認可外保育園の面接で聞かれること|現場が見ている点と、聞き返すこと


この記事のポイント
- ✓認可外保育園の採用面接で実際に聞かれる質問と
- ✓その裏にある園の意図を整理しました
- ✓答えにくい質問への返し方
面接の前日、眠れなくなる方がいます。「何を聞かれるか分からないから怖い」。こういう相談、本当によくあります。
大丈夫ですよ。認可外保育園の採用面接で聞かれることは、実はかなり限られています。園の側も、限られた時間で知りたいことがはっきりしているからです。何を知りたくてその質問をしているのかが分かれば、答えは自然に出てきます。
なお、認可外保育園の面接という言葉には2つの意味があります。ひとつは保護者が入園のために受ける面談、もうひとつは働く人の採用面接です。この記事は後者、つまり保育士や保育補助として働くための面接について書きます。
この記事では、実際に聞かれる質問とその意図、答えにくい質問の返し方、そしてあなたの側から聞き返すべきことを順番に整理します。面接は品定めされる場ではなく、お互いが確かめ合う場です。そう思えるようになるための材料を並べていきます。
必ず聞かれる質問と、その裏にある意図
認可外保育園の採用面接で出てくる質問は、だいたい次の型に収まります。ひとつずつ、園が何を知りたいのかと一緒に見ていきます。
「志望動機を教えてください」。この質問で園が知りたいのは、熱意の量ではありません。うちが認可外であること、うちがこういう規模と体制であることを分かって応募しているか、です。認可外は人数が少ないので、1人が抜けるとシフトが組めなくなります。だから、続くかどうかが最重視されます。園に固有の事実を1つでも口にできると、それだけで印象が変わります。
「前職の退職理由を教えてください」。ここで見られているのは、同じ理由でまた辞めないかどうかです。人間関係が理由だった場合でも、その言葉をそのまま使わないほうが安全です。あとで具体的な言い換えを書きます。
「保育で大切にしていることは何ですか」。この質問は、園の方針と合うかを見ています。だから、答えるときに園の方針を意識してください。異年齢保育をしている園に「年齢ごとの発達段階に沿った関わり」とだけ答えると、少しずれます。
「子どもが泣き止まないとき、どう対応しますか」。これは具体的な場面での判断を見る質問です。正解はありませんが、「まず原因を探す」「一人で抱えずに周りに声をかける」という2つの要素が入っていると、現場の動き方が分かっている人だと伝わります。
「勤務可能な時間帯を教えてください」。ここは最も現実的な質問です。認可外は開所時間が長い園が多く、早番と遅番のシフトが必ずあります。ここで曖昧に答えると、園はシフトを組む計算ができません。入れる時間帯と、入れない曜日を、はっきり伝えてください。
「保護者から強く言われたとき、どうしますか」。認可外は保護者と園が直接契約するので、保護者の要望が直接届きます。この質問には、「その場で判断せず、園として確認してお返事する」という答え方が現実的です。個人で判断して答えてしまうと、職員ごとに回答が違うという事態になるからです。
「何か質問はありますか」。これが実は一番重要な質問です。ここで「特にありません」と答えると、関心がないと受け取られます。後半で、聞くべき7つの質問を挙げます。
園が本当に確かめたいのは、3つだけです
質問はいくつもありますが、園が確かめたいことは3つに集約されます。ここを押さえておくと、どんな質問が来ても軸がぶれません。
1つめは、続くかどうかです。認可外保育園、特に定員19人以下の小規模な園では、常勤が4人から6人程度という体制がよくあります。1人が辞めると、残りの人で回すことになり、その負担が次の退職を呼びます。だから採用の場面では、能力よりも定着の見込みが優先されることがあります。
続く見込みを示すには、通勤時間、家庭の事情、勤務可能な時間帯を具体的に伝えることが有効です。「自宅から徒歩12分なので、早番にも安定して入れます」。こういう情報が、園にとっては何よりの安心材料になります。
2つめは、安全に対する感度です。認可外保育施設は、都道府県等への届出が義務づけられ、年1回以上の立入調査の対象になっています。園は、行政の目が入る前提で運営しています。
だから、午睡時の確認や記録に対する姿勢は、必ずどこかで確かめられます。直接聞かれなくても、一言添えておいてください。「午睡中の呼吸と体位の確認を5分ごとに行い、記録に残しておりました」。具体的な頻度が入ると、実際にやってきたことが伝わります。
3つめは、シフトが組めるかどうかです。これは本当に切実な問題です。開所時間が12時間ある園を5人で回すとなると、パズルのような調整が必要になります。
あなたがどの時間帯に入れるかは、園にとって採用可否を左右する情報です。無理をして「何時でも大丈夫です」と答えないでください。入ってから続かなくなると、お互いが損をします。
この3つを念頭に置いて答えを組み立てると、どの質問にも一貫した答えが出せます。逆に言えば、この3つ以外のことを心配しなくてよい、ということでもあります。
答えにくい質問への、返し方
面接で心拍数が上がるのは、たいてい決まった質問です。ここは事前に言葉を用意しておくと、ぐっと楽になります。
前職を人間関係で辞めた場合。この言葉をそのまま使うと、「次でも同じことが起きる」と読まれます。代わりに、条件や体制の話に置き換えてください。「体制について事前の確認が不十分なまま入職してしまい、結果として長く続けられませんでした。今回は見学の際に人数と勤務シフトを確認したうえで応募しております」。
この言い方なら、原因を自分の側の確認不足として引き受けたうえで、今回は対策済みだと示せます。前の園を批判する言葉はひとつも入っていません。
短期間で辞めた職歴がある場合。隠さないでください。履歴書と面接の内容が食い違うほうが、印象が悪くなります。期間を先に言って、そのあとに学んだことを続けます。「5か月で退職いたしました。その経験から、入る前に人数と記録の時間を確認することの重要性を学びました」。
ブランクがある場合。育児、介護、療養で離れていた期間は、理由を短く述べて、復帰の準備として何をしたかを続けます。準備の具体性が意思の証明になります。「3年間離職しておりました。復帰にあたり、事故防止と感染症対応の手引きを読み直しました」。
体力を心配された場合。年齢を理由に遠回しに聞かれることがあります。「これまで10年間、大きな体調不良で休んだことはありません」と事実で答えるのが最も強い。具体的な健康習慣があれば添えてもよいです。
無資格であることを聞かれた場合。認可外保育施設では、保育に従事する者のうち3分の1以上が保育士または看護師であればよいとされています。つまり、無資格での採用が制度上成り立ちます。だから、資格がないことを謝るのではなく、何ができるかを話してください。接客経験、事務経験、子育て経験。どれも現場で使えます。
希望給与を聞かれた場合。ここで黙ってしまう方が多いのですが、相場を知っていれば落ち着いて答えられます。保育士の年収・単価相場には地域や雇用形態による幅がまとまっているので、面接前に一度見ておくと、提示額が相場の中のどのあたりかを判断できます。
答えにくい質問に共通するコツをひとつ。すぐに答えようとせず、一呼吸置いてください。3秒の沈黙は、聞いている側にはほとんど気になりません。焦って話し始めるほうが、内容がまとまらなくなります。
実技や見学がある場合、見られているのはここです
認可外保育園の採用では、面接だけでなく、実際に保育室に入る時間が設けられることがあります。半日体験、実技試験、見学を兼ねた同行など、呼び方はさまざまです。
ここで見られているのは、保育の技術そのものではありません。もちろん技術も見られますが、それ以上に見られているのは、3つの行動です。
1つめは、周りを見ているかどうか。子どもと関わっているとき、他の職員がどう動いているかに気づけるか。誰かが手を離せない状況で、代わりに動けるか。少人数の職場では、この連携がすべてです。
2つめは、確認するかどうか。分からないことを勝手に判断せず、「これはどうすればよいですか」と聞けるか。自己判断で動く人は、少人数の職場では危険とみなされます。逆に、確認が多すぎても手が止まると思われるので、緊急でないことはまとめて聞くとよいです。
3つめは、子どもへの声のかけ方です。指示だけになっていないか、名前を呼んでいるか、しゃがんで目線を合わせているか。ここは意識すればすぐに変えられます。
もうひとつ、あなたの側から見てほしいものがあります。それは職員の表情です。
保育は体を使う仕事なので、疲れているのは自然なことです。でも、表情が固まっている職員が複数いる園は、何かが起きている可能性があります。逆に、職員同士が名前で呼び合っていて、困っている人がいたら誰かが動く園は、体制が機能しています。
休憩室があるかどうかも確認してください。休憩室がない園では、休憩時間に保育室にいることになります。子どもがいる空間で休憩を取るのは、実質的に休憩になりません。
事務スペースがあるかどうかも大切です。事務スペースがない園では、連絡帳や日誌を子どもの横で書くことになり、集中できないので時間がかかります。結果として、終業後に残ることになります。
見学の時間が短い場合は、見るものを絞ってください。優先順位は、職員同士のやりとり、休憩室の有無、記録が手書きかアプリか。この3つです。
こちらから聞き返すべき、7つの質問
面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれたとき、何を聞くかで結果が変わります。質問をしない人は、関心がないと受け取られます。
聞くべきことは決まっています。7つ挙げます。
1つめ、常勤とパートの人数です。「常勤の方が何名で、パートの方が何名いらっしゃいますか」。定員と合わせると、体制がほぼ見えます。
2つめ、有資格者の人数です。認可外は3分の1以上という基準なので、基準ちょうどなのか全員有資格者なのかで働きやすさが変わります。
3つめ、開所時間と勤務シフトの種類です。開所が12時間なのに募集シフトが1種類しかない場合、早番と遅番を既存の職員で回している可能性があります。
4つめ、記録を書く時間です。「連絡帳や日誌を書く時間は、勤務時間の中に組み込まれていますか」。この答え方で、その園の労務に対する姿勢が分かります。
5つめ、有給の取得状況です。「昨年度、皆さんはどのくらい有給を取得されましたか」。取得率を答えられない園は、把握していないということです。
6つめ、行事の準備です。「行事の準備は、いつ行っておられますか」。持ち帰りが前提の園では、ここで言葉が濁ります。
7つめ、入職後の流れです。「入職後、どのくらいの期間で担任を持つことになりますか」。この質問は、あなたが長く働く前提で考えていることを示す効果もあります。
聞き方のコツは、条件を確かめたいという言い方ではなく、働くイメージを持ちたいという言い方にすることです。「入職後の1日をイメージしたいのですが」と前置きすると、当然の質問として受け取られます。
こういう相談がよくあります。「条件を聞くと、やる気がないと思われませんか」。大丈夫ですよ。条件を確認するのは、長く働く意思がある人がすることです。むしろ、何も聞かずに入って早く辞めるほうが、園にとっても損失になります。
園を調べる姿勢そのものが評価される、という点については、保護者向けの園選びの解説にも同じ考え方が出てきます。
そうはいっても、保育に前向きに取組んでいる園であれば、園からの情報発信にも力を入れているはずですので、まずは「インターネット上で情報収集できる範囲で、登園圏内にある認可外保育園をリストアップする」ことを優先させればよいと思います。効率よく動くためにははじめのリスト化も大事ですが、実際に入園に結びつけるには見学や申込みといったアクションを早めに起こすことも重要です。 出典: hoikuennavi.jimdofree.com
これは保護者に向けた助言ですが、働く側にもそのまま当てはまります。情報発信に力を入れている園は、働く人に対しても情報を出してくれる傾向があります。逆に、サイトに職員数も開所時間も載っていない園は、面接でも情報が出てこないことが多い。
答えを濁されたとき、どう読めばよいか
質問をすると、はっきり答えてくれる園と、言葉を濁す園があります。ここは重要な判断材料なので、読み方を書いておきます。
「うちは残業はほとんどないですよ」とだけ言われた場合。ほとんどという言葉は、量を示していません。「先月の残業時間は、平均でどのくらいでしたか」と数字で聞き直してください。把握している園なら、すぐに数字が出ます。
「有給は取れますよ」とだけ言われた場合。取れる制度があることと、実際に取れていることは別です。「昨年度の取得日数の平均はどのくらいですか」と聞き直します。
「みんな家族みたいな雰囲気です」と言われた場合。この言葉自体は悪くありませんが、労働条件の説明を求めたときにこれが返ってくるなら、話をそらされています。もう一度、具体的な項目に戻してください。
「持ち帰りはありません」と言われたのに、事務スペースがない場合。矛盾しています。記録をどこで書いているのかを聞いてください。
答えを濁された項目は、覚えておいてください。答えられないのは、把握していないか、言いたくないかのどちらかです。どちらであっても、入職後に問題になりやすい部分だと考えて差し支えありません。
面接で聞いた内容は、その場か直後にメモを取ってください。あとで書面の労働条件と食い違った場合、メモが比較の材料になります。メモを取ること自体は失礼ではなく、真剣さの表れとして受け取られます。
ひとつ、私自身の失敗も書いておきます。相談の仕事に移る前、条件のよい職場を受けたことがありました。面接で違和感があったのに、条件表の数字がよかったので、自分の感覚を無視して進めてしまった。結果として、長く続きませんでした。
あの違和感には理由がありました。質問への答えが、全部抽象的だったんです。数字がひとつも出てこなかった。今なら、それが何を意味するか分かります。
感じたことを軽く扱わないでください。言葉にできない違和感には、たいてい理由があります。
園の類型で、面接の中身が変わります
認可外保育園とひとまとめに呼ばれていますが、類型によって面接で重視される点が違います。応募先がどの類型かを知っておくと、準備の方向が定まります。
自治体独自の認証を受けている園の場合、園は補助を受ける代わりに、配置や有資格者の割合について国の最低基準より厳しい条件を満たしています。行政への報告や記録の提出が定期的にあるので、面接では記録を確実に残せる人かどうかが見られます。開所時間が長い類型なので、早番と遅番に対応できるかも必ず確認されます。
企業主導型の園では、利用する保護者の勤務形態が園の1日を決めます。病院に併設されていれば夜勤に対応する場合があり、工場の近くなら交代勤務に合わせた時間割になります。面接では、変則的な時間帯に入れるかどうかが具体的に聞かれます。ここで曖昧に答えると、採用の判断が止まります。
一時預かりが中心の園では、毎日違う子どもを短時間で把握する力が求められます。担任として1年かけて関係を作る働き方とは、必要な技能が根本的に違う。面接では「初めて来たお子さんに、どう関わりますか」という趣旨の質問が出やすくなります。受け入れの時点で保護者から何を聞き取るか、という視点で答えると噛み合います。
教育プログラムを掲げている園では、保育に加えて教材の準備やプログラムの運営が業務に入ります。面接の前に、そのプログラムが何を大事にしているかを一文で説明できるようにしておいてください。名前を知っているだけでは、調べていないことが伝わります。
小規模で特に方針を掲げていない園では、面接が雑談に近い形になることがあります。この場合、あなたの側から情報を取りにいかないと、何も分からないまま内定が出ます。7つの質問を必ず使ってください。
なお、応募先がどの類型かは、所在地の自治体が公表している認可外保育施設の一覧で確認できる場合があります。認可外保育施設は届出が義務づけられており、年1回以上の立入調査の対象です。自治体名と認可外保育施設一覧で検索すると、届出の有無や指導監督基準を満たす旨の証明書の交付状況が分かることがあります。
前日までに、これだけ用意しておけば大丈夫です
面接が怖いのは、準備できることを準備していないからです。逆に言えば、準備すれば怖さはかなり減ります。前日までに揃えるものを挙げます。
まず、園に関する事実を3つ書き出してください。定員、開所時間、園の特色。公式サイトと求人票を見れば、だいたい揃います。この3つが言えるだけで、調べてきたことが伝わります。
次に、自分の経験から具体的な場面を2つ用意してください。「こんなことがあって、こう対応した」という形で話せるものです。保育の経験がなくても構いません。接客、事務、介護、子育て。どの経験でも、場面が具体的なら使えます。
三つめに、勤務可能な時間帯を紙に書いてください。何時から何時まで入れるか、入れない曜日はあるか、土曜出勤は可能か。頭の中で考えていると、面接の場で曖昧になります。書いておくと、そのまま読めます。
四つめに、聞きたいことを7つ書いた紙を用意してください。緊張していても、手元にあれば聞けます。手帳に書いて持っていくのが自然です。
五つめに、持ち物を揃えます。履歴書と職務経歴書の控え、保育士証や資格の証明書の写し、筆記用具、メモ帳。園によっては実技を見るために動きやすい服装を求められることがあるので、指示があれば従ってください。
そして、通勤経路を実際に確認してください。当日と同じ時間帯に電車に乗ってみると、所要時間と混み具合が分かります。10分の余裕を持って着けるかどうかは、当日の落ち着きに直結します。
前日は、早めに休んでください。眠れなくても大丈夫ですよ。横になって目を閉じているだけでも、体はある程度回復します。眠らなければという焦りのほうが、かえって消耗します。
当日、控え室で待っている時間が一番緊張します。そのときは、呼吸を意識してください。息を吸う時間より、吐く時間を長くする。4秒吸って8秒かけて吐く。これを何回か繰り返すと、体の緊張が少し緩みます。心理的な技法として知られている方法ですが、要するに、ゆっくり吐けばよいということです。
面接のあと、内定が出たらやること
内定の連絡が来たら、その場で即答しなくて大丈夫です。むしろ、確認してから返事をするほうが、お互いのためになります。
第一に、労働条件を書面で受け取ってください。使用者は、労働契約を結ぶときに労働条件を書面などで明示する義務があります。明示すべき項目には、契約期間、就業場所と業務、始業と終業の時刻、休憩時間、休日、賃金の決定と支払方法、退職に関する事項が含まれます。
口頭だけで条件を伝えられ、書面が出てこない場合は、はっきり求めてください。求めること自体が正当な行為です。
第二に、面接で聞いた内容と書面が一致しているかを照合してください。勤務時間、休日、賃金。ここが違っていたら、必ずその場で確認します。入ってから気づくと、辞めるという選択肢しか残らなくなります。
第三に、試用期間の扱いを確認してください。試用期間中でも労働契約は成立しており、本採用を拒否するには客観的に合理的な理由が必要とされています。試用期間中の賃金を低く設定する場合は、その旨があらかじめ示されている必要があります。
第四に、有期契約かどうかを確認してください。契約期間の定めがある場合、更新の有無と判断基準が示されているかを見ます。「更新する場合がある」とだけ書かれているのは、更新されない可能性があるという意味です。
辞退する場合は、早く伝えてください。園はシフトを組み直す必要があります。理由を詳しく説明する義務はありません。「検討しました結果、今回は辞退させていただきます」で十分です。
条件面で迷いが残る場合、一人で抱え込まずに誰かに話してください。各都道府県の労働局には総合労働相談コーナーがあり、無料で相談できます。窓口の所在地は厚生労働省のサイトから確認できます。
転職そのものに迷いがあるなら、相談を仕事として扱う領域の考え方が整理に役立ちます。職場・転職・キャリア相談のお仕事を読むと、相談を受ける側がどんな順番で状況を聞いていくのかが分かるので、自分の状況を自分で整理するときにも使えます。
20年この市場を見てきた立場からの観察
在宅ワークやフリーランスの市場を20年運営してきた立場から見ていると、面接や商談で選ばれる人には共通点があります。相手が何を判断したいのかを考えて話している、という一点です。
自分をよく見せようとする人は多い。ですが、聞く側が知りたいのは印象ではなく、この人に任せたときに何が起きるかという予測です。予測を立てられる材料、つまり具体的な数字と事実を話せる人が、結果として選ばれます。
運営者として見てきた限りでは、長く仕事が続く人ほど、最初のやりとりで条件と範囲を確認しています。確認する人は面倒だと思われそうですが、実際には逆で、あとで揉めないので双方が楽になります。最初の確認を省いた関係ほど、短く終わります。
中間に人が入らない直接のやりとりが増えるほど、同じ予算でも受け手の手取りは厚くなります。手数料0%という言葉の意味は、金額の大小ではなく、自分の働きがそのまま自分に返ってくるという感触の違いです。給与テーブルが外から決まる仕事から移った人が、最初に驚くのはそこだと聞きます。
保育の現場で身につく技能は、園の外でも通用します。複数の人の状態を同時に把握する力、記録を残す習慣、感情的になっている相手の話を整理して聞く力。これらは相談業務や事務の仕事でそのまま使えます。
人の相談に乗る仕事を体系的に学ぶなら、国家資格の枠組みがあります。キャリアコンサルタントは、養成講座の受講や実務経験が受験の条件になるので、働きながら準備する人が多い資格です。保育の現場で保護者対応をしてきた経験は、この領域と地続きです。
最後にひとつだけ。面接は、あなたが選ばれる場であると同時に、あなたが園を選ぶ場でもあります。片方向の審査だと思っていると、聞くべきことを聞けなくなります。
7つの質問を手帳に書いて持っていってください。緊張していても、書いてあれば聞けます。あなたは一人ではありません。準備したぶんだけ、当日は落ち着けます。
よくある質問
Q. 認可外保育園の採用面接では、何を重視されますか?
続くかどうか、安全に対する感度、シフトが組めるかの3点です。定員19人規模なら常勤は4人から6人程度で、1人辞めるとシフトが組めなくなるため、能力より定着の見込みが優先されることがあります。通勤時間や勤務可能な時間帯を具体的に伝えると、園にとって最も分かりやすい安心材料になります。
Q. 前職を人間関係で辞めた場合、面接でどう答えればよいですか?
その言葉をそのまま使うと、次でも同じことが起きると読まれます。体制の確認不足という形に置き換えてください。「事前の確認が不十分なまま入職して続けられなかった。今回は見学で人数と勤務シフトを確認した」と答えれば、原因を引き受けたうえで対策済みだと示せます。前の園の批判は入れません。
Q. 面接の最後に、こちらから何を聞けばよいですか?
常勤とパートの人数、有資格者の人数、開所時間と勤務シフトの種類、記録を書く時間が勤務時間内にあるか、有給の取得日数、行事の準備をいつ行うか、入職後どのくらいで担任を持つかの7つです。「入職後の1日をイメージしたいのですが」と前置きすると、当然の質問として受け取られます。
Q. 内定が出たら、返事の前に何を確認すればよいですか?
労働条件を書面で受け取り、面接で聞いた内容と一致しているかを照合してください。契約期間、就業場所と業務、始業終業の時刻、休憩、休日、賃金の決定と支払方法、退職に関する事項は明示する義務があります。あわせて試用期間の扱いと、有期契約なら更新の有無と判断基準も確認します。
この記事について
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監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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