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実績ゼロで在宅Webライティングの職務経歴書に何を書くか

@SOHO編集部
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実績ゼロで在宅Webライティングの職務経歴書に何を書くか

この記事のポイント

  • ✓在宅のWebライティングに応募したいが
  • ✓職務経歴書に書く執筆実績がない
  • ✓そんなときに書くべきは執筆歴ではなく

在宅のWebライティングに応募しようとして職務経歴書を開いたものの、書くことがない。執筆実績の欄が真っ白で、そこで手が止まっている。そういう方に、まず、安心してください。実績ゼロで職務経歴書を書いている人は大勢いますし、そこから受注につながっている人も普通にいます。ただし、書き方には順序があります。

結論を先に書きます。実績ゼロの職務経歴書に書くべきは「何本書いたか」ではありません。前職の業務のうち、Webライティングの工程に移植できるものを分解して並べることです。この発想の転換ができるかどうかで、書類の通過率がまったく変わります。この記事では、職務経歴書が読まれる3つの場面、前職の棚卸しの手順、実績ゼロのサンプル、落ちる書き方、40代以降で書く場合の注意点までを順に扱います。

在宅Webライティングで職務経歴書が読まれる3つの場面

同じ「職務経歴書」でも、応募する形態によって読まれ方が違います。ここを混同すると、書く内容がずれます。

場面1、フルリモートの正社員・契約社員求人

まず、企業の正規雇用や契約社員としてのリモート求人です。こういった募集が実際にあります。

人気のフルリモートワークで、美容メディアのWEB編集者を募集します。月間1,000万PVの自社メディアで、新たに美容領域のメディア立ち上げに携わっていただきます。SEOライティングの経験を活かしたい方におすすめです。具体的には、編集(一部ライティング)、検品、リライト、入稿業務を行います。勤務時間は10:00~19:00(実働8時間)ですが、10:00~16:00(実働5時間)も相談可能です。残業はほとんどありません。完全週休2日制で、土日祝日が休みです。交通費全額支給、在宅手当があります。 出典: 求人ボックス

この種の募集では、職務経歴書は人事や採用担当が最初に読みます。書式の整い方、職歴の連続性、業務内容の記述の具体性が見られます。フォーマットは一般的な転職用のもので構いませんが、「編集、検品、リライト、入稿」といった業務範囲に自分の経験がどう接続するかを明示する必要があります。

場面2、業務委託の直案件

次に、企業がフリーランスに直接発注する形態です。募集要項に職務経歴書の提出を求めるものがあります。

Webライターとしてのスキルや経験を活かして、あなたらしく働きませんか。弊社はクライアント様の“出来ないことができること”を広げるお手伝いをしており、事業拡大につきWebライターを募集します。業務内容は運用メディアの記事執筆、コピーライティング、ライティング業務です。勤務時間、場所、休日は柔軟に対応し、フリーランス・Wワーク・副業もOKです。あなたにあった働き方やキャリアアップを応援します。ご応募の際は、履歴書・職務経歴書、ポートフォリオのご提出をお願いいたします。... 出典: 求人ボックス

ここで注目してほしいのは、職務経歴書とポートフォリオがセットで求められている点です。業務委託では、職歴の連続性より「いま何ができるか」が見られます。だから職務経歴書は短くてよく、代わりに書いたものの提示が重みを持ちます。

場面3、派遣・アルバイト形態の在宅業務

3つ目は、派遣会社やアルバイトとしての在宅業務です。この場合、職務経歴書は派遣会社の担当者が読み、企業に提案するための資料になります。担当者が読んで理解できる粒度で書く必要があるため、専門用語を並べるより、業務の内容を平易に書くほうが通ります。

私は43歳でメーカーを辞めましたが、その前の1年間、副業でWebライティングを始めていました。そのとき最初に書いた職務経歴書は、前職の技術文書の話を専門用語だらけで書いていて、応募先の担当者から「もう少し噛み砕いてもらえますか」と言われました。自分の中では当たり前の言葉が、読む側には通じない。この経験は今でも書類を作るときに思い出します。

実績ゼロなら執筆歴ではなく移植できる工程を書く

ここが本題です。職務経歴書に書くべきものの考え方を変えます。

Webライティングの工程を分解する

まず、Webライティングという仕事が何の工程でできているかを整理します。単に文章を書くだけの仕事ではありません。

1つ目、テーマとキーワードの選定。2つ目、読者の想定と検索意図の分析。3つ目、情報収集とファクトチェック。4つ目、構成案の作成。5つ目、執筆。6つ目、推敲と表記統一。7つ目、CMSへの入稿と体裁調整。8つ目、公開後の効果測定と改稿。

このうち「執筆」は8分の1でしかありません。残りの7工程は、他職種の経験から移植できるものが多い。ここに気づけば、書けることが一気に増えます。

前職を工程に分解する手順

やることは単純です。前職での業務を書き出し、上の8工程のどれに対応するかを紐づけます。3つ例を挙げます。

事務職の場合。マニュアル作成の経験があれば、構成案の作成と推敲に対応します。社内資料の様式統一をしていたなら、表記統一の工程です。データ集計の経験は、効果測定の工程に接続します。

販売職・接客職の場合。顧客からの質問に答えていた経験は、読者の疑問を想定する工程そのものです。商品説明のトークを組み立てていたなら、伝える順序の設計、つまり構成案の作成に対応します。POPやチラシの文言を書いていたなら、それはコピーライティングの実務です。

技術職・専門職の場合。仕様書や報告書の作成は、情報を構造化して書く経験です。専門知識を非専門家に説明した経験があれば、それは記事づくりの中核にある翻訳の作業です。品質管理の経験があれば、ファクトチェックと検品の工程に直結します。

書き方は「業務内容」ではなく「課題と対応と結果」

工程を紐づけたら、次は書き方です。職務経歴書で最もよくある失敗が、業務内容の羅列で終わることです。「請求書処理、電話応対、資料作成」と並べても、読み手には何も伝わりません。

書くべきは3点セットです。どんな課題があったか、それに対して何をしたか、結果どうなったか。

たとえば「マニュアルを作成した」ではなく、「新人の質問が特定の手順に集中していたため、その手順だけを画面キャプチャ付きで切り出したマニュアルを作成し、同じ質問の発生を減らした」と書く。ここまで書くと、読み手は「この人は読み手のつまずきを起点に情報を組む人だ」と理解できます。それが、Webライティングで最も求められる能力です。

職務経歴書の構成と、在宅向けに足すべき項目

具体的なフォーマットに落とします。一般的な職務経歴書に、在宅向けの項目を2つ足す形です。

基本の5ブロック

第1ブロック、職務要約。全体を200字程度でまとめます。ここだけで読み手に人物像が伝わるように書きます。実績ゼロの場合は「Webライティングに移植できる経験は何か」を要約の主軸にします。

第2ブロック、職務経歴。会社名、在籍期間、事業内容、自分の担当業務。時系列は新しいものから並べる逆編年体が読みやすい。

第3ブロック、活かせる経験・スキル。ここが実績ゼロの人にとって最重要のブロックです。前述の工程分解の結果を、Webライティングの言葉に翻訳して並べます。

第4ブロック、資格・学習歴。取得資格と、ライティングに関する学習内容。

第5ブロック、自己PR。300字程度。ここで初めて意欲に触れてよい場所ですが、それでも具体で書きます。

在宅向けに足す2項目

在宅を前提とした募集では、次の2項目を足してください。これがあるかないかで、書類の扱いが変わります。

1つ目、稼働可能条件。曜日、時間帯、週あたりの本数または時間数、連絡への返信目安。副業として応募するなら、本業との兼ね合いも明記します。曖昧にしておくと、後で条件が合わずに破談になります。

2つ目、作業環境と使用ツール。回線の種類、作業スペースの独立性、使ったことのあるツール(チャット、タスク管理、CMS、共同編集ドキュメント、表計算)。これらは初期の立ち上がり速度に直結するので、採用側は具体的に知りたがっています。

在宅求人の多くは、こういった条件面を重視しています。

WEB登録OK残業月10時間未満副業・WワークOK在宅ワーク・テレワーク...Webサービスや新しい企画のアイデア出し 業界向けセミナーの企画準備・当日の運営サポート OJTあり、同業務を行う社員がいる環境です 出典: 求人ボックス

副業やWワークを前提にした募集が明示的に存在します。だからこそ、自分がどの範囲で稼働できるかを書いておくと、ミスマッチが減ります。

実績ゼロの職務経歴書サンプル

事務職からの応募を想定して、活かせる経験のブロックだけ具体化します。

「【活かせる経験・スキル】

・情報を構造化して伝える経験 前職では社内の業務マニュアルの作成を担当しました。新人からの質問が特定の3工程に集中していたため、その工程を画面キャプチャ付きで切り出し、手順ごとに見出しを立てた形式に作り直しました。結果として、同じ質問の発生が減り、教育担当の負担が軽くなりました。読み手がどこでつまずくかを起点に情報を組む作業に慣れています。

・表記と体裁を統一する経験 社内文書の様式が部署ごとにばらついていたため、表記ルールを一覧化し、確認用のチェックリストを整備しました。数字の全角と半角、日付の書式、敬称の統一といった細部を機械的に確認する習慣があります。

・数値をもとに改善する経験 月次の集計業務を担当し、前月比の変動が大きい項目について原因を切り分けて報告していました。公開後の記事の数値を見て改稿の要否を判断する工程に応用できると考えています。

・Webライティングに関する学習 2025年から独学で学習を進め、SEOの基礎と構成案の作り方を習得しました。自身のブログで同ジャンルの記事を14本公開しています(URL)。1本あたり3,000字程度で、キーワード選定から執筆まで一人で行っています。」

執筆実績は1行も書いていませんが、4つの工程について具体的に書けています。これが実績ゼロの職務経歴書の形です。

実績が出てきたら書き換える

案件を数本こなしたら、職務経歴書を書き換えます。ここで多くの人がやってしまうのが、記事本数の羅列です。

「50本執筆」という情報は、読み手にとって価値が薄い。書くべきは、ジャンル、1本あたりの文字数、担当した工程、そして数値で示せる結果です。「金融ジャンルで1本4,000字前後の記事を担当。キーワード選定から構成案作成、執筆、CMS入稿まで一貫して対応。担当記事のうち6本が公開3ヶ月後に検索1ページ目に入りました」。この書き方なら、発注側が自分の工数削減を想像できます。

なお、実案件の記事を実績として公開する場合は、必ず先方に確認してください。守秘義務条項や著作権譲渡の契約がある場合、無断で実績公開すると契約違反になります。公開できない場合は、ジャンルと文字数と担当工程だけを書き、記事URLは出さない形にします。

職務経歴書と履歴書とポートフォリオの役割分担

3種類の書類を同時に求められることがあります。それぞれ役割が違うので、同じ内容を重複させないでください。重複があると、読む側は同じ話を3回読まされることになります。

履歴書は、事実の確認書類です。学歴、職歴、資格、連絡先。ここに志望動機の長文を書く必要はありません。市販の様式でも、Webからダウンロードした様式でも構いません。

職務経歴書は、何ができるかを示す書類です。前述の5ブロックで構成し、履歴書に書いた職歴の中身を具体化します。ここが選考の主戦場です。

ポートフォリオは、実物を見せる書類です。実績ゼロの段階でも、自分のブログやnoteの記事を3本から5本並べれば成立します。並べ方にも意図を持たせてください。応募先のジャンルに最も近いものを先頭に置き、各記事に「このキーワードを想定し、構成から作成した」といった一行を添える。何を考えて書いたかが伝わります。

実案件の記事を載せる場合は、公開の可否を必ず確認してください。守秘義務や著作権譲渡の条項があると、無断掲載は契約違反になります。載せられない場合は、ジャンルと文字数と担当工程だけを書き、URLは出さない形にします。

3種類をまとめて送るときの手順

3点を同時に提出する場合、送信前にもう一度整合を取ります。履歴書の在籍期間と職務経歴書の在籍期間が1ヶ月ずれている、といった不一致は実際によく起こります。転記ミスですが、読み手には注意力の欠如に見えます。

送るときは、本文に何を添付したかを箇条書きで書いてください。「履歴書、職務経歴書、ポートフォリオのURLの3点をお送りします」と明示するだけで、受け取る側は確認の手間が減ります。ファイルが3つ添付されているのに本文が「よろしくお願いいたします」だけ、という送り方は避けます。

提出前に必ず確認する書式まわり

内容が良くても、書式で減点される書類があります。文章を扱う仕事だからこそ、ここは見られます。提出前に確認する項目を挙げます。

ファイル形式と名前の付け方

指定がなければPDFで提出してください。Word形式のまま送ると、相手の環境でレイアウトが崩れます。特に表組みを使っている場合、フォントの違いで行がずれて読みにくくなります。

ファイル名は「職務経歴書_氏名_20260807.pdf」のように、中身と提出日が分かる形にします。「新しいドキュメント.pdf」「職務経歴書最終版2.pdf」といった名前で送られてくると、受け取る側は管理に手間がかかります。細かいことに見えますが、相手の作業を1つ減らす姿勢は、こういう場所に出ます。

数字と日付の表記を統一する

在籍期間、担当した件数、金額。これらの表記が書類の中で揺れていると、目立ちます。西暦か和暦か、半角か全角か、「〜」か「-」か。どれを選んでもよいので、1つに決めて全体で揃えてください。

私が過去に作った書類では、前半が西暦、後半が和暦になっていたことがありました。書き足しているうちにずれたのです。作成後に一度、日付だけを追って読む工程を入れると防げます。

空白と改行の使い方

読み手は流し読みします。段落が10行続くと、その塊は飛ばされます。3行から5行で区切り、見出しを立て、箇条書きを使う。内容は同じでも、目に入る量が変わります。

一方で、箇条書きばかりにするのも避けてください。単語の羅列は情報量が少なく、前述の「課題と対応と結果」が書けません。骨組みは箇条書き、各項目の中身は2文から3文の文章、という組み方が読みやすい。

書類が通ったあとに待っている選考

職務経歴書は入口にすぎません。その先で何が起きるかを知っておくと、書類に書くべきことが逆算できます。

テストライティングの位置づけ

Webライティングの選考では、書類の後にテストライティングが入るのが一般的です。ここで見られるのは、文章の巧拙より、指示への忠実さです。文字数の指定を守っているか、レギュレーションに沿っているか、納期に間に合っているか。

指定文字数を大幅に超える人が意外に多い。3,000字指定に対して4,500字書いてくる。本人は熱心さの表れのつもりでも、受け取る側からすると「指示を守らない人」です。編集の手間が増えるので、そこで落ちます。

テストの報酬有無は、応募の段階で確認しておいてください。1,000字程度で公開されないなら無償でも合理的な範囲ですが、本番記事として公開される分量を無償で求められる場合は、実質的に無報酬の労働です。

面談で聞かれること

オンライン面談では、書類に書いた内容を掘られます。特に、活かせる経験のブロックに書いた事例は、必ず具体を聞かれると思ってください。「マニュアルを作り直したとありますが、どの工程が分かりにくかったのですか」という質問に、その場で答えられる必要があります。

書類に書いた事例は、背景と経緯を思い出せる範囲のものにしてください。良く見せようとして曖昧な記憶で書くと、面談で詰まります。私も一度、10年以上前の案件を書いてしまい、細部を聞かれて答えられなかったことがあります。以来、直近5年の話に絞っています。

そしてもう1つ、必ず聞かれるのが稼働です。書類に書いた稼働条件と、面談で答える内容がずれないようにしてください。ここが食い違うと、それ以降の話がすべて疑われます。

落ちる職務経歴書の共通点

書類選考で落ちるパターンには型があります。5つ挙げます。

1つ目、業務内容の羅列で終わっている。前述のとおりです。何をしたかではなく、何が変わったかを書きます。

2つ目、Webライティングとの接続が書かれていない。前職の話だけがあって、それがこの仕事にどう役立つのかを読み手が推測しなければならない。推測は読み手の仕事ではありません。

3つ目、分量が多すぎる。職務経歴書は2ページが上限だと考えてください。3ページを超えると読まれません。経歴が長い人ほど、直近と関連分野に絞る勇気が要ります。

4つ目、稼働条件が書かれていない。在宅の募集では致命的です。

5つ目、誤字脱字と表記ゆれ。文章を扱う仕事に応募する書類でこれがあると、それだけで落ちます。提出前に、印刷するかPDFにして、画面と違う形で一度読み直してください。私も過去に、社名の表記が2種類混在した書類をそのまま送ってしまったことがあります。指摘はされませんでしたが、返事も来ませんでした。

40代以降で在宅Webライティングに応募する場合

年齢が上がるほど、職務経歴書の書き方は変わります。まず、安心してください。40代、50代でこの分野に入る人は珍しくありません。ただし、20代と同じ書き方では通りません。

若手と同じ土俵で「これから学びます」と書くと、教育コストの面で不利になります。書くべきは、これまでの職務で蓄積した専門領域です。製造業なら製造業の記事が書ける。医療機関の勤務経験があるなら、医療系メディアで求められる知識がある。金融機関の経験があるなら、金融ジャンルは監修者不足で書き手が足りていない領域です。

年齢は、専門領域の深さとセットにすれば強みに転じます。逆に、専門を出さずに一般的なライティング能力だけで勝負すると、年齢が単なる不利になります。

もうひとつ、40代以降の応募で効くのが、稼働の安定性です。子どもの年齢が上がっていて日中に時間が取れる、あるいは本業の残業が少なく夜間の稼働が読める。こういった事情は、発注側にとって好材料です。書いておいてください。

資格と学習歴をどこに置くか

実績ゼロの段階では、資格や検定が書類の説得力を補います。Webライティングに直接関係する民間資格としては、Webライティング能力検定とWebライティング技能検定があります。どちらも取得すれば案件が来るという性質のものではありませんが、学習に時間を投じた事実を客観的に示せます。資格を実際の受注につなげる手順はWebライティング技能検定で在宅ライターの信頼度アップ|案件獲得のコツにまとめています。

前職の専門資格も、ジャンルによっては強力です。簿記や税務の知識があれば金融ジャンル、看護師や薬剤師なら医療ジャンル、宅建なら不動産ジャンル。資格を持つ書き手は、監修コストが下がるぶん単価が上がります。資格を軸にした在宅職種の実例としては、法律事務所のパラリーガルの働き方|在宅・時短勤務の現状【2026年版】や税理士試験合格者の在宅ワーク事情|科目合格が武器になる理由【2026年版】が参考になります。書く仕事だけが選択肢ではないという点も、あわせて見ておいてください。

領域を広げる方向で考えるなら、生成AIの業務活用を扱うAIコンサル・業務活用支援のお仕事、SEOやマーケティング寄りのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事、技術文書が絡むアプリケーション開発のお仕事といった領域があります。相場の違いは著述家,記者,編集者の年収・単価相場とソフトウェア作成者の年収・単価相場を並べて確認できます。書類を作る前に、自分がどの相場帯を狙うのかを決めておくと、書く内容が定まります。

副業として始める場合の書類まわりの注意

会社員のまま副業で在宅Webライティングを始める場合、職務経歴書とは別に、押さえておくべき実務があります。

副業の所得が年間20万円を超える場合、確定申告が必要になります。要件や必要書類は国税庁の一次情報で確認してください。開業届を出すかどうか、青色申告にするかどうかも、初年度のうちに判断しておくと後が楽です。

社会保険については、会社員のまま副業をする限り、勤務先の健康保険と厚生年金に加入した状態が続きます。将来的に専業のフリーランスへ移行する場合は国民健康保険と国民年金に切り替わり、年金の見込み額が変わります。自分の加入記録は日本年金機構で確認できます。私は退職の1年前にこれを確認して、必要な備えの額を計算しました。数字を見ると、漠然とした不安が具体的な準備項目に変わります。

もうひとつ、勤務先の就業規則を確認してください。副業を許可制にしている会社は多く、無届けで始めると懲戒の対象になり得ます。書類を作る前に、ここを済ませておいてください。

在宅ワーク仲介の現場から見えている書類の傾向

ここからは、フリーランス・在宅ワークのマッチングを20年運営してきた立場からの観察です。

書類が通る人と通らない人の差は、経歴の華やかさではありません。読み手がその先の作業を想像できるかどうかです。「マニュアルを作成した」で止まる人と、「誰がどこでつまずいていたので、こう作り直した」まで書く人。後者は、実際に発注したときも「どこが分かりにくいですか」と聞ける相手だと分かる。運営者として見てきた限りでは、長く続く人ほど、単発の作業をこなすことより、この人に任せると楽だという状態を作ることに時間を使っています。職務経歴書は、その関係づくりの最初の一歩です。

もうひとつ、手取りの話をします。同じ発注予算でも、中間マージンが乗る経路と乗らない経路では、受け手に届く額が変わります。16.5%から20%の手数料が引かれる前提で単価を組む人は、その差を件数で埋めようとします。件数が増えると1件あたりの準備時間が減り、書類も応募も雑になっていく。逆に手数料0%で直接取引ができる経路を持っている人は、同じ手取りを少ない件数で達成できるので、1件ごとに書類を作り込めます。発注側から見ても、同じ予算でより多く依頼できる。この構造は、金額の大小ではなく、続けられるかどうかという質に効いてきます。

最後に、実績ゼロの方へ。この20年で、実績がないところから始めた人を数えきれないほど見てきました。共通しているのは、ゼロから始めた人が「ゼロだ」と書かなかったことです。書けることがないのではなく、書けるものを工程に翻訳していないだけ、という場合がほとんどでした。前職の業務を紙に書き出して、Webライティングの8工程のどれに当たるかを線で結ぶ。この作業に1時間使えば、職務経歴書の中身は変わります。焦らずに、まずそこから始めてください。

よくある質問

Q. 執筆実績がなくても職務経歴書は出せますか?

出せます。書くべきは執筆本数ではなく、前職の業務のうちWebライティングの工程に移植できるものです。マニュアル作成は構成案の作成、社内文書の様式統一は表記統一、顧客対応は読者の疑問の想定に対応します。業務内容の羅列ではなく、課題と対応と結果の3点セットで書いてください。

Q. 在宅向けの職務経歴書に特有の項目はありますか?

2つ足してください。1つは稼働可能条件で、曜日、時間帯、週あたりの本数、連絡への返信目安を数字で書きます。もう1つは作業環境と使用ツールで、回線の種類、作業スペースの独立性、使ったことのあるチャットやCMSなどを具体名で挙げます。この2つがないと在宅の募集では不利になります。

Q. 職務経歴書は何ページくらいが適切ですか?

2ページが上限です。3ページを超えると読まれなくなります。経歴が長い人ほど、直近の職歴と応募先に関連する分野に絞る必要があります。実績ゼロの場合は、活かせる経験・スキルのブロックに最も紙面を割いてください。

Q. 40代以降で応募する場合、何を書けば有利になりますか?

これまでの職務で蓄積した専門領域です。製造業なら製造業、医療機関なら医療ジャンルというように、書ける分野を明示すると年齢が強みに転じます。加えて、稼働の安定性も好材料です。日中に時間が取れる、夜間の稼働が読めるといった事情は書いておいてください。

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年2月21日最終更新:2026年9月17日
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