BANDの使い方を、サークルや部活の連絡に使う場合の設定の進め方から見る

@SOHO編集部
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BANDの使い方を、サークルや部活の連絡に使う場合の設定の進め方から見る

この記事のポイント

  • ✓地域の会の連絡に使う場面に絞って整理しました
  • ✓リーダーが最初に決めておく順番で解説します

BANDの使い方を調べている方の多くは、サークルや部活、町内会の連絡係を任されて、「とりあえずBANDで」と言われた方ではないでしょうか。アプリを入れてグループを作るところまでは迷わなくても、権限や通知、出欠確認の設定を後回しにすると、「連絡が届いていない」「誰が読んだか分からない」という声が必ず出てきます。この記事では、BANDの公式ガイドと機能マニュアルの記載をもとに、リーダーが最初に決めておくことから、メンバーを招待して日々の連絡を回すまでを、設定の順番に沿って説明します。

BANDとはどんなアプリか

BANDは、グループの連絡をまとめるためのアプリです。公式サイトでは次のように説明されています。

BANDはグループコミュニケーションを効率化させるアプリです。グループでのお知らせや日程共有・出欠管理、さらに投票やトーク、ライブ配信など、BANDの機能を使って、連絡の時間やコミュニケーションの手間をもっと簡単に省くことができます。 出典: band.us

LINEのような連絡アプリとの一番の違いは、友だちを追加して個別にやり取りするのではなく、まずグループを作り、そこにメンバーを招待して使う点です。BANDでは、この1つ1つのグループのことを「Band」と呼びます。アプリ全体の名前と同じなので紛らわしいのですが、この記事でも公式の呼び方に合わせて、個々のグループを「Band」と書きます。

公式サイトによると、スマートフォン、タブレット、パソコンのどれでも無料で使えます。スマートフォンではアプリを入れ、パソコンではブラウザでband.usにアクセスします。会員登録は、電話番号やメールアドレスのほか、LINE、Facebook、Appleのアカウントでもできます。LINEのアカウントで登録しても、トークの中身や友だちの一覧はBANDに引き継がれないと説明されています。

もう1つの特徴は、メンバー同士が電話番号やLINEのIDを教え合わなくても参加できることです。部活の保護者会や地域の会のように、連絡先の交換に抵抗がある人が混ざる集まりでは、この点が導入の決め手になることが多くあります。

使える主な機能は、掲示板、カレンダー、トーク、アルバム、ライブ配信、音声とビデオの通話、権限の設定です。機能が多い分、最初に全部を使おうとすると、リーダーもメンバーも疲れてしまいます。サークルや部活で使うなら、まず掲示板とカレンダーと出欠確認の3つに絞って始めるのが現実的です。

グループを作る前にリーダーが決めておくこと

BANDを始めるときに一番大切なのは、アプリを開く前の準備です。地方の農業者の会や町内会でよくあるのが、最初に「何をBANDで連絡し、何を今までどおり電話で連絡するか」を決めないまま始めてしまい、半年たっても電話の連絡網とBANDが並んで動き続け、役員の手間がかえって増えるという失敗です。

始める前に決めておきたいのは次の4つです。

何を連絡するためのBandか

練習日程と出欠確認だけなのか、写真の共有もするのか、会計の報告もするのかを決めます。目的が決まっていれば、使う機能も絞れます。

誰が管理するか

BANDでは、グループを運営する人を「リーダー」と呼びます。リーダーは1人ですが、あとから「サブリーダー」を追加して、管理の仕事を分けられます。最初から2〜3人で分担すると決めておくと、リーダーが忙しい時期でも運営が止まりません。

1つのBandにするか、分けるか

公式の機能マニュアルでは、「グループ全体」「役職別」「イベント別」のように、目的に応じてBandを分けて作る使い方も紹介されています。部活なら、選手と保護者の全員が入るBandと、役員だけのBandを分けると、役員の相談がメンバー全員の通知を鳴らすことがなくなります。

誰が参加できるか

特定のメンバーだけで運営したい場合は、Bandの公開設定を「秘密」にします。公式サイトによると、「秘密」にすると招待を受けた人だけが参加でき、グループの中身も外に公開されません。子どもの写真を共有する部活や、名簿を扱う町内会では、まず「秘密」を選ぶのが基本です。

この4つを紙1枚に書いて、役員の間で共有してからBandを作ると、あとで設定を何度もやり直さずに済みます。

Bandを作る手順

準備ができたら、リーダーがBandを作ります。公式の「BAND 始め方ガイド」に沿うと、流れは次のとおりです。

  1. App StoreかGoogle Playで「BAND」または「バンド」と検索して、アプリを入れる
  2. 「会員登録」をタップし、メールアドレス、電話番号、Facebook、LINE、Apple IDのどれかで登録する
  3. 「Bandを作る」をタップし、表示される質問に答えて「次へ」をタップする
  4. スポーツチーム、学校、PTA、会社、サークルなど、グループに合ったカテゴリーを選ぶ
  5. グループ名とカバー写真を設定し、「Bandを作る」をタップする

3つ目の質問への答えによって、Bandの公開の種類が自動で設定されます。ガイドには、この設定はいつでも変えられると書かれていますが、メンバーを招待する前に、前の節で決めた公開範囲になっているかを必ず確かめてください。

グループ名は、メンバーが一覧で見たときにすぐ分かる名前にします。「〇〇中学校 女子バレー部 2026年度」のように、年度まで入れておくと、翌年に新しいBandを作ったときに取り違えません。カバー写真は、チームの集合写真やロゴなど、ひと目でそのBandだと分かるものを選ぶと、複数のBandに入っているメンバーが迷いません。

最後に、権限の設定内容を確認する画面が表示されます。ここはこのあとの「権限の設定で運営の負担を分ける」の節で詳しく説明しますが、最初は既定の設定のまま進めて、メンバーを招待する前に見直す、という順番でもかまいません。

メンバーを招待する

Bandができたら、メンバーを招待します。始め方ガイドによると、招待の方法は、メールやLINEで招待のURLを送る方法と、QRコードを読み取ってもらう方法などがあります。手順は、Bandのホーム画面で「招待」を選び、「招待状を送る」から新しい招待状を作り、画面下のメニューから送る方法を選びます。

招待を受けたメンバーの側は、次の流れで参加します。

  1. 届いた招待のURLを開くか、QRコードを読み取る
  2. アプリが入っていなければ、App StoreかGoogle Playから入れる
  3. 会員登録をする
  4. 招待されたBandの画面で「参加する」を選ぶ

会員登録のあとに招待の画面が表示されない場合は、もう一度招待のURLやQRコードから開くと確認できる、とガイドに書かれています。メンバーから「登録したのに入れない」と言われたら、まずこれを伝えます。

招待のQRコードを印刷物に載せる

機能マニュアルでは、招待のQRコードを画像として保存し、印刷物やWebページに載せる方法が紹介されています。保護者会の配布物や、練習場の掲示にQRコードを載せておけば、1人ずつURLを送る手間が省けます。ただし、QRコードを見た人なら誰でも参加の申請ができるので、参加を承認制にしておくか、配布する範囲を限るかを併せて決めておきましょう。発行した招待状が不要になったら、招待状の履歴から削除できます。

保護者から相談が多い「BAND for Kids」

機能マニュアルのよくある質問には、保護者が登録したのに「BAND for Kids」という別のアプリを案内された、という相談が載っています。登録のときに子どもの生年月日を入力したことが原因と考えられ、保護者が使う場合は自分の生年月日で登録するよう案内されています。生年月日と性別の変更は一度しかできないと書かれているので、部活の保護者に招待を送るときは、「生年月日は保護者ご自身のものを入力してください」と一言添えておくと、問い合わせが減ります。

プロフィールの書き方をそろえてもらう

メンバーが増えると、「この名前の人は誰の保護者か」が分からなくなります。始め方ガイドによると、プロフィールはBandごとに作り分けられるので、趣味の会では愛称、部活の保護者会では「〇〇の母」のように、集まりに合わせた名前を使えます。機能マニュアルでは、リーダーが「Band設定」で「メンバーのプロフィールを必須入力にする」をオンにすると、コーチ、部長、広報部、父や母といった役割や所属を、名前の横に表示する「プロフィール紹介」の入力をメンバーに求められると紹介されています。招待の段階で入力の例を示しておくと、名簿づくりの手間が大きく減ります。

権限の設定で運営の負担を分ける

BANDの使い方で、サークルや部活の運営に一番効くのが権限の設定です。権限とは、誰がどの操作をしてよいかを決める設定のことです。公式の始め方ガイドでは、次のようなことができると説明されています。

やりたいこと BANDでの設定
リーダー以外にも管理を任せたい サブリーダーを追加し、任せる操作を決める
メンバー同士が見えない所でやり取りするのを防ぎたい メンバー同士のトークを制限する。リーダーとだけやり取りできる設定も可能
掲示板への投稿を事前に確認したい 投稿の前にリーダーやサブリーダーが内容を確認する工程を追加する
参加の申請をリーダー以外も承認できるようにしたい 参加申請の承認の権限をサブリーダーなどに渡す
アルバムの作成や予定の追加を一部の人に限りたい 投稿、コメント、予定の追加、アルバムへの追加ごとに権限を分ける

設定の場所は、「Band設定」の「メンバーの権限設定」です。機能マニュアルによると、Bandを作った時点で一般的な基準の権限が自動で適用されていて、それと違う形にしたいときにこのメニューを使います。

部活の保護者会なら、予定の追加はリーダーとサブリーダーだけ、掲示板への投稿は全員、アルバムへの写真の追加は全員、という形がよく使われます。予定を誰でも追加できる状態にしておくと、似た予定が何件も並んで、どれが正しい練習日か分からなくなるからです。

メンバー同士の個別のトークを制限したい場合は、「Band設定」の「トーク設定」で、トークルームへの招待の権限をリーダーだけにします。トークの機能そのものを使わない設定もあります。子どもが参加する部活や、知らない人同士が集まる地域の会では、最初は個別のトークを制限しておき、必要が出てから緩めるほうが安全です。

サブリーダーは、「Band設定」の「サブリーダー管理」から追加します。サブリーダーにどの操作を任せるかはリーダーが調整できるので、会計係には出欠の確認だけ、広報係にはお知らせの登録だけ、のように役割に合わせて任せられます。

連絡を確実に届ける機能

連絡係が一番困るのは、大事なお知らせが読まれないことです。BANDには、読まれたかどうかを確かめ、見落としを減らすための機能がそろっています。

お知らせ登録で上に固定する

機能マニュアルによると、投稿を長押しするか右上の「…」から「お知らせ登録」を選ぶと、その投稿を掲示板の上に固定できます。グループの約束ごと、年間の予定、集合場所の地図など、何度も見返す投稿を固定しておくと、「あの連絡はどこだったか」という質問が減ります。

既読の確認

投稿の「〇〇人が既読」という欄をタップすると、読んだ人と読んでいない人の一覧が出ます。読んでいない人には、個別のトークで念押しの連絡を送れます。既定ではリーダーだけが確認できる設定ですが、権限の設定で他のメンバーにも見せられます。

@メンションとカテゴリー

投稿やコメントで「@」に続けて名前を指定すると、その人に通知が届きます。全員ではなく、特定の係にだけ確実に届けたいときに使います。また、掲示板の投稿に「#お知らせ」「#議事録」のようなカテゴリーを設定すると、同じ種類の投稿をまとめて表示できます。機能マニュアルでは、メンバーをいくつかの小グループに分けて、小グループごとに@メンションを付ける方法も紹介されています。学年別やパート別に連絡を分けたい部活では便利です。

非公開コメント

「Band設定」で非公開コメントを使えるようにすると、作成者とリーダー、サブリーダーだけが読めるコメントを書けます。欠席の理由や体調のことなど、他のメンバーに見られたくない内容を伝えるときに使えます。

予定の共有と出欠確認

サークルや部活でBANDを使う一番の理由は、出欠確認の手間を減らすことです。電話やLINEで1人ずつ確認していた作業が、BANDではカレンダーの予定に組み込めます。

予定は、Bandのカレンダーから日付を選んで「追加」をタップして登録します。機能マニュアルによると、予定ごとにカテゴリーで色を分けられ、毎週の練習のような決まった予定は繰り返しで登録できます。場所の地図やファイルも添付できます。

出欠確認は、予定を登録する画面で「出欠確認をする」をオンにするだけです。設定できる主な項目は次のとおりです。

  1. 締め切り日。締め切りの前日に、メンバーへ自動で通知が届きます
  2. 「未定」の選択肢。参加できるかまだ分からない人も答えられます
  3. 回答した人の公開範囲。誰が参加するかを全員に見せるか、リーダーだけにするかを選べます
  4. 参加人数の上限。会場の定員がある行事で使います
  5. 外部メンバーの追加。BANDに参加していない人の名前だけを回答者として加えられます

締め切りの前日に自動で通知が届くので、リーダーが念押しの連絡を1人ずつ送る必要がなくなります。また、外部メンバーの機能を使えば、スマートフォンを持っていない祖父母や、BANDに入っていない指導者の分も、リーダーが代わりに出欠を記録できます。

Bandの予定は、個人のスマートフォンのカレンダーに保存したり、外部のカレンダーに書き出したりもできます。逆に、リーダーが別のカレンダーで予定を管理していた場合は、「Band設定」の「予定設定」からURLを購読して読み込めます。

投票とアンケートで決めごとを進める

サークルや部活では、合宿の行き先、懇親会の日程、ユニフォームの色など、全員の意見を聞いて決めることがよくあります。電話やLINEで集めると、誰が何に投票したかを数えるだけで一晩かかります。BANDでは、掲示板の投稿に投票やアンケートを付けて意見を集められます。

機能マニュアルによると、投票は投稿の画面から「投票を作成」を選び、内容を入力して添付します。設定できることは次のとおりです。

  1. 選択肢は50個まで追加でき、作成者以外のメンバーが選択肢を追加できる設定もある
  2. 1つだけ選ぶか、複数を選べるかを決められる。日程の候補から都合のよい日を全部選んでもらうときは複数選択にする
  3. 誰が何に投票したかを伏せる、無記名の投票にできる
  4. 終了日を設定して、締め切りを決められる
  5. 過去に作った投票の内容を呼び出して使い回せる

始め方ガイドには、投票の作成者とリーダーだけが結果を見られる「秘密投票」の機能もあると書かれています。役員の選出や、会費の値上げへの賛否のように、他の人の答えに引きずられたくない決めごとでは、無記名や秘密投票を選ぶと本音が集まりやすくなります。

選択肢だけでは足りず、理由や希望を文章で書いてもらいたいときは、アンケートの機能を使います。質問ごとに選択式か記述式かを選べ、1つのアンケートに質問を50個まで登録できます。回答できるメンバーの範囲も選べるので、保護者だけ、3年生だけ、のように対象を絞って聞けます。年度末の振り返りや、来年度の活動の希望を集めるときに便利です。

トークの使い分け

掲示板が「あとから読み返す連絡」に向いているのに対し、トークは「その場で決めたいやり取り」に向いています。機能マニュアルによると、トークには3つの形があります。

種類 参加する人 向いている使い方
全体のトークルーム Bandのメンバー全員が最初から参加 当日の集合時間の変更など、急ぎの全体連絡
個別のトークルーム 作成者が選んだメンバーだけ 係の打ち合わせ、個人への連絡
公開トークルーム メンバーが自分で参加し、自由に退室できる 話題ごとの雑談、希望者だけの相談

個別のトークルームの会話は、参加している人だけが読めます。1人を選べば1対1のトーク、複数を選べばグループのトークになります。公開トークルームは、退室しても一覧から消えず、「参加可能なトークルーム」として残るので、あとから話題に加わることもできます。

トークの中からは、音声通話とビデオ通話もできます。電話番号を教え合わなくても通話でき、スマートフォンのアプリだけでなくブラウザからも使えます。公式サイトでは、パソコンのビデオ通話で画面を共有しながら、オンラインの会議にも使えると紹介されています。役員会を毎回集まって開くのが難しい会では、BANDのビデオ通話で済ませる、という使い方もできます。

注意したいのは、大事な決定をトークだけで済ませないことです。トークは流れが速く、あとから参加した人や、その時間に見ていなかった人には伝わりません。トークで決まったことは、必ず掲示板にも投稿して、記録として残しておきましょう。

写真・動画・ファイルの共有

BANDのアルバムには、グループの写真や動画を行事ごとに整理して保存できます。公式サイトでは、アルバムの写真に保存期間の制限はなく、いつでもダウンロードできると説明されています。掲示板に写真や動画を添付して投稿すると、その写真はアルバムでも確認できます。

ファイルは、掲示板の投稿やコメントにExcel、Word、PDFなどを添付して共有できます。共有されたファイルは「添付一覧」から、まとめて確認と保存ができます。練習メニューの表や大会の要項を配るときに使えます。コメントにも、画像5枚までとファイル1つまでを添付できます。

ライブ配信は、特別な機材がなくてもスマートフォン1台で配信できる機能です。配信中にメンバーがコメントを送れ、配信が終わったら動画を掲示板に共有したり、端末に保存したりできます。遠方に住む家族が試合を見られるよう、部活の保護者会で使われることがあります。

写真の共有で注意したいのは、子どもの写真や、顔の分かる写真の扱いです。Bandを「秘密」にしていても、メンバーが写真をダウンロードしてほかの場所に投稿することは止められません。写真を投稿する前に、「アルバムの写真をBandの外に投稿しない」という約束ごとを、お知らせとして固定しておくと安心です。

通知の設定とおやすみモード

BANDを使い始めたメンバーから最初に出る不満は、「通知が多すぎる」か「通知が来ない」のどちらかです。始め方ガイドによると、投稿、コメント、予定、ライブ配信などのプッシュ通知は、Bandごとに自由に設定できます。プッシュ通知とは、アプリを開いていなくてもスマートフォンの画面に表示されるお知らせのことです。

メンバーに勧めやすい設定は、機能マニュアルにある例のとおり、重要なお知らせが届くBandではプッシュ通知をオンにして、それ以外は自分宛ての@メンションだけを受け取る、という形です。こうしておけば、雑談のコメントで通知が鳴り続けることはなく、自分に関係する連絡は見落としません。

リーダー側で使えるのが「おやすみモード」です。「Band設定」の「BANDおやすみモード設定」をオンにして開始と終了の時刻を決めると、その時間帯はBandからの通知がメンバーに届かなくなります。夜遅くに予定を更新しても、メンバーの通知を鳴らさずに済みます。おやすみモードの間に投稿された内容は、新着やフィードでいつでも確認できます。

通知の設定は、メンバーが自分で行うものです。リーダーは、Bandを始めるときに「通知の設定方法」を説明した投稿をお知らせとして固定しておくと、個別の問い合わせに何度も答える手間が省けます。

パソコンから使うと便利な作業

BANDはスマートフォンのアプリが中心ですが、ブラウザでband.usを開くとパソコンからも使えます。機能マニュアルでは、長い文章の投稿や、WordやExcelのファイルを共有するときに、パソコンで使うことが勧められています。

パソコンで使う利点としてマニュアルに挙げられているのが、出欠確認の結果やメンバーの一覧をExcelのファイルとして書き出せることです。予定の投稿を開き、「参加する」の右側の数字をクリックし、右上のアイコンから「Excelをダウンロード」を選びます。会費の集金や、大会の参加者名簿を作るときに、出欠の結果を書き写す手間がなくなります。

アプリで使えるほとんどの機能は、パソコンのブラウザでも同じように使えると説明されています。年度の初めの名簿づくりや、年間予定の一括登録のような、画面の広さが必要な作業はパソコンで、日々の連絡の確認はスマートフォンで、と使い分けるとリーダーの負担が軽くなります。

運営でつまずきやすい場面

BANDを使っていると、どのグループでも同じような所でつまずきます。機能マニュアルのよくある質問から、リーダーが知っておくと助かるものを整理しておきます。

「認証に失敗しました」と表示されて参加できない

招待状をメールで送り、招待メールの認証の機能を使っている場合に起きます。参加する人は、BANDに登録したメールアドレスではなく、招待状が届いたメールアドレスを入力する必要があります。大文字と小文字、全角と半角の違いも区別されます。それでも参加できないときは、メールアドレスの認証をすべてオフにしてから、もう一度参加してもらうよう案内されています。

登録をやり直したら制限がかかった

同じ情報での登録を繰り返したり、退会してすぐに同じ情報で登録したりすると、不正な利用を防ぐために制限がかかることがあります。マニュアルでは、48時間以内に解除されると説明されています。メンバーが「登録をやり直したい」と言ったときは、退会する前に、プロフィールの変更で済まないかを確かめると、この制限を避けられます。

年度が替わるときの引き継ぎ

部活やPTAは、毎年役員が入れ替わります。リーダーの交代は、あとから変更できると始め方ガイドに書かれています。卒業する学年の保護者がリーダーのまま連絡を見なくなると、Bandの設定を変えられる人が実質いなくなってしまうので、年度末にリーダーを次の役員に引き継ぎ、前の役員はサブリーダーか一般のメンバーに戻す、という手順を年間の予定に入れておきます。

連絡と動画の記録を1か所にまとめる別の選択肢

BANDは機能がそろっていて、長く使われてきた実績もあります。一方で、機能が多い分設定の項目も多く、年配の会員が多い会や、レッスンの動画を記録として残したい教室では、もっと単純な道具を探す人もいます。その候補の1つがTsudoo(ツドー)です。教室やサークル、町内会など、続く集まりの連絡、予定、写真、動画を1つの場所にまとめるグループアプリです。

公式サイトの記載では、メンバーはLINEのアカウントでそのまま参加でき、新しいIDとパスワードを作る必要はありません。LINEのアカウントはログインのときの本人確認にだけ使われ、お知らせはスマートフォンの画面に通知として表示されます。掲示板とチャットが分かれていて、重要な投稿は上に固定できます。予定を告知して出欠を確認でき、予定を変更すると告知の投稿も同時に更新されます。参加の方法は公開、承認制、招待制の3つから選べます。アップロードした動画が自動で文字に書き起こされる機能があり、試験的な機能として提供されています。

料金は、グループの作成、メンバーの追加、写真の保存が無料で、メンバー数とグループ数に上限はありません。3分未満の動画は本数の制限なく、3分以上の動画も合計30時間まで無料で保存できます。それを超える場合だけ、1グループあたり月額525円(税込)の動画保存プランで合計100時間まで保存できます。一方で、BANDにあるライブ配信、投票、時間帯を分けた参加者募集の機能はありません。投票で物事を決めることが多い会や、ライブ配信を使いたい会には、BANDのほうが合っています。

Tsudooは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

グループ運営を支える仕事から見えること

最後に、BANDのような連絡の道具を整える仕事について触れておきます。地方では、町内会や農業者の会、スポーツ少年団の連絡が、いまも電話と回覧板で回っている所が少なくありません。役員の高齢化で連絡係の担い手が見つからず、「誰か詳しい人に設定してほしい」という声は年々増えています。

フリーランスや在宅ワークの市場を20年運営してきた立場から見ると、こうした「道具を入れて、使い方を根付かせる」仕事は、遠隔でも続けやすい分野です。最初のBandの設計と権限の設定、役員向けの説明会、年度替わりの引き継ぎの手順書づくりまでを一続きで請け負うと、単発の設定作業より長い付き合いになりやすい傾向があります。地域の団体や小さな事業者と直接契約する場合、仲介の手数料が引かれない分、同じ予算でも受け取る報酬が厚くなり、依頼する側も無理のない金額で頼めます。手数料0%で直接取引できる環境は、こうした小さな仕事を長く続けるうえで効いてきます。

業務の道具選びや使い方の定着を支援する仕事は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で紹介している分野と重なります。連絡の仕組みづくりに加えて、議事録の作成やお知らせ文の下書きに生成AIを使う提案まで含めると、支援の幅が広がります。

お知らせの文面や手順書を書く仕事の相場は、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で職業別の統計をもとに確かめられます。地域の団体の支援を事業として考えるなら、経営の助言の資格である中小企業診断士の内容にも目を通しておくと、団体の運営全体を見渡す視点が身に付きます。

よくある質問

Q. BANDは無料で使えますか?

公式サイトでは、スマートフォン、タブレット、パソコンのどれでも無料で使えると説明されています。グループの作成、メンバーの招待、掲示板、カレンダー、出欠確認、アルバムなどの基本の機能は無料で使えます。スタンプなどの一部に有料の項目があるので、使う前に公式のヘルプで内容を確かめてください。

Q. メンバー同士の連絡先を知らなくても参加できますか?

参加できます。BANDは電話番号やLINEのIDを交換しなくても、招待のURLやQRコードからグループに参加できる仕組みです。Bandの公開設定を「秘密」にすると、招待を受けた人だけが参加でき、グループの中身も外に公開されません。部活の保護者会や地域の会でよく使われる理由の1つです。

Q. 出欠確認の締め切り前に念押しの連絡を送る必要はありますか?

予定に出欠確認を付けて締め切り日を設定すると、締め切りの前日にメンバーへ自動で通知が届きます。リーダーが1人ずつ念押しする手間は減ります。それでも回答がない人には、未回答の人を確かめたうえで、個別のトークや@メンションで連絡すると確実です。

Q. 夜遅くに予定を更新すると、メンバーの通知が鳴ってしまいませんか?

リーダーが「BANDおやすみモード設定」をオンにして時間帯を決めると、その時間帯はBandからの通知がメンバーに届かなくなります。おやすみモードの間に投稿した内容は、メンバーが新着やフィードでいつでも確認できます。夜に作業することが多いリーダーは、最初に設定しておくと安心です。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年7月9日最終更新:2026年10月10日
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