副業 マイナンバーカード 確定申告|e-Tax連携で還付を最速で受ける手順

長谷川 奈津
長谷川 奈津
副業 マイナンバーカード 確定申告|e-Tax連携で還付を最速で受ける手順

この記事のポイント

  • 副業のマイナンバーカードと確定申告について
  • e-Taxでの提出手順・必要書類・住民税の納付方法まで実務目線で解説
  • 会社にバレずに還付を最速で受けるための実践的なポイントをまとめました

先日、あるWebデザイナーさんから相談を受けました。「副業で年間40万円ほど稼いだのですが、確定申告ってマイナンバーカードがないとできないんですか?会社にもバレますか?」と。結論から言うと、マイナンバーカードがなくても確定申告は可能です。ただし、e-Tax連携で還付を最速で受け取りたいなら、ICチップ付きのマイナンバーカードがあった方が圧倒的にラクです。これ、知らない人が本当に多いんです。

この記事では、副業会社員が確定申告でマイナンバーカードをどう活用すべきか、e-Tax連携の具体的手順、住民税の納付方法による会社バレ回避策まで、行政書士として現場で見てきた実務目線で整理しました。法律はあなたの味方です。正しい知識で、堂々と副業の確定申告を済ませましょう。

副業の確定申告でマイナンバーカードが必要になる場面とは

まず大前提として、副業の確定申告自体はマイナンバーカードがなくても可能です。ただし、提出方法によって必要書類が変わるため、最初に整理しておきます。

確定申告の提出方法は大きく分けて3つあります。1つ目は税務署への持参または郵送(紙提出)、2つ目はe-Taxによる電子申告(マイナンバーカード方式)、3つ目はe-Taxによる電子申告(ID・パスワード方式)です。

このうちマイナンバーカードが必須となるのは、2つ目の「e-Taxマイナンバーカード方式」だけです。紙提出の場合は、マイナンバーカードの「写し」または「マイナンバー通知カード+本人確認書類(運転免許証など)」を申告書に添付すれば足ります。

マイナンバーカードの発行や受け取りは、国民に義務付けられているわけではありません。しかし、本業の勤務先や副業の依頼主などから、「マイナンバーカードの写しの提出」を求められることもあります。また、国税電子申告・納税システム「e-Tax」で確定申告をしたいときは、ICチップが埋め込まれているマイナンバーカードが必要となります。

つまり、副業の確定申告でマイナンバーカードがあった方が圧倒的に便利なのは、e-Taxで電子申告したい場合です。e-Taxを使うと、税務署に行く時間も郵送費もかからず、還付金の入金も2〜3週間と紙提出より早くなります。私の感覚では、副業所得の確定申告は9割方e-Taxで済ませた方が時間効率が良いです。

なお、マイナンバー通知カードは2020年5月25日に新規発行・再交付が廃止されました。手元に通知カードがある方も、住所や氏名の変更があると本人確認書類としては使えなくなっている可能性があります。確定申告のタイミングでマイナンバーカードへの切替を検討してもよいでしょう。

副業会社員が確定申告すべき所得ラインと法的根拠

副業の確定申告が必要かどうかは、所得額で決まります。ここを誤解している方が本当に多いので、正確に整理します。

会社員・サラリーマンの副業の所得が年間20万円を超える場合は、確定申告が必要です。 所得とは、副業で得た収入から必要経費を差し引いた金額を指します。

つまり、副業の「収入」ではなく「所得」が20万円を超えると確定申告義務が発生します。所得とは「収入-必要経費」のこと。たとえば副業で年間50万円の売上があっても、経費が35万円かかっていれば所得は15万円となり、確定申告は不要です(ただし住民税の申告は別途必要、後述)。

確定申告が必要になる主なケース

副業の所得形態によって、確定申告のラインや扱いが微妙に変わります。実務でよく見るパターンを整理しました。

  1. 給与所得(ダブルワーク): 副業先からも給与をもらっている場合、副業給与が20万円超で申告必要
  2. 事業所得・雑所得(フリーランス案件など): 経費を引いた後の所得が20万円超で申告必要
  3. 不動産所得・配当所得: 同じく所得20万円超のライン
  4. アフィリエイト・物販・ハンドメイド販売: 雑所得または事業所得として扱われる

注意したいのは、「20万円ルール」は所得税の特例であって、住民税にはこのルールが適用されないということ。所得が1円でもあれば、住民税の申告は本来必要です。このあたり、知らないと後でトラブルになるポイントです。

20万円以下でも確定申告したほうがよいケース

副業所得が20万円以下でも、確定申告するメリットがある場合があります。

1つ目は、副業で源泉徴収されている場合。Webライター業務やイラスト制作の業務委託では、報酬から10.21%が源泉徴収されているケースが一般的です。確定申告で精算すれば、払いすぎた税金が還付されます。

2つ目は、副業で赤字になっている場合(事業所得として申告できる場合)。本業の給与所得と損益通算ができ、所得税が還付される可能性があります。ただし、これは「事業所得」として認められる規模・継続性が必要で、雑所得では損益通算できません。※このあたりの判定が微妙な場合は、税理士または所轄税務署に相談してください。

マイナンバーカードでe-Tax申告するための事前準備

ここからが実務編です。マイナンバーカードを使ってe-Taxで副業の確定申告を済ませる手順を、私が普段クライアントに案内している順序で整理します。

準備すべきもの

e-Taxマイナンバーカード方式で必要なものは以下のとおりです。

  1. マイナンバーカード(有効期限内のもの)
  2. マイナンバーカードの暗証番号2種類
    • 利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)
    • 署名用電子証明書の暗証番号(英数字6〜16桁)
  3. スマートフォン(マイナポータルアプリ対応機種)またはICカードリーダー
  4. 副業の収入・経費が分かる書類(請求書、振込明細、領収書など)
  5. 本業の源泉徴収票(給与所得がある場合)

ここで一番つまずきやすいのが、暗証番号です。マイナンバーカード受け取り時に設定した暗証番号を覚えていますか?特に署名用電子証明書の暗証番号(英数字6〜16桁の方)は、e-Tax申告時に必須となります。

暗証番号を忘れた、または5回連続で間違えてロックされた場合は、住民票のある市区町村窓口で再設定が必要です。確定申告期限の3月15日直前は窓口が混むので、余裕をもって動いてください。

マイナポータル連携でできること

2026年現在、マイナポータル連携を使うと確定申告書の作成がさらにラクになります。具体的には、以下のデータを自動取得して申告書に反映できます。

  1. 給与所得の源泉徴収票(マイナポータル連携対応企業の場合)
  2. 公的年金等の源泉徴収票
  3. 国民年金保険料の控除証明書
  4. 生命保険料控除証明書(対応保険会社)
  5. 医療費通知情報
  6. iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金証明書
  7. ふるさと納税の寄附金受領証明書(対応自治体)

これらを手入力する手間が省けるのは大きいです。ただし、副業の収入・経費データは自動連携されないので、自分で集計する必要があります。後述の売上管理スプレッドシートを年初から運用しておくと、申告時の負担が劇的に減ります。スプレッドシートでの売上管理術は、副業 確定申告 売上管理 スプレッドシート!2026年最新の時短術で具体的な運用方法を紹介しています。

e-Taxでの副業確定申告 STEP1〜5の実務手順

実際にe-Taxで副業の確定申告を進める手順を、ステップごとに整理します。スマートフォンでも完結する内容です。

STEP1. 確定申告書等作成コーナーにアクセスする

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、「作成開始」をタップします。提出方法の選択画面で「e-Taxで提出 マイナンバーカード方式」を選びます。

スマートフォンで利用する場合は、マイナポータルアプリを事前にインストールしておく必要があります。iPhone・Androidとも対応していますが、機種によってはマイナンバーカードの読み取り精度に差があるので、読み取りエラーが続く場合はPC+ICカードリーダーへの切替も検討してください。

STEP2. 利用者識別番号と電子証明書の登録

初めてe-Taxを使う場合は、利用者識別番号の取得が必要です。マイナンバーカードを読み取って本人認証を行い、氏名・住所・生年月日などを入力すると、その場で利用者識別番号が発行されます。

過去にe-Taxを使ったことがある方は、利用者識別番号を入力してログインします。番号を忘れた場合は、税務署で再交付を受けるか、新規取得し直すことも可能です。

STEP3. 所得と控除の入力

申告内容の入力画面で、本業の給与所得と副業の所得を入力していきます。

副業の所得区分は、内容によって以下のように選択します。

  1. 業務委託のWebライター・デザイナーなど: 雑所得(業務)または事業所得
  2. アルバイト等の給与収入: 給与所得(複数の給与収入として入力)
  3. アフィリエイト・物販: 雑所得(業務)または事業所得
  4. 不動産賃貸収入: 不動産所得

副業を「事業所得」として申告するには、社会通念上「事業」と認められる規模・継続性・営利性が必要です。年間収入が300万円以下で、副業として片手間にやっている程度なら、原則「雑所得(業務)」となります。事業所得の方が損益通算や青色申告特別控除のメリットがある分、税務調査リスクも高まるので、安易な判断は禁物です。※このあたり、明確に線引きが難しいケースでは税理士に相談してください。

各種控除(基礎控除・社会保険料控除・生命保険料控除・医療費控除・iDeCo・ふるさと納税など)も漏れなく入力します。マイナポータル連携を使うと、ここの入力が劇的にラクになります。

STEP4. 住民税の納付方法を選択する(会社バレ対策の最重要ポイント)

これが副業会社員にとって最重要のステップです。申告書の最後に、「住民税に関する事項」という入力欄があります。

「給与・公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」という項目で、以下の2択になります。

  1. 特別徴収: 本業の給与から副業分の住民税もまとめて天引き → 会社にバレる可能性大
  2. 自分で納付(普通徴収): 副業分の住民税は自分で納付書を使って支払う → 会社にバレにくい

会社に副業を知られたくない場合は、必ず「自分で納付」を選択してください。ここを「特別徴収」のままにしてしまうと、副業所得分の住民税も本業の給与天引きに合算され、住民税額の不自然な増加から経理担当者に副業を察知されるリスクがあります。

ただし、副業が「給与所得」(アルバイトなど)の場合は、自治体によっては「自分で納付」が選択できないケースもあります。給与所得は原則特別徴収が義務化されているためです。この場合、確定申告後に自治体の住民税課に直接電話して「副業分だけ普通徴収にできないか」を相談する手があります。会社バレ回避の詳しい手順は、副業が会社にバレない方法|住民税・確定申告の注意点【2026年版】にまとめてあります。

STEP5. 電子申告データを送信する

入力内容を確認したら、マイナンバーカードを読み取って電子署名を行い、データを送信します。送信完了画面で「受付番号」を必ずメモまたはスクリーンショットで保存してください。

還付申告の場合、還付金は申告後2〜3週間で指定口座に入金されます。紙提出の場合の1〜2か月と比べて、e-Taxは圧倒的に早いです。

副業の経費にできるもの・できないもの

副業の所得を計算する際、「経費にできるかどうか」の判断で迷う方が非常に多いです。実務でよく聞かれる項目を整理します。

経費に計上できる主な項目

副業の事業遂行に直接必要な支出は、原則として経費に計上できます。

  1. 通信費: インターネット回線、スマートフォン代(副業利用分の按分)
  2. 消耗品費: 文房具、用紙、インクなど
  3. 新聞図書費: 業務関連の書籍、雑誌、有料Webサービス
  4. 減価償却費: 10万円以上のPC・機材(取得価額が10万円未満なら一括経費)
  5. 地代家賃: 自宅作業の場合、家賃の業務按分(作業スペースの面積比)
  6. 水道光熱費: 同じく業務按分
  7. 旅費交通費: 副業に関連する移動費
  8. 接待交際費: 副業の打ち合わせや情報交換にかかる飲食代
  9. 支払手数料: クラウドソーシングサイトの手数料、振込手数料など
  10. 外注工賃: 一部業務を他のフリーランスに発注した場合の支払い

按分計算の考え方

自宅で副業をしている場合、家賃や水道光熱費は「業務利用分」だけが経費になります。たとえば家賃10万円の1Kマンションで、作業スペースが部屋全体の30%程度なら、家賃の30%である3万円が経費計上の目安です。

按分比率に絶対的な正解はありませんが、税務調査で説明できる客観的根拠(面積比、使用時間比など)を残しておくことが大切です。私が見てきた事例では、「副業の作業時間は平日夜2時間+土日各5時間で週20時間、24時間×7日=168時間のうち20時間で約12%」といった時間按分で説明する方もいました。

経費にできないもの

副業に関連していても、以下は経費計上できません。

  1. 私生活費: スーツ、化粧品、私的な食費など
  2. 所得税・住民税: これら自体は経費ではない
  3. 健康診断費用: 個人事業主の場合、原則経費不可
  4. 配偶者・家族への給与: 青色事業専従者給与の届出をしていない場合
  5. 罰金・延滞税: 税法違反のペナルティは経費不可

確定申告を忘れた・していなかった場合の対処法

「副業の確定申告、実は去年もしていなくて……」という相談、年明けによく受けます。これ、本当に多いんです。

確定申告の期限(原則3月15日)を過ぎてしまった場合、または過去年分の申告漏れに気づいた場合は、「期限後申告」または「修正申告」を速やかに行うことで、ペナルティを最小化できます。

期限後申告のペナルティ

期限を過ぎた申告には、以下のペナルティが課される可能性があります。

  1. 無申告加算税: 納付すべき税額に対して15〜30%
  2. 延滞税: 法定納期限の翌日から納付日まで、年最大14.6%
  3. 重加算税(仮装隠蔽があった場合): 40%

ただし、税務署から指摘される前に自主的に申告すれば、無申告加算税は5%まで軽減されます。気づいたら、即動くことが最大の防御策です。

私の経験では、副業の確定申告漏れで一番怖いのは、税務署からの「お尋ね」通知が突然届くケース。クラウドソーシングサイトや決済代行業者は、年間支払額が一定以上の取引者については税務署に法定調書を提出しています。「バレないだろう」と思っていても、データはしっかり把握されているのが現実です。

副業所得が20万円以下でも住民税申告は必要

ここ、本当に見落としがちなポイントです。所得税の20万円ルールは「所得税の確定申告」の話であって、「住民税」には適用されません。

副業所得が1円でもあれば、住民税の申告は本来必要です。所得税の確定申告をすれば、そのデータが税務署から自治体に共有されるため住民税の申告は不要ですが、確定申告をしない(所得20万円以下)場合は、別途自治体の窓口で「住民税の申告」を行う必要があります。

これを怠っていると、本来支払うべき住民税が未納のまま放置され、後から「住民税の修正+延滞金」というかたちで請求が来ることがあります。クラウドソーシングサイトのデータが自治体に共有される仕組みも整いつつあるので、油断は禁物です。

マイナンバーで会社に副業がバレるのか

最後に、もっとも気にされる質問について整理します。「マイナンバー制度ができたから、副業が会社にバレるようになった」という噂がありますが、これは誤解です。

今回は、マイナンバーと副業の関係についてご紹介しました。副業の所得の種類によっては会社にばれてしまう可能性がありますが、これはマイナンバーによって一元管理されたからでなく、住民税の納付方法の違いがあるからだということがおわかりいただけたと思います。 また、マイナンバーカードを受け取ることで得られるメリットにも注目したいところです。マイナンバーカードがあれば確定申告の際の身分証明書が1点で済むほか、コンビニなどで各種証明書を取得できるようになり、利便性が高まります。 今回の記事を参考に、マイナンバーの管理方法やマイナンバー通知カードからマイナンバーカードの切替えなどについて考えてみてください。

つまり、副業が会社にバレる主要因は「マイナンバー」ではなく「住民税の納付方法」です。前述のとおり、確定申告書で住民税の徴収方法を「自分で納付(普通徴収)」にすれば、副業分の住民税は本業の給与天引きには反映されません。

ただし、以下のような副業バレリスクは別途存在します。

  1. SNSやプロフィールからの発覚: 実名でクラウドソーシングに登録し、本業の同僚に見つかる
  2. 副業先と本業先の取引関係: 副業先が本業の取引先だった、関係者だった
  3. 同僚への口外: 「副業で稼いでる」と話したら噂が広まった
  4. 副業中の姿を目撃された: 平日昼間の打ち合わせ、休日のイベント出展など

法的には、就業規則で副業を禁止していても、本業の業務に支障がなく企業秩序を乱さない範囲であれば、副業の自由は労働者の権利として認められる場合が多いです。とはいえ、無用なトラブルを避けるため、就業規則の確認は事前に行ってください。

特にニーズが高まっているのは、AI・マーケティング領域の業務委託です。生成AIの実務適用が広がり、企業側もリソース確保のため副業人材を積極的に活用しています。詳しいお仕事ガイドはAI・マーケティング・セキュリティのお仕事にまとめてあります。

また、人生経験を活かす方向ではキャリア・副業・人生相談のお仕事が安定的にニーズを伸ばしています。コーチングやキャリアカウンセリングは、本業のスキルや経験を直接活かせるため、副業との親和性が高い分野です。

クリエイティブ系では、音楽・効果音制作も底堅い需要があります。作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事では、動画コンテンツ需要の拡大に伴って、短尺楽曲やジングル制作の案件が増加傾向にあります。

副業として収入を得る場合、職種ごとの単価相場を把握しておくと確定申告時の収入見込みが立てやすくなります。たとえばソフトウェア作成者の年収・単価相場著述家,記者,編集者の年収・単価相場を参考にしてください。

副業に強い資格との組み合わせ

確定申告や法務知識を活かして副業をしたい方には、専門資格との組み合わせも選択肢です。法務・行政手続きのプロフェッショナルである行政書士は、開業届の作成支援や許認可手続きなど副業会社員の独立支援ニーズと相性が良い資格です。

クリエイティブ系で副業の幅を広げたい方には、Adobe認定プロフェッショナル Adobe Expressのようなツール系資格もおすすめです。Adobe Expressの普及で、SNS運用代行やバナー制作の副業案件が拡大しており、認定資格は受注時の信頼性向上にもつながります。

副業年収と確定申告の全体像

副業年収を最大化しつつ確定申告を適切に処理する全体像は、副業年収を最大化!2026年最新版、稼ぎと確定申告の全知識に体系的にまとめてあります。確定申告の手順だけでなく、年収帯別の最適な所得区分の選び方、社会保険の扱い、青色申告の検討タイミングまでカバーしているので、自分の年収レンジに合った対応を確認しておくと安心です。

副業の確定申告でつまずく原因の多くは、「やり方を知らない」ではなく「準備不足」です。年初から売上・経費を記録し、マイナンバーカードと暗証番号を準備しておけば、e-Taxで30分〜1時間程度で完結します。法律はあなたの味方です。正しい知識と準備で、堂々と副業の収益を守りましょう。

公的機関・関連参考情報

本記事の内容に関連する公的機関や信頼できる情報源は以下の通りです。最新情報は公式サイトで確認してください。

よくある質問

Q. スマホで確定申告をする際、マイナンバーカードは必須ですか?

マイナンバーカード方式で申告する場合は必須です。マイナンバーカードがない場合は、事前に税務署でIDとパスワードを発行してもらう「ID・パスワード方式」もありますが、利便性を考えるとマイナンバーカードを作成することをお勧めします。

Q. マイナンバーカードから会社に副業がバレることはありますか?

マイナンバー(個人番号)そのものが原因で、勤務先の会社に副業がバレることは基本的にありません。行政機関が税金や社会保険の計算を正確に行うためにマイナンバーを利用しますが、その個人の所得情報や就業履歴が民間企業に対して直接開示されることは法律で固く禁じられているからです。会社に発覚する原因の多くは、前述した「住民税の通知額の変化」によるものです。

Q. e-Taxのマイナンバーカード読み取りはスマホでもできますか?

できます。iOSとAndroidの両方でfreeeの公式アプリが対応しており、スマホでマイナンバーカードをかざして電子署名を行います。ICカードリーダーを別途購入する必要はありません。

Q. 副業の所得が20万円以下なら本当に確定申告は不要ですか?

所得税の確定申告は不要ですが、住民税の申告は市区町村に対して別途必要になります。所得税の申告を行えば住民税の手続きも自動で完了するため、将来を見据えてあえて確定申告を行うことをお勧めします。

Q. 副業の確定申告をしないとどうなりますか?

税務署に把握された場合、延滞税(年利7.3〜14.6%)や無申告加算税(15〜20%)がかかります。クラウドソーシングの報酬は支払調書を通じて税務署に把握されているため、「申告しなくてもバレない」ということはありません。

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長谷川 奈津

この記事を書いた人

長谷川 奈津

行政書士・元企業法務

企業法務で年間200件以上のフリーランス契約を処理した経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。

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