週末だけでLP制作のコーディング案件を受けるときの締切の置き方


この記事のポイント
- ✓週末だけでLP制作・コーディングの案件を受けるなら
- ✓締切の置き方が成否を分けます
- ✓依頼者の確認が平日にしか動かない前提の逆算
週末だけでLP制作のコーディング案件を受ける。この働き方でつまずく人のほとんどは、技術で詰まっているのではありません。締切の置き方で詰まっています。これ、本当に多いんです。
平日は会社員、土日にコーディング。この前提で「納期は2週間」と言われたら、多くの人が「2週間もあるなら余裕」と受けてしまいます。でも実際に手を動かせるのは土日だけなので、2週間のうち作業できるのは4日です。しかも、その4日の間に依頼者からの返答を待つ時間が挟まると、実質はさらに減ります。結論から言うと、週末だけで受けるときの締切は、日数ではなく「自分が手を動かせる日」と「相手が返答できる日」の2つを別々に数えて置く必要があります。
この記事では、まず週末稼働の実働時間を正しく数える方法を書き、次に依頼者の確認サイクルを織り込んだ逆算のやり方を説明します。そのうえで、契約書や発注書に納期をどう書いておけば自分を守れるのかを、2026年時点の制度を踏まえて整理します。※個別の契約トラブルについては、内容によって判断が分かれます。実際に問題が起きている場合は、弁護士や公的な相談窓口にご相談ください。
週末だけで受けるとき、まず「実働時間」を正しく数える
締切の話に入る前に、自分が使える時間を数え直すところから始めます。ここを甘く見積もると、あとの計算がすべて狂います。
週末だけの月間稼働は、思ったより短い
土日の両方を使えるとして、1日あたりの作業時間はどれくらいでしょうか。朝から晩まで10時間と考える人がいますが、現実的ではありません。家事、買い物、家族との予定、疲労の回復。これらを差し引くと、集中して手を動かせるのは1日4時間から6時間というところに落ち着きます。
土日で8時間から12時間、月に4週として32時間から48時間。これが週末だけの人が持っている月間の持ち時間です。会社員のフルタイムが月160時間前後であることを考えると、おおよそ4分の1から3分の1にあたります。
つまり、フルタイムのコーダーが「3日でできる」と言う案件は、週末だけの人にとっては2週間から3週間かかる規模だということです。この換算を頭に入れずに納期を約束すると、平日の夜を削って埋め合わせることになります。それが続くと本業に影響が出て、副業そのものが続かなくなります。
平日の夜を「作業日」に数えない
週末だけと決めていても、実際には平日の夜も少し進められる、と考える人がいます。ここを稼働時間に組み込むと、計算が崩れます。平日の夜は本業の状況に左右されるからです。残業が入れば消え、会食が入れば消え、体調が悪ければ消える。当てにできない時間を前提にした締切は、必ずどこかで破綻します。
平日の夜に使えるのは、確認と連絡までにしておくのが安全です。依頼者からの返信を読み、翌週末に何をやるかを決め、必要なら質問を送る。この程度なら30分で終わりますし、疲れていても実行できます。実装のような集中を要する作業を平日夜に割り当てると、進まなかった日の罪悪感が積み上がって、副業そのものが苦しくなります。
もし平日の夜に作業できた場合は、それを前倒しの貯金として扱う。計算には入れず、余裕が生まれたときだけ得をする。この扱い方にしておくと、精神的にも楽になります。
連休と祝日は「予定」ではなく「変動」として扱う
三連休があるから2日分多く進められる、という計算も危険です。連休は家族の予定が入りやすく、旅行や帰省で丸ごと消えることがあります。逆に、連休が全部空いたなら、それは前倒しの機会として使えばいい。
つまり、連休は締切の計算に入れず、余った場合の予備として扱うのが実務的です。ここを織り込んで納期を短く約束してしまうと、家族の予定と締切のどちらかを諦めることになります。副業を続けるうえで、生活側を削るのは最後の手段にしておくべきです。
LPコーディングの標準的な所要期間を知っておく
自分の実働時間を数えたら、次は案件側の標準的な所要期間を知ります。制作会社が公開している情報では、LP制作の工程ごとに期間の目安が示されています。
LPコーディングを効率的に進めるためには、前工程・後工程の流れも知っておいた方がいいでしょう。ここからはLP制作の流れとそれぞれの期間について紹介します。 出典: coding-army.jp
ここで大事なのは、前工程と後工程を含めて期間を考えるという点です。コーディングだけを担当する場合でも、デザインの確定が遅れれば着手が遅れますし、公開前の確認が長引けば納品完了も遅れます。自分の作業時間だけを見て納期を約束すると、他人の工程の遅れをすべて自分の週末で吸収する羽目になります。
LP制作とHTML・CSSコーディングの案件が、どの工程からどの工程までを含んで発注されるのかは、LP制作・HTML/CSSコーディングのお仕事に流れが整理されています。受注前に工程の全体像を押さえておくと、自分の担当範囲の前後で何が起きるのか想像できるようになります。
締切は「納品日」ではなく「確認の締切」から逆算する
ここが本題です。週末だけで受けるときの締切の置き方には、独特のコツがあります。
依頼者の確認は平日にしか動かない
週末に作業して日曜の夜に確認依頼を送る。すると依頼者が見るのは月曜以降です。返答が来るのが火曜だとして、その修正に着手できるのは次の土曜。つまり、確認を1回はさむだけで、実質1週間が消えます。これが、週末稼働の最大の落とし穴です。
逆に言えば、確認の往復回数が締切を決めているということです。往復が2回なら2週間、3回なら3週間。作業時間ではなく、往復回数から逆算するのが正しい数え方になります。
つまり、こう考えます。まず納品希望日を聞く。そこから「最終確認に必要な日数」を引く。さらに「修正作業に必要な週末」を引く。さらに「中間確認の往復」を引く。残った日数が、自分が最初の実装に使える期間です。この計算をすると、2週間の案件で最初の実装に使えるのは実質1回分の週末しかない、という結論になることが多い。
逆算の具体例で考える
たとえば、依頼者が「今月末に公開したい」と言ったとします。今日が月初だとして、逆算するとこうなります。
公開日の3日前までに最終版を納品。その前に最終確認の往復で3日。その前に修正作業の週末が1日。その前に中間確認の往復で3日。その前に初回実装の週末が2日。合計すると12日前後を確保する必要があります。
さらに、着手には素材が揃っている必要があります。デザインデータ、画像、原稿。これらの受領日が着手日の起点です。素材が来るのが月半ばなら、月末公開は最初から無理だと分かります。この計算を受注前にやって、無理なら受けない。あるいは「公開日を1週間後ろにできませんか」と交渉する。ここで無理を飲むと、あとで自分が苦しくなります。
私が相談を受ける案件でも、納期のトラブルはほとんどが「受注時に逆算していなかった」ことに起因しています。技術的にできるかどうかではなく、カレンダー上で成立するかどうか。受ける前に一度、カレンダーを開いて土日に印を付けてみてください。それだけで判断できることは多いです。
契約書と発注書に書いておきたい納期まわりの項目
締切を自分の中で決めたら、次はそれを文書に残します。口頭やチャットの流れで決まった納期は、あとから解釈がずれます。
納期、検収期限、支払期日を3点セットで書く
納期だけを書いて安心してしまう人が多いのですが、それだけでは足りません。書くべきは3つです。
1つ目が納期、つまりこちらが成果物を渡す日。2つ目が検収期限、つまり依頼者が確認して合否を返す期限。3つ目が支払期日です。この3つが揃っていないと、納品したのに確認が返ってこず、支払いも始まらないという宙ぶらりんの状態が生まれます。
特に検収期限は、週末稼働の人にとって重要です。「納品後5営業日以内にご確認いただき、ご連絡がない場合は検収完了とみなします」という一文を入れておくと、確認待ちで案件が終わらない事態を避けられます。これ、知らない人が本当に多いんです。
支払期日についての制度上の枠組み
2024年11月に施行された、いわゆるフリーランス保護のための法律では、発注者が成果物を受け取った日から起算して60日以内のできる限り短い期間内に支払期日を定めることが求められています。つまり、「支払いは来期の予算が下りてから」といった無期限の先延ばしは、制度上想定されていません。
制度の詳細や、どの取引が対象になるかについては、公正取引委員会が公表している情報を確認してください。※ご自身の取引が対象になるかどうかは、発注者の規模や取引の形態によって判断が変わります。判断に迷う場合は、公的な相談窓口や専門家にご確認ください。
週末だけの副業であっても、業務委託として仕事を受けている以上、この枠組みの外にいるわけではありません。法律はあなたの味方です。ただし、味方になってもらうには、何をいつ納品したのかという記録が要ります。納品はチャットの口頭ではなく、日時が残る形で行ってください。
素材の遅延と納期を連動させる一文
もう一つ入れておきたいのが、素材の受領日と納期の連動です。「素材一式の受領日を起点として14日後を納期とします。素材の受領が遅れた場合、納期は同日数を後ろ倒しとします」という書き方です。
これがないと、素材が1週間遅れても納期は変わらないという扱いになりがちです。週末だけで受けている人にとって、1週間の遅れは作業日2日分の消失を意味します。埋め合わせは効きません。だからこそ、着手の起点を明文化しておく必要があります。
週末だけで回すための、締切の置き方5つの原則
ここまでの話を、受注時に使える形にまとめます。
1つ目、納期は日数ではなく週末の回数で数える。「2週間」ではなく「作業できる週末が2回」と読み替えてから判断します。
2つ目、確認の往復を工程表に明示する。中間確認をいつ、最終確認をいつ行うかを、受注時に依頼者と共有します。相手にも予定を空けてもらう必要があるためです。
3つ目、バッファは最後ではなく途中に置く。納期直前に予備日を置いても、そこは平日なので使えません。予備の週末を工程の真ん中に1回入れておくほうが機能します。
4つ目、初回の実装は「8割の完成度」で出す。完璧に仕上げてから見せると、方向性がずれていたときの損失が大きくなります。週末稼働では作り直しの余力がないので、早めに方向を確認するほうが安全です。
5つ目、公開日には立ち会えないことを先に伝える。平日の日中に公開作業がある案件では、その時間に自分が動けないことを受注前に共有します。「公開作業は御社側でお願いします」あるいは「公開は土曜に設定してください」と決めておく。ここを曖昧にしたまま進めると、当日に休みを取ることになります。
この5つに加えて、工程表そのものを依頼者と共有しておくと効果が上がります。凝った資料は要りません。表計算ソフトに、日付と作業内容と担当者を並べた表を作り、確認をお願いする行だけ色を変えて渡す。それだけで、依頼者は自分がいつ動く必要があるのかを把握できます。
週末稼働の工程表で必ず入れておきたい行が2つあります。1つは「素材の受領期限」、もう1つは「確認の返答期限」です。どちらもこちらの作業ではなく、依頼者側の作業です。自分の作業予定だけを並べた表を渡すと、依頼者は「見ているだけでいい」と受け取ります。相手の行が入っている表は、相手を工程の当事者にします。
表を渡すタイミングは、受注が決まった直後がいちばん効きます。作業が始まってから出すと、遅れの言い訳のように見えてしまうためです。着手前に「この日程で進めます」と共有し、途中で変更が必要になったら更新して再送する。この運用を続けている人は、納期のトラブルがほとんど起きません。
在宅で作業時間を確保する工夫については、在宅ワークの集中力アップ|ポモドーロ以外に効く7つのテクニックに、限られた時間で作業密度を上げる方法がまとまっています。週末だけの人ほど、1時間あたりの進み方が締切の成否を左右します。
週末稼働で受けやすい案件と、避けたほうがいい案件
締切の置き方を工夫しても、そもそも週末稼働と相性の悪い案件があります。受注段階での見極めが、いちばん効くリスク対策です。
相性がいいのは「材料が確定している案件」
デザインデータが確定していて、原稿も画像も揃っていて、実装するだけの状態で渡される案件。これが週末稼働にもっとも噛み合います。判断を求められる場面が少ないので、土日の作業が待ち時間で止まりません。発注側から見ても、範囲が明確なので依頼しやすい形です。
もう一つ相性がいいのが、既存LPの部分修正です。文言の差し替え、セクションの追加、スマートフォン表示の調整といった作業は、範囲が狭く、確認も限定的です。実績を作る段階では、こうした小さな案件を確実にこなすほうが、大きな案件を1本抱えるより評価につながりやすい傾向があります。
避けたほうがいいのは「期日が動かせない案件」
広告の出稿日が決まっている、イベントの開催日が決まっている、キャンペーンの開始が決まっている。こうした案件は、遅れが許されません。週末稼働では突発の予定変更を吸収する余力がないので、期日が固定された案件は最初の1年は避けるのが無難です。
同じ理由で、複数人が関わる大規模なサイトの一部を担当する案件も、初期には向きません。他の担当者の進捗に自分のスケジュールが引きずられ、平日の急な依頼に対応できないと全体を止めてしまいます。週末稼働で受けるなら、完結した1本を自分の裁量で進められる案件を選んでください。
打診の段階で聞いておく3つの質問
受けるかどうかを判断するために、打診の段階で聞いておくべきことは3つに絞れます。素材がいつ揃うか、確認をいつ返してもらえるか、公開日は動かせるか。この3つの答えが揃えば、カレンダー上で成立するかどうかがその場で計算できます。
聞きにくいと感じる人もいますが、発注側からすると、この3点を確認してくる相手のほうが安心です。段取りを考えている証拠として受け取られるためです。逆に何も聞かずに「やります」と即答されると、あとで遅れたときに不安が大きくなります。
単価が低い案件ほど、期日の余裕を確認する
報酬が控えめな案件は、範囲が小さいので受けやすく見えます。ただし、単価が低い案件ほど期日が詰まっていることがあります。急ぎだから外注する、という事情があるためです。金額の手頃さだけで判断すると、週末2日で終わらない量を短い期日で抱えることになります。金額と期日は必ずセットで見てください。
遅れそうなときに、いつ何を伝えるか
どれだけ逆算しても、遅れそうになることはあります。そのときの対応で、次の依頼が来るかどうかが決まります。
伝えるタイミングは「遅れた時点」ではなく「遅れそうだと分かった時点」です。土曜の作業を終えた段階で、想定していた進捗の半分しか進んでいないと分かったなら、その日のうちに連絡します。日曜まで様子を見て、日曜の夜に「間に合いません」と伝えるのが最悪です。依頼者側にも調整の時間が要るからです。
連絡の手段も決めておきます。普段チャットでやり取りしていても、納期に関わる重要な連絡はメールなど記録が残る手段で送るのが安全です。あとから経緯を確認する必要が出たときに、流れてしまうチャットより追いやすくなります。
伝える内容は3点。現在どこまで進んでいるか、残りにどれだけかかる見込みか、代替案として何が提示できるか。代替案には「先に主要部分だけ納品して、細部を翌週に回す」「一部を簡易な実装に変更する」といった選択肢が入ります。謝罪だけを長々と書くより、選べる案を出すほうが相手は助かります。
私が相談で見てきた限りでは、納期遅延そのもので関係が切れるケースはそれほど多くありません。切れるのは、連絡がないまま期日を過ぎたケースです。遅れの事実より、放置の事実のほうが重く受け止められます。
2本目を並行して受けるときの、締切の重ね方
週末稼働に慣れてくると、1本受けている最中に別の打診が来ることがあります。断りたくない気持ちは分かりますが、ここが崩れやすい局面です。
実装の週末は重ねられない、確認待ちは重ねられる
並行受注が成立するかどうかは、作業の重なりで判断します。実装の週末が同じ日に重なる場合は成立しません。1日を2案件で分けると、どちらも中途半端になり、確認の質も落ちます。一方、A案件が確認待ちで止まっている週末に、B案件の実装を入れるのは成立します。
つまり、並行受注の可否は「案件数」ではなく「実装に必要な週末が空いているか」で決まります。カレンダーに、案件ごとの実装予定日を色分けして入れてみてください。重なりがなければ受けられますし、重なるなら着手日をずらす交渉をします。「今月末までは別案件が入っているので、着手は来月頭からになります」と正直に伝えるほうが、無理に受けて遅らせるより信用を保てます。
2本目の納期は1本目より長めに置く
並行して受ける場合、2本目の納期は単独で受けるときより長めに設定します。1本目に遅れが出た場合、その影響が2本目に波及するためです。予備の週末を1回分、2本目の工程に入れておくと、連鎖的な遅延を防げます。
これ、知らない人が本当に多いんです。2本受けたら収入が倍になると考えて、納期も同じ感覚で置いてしまう。ところが実際には、遅れのリスクは倍ではなく、それ以上に膨らみます。片方の遅れがもう片方を押し出す構造だからです。並行受注は、収入を伸ばす手段であると同時に、締切管理の難易度が一段上がる選択でもあります。
断るときの伝え方を決めておく
受けられない打診が来たときに、返事に困って放置するのが最悪です。断る文面をあらかじめ用意しておくと、その場で返せます。「現在お受けしている案件の関係で、◯月中の着手が難しい状況です。◯月以降であればご相談させてください」という形なら、関係を切らずに済みます。
日程を理由にした辞退は、能力を理由にした辞退より角が立ちません。しかも、時期を提示しておけば次の機会につながります。週末稼働は受けられる本数に上限があるので、断ることも仕事のうちだと割り切ってください。
市場を長く見てきた運営者の視点から
20年この市場を見てきた立場から言えば、週末だけの働き方で長く続いている人には、共通する習慣があります。受注前に必ずカレンダーを開いていることです。
案件の話が来たとき、その場で「できます」と答えない。一度カレンダーを見て、作業できる週末が何回あるか数え、確認の往復を挟んでも成立するかを確かめてから返事をする。この一手間を入れている人は、納期を守れる案件だけを受けているので、結果として評価が安定します。逆に、依頼が来た嬉しさで即答してしまう人は、無理な案件を抱えて疲弊し、数か月で止めてしまいます。
もう一つ、運営者として見てきた限りでは、週末だけの人ほど1件あたりの手取りの厚みが効いてきます。稼働時間に上限がある以上、件数を増やして収入を伸ばすことはできません。同じ5万円の案件でも、仲介手数料が引かれる取引と、中間マージンの乗らない直接取引では、手元に残る額が変わります。手数料0%の取引に意味があるのは、金額の派手さではなく、限られた稼働時間から得られる手取りが厚くなるという点です。依頼者から見ても、同じ予算でより多くを頼めるので、双方にとって噛み合います。
働き方の選択肢を広げるという意味では、コーディング以外の在宅職種の相場も見ておく価値があります。ソフトウェア作成者の年収・単価相場には開発職全体の水準が、著述家,記者,編集者の年収・単価相場には文章まわりの水準がまとまっています。週末稼働で相性がいいのは、工程が細かく切れて、確認の往復が少ない仕事です。その観点では作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事のように成果物が独立している分野や、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事のように継続的な運用で稼働が読みやすい分野も検討に入ります。
スキルの裏付けを示す材料が欲しい場合は、在宅ワークに強い資格10選|自宅で稼げるスキルを身につけるに在宅で評価されやすい資格が整理されています。契約や納期のやり取りが文書中心になる週末稼働では、ビジネス文書検定のような文書力の裏付けが、意外なところで信頼につながることがあります。サーバーまわりまで担当する案件を視野に入れるならCCNA(シスコ技術者認定)も選択肢ですが、優先順位は後ろで構いません。
週末だけの働き方は、時間が足りない働き方ではありません。時間が確定している働き方です。確定しているからこそ、逆算が効きます。締切を先に置いてから受ける。この順番を守れるかどうかが、続くかどうかの分かれ目になります。
よくある質問
Q. 週末だけの稼働で、LPコーディング1本の納期はどれくらい見ておくべきですか?
作業できる週末の回数で数えます。初回実装で1回、修正で1回、確認の往復にそれぞれ数日を見込むと、シンプルなLPでも2週間程度は必要です。フルタイムなら3日という規模でも、週末稼働では2週間から3週間かかると換算してください。
Q. 納期の交渉は受注前にしてもいいのでしょうか?
受注前が最適なタイミングです。受けたあとの延長依頼は信用に響きますが、受注前の「公開日を1週間後ろにできませんか」という相談は、条件のすり合わせとして自然に受け取られます。カレンダー上で成立しない案件は、受ける前に調整してください。
Q. 契約書には納期以外に何を書いておくべきですか?
納期、検収期限、支払期日の3点をセットで書きます。特に検収期限は「納品後5営業日以内にご確認いただき、連絡がない場合は検収完了とみなす」といった形にしておくと、確認待ちで案件が終わらない事態を避けられます。素材受領日と納期の連動も入れておくと安全です。
Q. 納期に間に合いそうにないとき、いつ連絡すればいいですか?
遅れた時点ではなく、遅れそうだと分かった時点です。土曜の作業終了時に進捗が想定の半分なら、その日のうちに伝えます。現状の進捗、残りの見込み、代替案の3点を示すと、依頼者側も調整しやすくなります。放置は関係を切る最大の原因です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
長谷川 奈津@SOHO編集部
行政書士・元企業法務
企業法務で数多くのフリーランス契約を扱った経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。
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