フリーランスの医療費控除|確定申告での申請方法

この記事のポイント
- ✓フリーランスが医療費控除を確定申告で申請する方法を解説
- ✓控除の対象となる医療費
- ✓セルフメディケーション税制との違い
年間の医療費が10万円を超えたら、確定申告で医療費控除を受けられます。フリーランスは会社の年末調整がないので、自分で申告する必要があります。
僕は毎年歯医者の治療費がかさむので、医療費控除は必ず申告しています。年間15万円の医療費で約1.5万円の節税。手間は30分もかかりません。
医療費控除の基本
控除額の計算式
医療費控除額 = 年間の医療費合計 − 保険金等で補てんされた金額 − 10万円
※総所得金額が200万円未満の場合は「10万円」の代わりに「総所得金額×5%」
控除の上限
医療費控除の上限は200万円です。
節税効果の目安
| 年間医療費 | 控除額 | 節税額(税率20%の場合) |
|---|---|---|
| 15万円 | 5万円 | 約1.5万円 |
| 20万円 | 10万円 | 約3万円 |
| 30万円 | 20万円 | 約6万円 |
| 50万円 | 40万円 | 約12万円 |
医療費控除の対象となるもの
対象になる医療費
- 病院・歯科の診療費
- 処方薬の費用
- 通院のための交通費(電車・バス。タクシーは緊急時のみ)
- 入院時の食事代
- 治療のためのマッサージ・はり・きゅう
- レーシック手術
- 歯列矯正(美容目的でないもの)
- 出産費用(検診、分娩費用等)
対象にならないもの
- 美容整形
- 健康診断(異常が見つかった場合は対象)
- 予防接種(インフルエンザ等)
- コンタクトレンズ・メガネ(治療用を除く)
- サプリメント
- 自家用車での通院のガソリン代・駐車場代
セルフメディケーション税制との違い
医療費が10万円に届かない場合でも、「セルフメディケーション税制」を使えば控除が受けられる可能性があります。
| 項目 | 医療費控除 | セルフメディケーション |
|---|---|---|
| 控除の起点 | 10万円超 | 12,000円超 |
| 対象 | 医療費全般 | 特定の市販薬 |
| 上限 | 200万円 | 88,000円 |
| 併用 | 不可 | 不可 |
どちらか有利なほうを選択します。医療費が10万円を超えるなら医療費控除、市販薬の購入が多いならセルフメディケーション税制を検討しましょう。
確定申告での申請方法
Step 1:医療費の明細書を作成する
確定申告書等作成コーナーで「医療費控除の明細書」を入力します。1件ずつ入力する方法と、健康保険組合の「医療費通知」をもとに一括入力する方法があります。
Step 2:確定申告書に反映する
医療費控除の金額が自動で確定申告書に反映されます。e-Taxで提出する場合は、領収書の添付は不要です(5年間の保存義務あり)。
医療費の記録を簡単にするコツ
Excelやスプレッドシートで管理する方法:
| 日付 | 医療機関名 | 内容 | 金額 | 保険補てん額 |
|---|---|---|---|---|
| 1/15 | ○○歯科 | 虫歯治療 | 8,000円 | 0円 |
| 2/20 | △△内科 | 風邪 | 3,000円 | 0円 |
年末にまとめるのではなく、医療機関にかかるたびにメモしておくと楽です。
フリーランスが知っておくべき医療費の節約術
国民健康保険の高額療養費制度
月の医療費が自己負担限度額を超えた場合、超過分が後から戻ってきます。所得に応じて限度額が異なりますが、一般的なフリーランスなら月約8万円が上限の目安。
確定申告で国保料が下がる
医療費控除で所得が下がると、翌年の国民健康保険料も下がります。直接的な税金の還付だけでなく、間接的な節約効果もあります。
よくある質問
Q. 家族の医療費もまとめて控除できる?
はい。生計を一にする配偶者やその他の親族の医療費も合算できます。家族全員分をまとめれば10万円を超えやすくなります。
Q. 領収書は捨ててもいい?
e-Taxで提出する場合、領収書の添付は不要ですが、5年間の保存義務があります。税務調査で求められた場合に提示する必要があるので、捨てないでください。
@SOHOは手数料0%。報酬を最大限受け取り、医療費控除で節税もすれば、フリーランスの手取りをしっかり守れます。
@SOHOで仕事を見つけて賢く節税しよう
医療費控除は、フリーランスが見落としがちな節税手段です。案件獲得と節税、両方をバランスよく進めましょう。











