率や上限額は年度ごとに見直されますが、対象ツールとして登録された受発注システムであれば、導入費用の一定割合が補助されるため、実質的な負担を大きく下げられます。補助金の活用には、あらかじめ登録された「IT導入支援事業者」を通じて申請する必要があるため、検討しているシステムのベンダーが対応しているかを確認しておきましょう。
制度の詳しい条件や、FAXからクラウドへの移行を補助金でどう進めるかについては、受発注システムのクラウド化2026|FAXから脱却してIT導入補助金を活用する方法で具体的な手順を解説しています。予算の壁で迷っている方は、あわせて読んでみてください。
受発注システムの3タイプ|自社に合うのはどれか
ここからが選び方の核心です。受発注システムは、大きく3つのタイプに分けて考えると、一気に選びやすくなります。多機能なものを片っ端から比べるのではなく、まず「どのタイプが自社に合うか」を決めてから、その中で候補を絞るのが賢い進め方です。
タイプ1:すぐ使える標準型(利用企業が多いタイプ)
1つ目は、あらかじめ用意された機能をそのまま使う標準型です。テンプレートに沿って商品情報や取引先を登録すれば、最短で数日から数週間で運用を始められます。初期費用が抑えられ、月額も比較的安いのが魅力です。
このタイプが向いているのは、取引の流れが比較的シンプルで、業界標準的な商習慣で回っている会社です。飲食店への食材卸、日用品や資材の定期発注など、「同じ相手に、決まった商品を、繰り返し注文する」ような取引に強みを発揮します。多くの企業が使っている分、操作に迷ったときの情報も見つけやすく、はじめての導入で失敗しにくいのがこのタイプです。
一方で、自社独自の値引きルールや複雑な単価設定には対応しきれない場合があります。「うちはお客さんごとに掛け率が違う」「ロット割引が細かい」といった事情がある場合は、標準型でどこまで表現できるかを、無料トライアルで必ず確認してください。
タイプ2:作り込めるカスタマイズ型
2つ目は、自社の業務フローや商習慣に合わせて画面や機能を作り込めるカスタマイズ型です。取引先ごとの単価表、承認フロー、独自の帳票など、標準型では表現しきれない要件に対応できます。
このタイプが向いているのは、取引の条件が複雑で、既存の業務プロセスを変えたくない中堅・大企業です。長年の取引で積み上がった独自ルールがあり、それをシステム側に合わせて捨てるのが難しい場合、カスタマイズ型が現実解になります。
ただし、初期費用が100万円を超えることも多く、導入までに数か月かかるのが一般的です。要件定義や設計に社内の工数もかかります。「作り込めば何でもできる」からこそ、要件が曖昧なまま進めると費用が膨らみます。何を必須とし、何を諦めるかの線引きを先に社内で決めておくことが、カスタマイズ型で失敗しないコツです。
タイプ3:周辺業務まで効率化する統合型
3つ目は、受発注だけでなく、在庫管理・出荷・請求・会計連携まで一気通貫でカバーする統合型です。注文が入ったら在庫が自動で引き当てられ、出荷指示が出て、請求データまで生成される、といった業務全体の自動化を狙えます。
このタイプが向いているのは、受発注の前後の業務まで含めて効率化したい会社、複数の販売チャネル(自社EC・モール・電話注文)を一元管理したい会社です。バラバラのツールを使っていて、データの二重入力に疲れている場合、統合型に集約するとミスも工数も減ります。
反面、機能が多い分、導入も運用も重くなります。使わない機能まで抱えてコストだけかさむこともあるため、「今すぐ必要な範囲」と「将来必要になりそうな範囲」を分けて考えることが大切です。最初から全部入りを目指さず、段階的に機能を広げられる製品を選ぶと、無理なく育てていけます。
受発注システムを導入するメリット
タイプが見えてきたら、次は「導入すると具体的に何が良くなるのか」を整理しておきましょう。社内で稟議を通すときにも、このメリットを言語化できていると話が早く進みます。
まず最大のメリットは、業務時間の削減です。電話やFAXで受けた注文を手作業でシステムに入力し直す作業がなくなり、転記ミスも激減します。受注担当者が注文対応に追われていた時間を、より付加価値の高い仕事に振り向けられます。人手不足に悩む会社ほど、この効果は大きく感じられます。
次に、受注機会の増加です。24時間いつでも注文を受けられるため、営業時間外の取りこぼしを防げます。取引先も、自分の都合の良い時間に発注できるようになり、両者にとって使い勝手が上がります。電話がつながらずに他社へ流れていた注文を、確実に取り込めるようになるのです。
3つ目は、データの見える化です。誰が・いつ・何を・いくつ注文したかがデータとして残るため、売れ筋の把握、需要予測、取引先ごとの傾向分析がしやすくなります。勘と経験だけに頼っていた仕入れや在庫の判断に、客観的な数字の裏付けが加わります。こうした分析視点は、システム全体の設計を担う専門職の領域でもあり、システムコンサルタント・設計者の年収・単価相場を見ると、業務のデジタル化を支える人材がどれだけ求められているかがうかがえます。
そして4つ目、属人化の解消です。「あの取引先の対応はベテランのAさんしか分からない」という状態は、その人が休むと業務が止まるリスクを抱えています。受発注をシステム化すれば、注文のルールや履歴が全員に共有され、担当者が変わっても業務が回り続けます。
受発注システムを選ぶときの比較ポイント
いよいよ具体的な選び方です。候補が数社に絞れたら、次の観点で横並びに比較してください。ここを押さえておけば、営業トークに流されず、自社にとって本当に必要なものを見極められます。
発注量・取引先数に見合った規模か
まず、自社の月間の注文件数と取引先の数を書き出してください。ここが選び方の一番の土台です。月に数十件の注文なら小規模向けの標準型で十分ですし、数千件を超えるなら処理速度や同時アクセスに耐える規模のシステムが必要です。
取引先の数も重要です。取引先ごとに課金されるプランの場合、取引先が多いと月額が跳ね上がります。逆に、取引先が少なければ、多機能な統合型はオーバースペックになりがちです。「今の規模」と「3年後に増えそうな規模」の両方を見積もって、無理なく広げられる余地のある製品を選びましょう。
自社の業種・商習慣に対応できるか
次に、業種特有のルールに対応できるかを確認します。食品なら賞味期限やロット管理、アパレルならサイズ・カラーの在庫管理、建材なら長さや単位のバリエーションなど、業種ごとに必ず「これができないと使えない」という要件があります。
同業種での導入実績があるベンダーは、こうした業界特有の要件を最初から想定して作っているため、導入がスムーズです。医療機関のように制度対応が求められる分野では、医療・クリニックのIT導入補助金活用2026|電子カルテ・予約システムの選び方のように、業界に特化した選び方の視点が欠かせません。商談の際は「同じ業種での導入事例はありますか」と必ず聞いてください。
取引先が使いやすいか
見落としがちですが、実はとても大切なのが、取引先(発注する相手)にとっての使いやすさです。どれだけ自社にとって便利でも、取引先が「使いにくい」と感じれば、結局FAXや電話に戻ってしまいます。
私がある卸売業の方から聞いた話ですが、高機能なシステムを導入したのに、取引先の高齢の担当者が画面操作についていけず、結局これまで通り電話注文が続いた、というケースがありました。取引先のITリテラシーや、注文の頻度に合った操作性かどうかを、導入前に相手側の視点で確認しておくことが、定着のカギになります。
既存システムと連携できるか
すでに在庫管理や会計のシステムを使っている場合、それらと連携(データのやりとり)ができるかを確認します。連携できないと、結局データを手で移し替える二重入力が発生し、システム化の意味が半減します。
API連携やCSVでのデータ入出力に対応しているか、使っている会計ソフト(freeeやマネーフォワードなど)とつながるかを、契約前にチェックしましょう。freeeの会計ソフトやマネーフォワードのクラウドサービスのように、多くの業務ソフトが外部連携に対応する時代ですから、連携の可否は選び方の重要な分かれ目になります。
サポート体制と料金の透明性
最後に、導入後のサポート体制です。トラブルが起きたとき、電話やチャットですぐ相談できるか、追加費用はかかるかを確認してください。安さだけで選んで、いざというときサポートが有償だったり、対応が遅かったりすると、現場が混乱します。
料金についても、月額以外に「取引先追加ごとの費用」「機能追加のオプション費用」「サポート費用」が別建てになっていないかを、見積もりの段階で細かく確認しましょう。総額でいくらになるのかを掴んでおくことが、後悔しない選び方につながります。
受発注システムの注意点と失敗しないためのチェック
ここでは、導入でつまずきやすいポイントを、あらかじめお伝えしておきます。転ばぬ先の杖として読んでください。
一番多い失敗は、「多機能なものを選んだのに、現場が使いこなせない」というものです。導入を決めるのは経営層や情報システム担当でも、実際に毎日使うのは現場の担当者です。現場の声を聞かずに高機能なものを入れると、操作が難しくて使われず、投資が無駄になります。選定の段階から、実際に使う人を巻き込んでください。
2つ目は、「取引先への説明・移行を軽く見る」ことです。自社だけが便利になっても、取引先が新しいやり方に移ってくれなければ受発注は成立しません。切り替え時期には、取引先への丁寧な案内、操作マニュアルの提供、当面はFAXと併用する移行期間の設定など、相手に寄り添った準備が欠かせません。
3つ目は、「無料トライアルを使わずに契約する」ことです。カタログや営業説明だけで判断せず、必ず無料期間や無料プランで、自社の実際の取引を試してください。画面の入力のしやすさ、帳票の見た目、スマホでの操作感など、触ってみて初めて分かることがたくさんあります。多くのベンダーが無料トライアルを用意していますから、これを使わない手はありません。
そして4つ目、契約条件の確認です。最低利用期間の縛り、解約時の条件、データを他社に移す(エクスポートする)ときの手数料などは、契約書に必ず目を通してください。取引条件に関わる書類の読み方に不安があれば、ビジネス文書検定で扱われるような基本的な文書リテラシーが役立ちます。契約は始まりであって、合わなければ乗り換える自由も確保しておくべきです。
外注という選択肢|システム導入と直接依頼、どちらが得か
ここで一つ、視点を広げてお話しします。受発注システムの導入を検討している方の中には、そもそも「この業務、全部自社で抱える必要があるのか」と悩んでいる方もいるはずです。
たとえば、受発注のデータ入力や、システムの初期設定、取引先への案内文の作成といった作業は、必ずしも社員がやらなくてもよい業務です。こうした周辺業務を、外部のフリーランスや専門業者に依頼するという選択肢があります。システム自体の構築を頼みたいなら、Web・業務システム開発のお仕事のような開発案件として依頼できますし、データ入力やマニュアル作成なら事務系の在宅ワーカーに任せることもできます。
ここで、発注する側として知っておいてほしいことがあります。同じ作業を依頼するにも、依頼のルートによって費用が大きく変わるのです。代理店や仲介会社を通すと、その会社の取り分(中間マージン)が費用に上乗せされます。一方、フリーランスへ直接依頼すれば、この中間マージンがない分、同じ予算でもより多くの作業を頼めますし、依頼した相手の手取りも厚くなります。
20年、市場を見てきて感じること
在宅ワーク・フリーランス市場を20年運営してきた立場から、一つお伝えしたいことがあります。
長く良い関係を続けている発注者と受注者を見ていると、共通しているのは「単発の作業のやり取り」ではなく「この人に任せると楽」という信頼の関係を丁寧に育てていることです。安さだけで相手をコロコロ変える発注者よりも、適正な報酬を払い、業務の背景まで共有する発注者のほうが、結果的に質の高い仕事を安定して受け取っています。
そして、中間マージンが乗らない直接取引には、金額以上の意味があります。手数料0%で直接つながるということは、依頼者は同じ予算でより多くを頼めて、受け手は手取りが厚くなる、という双方が得をする構造です。これは単に「安く外注できる」という話ではありません。浮いたコストが受け手の手取りに回ることで、相手のモチベーションと仕事の質が上がり、それが依頼者に返ってくる。20年見てきて、この好循環が回っている関係が一番長続きしています。受発注システムというデジタルの効率化と、人と人との直接のつながりは、決して矛盾しないのです。
発注前に依頼内容を言語化する
外部に依頼する場合、システム導入と同じく「何を頼むか」を明確にすることが成否を分けます。私自身、初めて外部にマニュアル作成を頼んだとき、依頼内容をふわっとしたまま渡してしまい、期待と違うものが上がってきて何度もやり直しになった経験があります。安さで選んだこともあり、コミュニケーションに時間がかかって、結局は割高についてしまいました。
この失敗から学んだのは、発注の前に「完成イメージ」と「してほしくないこと」を文章にしておくことの大切さです。依頼文や仕様書を書く力は、そのまま外注の質を左右します。文章のプロに任せたいなら、著述家,記者,編集者の年収・単価相場を参考に、ライティングやマニュアル作成を専門家へ依頼するのも一つの手です。また、システム連携やネットワークまわりの知識が必要な場面では、CCNA(シスコ技術者認定)のような資格を持つ技術者に相談すると、話が早く進みます。
独自データ考察|デジタル化と直接取引が両立する時代へ
最後に、私たちが在宅ワーク・フリーランス市場を運営する中で見えてきた傾向を、客観的な視点でお話しします。
受発注のデジタル化が進むほど、逆説的に「誰に頼むか」という人の選び方が重要になっています。システムが業務を標準化・自動化してくれるからこそ、その仕組みを設計したり運用を回したりする人の力量が、成果を分けるようになっているのです。医療分野でオンライン診療のシステム選定が注目されているように、2026年のトレンド!オンライン診療導入のメリットと主要システムの特徴で解説したような業界特化の知見を持つ人材の価値が、あらゆる分野で高まっています。
私たちが見てきた限りでは、システム導入で成果を出している会社ほど、必要な専門業務を柔軟に外部へ切り出しています。すべてを自社で抱え込むのではなく、システムの構築・データ整備・運用支援といった専門性の高い部分を、その分野に強いフリーランスへ直接依頼する。これによって、固定費を抑えながら、必要なときに必要なスキルを確保しています。
そして、その依頼先を選ぶときにも、受発注システムの選び方とまったく同じ原則が当てはまります。「一番安い」でも「一番実績が派手」でもなく、「自社の課題に合っていて、長く付き合えるか」で選ぶこと。中間マージンのない直接取引であれば、同じ予算でより厚い仕事を受けられ、相手の手取りも守られます。人材を探すなら、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事や作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事のように、業務委託マッチングサービスを通じて専門家と直接つながる方法があります。
受発注システムの選び方に、たった一つの正解はありません。けれど、自社の発注量と業種を起点に、タイプを絞り、比較ポイントで見極め、無料トライアルで確かめる。この手順を踏めば、必ずあなたの会社に合う一つにたどり着けます。焦らなくて大丈夫です。今日お話しした軸を手元に置いて、一つずつ確かめていってください。あなたの会社の受発注が、もっと楽に、もっと確実に回るようになることを願っています。
よくある質問
Q. 受発注システムの費用はどのくらいかかりますか?
小規模向けの標準型で初期費用0〜5万円・月額1〜3万円、中規模で機能が充実したもので初期費用10〜50万円・月額5〜20万円が目安です。自社の商習慣に合わせるカスタマイズ型は初期費用100万円以上になることもあります。取引先数に応じた課金プランもあるため、総額で見積もることが大切です。
Q. 受発注システムはどうやって選べばよいですか?
まず自社の月間注文件数と取引先数を把握し、そこから「標準型・カスタマイズ型・統合型」のどのタイプが合うかを決めます。次に業種特有の商習慣に対応できるか、取引先が使いやすいか、既存システムと連携できるかを比較します。最後に必ず無料トライアルで実際の取引を試してから契約しましょう。
Q. 導入費用を補助金で抑えることはできますか?
はい。中小企業庁が所管するIT導入補助金では、対象ツールとして登録された受発注システムの導入費用の一部が補助されます。補助を受けるにはあらかじめ登録されたIT導入支援事業者を通じて申請する必要があるため、検討中のベンダーが補助金申請に対応しているかを事前に確認してください。補助率や上限は年度ごとに見直されます。
Q. システム導入と外注、どちらがコストを抑えられますか?
両立できます。受発注のデジタル化はシステムで進めつつ、初期設定やデータ入力、マニュアル作成といった周辺業務は外部へ依頼する方法があります。その際、代理店を通すと中間マージンが上乗せされますが、フリーランスへ直接依頼すればマージンがない分、同じ予算でより多くを頼め、受け手の手取りも厚くなります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
中西 直美@SOHO編集部
産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。
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