FP2級の講師・講座の仕事


この記事のポイント
- ✓FP2級 講師 副業を検討している人向けに
- ✓教える側に回る仕事の種類
- ✓講座で踏み込んではいけない範囲までを
結論から書きます。FP2級を持っている人が講師として稼働する道は、実際に存在します。ただし、多くの人が想像する「セミナーで大勢の前に立つ」形は、その中のごく一部でしかありません。FP2級 講師 副業で検索している人が現実的に狙えるのは、資格講座の解説を作る仕事、少人数のオンライン講座、企業向けの研修の一部、そして個人指導です。この4つは、いずれも自宅から画面越しに完結します。
正直なところ、講師業は「教えるのが好きだから」という動機だけで始めると続きません。準備の時間が想像の何倍もかかるからです。逆に言えば、準備を型にできる人にとっては、時間あたりの効率が最も高い仕事のひとつになります。この記事では、その準備の中身と、報酬がどう決まるかを具体的に扱います。
資格の取り方や試験対策の話はしません。すでに合格している人が、次に何を作れば教える側に回れるのかがわかる状態を目指します。
教える側の仕事は4種類に分かれる
まず全体像を整理します。同じ「講師」でも、報酬の決まり方も稼働の形もまったく違います。
資格講座の講師と教材制作
FP検定の対策講座を運営している会社が、講師や教材の制作者を外部から募集する形です。実際の募集内容を見ると、業務範囲が講義だけではないことがわかります。
株式会社アガルートは「アガルートアカデミー」のブランド名で、各種資格試験、検定試験等のオンライン講座(通信講座)を展開しております。 あなたには2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)検定試験対策講座の講師として、商品企画、テキスト作成、講義の収録、受講相談等の業務をご担当いただきます。 担当スタッフがフォローしながら作業を進めるため、未経験者でも安心して働くことができます。 出典: agaroot.jp
注目すべきは、商品企画とテキスト作成が業務に含まれている点です。講義の収録だけを想像していると、実際の稼働の中身とずれます。教材制作の比重が高い仕事だと理解しておくべきです。
この形の利点は、集客を自分でしなくてよいことです。受講者はプラットフォーム側が集めます。報酬は時給または1本あたりの固定になります。弱点は、参入の窓が狭いこと。募集は常時あるわけではありません。
少人数のオンライン講座
自分で企画して、講座プラットフォームや自前の申込みフォームで参加者を集める形です。テーマは家計管理、資産形成の入門、保険の読み方など。1回90分で参加費3,000円、参加者6人なら売上は18,000円です。ここから手数料が引かれます。
集客の負担が全部自分に乗るのが弱点ですが、内容を自分で決められるのが利点です。一度作ったスライドを何度も使えるため、回数を重ねるほど1回あたりの準備時間が減っていきます。
企業研修と団体向けの講座
企業の福利厚生として、従業員向けにライフプランや確定拠出年金の説明会を行う形です。報酬は1回あたり30,000円から80,000円程度の帯になります。単価は最も高い部類です。
ただし、開催が平日日中に集中します。会社勤めをしながら受けるのは現実的に難しい。オンライン開催で夜に設定される研修もありますが、数は多くありません。この形を狙うなら、稼働の柔軟性がある働き方に切り替えてからになります。企業向けの研修や講師の案件がどういう条件で出ているかは、ITコンサルティング・講師のお仕事で募集の形を確認しておくと相場感がつかめます。
個人指導
FP検定の受験者に対する個別指導や、家計の学び直しをしたい人へのマンツーマン講座です。1回60分で5,000円から10,000円程度。準備の負担が軽く、時間の融通も利きます。
弱点は、時間を売る構造から抜け出せないことです。件数を増やすと稼働が埋まり、上限がすぐ見えます。個人指導は入口として使い、講座や教材に移行していくのが定石です。
収入の水準を、先に現実的に置いておく
講師業に限らず、FP資格を使った副業の収入水準については、市場の数字を押さえておくと期待値がぶれません。
クラウドソーシングで小さな案件から受注したり、知人の相談に乗ったりすることで、実践経験を積めます。日本FP協会の調査では、副業FPの平均年収は約33万円。まずはこの水準を目指して行動を始めましょう。 出典: onsuku.jp
年間33万円は、月に均せば3万円弱です。講師業だけでこの水準を超えるには、月に数回の講座を安定して開くか、教材制作の継続案件を持つ必要があります。個人的には、講師業を単体で組み立てるより、執筆や監修と組み合わせるほうが現実的だと考えています。教える内容と書く内容は同じ材料から作れるからです。
準備にかかる時間を正確に見積もる
講師業で最も見誤られるのが、準備の時間です。ここを甘く見積もると、時給換算で驚くほど低い数字が出ます。
90分の講座を新規で作る場合、内容の設計に3時間、スライドの作成に6時間、配布資料の作成に2時間、通しのリハーサルに2時間。合計で13時間前後になります。ここに当日の90分が乗ります。
1回きりで終わらせると、時間あたりの報酬は目も当てられません。だから講座は、必ず繰り返す前提で作ります。2回目以降は準備が1時間程度に落ちるため、5回開催した時点で時間あたりの報酬が実用的な水準に届きます。
この構造を理解していないと、毎回違うテーマの講座を企画して疲弊します。テーマは3本までに絞り、それを回す。これが講師業を続けている人の共通の型です。
スライドの作り方で、準備時間は半分になる
スライドは、テンプレートを1つ作って使い回します。表紙、目次、本文、比較表、まとめ。この5種類のレイアウトを最初に決めておけば、新しい講座を作るたびにデザインで悩む時間がなくなります。
内容面では、1枚のスライドに1つのメッセージという原則を守ります。金融の話は情報量が多いため、詰め込みたくなりますが、詰め込んだスライドは受講者の記憶に残りません。数字は表に、説明は口頭に、という分担にします。
配布資料は、スライドとは別に作ります。スライドをそのまま配ると、文脈が抜けて意味が伝わりません。配布資料には、講座で扱った数字とその出所、そして受講後に取る行動のチェックリストを載せる。この形にすると、受講者の満足度が明確に上がります。
講座の値付けをどう決めるか
値付けの考え方は、時間ではなく成果物で決めるのが基本です。
入門レベルの講座であれば、90分で2,000円から4,000円の帯が一般的です。ここは競合が多く、価格で差を付けにくい領域になります。
対象を絞ると単価が上がります。「家計管理入門」より「共働き世帯の教育資金設計」のほうが、参加費を2倍にしても集まります。自分に当てはまると感じた人だけが申し込むため、参加者数は減っても売上は落ちません。
さらに上げるには、講座を単発から連続に変えます。3回で完結する構成にして、全体で15,000円から25,000円という設定にする。参加者にとっても、1回では身につかない内容が定着するという合理性があります。
正直なところ、最も収益性が高いのは録画講座です。一度収録すれば、追加の稼働なしに販売できます。ただし、収録した瞬間から内容が古くなっていくため、制度の改正がある分野では年に1回の撮り直しが必要になります。この改訂コストを見込んでおかないと、古い情報を売り続けることになります。
機材と環境に、いくらかけるべきか
オンライン講座で受講者が離脱する最大の理由は、内容ではなく音声です。映像が多少荒くても人は我慢しますが、音が聞き取りにくいと最後まで持ちません。
優先順位は明確です。第1にマイク、第2に回線、第3に照明、第4にカメラ。マイクは10,000円前後のもので十分な品質になります。内蔵マイクとの差は、受講者の集中力にはっきり出ます。
回線は有線接続にします。無線は安定しているように見えても、講座の途中で切れると信頼を失います。照明は、顔に正面から光が当たる位置に1つ置くだけで印象が変わります。カメラは、パソコンの内蔵カメラで問題ありません。
背景は、無地の壁か簡易な背景布を使います。仮想背景は輪郭が乱れるため、長時間の講座では見づらくなります。
初期費用の合計は30,000円程度で足ります。この金額は、講座を数回開けば回収できます。
講座で踏み込んではいけない範囲
ここは講師業で最も注意が必要な部分です。講座は一対多の場ですが、質疑応答で必ず個別の相談が飛んできます。
FP2級は、職業能力開発促進法にもとづく国家検定の合格者に与えられる「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」という名称独占の資格です。名乗ることに関する資格であって、これがあることで他の人ができない業務が独占的にできるようになるわけではありません。
税金についての個別具体的な相談や判断は、税理士法第52条が税理士以外の者による税理士業務を制限しています。講座の中で制度を一般的に説明することと、受講者個人の申告内容に踏み込むことは性質が異なります。
保険の商品を勧める行為は、保険業法が定める募集にあたる可能性があります。講座の中で特定の商品名を挙げて推奨する構成は、この線に近づきます。
投資については、金融商品取引法が報酬を得て行う投資助言業務に登録を求めています。参加費を取っている講座の中で個別の銘柄や商品を推奨する行為は、慎重に扱うべき領域です。
労働社会保険諸法令にもとづく申請書の作成や手続の代行は、社会保険労務士法が業務を定めています。年金の講座では、制度説明と手続代行の境目が近くなります。
いずれも、講師が単独で可否を判断できる領域ではありません。境界に触れる質問が出たら、「そのご質問は個別の判断になるので、この場ではお答えを控えます。制度の仕組みはこうなっていますので、実際の判断は税理士さんにご確認ください」という形で、答えられる部分と確認先を分けて返します。士業ごとの業務範囲を一度整理しておきたい場合は、行政書士の資格ガイドで、どの書類の作成が誰の業務なのかを確認しておくと、その場で判断できるようになります。
質疑応答のルールは、講座の冒頭で伝えておきます。「個別の状況に踏み込むご質問には、この場ではお答えできません。制度の仕組みについてのご質問をお願いします」と最初に言っておくだけで、当日の対応がずいぶん楽になります。
受講者が集まる講座と、集まらない講座
集客で苦戦する講座には、共通する特徴があります。タイトルが抽象的なことです。
「お金の基本講座」というタイトルは、誰にも刺さりません。誰向けなのか、何が変わるのかが書かれていないからです。「共働き世帯が、教育資金の必要額を90分で自分で計算できるようになる講座」のほうが、対象も成果もはっきりします。長くなっても構いません。
告知文で書くべきことは3つです。誰向けか、終わったあと何ができるようになるか、何を持ってくればよいか。この3点が書かれていれば、申し込む側は判断できます。講師の経歴を長々と書くより、この3点のほうが申込みにつながります。
集客の経路については、自前のメディアを持っているかどうかで難易度が変わります。検索から人が来る仕組みを作れると、講座の告知を出すたびに一定数が集まる状態になります。同じ資格系の講師業でどう集客しているかは、キャリアコンサルタント資格の活かし方|副業・独立ガイド【2026年版】に、資格を軸に講座と相談を組み立てる流れがまとまっています。構造はFPの講師業とほぼ同じです。
自前のサイトを持つ場合の実装面については、WordPressカスタマイズで稼ぐ|副業エンジニアの実践法【2026年版】が参考になります。申込みフォームと決済の導線をどう作るかは、集客の成否に直結する部分です。
最初の1回をどう開くか
実績がゼロの状態から有料の講座を告知しても、まず人は集まりません。順番があります。
最初は、無料または実費程度のモニター講座を2回開きます。参加者は身近な人でも構いません。目的は収入ではなく、時間配分の検証と、どこで受講者が置いていかれるかの発見です。90分の講座は、リハーサルでは90分に収まっても、質問が入ると必ず超過します。
モニター講座では、終了後にアンケートを取ります。聞くべきは3点だけです。わかりにくかった箇所はどこか、いちばん役に立ったのは何か、いくらなら払うか。3つめの質問は遠慮せずに聞いてください。値付けの根拠になります。
2回のモニターを終えたら、有料に切り替えます。ここで価格を安くしすぎないことが重要です。無料からいきなり1,000円にすると、その後の値上げが難しくなります。最初から適正な価格を付けて、集まらなければ告知の文面を直す。価格を下げるのは最後の手段です。
告知は開催の3週間前に出します。直前の告知は、予定を空けてもらう時間がないため集まりません。
当日90分の進め方
時間配分は先に決めておきます。金融の講座は情報量が多いため、行き当たりばったりで進めると必ず後半が駆け足になります。
最初の10分は、今日扱う範囲と、扱わない範囲の宣言です。「今日は制度の仕組みと必要額の計算までを扱います。個別の商品選びは扱いません」と最初に言っておく。期待値の調整は、満足度を左右する最大の要素です。
次の30分で、前提となる知識を揃えます。ここは講義形式で構いません。ただし、10分に1回は受講者に手を動かしてもらう場面を挟みます。チャットに一言書いてもらうだけでも、集中の持続がまったく違います。
続く30分が実践です。配布したシートに、受講者自身の数字を入れてもらう。ここが講座の中心になります。画面共有で自分が入力例を見せながら、同じ操作を各自にしてもらう形が最も定着します。
最後の20分を質疑応答と持ち帰りの確認に充てます。質疑は必ず時間が足りなくなるので、答えきれなかった質問は後日まとめて共有すると伝えておきます。その約束を守ると、次回の申込みにつながります。
よく出る質問に、先に答えを用意しておく
質疑応答で慌てないために、頻出の質問には事前に答えを作っておきます。家計や資産形成の講座で必ず出るのは、次のような質問です。
いつから始めるのがよいか。手元の預貯金はいくら残すべきか。子どもの教育費は何歳までに何を準備すべきか。今の保険は入りすぎか。住宅ローンは繰上返済すべきか。
これらは全部、個別の事情によって答えが変わる質問です。だからこそ、答え方の型を用意しておきます。「一般的にはこう考えます。判断の分かれ目はこの3点です。ご自身の状況をこの3点で確認してみてください」という形です。断定せず、判断の軸を渡す。これが講座での正しい答え方になります。
答えを用意しておくと、質疑応答の時間が講座の価値を上げる時間に変わります。準備していないと、単なる時間の消化になります。
会社員として続けるための確認事項
勤務先の就業規則で、副業が届出制か許可制かを確認してください。金融機関や保険会社に勤めている場合は、講座の内容が競業とみなされる可能性があるため、より慎重な確認が必要です。
税務については、副業で得た所得、つまり収入から必要経費を差し引いた金額が年間20万円を超える場合、原則として確定申告が必要になります。機材の購入費、資料代、通信費のうち業務に使った割合分は経費に計上できる可能性があります。詳しい要件は国税庁の案内で確認してください。
住民税については、確定申告書の第二表で徴収方法を選べます。普通徴収を選べば副業分の住民税が勤務先に通知されない運用になりますが、自治体によって取り扱いが異なるため事前の確認が要ります。
教材を資産にする発想を持つ
講師業を時間の切り売りで終わらせるか、資産の積み上げにできるかは、教材の扱い方で決まります。
同じ90分の講座でも、その回だけで消える形と、後から使える形があります。使える形にするには、収録と、素材の分解の2つが要ります。
収録は、受講者の同意を得たうえで毎回残しておきます。編集して販売するかどうかは後で決めればよく、素材があること自体に価値があります。顔を出さずに画面共有だけを収録する形でも、内容が伝われば商品になります。
素材の分解は、スライドを部品として管理することです。制度の説明パート、計算のデモパート、比較表のパート。テーマ別のフォルダに分けて保存しておくと、新しい講座を作るときに組み替えるだけで済みます。ここまで整理している人は、新規テーマの準備時間が13時間から4時間程度まで落ちます。
もう1つ、講座で使った説明の型は、そのまま記事や動画の原稿になります。口頭で説明して伝わった順番は、文章にしても伝わる順番です。講座を1本作るたびに、記事が数本分の材料が手に入っていると考えると、準備の重さの見え方が変わります。
制度の改正がある分野なので、教材には必ず改訂の予定を組み込んでおきます。年に1回、決まった月に全教材の数字を見直す。この習慣がないと、古い情報を含む教材を売り続けることになり、信用を失います。改訂の作業自体は、素材が分解されていれば数時間で終わります。
講座に使う数字の管理も同じ考え方です。制度ごとに、金額と要件と出所のURL、確認した日付を1つの表にまとめておく。講座でも記事でも監修でも、参照する数字は同じものです。この表があると、テーマをまたいだ準備が一気に軽くなります。表を作るのに休日の半日ほどかかりますが、その後の全ての仕事の速度が変わります。
契約と報酬まわりの実務
企業研修や教材制作を業務委託で受ける場合、2024年11月に施行されたフリーランス保護新法により、発注者は業務の内容、報酬額、支払期日などを書面または電磁的方法で明示する義務を負います。報酬は成果物を受け取った日から起算して60日以内に支払われる決まりです。
講師業で特に確認しておくべき条件が4つあります。1つめは、作成したスライドや教材の権利の扱いです。納品後に自分が他の場で使えるのか、それとも発注元に帰属するのか。ここを確認しないまま作ると、自分の主力教材を使えなくなります。
2つめは、収録した講義の使用範囲と期間です。録画がいつまで販売されるのか、他のプラットフォームに転載されるのかを確認します。
3つめは、キャンセルの規定です。開催の直前に中止になった場合の扱いを決めておきます。準備に十数時間かけたあとで中止になると、無報酬になりかねません。
4つめは、改訂の扱いです。制度の改正で教材の修正が必要になったとき、その作業が報酬に含まれるのか別途なのか。これは金融分野では確実に発生する話なので、最初に決めておくべきです。
運営者として見てきた、講師業が続く人の条件
在宅ワークの市場を20年以上見てきた立場から言えば、講師業を長く続けている人には共通点があります。話がうまい人ではなく、受講者が持ち帰るものを設計している人です。
講座が終わったあと、受講者の手元に何が残るか。この問いに答えられる講座は、口コミが回ります。逆に、その場は盛り上がっても翌日には何も残らない講座は、次の申込みにつながりません。持ち帰るものは、計算済みのシートでも、確認すべき項目のリストでも構いません。形があることが重要です。
もうひとつ、報酬の受け取り方の話をしておきます。同じ30,000円の講座でも、仲介の手数料が引かれる経路と、依頼者と直接やり取りして全額が手元に残る経路では、月に数本重ねるだけで差が積み上がります。手数料0%で直接つながる形は、受け手の手取りが厚くなるだけでなく、依頼する側も同じ予算でより多くの回数を頼めるようになります。準備に十数時間かかる講師業のように、1本あたりの実働が長い仕事ほど、この差ははっきり効いてきます。
数字で見る、隣接する仕事との関係
講師業と最も相性がいいのが、執筆です。講座の内容はそのまま記事の材料になり、記事は講座の集客材料になります。文章を扱う職種の収入水準は著述家,記者,編集者の年収・単価相場で確認できます。金融分野は、根拠を示して書ける人が限られるため単価が落ちにくい領域です。
もう1つの広がりが、コンサルティングです。個人向けの講座から、事業者向けの相談に移行していく道があります。士業の資格を軸にした相談業がどう成り立っているかは、マンション管理士の副業|管理組合のコンサルティング【2026年版】に、専門知識を継続契約に変える流れが整理されています。
在宅で成立する仕事の幅を広く見ておきたい場合は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事も参考になります。教材の制作や動画編集のスキルは、FP以外の分野でも需要があります。
講師業は、準備の重さを理解して型にできるかどうかで、割に合う仕事にも割に合わない仕事にもなります。テーマを絞り、教材を繰り返し使い、持ち帰るものを設計する。この3つを守れば、自宅の1部屋から続けられる仕事になります。
よくある質問
Q. FP2級だけで、講師の仕事を受けられますか?
受けられます。資格講座の教材制作や、家計管理をテーマにした少人数のオンライン講座であれば、FP2級の知識が直接使えます。ただし募集要項によっては上位資格や実務経験を条件にしている場合があるため、応募前に条件を確認してください。
Q. 講座1回あたり、どのくらい準備に時間がかかりますか?
90分の講座を新規で作る場合、設計、スライド作成、配布資料、リハーサルを合わせて13時間前後が目安です。2回目以降は1時間程度に落ちるため、同じテーマを繰り返す前提で作ることが前提になります。テーマは3本までに絞るのが現実的です。
Q. 講座の参加費はいくらに設定すべきですか?
入門レベルの90分講座なら2,000円から4,000円が一般的な帯です。対象を絞ったテーマにすると単価を上げられます。さらに3回完結の連続講座にして15,000円から25,000円という設定にすると、集客の手間に対する収益が改善します。
Q. 講座の質疑応答で、個別の相談を受けても問題ありませんか?
税理士法、保険業法、金融商品取引法、社会保険労務士法がそれぞれ業務の範囲を定めています。制度の一般的な説明と、受講者個人の状況への具体的な判断は分けて考えてください。冒頭で「個別の状況に踏み込む質問にはお答えできません」と伝えておくと、当日の対応が楽になります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
朝比奈 蒼@SOHO編集部
ITメディア編集者
IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。
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