MacBookでコピーとペーストをする操作と、Windowsから移った人が戸惑う違い


この記事のポイント
- ✓MacBookでコピーとペーストをする操作を
- ✓キーボード・メニュー・右クリックの3通りで整理しました
- ✓Windowsから移った人が戸惑うCtrlとcommandの違い
MacBookでコピーとペーストをしようとしてCtrlキーを押し、何も起きずに手が止まった。Windowsから乗り換えた人の多くが、最初の数日でこの場面に出会います。Macでコピーとペーストに使うのは「command」キーで、ここさえ押さえれば操作の大半はWindowsと同じ感覚で進められます。
この記事では、MacBookでコピーとペーストをする3通りの操作、Windowsから移った人がつまずきやすい違い、仕事で役立つ応用の操作を順に説明します。ファイルを何度もコピーしたり移動したりする作業が多い人向けに、複数の保存場所を1つのサイドバーで扱えるMacのファイル管理アプリAtriensにも触れます。
MacBookでコピーとペーストをする基本の3通り
Macのコピーとペーストは、キーボード、メニューバー、右クリックの3通りで行えます。どれを使っても結果は同じなので、手が覚えやすいものを選べば十分です。最初に、コピーやペーストの対象を「選択」する操作から確認します。
まず選択する
文字をコピーしたいときは、文字の上をクリックしてそのままドラッグします。単語ならダブルクリック、段落ならトリプルクリック(3回続けてクリック)で一度に選べます。Finderでファイルを選ぶときは、ファイルのアイコンをクリックします。複数のファイルを選ぶときは、commandキーを押したままクリックすると離れたファイルを1つずつ選べ、shiftキーを押しながら最後の項目をクリックすると、間にある項目をまとめて選べます。ウインドウの中を全部選ぶなら「command + A」です。
キーボードで操作する
いちばん速いのはキーボードです。Appleのサポートページには、操作の流れが次のように書かれています。
まず、コピーまたはカットするテキストやその他の項目を選択しましょう。その後、以下のいずれかの手順でその項目をクリップボードに保存すれば、どこにでもペーストできるようになります。 出典: support.apple.com
クリップボードとは、コピーした内容を一時的に預かっておく場所のことです。コピーした時点で内容がクリップボードに入り、ペーストした場所に取り出されます。キーの組み合わせは次の3つです。
| 操作 | Macのキー | Windowsのキー |
|---|---|---|
| コピー | command + C | Ctrl + C |
| カット(切り取り) | command + X | Ctrl + X |
| ペースト(貼り付け) | command + V | Ctrl + V |
| すべて選択 | command + A | Ctrl + A |
| 取り消し | command + Z | Ctrl + Z |
アルファベットのキーはWindowsと同じで、Ctrlの代わりにcommandを押すと覚えれば迷いません。commandキーはスペースバーの左右にあり、「⌘」の記号が刻まれています。
メニューバーから操作する
キーを覚えていないうちは、画面の上にあるメニューバーの「編集」メニューを使います。項目を選んだあと「編集」を開くと「カット」「コピー」「ペースト」が並び、その右側に対応するキーの組み合わせも表示されます。メニューを開くたびにキーが目に入るので、自然とショートカットを覚えられます。
右クリックから操作する
選んだ項目の上で右クリックすると、ショートカットメニューに「コピー」「カット」「ペースト」が出ます。Macでは右クリックのことを「副ボタンのクリック」と呼び、controlキーを押しながらクリックしても同じメニューが開きます。MacBookのトラックパッドで右クリックが効かないときは、設定を見直します。
- 「システム設定」を開く
- サイドバーで「トラックパッド」をクリックする
- 「副ボタンのクリック」のポップアップメニューで、2本指でのクリックなど使いやすい方法を選ぶ
Windowsのノートパソコンでタッチパッドの右下を押して右クリックしていた人は、ここで同じ動きに寄せておくと戸惑いが減ります。
Windowsから移った人が戸惑う5つの違い
キーの位置を覚えても、細かいところでWindowsと動きが違い、手が止まる場面があります。乗り換え直後につまずきやすい違いを5つに絞って説明します。
違い1:CtrlとcommandとControlの3つがある
Macのキーボードには「control」と「command」の両方があり、Windowsから来た人はcontrolを押してしまいがちです。Macでコピーやペーストに使うのはcommandのほうで、controlは右クリックの代わりや一部の特殊な操作に使います。Windows用のキーボードをMacにつないでいる場合は、AppleのサポートページのとおりCtrlキーかWindowsロゴキーがcommandの代わりになります。どちらが割り当たるかは環境によるので、一度試してから使うと確実です。
違い2:Finderにはファイルの「切り取り」が無い
Windowsのエクスプローラーでは、ファイルを「切り取り」してから別のフォルダに「貼り付け」ると移動できます。MacのFinderではファイルに対して「command + X」が使えません。代わりに次の手順で移動します。
- 移動したいファイルを選んで「command + C」でコピーする
- 移動先のフォルダを開く
- 「option + command + V」を押す
この3つ目の操作で、ファイルは元の場所から移動先へ動きます。普通の「command + V」で貼り付けると、元の場所にも残るコピーになります。Appleのキーボードショートカットの一覧にも「クリップボードに配置したファイルを、元の場所から現在の場所に移動します」と書かれています。
違い3:行の先頭と末尾へ移るキーが違う
Windowsの「Home」「End」キーは、MacBookのキーボードにはありません。文字を書いているときに行の先頭へ戻るなら「command + 左矢印」、行の末尾へ進むなら「command + 右矢印」です。書類の先頭へ移るなら「command + 上矢印」を使います。shiftキーを一緒に押すと、カーソルのある位置から行の先頭や末尾までを選択できるので、範囲を選んでからコピーする作業が速くなります。
違い4:deleteキーは左側だけを消す
MacBookの「delete」キーは、Windowsの「Backspace」と同じで、カーソルの左側の文字を消します。右側の文字を消したいときは「fn + delete」です。単語ごとにまとめて消すなら「option + delete」が使えます。貼り付けたあとに余計な文字を消す場面で、知っていると手数が減ります。
違い5:やり直しは「shift + command + Z」
取り消し(command + Z)を取り消したいとき、Windowsでは「Ctrl + Y」を使うアプリが多くあります。Macで取り消しを取り消すのは「shift + command + Z」です。貼り付けを取り消して元に戻したものの、やはり貼り付けた状態に戻したい、という場面で使います。
| 場面 | Windows | Mac |
|---|---|---|
| ファイルを移動する | Ctrl + X → Ctrl + V | command + C → option + command + V |
| 行の先頭へ | Home | command + 左矢印 |
| 行の末尾へ | End | command + 右矢印 |
| 右側の文字を消す | Delete | fn + delete |
| やり直し | Ctrl + Y | shift + command + Z |
Windows用のキーボードをつなぐときの設定
自宅ではMacBookを閉じて外付けのキーボードで作業する、という人も多くいます。手元にあるWindows用のキーボードをそのままMacにつないで使うこともできますが、キーの配置が違うため、コピーやペーストのたびに押し間違える原因になります。
どのキーが何の代わりになるか
Appleのキーボードショートカットの案内では、Windowsパソコン用のキーボードを使う場合、optionキーの代わりにAltキー、commandキーの代わりにCtrlキーまたはWindowsロゴキーを使うよう書かれています。つまり、同じ「コピー」でも、つないだキーボードによって押す場所が変わります。まずはテキストエディタを開き、文字を選んでからAltやWindowsロゴキーと「C」の組み合わせを試し、どれがcommandとして働くかを確かめます。
修飾キーの動きを入れ替える
押しやすい場所にcommandを持ってきたい場合は、修飾キー(control、option、commandのように、ほかのキーと組み合わせて使うキー)の動きを入れ替えられます。
- アップルメニューから「システム設定」を開く
- サイドバーで「キーボード」をクリックする
- 「キーボードショートカット」をクリックし、サイドバーで「修飾キー」をクリックする
- 入れ替えたいキーのポップアップメニューで、割り当てたい動きを選ぶ
元に戻したいときは同じ画面の「デフォルトに戻す」を押します。手順の詳細はAppleの修飾キーの案内で確かめられます。MacBook本体のキーボードとWindows用のキーボードを日によって使い分ける人は、どちらか一方に指の動きをそろえておくと、押し間違いが減ります。
書式を崩さずに貼り付ける方法
Webページや別の書類から文字をコピーして貼り付けると、フォントの種類や大きさ、色まで一緒に付いてくることがあります。報告書やメールの中で、貼り付けた部分だけ文字が大きい、色が違う、という状態になるのはこのためです。
「ペーストしてスタイルを合わせる」を使う
Macには、貼り付け先の書式に合わせて文字だけを入れる操作があります。Appleのサポートページでは次のキーが案内されています。
キーボードの「option + shift + command + V」キーを押して、カットまたはコピーした項目をペーストします。 出典: support.apple.com
4つのキーを同時に押すので最初は指が迷いますが、左手の小指でshift、薬指でoption、親指でcommandを押さえ、右手でVを押すと安定します。メニューバーの「編集」から「ペーストしてスタイルを合わせる」を選んでも同じ結果になります。
アプリによって呼び名が違う
この操作はアプリによって名前や置き場所が違います。たとえば表計算ソフトや文書作成ソフトでは「形式を選択して貼り付け」や「値のみ貼り付け」と呼ばれ、メニューの位置も異なります。使っているアプリの「編集」メニューを開き、「スタイル」「書式」「値」といった語が入った項目を探すと見つかります。
仕事で書類を整える作業では、この操作を覚えるだけで手直しの時間が大きく減ります。クライアントから届いた文章を報告書に転記する、Webの情報を社内の資料に引用する、といった作業が多い人ほど効果があります。在宅で文章の仕事を受けている人であれば、納品前の体裁の崩れを防ぐ意味でも身につけておきたい操作です。
仕事が速くなるコピーとペーストの応用
基本の操作に慣れたら、Macならではの機能を組み合わせると、資料作りやデータ入力の手間がさらに減ります。ここでは仕事でよく使う4つを紹介します。
クリップボードの履歴から貼り付ける
通常のクリップボードには、最後にコピーした1つしか入りません。2つ前にコピーしたものを貼りたくなっても、もう一度コピーし直す必要がありました。macOS Tahoe以降では、Spotlight(Macの検索機能)からクリップボードの履歴を見られます。
- 「command + スペースバー」でSpotlightを開く
- 「command + 4」を押すか、検索欄の右にあるボタンをクリックしてクリップボードの表示に切り替える
- 探している項目を入力するか、一覧から選んで「command + C」でコピーする
- 貼り付けたい場所をクリックして「command + V」を押す
初めて使うときは、クリップボードの検索を許可するかどうか確認が出ることがあります。手順はAppleのMacユーザガイドに載っています。クリップボードにはパスワードや個人情報が入ることもあるため、共有のMacを使っている場合は、同じ画面にある「履歴を消去」で定期的に削除しておくと安心です。
スクリーンショットをクリップボードに保存する
画面の一部を撮ってメールやチャットに貼りたいとき、いったんファイルとして保存してから添付する必要はありません。「shift + command + 4」でスクリーンショットを撮るとき、controlキーも一緒に押して「control + shift + command + 4」にすると、画像がファイルではなくクリップボードに入ります。そのままチャットの入力欄で「command + V」を押せば貼り付けられます。デスクトップに画像ファイルがたまっていく状態も防げます。
iPhoneでコピーしてMacにペーストする
iPhoneやiPadを持っているなら、ユニバーサルクリップボードという機能で、iPhoneでコピーした文字や写真をそのままMacに貼り付けられます。使う条件は、AppleのサポートページによればMacとiPhoneが近くにあること、同じApple Accountでサインインしていること、両方でBluetoothとWi-Fiがオンになっていること、Handoffがオンになっていることの4つです。詳しい設定はユニバーサルクリップボードの案内にまとまっています。
外出先でiPhoneに届いた住所や電話番号、メモの文面をMacで書いている書類に移したい場面で役立ちます。コピーした内容はしばらくの間、またはどちらかの端末で別のものをコピーするまで残ります。
ドラッグ&ドロップでコピーする
ファイルや文字は、キーボードを使わずにドラッグでも移動やコピーができます。Appleのドラッグ&ドロップの案内によると、項目を選んでトラックパッドやマウスのボタンを押したまま新しい場所へドラッグし、ボタンを放すと移動します。移動ではなくコピーにしたいときは、optionキーを押したままドラッグします。元のファイルを残しておきたいときはoptionキーを押す、と覚えておくと取り違えを防げます。
コピーやペーストができないときの確かめ方
キーを押しても何も起きないときは、原因を順に切り分けると解決が早くなります。よくある原因を、確かめる順番で並べます。
メニューがグレーになっていないか
まず「編集」メニューを開き、「コピー」や「ペースト」がグレーで選べない状態になっていないかを見ます。Appleのサポートページによると、カット、コピー、ペーストできる項目とタイミングはアプリによって異なり、できない場合はメニュー項目がグレー表示になってショートカットも使えなくなります。保護されたPDFや、コピーを禁止しているWebページでは、この状態になることがあります。
項目を選択できているか
選択したつもりで、実際には選択が外れていることもよくあります。文字の背景に色が付いているか、ファイルのアイコンが濃く表示されているかを確かめます。トラックパッドの操作に慣れていないうちは、クリックしたつもりが軽く触れただけ、ということが起こります。
キーの組み合わせが別のアプリに取られていないか
辞書ソフトやクリップボード管理アプリなど、常駐しているアプリが同じキーの組み合わせを使っていると、コピーやペーストが横取りされることがあります。最近入れたアプリがあれば一度終了し、操作が戻るかを確かめます。
アプリを終了して開き直す
特定のアプリだけでペーストが効かないときは、そのアプリを終了して開き直すと直ることがあります。すべてのアプリで効かない場合は、Macを再起動して確かめます。それでも直らなければ、キーボード自体の不具合も考えられるので、メニューバーや右クリックから操作できるかを試し、Appleのサポートに相談します。
| 症状 | 確かめること |
|---|---|
| メニューがグレーで選べない | アプリやページがコピーを制限していないか |
| キーを押しても反応しない | 項目が選択されているか、controlを押していないか |
| 特定のアプリだけで効かない | アプリを終了して開き直す |
| 全部のアプリで効かない | 常駐アプリを止める、再起動する |
画像・表・リンクをコピーするときのコツ
コピーとペーストの対象は文字だけではありません。仕事では画像、表、Webページのリンクを別の場所へ移す場面も多くあります。対象ごとに、うまくいかないときの原因と対処が少しずつ違います。
画像をコピーする
Webページや書類の中の画像は、画像の上で右クリック(またはcontrolキーを押しながらクリック)すると、画像をコピーする項目がショートカットメニューに出ます。項目の名前はブラウザやアプリによって違いますが、「イメージ」「画像」という語が入った項目を選べば、画像がクリップボードに入ります。貼り付け先がメールやチャット、プレゼン資料なら、そのまま「command + V」で貼り付けられます。
ただし、Webで見つけた画像には著作権があります。社内の資料や依頼主への納品物に、出どころの分からない画像を貼り付けて使うのは避けます。使ってよい画像かどうかは、配布元の利用条件で確かめてから使うのが基本です。
表をコピーする
Webページの表を表計算ソフトに貼り付けると、列が崩れて1つのセルに文字が詰め込まれることがあります。表の範囲をドラッグで正確に選び直す、あるいは表計算ソフト側で書式を合わせた貼り付けを使うと、列がそろいやすくなります。それでも崩れる場合は、いったんテキストエディタに貼り付けて区切りを確かめてから、表計算ソフトに移すと原因が見えます。
表計算ソフトの中でセルをコピーするときは、数式ごとコピーするのか、計算結果の値だけをコピーするのかで結果が変わります。請求書や集計表を作る仕事では、別のシートに数字を移したら値が変わってしまった、という失敗がよく起こります。値だけを貼り付ける操作を、使っているソフトの「編集」メニューで確かめておきます。
リンクをコピーする
Webページのアドレスをコピーするときは、ブラウザのアドレス欄をクリックすると全体が選択されるので、そのまま「command + C」を押します。ページの中にあるリンクだけをコピーしたいときは、リンクの上で右クリックし、リンクをコピーする項目を選びます。チャットで依頼主に参考ページを伝えるとき、文章の途中で切れたアドレスを送ってしまう失敗を防げます。
乗り換え直後に操作を体に覚えさせる順番
キーの組み合わせは、表で眺めるだけではなかなか覚えられません。Windowsで何年も使ってきた指の動きは、意識していないと元に戻ります。乗り換え直後の1〜2週間で操作を体に覚えさせるには、覚える順番を決めて、毎日の作業の中で繰り返すのが近道です。
1日目から3日目:コピー、ペースト、取り消し
最初の3日は「command + C」「command + V」「command + Z」の3つだけに絞ります。この3つでパソコン作業の多くが回ります。押し間違えてcontrolキーを押したときは、手を止めて押し直します。メニューバーの「編集」を開いて、キーの表示を確かめる習慣を付けておくと、ほかのショートカットも目に入ります。
4日目から7日目:カット、すべて選択、書式を合わせた貼り付け
次の段階で「command + X」「command + A」「option + shift + command + V」を加えます。書類を整える作業が多い人は、書式を合わせた貼り付けを早めに覚えると、毎日の手直しが減ります。
2週目:ファイルの移動と文字の移動
2週目は、Finderでのファイルの移動(option + command + V)と、文字を書くときの行の先頭や末尾への移動(command + 左右の矢印)を練習します。この2つはWindowsとの違いが大きく、慣れるまでに時間がかかる操作です。迷ったときに見返せるよう、この記事の表を開いたままにしておくと、調べ直す手間が省けます。
ファイルのコピーと移動が多い人の整理術
在宅で仕事をしていると、文字のコピーよりもファイルのコピーや移動のほうが手間になることがあります。クライアントから届いた素材をダウンロードフォルダから案件のフォルダへ移す、納品用のフォルダにコピーする、外付けディスクにバックアップを取る、といった作業が毎日のように発生します。
Finderの基本で整える
まずはFinderの機能で手数を減らします。よく使うフォルダはFinderのサイドバーにドラッグして登録しておくと、移動先を探す時間が減ります。Finderの「ファイル」メニューから「新規タブ」を選んでタブを開けば、移動元と移動先を1つのウインドウで行き来できます。2つのウインドウを左右に並べ、ファイルをドラッグして移す方法も確実です。
案件ごとにフォルダの形をそろえる
フォルダの構成を案件ごとにそろえておくと、どこにコピーすればよいか迷わなくなります。たとえば「受け取った素材」「作業中」「納品」「請求書」の4つを、すべての案件で同じ名前で作っておく方法です。新しい案件が始まったら、前の案件のフォルダを複製して中身を空にすれば、同じ形がすぐに用意できます。ファイルの複製は「command + D」で行えます。
保存場所が散らばってきたときの候補
素材が外付けディスク、NAS(家庭やオフィスのネットワークにつなぐ保存装置)、iCloud Driveに分かれてくると、Finderでは場所ごとに開き直す必要があり、コピーや移動のたびに行き来が増えます。こうした場面の候補になるのが、Macのファイル管理アプリのAtriensです。公式サイトによると、外付けディスクやNAS、iCloud Driveの中のフォルダを、案件のフォルダの下に並べて1つのサイドバーで扱えます。サイドバーで並べるだけなので、ファイルそのものは元の場所から動きません。
あちこちから集めたファイルを一時的に預けておき、まとめて別の場所へ移せる「シェルフ」という機能もあり、複数のフォルダから素材を拾って納品用のフォルダへ移す作業と相性がよい作りです。タブで複数の場所を開いたまま行き来することもできます。公式サイトの記載では、Macの中でできることは無料で使え、アカウント登録も要りません(動作環境はmacOS 14以降のApple Silicon搭載のMac)。Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
Finderだけで困っていない人は、まずはタブとサイドバーの登録で十分です。保存場所が3か所、4か所と増えて行き来が負担になってきたときに検討するとよい道具です。
在宅の仕事でコピーとペーストの速さが効く場面
コピーとペーストは、パソコンを使う仕事のほとんどで毎日何十回、何百回と繰り返す操作です。1回あたり数秒の差でも、積み重なると作業時間に表れます。在宅の仕事の中でも、特に効き目が大きい場面を挙げます。
文章を書く仕事
Webの記事や広告文を書く仕事では、調べた情報を下書きに引用する、構成案から見出しを本文に移す、修正の指示を受けて段落を入れ替える、といった操作が続きます。書式を合わせて貼り付ける操作を知らないと、納品前に文字の大きさや色の崩れを直す手間が残ります。文章の仕事の種類や求められる力は、SEO記事・ブログ・コピーライティングのお仕事で職種ごとに整理されています。
データ入力と事務の仕事
表計算ソフトへの転記や、受け取った書類から必要な項目を拾って入力する仕事では、コピーとペーストの回数がさらに増えます。クリップボードの履歴を使えば、氏名、住所、電話番号のように複数の項目を続けてコピーし、あとからまとめて貼り付ける流れが作れます。医療機関の事務のように決まった様式へ転記する仕事を目指す人は、医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)で試験の内容と仕事での使い道を確かめておくと、必要な操作の水準が見えてきます。
デザインや制作の仕事
デザインの仕事では、素材の画像を案件のフォルダへコピーする、色の値をコピーして別の画面に貼る、修正前のファイルを複製して残す、といった操作が多くなります。ファイルの移動とコピーを取り違えると、修正前のデータを失うこともあります。「option + command + V」が移動、「command + V」がコピーという違いは、制作の仕事を始める前に確実に覚えておきたい点です。デザイナーの報酬の目安はデザイナーの年収・単価相場にまとまっています。
在宅ワークの現場から見えること
在宅ワークとフリーランスの仲介に長く関わってきた運営者として見てきた限りでは、仕事を長く続けている人ほど、パソコンの基本操作に迷いがありません。特別な技術を持っているというより、コピー、ペースト、ファイルの整理といった毎日の操作が速く正確で、その分の時間を内容の確認や依頼主とのやり取りに回しています。
反対に、乗り換えたばかりのMacで操作に手間取り、納期の直前に作業が詰まるという相談も珍しくありません。Windowsで何年も仕事をしてきた人ほど、指が覚えているキーの位置とのずれに苦労します。乗り換えた直後の1週間は、この記事の表を手元に開いておき、迷うたびに見返すのが近道です。
依頼する側と受ける側が直接やり取りできる形の仕事では、作業の速さと正確さがそのまま信頼につながります。仲介のマージンが乗らない手数料0%の取引では、同じ予算で依頼主はより多くを頼め、受け手は手取りが厚くなります。その関係を続けるうえで、基本操作に迷わないことは小さいけれど確かな土台です。AIや広告運用など、これから伸びる分野の在宅の仕事はAI・マーケティング・セキュリティのお仕事で種類ごとに紹介しています。
よくある質問
Q. MacBookでコピーとペーストのショートカットは何ですか?
コピーは「command + C」、ペーストは「command + V」、カット(切り取り)は「command + X」です。WindowsのCtrlキーの代わりにcommandキーを押すと覚えると迷いません。commandキーはスペースバーの左右にあり、「⌘」の記号が付いています。controlキーとは別のキーなので注意してください。
Q. MacのFinderでファイルを切り取って移動するにはどうすればよいですか?
Finderではファイルに「command + X」が使えません。移動したいファイルを「command + C」でコピーし、移動先のフォルダで「option + command + V」を押すと、元の場所から移動先へファイルが動きます。普通の「command + V」で貼り付けると、元の場所にも残るコピーになります。
Q. コピーした文字の書式が貼り付け先で崩れるのはなぜですか?
コピー元のフォントの種類や大きさ、色が一緒に付いてくるためです。「option + shift + command + V」で貼り付けると、貼り付け先の書式に合わせて文字だけが入ります。メニューバーの「編集」から「ペーストしてスタイルを合わせる」を選んでも同じです。アプリによっては「値のみ貼り付け」などの名前になっています。
Q. MacBookのトラックパッドで右クリックするにはどうすればよいですか?
controlキーを押しながらクリックすると、右クリックと同じメニューが開きます。トラックパッドだけで右クリックしたい場合は、「システム設定」の「トラックパッド」で「副ボタンのクリック」を選び、2本指でのクリックなど使いやすい方法に設定します。設定後はすぐに使えます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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