履歴書の管理栄養士の取得見込みの書き方


この記事のポイント
- ✓管理栄養士の取得見込みを履歴書に書くときの正式名称
- ✓新卒・既卒・合格後の免許申請中など状況別の例文を
- ✓厚生労働省の第41回管理栄養士国家試験の日程と免許申請の決まりに沿って説明します
管理栄養士の取得見込みを履歴書にどう書くかは、就職活動の時期と国家試験の日程がずれているために迷いやすい項目です。応募書類を出すのは在学中の春から秋が多いのに、管理栄養士国家試験は卒業直前の2月末から3月はじめにあり、合格しても免許の登録まではさらに時間がかかります。そのため「管理栄養士免許取得見込み」と書いてよいのか、「受験予定」と書くべきなのか、正式名称は何なのかが分からなくなります。
結論から言うと、管理栄養士養成課程の4年生は「管理栄養士国家試験 受験予定」または「管理栄養士免許 取得見込み」と書き、どちらを使う場合も試験の年月を添えるのが基本です。あわせて、卒業と同時に受けられる栄養士免許も「取得見込み」で書きます。この記事では、厚生労働省が公表している第41回管理栄養士国家試験の日程と、管理栄養士免許の申請の決まりをもとに、状況ごとの書き方と例文、注意する点を順に説明します。
「取得見込み」と書けるのはどの段階か
履歴書の資格欄でいう「取得見込み」とは、まだ資格を持っていないものの、決まった手順を踏めば近いうちに取得できる状態を指します。管理栄養士の場合は、資格を得るまでに次の段階があります。
| 段階 | 状態 | 資格欄の書き方の目安 |
|---|---|---|
| 管理栄養士養成課程に在学中(受験前) | 卒業見込みで受験資格がある | 管理栄養士国家試験 受験予定、または管理栄養士免許 取得見込み |
| 国家試験を受けた後、合格発表の前 | 結果待ち | 管理栄養士国家試験 受験(合格発表待ち) |
| 合格したが、名簿登録の前 | 免許申請中 | 管理栄養士国家試験 合格(免許申請中) |
| 名簿登録が完了した | 免許を取得 | 管理栄養士免許 取得 |
ここで大事なのは、国家試験に合格しただけでは管理栄養士ではないという点です。栄養士法では、管理栄養士の免許は国家試験に合格した人に厚生労働大臣が与えると定めています。合格の後に免許の申請をして、厚生労働省の名簿に登録されて初めて管理栄養士になります。
厚生労働省の「管理栄養士免許の申請について」のページには、次のように書かれています。
免許申請後、書類審査を経て厚生労働省での名簿登録が完了するまでは、管理栄養士の名称を用いて業務を行うことはできません。 国家試験の合格証書は免許証ではありませんので、ご注意ください。 出典: 厚生労働省「管理栄養士免許の申請について」
つまり「取得見込み」という言葉は、在学中から名簿登録の前までの長い期間に当てはまります。ただし、応募先が知りたいのは「いつから管理栄養士として働けるのか」です。同じ取得見込みでも、受験前なのか、合格済みなのかで意味が大きく変わります。そのため、取得見込みとだけ書くのではなく、受験の年月や合格の事実を書き添えて、今どの段階にいるのかが一目で分かるようにするのが親切です。
なお、「見込み」という言葉を使うことに不安を感じる人もいますが、学歴欄の「卒業見込み」と同じく、新卒の採用では一般的な書き方です。採用する側も、春の時点で国家試験の合否が出ていないことは承知しています。むしろ何も書かないと、受験するつもりがあるのかどうかが伝わりません。
管理栄養士になるまでの日程(第41回の場合)
書き方を決めるには、試験と免許の日程を先に押さえておくと迷いません。厚生労働省は令和8年7月15日に、第41回管理栄養士国家試験の施行を公示しています。主な日程は次のとおりです。
| 項目 | 第41回の日程 |
|---|---|
| 受験書類の提出期間 | 令和8年11月2日から12月4日まで(郵送は12月4日の消印まで) |
| 受験票の発送 | 令和9年2月10日 |
| 試験日 | 令和9年2月28日(日曜日) |
| 卒業見込みの人の卒業・履修証明書の提出期限 | 令和9年3月10日午後5時 |
| 合格発表 | 令和9年3月26日午後2時 |
試験地は北海道、宮城県、埼玉県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県、沖縄県の9か所で、受験手数料は6,800円です。手数料は収入印紙を受験願書に貼って納めます。
4年制の管理栄養士養成施設に通う人は、令和9年3月10日までに卒業する見込みであれば受験できます。この場合は出願のときに「卒業・履修見込証明書」を出し、卒業後に卒業・履修証明書をあらためて提出します。期限までに証明書が届かないと受験そのものが無効になると公示に明記されているので、卒業が確定したら学校の案内に沿って早めに手続きを済ませます。
合格した後は、住所地の都道府県で免許の申請をします。厚生労働省のページによると、申請には収入印紙15,000円分が必要で、厚生労働省では対面・郵送ともに受け付けておらず、窓口は都道府県ごとに違います。保健所が窓口の地域もあれば、都道府県庁が窓口の地域もあります。名簿に登録された後、免許証が届くまでに2〜3か月程度かかるとも書かれています。
この日程を履歴書に当てはめると、次のようになります。
- 4年生の春から秋に出す履歴書: 試験はまだ先なので「受験予定」または「取得見込み」
- 2月末の試験から3月26日の発表まで: 「受験済み・合格発表待ち」
- 3月26日以降、名簿登録まで: 「合格(免許申請中)」
- 名簿登録の後: 「管理栄養士免許 取得」
就職先で4月1日から働き始める場合、入職の時点ではまだ名簿登録が終わっていないことが多くなります。名簿に登録されたことの証明を早く出す必要がある人のために、厚生労働省は「管理栄養士登録済証明書」を発行しています。これは免許の新規申請と同時に申し出る必要があり、後からは頼めません。入職先に証明を出す予定がある人は、申請窓口で必ず申し出ます。
資格欄の正式名称と基本の書き方
履歴書の資格欄は、通称や略称ではなく正式な名前で書くのが決まりです。管理栄養士と栄養士については、栄養士法で「免許」と定められています。そのため資格欄には次の名前を使います。
- 管理栄養士免許
- 栄養士免許
「管理栄養士資格」「管理栄養士の資格」と書いても意味は通じますが、法律上は免許なので「管理栄養士免許」と書くほうが正確です。国家試験の合格だけを書く場面では「管理栄養士国家試験 合格」と書きます。
書き方の基本は次の3つです。
- 左の欄に年、次の欄に月を書き、右の欄に資格の名前を書く
- 取得した順、または取得する予定の順に、古いものから上に並べる
- 年の表記は学歴欄・職歴欄と同じ書き方にそろえる(和暦なら和暦、西暦なら西暦)
取得見込みの資格を書くときの年月は、試験を受ける年月か、免許を取得する見込みの年月にします。管理栄養士の場合は国家試験の年月(第41回なら2027年2月、令和9年2月)を書くのが分かりやすい方法です。卒業と同時に得る栄養士免許は、卒業の年月(2027年3月、令和9年3月)にします。
和暦で書く場合の例は次のとおりです。
| 年 | 月 | 免許・資格 |
|---|---|---|
| 令和9 | 3 | 栄養士免許 取得見込み |
| 令和9 | 2 | 管理栄養士国家試験 受験予定 |
ここで迷うのが並べる順番です。古いものから並べる決まりに従えば、2月の国家試験を先に、3月の栄養士免許を後に書きます。ただ、管理栄養士の免許は栄養士の免許を土台にした資格なので、読む人の分かりやすさを優先して栄養士免許を先に書く人もいます。どちらにしても大きな問題にはなりませんが、時期の順に並べておくと、日付の前後を指摘される心配がありません。
運転免許など、すでに持っている資格は取得見込みのものより上に、取得した年月で書きます。資格欄の最後には、学歴欄・職歴欄と同じく右寄せで「以上」と書いて締めます。
状況別の書き方の例文
ここからは、よくある状況ごとに資格欄の例を示します。年の表記は西暦にしていますが、和暦で書く場合も考え方は同じです。
管理栄養士養成課程の4年生(受験前)
もっとも多いのがこの状況です。卒業と同時に栄養士免許を得られ、国家試験に合格すれば管理栄養士免許も得られます。
| 年 | 月 | 免許・資格 |
|---|---|---|
| 2024 | 8 | 普通自動車第一種運転免許 取得 |
| 2027 | 2 | 管理栄養士国家試験 受験予定 |
| 2027 | 3 | 栄養士免許 取得見込み |
「管理栄養士国家試験 受験予定」の代わりに「管理栄養士免許 取得見込み」と書いてもかまいません。違いは、受験予定が事実をそのまま書く言い方で、取得見込みは合格を前提にした言い方であることです。応募先の求人票に「管理栄養士(取得見込み可)」とある場合は、求人票の言葉に合わせて「取得見込み」と書くと、条件を満たしていることが伝わりやすくなります。
栄養士として働きながら受験する人(既卒)
2年制・3年制・4年制の栄養士養成施設を出て栄養士免許を取り、実務経験を積んでから受験する人は、栄養士免許はすでに取得済みです。第41回の公示では、2年制の卒業者は3年以上、3年制は2年以上、4年制は1年以上、令和8年12月4日までに栄養の指導に従事していることが受験の条件になっています。
| 年 | 月 | 免許・資格 |
|---|---|---|
| 2022 | 3 | 栄養士免許 取得 |
| 2027 | 2 | 管理栄養士国家試験 受験予定 |
転職の応募では、受験予定と書くだけでは本気度が伝わりにくいことがあります。資格欄の下や本人希望記入欄、職務経歴書に「2027年2月の第41回管理栄養士国家試験に向けて、模擬試験と過去問題で準備を進めています」のように一言添えると、取得見込みの裏付けになります。
国家試験を受けて合格発表を待っている人
2月末の試験から3月26日の合格発表までの間に履歴書を出す場合は、受験したことは事実として書けます。
| 年 | 月 | 免許・資格 |
|---|---|---|
| 2027 | 2 | 管理栄養士国家試験 受験(2027年3月合格発表予定) |
自己採点の結果を資格欄に書くのは避けます。自己採点はあくまで本人の見立てで、合否を決めるものではないからです。面接で聞かれたら、自己採点の点数を正直に伝えれば十分です。
合格したが、免許の名簿登録がまだの人
合格発表の後は、合格したことを書けます。
| 年 | 月 | 免許・資格 |
|---|---|---|
| 2027 | 3 | 管理栄養士国家試験 合格(免許申請中) |
この段階で「管理栄養士免許 取得」と書くのは誤りです。前の節で見たとおり、名簿登録が終わるまで管理栄養士の名称は使えません。免許証が届いたら、届いた日ではなく名簿に登録された日を取得年月とします。登録の日付は免許証や登録済証明書の記載で確かめ、分からないときは申請した都道府県の窓口に問い合わせます。
一度不合格になり、次の試験を受ける人
管理栄養士養成課程を卒業したものの国家試験に合格できず、次の年にもう一度受ける人は少なくありません。この場合、卒業と同時に栄養士免許はすでに取得しているはずなので、それを取得済みとして書き、管理栄養士は次の試験の受験予定として書きます。
| 年 | 月 | 免許・資格 |
|---|---|---|
| 2026 | 3 | 栄養士免許 取得 |
| 2027 | 2 | 管理栄養士国家試験 受験予定 |
不合格だったことを資格欄に書く必要はありません。面接で聞かれた場合は、何点足りなかったのか、どの科目を立て直しているのかを具体的に話せると、前向きな印象になります。
栄養士免許の書き方(取得見込みと取得済み)
管理栄養士養成課程の学生は、管理栄養士の受験資格と同時に栄養士免許の取得資格も持っています。栄養士法では、栄養士の免許は厚生労働大臣が指定した養成施設で2年以上学んだ人に、都道府県知事が与えると定めています。試験はなく、卒業後に申請すれば交付されます。
そのため、管理栄養士の取得見込みを書くときには、栄養士免許の取得見込みも忘れずに書きます。仮に国家試験が不合格だったとしても、栄養士免許は卒業で得られるので、応募先から見れば「少なくとも栄養士としては4月から働ける」ことが分かります。病院や給食会社では栄養士の配置を求める現場も多いので、この1行が採用の判断を支えることがあります。
栄養士免許の申請も、管理栄養士と同じく都道府県が窓口です。多くの養成施設では、卒業前に学校がまとめて申請の案内をしています。免許証が届く時期は都道府県によって違うため、取得年月は免許証の登録の日付を見て書きます。
ちなみに、栄養士の免許を持つ人は多く、厚生労働省の統計では栄養士免許の交付数は累計で約120万件、令和6年度だけで15,749件です。一方、管理栄養士の名簿登録数は令和7年末の累計で298,243件、令和7年の1年間の登録は7,425件です。栄養士に比べて管理栄養士の数はずっと少ないため、管理栄養士の取得見込みを示すことは、応募書類のうえで大きな意味を持ちます。
年の表記と書く順番でつまずきやすい点
資格欄の書き方で減点されやすいのは、内容よりも形式の乱れです。管理栄養士の取得見込みを書くときに起こりやすい点を整理します。
和暦と西暦を混ぜない
学歴欄を「令和5年4月 入学」と和暦で書いたなら、資格欄も和暦にそろえます。試験の公示は和暦(令和9年2月28日)で出ているため、西暦で書く人は年の換算を間違えないようにします。令和9年は2027年、令和8年は2026年です。
「見込」と「見込み」
「取得見込」と送り仮名を省く書き方もあり、学校の証明書は「卒業見込証明書」と書かれています。履歴書ではどちらでも通じますが、学歴欄で「卒業見込み」と書いたなら資格欄も「取得見込み」とそろえます。
第何回かは書かなくてもよい
「第41回管理栄養士国家試験 受験予定」と回数を入れても間違いではありませんが、資格欄の幅が足りないときは省いてかまいません。年月を書いておけば、どの回の試験かは伝わります。
学校で取れる別の資格も書く
管理栄養士養成課程では、栄養教諭の免許状や食品衛生管理者・食品衛生監視員の任用資格を、所定の科目を取ることで得られる学校があります。これらも取得見込みとして書けますが、名前の表記は学校の案内や免許状の正式な書き方を確かめます。任用資格は、その職に就いたときに初めて名乗れる資格なので、「食品衛生管理者任用資格 取得見込み」のように、任用資格であることが分かる書き方にします。
手書きとパソコンのどちらで作るか
手書きかパソコンかで合否が変わることは、新卒・中途ともに大きくありません。医療・介護の求人を扱う co-medical.com も、中途採用について次のように説明しています。
一方、中途採用では、スキルや経験、実績といった内容が重視されるため、作成方法が合否に影響することはほとんどありません。手書きで個性をアピールしたい、効率的に転職活動を進めたいなど、状況に合わせて作成方法を選択すると良いでしょう。 出典: co-medical.com
応募先が書式を指定していない限り、読みやすさと書き直しのしやすさを考えてパソコンで作ってかまいません。取得見込みの資格は合格後に書き直す場面があるので、データで作っておくと便利です。
合格発表後に応募先へ伝えること
取得見込みで内定をもらった人は、合格発表の後に必ず応募先へ結果を伝えます。履歴書に「取得見込み」と書いた以上、結果を知らせるのは応募者の役目です。
合格した場合は、次の3点を伝えると話が早く進みます。
- 合格したこと(合格発表の日付)
- 免許の申請をした日、または申請する予定の日
- 名簿登録の証明(登録済証明書)が必要かどうかの確認
前に見たとおり、登録済証明書は新規申請のときにしか頼めません。就職先が4月の時点で登録を確かめたいのかどうかを、合格発表の前に人事担当者に聞いておくと安心です。
不合格だった場合も、早めに連絡します。管理栄養士を条件にした内定であれば、栄養士として採用を続けるのか、次の試験まで待つのかを就職先と話し合うことになります。条件は就職先ごとに違うため、内定のときに「不合格の場合はどうなるか」を確認しておくと、慌てずに済みます。
なお、免許証の大きさは、発行日が令和6年9月30日以降のものはA4サイズになっています。就職先にコピーを出すときは、A4のまま出せるかどうかを確かめておくとよいでしょう。
自己PRと志望動機で取得見込みを補う
資格欄に取得見込みと書けるのは1行だけです。その1行に説得力を持たせるのは、自己PRと志望動機の欄です。
志望動機について、co-medical.com は次のように説明しています。
志望動機には、「自分の経験やスキルを入職後にどう活かせるか」を記入しましょう。 応募先の業務内容を理解し、自分の言葉で表現することで、貢献できる点をアピールできます。 出典: co-medical.com
管理栄養士の取得見込みで応募するときに書きやすいのは、次のような中身です。
- 臨地実習で何を担当し、何を学んだか(病院なら栄養指導の同席、給食会社なら大量調理と献立作成など)
- 卒業研究のテーマと、それが応募先の仕事にどうつながるか
- 国家試験の準備をどう進めているか(模擬試験の受験、苦手科目の克服の仕方)
- 栄養士免許を持っていることで、入職直後から担当できる仕事
国家試験の勉強を「頑張っています」と書くだけでは、読む人には伝わりません。たとえば「臨床栄養学が苦手だったため、実習先で見た治療食の献立を自分で作り直して覚えた」のように、具体的な行動で書くと説得力が出ます。
例文を1つ示します。
「臨地実習では、病院で糖尿病の患者さんへの栄養指導に同席し、食事の記録から間食の時間を一緒に見直す様子を学びました。数字だけでなく生活の流れを聞き取ることで、続けられる改善案が出せると感じています。2027年2月の管理栄養士国家試験に向けて、模擬試験の結果から苦手な科目を洗い出し、毎週の学習計画を立てて準備を進めています。入職後は栄養士として給食の現場を経験しながら、管理栄養士として栄養指導を担当できるよう力をつけたいと考えています。」
転職で取得見込みを書くときの考え方
社会人になってから管理栄養士を目指す人、栄養士として働きながら受験する人の転職では、取得見込みの扱いが新卒と少し違います。
新卒の採用では、多くの学生が同じ時期に国家試験を受けるため、取得見込みは当たり前のこととして読まれます。一方、中途採用では「今すぐ何ができるか」が重視されるので、取得見込みの資格は補足の情報として読まれることが多くなります。職務経歴書で、栄養士としてどんな仕事を何年してきたかを具体的に書いたうえで、管理栄養士の受験予定を添えるのが効果的です。
職務経歴書の例は次のとおりです。
- 給食会社で高齢者施設の献立作成と発注を3年担当(1日あたり約120食)
- 嚥下調整食の形態を、施設の看護職員と相談して見直した
- 2027年2月の管理栄養士国家試験を受験予定。合格後は栄養ケア・マネジメントの業務に関わりたい
採用する側は、受験予定の資格がどれくらい確かなのかを知りたいと考えています。前の年に受けて惜しくも不合格だった場合は、その経験も隠さず伝えたほうが、計画的に準備していることが伝わります。
また、応募先が使ってほしい履歴書の書式があるかどうか迷うときは、事前に聞いてしまうのが確実です。co-medical.com も「御社が推奨するフォーマットはありますか?」と質問することで、応募先の意向を尊重する姿勢を示せると説明しています。
書き方の注意点とやってはいけない例
最後に、管理栄養士の取得見込みでよく見かける書き方の誤りを整理します。
| よくある書き方 | 何が問題か | 直し方 |
|---|---|---|
| 管理栄養士 取得見込み | 「免許」が抜けている | 管理栄養士免許 取得見込み |
| 管理栄養士免許 取得(合格発表前) | まだ持っていない資格を取得と書いている | 管理栄養士国家試験 受験予定 |
| 管理栄養士免許 取得(合格直後) | 名簿登録の前は免許を持っていない | 管理栄養士国家試験 合格(免許申請中) |
| 年月が空欄 | いつ取れるのかが分からない | 試験の年月を書く |
| 栄養士免許を書いていない | 不合格だったときの働き方が伝わらない | 栄養士免許 取得見込みを書く |
| 自己採点の点数を書く | 合否を決めるものではない | 面接で聞かれたら話す |
特に気をつけたいのは、取得していない資格を取得済みと書くことです。資格は採用の条件そのものなので、事実と違う書き方をすると、入職後に問題になるおそれがあります。管理栄養士は名簿に登録されて初めて名乗れる資格であることを、書くときに思い出してください。
また、取得見込みの書き方は、応募先が指定する書き方があればそちらを優先します。大学の就職課や養成施設の就職担当は、毎年同じ相談を受けているので、例年の書き方を教えてもらえます。書き方に迷ったら、就職課にも確かめておくと安心です。
面接で取得見込みについて聞かれること
資格欄に取得見込みと書くと、面接ではほぼ必ずその話題になります。聞かれやすい質問と、答えるときの考え方を整理しておきます。
「国家試験の準備はどこまで進んでいますか」
もっとも多い質問です。「順調です」と答えるだけでは、聞いた側は判断できません。模擬試験を何回受けたか、直近の結果は合格の基準である120点に対してどのあたりか、苦手な科目をどう補っているかを、短く具体的に答えます。点数が基準に届いていない場合も、ごまかさずに「何点足りず、どの科目で取り戻す計画か」を話したほうが、計画性が伝わります。
「不合格だった場合はどうしますか」
答えにくい質問ですが、就職先にとっては大切な確認です。栄養士として働きながら次の試験を受けるつもりなのか、その場合の勉強時間をどう確保するのかを、自分の言葉で話せるようにしておきます。「必ず受かります」と言い切るより、万一の場合の考えを持っていることを示すほうが、信頼につながります。
「入職後、管理栄養士として何をしたいですか」
取得見込みの先にある目標を聞く質問です。病院なら栄養指導や栄養管理、高齢者施設なら栄養ケア・マネジメント、給食会社なら献立の作成と衛生管理、行政なら地域の健康づくりなど、応募先の仕事に合わせて答えます。求人票や応募先のサイトに書かれている仕事の中身を読み込み、そのどこに関わりたいかを1つに絞って話すと、志望動機と食い違いません。
面接の前に確かめておくこと
面接の前には、履歴書に書いた年月と、試験の公示の日程が合っているかをもう一度確かめます。第41回なら試験は令和9年2月28日、合格発表は3月26日です。面接で日付を聞かれて答えに詰まると、資格欄の1行の信頼が下がってしまいます。
合格率から見る取得見込みの重み
取得見込みが応募先にどう受け取られるかは、国家試験の合格率と深く関わります。厚生労働省が公表した第40回管理栄養士国家試験(令和8年3月1日実施)の結果は次のとおりです。
| 区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 15,927名 | 7,582名 | 47.6% |
| 管理栄養士養成課程(新卒) | 8,585名 | 6,810名 | 79.3% |
| 管理栄養士養成課程(既卒) | 2,222名 | 208名 | 9.4% |
| 栄養士養成課程(既卒) | 5,120名 | 564名 | 11.0% |
合格の基準は、200点満点で120点以上です。全体の合格率は、第36回の65.1%から、第37回56.6%、第38回49.3%、第39回48.1%と下がり続け、第40回は47.6%でした。
合格状況 受験者15,927名 合格者7,582名 合格率47.6% 出典: 厚生労働省「第40回管理栄養士国家試験の結果について」
この数字から読み取れることは2つあります。1つは、管理栄養士養成課程の新卒者は約8割が合格しているため、新卒の取得見込みは応募先にとって現実的な見通しとして受け取られやすいことです。もう1つは、既卒の合格率は1割前後にとどまるため、既卒で取得見込みを書くときは、学習の進み具合や準備の中身を具体的に示さないと、見込みの確かさが伝わりにくいことです。
既卒の人が数字で不利に見えるのは、働きながらの受験で勉強時間が取りにくいことも理由の1つです。だからこそ、履歴書や職務経歴書で「どのくらいの期間、どう準備しているか」を伝えることに意味があります。
在宅や副業の仕事から見た管理栄養士の免許
在宅ワークや業務委託の仲介を長く続けてきた運営者の立場から見ると、管理栄養士の免許は、病院や施設に勤める以外の働き方でも生きる資格です。献立の作成、レシピの栄養価の計算、健康や食に関する記事の監修や執筆など、場所を選ばずに受けられる仕事が少なくありません。こうした仕事の依頼では、依頼する側が「管理栄養士の免許を持っているか」をはっきり確かめる傾向があります。取得見込みの段階では受けられない仕事もあるため、名簿登録の日付を正確に伝えられるようにしておくことが、後の仕事の幅にもつながります。
また、長く仕事が続く人ほど、資格の名前だけでなく「何を、どの水準で書けるか」を示す実例を用意しています。仲介手数料の乗らない手数料0%の直接取引では、依頼する側は同じ予算で頼める量が増え、受ける側は手取りが厚くなります。その分、依頼する側は実例を見て相手を選ぶので、実例の準備がいっそう大切になります。記事の執筆を視野に入れるなら、Webライターのポートフォリオの作り方|案件獲得率が上がるテンプレート付き【2026年版】で、実例をどう並べると依頼につながるかを確かめられます。単価の考え方はWebライターが文字単価を上げる方法|1円→5円にステップアップする戦略【2026年版】が、専門分野で単価を上げる段取りを説明しています。
履歴書や職務経歴書の文章そのものの読みやすさを高めたい人には、社内外に出す文書の書き方を問う検定もあります。ビジネス文書検定のページでは、試験の級と出題の範囲、文書の作り方を体系的に学べる点を紹介しています。応募書類の書き方に自信がない人は、文書の基本を一度学んでおくと、取得見込みのような説明の要る項目も、短く正確に書けるようになります。
調べものや分析の力を生かした働き方を考えるなら、研究者の年収・単価相場のページで、研究職の年収の水準と働き方の違いを確かめておくと、管理栄養士の専門性をどこで生かすかを考える材料になります。資格は取って終わりではなく、どこでどう使うかを考えてこそ価値が出ます。取得見込みの1行を正しく書くことは、その第一歩です。
よくある質問
Q. 管理栄養士の取得見込みは何月から書けますか?
管理栄養士養成課程の4年生で、卒業見込みにより受験資格がある時点から書けます。就職活動を始める3年生の終わりから4年生の春の履歴書でも、「管理栄養士国家試験 受験予定」や「管理栄養士免許 取得見込み」と、試験の年月を添えて書いてかまいません。年月は第41回なら2027年2月です。
Q. 国家試験に合格したら、すぐに管理栄養士免許取得と書いてよいですか?
書けません。合格の後に都道府県の窓口で免許を申請し、厚生労働省の名簿に登録されて初めて管理栄養士になります。登録までは「管理栄養士国家試験 合格(免許申請中)」と書きます。免許証が届いたら、名簿に登録された年月を確かめて取得年月を書き直します。
Q. 栄養士免許の取得見込みも一緒に書く必要がありますか?
書いておくのがおすすめです。栄養士免許は養成施設の卒業で得られるため、国家試験の結果にかかわらず4月から栄養士として働けることが応募先に伝わります。取得の年月は卒業の年月にし、管理栄養士国家試験の行と時期の順に並べます。
Q. 取得見込みで内定をもらい、不合格だった場合はどうなりますか?
扱いは就職先ごとに違います。栄養士として採用を続ける職場もあれば、条件を見直す職場もあります。合格発表の後はすぐに結果を伝え、内定の時点で不合格の場合の取り決めを人事担当者に確認しておくと、慌てずに話し合えます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド
SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方







