似顔絵・ヘッダー制作が続かない理由は、1枚あたりの作業時間の見積もりにある

長谷川 奈津
長谷川 奈津
似顔絵・ヘッダー制作が続かない理由は、1枚あたりの作業時間の見積もりにある

この記事のポイント

  • 似顔絵・ヘッダー制作が続かない原因を
  • 1枚あたりの作業時間の見積もりから分解しました
  • 納期遅延が契約上どう扱われるかまで整理しています

先日、イラスト制作を副業で始めた方から相談を受けました。「半年で辞めてしまいました。絵は好きなのに、受けるたびに苦しくなって」と。話を伺っていくと、原因は絵にも依頼者にもありませんでした。1枚あたりにかかる時間を、実際の半分以下で見積もっていたんです。

これ、本当に多いんです。似顔絵やSNSヘッダーの制作が続かなくなる理由を分解していくと、多くが「見積もりのズレ」に行き着きます。やる気の問題でも、才能の問題でもありません。つまり、数字の問題です。数字の問題は、数字で直せます。この記事では、時間がどこで膨らむのか、どう測るのか、どう直すのかを順に見ていきます。

続かない人が口にする理由と、実際の原因

相談の場で最初に出てくる理由は、だいたい決まっています。「思ったより稼げなかった」「時間が取れなかった」「モチベーションが続かなかった」。

でも、この3つは症状であって原因ではありません。掘っていくと、共通する構造が出てきます。1枚3時間で終わると思って受けた仕事が、実際には8時間かかっていた。この状態が続くと、当然こうなります。

まず、時間が取れなくなります。予定に入れた3時間では終わらないので、翌日にずれ込む。翌日には別の予定があるので、また後ろにずれる。納期が迫って、深夜に作業する。

次に、稼げなくなります。1枚8,000円の仕事を3時間で終える前提なら、時給換算は悪くありません。でも8時間かかっていれば、話がまったく変わります。単価が低いのではなく、想定していた作業量と実際の作業量が違うだけ。

そして最後に、意欲が落ちます。当たり前です。予定どおりに終わらない経験が積み重なれば、次の依頼を受けるのが怖くなります。「自分は遅い」「向いていないのかもしれない」と、能力の問題にすり替わっていく。ここまで来ると、辞める判断が出ます。

30年以上のキャリアを持つデザイナーでも、似顔絵の依頼で想定を外した経験を公開しています。

こんにちは、販促物女性デザイナーの松田です。デザイナー歴30年以上、累計2100件以上の実績がありますが、実は過去に似顔絵のご依頼で「どツボ」にハマってしまった苦い経験があります。今回はその失敗談を交えて、ジャンルの違いについてお話しします。 出典: hattool.com

経験を積んだ人でも外すということは、見積もりのズレは能力の問題ではないという証拠です。似顔絵という仕事の性質そのものに、時間が読みにくい要素が含まれている。まずそこを認めるところから始めましょう。

1枚あたりの時間は、どこで膨らむのか

見積もりが外れる箇所は、だいたい3つに絞れます。順番に見ていきます。

描いていない時間が計算に入っていない

多くの人が見積もるのは、実際にペンを動かしている時間です。でも1枚の制作には、それ以外の時間が大量に含まれています。

依頼内容を読んで理解する時間。写真を見て特徴を掴む時間。参考になる構図を探す時間。ソフトを立ち上げてキャンバスを用意する時間。書き出しの設定を確認する時間。納品用のファイル名を付ける時間。納品のメールを書く時間。

ひとつひとつは5分から15分程度でも、合計すると1時間から2時間になります。これが最初から抜けているので、見積もりは必ず不足します。似顔絵の仕事の流れを解説しているサイトでも、実際の進め方が細かく紹介されています。

似顔絵師になるにはどうすればいいか、実際の似顔絵師の仕事ってどんなものか、メリットやデメリット、実際の似顔絵の仕事の流れなど、似顔絵師を目指す人にリアルなお話しをしようと思います。 出典: papipul.com

工程を「描く」だけに圧縮せず、前後を含めて数えること。これが第一歩です。

「似ている」に到達するまでのやり直し

似顔絵に固有の要素がこれです。イラストなら、自分が納得すれば完成です。似顔絵は、モデルに似ていなければ完成しません。そして似ているかどうかは、描き終わってからでないと分かりません。

輪郭を引いて、目を入れて、全体を見る。何かが違う。目の位置を2ミリ下げる。まだ違う。鼻の幅を狭める。この試行錯誤が、絵柄によっては何十分もかかります。しかも、うまくいく日といかない日の差が大きい。

対策としては、下描きの段階で第三者に見てもらう方法があります。自分の目は描いているうちに慣れてしまうので、違和感に気づけなくなる。家族でも友人でも構いません。「誰の絵だと思う」と聞いて、当たれば方向は合っています。この確認を入れると、清書後の大幅なやり直しが減ります。

もうひとつ、リアル寄りに描くか、デフォルメするかで所要時間が大きく変わります。ある似顔絵師は、自身の作風をこう説明しています。

似顔絵師と言っても、私の描いているものはイラストというよりはソフトな肖像画という感じ、リアル系似顔絵です。 出典: papipul.com

リアル系は描き込み量が多く、時間もかかります。デフォルメ系は描き込みは少ないぶん、特徴の抽出という判断に時間がかかる。どちらが速いとは一概に言えません。自分の作風でどれだけかかるかは、自分で測るしかない領域です。

依頼者とのやり取りに消える時間

これが3つめの盲点です。1件の案件で発生するメッセージのやり取りは、少なくても5往復、多いと20往復を超えます。

条件の確認、写真の受け取り、ラフの提出と返答、修正の指示、完成の連絡、請求と入金の確認。1通あたり3分としても、20往復なら1時間です。しかも、返信は作業のまとまりを分断します。中断して返信を書き、また作業に戻る。この切り替えのコストは、通信にかかった時間だけでは測れません。

だから、やり取りの時間も見積もりに含めます。目安として、1件あたり1時間から1時間半を「事務の時間」として計上しておく。これを見ておかないと、案件数が増えたときに一気に破綻します。

実測しないと、いつまでも直らない

ここまでの話は、感覚では確認できません。実際に測ってください。

方法は簡単です。作業を始めるときに時刻を書き、終えるときに時刻を書く。工程ごとに分けて、表計算ソフトに並べる。記録する項目は、日付、案件名、工程、開始時刻、終了時刻、その工程で起きたこと。これを3件分だけ続けてください。3件で十分に傾向が見えます。

記録を取ると、たいていの人が2つの事実に直面します。ひとつは、自分が思っていたより時間がかかっていること。もうひとつは、時間がかかる工程が、想像していた工程と違うことです。「着色に時間がかかっている」と思っていた人が、実は資料の整理と特徴の抽出に最も時間を使っていた、というケースはよくあります。

そして、時間の記録は「休憩」と「作業」を分けて書いてください。作業中にSNSを見た時間まで作業時間に入れると、実力より遅い数字が出ます。逆に、休憩を除いた純粋な作業時間だけを見ると、自分の速度が正確に分かります。両方を記録して、実働と拘束時間の差も把握しておくのが理想です。

作業に集中できずに時間が延びている自覚があるなら、環境側の改善が効くこともあります。集中を保つ手法は在宅ワークの集中力アップ|ポモドーロ以外に効く7つのテクニックに整理されています。ただ、集中の工夫で縮むのは全体の一部です。まずは実測で全体像を掴んでください。

記録は、手書きのメモでも構いません。大事なのは形式ではなく、続けられることです。凝った管理表を作ると、記録すること自体が面倒になって3日で止まります。実際、続いている人の記録はたいてい素朴です。日付と工程と時間だけが並んだ、シンプルな表。それで十分に機能します。

もうひとつ、記録には「その工程で起きたこと」を一言添えてください。「輪郭を3回やり直した」「参考写真が暗くて特徴が読めなかった」「依頼者から追加の要望が来た」。この一言が、後から原因を分析するときの手がかりになります。時間の数字だけ並べても、なぜ延びたのかは思い出せません。

時給に換算して、判断材料にする

実測が終わったら、金額を時間で割ります。

計算式はシンプルです。受け取った報酬を、その案件にかかった総時間で割る。総時間には、描画だけでなく、資料整理も、やり取りも、書き出しも含めます。この数字が、その案件の実質的な時給です。

出てきた数字を見て、どう判断するか。ここで大事なのは、低かったからといって即座に「やめるべき」と結論しないことです。始めたばかりの時期は、必ず低く出ます。工程に慣れていない、道具の操作に迷う、判断に時間がかかる。これらは回数を重ねると縮みます。

見るべきは、絶対値より変化の方向です。3件目より10件目のほうが速くなっているか。同じ種類の案件で、時間が安定してきているか。改善しているなら続ける価値があります。10件やっても20件やっても時間が縮まないなら、そこには構造的な問題があります。

構造的な問題として多いのが、案件ごとに毎回違うことをやっているケースです。1件目はアイコン、2件目はヘッダー、3件目は名刺用、4件目はキャラクター設計。ジャンルがばらけていると、習熟が積み上がりません。同じ種類の案件を続けて受けたほうが、時間は速く縮みます。

報酬水準の全体像を知りたい場合は、著述家,記者,編集者の年収・単価相場ソフトウェア作成者の年収・単価相場といった職種別のデータが参考になります。制作系の職種は案件規模による幅が大きいので、平均値ではなく分布を見てください。自分の数字が市場のどのあたりにあるかが分かると、単価交渉の判断がしやすくなります。

案件の種類によって、時間の読みやすさが違う

見積もりのズレは、案件の性質にも左右されます。同じ「似顔絵1枚」でも、読みやすい案件と読みにくい案件があります。ここを区別せずに同じ感覚で受けると、特定の種類の案件だけで大きく外します。

読みやすいのは、仕様が最初に固まっている案件です。SNSアイコン用の胸から上の似顔絵、既存の絵柄からの服装違いの差分、テンプレートのある名刺用イラスト。これらは構図の選択肢が限られていて、途中で方向が変わりにくい。3件も受ければ、所要時間がほぼ一定になります。

読みにくいのは、依頼者と相談しながら詰めていく案件です。店舗のマスコットキャラクター、複数案を出して選んでもらう提案型の仕事、家族全員を1枚に収める集合似顔絵。人数が増えるほど「全員が似ている」の達成難度が上がりますし、家族の場合は複数人が意見を出すので、修正の方向も割れます。

もうひとつ読みにくいのが、用途が決まっていない案件です。「とりあえず1枚描いてほしい」という依頼は、完成基準がありません。名刺に使うのか、看板にするのかで、必要な解像度も描き込みの精度も変わります。用途を聞かずに受けると、後から仕様が膨らみます。

見積もりの精度を上げたいなら、しばらくは読みやすい案件だけを受けるのがおすすめです。ここで自分の基準時間を確定させてから、読みにくい案件に手を出す。順番を逆にすると、基準がないまま難しい案件に当たることになります。

見積もりを、相手にどう伝えるか

自分の中で時間が読めるようになったら、次は伝え方です。ここも、続けられるかどうかに直結します。

まず、納期は「作業日数」ではなく「暦の日付」で伝えてください。「3日いただきます」と言うと、相手は3日後を想定します。でもこちらの3日は、稼働できる日が3日という意味かもしれない。ここで認識がずれます。「◯月◯日に納品します」と日付で切れば、誤解は生まれません。

次に、こちらの作業が止まる条件を伝えておくこと。「写真をいただいてから起算します」「ラフへのご返答をいただいてから清書に入ります」。相手の行動が起点になる工程を明示しておけば、待ち時間が納期を圧迫したときの説明ができます。これを書いていないと、相手の遅れがそのままこちらの遅延として扱われます。

そして、余裕を先に取ること。実測で1枚に8時間かかると分かっているなら、それに1.3倍程度の余裕を掛けて日程を組みます。想定外は必ず起きます。体調、家族の予定、別案件からの緊急連絡。余裕をゼロにした計画は、1回のトラブルで崩れます。

余裕を取ることに罪悪感を持つ必要はありません。早く終われば早く納品すればいいだけです。相手にとっても、遅れる連絡が来るより、予定より早く届くほうが良い体験になります。

見積もりを直す、3つのやり方

測った結果、時間が想定を超えていた。ここからどう直すかです。

ひとつめは、作業の範囲を切ることです。全部を引き受けるのをやめて、自分が速くできる部分に絞る。背景を作り込むのが遅いなら、背景は単色または簡易なパターンまでを標準にして、作り込みは追加料金にする。「できません」ではなく「標準はここまでで、それ以上はオプション」という形にすれば、断ることになりません。

ふたつめは、繰り返す部分をテンプレート化することです。書き出しの設定、キャンバスの初期状態、納品メールの文面、条件確認の箇条書き。これらは案件が変わっても中身がほとんど同じです。一度作って保存しておけば、毎回ゼロから用意する時間が消えます。事務の時間は、テンプレート化でいちばん縮みます。

みっつめは、単価を上げることです。実測して、その作業量に対して報酬が見合っていないと判断したなら、次の案件から提示額を変える。既存の依頼者に対しても、「制作範囲を見直したので、次回から料金を改定します」と伝えることは可能です。これは値上げの通告ではなく、条件の再提示です。継続してくれている相手ほど、丁寧に説明すれば理解されます。

納期に間に合わないとき、条件はどう扱われるか

見積もりのズレが深刻になると、納期の遅延という形で表面化します。ここは契約の話になるので、少し丁寧に触れておきます。

まず、納期は合意した条件のひとつです。遅れそうだと分かった時点で、できるだけ早く相手に連絡してください。当日になって「間に合いません」と伝えるのと、3日前に「2日ほど遅れそうです」と伝えるのでは、相手の受け止め方がまったく違います。相手にもスケジュールがあります。

遅延によって相手に損害が生じた場合、その扱いは契約の内容によって変わります。とくに、納品物を使う予定日が決まっていた場合(イベント、商品の発売、広告の掲載など)は、影響が大きくなります。用途を受注時に確認しておくべき理由のひとつがこれです。

逆に、遅延の原因が依頼者側にある場合もあります。写真の提供が遅れた、修正の指示が来なかった、確認の返答が止まっていた。この場合、納期は自動的に後ろへずれるのが自然な扱いですが、そのことを明示していないと揉めます。「ご返答をいただいてから◯営業日で納品します」と、起点を相手の行動に置いた書き方をしておくと安全です。

※このあたりの条件で実際にトラブルになった場合は、契約書の記載と、やり取りの記録が判断材料になります。金額が大きい案件や、相手が譲らない場合は、早めに弁護士など専門家に相談してください。個人で抱え込む段階を超えていることがあります。

副業として並行するときの、時間の枠の取り方

本業や家事と並行して制作をしている場合、見積もりのズレはさらに深刻な影響を持ちます。会社員が本業の後に作業する場合、使える時間は疲労した状態の数時間です。ここに「昼間の自分の速度」で見積もった作業を入れると、必ず溢れます。

実測を取るときは、時間帯も一緒に記録してください。休日の午前中に作業したときと、平日の夜に作業したときで、同じ工程にかかる時間が1.5倍違う、といったことは普通に起きます。この差を知らずに平均値だけで見積もると、平日中心の週に破綻します。

そして、1週間に制作へ回せる総時間を先に確定させてください。本業、通勤、家事、睡眠を引いた残りのうち、実際に制作へ使える時間が何時間あるか。ここが週6時間なら、1枚8時間の案件は1週間では終わりません。当たり前の計算ですが、受注のときにこの計算をしている人は多くありません。

月に受ける件数の上限は、この週あたりの可処分時間から逆算します。感覚で「今月は余裕がありそう」と判断すると、必ず多く受けます。数字で上限を決めて、それを超える依頼は次月に回す。断ることに慣れていない人ほど、この上限を先に決めておく価値があります。

なお、繁忙期がある仕事と並行している場合は、その期間を丸ごと受注停止にしてしまうほうが安全です。「忙しくなったら断る」ではなく「この期間は受けない」と決めておく。後者のほうが、判断の負荷がずっと小さくなります。

辞める前に、休む選択肢を持っておく

最後に、続けるかどうかの判断について。

見積もりのズレを放置したまま無理を重ねると、体調と気持ちの両方が削れます。納期に追われて夜中まで作業する、それが数ヶ月続く。この状態で「向いていない」と判断するのは、正確な判断ではありません。疲れている人の判断は、たいてい厳しすぎます。

いったん受注を止めて、2週間ほど空けてみてください。そのうえで、自分の実測記録を見返す。時間は縮んでいたか、どの工程が重かったか、どの案件が楽しかったか。数字と記録があれば、感情に引きずられずに判断できます。記録を取る意味は、ここにもあります。

続ける場合でも、稼働の上限を先に決めてください。月に何件までしか受けない、と数字で切る。受注してから調整しようとすると、断れずに膨らみます。上限を決めておけば、断る理由を考える必要がありません。

在宅で働くこと自体を続けたいなら、制作以外の選択肢も知っておくと視野が広がります。在宅ワークに強い資格10選|自宅で稼げるスキルを身につけるには、時間の読みやすい職種も含めて整理されています。作業環境そのものを見直したい場合は、在宅ワークに最適なネット回線|光回線vsホームルーターの選び方も参考になります。制作データは容量が大きくなりやすいので、納品時の待ち時間が地味に効いてきます。

長く続けている人が、時間をどう扱っているか

在宅の制作市場を20年ほど運営者として見てきた立場から、続いている人の共通点をひとつ挙げます。速く描けるようになった人ではなく、自分の速度を知っている人が続いています。

速い人が続くわけではありません。1枚に8時間かかる人でも、8時間かかると分かっていれば、それに見合う金額を提示できるし、月の受注数も決められる。壊れるのは、3時間だと思い込んだまま8時間の仕事を受け続ける人です。差は速度ではなく、自己認識の精度にあります。

もうひとつ、続いている人は同じ依頼者からの繰り返しが多い。新規の案件は、条件の確認から絵柄のすり合わせまで、毎回ゼロから積み上げる必要があります。2回目以降の依頼は、その大部分が省略されます。同じ報酬額でも、かかる時間がまるで違う。見積もりの精度も上がります。

手取りの構造も見ておいてください。仲介の手数料が引かれる取引と、依頼者と直接やり取りする取引では、同じ受注金額でも手元に残る額が変わります。時間あたりの実入りで考えると、この差は無視できません。依頼側から見ても、中間コストが乗らないぶん同じ予算でより多く頼めます。手数料0%の意味は、単価が上がることではなく、同じ作業時間に対して手取りが厚くなることにあります。

実際にどんな依頼が流れているか、必要なスキルは何かは、似顔絵・SNSヘッダーのお仕事にまとまっています。制作以外の分野も見ておきたいなら、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事に、需要のある職種が整理されています。事務の型を体系的に身につけたいならビジネス文書検定、技術側に寄せるならCCNA(シスコ技術者認定)といった認定資格もあります。

似顔絵制作が続かないのは、多くの場合、あなたの問題ではありません。測っていない数字を前提に判断していただけです。まず3件、時間を記録してみてください。そこから先の判断は、ずっと楽になります。

よくある質問

Q. 似顔絵1枚にどのくらい時間がかかるものですか?

作風と描き込み量で大きく変わるため、一般的な目安より自分の実測値が重要です。リアル寄りに描くなら描き込みに、デフォルメなら特徴の抽出に時間がかかります。まず3件分、工程ごとに開始と終了の時刻を記録してください。3件で自分の速度の傾向が見えます。

Q. 見積もりが毎回外れるのはなぜですか?

描いている時間しか数えていないためです。依頼内容の読み込み、写真からの特徴の抽出、ソフトの立ち上げ、書き出し設定、納品メールの作成といった前後の作業が合計1時間から2時間かかります。さらに依頼者とのやり取りが1件あたり1時間前後発生します。これらを含めて見積もってください。

Q. 時給に換算したら低かったのですが、続けるべきでしょうか?

始めたばかりの時期は必ず低く出るので、絶対値ではなく変化の方向を見てください。3件目より10件目が速くなっているなら改善しています。10件、20件と重ねても時間が縮まないなら、案件のジャンルが毎回ばらけているなど構造的な問題がある可能性が高いです。

Q. 納期に間に合いそうにないとき、どうすればよいですか?

分かった時点ですぐ連絡してください。当日に伝えるのと3日前に伝えるのでは、相手の受け止め方がまったく違います。納品物を使う予定日が決まっている場合は影響が大きくなるため、用途は受注時に確認しておきます。金額が大きい案件で揉めた場合は、専門家への相談を検討してください。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年2月9日最終更新:2026年8月26日
長谷川 奈津

この記事を書いた人

長谷川 奈津@SOHO編集部

行政書士・元企業法務

企業法務で数多くのフリーランス契約を扱った経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。

@SOHOで仕事を探してみませんか?

手数料0%・登録無料のクラウドソーシング。フリーランスの方も企業の方も、今すぐ始められます。

関連記事

カテゴリから探す

クラウドソーシング入門

クラウドソーシング入門

クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド

職種別ガイド

職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

フリーランス

フリーランス

フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金

お金・税金

確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ

スキルアップ

プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング

比較・ランキング

サービス比較・おすすめランキング

AI活用

AI活用

職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド

最新トレンド

市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド

発注者向けガイド

クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア

転職・キャリア

転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人

看護師の転職・求人

看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人

薬剤師の転職・求人

薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人

介護職の転職・求人

介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人

保育士の転職・求人

保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人

医療職の転職・求人

医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険

保険

生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人

採用・求人

無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース

オフィス・ワークスペース

バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業

法律・士業

契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代

シニア・50代

シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ

セキュリティ

サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック

金融・フィンテック

暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

経営・ビジネス

経営・ビジネス

経営戦略・ガバナンス・事業承継・知財

ガジェット・機材

ガジェット・機材

フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方

子育て×働き方

子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金

補助金・助成金

個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

アウトソーシング・外注ガイド

アウトソーシング・外注ガイド

SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方