Udemyで講師として稼ぐ副業

中西 直美
中西 直美
Udemyで講師として稼ぐ副業

この記事のポイント

  • EC商品撮影のフリーランス需要って
  • メルカリやBASEでネットショップを開く人が増えて
  • 「写真だけプロに頼みたい」というニーズが爆発しています

EC商品撮影のフリーランス需要って、実はすごく高いんです。メルカリやBASEでネットショップを開く人が増えて、「写真だけプロに頼みたい」というニーズが爆発しています。1商品5カットで3,0005,000円が相場。1日10商品撮影すれば35万円稼げます。機材はカメラ、三脚、ライト2灯、背景紙があれば十分なんですよ。

でも、撮影の仕事は自分が動かない限り報酬は発生しません。そこで今、私が注目しているのが、この「撮影スキル」を動画講座にして販売する「Udemyで講師として稼ぐ副業」です。一度コースを作ってしまえば、自分が寝ている間も誰かが 講座を購入し、収益を生み出し続けてくれる。まさに「スキルの資産化」ですよね。今回は、初心者からでもUdemy講師としてデビューし、月数万円の安定収益を目指すためのノウハウを、私の実体験を交えて詳しくお話しします。

Udemyで講師として稼ぐ副業の魅力と将来性

Udemy(ユーデミー)は、世界で5,000万人以上が利用する、世界最大級のオンライン学習プラットフォームです。プログラミング、デザイン、マーケティング、そして私のような写真撮影など、あらゆるジャンルの知識を動画形式で販売できます。

なぜ今、Udemy講師が副業として最強なのか。それは、プラットフォーム自体に強力な集客力があるからです。自分でブログやSNSから集客しなくても、Udemyがセールや広告で受講生を連れてきてくれます。

収益の柱としての安定感

Udemyの収益は、一度コースを完成させれば長期間にわたって発生します。

この引用にある通り、初動で10万円以上を稼ぐことも不可能ではありません。しかし、そのためには「売れるコース」を設計する戦略が不可欠です。

Udemy講師になるメリット・デメリット

どんな副業にも良い面と悪い面があります。参入前にしっかり把握しておきましょう。

メリット:一度作れば「不労所得」に近い資産になる

  • 在庫リスクゼロ: デジタルコンテンツなので、どれだけ売れても在庫を抱える心配がありません。
  • 権威性がつく: 「Udemy講師」という肩書きは、フリーランスとしての信頼性を大きく高めます。
  • スキルアップ: 教えることで自分の知識が整理され、本業や他の副業にも良い影響が出ます。

私の例で言えば、撮影講座を公開したことで、企業から「直接撮影を教えてほしい」という高単価な講師依頼が舞い込むようになりました。これこそ、スキルの相乗効果ですね。

デメリット:制作には膨大な時間がかかる

  • 初期コスト(時間): コースの企画、構成、スライド作成、録画、編集まで、初コースを完成させるには50100時間ほどかかるのが普通です。
  • 収益の不透明性: 公開しても全く売れないリスクもあります。
  • セールへの依存: Udemyの強力な集客は、頻繁に行われる「1,200円〜2,400円」程度の大型セールに支えられています。定価で売れることは稀です。

売れるUdemy講座を作るための3つの戦略

ただ自分の好きなことを話すだけでは、講座は売れません。市場が何を求めているかを徹底的にリサーチする必要があります。

1. 「マーケットプレイス・インサイト」の活用

Udemyには講師向けの分析ツールがあります。どのキーワードがどれくらい検索されているか、ライバルの講座はどれくらいあるか。 例えば「商品撮影」というジャンルが、検索数は多いのに良質な講座が少ない「ブルーオーシャン」であれば、そこが狙い目です。

2. 「具体的な問題解決」を提示する

「写真の撮り方」といった抽象的なタイトルではなく、「スマホ1台でメルカリの売上を2倍にする!EC商品撮影術」のように、誰のどんな悩みを解決するのかを明確にします。

3. Before/Afterで価値を可視化する

私のおすすめは、講座のイントロダクションで「この講座を受けるとどうなれるか」を視覚的に見せることです。 暗くてピントが合っていない写真が、講座の内容を実践することで明るく魅力的な写真に変わる。この「変化」こそが、受講生がお金を払う理由になります。

【実践】週末だけで初コースを完成させるステップ

「時間がなくて始められない」という方は、以下のステップで進めてみてください。

  1. 企画・構成(週末1回目): 全体の章立てとレクチャー内容を書き出す。
  2. スライド・資料作成(週末2回目): 喋る内容をメモしたスライドを作成する。
  3. 録画・録音(週末3回目): 実際に撮影する。完璧主義を捨てて、まずは最後まで撮り切る。
  4. 編集・アップロード(週末4回目): 不要な間をカットし、Udemyにアップする。

録画のコツは、「一発撮り」にこだわらないことです。間違えたら一呼吸置いて言い直せば、後で編集でカットできます。

在宅ワークでの集中力維持には、こちらの記事も役立ちます。

初心者が揃えるべき「必要最低限」の機材

機材に何十万円もかける必要はありません。

  • マイク(最重要): 映像より音質の方が大切です。Blue YetiなどのUSBコンデンサーマイク(1.52万円)があれば十分すぎるほどです。
  • カメラ: パソコンの内蔵カメラでも良いですし、スマホをウェブカメラ化するアプリを使えば、高画質な映像が撮れます。
  • 照明: 顔が明るく見えるだけで、動画のクオリティは3割増しになります。安いリングライトでOKです。
  • 録画・編集ソフト: OBS Studio(無料)や、MacならScreenFlow(有料)が定番です。

機材選びに迷ったら、まずは「スマホでもここまでできる」という精神で始めてみるのが正解です。撮影技術に興味があるなら、プロの単価感も知っておくとモチベーションになります。

Udemy副業での注意点と失敗しないコツ

意気揚々と参入して、1ヶ月で挫折してしまう人は多いです。

1. 最初から長編を目指さない

初コースから10時間の講座を作ろうとすると、挫折します。まずは23時間の「コンパクトで満足度の高いコース」を目指しましょう。

2. 音声のノイズに気をつける

受講生が最も不快に感じるのは、音声のノイズや籠もった音です。録音時は静かな環境を選び、ポップガードなどの安価な対策をするだけで評価が上がります。

3. コミュニティの活用

Udemyには講師同士のコミュニティがあります。困った時に質問したり、成功事例をシェアし合ったりすることで、モチベーションを維持できます。

未来のキャリアへの広がり:AIとプログラミング

Udemyで人気なのは、やはりIT・プログラミング関連です。

こうした分野の知識がある方は、非常に高単価な講座を作れるチャンスがあります。

また、最近ではAIを活用した講座も増えています。

自分が教える側に立つことで、最新技術への理解も深まります。ネットワークの基礎などを学んでおくと、IT系講座を作る際の信頼性が増しますね。

キャリア構築においては、若いうちの経験も大切です。

この投稿にあるように、多様な経験(一人旅など)は、講座のネタ(ストーリー)を豊かにしてくれます。

Udemy講師の収益構造と価格戦略を徹底解剖

Udemy講師として収益を最大化するには、報酬の仕組みを正確に理解することが不可欠です。Udemyの講師報酬は、受講生がどの経路で講座を購入したかによって配分率が大きく変わります。

具体的には、講師自身のクーポンやプロモーションリンク経由で販売された場合は売上の97%が講師に入ります。一方、Udemyのオーガニック検索経由では37%、Udemy広告経由ではわずか25%まで下がります。つまり、Udemy任せにせず、自分でも積極的にSNSやブログで集客導線を作ることが収益アップの近道なんです。

価格設定にもコツがあります。Udemyでは定価を24,000円に設定しても、実際に売れるのはセール価格の1,500円〜2,400円がほとんど。だからこそ「セール価格でいくら稼げるか」を基準に逆算する必要があります。例えば1講座あたり平均1,800円で月100本売れれば、講師取り分(37%換算)で約66,600円。3講座運営すれば月20万円も視野に入ります。

副業として始める場合、収入の確定申告も忘れずに行いましょう。国税庁も副業所得について明確な指針を出しています。

給与所得者で、給与を1か所から受けていて、給与所得及び退職所得以外の所得金額の合計額が20万円を超える方は、確定申告が必要です。 出典: nta.go.jp

Udemy収入は雑所得または事業所得に該当します。年間20万円を超えたら必ず申告が必要なので、売上は月次でExcelやfreee以外の会計ソフトで管理しておきましょう。経費として機材費、編集ソフト代、参考書籍代、自宅作業スペースの按分家賃なども計上できます。

講座テーマ選定で失敗しないためのリサーチ術

「自分が教えたいこと」と「市場が求めていること」は往々にしてズレています。Udemyで売れる講座を作るには、需要のあるテーマを科学的に選ぶ必要があります。

私が実践しているのは「3軸リサーチ法」です。第1軸はUdemy内検索で、対象キーワードの講座数とレビュー数を確認します。レビューが多い講座(=売れている講座)が複数ある分野は需要が確実にあります。第2軸はGoogleトレンドで、過去5年の検索推移を見ます。右肩上がりのテーマなら今後も伸びる可能性が高いです。第3軸は経済産業省のDX関連統計です。

我が国企業のIT人材不足は深刻化しており、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると試算されています。 出典: meti.go.jp

このデータからもわかる通り、IT・DX系の講座は今後10年は確実に需要があります。具体的に売れているテーマを挙げると、Python・データ分析・生成AI活用・ノーコードツール・Excel関数応用・動画編集(CapCut, Premiere Pro)・SNSマーケティング(Instagram運用、TikTok広告)などです。

逆に避けたほうがいいテーマもあります。「投資で月100万円」のような誇大表現が必要なジャンルや、薬機法・金商法など法的リスクのある分野、すでに大御所講師が市場を独占しているジャンル(例: 英会話の有名講師講座)です。

ニッチを攻めるなら「掛け合わせ」が有効です。「Excel × 不動産投資の収支シミュレーション」「Canva × YouTube動画サムネイル制作」のように、2つのスキルを組み合わせることで競合の少ない独自ポジションを築けます。私自身も「商品撮影 × メルカリ転売」という掛け合わせで上位ランクインに成功しました。

受講生のレビューを集めて講座を成長させる仕組み

Udemyでは講座の評価(星の数とレビュー数)が売上を直接左右します。星4.5以上、レビュー50件以上が「売れる講座」の最低ライン。ここに到達できれば、Udemyのアルゴリズムが自動的に上位表示してくれます。

レビューを集めるための具体的なテクニックを紹介します。まず、コース冒頭の歓迎レクチャー(プレビュー可能セクション)で「学習が進んだら、ぜひ星評価をお願いします」と明確に依頼することです。Udemyは受講生に自動でレビュー依頼を送りますが、講師自身からの声掛けがあるほうが回答率は約2倍高くなります。

次に、受講者からの質問には24時間以内に丁寧に返答すること。Q&A機能でのやり取りは他の受講生にも公開されるため、「親切な講師」という評判が広がります。私の経験では、Q&A対応を徹底し始めてから低評価が半減しました。

さらに、ベータ受講生制度の活用も効果的です。講座公開直後に、知人や過去の受講生に無料クーポンを配布して初期レビューを集めます。最初の10件で星4.8以上を確保できれば、その後のアルゴリズム評価が圧倒的に有利になります。総務省の調査でもオンライン学習の質はレビュー文化に支えられていることが示されています。

インターネットを利用して商品やサービスを購入する際、約7割の利用者が口コミ・レビューを参考にしている。 出典: soumu.go.jp

低評価レビューが付いてしまった場合の対処も重要です。感情的に反論せず、「貴重なご意見ありがとうございます。次回アップデートで反映します」と誠実に返信し、実際に該当部分を撮り直してリリースし直すこと。Udemyでは講座を後から無料でアップデートできるため、この「育てる運用」が長期的な収益を生みます。

法人化・副業規定との関係で押さえるべき実務ポイント

Udemy講師としての副収入が安定してきたら、必ず会社の就業規則を確認してください。近年は副業解禁の流れが進んでいますが、依然として届出制を採用している企業が多数派です。

厚生労働省のガイドラインでは副業推進の方針が明確に示されています。

副業・兼業は、労働者と企業それぞれにメリットがあり、社会全体としても、オープンイノベーションや起業の手段としての有効性が指摘されています。 出典: mhlw.go.jp

ただし、競業避止義務(本業と同じ顧客層に対する事業)や情報漏洩リスクがある場合は注意が必要です。例えば本業がIT企業のエンジニアで、自社プロジェクトのノウハウをそのまま講座化するのはNG。あくまで「個人の経験・一般論」として再構成することが必須です。

年間所得が500万円を超えてきたら、法人化(マイクロ法人設立)も検討する価値があります。法人化のメリットは、所得税率の上昇を抑えられること、経費計上の幅が広がること、社会保険料を最適化できることです。一方で、設立費用約25万円(合同会社の場合は約10万円)、年間の法人住民税最低7万円、税理士顧問料月1〜3万円といったランニングコストもかかります。

住民税の納付方法も要チェックです。確定申告時に「自分で納付(普通徴収)」を選択しないと、住民税の増額分から会社に副業がバレる可能性があります。Udemy講師として年間50万円稼いだ場合、住民税は約5万円増えるため、給与天引きにすると経理担当者に気づかれるリスクがあるんです。

グローバル展開で収益を5倍にする多言語化戦略

日本語講座だけでも十分稼げますが、英語圏に展開できれば収益は一気にスケールします。Udemyの全受講生のうち日本人はわずか3%程度。残り97%の市場にアプローチしない手はありません。

最も手軽な方法は字幕翻訳です。Udemyには自動翻訳機能があり、英語・スペイン語・ポルトガル語・ドイツ語など主要言語に対応しています。完璧な翻訳ではありませんが、技術系・ハンズオン系の講座なら十分通用します。

より本格的に攻めるなら、英語ナレーションの吹き替え版を別講座として公開する手があります。最近ではElevenLabsなどのAI音声合成ツールで自分の声を英語化することも可能。自分のオリジナル音声に近い英語ナレーションが、月額数千円で作れる時代になりました。

注意点は税務処理です。海外受講生からの売上にも日本の所得税が課税されます。一方で、Udemy側でアメリカの源泉徴収(通常30%)が行われるケースがあるため、日米租税条約に基づくW-8BENフォームを提出して源泉徴収率を0%に下げる手続きが必要です。詳細は国税庁の国際税務関連ページで確認できます。

居住者が外国で稼得した所得については、原則として日本で課税されますが、その所得について外国でも課税された場合には、二重課税を排除するための制度として外国税額控除があります。 出典: nta.go.jp

英語講座で成功するコツは、文化的バイアスを排除することです。日本独自の慣習(年功序列、ハンコ文化など)を前提にした例え話は避け、グローバルに通用する事例(GAFAM、世界共通のソフトウェアなど)で構成すること。世界中の受講生から評価されれば、講師としてのブランド価値も飛躍的に高まります。

よくある質問

Q. フリーランスと副業はどちらが稼げますか?

本業の収入を維持しつつ副業で稼ぐほうがリスクは少ないですが、年収の上限は限られます。副業で月10〜20万円(年間120〜240万円)を超えるのは時間的に難しいため、本格的に稼ぎたい場合はフリーランスとして独立するほうが年収の天井は高くなります。副業の確定申告については副業の確定申告完全ガイドで解説しています。

Q. フリーランスの副業で確定申告が必要になる基準は?

副業による所得(売上から経費を差し引いた金額)が年間20万円を超えた場合に、所得税の確定申告が必要となります。ただし、20万円以下であっても市区町村への住民税の申告は必要です。

Q. フリーランス協会の福利厚生は副業でも利用できますか?

はい。法人・個人事業主だけでなく、会社員として働きながら副業をしている方でも一般会員になれば各種ベネフィットを利用可能です。

Q. 副業のフリーランスでも、住民税のタイミングは同じですか?

はい、基本的に同じです。副業所得を確定申告すると、そのデータが自治体に送られ、6月に住民税額が決定します。副業分のみを自分で納付する(普通徴収)か、本業の給与から天引きする(特別徴収)かを選択できますが、支払いの通知が来る時期自体は変わりません。

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中西 直美

この記事を書いた人

中西 直美

産業カウンセラー・キャリアコンサルタント

大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。

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